JPH09316071A - カルバペネム抗生物質中間体の製造法 - Google Patents
カルバペネム抗生物質中間体の製造法Info
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- JPH09316071A JPH09316071A JP8157475A JP15747596A JPH09316071A JP H09316071 A JPH09316071 A JP H09316071A JP 8157475 A JP8157475 A JP 8157475A JP 15747596 A JP15747596 A JP 15747596A JP H09316071 A JPH09316071 A JP H09316071A
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Abstract
経済的に得ることができるアゼチジノン誘導体の製造法
及びカルバペネム抗生物質中間体として有用なアゼチジ
ノン誘導体を提供する。 【解決手段】 下記一般式(1)で表されるプロピオン
酸アミド誘導体と、0価の金属、アルカリ金属塩基、又
は、塩基及びI〜IV価の金属塩と、下記一般式(2)
で表される4置換アゼチジノン誘導体とを反応させる下
記一般式(3)で表されるアゼチジノン誘導体の製造
法。 【化1】 (式中、R1 、R2 、R3 は、水素、アルキル基、アル
ケニル基若しくはアリール基を表す。Xは、水素、塩
素、臭素又はヨウ素を表す。R4 は、水酸基保護基を表
す。R5 は、水素又はアミノ基保護基を表す。Lは、脱
離基を表す。)
Description
していることで知られている1β−メチルカルバペネム
抗生物質の製造における中間体として有用な下記一般式
(4);
7 は、水素又はアミノ基保護基を表す。Yは、置換アミ
ノ基、炭素数1〜6のアルコキシル基、炭素数1〜6の
アルキルチオ基、炭素数1〜6のアルキル基、又は、炭
素数1〜6の置換アルキル基を表す。)で表されるアゼ
チジノン誘導体(4)に属する下記一般式(3);
炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のアルケニル
基若しくは炭素数1〜6のアリール基を表すか、又は、
R1 、R2 が結合している炭素原子と一緒になって、炭
素数4〜12の環を表す。R3は、水素、炭素数1〜6
のアルキル基、炭素数1〜6のアルケニル基又は炭素数
1〜6のアリール基を表す。R4 は、水酸基保護基を表
す。R5 は、水素又はアミノ基保護基を表す。)で表さ
れるアゼチジノン誘導体(3)の製造法に関する。
例えば、ジャーナル・オブ・アンチバイオティクス
(J.Antibiot.)43巻、519頁(199
0年);ヘテロサイクルズ(Heterocycle
s)21巻、29頁(1984年)等に記載されている
ように、β−ラクタマーゼ阻害活性を有し、極めて高い
抗菌活性を有する抗生物質である。この1β−メチルカ
ルバペネム抗生物質は、工業的には、アゼチジノン誘導
体(4)を中間体として使用して製造される。
−メチル基の立体配置が抗菌活性を発現するうえで重要
な役割を果たしているため、その製造においては、β配
置のメチル基が導入されたアゼチジノン誘導体(4)を
効率よく製造することが重要な課題となっている。
記式(5)で表される(3R,4R)−4−アセトキシ
−3−[(1R)−1−tert−ブチルジメチルシリ
ルオキシエチル]−2−アゼチジノン等のアセトキシア
ゼチジノン誘導体(5)に、プロピオン酸由来の金属エ
ノレートを反応させる方法により製造されている。
プロピオン酸由来の金属エノレートを反応させる方法と
しては、例えば、特開昭58−103358号公報に
は、プロピオン酸エステルのケテンシリルアセタールと
アセトキシアゼチジノン誘導体(5)とを酸触媒下で反
応させる方法が開示されている。しかしながら、この技
術では、メチル基の導入における立体選択性が充分でな
いので、合成されたアゼチジノン誘導体は、メチル基が
α配置の異性体との混合物となり、メチル基がβ配置の
ものだけを効率よく得ることは困難であった。
得る方法としては、環状アミンを有するプロピオン酸ア
ミド誘導体を対応する金属エノレートとした後、アセト
キシアゼチジノン誘導体(5)を反応させる方法がよく
知られている。
ド誘導体における環状アミンは、メチル基の導入の際に
高い立体選択性を発現するために重要な基であり、この
ようなものは、一般に補助基と呼ばれている。このよう
な環状アミンを有する化合物としては、例えば、ジャー
ナル・オブ・ジ・アメリカン・ケミカル・ソサイエティ
(J.Am.Chem.Soc.)108巻、4675
頁(1986年);テトラヘドロン・レターズ(Tet
rahedron Letters)28巻、6625
頁(1987年);特開昭62−252786号公報、
特開昭63−10765号公報及び特公平5−5863
0公報には、1,3−オキサゾリン−2−オン誘導体が
開示されている。
edron Letters)27巻、5687頁(1
986年);国際公開第93/13064号パンフレッ
ト及び特開平6−256327号公報には、1,3−オ
キサゾリン−2−チオン誘導体が開示されている。特開
昭63−284176号公報には、1,3−チアゾリン
−2−オン誘導体が開示されている。ジャーナル・オブ
・ジ・アメリカン・ケミカル・ソサイエティ(J.A
m.Chem.Soc.)108巻、4673頁(19
86年)、及び、特開昭62−246550号公報に
は、1,3−チアゾリン−2−チオン誘導体が開示され
ている。特開平7−70116号公報及び特開平7−9
7381号公報には、1,3−ベンゾオキサジン−4−
オン誘導体が開示されている。
れている原料から補助基を製造するに際して数段階の工
程を必要とするので、アゼチジノン誘導体(4)を合成
するには効率的ではない。
としては、上述した方法以外に、例えば、テトラヘドロ
ン・レターズ(Tetrahedron Letter
s)28巻、507頁(1987年)には、プロピオン
酸チオエステルのジルコニウムエノレートとアセトキシ
アゼチジノン誘導体(5)とを反応させて、立体選択的
