JP2009542365A - 中隔欠損を処置するためのシステムおよび方法 - Google Patents

中隔欠損を処置するためのシステムおよび方法 Download PDF

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Abstract

インプラント可能処置装置およびこのインプラント可能処置装置を送達するためのデバイスを有する中隔欠損を処置するためのシステム、処置装置の送達を制御するためのデバイス、並びに中隔欠損を処置するための方法を提供する。このインプラント可能処置装置は、好ましくは、隔壁またはその一部を通してインプラント可能である。この処置システムは、可撓性の長形本体部材と、インプラント可能装置を送達するように構成された送達デバイスと、本体部材を安定化させるように構成された安定化デバイスと、送達デバイスを所望の位置に配置するように構成された位置決めデバイスと、インプラント可能装置の送達を制御するための近位の制御デバイスとを備えることができる。

Description

(発明の分野)
本発明は、一般に、中隔欠損などの内部組織の欠陥を処置するシステムおよび方法に関する。
(発明の背景)
内部組織の位置の点で、内部組織の欠陥の治療は本質的に困難である。侵襲的手術により欠陥に接近する場合、高度のリスクを伴い、被験体に重篤な合併症を生じる可能性がある。カテーテルまたは等価なデバイスを使用して離れた場所から欠陥に接近する場合、リスクは低くなるが、カテーテルの物理的能力が限られていることを考慮すると、欠陥自体の処置はより難しくなる。組織の欠陥に接近して処置することの難しさは、欠陥が重要臓器内、または重要臓器付近に見られる場合、倍加する。たとえば、卵円開存(「PFO」)は、心臓の左右の心房間に生じる可能性がある重篤な中隔欠損であり、動脈開存(「PDA」)は、大動脈および肺動脈間の異常な短絡である。
子宮胎児の発育時、酸素は、発育する胎児の血管系および母体の胎盤間の複合体相互作用を通して、母体血から胎児血に運ばれる。このプロセスでは、血液は、胎児の肺内で酸化しない。実際、胎児の循環系の殆どは、肺から、胎児期には開放しているが、誕生後間もなく閉鎖する特殊な血管および孔に短絡する。しかし、時には、これらの孔は閉鎖せず、血流力学的問題を生じる場合があり、極端な場合は致命的であることを証明することができる。胎児期には、卵円孔と呼ばれる開口部は、血液が肺を迂回し、右心房から左心房に直接移動することを可能にする。したがって、胎盤との気体交換によって酸化する血液は、大静脈を通って右心房に入り、卵円孔を通って左心房に入り、左心房から左心室に入り、胎児の体循環に送り出される。誕生後、肺循環が確立すると、左心房の血流および血圧は、卵円孔の機能閉鎖を生じ、心臓は発育し続けるため、この閉鎖は、卵円孔が完全に封止された状態になるのを可能にする。
しかし、場合により、卵円孔は、完全には閉鎖しない場合がある。この状態は、PFOと呼ばれ、個体の成人寿命を通して、心臓の左右の心房間を短絡させ続ける可能性がある。PFOは、脳卒中および偏頭痛など、個体に対して重篤な健康上のリスクを与える可能性がある。PFOの存在は、偏頭痛の発症に影響を与える可能性がある要因として意味付けられてきた。PFOを偏頭痛と関連付ける現在の2つの仮説としては、血管刺激物質または血栓/塞栓が、これらをそれぞれ非活性化させるか、あるいは濾過する肺を通過せずに静脈循環から直接左心房に移行する状態が挙げられる。PFOに関連付けられてきた(およびPFOの閉鎖により利益があると思われる)その他の疾病としては、抑うつ症および情動障害、人格障害および不安障害、疼痛、脳卒中、TIA、認知症、てんかん、および睡眠障害が挙げられるが、これらだけに限らない。
さらにその他の中隔欠損は、心房−中隔欠損(ASD)、心室−中隔欠損(VSD)など、心臓の様々な空間の間で生じる可能性がある。これらの血管およびPFOを処置するには、心臓切開手術を行って、閉鎖される欠陥を結紮またはパッチする。あるいは、傘またはディスク状のデバイスを心臓内に導入する必要があるカテーテルベースの手順が開発された。これらのデバイスは、ハブまたは胴状の物で接続される対向する膨張可能な構造物を含む。一般に、欠陥を閉鎖しようとする場合、デバイスは、欠陥の自然な開口部から挿入され、膨張可能な構造は、隔壁の両側に展開されて組織を固定し、傘またはディスク状構造間に欠陥を包囲する。
これらのデバイスには、多くの欠点がある。たとえば、これらのデバイスは、一般に、多くの場合は膜を支持するフレーム構造を含み、これらの膜またはフレーム構造は、被験体の生存中に故障する場合があり、その結果、欠陥が再度開くか、あるいはデバイスのそれらの部分が被験体の心臓内に放出される可能性があるというリスクが生じる。これらのデバイスは、中隔欠損の完全な封止を形成することができず、血液が欠陥に短絡し続ける可能性がある。また、これらのデバイスのサイズおよび膨張性は、デバイスを回収する必要が生じた場合、被験体から安全に回収することを難しくする。これらのデバイスが心臓内に存在させるには、一般に、被験体は、長期間にわたって抗凝固薬を使用する必要があり、その結果、被験体の健康上のリスクが増すことになる。さらに、これらのデバイスは、心臓組織の他の部分と接触して、不整脈、局所的な組織の損傷、および穿孔など、望ましくない副作用を生じる可能性がある。
したがって、心臓内の内部組織の欠陥を処置および閉鎖するための改善されたデバイス、システム、および方法が必要である。
(要旨)
中隔欠損などの内部組織の欠陥を処置するための改善されたデバイスおよびシステムは、本項で一例の実施態様により提供される。これらの実施態様は単なる一例であり、本発明を制限する意図はない。
例示的な実施態様では、中隔欠損を処置するためのシステムは、長形送達部材と、隔壁を貫通するように構成された長形ニードル部材と、インプラント可能なデバイスに当接するように構成された長形プッシャー部材と、隔壁内の中隔欠損を処置するように構成されたインプラント可能なデバイスと、送達部材とニードル部材とプッシャー部材との各々に結合され、各々の部材を制御するように構成された近位の制御デバイスとを備え、この近位の制御デバイスは、ユーザが直接接近するように構成される。
他の例示的な実施態様では、近位の制御デバイスは、送達部材、ニードル部材、およびプッシャー部材の各々を手動または自動制御するように構成することができる。近位の制御デバイスは、ニードル部材に対するプッシャー部材の位置、送達部材に対するニードル部材の位置、および/または送達部材に対するプッシャー部材の位置を係止するように構成することができる。
追加の例示的な実施態様では、近位の制御デバイスは、送達部材に結合する送達作動装置と、ニードル部材に結合するニードル作動装置と、プッシャー部材に結合するプッシャー作動装置とを備えることができる。送達作動装置、ニードル作動装置、およびプッシャー作動装置は、少なくとも部分的に独立して制御可能にすることができる。
追加の例示的な実施態様では、システムは、近位のコントローラに固定結合する本体部材を備えることができ、本体部材は、被験体の解剖学的構造に固定係合するように構成される。近位のコントローラは、送達部材、ニードル部材、およびプッシャー部材のうちの少なくとも1つを本体部材に対して適切な位置に係止するように構成することができる。近位のコントローラは筐体を備えることができ、送達作動装置、ニードル作動装置、およびプッシャー作動装置の各々は、筐体内で摺動可能である。また、送達作動装置、ニードル作動装置、およびプッシャー作動装置は各々、個々の作動装置の運動を作動させるように構成された押しボタンを備えることができる。
別の例示的な実施態様では、医療デバイスを制御するためのコントローラは、筐体と、筐体内に摺動可能に収容され、筐体に対して予め決められた少なくとも1つの位置に係止可能な第1作動装置と、筐体内に摺動可能に収容され、第1作動装置に対して少なくとも1つの位置に係止可能な第2作動装置とを備え、第1および第2作動装置が、医療デバイスの移動可能部分に独立して結合される。
別の例示的な実施態様では、コントローラは、筐体内に摺動可能に収容される第3作動装置を備え、第3作動装置は、第2作動装置に対して少なくとも1つの位置、および筐体に対して少なくとも1つの予め決められた位置に係止可能である。
別の例示的な実施態様では、中隔欠損の処置を制御するための近位の制御デバイスは、各々が独立して医療デバイスの移動可能部分に結合されるユーザインターフェースおよび複数の制御可能部材を備える。複数の制御可能部材のうちの少なくとも1つは、複数の制御可能部材のうちの少なくとも1つの他の制御可能部材に対して所定の位置に係止することが可能である。制御可能部材の各々は、ユーザインターフェースによって制御可能にすることができ、各々の制御可能部材は、少なくとも1つの他の制御可能部材の位置に応じて移動可能にすることができる。
別の例示的な実施態様では、複数の制御可能部材の各々は、ユーザによって直接アクセス可能である。
本発明の他のシステム、方法、特徴、および利点は、当業者にとって、以下の図面および詳細な説明を考察すると明らかであるか、あるいは明らかになるであろう。すべてのこのような追加のシステム、方法、特徴、および利点は、本明細書に含まれ、本明細書の範囲内であり、添付の請求の範囲によって保護されることを意図する。また、本発明が、一例の実施態様の詳細を必要とするように制限されないことを意図する。
構造および動作の両方に関する本発明の詳細は、一部には、類似の参照符号が類似の部品を指示する添付の図面を調査することによって探ることができる。図中の構成要素は、必ずしも原寸に比例しているのではなく、本発明の原理を示すことが強調されている。さらに、すべての図面は、コンセプトを伝えることを意図しており、相対的なサイズ、形状、およびその他の詳細な属性は、厳密あるいは正確にではなく、おおまかに示されている場合がある。
