JPH08280701A - 結紮装置 - Google Patents

結紮装置

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JPH08280701A
JPH08280701A JP7088281A JP8828195A JPH08280701A JP H08280701 A JPH08280701 A JP H08280701A JP 7088281 A JP7088281 A JP 7088281A JP 8828195 A JP8828195 A JP 8828195A JP H08280701 A JPH08280701 A JP H08280701A
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clip
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Kiyotaka Matsuno
清孝 松野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】シース部分を太くすることなく且つ他の機能を
損なうことなく、結紮部を所望の向きに容易に回転させ
ることができる結紮装置を提供することにある。 【構成】導入管3と、導入管3内に進退自在に挿通され
た操作部材28と、操作部材28の基端に接続され導入
管3に対する操作部材28の進退動作を行なう第1のス
ライダ13と、操作部材28内に進退自在に挿通された
トルク伝達性を有するワイヤ33と、ワイヤー33の基
端に接続され第1のスライダ13とラチェット機構によ
って係合することにより第1のスライダ13に対して進
退しながらワイヤ33の進退操作を行なう第2のスライ
ダ36と、ワイヤ33の先端に装着されるとともに生体
組織を結紮する一対の把持部を有しワイヤの牽引操作に
よって把持部を離間させる方向に拡開可能な結紮部45
と、ワイヤ33を手元側で回転操作可能な回転操作手段
55と、スライダ13,36同志のラチェット係合状態
を保持したまま第2のスライダ36を第1のスライダ1
3に対して進退させてワイヤ33のテンションを解除可
能なテンション解除手段とを具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば経内視鏡的に体腔
内に挿入されて患部の結紮を行なう結紮装置に関する。
【0002】
【従来の技術】このような結紮装置は、生検や把持等を
行なう結紮部を先端に有しており、この結紮部はリンク
機構やバネ性を利用して開拡する構造になっている。し
かし、生検や把持等を行なうべき組織や異物に対して結
紮部を最適な方向に開拡させることができず、組織や異
物をうまく結紮することができないという不具合があっ
た。
【0003】そこで、実開昭55−109501号公報
では、例えば内視鏡の鉗子チャンネル内に挿入され且つ
前記結紮部と接続するシース部分を多条コイルや多重コ
イルによって形成し、シース部分を手元側で回転させる
ことにより結紮部を所望の向きに回転させることができ
るようにした結紮装置を開示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シース
部分を例えば内視鏡の鉗子チャンネルに挿通して回転さ
せると、シース部分の外周と鉗子チャンネルの内壁との
摩擦抵抗によって、回転の飛び等が発生してしまい、確
実に回転力を先端である結紮部に伝えることができない
場合がある。
【0005】また、シース部分を多条コイルや多重コイ
ルによって形成すると、シース部分の可撓性が低下して
しまい、回転性を追求した場合、鉗子チャンネルに対す
るシース部分の挿通性を著しく悪化させてしまう結果と
なり、所望の回転性を得ることが難しい。特に、多条コ
イルの場合、巻方向によっては回転ができないという欠
点を有している。
【0006】さらに、多重コイルはコイルを何層か重ね
合わせることによって形成されるため、1条コイルに比
して、径が太くなる欠点がある。内視鏡の鉗子チャンネ
ルという限られたスペースを使用してシース部分とその
先端の結紮部とを体腔内に導入することを考えれば、シ
ース部分を多条コイルによって形成することは問題であ
る。
【0007】また、操作ワイヤを進退させて例えばリン
ク機構の結紮部を開閉させる構成のものでは、結紮部を
拡開した状態において操作ワイヤにテンションが掛かっ
ており、この状態を保持したまま結紮作業を行なおうと
する場合には、このテンションによって回転力がうまく
結紮部まで伝達されず、結紮部を所望の向きに回転させ
ることができない場合がある。
【0008】本発明は上記事情に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、シース部分を太くす
ることなく且つ他の機能を損なうことなく、結紮部を所
望の向きに容易に回転させることができる結紮装置を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、生体腔内に挿入可能な導入管と、この導
入管内に進退自在に挿通された管状の操作部材と、この
操作部材の基端に接続され導入管に対する操作部材の進
退動作を行なう第1のスライダと、前記操作部材内に進
退自在に挿通されたトルク伝達性を有する操作ワイヤ
と、この操作ワイヤーの基端に接続され前記第1のスラ
イダとラチェット機構によって係合することにより第1
のスライダに対して進退しながら操作ワイヤの進退操作
を行なう第2のスライダと、前記操作ワイヤの先端に装
着されるとともに生体組織を結紮する一対の把持部を有
し前記操作ワイヤの牽引操作によって前記把持部を離間
させる方向に拡開可能な結紮部とを具備する結紮装置に
おいて、前記操作ワイヤを手元側で回転操作可能な回転
操作手段と、前記第1のスライダと第2のスライダとの