にアゼチジノン誘導体(4)を得る方法が開示されてい
る。しかしながら、この方法では、高価なジルコニウム
錯体を化学量論量必要とするので、経済的ではない。
み、製造工程が短く効率的であり、立体選択性が高く、
高品質の製品を得ることができ、かつ、安価な原料を使
用することができるアゼチジノン誘導体の製造法及びそ
の製造法により得ることができるアゼチジノン誘導体を
提供することを目的とするものである。
を解決するために、鋭意検討を行った結果、補助基とし
てピラゾール骨格を有するプロピオン酸アミド誘導体を
用いて、製造工程が短く効率的であり、立体選択性が高
く、かつ、経済的であるアゼチジノン誘導体(4)の製
造法を開発するに至った。すなわち、本発明の要旨は、
下記一般式(1);
炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のアルケニル
基、若しくは、炭素数1〜6のアリール基を表すか、又
は、R1 、R2 が結合している炭素原子と一緒になっ
て、炭素数4〜12の環を表す。R3 は、水素、炭素数
1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のアルケニル基、又
は、炭素数1〜6のアリール基を表す。Xは、水素、塩
素、臭素又はヨウ素を表す。)で表されるプロピオン酸
アミド誘導体(1)に、0価の金属、アルカリ金属塩
基、又は、塩基及びI〜IV価の金属の塩と、下記一般
式(2);
酸基保護基を表す。R5 は、水素又はアミノ基保護基を
表す。)で表される4−置換アゼチジノン誘導体(2)
とを反応させる下記一般式(3);
5 は、上記に同じ。)で表されるアゼチジノン誘導体
(3)の製造法に存する。
で表されるアゼチジノン誘導体(3)に存する。更に、
本発明の要旨は、1β−メチルカルバペネム抗生物質又
はその中間体を製造するための上記一般式(1)で表さ
れるプロピオン酸アミド誘導体(1)の使用に存する。
以下に本発明を詳細に説明する。
アミド誘導体(1)に、0価の金属、アルカリ金属塩
基、又は、塩基及びI〜IV価の金属の塩と、4−置換
アゼチジノン誘導体(2)とを反応させて、アゼチジノ
ン誘導体(3)を製造する。
上記一般式(1)で表される。上記R1 、R2 は、独立
して、水素、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6
のアルケニル基、又は、炭素数1〜6のアリール基を表
す。具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、イ
ソプロピル基、tert−ブチル基、ビニル基、フェニ
ル基等を挙げることができる。また、上記R1 、R
2 は、それぞれが結合しているピラゾール環に属する炭
素原子と一緒になって、炭素数4〜12の環を形成して
いてもよい。このような環としては、例えば、ベンゼン
環を挙げることができ、この場合、上記プロピオン酸ア
ミド誘導体(1)は、1,2−インダゾール誘導体に該
当する。上記R3 は、水素、炭素数1〜6のアルキル
基、炭素数1〜6のアルケニル基、又は、炭素数1〜6
のアリール基を表す。具体的には、上記R1 、R2 で説
明したもの等を挙げることができる。上記Xは、水素、
塩素、臭素又はヨウ素を表す。
下記一般式(6);
素、臭素又はヨウ素を表す。)で表される酸ハロゲン化
物(6)と、下記一般式(7);
じ。)で表される置換ピラゾール誘導体(7)とを、適
当な溶媒中で、3級アミン存在下で反応させ、アミド結
合を形成させることにより容易に調製することができ
る。
定されず、例えば、プロピオン酸塩化物、プロピオン酸
臭化物、α−ブロモプロピオン酸臭化物、α−クロロプ
ロピオン酸臭化物等を挙げることができる。上記置換ピ
ラゾール誘導体(7)としては特に限定されないが、工
業規模で生産されており、安価で、入手が容易である
3,5−ジメチルピラゾールが好ましい。このものは、
R1 及びR3 が、メチル基であり、R2 が、水素である
場合に該当する。
ば、トルエン、n−ヘキサン、塩化メチレン、テトラヒ
ドロフラン(THF)等の非プロトン性溶媒等を挙げる
ことができる。上記3級アミンとしては特に限定され
ず、例えば、トリエチルアミン、ピリジン等を挙げるこ
とができる。
ラゾール誘導体(7)を反応させて得られるプロピオン
酸アミド誘導体としては、例えば、1−プロピオニル−
3,5−ジメチルピラゾール、1−(α−ブロモプロピ
オニル)−3,5−ジメチルピラゾール、1−(α−ク
ロロプロピオニル)−3,5−ジメチルピラゾール等を
挙げることができる。
しては特に限定されず、例えば、マグネシウム、亜鉛、
すず等を挙げることができる。なかでも、反応性の点か
ら、マグネシウム、亜鉛が好ましい。より好ましくは、
マグネシウムである。上記0価の金属の形状は、粉末状
であっても、削り状であってもよく、市販されているも
のをそのまま使用することができる。
塩基としては特に限定されず、例えば、アルカリ金属ア
ミド、アルカリ金属水素化物、アルカリ金属アルコキシ
ド等を挙げることができる。具体的には、リチウムジイ
ソプロピルアミド、リチウムヘキサメチルジシラザン、
水素化リチウム、ナトリウムヘキサメチルジシラザン、
ナトリウムアミド、水素化ナトリウム、ナトリウムエト
キシド、カリウムヘキサメチルジシラザン、カリウムt
ert−ブトキシド等を挙げることができる。なかで
も、リチウムジイソプロピルアミド、リチウムヘキサメ
チルジシラザンが好ましい。これらは、溶液状であって
も、粉末状であってもよく、市販されているものをその
まま使用することができる。
特に限定されず、例えば、第3級アミン、芳香族アミ
ン、アルカリ金属アミド、アルカリ金属水素化物、アル
カリ金属アルコキシド等を挙げることができる。具体的
には、トリエチルアミン、トリ−n−ブチルアミン、ジ
イソプロピルエチルアミン、メチルモルホリン、ピリジ
ン、ジメチルアミノピリジン、リチウムジイソプロピル
アミド、リチウムヘキサメチルジシラザン、水素化リチ
ウム、ナトリウムヘキサメチルジシラザン、ナトリウム
アミド、水素化ナトリウム、ナトリウムエトキシド、カ