(詳細な説明)
本明細書には、中隔欠損を処置するための改善されたデバイスおよび方法を記載する。説明しやすくするために、デバイスおよび方法は、PFOの処置に関して説明する。しかし、このデバイスおよび方法は、ADS、VSDなどを含む任意のタイプの中隔欠損、およびPDA、またはその他の構造上の心臓または血管の欠陥の処置に使用することができる。
図1は、PFOを処置、および好ましくは閉鎖するように構成された中隔欠損処置システム100の例示的な実施態様の遠位の部分を示す。この実施態様では、処置システム100は、中隔欠損を有する患者(ヒトまたは動物)の血管系に挿入するように構成された本体部材101を備える。本体部材101は長手方向軸107、遠位端112を有し、各々が複数の機能を達成するように構成することが可能な1つまたは複数の内腔102を含むことができる。好ましくは、処置システム100は、中隔欠損を少なくとも部分的に閉鎖するように構成されたインプラント103(本明細書では「インプラント」と呼ぶ)を含む。処置システム100は、インプラント103を収容して送達するように構成された可撓性の長形送達デバイス104を含むことができる。本体部材101の幅を最小限にするために、インプラント103は、インプランテーション後に望ましい構成から、インプランテーション前に送達デバイス104内に保管および収容するために、より小さい断面を有する構成に変形可能にすることが可能である。
処置システム100は、インプラント103の送達時に本体部材101を安定させるための安定化デバイス105と、送達されるインプラント103のセンタリング、あるいは所望の位置決めを促進するためのセンタリングデバイス106を任意に含むことができる。本明細書では4つの別個の構成要素として示されているが、本体部材101、送達デバイス104、安定化デバイス105、およびセンタリングデバイス106の任意の組合せは、一緒に結合して、構成要素の数を処置システム100内の3つ、2つ、または1つの総合的な構成要素に減少させることができる。
本体部分101、インプラント103、送達デバイス104、安定化デバイス105、および位置決めデバイス106を有することが可能な類似の処置システム100の使用は、2005年9月1日に出願された同時係属米国特許出願第11/218,794号「Suture−based Systems and Methods for Treating Septal Defects」、2005年12月5日に提出された同時係属米国特許出願第11/295,338号「Clip−based Systems and Methods for Treating Septal Defects」に詳細に記載されており、これらはともに、引用することにより本明細書に全体的に援用する。インプラント可能なタイプの閉鎖デバイスの何れか、この閉鎖デバイスを送達するためのシステム、および援用される出願に記載されている閉鎖デバイスを使用するための方法は、本明細書に記載されているシステムおよび方法に使用することができる点に注目するべきである。
処置システム100の多くの別の実施態様をより良く理解するために、PFOを有する一例のヒトの心臓の解剖学的構造について簡潔に示す。図2Aは、下大静脈202および上大静脈203の一部分が心臓200に接続された一例のヒトの心臓200を示す外部/内部図である。心臓200の外側組織表面204は、破断部分201を通して、右心房205の内部とともに示されている。右心房205の内部には、隔壁207が示されており、隔壁207は、対向する側部(図示しない)に位置する右心房205および左心房間に配置される。卵円嵩208も示されており、これは、組織が周囲の組織より薄い隔壁207の領域である。PFO領域209は、卵円嵩208を越える上部部分付近に位置する。
図2Bは、右心房205から見たPFO領域209をより詳細に示す隔壁207の拡大図である。PFO領域209は、隔壁207の第1フラップ状部分である二次中核210を含む。卵円嵩208上のこのフラップの縁部は、縁部211と呼ばれる。図2Cも、隔壁207の拡大斜視図だが、左心房212から見た隔壁207を示している。この場合、PFO領域209は、隔壁207の第2フラップ状部分である一次中隔214を含むように示されている。一次中隔214および二次中核210は、部分的に互いに重なり、側壁219(図2B〜Cの破線と示されている)間にトンネル状開口部215を画定し、このトンネル状開口部215は、血液が右心房205および左心房212間に短絡することを可能にし、PFOとして一般に示されている。
図2Dは、図2B〜Cの線2D−2Dに沿って見た一例のPFO領域209を示す断面図である。この場合、二次中核210は、一次中隔214より厚いことが分かる。一般に、左心房212内の血圧は、右心房205内の血圧より高く、トンネル215は封止状態を保つ。しかし、ある状況では、右心房205内の血圧が、左心房212内の血圧より高くなり、血液が、右心房205から左心房212に短絡するバルサルバ状態が生じる可能性がある。最も一般的な短絡は、このようにして生じるので、本明細書で説明しやすくするために、図2Dの領域217はPFO入口217と呼ばれ、領域218は、PFO出口218と呼ばれる。
PFOの多くの異なる変形が生じる可能性がある。たとえば、一次中隔214の厚さ220、二次中核210の厚さ221、重複距離222、並びに一次中隔214および二次中核210の両方の可撓性および伸張性は、すべて変えることができる。図2B〜Cでは、PFO入口217およびPFO出口218は、相対的に同じサイズであり、トンネル215の幅、または側壁219間の距離は相対的に一定を保つ。しかし、場合によっては、PFO入口217をPFO出口218より大きくして、血液が通過する時に収束するトンネル215を形成することができる。逆に、PFO入口217をPFO出口218より小さくして、血液が通過する時に発散する開口部を形成することができる。さらに、間に1つまたは複数の個々のトンネル215を有する複数のPFO出口218が存在することが可能である。また、図2B〜Dでは、一次中隔214および二次中核210はともに、比較的平坦な組織フラップ(tissure flap)として示されているが、場合によっては、一次中隔214および二次中核210の一方または両方は、折り畳まれており、平坦ではなく、きわめて不規則な形状を有することができる。
以下でより詳細に説明するとおり、PFOの処置は、好ましくは、処置システム100を患者の血管系内に挿入し、本体部材101を血管系から下大静脈202まで前進させ、下大静脈202から右心房205に接近することができる。右心房205内に適切に配置されると、送達デバイス104は、好ましくは、インプラント103を二次中核210および一次中隔214に挿入することによって、インプラント103をPFO領域209に送達するために使用することができ、その結果、インプラント103は、トンネル215を横断して存在し、少なくとも部分的にトンネル215を閉鎖することができる。
図3は、インプラント103の1つの例示的な実施態様を示すブロック図である。インプラント103は、このブロック図が示すように、殆ど無限の数の異なる方法で構成することができる。この場合、インプラント103は、第1端部部分301、第2端部部分302、および、好ましくはこれらの間に結合される中心部分303を含む。第1および第に端部部分301〜302の各々は、好ましくは、隔壁207の対向する表面に係合するように構成される。第1端部部分301は、右心房(RA)側の隔壁207の表面に係合するように構成することができ、第2端部部分は、左心房(LA)側の隔壁207の表面に係合するように構成することができる。端部部分301〜302は、必要に応じて心臓200内のどこかに配置することができるが、本明細書でインプラント可能なデバイス103の説明をしやすくするために、第1端部部分301をRA部分301と呼び、第2端部部分をLA部分302と呼ぶ。
中心部分303は、好ましくは、一次中隔214、二次中核210、またはその両方に人工的または外科的に形成された開口部内に適合するように構成される。中心部分303も、好ましくは、インプラントする時に、端部部分301〜302を互いの方向に動かし、様々な厚さの隔壁207内にインプラント可能にし、本体部材101内に適合するのに適する力を加えるように構成される。
インプラント103は、用途の必要性に適応させるのに望ましい任意の方法で構成することができる。インプラント103は、任意のサイズおよび形状を有することができ、異なる機能の集合を履行するために、図3に示さない追加の部分を含むことができる。インプラント103は、任意の所望の方法で、患者の体内にインプランテーションするのに適する任意の材料から製造することもでき、こうした材料としては、弾性材料、超弾性材料、形状記憶材料、複合材料、ポリマー材料、コーティング、薬物含有材料、放射線不透性物質と正分解性材料とのブレンドが挙げられるが、これらだけに限らない。
図4Aは、「静止」構成で示されているインプラント103の別の例示的な実施態様を示す斜視図である。この実施態様では、インプラント103は、弾性材料から成るワイヤ状本体304を使ってコイル状に構成される。ワイヤ状本体304は、任意のワイヤ状断面形状を有することができ、たとえば、円形、楕円形、長円形、丸みのある形状、弓形、多角形、およびこれらの任意の組合せが挙げられるが、これらだけに限らない。各々の部分301〜303は、1つまたは複数のコイル状セグメント306から構成することができ、コイル状セグメント306は、1つまたは複数の軸の周囲に任意の方法でカーブさせるか、あるいは賦形されるセグメントとして本明細書で定義される。したがって、丸みがあるセグメント、直線状セグメント、不規則なセグメント、および多角形のセグメントはすべて、コイル状に巻かれると考えられる。コイル状セグメント306は、1つまたは複数の軸の周囲にカーブさせるか、あるいは360°未満に賦形することができる。図4Bは、数個のコイル状セグメント306の例示的な実施態様を示す斜視図であり、これらのセグメントは、部分301〜303の何れかに使用することができる。この実施態様では、各々のコイル状セグメント306は、同じ軸309の周囲に一定の曲率でコイル状に巻かれる。コイル状セグメント306は、ほぼ同じ幅310を有して積層され、本明細書では積層距離311と呼ばれる距離311だけ分離される。