ラチェット係合状態を保持したまま第2のスライダを第
1のスライダに対して進退させて操作ワイヤのテンショ
ンを解除可能なテンション解除手段とを具備したもので
ある。
【0010】
【作用】上記構成の結紮装置は、前記操作ワイヤを回転
操作して結紮部を回転させるようにしているため、回転
の際に鉗子チャンネルの内壁と導入管との摩擦抵抗によ
って回転の飛び等が発生することはなく、回転操作手段
による回転力を確実に先端の結紮部に伝えることができ
る。
【0011】また、第1のスライダと第2のスライダと
のラチェット係合状態を保持したまま第2のスライダを
第1のスライダに対して進退させて操作ワイヤのテンシ
ョンを解除できるため、現時点の結紮部の拡開状態を変
更することなく、回転力の伝達性を高めることができ
る。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照しつつ本発明の一実施例に
ついて説明する。図1は結紮装置としてのクリップ装置
の先端側を示し、図2はその手元側操作部4を示してい
る。図1に示すように、このクリップ装置は、クリップ
装置本体1と、このクリップ装置本体1に着脱自在に装
着されるカセット式クリップユニット2とから構成され
ている。図中、3はクリップ装置本体1の導入管であ
る。この導入管3は、例えば四フッ化エチレン樹脂等か
らなる可撓性のチューブによって形成されており、例え
ば内視鏡の鉗子チャンネルを利用して体腔内に挿入でき
るようになっている。
【0013】図2に示すように、クリップ装置本体1の
前記操作部4は、操作部本体5と、この操作部本体5に
対して軸方向にスライド自在に装着された第1のスライ
ダ13と、第1のスライダ13に対しラチェット機構を
介して軸方向にスライド自在な第2のスライダ36とか
ら構成されている。そして、前記導入管3の基端部が後
述するように操作部本体5に連結されている。
【0014】図1に示すように、導入管3の内部には、
先端にステンレス製の短管などから成る連結用リング2
9を取り付け固定した可撓性の操作管28が進退自在に
挿通されている。この操作管28は、後述するように例
えばステンレスワイヤを密巻きして成るものであり、そ
の基端部が操作部4の第1のスライダ13に連結され、
第1のスライダ13を操作することにより導入管3内を
進退し、また、導入管3の先端開口を通じて突没自在で
ある。
【0015】操作管28の内部にはトルク伝達性をもた
せた操作ワイヤ33が進退自在に挿通されている。この
操作ワイヤー33にはその略全長にわたって滑り性に優
れたフッ素樹脂等のコーティングが施されており、操作
ワイヤー33の作動性を良好なものとしている。
【0016】図1に示すように、操作ワイヤ33の先端
には、カセット式クリップユニット2の連結板37に着
脱自在に係止するフック30が取り付けられている。図
3はこのフック30を拡大して示した斜視図である。図
示のごとく、フック30には円柱体の先端側の一側面に
切欠面30aが形成されており、この切欠面30aには
このフック30の長手方向に対して垂直にピン42が立
設されている。このピン42は円形の頭部42aと、こ
の頭部42aよりも小径な首部42bとから成る。
【0017】フック30の基端側にはフック30の長手
中心軸と同軸な孔40が穿設されている。この孔40に
は操作ワイヤー33が挿入されて固着材等によって固定
される。
【0018】フック30はメタルインジェクションモー
ルドによって成形される。これは、メタルインジェクシ
ョンモールドが削り品と比較して靱性に優れているため
であり、万一、必要以上の力が加わった場合でも、変形
するだけで済み、破壊されて脱落してしまうことがない
ためである。
【0019】ところで、前記導入管3は導入管3内に挿
通される操作管28が内視鏡越しに見えるよう透明であ
ることが望ましい。導入管3と操作管28とのクリアラ
ンスは全周にわたって0.1〜0.5mm程度であるこ
とが好ましい。これは、クリアランスが大すぎると、こ
れらの管3,28の変形や座屈をきたし、クリアランス
が小さいと、摺動抵抗が増してしまうためである。
【0020】図4に示すように、操作管28は、角断面
のステンレスワイヤーを密巻して成り且つフック30が
挿通可能な内径を有する先端側コイル31と、この先端
側コイル31にレーザー溶接等によって接続され且つ丸
断面のステンレスワイヤーを密巻して成る基端側コイル
32とによって構成されている。このように、先端側コ
イル31はフック30が挿通可能となるような内径を確
保する必要から平コイルとしてあるが、平コイルとする
ことにより、肉薄である反面、伸縮による耐性や腰の強
さが得られる。
【0021】操作管28の基端側コイル32とその内部
を挿通される操作ワイヤー33とのクリアランスは極力
小さく設定してある。このクリアランスは0.05〜
0.2mm程度が好ましい。これは、操作ワイヤー33
が基端側コイル32内で蛇行してしまい、力の伝達力が
損なわれるのを防止するためである。
【0022】図5に示すように、クリップユニット2
は、クリップ45と、このクリップ45に係脱可能に係
合される連結部材としての連結板37と、クリップ締付
用リング46とから構成されている。
【0023】クリップ45は、ステンレス製の薄い帯板
を中央部分で曲げ、その曲げ部分を基端部47としたも
ので、この基端部47からクリップ締付用リング46の
内径よりも広い間隔の1対の嵌動部48a,48bが延
出し、さらにこれらの嵌動部48a,48bが延出して
両方の腕部49a,49bを互いに交差させることによ
って成るものである。そして、さらに、各腕部49a,
49bの先端部は、互いに向き合うように折曲げられて
挟持部50a,50bを形成している。そして、クリッ
プ45には挟持部50a,50bを開くように腕部49
a,49bに開拡習性を付与してある。