リウムヘキサメチルジシラザン、カリウムtert−ブ
トキシド等を挙げることができる。なかでも、トリエチ
ルアミン、ジイソプロピルエチルアミンが好ましい。
金属の塩としては特に限定されず、例えば、ハロゲン化
物、カルボン酸塩、スルホン酸塩等を挙げることができ
る。具体的には、四塩化チタン、四塩化ジルコニウム、
塩化第二鉄、トリフルオロメタンスルホン酸銀、トリフ
ルオロメタンスルホン酸銅(II)、塩化アルミニウ
ム、塩化第二すず、トリフルオロメタンスルホン酸すず
(II)、ジ−n−ブチルほう素トリフルオロメタンス
ルホナート、クロロトリメチルシラン、トリメチルシリ
ルトリフルオロメタンスルホナート、tert−ブチル
ジメチルシリルトリフルオロメタンスルホナート等を挙
げることができる。
チジノン誘導体(2)は、上記一般式(2)で表される
ものである。上記Lは、脱離基を表す。上記脱離基とし
ては特に限定されず、例えば、アセトキシ基、ベンゾイ
ロキシ基、トリフルオロアセチル基、p−トルエンスル
ホニル基等を挙げることができる。上記R4 は、水酸基
保護基を表す。上記水酸基保護基としては特に限定され
ず、例えば、トリメチルシリル基、tert−ブチルジ
メチルシリル基、アセチル基、ベンゾイル基、ベンジル
基、アニシル基等を挙げることができる。上記R5 は、
水素又はアミノ基保護基を表す。上記アミノ基保護基と
しては特に限定されず、例えば、トリメチルシリル基、
tert−ブチルジメチルシリル基、アセチル基、ベン
ゾイル基、ベンジル基、アニシル基等を挙げることがで
きる。
しては特に限定されないが、工業規模で生産されてお
り、大量入手が容易であるので、上記Lが、アセトキシ
基であり、上記R4 が、tert−ブチルジメチルシリ
ル基である下記式(5)で表される(3R,4R)−4
−アセトキシ−3−[(1R)−1−tert−ブチル
ジメチルシリルオキシエチル]−2−アゼチジノン等の
アセトキシアゼチジノン誘導体(5)を使用することが
好ましい。
ン酸アミド誘導体(1)に、上記0価の金属、上記アル
カリ金属塩基、又は、上記塩基及びI〜IV価の金属の
塩を反応させて、対応する金属エノラートとし、上記4
−置換アゼチジノン誘導体(2)を反応させる。
ド誘導体(1)及び上記4−置換アゼチジノン誘導体
(2)の仕込み比は、モル換算で(プロピオン酸アミド
誘導体)/(4−置換アゼチジノン誘導体)=1/1〜
5/1が好ましい。
導体(3)を製造する場合、リフォマトスキー(Ref
ormatsky)型反応を経る方法、又は、アルドー
ル型反応を経る方法を好適に採用することができる。以
下、これらの方法について詳細に説明する。
〔以下、方法(a)という。〕によって本発明の製造法
を実施する場合においては、上記金属エノラートを形成
するための金属として、上記0価の金属を使用する。こ
の場合、上記一般式(1)で表されるプロピオン酸アミ
ド誘導体(1)としては、Xが、塩素、臭素又はヨウ素
であるものを使用することが好ましい。上記0価の金属
の配合量は、上記4−置換アゼチジノン誘導体(2)に
対して、0.5〜5モル当量が好ましい。より好ましく
は、0.8〜3モル当量である。
80〜100℃が好ましい。より好ましくは、−30〜
30℃である。反応時間は、30分〜24時間が好まし
い。
記溶媒としては特に限定されず、例えば、エーテル系溶
媒、炭化水素系溶媒、ハロゲン系溶媒、その他の非プロ
トン性溶媒等を挙げることができる。具体的には、TH
F、ジエチルエーテル、ジオキサン、ジメトキシエタ
ン、トルエン、ヘキサン、塩化メチレン、ジメチルホル
ムアミド等を挙げることができる。なかでも、THF、
塩化メチレンが好ましい。上記溶媒は、上記4−置換ア
ゼチジノン誘導体(2)の重量に対して、5〜10倍量
程度使用することが好ましい。
めるために、ハロゲン化マグネシウムを添加することが
好ましい。上記ハロゲン化マグネシウムとしては特に限
定されず、例えば、塩化マグネシウム、臭化マグネシウ
ム、ヨウ化マグネシウム、これらのエーテル錯体等を挙
げることができる。なかでも、臭化マグネシウム、臭化
マグネシウムのエーテル錯体である臭化マグネシウムエ
ーテラートが好ましい。これらは、市販されているもの
をそのまま使用することができる。上記ハロゲン化マグ
ネシウムの添加量は、上記4−置換アゼチジノン誘導体
(2)に対して、0.1〜5モル当量が好ましい。より
好ましくは、0.8〜3モル当量である。
酸アミド誘導体(1)、上記4−置換アゼチジノン誘導
体(2)、上記0価の金属、上記ハロゲン化マグネシウ
ム及び上記溶媒の混合順序は任意であり、特に限定され
るものではない。例えば、上記4−置換アゼチジノン誘
導体(2)、上記0価の金属、上記ハロゲン化マグネシ
ウム及び上記溶媒を混合した後、上記プロピオン酸アミ
ド誘導体(1)を滴下するもの、上記0価の金属及び上
記溶媒を混合した後、上記プロピオン酸アミド誘導体
(1)を滴下し、更に上記4−置換アゼチジノン誘導体
(2)を滴下するもの等を挙げることができる。
本発明の製造法を実施する場合においては、金属エノラ
ートを形成するために、アルカリ金属塩基を使用する方
法〔以下、方法(b)という。〕、並びに、塩基及びI
〜IV価の金属の塩を使用する方法〔以下、方法(c)
という。〕がある。
(1)で表されるプロピオン酸アミド誘導体(1)とし
て、Xが、水素であるものを使用することが好ましい。
上記方法(b)において、上記アルカリ金属塩基の配合
量は、上記4−置換アゼチジノン誘導体(2)に対し
て、1〜5モル当量が好ましい。より好ましくは、1〜
3モル当量である。
100〜80℃が好ましい。より好ましくは、−80〜
30℃である。反応時間は、10分〜8時間が好まし
い。
記方法(b)で使用される溶媒としては特に限定され
ず、例えば、上記方法(a)で例示したもの等を挙げる
ことができる。なかでも、THF、塩化メチレンが好ま
しい。上記溶媒は、上記4−置換アゼチジノン誘導体
(2)の重量に対して、5〜10倍量程度使用すること
が好ましい。
酸アミド誘導体(1)、上記4−置換アゼチジノン誘導
体(2)、上記アルカリ金属塩基及び上記溶媒の混合順
序は任意であり、特に限定されるものではない。例え
ば、上記アルカリ金属塩基及び上記溶媒を混合した後、