再び図4Aを参照すると、インプラント103は、全幅336を有する。中心部分303は、実質的に同じ幅310を有する複数のコイル状セグメント306を含む。各々の端部部分301〜302は、異なる幅または直径310を有する複数のコイル状セグメントを含む。この場合、一番外側のコイル状セグメント306の幅310は最大であり、連続する各々のコイル状セグメント306の幅310は、一番内側のコイル状セグメント306に近づくにつれて減少する。各々の端部部分301〜302は、任意のほぼ直線部分305を介して中心部分303に結合する。ほぼ直線部分305は、隣接する組織が、直線部分305に侵入して、この部分を包囲することを可能にすることによって、血液が、コイル状中心部分303の開放内部領域327を通って右心房および左心房間で短絡するのを防止することができる。生体吸収性または親水性材料のプラグも、このような短絡を最小限にするために提供し得る。一般に、直線部分305は、組織が中心部分303およびRA/LA部分301/302間に挟まるか、あるいは引っかかるのを防止することも可能である。ほぼ直線の各々の部分305は、必ずしも直線である必要はなく、実際、コイル状ではない任意の形状を有することができる。中心部分303は、図示のとおり、端部部分301〜302からほぼ等距離に配置することができ、中心部分303は、端部部分301〜302の一方に対して、端部部分301〜302の他方より近く配置することができる。一般に、直線部分305は任意であり、中心部分303の一方の側にのみ含むか、あるいはまったく省略することができ、この場合、中心部分303のコイル状セグメント306は、各々の端部部分301〜302のコイル状セグメント306まで直接延在する。
本体304の末端307は、心臓組織の損傷を最小限にするように、好ましくは非外傷性である。この実施態様では、末端307は丸みがあり、本体304より大きい直径を有する。末端307は、カールまたはコイル状になっている柔軟な先端として構成することもでき、可撓性であっても可撓性でなくてもよい。また、インプラント103のどの部分も、画像化の目的上、変更することができる。たとえば、この実施態様では、末端307は、画像化時のインプラント103の可視性を高めるために、放射線不透性である。また、末端307は、送達を促進するように構成することができる。たとえば、一実施態様では、末端307は、送達デバイス104の任意の部分に挟まれるリスクを最小限にするように賦形することができる。もう1つの実施態様では、末端307は、送達デバイス104と整合して、送達前、送達時、または送達後のインプラント103の操作が可能であるように構成される。
図4Cは、図4Aの方向330に沿って見たインプラント303の実施態様の側面図を示す。図示しやすくするために、図4Cは、RA部分301の一番外側のコイル状セグメント306、RA部分301および中心部分303間に位置する移行部分331およびほぼ直線部分305のみを示す。移行部分331は、インプラント103の任意の部分であり、直線、曲線、またはその他の任意の形状でよい。図4Dは、RA部分301、並びに図4Cの方向329から見るとおり、RA部分301と中心部分303との間に位置する移行部分331およびほぼ直線部分305を示す。この場合、移行部分331は、90°の角度332で、ほぼ直線部分305に接続する。角度332は、必要に応じて変えることができるが、0°または180°に近い角度332の値は、RA部分301(またはLA部分302)が、以下でより詳細に説明するように、開口部315内に引き入れられるリスクが高まるため、あまり好ましくない。
図4Eは、インプランテーションの例示的な1つの方法を使用して心臓200内にインプラントされた、図4Aに示すインプラント103の例示的な実施態様を示す断面図である。この場合、開口部315は、一次中隔214および二次中核210内に外科的に形成され、インプラント103は、中心部分303が開口部315内に存在するように配置された。RA部分301およびLA部分302は、それぞれ二次中核210の表面320、および一次中隔214の表面321に係合するように、隔壁207の対向する側部に配置される。中心部分303は、好ましくは、収縮力312を加えて、部分301〜302を互いの方向に動かし、その結果、好ましくは、一次中隔214および二次中核210を一緒に引っ張り、PFOのトンネル215を少なくとも部分的に閉鎖する。一般に、部分301および302は、隔壁に対して平坦に位置するが、分かりやすくするために、圧縮された円錐状コイルとして示されている。上記のとおり、RAおよびLA部分301〜302のコイル状セグメント306の幅310は、一番内側から一番外側のセグメント306まで次第に大きくなる。幅310の変化率が、コイル状セグメント306が互いに通過することが可能であるように十分に大きい場合、部分301および302は、それぞれ追加の閉鎖力313および314を加えることができ、これらの閉鎖力は互いに対抗して、中心部分303がPFOのトンネル215を閉鎖するのを支援する。
LA部分302およびRA部分301は各々、望ましい任意の方法でサイズを決めることができる。好ましくは、LA部分302は、RA部分301より大きいコイル状セグメントの幅310を有し、RA部分301より多くのコイル状セグメント306を含み、RA部分301より大きい領域314に閉鎖力を加えるように構成される。これは、少なくとも2つの理由の1つのために行われる。以下でより詳細に説明するとおり、好ましくは、LA部分302は、最初にPFO領域209内で展開され、隔壁207と接触した後、LA部分302は、部分303および301を展開させるか、または送達デバイス104から引き出すのを支援するために使用される。また、一次中隔214は、一般に、二次中核210より薄く、LA部分302を一次中隔214から引き出すことができる程度まで裂けるか、または変形する可能性が大きい。
好ましくは、インプラント103は、厚さの程度が異なる隔壁207に適応するように構成される。したがって、中心部分303は、好ましくは、比較的薄い隔壁207に閉鎖力312を加えるのに十分な圧縮率を有すると同時に、過度な永久的な変形を生じることなく、比較的厚い隔壁207に適応するのに十分な拡張性を有する。単に具体的に示すことを目的としており、いかなる方法でも本発明の範囲を制限するために使用するべきではない例示的な実施態様では、中心部分303は、過度な永久的な変形を生じることなく、3〜8ミリメートル(mm)拡張することが可能である。
上記のとおり、インプラント103は、送達デバイス104内の筐体に適する構成と、図4Eに示すインプラントされた構成との間で変形可能である。図4Fは、インプラント103が内部に収容された内側内腔402を有する送達デバイス104を示す処置システム100の例示的な実施態様の断面図である。インプラント103は、好ましくは、本体部材101が、患者の体内で、心臓200内のインプランテーションに望ましい位置に前進するまで、内腔402内に収容され、その時点で、インプラント103は、開放遠位端403を通ってPFO領域209に送達される。この場合、インプラント103は、静止状態、つまり図4Aに示す付勢されていない構成から、コイル状部分301〜303が、比較的直線状に殆ど解けたほぼ直線構成に変形する。この収容された構成は、インプラント103の全体的な固定幅336を著しく減少させ、送達デバイス104のサイズ、ひいては本体部材101のサイズを最小限にすることを可能にする。
図4Gは、インプラント103が収容構成にある送達デバイス104を示す処置システム100のもう1つの例示的な実施態様の断面図である。この場合、インプラント103の中心部分303は、図4Aの静止状態に類似する状態でコイル状を保っているが、RA/LA部分301/302は部分的に解けて、コイル状の静止状態から比較的直線状態になっている。好ましくは、中心部分303のコイル状セグメント306は、一般に、RA/LA部分301/302の殆どのコイル状セグメント306より小さい幅310を有する。比較的小さい幅、つまりより緊密に巻かれたコイルを有するコイル状セグメント306は、解かれると、より容易に永久的に変形する可能性があり、したがって、中心部分303をコイル状に巻かれた状態に保ことによって、中心部分303に対する永久的な変形のリスクが減少する。インプラント103は、送達デバイス104内に収容される場合、任意の方法で変形させることができる。インプラント103のコイル状実施態様では、これは、任意の部分301〜303における任意の程度の任意の、またはすべてのコイル状セグメント306を変形させることを含むことができる。
収容された構成と、図4Eに示すインプラントされた構成との間のインプラント103の変形を容易にするため、インプラント103は、好ましくは弾性材料から構成する。好ましくは、本体304は、NITINOLなどのチタン−ニッケル合金から構成されるが、任意の弾性材料、たとえばポリマー、ゴム状材料、ステンレス鋼、その他の合金などを使用することができる。当業者が認識するとおり、閉鎖力312〜314の量、許容可能な変形の程度などは、一部には、本体304を形成するために使用される材料のタイプによって決まる。