【0024】一方、連結板37は、ステンレス製の薄い
帯板を打ち抜いて形成したものであり、その一端には図
5の(a)に示すようにクリップ45の基端部47に係
脱可能に係合するJの字状の鉤51が形成されている。
また、連結板37の他端近傍にはフック30(図1及び
図3参照)のピン42と着脱自在に係合する係合孔52
が形成されている。この係合孔52は、長手方向に延び
る長孔52aと、この長孔52aの鉤51方向端部に形
成された大径孔52bとから成る。そして、フック30
におけるピン42の頭部42aはこの係合孔52の大径
孔52bよりも小さく長孔52aの幅よりも大きく形成
されており、ピン42の首部42bは係合孔52の長孔
52aの幅よりも小径に形成されている。
【0025】また、クリップ締付用リング46は操作管
28の先端の連結用リング29に着脱自在に装着され、
クリップ45の腕部49a,49bに被嵌して装着する
ことにより、クリップ45の挟持部50a,50bを閉
成するものである。
【0026】図5に示すように、クリップ締付用リング
46の外周面には段差が形成されている。そして、この
クリップ締付用リング46の径の細い部分によって操作
管28の連結用リング29(図1参照)の内径よりも小
さい連結部46aが形成されている。なお、このクリッ
プ締付用リング46の径の太い部分は連結用リング29
の内径よりも大きくなっている。
【0027】そして、図5に示すように、カセット式ク
リップユニット2はクリップ45の基端部47に連結板
37の鉤51を引っ掛け、その状態で連結板37をクリ
ップ締付用リング46に管外径の大きい方から挿入し、
その状態でこのクリップ締付用リング46の内部に例え
ばシリコーン等の固定剤90を充填して、クリップ45
と連結板37とをクリップ締付用リング46内に仮止め
したものである。
【0028】次に、図6ないし図15を参照しながら装
置本体1の操作部4の詳細について説明する。図6に示
すように、操作部4は、操作部本体5と、この操作部本
体5に対して軸方向にスライド自在に装着された第1の
スライダ13と、第1のスライダ13に対しラチェット
機構を介して軸方向にスライド自在な第2のスライダ3
6とから構成されている。
【0029】操作部本体5には先端開口部10と基端開
口部11とで開口する貫通孔12がその全長にわたって
形成されている。この貫通孔12は、操作部本体5の先
端開口部10に連結された前記導入管3の内孔と連通し
ている。また、導入管3の基端部外周から操作部本体5
の先端口金5aの外周にわたって、シリコン等の比較的
柔らかい材質からなる熱収縮チューブ27が被覆されて
いる(図2も参照)。これは、導入管3と操作部本体5
との接続部で硬さが極端に変わるため、これによって導
入管3が座屈しないようにするためであり、熱収縮チュ
ーブ27は、導入管3から操作部本体5に至る硬度の変
化をなだらかにする補強部材としての作用を果たす。
【0030】貫通孔12は、先端側の小径部12aとそ
の他の大部分を占める大径部12bとから成り、小径部
12aと大径部12bとがテーパ孔12cを介して接続
して成る。大径部12bは第1のスライダ13の先端が
挿入可能な内径に形成されている。また、操作部本体5
には、図示しない注射筒が着脱可能で且つ貫通孔12の
大径部12bに連通するルアロック口金14が設けられ
ている。
【0031】操作部本体5はその基端にフランジ部15
を有している。図7の(a)に示すように、フランジ部
15の基端面には、図7の(b)に示す蓋部材6が装着
される装着部94が形成され、この装着部94の両端に
はそれぞれ蓋部材6が係合可能な係合溝16,16が設
けられている。また、装着部94の基端面には図8に示
す固定解除ボタン7が係合可能な係合部17が突設され
ており、この係合部17の外面には、溝16,16と同
方向に、貫通孔12の大径部12bと連通する側孔18
が形成されている。この側孔18は、図9に示すよう
に、大径孔18aと小径孔18bとからなる。なお、係
合部17は、フランジ15の中央に位置し(操作部本体
5と同軸であり)、その基端面で貫通孔12の基端開口
部11が開口している。
【0032】図7の(b)に示すように、蓋部材6は略
円盤型の形状を呈しており、蓋部材6の一端面には装着
部94と係合部17とを収容可能な溝部95が形成され
ている。なお、この溝部95は、蓋部材6の周縁まで達
している。また、蓋部材6には、溝部95の内側に向け
て突出して装着部94の溝16,16と噛み合う一対の
突起部22,22が設けられている。さらに、蓋部材6
の他端面には、溝部95に連通し且つ係合部17と係合
可能な開口21が形成されている。
【0033】また、図8に示すように、固定解除ボタン
7は、操作部本体5と蓋部材6とを組み立てた状態(図
9の状態)で係合部17と蓋部材6との間に形成される
空間を摺動する矩形の枠部25と、この枠部25の内側
に向けて突出するピン26とから構成されている。ピン
26は、係合部17の側孔18の大径孔18aに嵌まり
込む大径部26aと、側孔18の小径孔18bに嵌まり
込む小径部26bとからなり、係合部17に組み付けた
状態で操作部本体5の貫通孔12の大径部12b内に0
mm〜2mm程度突出するようにその全長が設定されて
いる。
【0034】操作部本体5に対して蓋部材6を組み付け
る場合は、まず、固定解除ボタン7を係合部17に組み
付け、ピン26の小径部26bの外周面と側孔18の大
径孔18aの周面との間にOリング9を介装させる。次
に、ピン26の大径部26aの底面に穿設されたバネ装
着孔97(図9参照)にバネ8を装着し、この状態で、
蓋部材6を操作部本体5に嵌め込む。以下、この嵌め込
み手順について説明する。
【0035】まず、操作部本体5の溝16,16に蓋部
材6の突起部22,22を位置させて、図7の矢印にし
たがって蓋部材6を操作部本体5に対して上側からスラ