上記プロピオン酸アミド誘導体(1)を加え、上記4−
置換アゼチジノン誘導体(2)を滴下するもの等を挙げ
ることができる。
I〜IV価の金属の塩を使用する。この場合、上記一般
式(1)で表されるプロピオン酸アミド誘導体(1)と
しては、Xが、水素であるものを使用することが好まし
い。
ジノン誘導体(2)に対して、1〜10モル当量が好ま
しい。より好ましくは、1〜3モル当量である。上記I
〜IV価の金属の塩の配合量は、上記4−置換アゼチジ
ノン誘導体(2)に対して、1〜5モル当量が好まし
い。より好ましくは、1〜3モル当量である。
80〜100℃が好ましい。より好ましくは、−30〜
30℃である。反応時間は、30分〜24時間が好まし
い。
記方法(c)で使用される溶媒としては特に限定され
ず、例えば、上記方法(a)で例示したもの等を挙げる
ことができる。なかでも、THF、塩化メチレンが好ま
しい。上記溶媒は、上記4−置換アゼチジノン誘導体
(2)の重量に対して、5〜10倍量程度使用すること
が好ましい。
酸アミド誘導体(1)、上記4−置換アゼチジノン誘導
体(2)、上記I〜IV価の金属の塩、上記塩基及び上
記溶媒の混合順序は任意であり、特に限定されるもので
はない。例えば、上記I〜IV価の金属の塩及び上記溶
媒を混合した後、上記プロピオン酸アミド誘導体(1)
及び上記塩基を加え、上記4−置換アゼチジノン誘導体
(2)を滴下するもの等を挙げることができる。
(a)、上記方法(b)又は上記方法(c)の終了後に
一般的な後処理を行うことにより、目的物である上記一
般式(3)で表されるアゼチジノン誘導体(3)を得る
ことができる。例えば、薄層クロマトグラフィー、高速
液体クロマトグラフィー等により反応の終了を確認した
後、反応液に、希塩酸、希硫酸、希硝酸等の希酸、又
は、pH1〜7の緩衝液を加え、その混合液を抽出す
る。抽出には、エーテル、塩化メチレン、酢酸エチル、
トルエン等の一般的に使用されている抽出溶媒を使用す
ることができる。ついで、抽出により得られた有機層の
溶媒を濃縮し、目的物を結晶化させるか、又は、各種ク
ロマトグラフィーにより精製し、純粋なアゼチジノン誘
導体(3)を得る。
ン誘導体(3)は、上記一般式(3)で表されるもので
あり、本発明者らによって見いだされた新規化合物であ
る。なかでも、R1 、R3 が、メチル基であり、R
2 が、水素であるもの;R4 が、tert−ブチルジメ
チルシリル基であるもの;R1 、R3 が、メチル基であ
り、R2 が、水素であり、R4 が、tert−ブチルジ
メチルシリル基であるもの等は、本発明の製造法を用い
ることにより安価に製造することができるものである。
ルバペネム抗生物質への変換が容易であり、カルバペネ
ム抗生物質の合成のための中間体として有用である。例
えば、上記一般式(3)で表されるアゼチジノン誘導体
(3)は、アルカリ加水分解することにより、下記一般
式(8)で表されるカルボン酸誘導体(8)を高収率で
得ることができ、このものは、更に、公知の方法、例え
ば、特開平6−321946号公報に開示されているよ
うに、N,N′−カルボニルジイミダゾール又は塩基の
存在下ハロゲン化炭酸エステルとイミダゾールとを反応
させた後、無機塩とマロン酸ハーフエステル化物とを反
応させ、ついでアジド化合物を反応させた後、酸と反応
させて閉環後、二重結合を導入する方法等を経由して、
1β−メチルカルバペネム抗生物質に容易に変換するこ
とができる。
(3)を製造する際に、上記一般式(1)で表されるプ
ロピオン酸アミド誘導体(1)を必須成分として使用す
る。上記プロピオン酸アミド誘導体(1)は、得られる
アゼチジノン誘導体(3)の骨格の一部となる。このよ
うにして得られたアゼチジノン誘導体(3)は、カルバ
ペネム抗生物質の製造に使用されるので、上記プロピオ
ン酸アミド誘導体(1)は、カルバペネム抗生物質又は
その中間体の製造に使用することができる。このような
上記プロピオン酸アミド誘導体(1)のカルバペネム抗
生物質又はその中間体の製造への使用は、上記プロピオ
ン酸アミド誘導体(1)の新たな用途として、本発明者
らによって初めて見いだされたものである。
ち、R1 、R3 が、メチル基であり、R2 が、水素であ
るものは、安価で、入手が容易である3,5−ジメチル
ピラゾールを原料として用いて合成することができるの
で、本発明の製造法に好適に使用することができる。
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。
分析は、下記の機器及び分析条件で行った。 (i)核磁気共鳴スペクトル(NMR) 使用機器:EX−400(日本電子社製) 基準周波数:400MHz( 1H)、100MHz(13
C) 溶媒:CDCl3 内部標準物質:テトラメチルシラン (ii)赤外線吸収スペクトル(IR) 使用機器:FTIR−8100M(島津製作所製) 測定方法:KBrディスク (iii)高速液体クロマトグラフィー(HPLC) 使用機器:LC−10AS(ポンプ)、SPD−10A
(UV)、C−R6A(クロマトパック)(島津製作所
製) 分析用カラム:DEVELOSIL ODS−HG−3
4.6×100mm(野村化学社製) 溶離液:アセトニトリル/50mMりん酸緩衝液(pH
5.8)=50/50混合液 分析温度:40℃ 検出波長:235nm 流速:1.0ml/min
メチルピラゾールの合成 3,5−ジメチルピラゾール2.88g(30mmo
l)を40mlの塩化メチレンに溶解した溶液に、氷冷
攪拌下、プロピオン酸塩化物3.65ml(42mmo
l)を滴下し、引き続きピリジン3.40ml(42m
mol)を滴下して、更に氷冷攪拌を1.5時間行っ
た。次に、この反応液を0℃の水に攪拌しながら注ぎ、
塩化メチレンで3回抽出し、更に飽和食塩水で洗浄後、
無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で溶媒を留去し
た。得られた残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(シリカゲル:ワコーゲルC−200、溶出液:ヘ
キサン/酢酸エチル=8/2混合液)にて精製し、4.