図5A〜Eは、インプラント103の中心部分303のその他の例示的な実施態様を示す斜視図である。これらの実施態様の各々は、任意のRA部分301およびLA部分302とともに使用することができる。図5Aでは、中心部分303は、各々のセグメント306間の積層距離311が、図5Bに示す中心部分303の実施態様より比較的大きい複数のコイル状セグメント306を含む。一般に、より小さい積層距離311は、他のすべてのインプラントパラメータが同じであれば、より大きい閉鎖力312を提供するであろう。任意の積層距離311は、各々のコイル状セグメント306間に隙間がない、つまり各々のコイル状セグメント306が、隣接する任意のコイル状セグメント306と同一平面に位置する構成など、必要に応じて中心部分303に使用することができる。隣接するコイル状セグメント306間に隙間を提供するより大きい積層距離311を使用すると、隣接する中隔組織は、コイル状の中心部分303の開放内部領域327内に成長することができ、位置安定性をデバイスに提供し、血液が開放領域327を通って短絡するいかなるリスクも減少させることができる。
図5Cでは、中心部分303は、コイル状部分324と、ほぼ直線部分305との組合せを含む。中心部分303は、1つまたは複数のほぼ直線部分305の任意の数との組合せで、1つまたは複数のコイル状部分324を任意の数だけ含むことができることに注目するべきである。本明細書で分かるとおり、各々のコイル状部分324は、その他の任意のコイル状部分324とは異なるように構成することができ、つまり、各々のコイル状部分は、異なる積層距離311、および異なる幅310などを有する異なる数のコイル状セグメント306を含むことができる。
図5Dは、遮断材料326がコイル本体304に結合されたもう1つの例示的な実施態様を示す。遮断材料326は、好ましくは、血流を直接遮断するか、あるいは、開放内部領域327内の血栓の形成を促進することによって、血液がコイル状セグメント306の内部を通って短絡するいかなるリスクも減少させる。例示的な実施態様では、遮断材料326は、本体304の外面に接着剤または機械的に結合された複数のDACRONファイバを含むことができる。別の例示的な実施態様では、ポリマーまたは金属プラグを開放内部領域327内に配置して、血流を防止する。当業者が容易に認識するように、任意のタイプのプラグ、デバイス、材料、またはコーティングを使用して、任意の方法で本体304に取り付けることができるが、これらの多くの組合せは、本明細書に列挙しない。
中心部分303は、コイル状部分324を含む必要はなく、実際上、ほぼ直線部分305のみでよい。さらに、中心部分304は、ワイヤ状本体304から形成する必要はなく、図3のブロック図に示すように、必要に応じて任意の方法で構成することができる。たとえば、中心部分303は、図5Eに示すように、弾性またはゴム状の伸縮自在な部材から形成することができる。
RA部分301およびLA部分302をより詳細に参照すると、図6A〜Iは、RA部分301またはLA部分302の例示的な複数の実施態様を示す斜視図である。この図に示されている任意のRA/LA部分301/302は、図5A〜Eに関して説明する中心部分303の任意の実施態様とともに使用することができる。たとえば、インプラント103の例示的な実施態様は、図6Aに関して説明した方法に類似する方法で構成されるRA部分301、図5Aに関して説明した方法に類似する方法で構成される中心部分303、および図6Bに関して説明した方法に類似する方法で構成されるLA部分302を有することができる。
図4Aでは、RA/LA部分301/302は、一番外側から一番内側のセグメント306まで徐々に減少する幅310を有する複数の積層されたコイル状セグメント306を含む(一番外側は、図4Aの左端および右端のセグメント306の基準として使用される)。図6Aでは、RA/LA部分301/302は、一番外側から一番内側のセグメント306まで徐々に増加する幅310を有する複数のコイル状セグメント306を含む。図4Aに関して説明する部分301〜302の実施態様は、移行領域305に結合する比較的大きいコイル状セグメント306の存在により、開口部315に侵入しにくくすることができる。
図4Aおよび6Aでは、RA/LA部分301/302のコイル状セグメント306は、内側に積層され、つまり、一番外側のセグメント306は、中心部分303またはほぼ直線部分305が存在する場合(ここには図示しない)、これらに結合され、RA/LA部分301/302は中心部分303に重複する。図6B〜Cでは、RA/LA部分301/302は、外側に積層された複数のコイル状セグメント306を含み、つまり、一番内側のセグメント306は、中心部分303またはほぼ直線部分305が存在する場合(ここには図示しない)、これらに結合される。一般に、セグメント306を内側に積層すると、外側に積層する場合より大きい閉鎖力を提供するであろう。図6Bでは、RA/LA部分301/302は、一番外側から一番内側のセグメント306まで徐々に増加する幅310を有する複数のコイル状セグメント306を含み、図6Cでは、RA/LA部分301/302は、一番外側から一番内側のセグメント306まで徐々に減少する幅310を有する複数のコイル状セグメント306を含む。
図6Dでは、RA/LA部分301/302は、隣接するコイル状セグメント306間に隙間が存在しないように、一定の幅310で緊密に積層される。RA/LA部分301/302のこの実施態様は、開口部315内に引き込まれる可能性に対して、高度の抵抗を示す。
RA/LA部分301/302は、積層構成で実施する必要はない。たとえば、図6E〜Fでは、RA/LA部分301/302は各々、ほぼ同一平面状に配列される異なる幅310を有する複数のコイル状セグメント306を含み、つまり、すべてのセグメント306では、積層距離311はゼロに近いかまたは等しい。図6Eでは、最小のコイル状セグメント306が、ほぼ直線部分305に結合されるが、図6Fでは、最大のコイル状セグメント306が、ほぼ直線部分305に結合される。RA/LA部分301/302が開口部315内に引き込まれるリスクを減少させるため、図6Fに示す実施態様では、移行部分331は、好ましくは、インプラントされた時に、コイル状セグメント306が移行部分331と隔壁207との間に位置するように、コイル状セグメント306の外側に配置される。
上記の実施態様では、RA/LA部分301/302または中心部分303に存在するコイル状セグメント306の曲率半径は、ほぼ一定であるか、あるいは一定の割合で変化し、側部(たとえば、図4Aの方向330)から見た場合、円形、渦巻き状、または螺旋形の外観を生じる。曲率半径は、任意の割合で、急激または徐々に変化することができ、コイル状セグメント306は、RA/LA部分301/302に存在するか、中心部分303に存在するかに関わらず、所望の任意の形状または形態を取ることが可能であることを理解するべきである。たとえば、図6G〜Hは、側部から見たRA/LA部分301/302の他の例示的な実施態様を示す略図である。図6Gは、楕円形のDの形状を有するRA/LA部分301/302を示す。この場合、RA/LA部分301/302は、楕円形部分334およびほぼ直線部分335を有し、卵円嵩208に隣接して配置すると、RA/LA部分301/302が卵円嵩208に重複する程度を減少させ、卵円嵩208を穿孔するか、または破裂させるリスクを最小限にすることができる。図6Gは、ほぼ五角形を有するRA/LA部分301/302の別の例示的な実施態様を示す。
RA/LA部分301/302は、コイル状セグメント306を含む必要はなく、ワイヤ状本体304から形成する必要はない。上記のとおり、RA/LA部分301/302は、図3のブロック図に示すように、所望の任意の方法で構成することができる。たとえば、RA/LA部分301/302は、弾性またはゴム状膜328から、図6Iの例示的な実施態様に示すように傘状またはシート状に形成することができる。
図7A〜Cは、リボン状本体304を有するインプラント103の他の例示的な実施態様を示す斜視図である。リボン状本体304は、ほぼ多角形の断面を有することができ、上記のようにほぼ円形、丸みのある形状などの断面を有することが可能な図4A〜5Eに示すワイヤ状本体304と区別することができる。図7Aは、図4Aに示す実施態様の本体と同様に構成されたリボン状本体304を有するインプラント103の一実施態様である。一般に、ワイヤ状本体304に関して説明するどの実施態様も、リボン状本体304で実施することも可能である。リボン状本体304は、所望の任意のリボン状形状を有することができる。図7B〜Cは、ほぼ多角形を有するリボン状本体304を示す断面図である。図7Bは、ほぼテーパ付き台形を有するリボン状本体304を示す断面図である。図7Cは、丸みのある角を含むほぼ矩形を有するリボン状本体304を示す断面図である。
他のパラメータのほかに、インプラント本体304の厚さは、必要に応じて変更することができる。たとえば、図8は、厚さが変化するワイヤ状本体304を有するインプラント103の別の例示的な実施態様を示す斜視図である。この場合、ほぼ直線部分305は、中心部分303のコイル状セグメント306より厚く、ほぼほぼ直線部分305と移行部分329との間の境界面333は、さらにより厚いことが分かる。本体304の比較的厚い領域は、ワイヤ、リボン、あるいはその他の構造から形成されているかどうかに関わらず、一般に、本体304の比較的薄い領域より大きい強度、およびより低い可撓性を有する。したがって、比較的厚い領域は、強度を追加するために使用することができ、比較的薄い領域は、可撓性の増加が望ましい場合に使用することができる。