イドさせる。これによって溝16,16に突起部22が
噛み合う。なお、この場合、図6に示すように、フラン
ジ15の基端面から係合部17の基端面までの距離L
と、蓋部材6の先端から開口部21の先端(溝部95の
端面)までの距離L′との関係は、L>L′となってお
り、約0.5mm程度、Lの方が長く設定されている。
したがって、この寸法設定と、溝16,16と突起部2
2とのそれぞれの噛み合い始めの部分に設けられた面取
り23,24とによって、蓋部材6を操作部本体5に対
してスライドさせるに従って、蓋部材6が変形してい
く。この状態のまま更に蓋部材6を操作部本体5に対し
てスライドさせると、フランジ15の中心と蓋部材6の
中心とが一致した時点で、操作部本体5の係合部17が
蓋部材6の開口部21に嵌まり込み、これによって、蓋
部材6の変形がなくなり、蓋部材6は、長手方向におい
ては溝16,16と突起部22,22とが係合すること
により、また、径方向においては係合部17と開口部2
1とが係合することにより、操作部本体5に対して強固
に固定される。
【0036】なお、この組み立てられた状態において、
操作部本体5と蓋部材6との間の全ての部分には最小の
ガタが設けられており、組立による残留応力が発生しな
いようになっている。
【0037】また、このように、操作部本体5に対して
蓋部材6を組み付けた状態では、係合部17に係合され
た固定解除ボタン7の一部が溝部95を通じて蓋部材6
の周縁部から突出するとともに、固定解除ボタン7と蓋
部材6との間でバネ8が圧縮状態で保持される。このバ
ネ8は、ピン26の先端を貫通孔12の大径部12b内
に突出させる方向に固定解除ボタン7を付勢する。した
がって、この付勢力に抗して固定解除ボタン7を押すこ
とにより、貫通孔12の大径部12b内へのピン26の
突出量を0mmとすることができる。
【0038】次に、操作部4を構成する第1のスライダ
13および第2のスライダ36について説明する。図6
に示すように、操作部本体5の貫通孔12内には筒状の
第1のスライダ13が進退自在に挿通されている。導入
管3内を挿通された操作管28は、操作部本体5の先端
開口部10を通って、第1のスライダ13の先端に螺着
された金属製の連結部材59の先端にロー付け等によっ
て接続固定されている。このような接続手法を用いる理
由は、操作管28がコイルであり、接着剤により固定し
た場合にはコイルにかかる伸縮の力によってコイルが伸
び縮みしてしまい、接着剤が剥離してしまう可能性があ
るからであり、また、第1のスライダ13が樹脂のモー
ルドで作られており、操作管28を直接に第1のスライ
ダ13にロー付けすることが不可能であるからである。
したがって、操作管28を、一旦、金属製の連結部材5
9にロー付け等により固定し、この連結部材59のネジ
部60を第1のスライダ13に捩じ込み接着することが
最善の策といえる。
【0039】また、連結部材59のネジ部60と操作部
本体5との間には圧縮バネ62が介装されている。この
圧縮バネ62は、ネジ部60の先端側の連結部材59の
外周面に形成されたスパイラル溝61にねじ込まれてい
る。したがって、この構成によれば、連結部材59と第
1のスライダ13とのねじ込み接着の際にスパイラル溝
61に配置した圧縮バネ62にも接着剤を塗布すること
により、圧縮バネ62と連結部材59との接着作業及び
連結部材59と第1のスライダ13との接着作業を同時
に行うことができる。
【0040】第1のスライダ13の先端側の外周面には
長手方向に沿って2つのガイド溝64,64が設けられ
ている。これら2つのガイド溝64,64は互いに周方
向に180度の角度間隔を開けて設けられている。各ガ
イド溝64は、操作部本体5に装着される固定解除ボタ
ン7のピン26の小径部26bの径よりも若干大きな幅
を有しており、その途中に設けられた段差部99を堺
に、先端側が溝の浅い第1のガイド溝64aを形成し、
基端側が溝の深い第2のガイド溝64bを形成してい
る。この構成では、固定解除ボタン7のピン26が一方
のガイド溝64の第1のガイド溝64a及び第2のガイ
ド溝64bに位置することにより、その位置以上に操作
管28が導入管3に対して突出することが規制され、ま
た、第1のスライダ13の回転が規制されるものであ
る。
【0041】なお、圧縮バネ62は、ピン26が2段目
の第2のガイド溝64bに位置する際に、操作部本体5
と第1のスライダ13との間で圧縮力を保持するように
寸法設定されており、ピン26が1段目の第1のガイド
溝64aの先端に位置する際に、圧縮力が解除されるよ
うに寸法設定されている。
【0042】また、2段目の第2のガイド溝64bにピ
ン26が位置した状態では、導入管3の先端開口から操
作管28が突出し、この状態から固定解除ボタン7を押
してピン26を操作部本体5の側孔18内に引き込ませ
ると、ピン26と第2のガイド溝64bとの係合が外
れ、圧縮バネ62の付勢力によって操作管28が自動的
に導入管3内に引き込まれるようになっている。
【0043】なお、第1のスライダ13にガイド溝64
を2つ設けた理由は、固定解除ボタン7の突出部7aと
ピン26とが構造上180°反対側に位置しているのに
対して、使用者が固定解除ボタン7の突出部7a側にピ
ン26があるように勘違いして操作部本体5に対して第
1のスライダ13を180°逆に入れてしまう可能性が
あるためである。
【0044】また、図2に示すように、第1のスライダ
13の基端側にはその長手方向に沿って第1のスリット
56が形成されている。また、この第1のスリット56
の先端側には、第1のスライダ13の両側から第1のス
ライダ13の長手方向に対して略垂直に張り出して成る
膨出部13aが設けられている。この膨出部13aに
は、第1のスリット56と直角方向に第2のスリット5
7が形成されている。そして、第2のスライダ36が第