64gの1−プロピオニル−3,5−ジメチルピラゾー
ルを無色油状物として得た。収率は、100%であっ
た。得られた1−プロピオニル−3,5−ジメチルピラ
ゾールを 1H−NMRスペクトル測定に供した。1 H−NMR(CDCl3 )δ(ppm);1.24
(3H,t,J=7.32Hz),2.24(3H,
s),2.54(3H,s),3.12(2H,q,J
=7.32Hz),5.95(1H,s)
3,5−ジメチルピラゾールの合成 3,5−ジメチルピラゾール2.88g(30mmo
l)を40mlの塩化メチレンに溶解した溶液に、氷冷
攪拌下、α−クロロプロピオン酸塩化物4.08ml
(42mmol)を滴下し、引き続きピリジン3.40
ml(42mmol)を滴下して、更に、氷冷攪拌を2
時間行った。次に、この反応液を0℃の水に攪拌しなが
ら注ぎ、塩化メチレンで3回抽出し、更に飽和食塩水で
洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で溶媒を
留去した。得られた残渣を、シリカゲルカラムクロマト
グラフィー(シリカゲル:ワコーゲルC−200、溶出
液:ヘキサン/酢酸エチル=8/2混合液)にて精製
し、5.99gの1−α−クロロプロピオニル−3,5
−ジメチルピラゾールを無色油状物として得た。収率
は、100%であった。得られた1−α−クロロプロピ
オニル−3,5−ジメチルピラゾールを 1H−NMRス
ペクトル測定に供した。1 H−NMR(CDCl3 )δ(ppm);1.77
(3H,d,J=6.84Hz),2.25(3H,
s),2.56(3H,s),5.82(1H,q,J
=6.84Hz),6.02(1H,s)
3,5−ジメチルピラゾールの合成 3,5−ジメチルピラゾール2.00g(20.8mm
ol)を80mlのベンゼンに溶解した溶液に、氷冷攪
拌下、ピリジン2.1ml(25mmol)を滴下し、
引き続きα−ブロモプロピオン酸臭化物2.4ml(2
3mmol)を滴下して、更に氷冷攪拌を1時間、室温
攪拌を2時間行った。次に、この反応液にりん酸緩衝液
(pH6.9)を加え、塩化メチレンで2回抽出し、更
に、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥
し、減圧下で溶媒を留去した。得られた残渣を、シリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:ワコーゲ
ルC−200、溶出液:ヘキサン/酢酸エチル=9/1
混合液)にて精製し、4.49gの1−α−ブロモプロ
ピオニル−3,5−ジメチルピラゾールを無色油状物と
して得た。収率は、93%であった。得られた1−α−
ブロモプロピオニル−3,5−ジメチルピラゾールを 1
H−NMRスペクトル測定に供した。1 H−NMR(CDCl3 )δ(ppm);1.91
(3H,d),2.25(3H,s),2.55(3
H,s),5.84(1H,q),6.01(1H,
s)
ンダゾールの合成 インダゾール400mg(3.39mmol)を5ml
の塩化メチレンに溶解した溶液に、氷冷攪拌下、α−ク
ロロプロピオン酸塩化物0.493ml(5.08mm
ol)を滴下し、引き続きピリジン0.411ml
(5.08mmol)を滴下して、更に氷冷攪拌を3時
間行った。次に、この反応液を0℃の水に攪拌しながら
注ぎ、塩化メチレンで3回抽出し、更に飽和食塩水で洗
浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で溶媒を留
去した。得られた残渣を、シリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(シリカゲル:ワコーゲルC−200、溶出
液:ヘキサン/酢酸エチル=9/1混合液)にて精製
し、661mgの1−α−クロロプロピオニルインダゾ
ールを白色固体として得た。収率は、93%であった。
得られた1−α−クロロプロピオニルインダゾールを 1
H−NMRスペクトル測定に供した。1 H−NMR(CDCl3 )δ(ppm);1.81
(3H,d,J=6.84Hz),5.85(1H,
q,J=6.84Hz),7.40(1H,bt,J=
7.3Hz),7.58(1H,bt,J=7.8H
z),7.75(1H,bd,J=7.8Hz),8.
19(1H,s),8.44(1H,d,J=8.30
Hz)
S,4S)−3−((1R)−1−tert−ブチルジ
メチルシリルオキシエチル)−2−オキソアゼチジン−
4−イル]プロピオニル}−3,5−ジメチルピラゾー
ルの製造 アルゴン雰囲気下、マグネシウム〔ナカライテスク社
製、グリニャル(Grignard)反応用)9.1m
g(0.37mmol)と、臭化マグネシウムジエチル
エーテラート64.6mg(0.25mmol)と、
(3R,4R)−4−アセトキシ−3−[(1R)−1
−tert−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−2
−アゼチジノン(5)72mg(0.25mmol)と
THF(関東化学社製、脱水)2.0mlとの混合物
に、0℃で攪拌下、参考例2で合成した1−α−クロロ
プロピオニル−3,5−ジメチルピラゾール63μl
(0.38mmol)を滴下した。更に、0℃で1時間
攪拌後、反応液に5mlの50mMりん酸緩衝液(pH
5.8)を加えて反応を停止し、エーテルで3回抽出
し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥
後、溶媒留去し、1−{2−[(3S,4S)−3−
((1R)−1−tert−ブチルジメチルシリルオキ
シエチル)−2−オキソアゼチジン−4−イル]プロピ
オニル}−3,5−ジメチルピラゾール(9)の粗生成
物を得た。反応式を以下に示した。
収率は、74%であり、(R)−(9)と(S)−
(9)との異性体比は、80:20であった。更に、こ
の粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(シ
リカゲル:ワコーゲルC−200、溶出液:ヘキサン/
酢酸エチル=8/2混合液)にて精製し、純粋な1−
{(2R)−2−[(3S,4S)−3−((1R)−
1−tert−ブチルジメチルシリルオキシエチル)−
2−オキソアゼチジン−4−イル]プロピオニル}−
3,5−ジメチルピラゾール〔(R)−(9)〕を得
た。得られた1−{(2R)−2−[(3S,4S)−
3−((1R)−1−tert−ブチルジメチルシリル
オキシエチル)−2−オキソアゼチジン−4−イル]プ
ロピオニル}−3,5−ジメチルピラゾール〔(R)−
(9)〕を 1H−NMRスペクトル測定、13C−NMR
スペクトル測定及びIR測定に供した。
m);0.06(6H,s),0.87(9H,s),
1.09(3H,d,J=6.34Hz),1.30
(3H,d,J=6.83Hz),2.22(3H,
s),2.52(3H,s),3.11(1H,bt,
J=2.44Hz),3.97(1H,dd,J=5.