厚さと同様、本体304の表面は、必要に応じて変えることもできる。この表面は、直接、または下にある本体304に適用されるエッチング、研削、追加のコーティング、または付加物を通して変更することができる。この表面は、任意の目的で変更することができ、目的としては、組織との表面摩擦を増加する、組織に係合する能力を増加する、組織の内殖を可能にする、治癒を促進する、瘢痕化を促進する、血栓形成を促進する、血液が、インプラント103の周囲またはインプラント103を貫通して通過または短絡するのを防止する、血栓の形成を最小限にする、抗凝血を促進する(たとえば、ヘパリンなどの薬剤により)、画像形成特性を変更する(たとえば、放射線不透性など)、および本体の表面摩擦を減少させる(たとえば、親水性コーティングによる)ことが挙げられるが、これらだけに限らない。
図9A〜Cは、変更された表面領域340を有するインプラント103の他のいくつかの例示的な実施態様を示す斜視図である。インプラント103の表面は、任意の位置で、所望の任意の方法で変更することができ、この方法としては、エッチング、研削、コーティング、孔あけ、および切断挙げられるが、これらだけに限らない。たとえば、図9A〜Cは、RA/LA部分301/302の例示的な実施態様の一番内側のコイル状セグメント306を示す。図9Aでは、ワイヤ状本体304は、変更された表面領域340が、表面摩擦を増加し、コイル状セグメント306がより容易に隔壁207を把握することを可能にするために、複数の陥凹部341を含むテクスチャ加工した表面になるようにエッチング、あるいは処置された。任意の表面組織パターンを使用することができることに注目するべきである。図9Bでは、コーティングは、研磨表面領域340を形成し、さらに表面摩擦を増加するために、リボン状本体304に適用された。図9Cでは、リボン状本体304内のアパーチャ342は、変更された表面領域340上、およびその周囲における組織の内殖を促進するために提示される。また、この実施態様では、リボン状本体340は、表面が中隔欠損に隣接するように90°回転された。
上記のとおり、インプラント103は、用途の必要に応じて望ましい任意の方法で構成することができる。以下は、当業者が、インプラント103を設計、構成、製造、および/またはさもなければ実施する際に考慮し得るいくつかの例示的な要素の非網羅的なリストである。
LA部分302は、中心部分303からの圧縮力312を使用して、一次中隔214を二次中核210に対して保持し、少なくとも部分的にPFOのトンネル215を閉鎖または封止する。LA部分302は、安定位置を中心部分303として維持するように構成することもでき、RA部分301は、一次中隔210に引き込まれることなく展開される。LA部分302は、展開された時に、一次中隔214に対して同一平面に位置し、トンネル215の本来の幾何学的形状を変形させて、残留短絡を形成しないように構成することができる。LA部分302は、PFOのトンネル215上に適切な被覆を提供するサイズにすることができる。(単なる一例として含まれ、本発明を制限するために使用するべきではない例示的な一実施態様では、LA部分302は、最も大きいPFOトンネル215に適応する1.2センチメートルの最大幅310を有する。)LA部分302は、中心部分303およびRA部分301と組み合わせて、正常およびバルサルバ心房性血圧時に、PFOのトンネル215を封止し、短絡を防止するのに十分な閉鎖力314を加えるように構成することができる。LA部分302は、以下のために構成することもできる:最小限の一定のプッシュ力で展開可能である(たとえば、プッシャー部材406上のプッシュ力、以下でより詳細に説明する);展開前および展開後の形状が、予測可能である;慢性、または過度な組織の刺激、炎症などを生じる特性がない;および/または画像化手順時の可視性。
中心部分303は、PFOのトンネル215を少なくとも部分的に閉鎖および封止するのに十分な閉鎖力312で、LA部分302およびRA部分301が隔壁207と接触した状態を維持するように構成することができる。中心部分303は、以下のために構成することができる:正常およびバルサルバ心房性血圧時に、トンネル215が開放するのを防止するのに適するバネ定数(k)を有する;トンネル215の本来の幾何学的形状を変形させて、残留短絡を形成しない;最小限および一定のプッシュ力で展開可能である(たとえば、プッシャー部材406上のプッシュ力、以下でより詳細に説明する);画像化手順時の可視性;過度な永久的な変形を生じることなく、可変の隔壁厚さに適応するように拡大または伸張する;インビボで生じ得る何らかの運動に耐えるのに適する強度を有する;たとえば、送達領域が楔形である場合、LA部分302またはRA部分301が傾斜することを可能にする;中心部分303が、たとえば、組織を切断するのを防止するために十分に低いバネ定数を使って、塞栓する可能性がある何らかの組織を狭窄または切断しないようにする;存在する何らかの残留短絡を閉鎖するのに適する閉鎖力312を加える;および/または疲労性状を最適化するために、最大限の幅310、および最小限の歪を有する。
RA部分301は、一次中隔214に対して二次中核210を保持し、PFOのトンネル215を少なくとも部分的に閉鎖するように構成することができる。RA部分301は、以下のように構成することもできる:展開時に、二次中核210に対して同一平面に位置し、トンネル215の本来の幾何学的形状を変形させて、残留短絡を形成しない;最小限の一定のプッシュ力で展開可能である(たとえば、プッシャー部材406上のプッシュ力、以下でより詳細に説明する);展開前および展開後の形状が予測可能である; 慢性、または過度な組織の刺激、炎症などを生じる特性がない;画像化手順時の可視性;および/または隔壁207に引き込まれるのに抵抗する。
本明細書には、インプラント103を製造する方法も記載する。図10Aは、本体304を有するコイル状のインプラント103の例示的な実施態様を製造する例示的な1つの方法350を示すフロー図であり、本体304は、NITINOLから成るワイヤ、リボンなどでよい。第1に、351では、本体304が形成されるNITINOLの部分は、予備処理される。予備処理351は、所望の組織を有する変更された表面領域340を追加し、本体の厚さを調節し、本体304などの断面形状を調節することを含むことができる。
リボン状インプラント103の場合、予備処理は、NITINOL部分のエッチングを含むことができる。NITINOL材料をエッチングする方法は、当業者には容易に理解される。たとえば、NITINOLのシートは、シート上に存在する1つまたは複数の部分の断面形状、厚さ、表面組織などを変えるために、最初にエッチング、研削、あるいは変更される。NITINOLシートのエッチングは、多くの異なる断面形状、厚さ、表面組織、およびこれらの組合せの実施を可能にすることができる。その後、NITINOLの各々の部分は、シートから切断して、必要に応じてトリミングすることができる。
352では、NITINOL部分は、熱処理を行うために、本体賦形デバイス380に固定される。NITINOLの熱処理は、望ましい静止構成を本体304に与えることができ、当業者には十分に公知である。したがって、本体賦形デバイス380は、好ましくは、NITINOL部分が本体賦形デバイス380の周囲にコイル状に巻かれた時に、最終的に望ましい静止構成であるように賦形される。本体賦形デバイス380の1つの例示的な実施態様は、図10Bの例示的な実施態様に示す。この場合、本体賦形デバイス380は、図4Aに示すインプラント103の例示的な実施態様として賦形される。本体賦形デバイス380は、中心部分303の形状に対応する中心本体賦形部分383と、それぞれRA部分301およびLA部分302の形状に対応する2つの端部本体賦形部分381および382とを備える。端部本体賦形部分381および382は、好ましくは、中心部分303上でRA/LA部分301/302を内側にコイル状に巻くことを可能にするように、中心本体賦形部分383上で伸縮するように構成される。中心部分303は、NITINOL部分が内部に配置されてほぼ直線部分305を形成する陥凹部384を含む。端部本体賦形部分381および382はさらに、好ましくは、各々の移行部分331を考慮することを可能にする陥凹部385を含む。
353で、本体賦形デバイス380の周囲に巻き付けて固定すると、NITINOL部分は、次に、好ましくは、所望の形状を与えるように熱処理される。熱処理は、望ましい静止形状、および弾性レベルをインプラント103に与えるのに十分な任意の時間および温度で行うことができる。単なる一例として含まれ、いかなる方法でも本発明を制限するために使用するべきではない一実施態様では、熱処理は、500〜550℃の温度範囲で約5分間行うことができる。
354では、NITINOL部分は、好ましくは、たとえば、室温の水中で急冷することによって冷却し、次に、355で、NITINOL部分は、好ましくは本体賦形デバイス380から除去され、末端307は、必要に応じて所望の長さに応じてトリミングされ、本体304が形成される。最後に、356で、放射線不透性マーカーの追加、末端307の賦形、および任意の所望のコーティングまたは遮断材料326の追加など、任意の後処理が行われる。
図11A〜Cは、インプラント103のその他の例示的な実施態様を示す。詳細には、図11Aは、複数の本体304から形成されるインプラント103の例示的な実施態様を示す斜視図である。さらに詳細には、中心部分303からRA部分301およびLA部分302まで、本体304は、別個のワイヤに分かれ、これらのワイヤは、この実施態様では実質的に多角形を有する賦形部分390および391として構成される。多角形賦形部分390および391の形状およびサイズは、PFOの閉鎖を促進するために必要に応じて構成することができる。この場合、部分390および391は、インプラント103に別個の末端307がないように、完全に接続される。多角形賦形部分390および391は、コイル状セグメント306と同様に動作し、収容構成と、図11Aに示す「静止」展開構成との間で変形可能である。図11Bは、収容構成にあるRA部分301を示す。図11Cは、部分390および391が「D」形を有する別の例示的な実施態様を示す。各々の部分390および391は全には接続されず、各々の部分390および391は非外傷性末端307を有する。本体304は、任意の数の構成を有する任意の数の別個の部分に分割することができることに注目するべきである。また、図示はしないが、インプラント103は、任意の数の別個の本体304を含むことができる。