1のスリット56に沿って移動可能に取り付けられ、操
作ワイヤ33の基端側に固定された後述する回転操作部
材55が第2のスリット57内に回動自在に配設されて
いる。この構成について図6を参照しつつ更に詳しく説
明する。
【0045】図6に示すように、連結部材59の先端に
接続固定された操作管28の基端部開口からは操作ワイ
ヤ33が延出しており、この延出した操作ワイヤ33は
第2のスライダ36に回動自在に連結されている。ま
た、操作管28の基端部開口から延出した操作ワイヤ3
3の外周部位には、複数の管状部材34,53が被嵌さ
れている。
【0046】すなわち、図10に示すように、操作ワイ
ヤー33の延出部外周には、操作ワイヤー33の第2の
スライダー36付近の座屈を防止するために、ステンレ
ス等のパイプ材で作られた操作パイプ34が被嵌されて
いる。さらに、操作パイプ34の基端部外周にはステン
レス材等からなる円筒状のワイヤー受け35が嵌着され
ている。そして、この状態で、ワイヤー受け35の外周
を図11及び図12に示すようにしてカシメることによ
り、ワイヤー受け35と操作パイプ34と操作ワイヤー
33とを一体に固定している。なお、こうした固定は、
無論、半田付けでも可能である。しかし、半田付けによ
ると、残留したフラックス等により操作ワイヤー33が
腐食して切れてしまう可能性があり、また、余分な半田
を除去するヤスリがけやフラックス等を除去する洗浄工
程等が必要となるなど、問題点が多い。したがって、こ
うした点を考えると、やはり、カシメによる固定が好ま
しいと言える。
【0047】この場合のカシメ固定は、図13に示すカ
シメ部102を備えたカシメ装置によって行なわれる。
カシメ部102は、凹状の受け部100と凸部101と
からなり、ワイヤー受け35の側面を受け部100と凸
部101との間に挟み込んでカシメることができる。カ
シメた状態では、図11の縦断面図に示すように、操作
ワイヤー33と操作パイプ34とがカシメ部102の受
け部100側に片寄った形状となる。図12に示すよう
に、カシメはワイヤー受け35の長手方向にずれた側面
の2箇所で行なわれる。この2箇所のカシメは、カシメ
部102の向きを変えて行なわれる。つまり、図12に
示すように、これら2箇所のカシメによって、操作パイ
プ34と操作ワイヤー33は波打った形状を成して互い
の固定強度が増大される。また、ワイヤー受け35の外
径が2mm程度で操作パイプ34の外径が0.8mm程
度である場合、2つのカシメ部91,91同志の間隔は
0.5mm程度であることが好ましい。これは、2つの
カシメ部91,91同志の間隔が短すぎると、操作パイ
プ34の曲がり方がきつすぎて、曲がった部分から破断
に至る可能性があるからである。逆に、操作パイプ34
と操作ワイヤー33の波打つ度合いが緩いと、固定強度
があまり高くならない。なお、カシメる箇所は無論3箇
所以上でも構わない。ただし、この場合も、隣合うカシ
メ部91,91同志はカシメ方向を逆にする必要がある
(このカシメ方法は、本実施例のクリップ装置に限ら
ず、他の内視鏡用処置具にも適用可能である。)。
【0048】また、操作パイプ34の外周には、ワイヤ
ー受け35と一定の間隔を保って、回転パイプ53が被
嵌されている。この回転パイプ53は、真鍮等のパイプ
材から成り、その略全長にわたって、平面部54が設け
られている。つまり、回転パイプ53は、その断面形状
がD形状を呈している。また、回転パイプ53の外周に
は円盤状の回転操作部材55がスライド自在に嵌合され
ている。この場合、回転操作部材55の中心部には、回
転操作部材55の回転を回転パイプ53(ひいては操作
ワイヤー33)に伝達することができるように、回転パ
イプ53の断面形状と同一のD形状の貫通孔58が形成
されている。したがって、回転操作部材55は回転パイ
プ53に対して回転することはできない。なお、回転パ
イプ53の断面形状がD形状ではなく四角形や六角形で
ある場合には、当然、回転操作部材55の貫通孔58の
形状も四角形や六角形となることは言うまでもない。
【0049】また、回転パイプ53の表面にはニッケル
・クロム等のメッキが施されている。そして、回転パイ
プ53は、その基端部をカシメることにより操作パイプ
34に固定されている。無論、回転パイプ53と操作パ
イプ34との固定はロー付け等であっても構わない。
【0050】以上のようにして操作パイプ34と回転パ
イプ53とが被嵌されて構成された操作ワイヤ33の基
端側は、第1のスライダ13の内孔120を進退自在に
挿通されて第1のスリット56内に突出し、その基端が
ワイヤー受け35を介して第1のスリット56に沿って
移動可能な第2のスライダ36に固定されている。ま
た、回転パイプ53の外周に嵌合された回転操作部材5
5は、第1のスライダ13の膨出部13aに設けられた
第2のスリット57内に配置されている。回転操作部材
55は回転パイプ53の外周にスライド自在(しかし、
前述したように回転は不能)に嵌合されているため、回
転パイプ53が進退したどの状態においても回転操作部
材55の回転を回転パイプ53に伝達できる。この回転
力は回転操作部材55→回転パイプ53→操作パイプ3
4→操作ワイヤー33→フック30→カセット式クリッ
プ2へと伝わることになる。つまり、クリップ装置を経
内視鏡的に体腔内に導入した状態で回転操作部材55を
回転させることにより、カセット式クリップ2のクリッ
プ45の開く方向を体外から遠隔操作できる構成となっ
ている。
【0051】図6に示すように、回転操作部材55は第
2のスライダー36が摺動する部分の前方に設けられて
いるが、これは、右手で第2のスライダー36を操作
し、左手で回転操作を行なうことを想定し、その場合の
操作の容易性を図ろうとしたものであるが、無論、回転
操作部材55をその他の位置に設けても構わない。
【0052】図6に示すように、第2のスライダー36