37,2.44Hz),4.14−4.29(2H,
m),5.89(1H,bs),5.98(1H,s)13 C−NMR(CDCl3 )δ(ppm);−4.3,
13.0,13.8,14.6,18.0,22.3,
25.7,40.2,51.9,61.3,64.8,
111.9,144.4,152.4,168.3,1
75.3 IR ν(cm -1 );3088,2928,285
5,1761,1721,1375,1352,125
6,1140,1049,961
3−((1R)−1−tert−ブチルジメチルシリル
オキシエチル)−2−オキソアゼチジン−4−イル]プ
ロピオニル}−3,5−ジメチルピラゾールの製造 アルゴン雰囲気下、マグネシウム(ナカライテスク社
製、Grignard反応用)9.1mg(0.37m
mol)とTHF(関東化学社製、脱水)1.5mlと
の混合物に、0℃で攪拌下、参考例3で合成した1−α
−ブロモプロピオニル−3,5−ジメチルピラゾール6
3μl(0.38mmol)を滴下し、0℃で40分間
攪拌した。次に、この溶液を−10℃まで冷却し、(3
R,4R)−4−アセトキシ−3−[(1R)−1−t
ert−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−2−ア
ゼチジノン(5)72mg(0.25mmol)をTH
F0.5mlに溶解した溶液を滴下した。更に−10℃
で1時間攪拌後、反応液に5mlの50mMりん酸緩衝
液(pH5.8)を加えて反応を停止し、エーテルで3
回抽出し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで
乾燥後、溶媒留去し、1−{2−[(3S,4S)−3
−((1R)−1−tert−ブチルジメチルシリルオ
キシエチル)−2−オキソアゼチジン−4−イル]プロ
ピオニル}−3,5−ジメチルピラゾール(9)の粗生
成物を得た。この粗生成物をHPLC分析したところ、
収率は、47%であり、(R)−(9)と(S)−
(9)との異性体比は、70:30であった。
S,4S)−3−((1R)−1−tert−ブチルジ
メチルシリルオキシエチル)−2−オキソアゼチジン−
4−イル]プロピオニル}インダゾールの製造 アルゴン雰囲気下、マグネシウム(ナカライテスク社
製、Grignard反応用)18.2mg(0.75
mmol)と、臭化マグネシウムジエチルエーテラート
129mg(0.50mmol)と、(3R,4R)−
4−アセトキシ−3−[(1R)−1−tert−ブチ
ルジメチルシリルオキシエチル]−2−アゼチジノン
(5)144mg(0.50mmol)と、THF(関
東化学社製、脱水)3.0mlとの混合物に、0℃で攪
拌下、参考例4で合成した1−α−クロロプロピオニル
インダゾール156mg(0.75mmol)をTHF
1.0mlに溶解した溶液を滴下した。更に0℃で1.
5時間攪拌後、反応液に5mlの50mMりん酸緩衝液
(pH5.8)を加えて反応を停止し、エーテルで3回
抽出し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾
燥後、溶媒留去し、1−{2−[(3S,4S)−3−
((1R)−1−tert−ブチルジメチルシリルオキ
シエチル)−2−オキソアゼチジン−4−イル]プロピ
オニル}インダゾール(10)の粗生成物を得た。反応
式を以下に示した。
収率は、31%であり、(R)−(10)と(S)−
(10)との異性体比は、72:28であった。更に、
この粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(シリカゲル:ワコーゲルC−200、溶出液:ヘキサ
ン/酢酸エチル=8/2混合液)にて精製し、純粋な1
−{(2R)−2−[(3S,4S)−3−((1R)
−1−tert−ブチルジメチルシリルオキシエチル)
−2−オキソアゼチジン−4−イル]プロピオニル}イ
ンダゾール〔(R)−(10)〕を得た。得られた1−
{(2R)−2−[(3S,4S)−3−((1R)−
1−tert−ブチルジメチルシリルオキシエチル)−
2−オキソアゼチジン−4−イル]プロピオニル}イン
ダゾール〔(R)−(10)〕を 1H−NMRスペクト
ル測定、13C−NMRスペクトル測定及びIR測定に供
した。
m);0.05(6H,s),0.85(9H,s),
1.09(3H,d,J=6.34Hz),1.41
(3H,d,J=6.34Hz),3.15(1H,b
d,J=4.91Hz),4.10(1H,dd,J=
5.37,2.44Hz),4.13−4.21(1
H,m),4.27−4.34(1H,m),6.18
(1H,bs),7.38(1H,bt),7.57
(1H,bt),7.76(1H,bt),8.15
(1H,s),8.44(1H,d,J=8.30H
z)13 C−NMR(CDCl3 )δ(ppm);−4.3,
12.9,14.2,17.9,22.4,25.8,
40.5,52.0,61.5,65.0,115.
7,120.8,121.3,124.9,126.
5,129.8,140.3,168.4,175.0 IR ν(cm -1 );3088,2853,176
5,1717,1383,1350,1167,114
6,961,920
S,4S)−3−((1R)−1−tert−ブチルジ
メチルシリルオキシエチル)−2−オキソアゼチジン−
4−イル]プロピオニル}−3,5−ジメチルピラゾー
ルの製造 アルゴン雰囲気下、亜鉛末269.1mg(4mmo
l)とTHF(関東化学社製、脱水)6mlとの混合物
に、0℃で攪拌下、参考例3で合成した1−α−ブロモ
プロピオニル−3,5−ジメチルピラゾール232.5
mg(1.0mmol)をTHF1mlに溶解した溶液
を滴下し、0℃で1時間攪拌した。次に、この溶液に
(3R,4R)−4−アセトキシ−3−[(1R)−1
−tert−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−2
−アゼチジノン(5)143.8mg(0.50mmo
l)をTHF1mlに溶解した溶液を滴下した。更に0
℃で19時間攪拌後、反応液に10mlのりん酸緩衝液
(pH6.9)を加えて反応を停止し、不溶物を濾過し
て、塩化メチレンで3回抽出し、飽和食塩水で洗浄し、
無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒留去し、1−{2−
[(3S,4S)−3−((1R)−1−tert−ブ
チルジメチルシリルオキシエチル)−2−オキソアゼチ
ジン−4−イル]プロピオニル}−3,5−ジメチルピ
ラゾール(9)の粗生成物を得た。更に、この粗生成物
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(シリカゲル:
ワコーゲルC−200、溶出液:ヘキサン/酢酸エチル
=7/3混合液)にて精製し、純粋な1−{(2R)−
2−[(3S,4S)−3−((1R)−1−tert
−ブチルジメチルシリルオキシエチル)−2−オキソア
ゼチジン−4−イル]プロピオニル}−3,5−ジメチ
ルピラゾール〔(R)−(9)〕を得た。収率は、12
%であった。(R)−(9)と(S)−(9)との異性
体比をHPLCで分析したところ、64:36であっ
た。
3−((1R)−1−tert−ブチルジメチルシリル
オキシエチル)−2−オキソアゼチジン−4−イル]プ
ロピオニル}−3,5−ジメチルピラゾールの製造 アルゴン雰囲気下、リチウムヘキサメチルジシラザンの
n−ヘキサン溶液(アルドリッチ社製、1M溶液)0.
50ml(0.50mmol)を4.0mlのTHF
(関東化学社製、脱水)に希釈し、−78℃で攪拌下、
参考例1で合成した1−プロピオニル−3,5−ジメチ
ルピラゾール46.0mg(0.30mmol)を1.