次に、インプラント103を送達するためのデバイスおよび方法を参照すると、図12は、心臓200内の処置システム100の別の例示的な実施態様を示す。インプラント103は、好ましくは右心房205から送達されるが、左心房212からの送達も可能である。右心房205には、好ましくは、下大静脈202を介して接近する。この実施態様では、インプラント103は、送達デバイス104内から送達される。この方法で送達を容易にするために、送達デバイス104の長手方向軸108は、好ましくは、インプラント103が内部に送達される隔壁207の表面の垂直軸109に対して実質的に平行であり、つまり、少なくとも平行に近いが、必ずしも平行である必要はない。しかし、図12に示すように、送達デバイス104の長手方向軸108は、この垂直軸109に対してほぼ垂直である(この図では、ページ中に延在するように示されている)。これに適応するために、処置システム100は、好ましくは軸外送達のために構成され、送達デバイス104の長手方向軸108が、本体部材101の長手方向軸107(図示しない)を横断するように、送達デバイス104の向きを変えることができるようにする。
図13は、軸外送達のために構成された送達デバイス104の1つの例示的な実施態様を示すブロック図である。この場合、送達デバイス104は、軸外(OA)送達部材401を含む。送達デバイス104は、好ましくは、心臓組織を把握するか、または心臓組織に係合して、送達部材401の方向付けを支援するか、および/または方向付けを促進するように構成される。したがって、任意の組織係合デバイス404は、送達デバイス104内に含まれる。送達デバイス104は、送達デバイス104内からインプラント103を押すように、隔壁207およびプッシャー部材406に穿孔するためのニードル部材405をさらに備えることができる。
図14Aは、本体部材101、送達デバイス104、および安定化デバイス105を含む処置システム100の別の例示的な実施態様を示す斜視図である。この場合、送達部材401は、開放遠位端410を有する長形の可撓性管状部材である。本体部材101の内側内腔102は、OA送達部材401を摺動的に受け入れ、OA送達部材401が近位および遠位の両方に前進することができるように構成される。OA送達部材401の遠位端410は、任意の把握デバイス404を介して本体部材101の長形支持構造411に結合される。この実施態様では、把握デバイス404は、それぞれヒンジ407および408を使って、支持構造411およびOA送達部材401に結合されるアーム部材409を備える。付勢要素413は、付勢力を加えて、アーム部材409を図示の位置に維持するために任意に含むことも可能である。安定化デバイス105は、好ましくは、アーム部材401に対向する位置に配置される長形部材でもある。
図14Bは、ニードル部材405、プッシャー部材406、およびインプラント103の実施態様が内腔414内に位置するOA送達部材401の別の例示的な実施態様を示す断面図である。ニードル部材405は、遠位端415と、プッシャー部材406およびインプラント103が摺動的に受け入れられ、収容される内側内腔414とを有する。この実施態様では、インプラント103は、RA/LA部分301/302は比較的直線状だが、中心部分303はコイル状の静止構成を維持する収容構成に変形される。以下でより詳細に説明するように、インプラント103の送達は、先ず、遠位端410が隔壁207に接近するように、長手方向軸107を横断する望ましい向きに送達デバイス104を方向付け、次に、隔壁207を通してニードル部材405を前進させ、開口部315を形成することによって達成される。ニードル部材405が、隔壁207を通って左心房212内に前進した後、プッシャー部材406は、遠位に前進して、インプラント103のLA部分302を内腔414内から押す。LA部分302が、内腔414の外側になると、LA部分302は、コイル状の静止構成に戻る。ニードル部材405は、次に近位に収縮し、LA部分302は隔壁207に係合し、左心房212内に留まる。ニードル部材405が、隔壁207を通って収縮する時、中心部分303は開口部315内に展開する。ニードル部材405が、逆に内腔402内に収縮すると、OA送達部材401は、たとえば、本体部材101を近位に逆に引っ張り、それによって、RA部分301が展開して、隔壁207がコイル状構成に係合することを可能にすることによって、隔壁207から収縮することができる。
図14C〜Fは、隔壁207の一部分、および送達デバイス104の使用時で、ニードル部材405を挿入する前の処置システム100の他の例示的な実施態様を示す斜視図である。この場合、ニードル部材405を挿入するのに好ましい位置は、位置419により指示される。図14Cは、送達デバイス401が、長手方向軸107〜108がほぼ、または実質的に並行である軸上の位置にある処置システム100を示す。使用法および構造を以下でより詳細に説明する安定化デバイス105は、PFOのトンネル215内に配置されているように示されている。図14Dでは、OA送達部材401は、本体部材101に対して近位に、付勢部材413に対抗して収縮しており、遠位端410は、アーム部材409およびヒンジ407〜408によって、安定化デバイス105から離れる。図14Eでは、処置システム100は方向416に遠位に前進し、アーム部材409の下面417は縁部211と当接して、その位置で、OA送達部材401は、本体部材101に対して遠位に前進し、アーム部材409を逆に安定化デバイス105方向に戻して、縁部211をアーム部材409と、アーム部材409に対して実質的に固定位置にある安定化デバイス105との間にクランプまたは把握することができる。縁部211をこのように把握することによって、処置システムは、効果的に隔壁207に固定される。
図14Fでは、OA送達部材401は、本体部材101に対してさらに遠位に前進し、OA送達部材は撓むか、または外側に弧を描き、遠位端410をヒンジ408の周囲で、隔壁207に対して所望の向きに回転させる。遠位端410は、好ましくは、所望のニードル挿入位置419で隔壁207に接触する。この図に示すように、OA送達部材401は外側に弧を描く。OA送達部材401が外側に弧を描く程度は、本体部材101の外側に存在するOA送達部材401の長さを変えることによって調節することができる。ニードル部材405、プッシャー部材406、およびインプラント103はすべて、好ましくは、OA送達部材401内で移動するので、弧の曲率半径は、好ましくは、OA送達部材401内の移動を可能にするのに十分な大きさを維持する。非常に大きい曲率半径は、OA送達部材401の鋭利な角度または捩れを生じ、これらは、移動を難しくする可能性がある。
図14Fに示すように、遠位端410で測定した長手方向軸108は、次に長手方向軸107を横断する。好ましくは、遠位端410で測定した長手方向軸107と長手方向軸108との間の角度である送達角度418は、約90°である。遠位端410が所望の向きになると、ニードル部材405は隔壁207内に前進することができる。
ニードル挿入位置419は、任意の位置に配置することができるが、一部には、インプラント103の構成およびサイズ、一次中隔214および二次中核210間の重複程度に基づいて選択するべきである。たとえば、単に具体的に示すために含まれ、いかなる方法でも本発明を制限するために使用するべきではない例示的な実施態様では、ニードル挿入位置419は、縁部211から3〜7mmの間に配置される。ニードル挿入位置419の位置は、アーム部材409の長さによって決めることができ、アーム部材409は、縁部211を基準点として使用して、遠位端410を配置することができる。可撓性を増すために、アーム部材409の長さは、インプランテーション手順時に調節可能であるように構成することができる。したがって、アーム部材409は、好ましくは、少なくとも2つの機能のために構成される:(1)縁部211に当接させることによって、縁部211における本体部材101の移動を停止させ、および(2)遠位端410を望ましいニードル挿入位置419に配置する。
図15A〜Dは、引き戻された位置における把握デバイス404の他の例示的な実施態様を示す斜視図である。図15Aでは、アーム部材409は、把握または係合を促進するために縁部211の形状に適合する起伏付きの下面417に縁部211を係合するように構成される。下面417は、表面摩擦を増加する必要に応じてテクスチャ加工するか、あるいは摩擦のないセンタリングを促進するために滑らかにすることも可能であり、これらの図に示すように、下面は、縁部211を固定的に把握するように構成された当接部420を含むことができる。また、任意のタイプのヒンジ407〜408を使用することができ、たとえば、本明細書に記載するスイベルタイプのヒンジがあるが、これだけに限らないことに注目するべきである。
図15B〜Cは、ヒンジ407および408がアーム部材409内に組み込まれる時の把握デバイス404の例示的な実施態様を示す。図15Bでは、アーム部材409は、たとえば、ヒンジ位置における材料の厚さを減少させることによって、ヒンジ位置407および408で湾曲するように構成された2つの弾性ワイヤ420および421を含む。アーム部材409は、好ましくは下方位置方向付勢され、任意の追加の付勢要素413をなくすことができる。図15Cでは、アーム部材409は、可撓性かつ伸縮自在であるように構成され、弾性またはゴム状材料、あるいは薄いか、穴のある金属、または適切な弾性率を有するポリマー材料から構成することができる。この可撓性および伸縮性は、縁部211に対するアーム部材409の適合を促進する。この場合、アーム部材409は、アーム部材409をそれぞれOA送達部材401および支持構造411に結合するための管状部分422および423を含む。