は、操作ワイヤ33の基端部に取り付けられたワイヤー
受け35を挟み込んで固定する2つの押さえ部材65,
65と、これらの押さえ部材65,65を外側から一体
的に被覆するカバー部材122とから主に構成されてい
る。
【0053】押さえ部材65,65は、製品原価を安く
するために同一部品を2つ使用している。各押さえ部材
65は、第1のスライダー13の第1のスリット56内
を摺動する板状の摺動部65aと、この摺動部65aの
基端側に位置する半月状部65bとで構成されている。
摺動部65aには切り欠き69が設けられているため、
2つの押さえ部材65,65を互いの切り欠き69,6
9同志が向かい合うように接合させるとともに、2つの
切り欠き69,69によって形成される閉空間内にワイ
ヤー受け35を配置すると、操作ワイヤ33がワイヤー
受け35を介して第2のスライダ36に回動自在に固定
される。
【0054】摺動部65aの先端部には内側に逃げ部7
0が形成されており、また、先端外周面には外側に向け
て爪部71が形成されている。カバー部材122と2つ
の押さえ部材65,65との固定は、2つの押さえ部材
65,65を合わせた状態で、カバー部材122の基端
から押さえ部材65,65の爪71をカバー部材122
の内孔に設けられた内孔溝72(図15参照)に沿わせ
て押し込む。この際、逃げ部70により摺動部65aの
先端が撓むのを利用する。そして、押さえ部材65,6
5とカバー部材122とが所定位置にきた時、爪部71
がカバー部材122の先端部に設けられた係止部73に
引掛かり、両者が固定される。
【0055】押さえ部材65の半月状部65bには半月
状の平面部74から垂直に半月状部65bを貫通する矩
形の貫通孔75があり、この貫通孔75にラチェット解
除ボタン68、係止手段66、バネ67が摺動自在に配
設されている。バネ67は、係止手段66と第2のスラ
イダー36の内壁との間に圧縮された状態で配設されて
おり、通常状態で係止手段66は、第1のスライダ13
の係止爪76に押し付けられることにより、第1のスラ
イダ13に対する第2のスライダー36の先端方向への
移動を規制しており、ラチェット機構を形成している。
ラチェット解除ボタン68は、貫通孔75とこの貫通孔
75に連通するカバー部材122の連通孔77内を通っ
ており、ラチェット解除ボタン68が押されると、係止
手段66が押し上げられ、係止手段66と係止爪76と
の係合が解除されるようになっている。
【0056】また、第1のスリット56内に位置するラ
チェット解除ボタン68の先端の棒状の摺動部68aと
貫通孔75との間にはほぼクリアランスがないように設
定されている。この場合のクリアランスは約0.01〜
0.2mm程度であることが好ましい。これは以下の理
由による。
【0057】すなわち、本クリップ装置においては、後
述するように第2のスライダ36を手元側に引いてカセ
ット式クリップ2のJ字状の鉤51を伸ばし、カセット
式クリップ2とクリップ装置本体1とを切り離してカセ
ット式クリップ2を患部に留置するが、この時、第2の
スライダー36にかかっていた力が解除され、第2のス
ライダー36が急激に手元側に移動し、第2のスライダ
ー36の基端と第1のスライダ13の第1のスリット5
6の基端とが激しくぶつかる。この際に、ラチェット解
除ボタン68の摺動部68aと貫通孔75との間のクリ
アランスを大きく取っていると、押さえ部材65,65
の基端が塑性変形してしまい、貫通孔75が潰されて、
係止手段66やラチェット解除ボタン68の摺動部68
aの摺動ができなくなってしまう。そのため、このよう
な事態を防止するため、前記クリアランスをほぼなくし
て、押さえ部材65,65が塑性変形するスペースをな
くし、急激な衝突を起こした場合でも、押さえ部材6
5,65が弾性変形によって衝撃を吸収し、係止手段6
6及びラチェット解除ボタンの摺動部68aが良好な摺
動を行なえるようにしたものである。また、2つの押さ
え部材65,65を円筒状のカバー部材122で囲んで
いることにより、この衝突による押さえ部材65,65
のばらけを未然に防止することができる。
【0058】ところで、図14に示すように、ラチェッ
ト解除ボタン68はボタン68b側に向かって広がる抜
け止め78を有しており、抜け止め78の内側の空間7
9を撓ませることにより、押さえ部材65,65の貫通
孔75に対するラチェット解除ボタン68の嵌め込みが
可能となっている。また、嵌め込んだ後は、抜け止め7
8が貫通孔75の段差部80に引掛かって、抜けないよ
うになっている。
【0059】また、第1及び第2のスライダ13,36
の長手方向に向かう係止手段66の長さは貫通孔75の
長手方向に向かう長さよりも5mm程度短くなってお
り、ラチェット機構がかかった状態でも、第2のスライ
ダー36が第1のスライダ13に対して3〜10mm好
ましくは5mm程度移動できるようになっている。
【0060】なお、図6の(b)に示すように、第1の
スライダ13の基端部にはリング状の取手105が設け
られている。次に、上記構成のクリップ装置の作用を説
明する。まず、操作部4の第1のスライダ13を先端側
に押し出すことによってピン26を第1のスライダ13
の第2のガイド溝64bに位置させて、操作管28を導
入管3から突出させる。そして、この状態でクリップ装
置本体1側のフック30にカセット式クリップユニット
2を取付ける。
【0061】このクリップユニット2の取付け方法は、
操作部4の第2のスライダ36を先端側にスライドさせ
て、操作ワイヤ33の先端のフック30を操作管28の
外側に突出させる。次に、クリップユニット2の連結板
37の大径孔52bにフック30のピン42の頭部42
aを嵌め込み、この状態でクリップユニット2を先端側
に引く。すると、連結板37の係合孔52の長孔52a
がフック30のピン42の首部42bに嵌まり込み、容