0mlのTHFに溶解した溶液を加えた。この溶液を−
20℃で1時間攪拌した後、溶液を再び−78℃に冷却
し、(3R,4R)−4−アセトキシ−3−[(1R)
−1−tert−ブチルジメチルシリルオキシエチル]
−2−アゼチジノン(5)72mg(0.25mmo
l)をTHF1.0mlに溶解した溶液を滴下した。更
に−78℃で1時間攪拌した後、反応液に5mlの50
mMりん酸緩衝液(pH5.8)を加えて反応を停止
し、エーテルで3回抽出し、飽和食塩水で洗浄し、無水
硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒留去し、1−{2−
[(3S,4S)−3−((1R)−1−tert−ブ
チルジメチルシリルオキシエチル)−2−オキソアゼチ
ジン−4−イル]プロピオニル}−3,5−ジメチルピ
ラゾール(9)の粗生成物を得た。この粗生成物をHP
LC分析したところ、収率は、82%であり、(R)−
(9)と(S)−(9)との異性体比は、81:19で
あった。
3−((1R)−1−tert−ブチルジメチルシリル
オキシエチル)−2−オキソアゼチジン−4−イル]プ
ロピオニル}−3,5−ジメチルピラゾールの製造 アルゴン雰囲気下、リチウムヘキサメチルジシラザンの
n−ヘキサン溶液(アルドリッチ社製、1M溶液)0.
50ml(0.50mmol)を4.0mlのTHF
(関東化学社製、脱水)に希釈し、−20℃で攪拌下、
参考例1で合成した1−プロピオニル−3,5−ジメチ
ルピラゾール46.0mg(0.30mmol)を1.
0mlのTHFに溶解した溶液を加えた。この溶液を−
20℃で1時間攪拌した後、同温で(3R,4R)−4
−アセトキシ−3−[(1R)−1−tert−ブチル
ジメチルシリルオキシエチル]−2−アゼチジノン
(5)72mg(0.25mmol)をTHF1mlに
溶解した溶液を40分かけて滴下した。更に−20℃で
10分間攪拌後、反応液に5mlの50mMりん酸緩衝
液(pH5.8)を加えて反応を停止し、エーテルで3
回抽出し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで
乾燥後、溶媒留去し、1−{2−[(3S,4S)−3
−((1R)−1−tert−ブチルジメチルシリルオ
キシエチル)−2−オキソアゼチジン−4−イル]プロ
ピオニル}−3,5−ジメチルピラゾール(9)の粗生
成物を得た。この粗生成物をHPLC分析したところ、
収率は、32%であり、(R)−(9)と(S)−
(9)との異性体比は、91:9であった。
3−((1R)−1−tert−ブチルジメチルシリル
オキシエチル)−2−オキソアゼチジン−4−イル]プ
ロピオニル}インダゾールの製造 アルゴン雰囲気下、リチウムヘキサメチルジシラザンの
n−ヘキサン溶液(アルドリッチ社製、1M溶液)0.
45ml(0.45mmol)を1.5mlのTHF
(関東化学社製、脱水)に希釈し、−78℃で攪拌下
に、参考例4で合成した1−α−クロロプロピオニルイ
ンダゾール52mg(0.30mmol)の1.0ml
THF溶液を加えた。この溶液を−78℃で1時間攪拌
した後、(3R,4R)−4−アセトキシ−3−[(1
R)−1−tert−ブチルジメチルシリルオキシエチ
ル]−2−アゼチジノン(5)72mg(0.25mm
ol)をTHF0.5mlに溶解した溶液を滴下した。
更に−78℃で1時間攪拌後、反応液に5mlの50m
Mりん酸緩衝液(pH5.8)を加えて反応を停止し、
エーテルで3回抽出し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸
ナトリウムで乾燥後、溶媒留去し、1−{2−[(3
S,4S)−3−((1R)−1−tert−ブチルジ
メチルシリルオキシエチル)−2−オキソアゼチジン−
4−イル]プロピオニル}インダゾール(10)の粗生
成物を得た。この粗生成物をHPLC分析したところ、
収率は、18%であり、(R)−(10)と(S)−
(10)との異性体比は、56:44であった。
3−((1R)−1−tert−ブチルジメチルシリル
オキシエチル)−2−オキソアゼチジン−4−イル]プ
ロピオニル}−3,5−ジメチルピラゾールの製造 トリフルオロメタンスルホン酸すず(II)168.8
mg(0.41mmol)を2.5mlの塩化メチレン
に懸濁させた懸濁液に、アルゴン雰囲気、0℃、攪拌下
ジイソプロピルエチルアミン78μl(0.44mmo
l)と、参考例1で合成した1−プロピオニル−3,5
−ジメチルピラゾール57.1mg(0.38mmo
l)を0.5mlの塩化メチレンに溶解した溶液を加え
た。この溶液を0℃で2時間攪拌した後、同温で(3
R,4R)−4−アセトキシ−3−[(1R)−1−t
ert−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−2−ア
ゼチジノン(5)72mg(0.25mmol)を塩化
メチレン0.5mlに溶解した溶液を滴下した。更に0
℃で2.5時間攪拌後、反応液に5mlの50mMりん
酸緩衝液(pH5.8)を加えて反応を停止し、不溶物
を濾過した後、塩化メチレンで3回抽出し、飽和食塩水
で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒留去し、
1−{2−[(3S,4S)−3−((1R)−1−t
ert−ブチルジメチルシリルオキシエチル)−2−オ
キソアゼチジン−4−イル]プロピオニル}−3,5−
ジメチルピラゾール(9)の粗生成物を得た。この粗生
成物をHPLC分析したところ、収率は、32%であ
り、(R)−(9)と(S)−(9)との異性体比は、
52:48であった。
4S)−3−((1R)−1−tert−ブチルジメチ
ルシリルオキシエチル)−2−オキソアゼチジン−4−
イル]プロピオン酸の製造 実施例1で合成した1−{(2R)−2−[(3S,4
S)−3−((1R)−1−tert−ブチルジメチル
シリルオキシエチル)−2−オキソアゼチジン−4−イ
ル]プロピオニル}−3,5−ジメチルピラゾール
〔(R)−(9)〕52mg(0.137mmol)を
20%含水THF1.25mlに溶解し、0℃攪拌下、
2N水酸化ナトリウム水溶液0.14mlを加えた。0
℃で3時間攪拌後、反応液を0℃の水で希釈し、エーテ
ルで洗浄後、水層に1Nの塩酸を加え、pH1.4とし
た。この溶液をエーテルで3回抽出し、飽和食塩水で洗
浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下で留
去して、純粋な1−(2R)−2−[(3S,4S)−
3−((1R)−1−tert−ブチルジメチルシリル
オキシエチル)−2−オキソアゼチジン−4−イル]プ
ロピオン酸〔(R)−(11)〕の結晶40mg(収率
97%)を得た。反応式を以下に示した。
S)−3−((1R)−1−tert−ブチルジメチル
シリルオキシエチル)−2−オキソアゼチジン−4−イ
ル]プロピオン酸〔(R)−(11)〕を 1H−NMR
スペクトル測定に供した。1 H−NMR(CDCl3 )δ(ppm);0.07
(3H,s),0.08(3H,s),0.88(9
H,s),1.19(3H,d,J=8.79Hz),
1.27(3H,d,J=6.84Hz),1.75−