図15Dは、把握デバイス404のさらに別の例示的な実施態様を示す斜視図である。この場合、アーム部材409は、やはり、OA送達部材401に結合することが可能な2つの可撓性ワイヤ420および421を含む。図15Bに関して説明する実施態様と同様、ヒンジ407および408は、ワイヤ420および421に組み込むことができ、これらのワイヤは、下方位置方向に付勢することができる。図15Dに示すように、ワイヤ425および426は、好ましくは、アパーチャ499から本体部材101内の内腔102の内部を通って本体部材101の近位端に至り、そこで、これらのワイヤは、OA送達部材401を制御または操縦するように独立して調節することが可能である。たとえば、OA送達部材401が許容する場合、ワイヤ425および426の遠位の運動は、OA送達部材401の遠位端410を方向495に移動させ、ワイヤ425および426の近位の運動は、OA送達部材401の遠位端410を方向496に移動させる。OA送達部材401が許容する場合、ワイヤ426に対するワイヤ425の遠位の前進は、独立して、あるいはワイヤ426の近位の運動と組み合わせて、遠位端410を側方497に移動させ、逆方向の運動は、遠位端410を側方498に移動させる。
図16A〜Bは、送達デバイス104を含む処置システム100の他の例示的な実施態様を示す断面図である。図16Aは、処置システム100の長手方向断面図を示し、図16Bは、図16Aの線16B−16Bに沿って見た処置システム100の半径方向断面図を示す。この場合、送達デバイス104は、操縦可能なOA送達部材401を備え、OA送達部材401は、遠位端410を所望の向きでニードル挿入位置419に配置するように自由に操縦可能であるように構成される。したがって、遠位端410は、任意の把握デバイス404(図示しない)に接続されない状態を保つことが好ましい。好ましくは、操縦性は、遠位端のキャップ475に結合された1つまたは複数のプルワイヤ424を使用することによって提供される。この実施態様では、4本のプルワイヤ470〜473は、内腔402内で互いに等距離に離間される。この構成は、遠位端410を任意の3次元(X、Y、Z)の向きに操作することを可能にする。たとえば、ワイヤ470をワイヤ471〜473に対して逆に近位に引っ張るか、またはワイヤ472をワイヤ470〜471および473に対して逆に近位に引っ張ることによって、遠位端410をX−Z平面に移動させることができる。ワイヤ471をワイヤ472〜473に対して逆に近位に引っ張るか、あるいはワイヤ473をワイヤ470〜472に対して逆に近位に引っ張ることによって、遠位端410をY−Z平面に移動させることができる。
図16Cは、送達時の図16A〜Bに関して説明した実施態様を示す斜視図である。この場合、遠位端410は、そのニードル挿入位置419に方向付けられており、長手方向軸108は、X−ZおよびY−Z平面に存在する。操縦性の程度は、各々個々の用途の必要に応じて変えることができる。たとえば、追加のプルバックワイヤを含むと、より微細に制御可能な操縦を提供することができ、プルワイヤ470〜473のどれかを除去すると、操縦の自由をなくす可能性があるが、デバイス104の全体的な構造を単純化することができる。操縦可能なデバイスの設計および使用も、2004年5月7日に出願された親米国特許出願第10/847,747号で説明されている。
上記のとおり、OA送達部材401は、好ましくは、内側内腔402内におけるニードル部材405、プッシャー部材406、およびインプラント103の摺動移動を可能にするように構成される。好ましくは、OA送達部材401は、十分な程度の構造上の完全性および耐ねじれ性を維持すると同時に、適度なトルクまたはねじり制御を提供するように構成される。例示的な位置実施態様では、OA送達部材401は、所望の量の耐ねじれ性およびトルク制御を提供するように構成された可撓性編組補強ポリマー管から構成される。他の例示的な実施態様では、OA送達部材401は、編組または非編組ポリマー管から構成することができる。さらに別の例示的な実施態様では、OA送達部材401は、追加の可撓性を提供するために、内部にアパーチャが配置された金属管から構成される。たとえば、OA送達部材401は、各々のスロットのサイズおよび間隔が、最適な可撓性、耐ねじれ性、およびトルク制御になるように構成されたNITINOLスロット付き管でよい。アパーチャは、好ましくは、OA送達部材401が外側に延在するかまたは弧を描く部分に対応する位置に配置され、この部分に近位のOA送達部材401の部分は、アパーチャがない中実な状態で維持され、OA送達部材401内における弾力性を維持し、ニードル部材405が隔壁207を貫通する時に、ニードル部材405から押し戻すための抵抗を与えることができる。
さらに、OA送達部材401は、低摩擦表面を提供して、本体部材101内および患者の体内におけるOA送達部材401の前進を促進し、内腔402内におけるニードル部材405の移動を容易にするようにコーティングすることができる。プッシャー部材406およびニードル部材405も、コーティングすることができる。たとえば、図17は、図14Aの線17−17に沿って見たOA送達部材401の例示的な実施態様を示す断面図である。この場合、プッシャー部材406は外側コーティング480を含み、ニードル部材405は、内側コーティング481および外側コーティング482の両方を含み、OA送達部材401は、内側コーティング483および外側コーティング484の両方を含む。コーティング480〜484は、所望の任意の目的で実施することができる。たとえば、一実施態様では、コーティング480〜484は、表面摩擦を低下させるために使用される任意の材料から構成され、こうした材料としては、ポリエチレン(PE)などのポリマー、ポリテトラフルオロエチレン、フッ素化エチレン/プロピレンコポリマー、シリコーン、ヒドロゲル、親水性コーティング、またはポリウレタン(PU)などが挙げられるが、これらだけに限らない。好ましくは、所望の程度の可撓性を提供するのに十分な薄さであり、同時に低摩擦表面を提供する高密度PE材料が使用される。
OA送達部材401と同様、ニードル部材405およびプッシャー部材406も、好ましくは可撓性の長形部材である。図18Aは、ニードル部材405の例示的な位置実施態様の断面図である。ニードル部材405の遠位端415は、隔壁207の所望の部分を貫通するのに十分であるように、実質的に鋭利であることが好ましい。この実施態様では、遠位端415は、従来のニードルと同様にテーパが付いている。また、ニードル部材405は、好ましくは、軸外送達のために撓んだ時に、OA送達部材401内で移動するのに十分に可撓性である。
たとえば、ニードル部材405は、可撓性を増加するために、1つまたは複数の開口部、アパーチャ436を含むことができる。この場合、ニードル部材405は、様々な配列の複数のアパーチャ436を含む。ニードル部材405は、NITINOLおよびステンレス鋼を含むが、これらだけに限らない任意の材料から製造することができ、アパーチャ436は、成形、フライス加工、研削、切断、EDM、化学エッチング、打ち抜き、および孔あけを含むが、これらだけに限らない任意の方法で形成することができる。可撓性ニードルの設計および使用も、2004年5月7日に出願された親米国特許出願第10/847,747号に説明されている。
ニードル部材405の第1領域437は、様々な間隔でニードル部材405の周囲に配置されたアパーチャ436を含む。第1領域437の遠位に位置する第2領域438は、ニードル部材405の下部にアパーチャ436を含む。図18Bは、OA送達部材401の例示的な一実施態様内で撓んだ状態のニードル部材405の例示的な一実施態様を示す断面図である。領域437のアパーチャ436は、ニードル部材405の周囲に位置するため、領域437は、領域438より比較的可撓性である。領域438では、下面にアパーチャ346を配置すると、インプラント103が、ニードル部材405がOA送達部材401から前進する時に、アパーチャ436に捕らえられるか、あるいは引っかかる可能性を減少する。さらに、ニードル部材405の遠位端439も、遠位端439がOA送達部材401に衝突するか、捕らえられるか、引っかかるか、または損傷する可能性を減少させるために、ニードル部材405の下部に整列させることが好ましい。
処置システム100は、ニードル部材405がより容易に中隔組織を貫通するのを可能にするために、隔壁207の任意の表面に吸引タイプの力を加え、ニードル部材405によって加えられる圧力に応じて、隔壁207に過度な「テント形成」が生じないように構成することができる。たとえば、OA送達部材401の近位端は、OA送達部材401内の空気または流体圧力を低下させるように構成された真空または圧力調節デバイスに結合することができる。圧力は、好ましくは、OA送達部材401および隔壁207間に吸引タイプの力を形成し、それによって隔壁207がOA送達部材401と接触するか、またはOA送達部材401に近接する状態を維持し、ニードル部材405は隔壁207内に前進するのに十分な程度まで低下させる。また、吸引タイプの力は、OA送達部材401の代わりに、あるいはOA送達部材401のほかに、ニードル部材405を通して加えることができる。