易に外れなくなる。その状態のまま、操作部4の第2の
スライダ36を手元側に引き、操作ワイヤ33を介して
フック30を連結用リング29内に引き込み、カセット
式クリップユニット2側のクリップ締付用リング46の
連結部46aを連結用リング29内に嵌め込み固定す
る。これによって、カセット式クリップユニット2はク
リップ装置本体1に装填される。
【0062】次に、操作部4の第1のスライダ13を手
元側にスライド操作することにより、操作管28を導入
管3内に引き込み、クリップ45を閉じた状態で導入管
3内に収める。そして、この導入管3ごと内視鏡のチャ
ンネルを通じて、生体腔内に導入した後、操作部4の第
1のスライダ13を先端側に押し出し操作することによ
り、操作管28を導入管3に対して押し出し、クリップ
45を導入管3より外へ突き出す。このとき、クリップ
45の腕部49a,49bには開拡習性が付与されてい
るので、クリップ45の腕部49a,49bが拡開す
る。
【0063】その後、操作部4の第2のスライダ36を
手元側に引き、操作ワイヤ33を介してフック30を手
元側へ引くことにより、クリップ45の嵌動部48a,
48bをクリップ締付用リング46内に引き込む。する
と、図16に示すように、嵌動部48a,48bが潰さ
れ、結果としてクリップ45の腕部49a,49bが最
大に開く。このようにクリップ45の腕部49a,49
bが最大に開いた状態で、回転操作部材55を任意の方
向に回転させ、クリップ45の開脚方向を所望の向きに
する。この際、第2のスライダー36を先端側に3〜1
0mm好ましくは5mm程度移動させることにより、回
転操作部材55の回転(操作ワイヤ33の回転)おより
スムーズに行なうことができる。これは、クリップ45
を開脚させるために操作ワイヤー33にテンションをか
けており、このテンションがカセット式クリップ2と連
結用リング29との摩擦抵抗を増大させた状態でラチェ
ットにより操作ワイヤー33が固定されているが(図1
8の(a)の状態)、第2のスライダー36を先端側に
3〜10mm好ましくは5mm程度移動させることによ
り(図18の(b)の状態)、そのテンションを解除で
きるためである。また、この3〜10mm好ましくは5
mmの移動は、前述した構成で述べたように、ラチェッ
ト機構が掛かった状態で行なうことが可能である。
【0064】このような操作によりカセット式クリップ
2の開脚方向を最適な方向にした後、クリッピングを必
要とする生体組織108にクリップ45を押し付ける。
そして、再度、第2のスライダー36を手元側に引いて
操作ワイヤ33を手元側に引くと、クリップ45の腕部
49a,49bがクリップ締付用リング46に当たり、
さらに腕部49a,49bがこのクリップ締付用リング
46内に引き込まれることにより、クリップ45の腕部
49a,49bは閉じ、挟持部50a,50bは生体組
織108を挟みつける。
【0065】ここで、さらに操作ワイヤ33を手元側に
引くことにより、クリップ45は図17の(a)に示す
ように生体組織108に深く打ち込まれる。このとき、
連結板37の鉤51は図17の(b)(c)に示すよう
に引き伸ばされ、クリップ45が連結板37から外れ
る。なお、クリップ締付用リング46はクリップ45の
腕部49a,49bを押し付けているので、図17の
(a)に示すようにクリップ45から抜けず、クリップ
45とともに体内に留置される。
【0066】以上説明したように、本実施例のクリップ
装置は、回転以外の機構を損なうことなく、先端処置部
を回転させることが可能である。さらに、両方向の回転
を回転の飛び等がなく確実に行なえる。これにより、ク
リッピングを容易に行なうことができる。
【0067】また、回転を行なう前に、ラチェットを解
除することなく第2のスライダ36を先端側に3〜10
mm好ましくは5mm程度移動できるため、安全且つ確
実にワイヤーにかかったテンションを解除でき、よりス
ムーズな回転が可能となる。
【0068】また、操作パイプ34と操作ワイヤー33
が波打つようにワイヤー受け35をカシメることによ
り、高い固定強度を持つ安価な固定が可能である。な
お、以上説明してきた態様により、以下の項で示す各種
の構成が得られる。
【0069】1.生体腔内に挿入可能な導入管と、この
導入管内に進退自在に挿通された管状の操作部材と、こ
の操作部材の基端に接続され導入管に対する操作部材の
進退動作を行なう第1のスライダと、前記操作部材内に
進退自在に挿通されたトルク伝達性を有する操作ワイヤ
と、この操作ワイヤーの基端に接続され前記第1のスラ
イダとラチェット機構によって係合することにより第1
のスライダに対して進退しながら操作ワイヤの進退操作
を行なう第2のスライダと、前記操作ワイヤの先端に装
着されるとともに生体組織を結紮する一対の把持部を有
し前記操作ワイヤの牽引操作によって前記把持部を離間
させる方向に拡開可能な結紮部とを具備する結紮装置に
おいて、前記操作ワイヤを手元側で回転操作可能な回転
操作手段と、前記第1のスライダと第2のスライダとの
ラチェット係合状態を保持したまま第2のスライダを第
1のスライダに対して進退させて操作ワイヤのテンショ
ンを解除可能なテンション解除手段とを具備したことを
特徴とする結紮装置。
【0070】2.前記ラチェット機構は、前記第1のス
ライダの長手方向に沿って形成された係止爪と、前記第
2のスライダ内に配設され前記係止爪と係合可能な係止
手段と、この係止手段を前記係止爪に対して付勢するバ
ネと、前記バネの付勢力に抗して前記係止手段と前記係
止爪との係合状態を解除する解除ボタンとを具備し、前
記テンション解除手段は、前記係止手段を第2のスライ
ダとの間に一定のクリアランスを残して第2のスライダ
内に配設する手段からなることを特徴とする第1項に記
載の結紮装置。
【0071】3.前記クリアランスが4〜6mmである