1.79(1H,m),3.03(1H,bd,J=
4.4Hz),3.94(1H,bd),4.18−
4.23(1H,m),6.39(1H,bs)
β−メチルカルバペネム抗生物質の有用な中間体を、市
販されている安価な原料から効率的かつ経済的に製造す
ることができる。
Claims (12)
- 【請求項1】 下記一般式(1); 【化1】 (式中、R1 、R2 は、独立して、水素、炭素数1〜6
のアルキル基、炭素数1〜6のアルケニル基、若しく
は、炭素数1〜6のアリール基を表すか、又は、R1 、
R2 が結合している炭素原子と一緒になって、炭素数4
〜12の環を表す。R3 は、水素、炭素数1〜6のアル
キル基、炭素数1〜6のアルケニル基、又は、炭素数1
〜6のアリール基を表す。Xは、水素、塩素、臭素又は
ヨウ素を表す。)で表されるプロピオン酸アミド誘導体
に、0価の金属、アルカリ金属塩基、又は、塩基及びI
〜IV価の金属の塩と、下記一般式(2); 【化2】 (式中、Lは、脱離基を表す。R4 は、水酸基保護基を
表す。R5 は、水素又はアミノ基保護基を表す。)で表
される4−置換アゼチジノン誘導体とを反応させること
を特徴とする下記一般式(3); 【化3】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 は、前記に同
じ。)で表されるアゼチジノン誘導体の製造法。 - 【請求項2】 R1 及びR3 が、メチル基であり、R2
が、水素である請求項1記載のアゼチジノン誘導体の製
造法。 - 【請求項3】 Lが、アセトキシ基であり、R4 が、t
ert−ブチルジメチルシリル基である請求項1又は2
記載のアゼチジノン誘導体の製造法。 - 【請求項4】 Xが、塩素、臭素又はヨウ素であり、0
価の金属が、マグネシウム又は亜鉛である請求項1、2
又は3記載のアゼチジノン誘導体の製造法。 - 【請求項5】 更にハロゲン化マグネシウムを添加する
請求項4記載のアゼチジノン誘導体の製造法。 - 【請求項6】 Xが、水素であり、アルカリ金属塩基
が、リチウムジイソプロピルアミド又はリチウムヘキサ
メチルジシラザンである請求項1、2又は3記載のアゼ
チジノン誘導体の製造法。 - 【請求項7】 Xが、水素であり、塩基が、トリエチル
アミン又はジイソプロピルエチルアミンである請求項
1、2又は3記載のアゼチジノン誘導体の製造法。 - 【請求項8】 下記一般式(3); 【化4】 (式中、R1 、R2 は、独立して、水素、炭素数1〜6
のアルキル基、炭素数1〜6のアルケニル基若しくは炭
素数1〜6のアリール基を表すか、又は、R1 、R2 が
結合している炭素原子と一緒になって、炭素数4〜12
の環を表す。R3は、水素、炭素数1〜6のアルキル
基、炭素数1〜6のアルケニル基又は炭素数1〜6のア
リール基を表す。R4 は、水酸基保護基を表す。R
5 は、水素又はアミノ基保護基を表す。)で表されるこ
とを特徴とするアゼチジノン誘導体。 - 【請求項9】 R1 及びR3 が、メチル基であり、R2
が、水素である請求項8記載のアゼチジノン誘導体。 - 【請求項10】 R4 が、tert−ブチルジメチルシ
リル基である請求項8又は9記載のアゼチジノン誘導
体。 - 【請求項11】 1β−メチルカルバペネム抗生物質又
はその中間体を製造するための下記一般式(1); 【化5】 (式中、R1 、R2 は、独立して、水素、炭素数1〜6
のアルキル基、炭素数1〜6のアルケニル基、若しく
は、炭素数1〜6のアリール基を表すか、又は、R1 、
R2 が結合している炭素原子と一緒になって、炭素数4
〜12の環を表す。R3 は、水素、炭素数1〜6のアル
キル基、炭素数1〜6のアルケニル基、又は、炭素数1
〜6のアリール基を表す。Xは、水素、塩素、臭素又は
ヨウ素を表す。)で表されるプロピオン酸アミド誘導体
の使用。 - 【請求項12】 R1 及びR3 が、メチル基であり、R
2 が、水素である請求項11記載のプロピオン酸アミド
誘導体の使用。
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---|---|---|---|
JP15747596A JP3954670B2 (ja) | 1996-05-28 | 1996-05-28 | カルバペネム抗生物質中間体の製造法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09316071A true JPH09316071A (ja) | 1997-12-09 |
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JP15747596A Expired - Fee Related JP3954670B2 (ja) | 1996-05-28 | 1996-05-28 | カルバペネム抗生物質中間体の製造法 |
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---|---|
JP (1) | JP3954670B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100377448B1 (ko) * | 2000-08-10 | 2003-03-26 | 동화약품공업주식회사 | 카바페넴 항생물질의 중간체 및 그의 제조방법 |
WO2006051892A1 (ja) * | 2004-11-12 | 2006-05-18 | Shionogi & Co., Ltd. | アゼチジノン誘導体の製造方法 |
WO2011048583A1 (en) | 2009-10-23 | 2011-04-28 | Ranbaxy Laboratories Limited | Process for the preparation of carbapenem compounds |
US8841444B2 (en) | 2008-07-30 | 2014-09-23 | Ranbaxy Laboratories Limited | Process for the preparation of carbapenem compounds |
-
1996
- 1996-05-28 JP JP15747596A patent/JP3954670B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100377448B1 (ko) * | 2000-08-10 | 2003-03-26 | 동화약품공업주식회사 | 카바페넴 항생물질의 중간체 및 그의 제조방법 |
WO2006051892A1 (ja) * | 2004-11-12 | 2006-05-18 | Shionogi & Co., Ltd. | アゼチジノン誘導体の製造方法 |
US8841444B2 (en) | 2008-07-30 | 2014-09-23 | Ranbaxy Laboratories Limited | Process for the preparation of carbapenem compounds |
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