ことを特徴とする第2項に記載の結紮装置。 4.操作ワイヤーの基端に補強パイプが外設され、この
補強パイプの外周に円筒状の受け部材が外設され、受け
部材の側面より少なくとも2箇所長手方向に異なる位置
でカシメることにより、前記操作ワイヤーと補強パイプ
と受け部材とを一体で固定し、また、前記受け部材が第
2のスライダーの内部に設けた係止部に引掛かることに
より操作ワイヤーと第2のスライダーとが固定され、前
記2箇所の隣合ったカシメは、互いに受け部材の側面の
逆側で行なわれていることを特徴とする第1項に記載の
結紮装置。
【0072】5.少なくとも2箇所のカシメが受け部と
凸部とを有したカシメ手段により行なわれることを特徴
とする第4項に記載の結紮装置。 6.隣合ったカシメの端部同士の間隔が0.4〜0.6
mmであることを特徴とする第4項または第5項に記載
の結紮装置。
【0073】(第4項ないし第6項の構成について)従
来の結紮装置の中には、結紮部の操作をワイヤーを介し
て操作部の操作により行なっているものがある。実開平
5−13409号公報に示されるように、操作ワイヤー
の基端に補強パイプを外設した上で、操作ワイヤーと補
強パイプとを一緒に折り曲げてワイヤー受け部材に係合
し、ワイヤー受け部材を引掛けることにより、スライダ
ーと操作ワイヤーとを固定している。
【0074】しかし、操作パイプと操作ワイヤーとを折
り曲げた後、ワイヤー受け部材との固定を行なわなけれ
ばならず、多くの作業時間を要するという欠点があっ
た。そこで、操作パイプと操作ワイヤーとを同時に折り
曲げる代わりに、折り曲げをせず、受け部材を向きの異
なる方向より、複数箇所でカシメることにより、前記問
題を解消しようとしたものである。操作パイプと操作ワ
イヤーが波打つようにワイヤー受けをカシメることによ
り、高い固定強度を持ち且つ安価な固定が可能となる。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の結紮装置
は、シース部分を太くすることなく且つ他の機能を損な
うことなく、結紮部を所望の向きに容易に回転させるこ
とができる。
【0076】特に、前記操作ワイヤを回転操作して結紮
部を回転させるようにしているため、回転の際に鉗子チ
ャンネルの内壁と導入管との摩擦抵抗によって回転の飛
び等が発生することはなく、回転操作手段による回転力
を確実に先端の結紮部に伝えることができる。これによ
り、結紮装置による手技の容易さの向上や手技の効率の
向上が果たせる。
【0077】また、第1のスライダと第2のスライダと
のラチェット係合状態を保持したまま第2のスライダを
第1のスライダに対して進退させて操作ワイヤのテンシ
ョンを解除できるため、現時点の結紮部の拡開状態を変
更することなく、回転力の伝達性を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施例に係るクリップ装置
の先端部の縦断面図、(b)はクリップ装置の先端部の
横断面図である。
【図2】図1のクリップ装置の操作部の斜視図である。
【図3】(a)はフック部の斜視図、(b)は(a)の
AーA線に沿う断面図である。
【図4】操作管の構成を示す側断面図である。
【図5】(a)はクリップの平面図、(b)はクリップ
の側面図である。
【図6】クリップ装置の操作部の断面図である。
【図7】操作部本体と蓋部材の構成を示す斜視図であ
る。
【図8】固定解除ボタンの斜視図である。
【図9】組み立て状態における固定解除ボタンの部位の
縦断面図である。
【図10】操作ワイヤの基端側の構成を示す斜視図であ
る。
【図11】操作ワイヤの基端部のカシメ部の状態を示す
正断面図である。
【図12】操作ワイヤの基端部のカシメ部の状態を示す
側断面図である。
【図13】カシメ具の要部を示す図である。
【図14】組み立て状態におけるラチェット解除ボタン
の部位の縦断面図である。
【図15】第2のスライダのカバー部材の斜視図であ
る。
【図16】クリップ装置を使用して組織を結紮する様子
を示す断面図である。
【図17】(a)は結紮組織に留置されたクリップの断
面図、(b)はクリップを留置した後におけるクリップ
装置の横断面図、(c)はクリップを留置した後におけ
るクリップ装置の縦断面図である。
【図18】第2のスライダの断面図である。
【符号の説明】
1…装置本体、2…クリップユニット、3…導入管、1
3…第1のスライダ、28…操作管(操作部材)、33
…操作ワイヤー、36…第2のスライダ、55…回転操
作部材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体腔内に挿入可能な導入管と、この導
    入管内に進退自在に挿通された管状の操作部材と、この
    操作部材の基端に接続され導入管に対する操作部材の進
    退動作を行なう第1のスライダと、前記操作部材内に進
    退自在に挿通されたトルク伝達性を有する操作ワイヤ
    と、この操作ワイヤーの基端に接続され前記第1のスラ
    イダとラチェット機構によって係合することにより第1
    のスライダに対して進退しながら操作ワイヤの進退操作
    を行なう第2のスライダと、前記操作ワイヤの先端に装
    着されるとともに生体組織を結紮する一対の把持部を有
    し前記操作ワイヤの牽引操作によって前記把持部を離間
    させる方向に拡開可能な結紮部とを具備する結紮装置に
    おいて、 前記操作ワイヤを手元側で回転操作可能な回転操作手段
    と、前記第1のスライダと第2のスライダとのラチェッ
    ト係合状態を保持したまま第2のスライダを第1のスラ
    イダに対して進退させて操作ワイヤのテンションを解除
    可能なテンション解除手段とを具備したことを特徴とす
    る結紮装置。
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