処置システム100は、好ましくは、ニードル部材405が、いつ左心房212に入ったかを判断するのを容易にするための1つまたは複数のセンサを備える。たとえば、例示的な実施態様では、ニードル部材405は、遠位端415またはその付近にセンサを備える。センサは、圧力センサ、熱センサ、画像形成デバイス、音響デバイスなど、任意のタイプの適用可能なセンサでよい。例示的な実施態様では、右心房205および左心房212間の血圧の変化を感知するように構成された圧力センサを備える。圧力センサは、任意のタイプの圧力センサでよく、たとえば、外部環境と流体連通する開放遠位端を有するニードル部材405内の内腔などの電気センサおよび流体フィードバックセンサが挙げられるが、これらだけに限らない。別の例示的な実施態様では、ニードル部材405の遠位端415は、外部または内部の画像形成デバイスによって見えるように構成され、この画像形成デバイスは、隔壁207に対する遠位端415の位置を追跡するために使用することができる。
図18Cは、送達デバイス104のもう1つの例示的な実施態様の断面図である。この場合、プッシャー部材406の遠位端440は、RA部分301の末端307に対向するインプラント103の中心部分303を押すように構成される。これは、RA部分301が、内腔414内で押された時にコイル状に巻き、その結果、内腔414内でインプラント103の集群を生じ、送達をより困難にする可能性を減少させる。プッシャー部材406の遠位端440は、RA部分301の遠位に位置し、プッシャー部材406は、比較的薄い部分441を含み、この部分441は、内腔414内にRA部分301の追加の空間を提供し、プッシャー部材406に追加の可撓性を提供することができる。比較的薄い部分441は、遠位端440より相対的に薄く、遠位端440は、中心部分303に適切に係合するのに十分に厚いことが好ましい。遠位端440は、RA部分301のために十分な空間を提供する陥凹部442を含むことができる。陥凹部442は、送達時にインプラント103を位置決めするのを支援するために使用することも可能である。たとえば、プッシャー部材406の回転によって、インプラント103が未だ陥凹部442を通っている場合、インプラント103を回転させることができる。その結果、隔壁207内に送達される前または送達時に、インプラント103の適切な回転方向を可能にする。遠位端の表面443は、インプラント103の適切な接触および係合を促進するのに望ましい任意の方法で構成することができる。
たとえば、図19A〜Bは、プッシャー部材406およびインプラント103の例示的な実施態様を示す断面図である。図19Aでは、遠位端の表面443は、丸みのある陥凹部分444で輪郭が付けられ、その内部には、コイル状中心部分303が位置し、隆起部分445は、開放内部領域327内に適合するように構成される。当業者が認識するように、遠位端の表面443の輪郭は、インプラント103のタイプおよび収容構成、並びにインプラント103上の所望の接点によって決まる。図19Bでは、遠位端の表面443は、RA部分301の末端307が位置することが可能な狭い陥凹部分446で輪郭が付けられる。
プッシャー部材406は、インプラント103と解除可能に結合するように構成することもできる。たとえば、例示的な実施態様では、プッシャー部材406は、不適切に展開された時など、必要な場合に、インプラント103をニードル部材405内に引き戻すことができるように、テザー485を使ってインプラント103に拘束される。インプラント103が、適切に展開された場合、テザー485はプッシャー部材406から解除することができる。別の例示的な実施態様では、プッシャー部材406は、図20A〜Bに示すように、ニードル部材405内にある時に、インプラント103を押したり引いたりするように構成することができる。
図20A〜Bは、ニードル部材405、プッシャー部材406、およびインプラント103の他の例示的な実施態様を示す略図である。図20Aでは、インプラント103は、ニードル部材405の外面450上に配置され、RA部分301およびLA部分302の末端307は、それぞれアパーチャ451および452を通して、内腔414内に収容することができる。インプラント103を送達するには、ニードル部材405が、隔壁207を横断して左心房212に入った後、プッシャー部材406は、インプラント103を逆に近位に引っ張って、図20Bに示すように、LA部分302の末端307を露出するために使用される。末端307を把握するために、プッシャー部材406は、所望の任意のタイプの把握デバイスを含むことができる。この場合、プッシャー部材406は、クランプタイプのデバイス453を備える。アパーチャ452から取り外されると、LA部分302はコイル状になる。ニードル部材405は、隔壁207から逆に引き抜かれる時、LA部分302は隔壁207に係合し、インプラント103は、ニードル部材405から滑り落ちる。プッシャー部材406は、RA部分301の末端307を押して、展開を促進するために使用することもできる。この実施態様では、近位に位置する末端307は、上記のように使用するためにテザー485が通されるアパーチャを含む。
送達デバイス104は、送達時にOA送達部材401、ニードル部材405、プッシャー部材406、およびインプラント103の適切な向きを維持するように構成することができる。図21は、図14Aの線21−21に沿って見た送達デバイス104の別の例示的な実施態様を示す断面図であり、送達デバイス104は、適切な向きを維持するために、ロックおよびキー技術を使用するように構成される。この場合、ロックおよびキーは、当接部および対応する陥凹部の組合せで実施される。たとえば、ニードル部材405の外面450は、OA送達部材401の内面457上に位置する当接部455を受け入れるように構成された陥凹部456を含む。陥凹部456は、ニードル部材405が、OA送達部材401内で前進および収縮する場合でも、適切な向きを保つために、ニードル部材405に沿って、望ましい距離だけ長手方向に延在することが可能である。同様に、プッシャー部材406の外面458は、ニードル部材405の内面461上に位置する当接部460を受け入れるように構成された陥凹部459を含む。陥凹部456と同様、陥凹部459は、プッシャー部材406が前進および収縮する時に、適切な向きを確保するために、プッシャー部材406に沿って長手方向に任意の所望の距離だけ延在することができる。図18A〜Bに関して上記で説明したとおり、プッシャー部材406は、RA部分301の存在に適応するように、陥凹部442を含むことができる。この陥凹部442は、インプラント103もプッシャー部材406に対して適切な向きに維持する。
OA送達部材401、ニードル部材405、およびプッシャー部材406が、本体部材101に対して近位および遠位に移動する距離は、比較的小さくすることができる。これらの構成要素の手動で移動することは、可能ではあるが困難な可能性がある。処置システム100は、これらの構成要素の運動を促進して、各々の構成要素が、不注意で極端に遠くに、あるいは不十分に前進するリスクを減少させるために、1つまたは複数の自動化システムまたはデバイスを本体部材101の近位端に含むことができる。自動化システムまたはデバイスは、所望の量の力を加えて各々の構成要素を移動させ、送達プロセスのエラーを指示する過度に大きい力が使用されているかどうかを感知するように構成することもできる。
OA送達部材401、ニードル部材405、およびプッシャー部材406の移動をさらに促進するために、各々の部材は、任意に予備成形することができる。たとえば、例示的な実施態様では、OA送達部材401、ニードル部材405、およびプッシャー部材406の1つまたは複数は、図14Fに示すOA送達部材401の所望の撓んだ弧形に対応する曲線部分を含むことができる。
ニードル部材405は、システム100から完全に排除することができることに注目するべきである。プッシャー部材406は、既存の孔からインプラント103を展開することができるか、あるいはインプラント103は、孔が形成される実質的に鋭利な末端307を有し、プッシャー部材406によって展開されるように構成することができる。
図1に関して説明したように、処置システム100は、任意に安定化デバイス105を含むことができる。図22は、処置システム100内の安定化デバイス105の例示的な実施態様を示すブロック図である。この場合、安定化デバイス105は、好ましくは、インプラント103の送達時に、処置システム100を安定化させるように構成される。安定化デバイス105は、用途の必要性に応じて所望の任意の構成を有することができる。たとえば、安定化デバイス105は、PFOのトンネル215、または患者の血管系、たとえば上大静脈203の任意の部分を通る本体として構成することができる。安定化デバイス105は、好ましくは、長形の安定化部材501を含み、好ましくは、隣接する組織を把握して、安定化を促進するように構成される把握デバイス502を任意に含むことができる。
図23A〜Cは、処置システム100を安定化する例示的な方法に使用される安定化デバイス105の他の例示的な実施態様を示す断面図である。この場合、安定化部材105は、内側長形プル部材505を摺動的に受け入れるように構成された内側内腔504を有する外側管状シース501を含む長形部材として構成される。外側管状シース501および内側プル部材505は、好ましくは、処置システム100を安定化させるのに十分な合成を有すると同時に、患者の血管系および心臓200内における移動および操作を可能にするのに十分な可撓性を有するように、半合成であることが好ましい。これらの実施態様では、安定化デバイス105は、好ましくは、右心房205からPFOのトンネル215を通って、左心房212内に至るように構成され、把握デバイス502は、一次中隔214の一部分を被覆し、安定化デバイス105をその部分に固定するために使用することができる。
一次中隔214を形成する組織の性質は、重複する折り目、組織の厚さの変動、および伸張性の変動など、不規則になる可能性があり、これらの各々は、ニードル部材405が通過して前進する時に、一次中隔214を移動させるか、またはテントの形成を生じる可能性がある。把握デバイス502を含むと、一次中隔214を所定の位置に保持し、テントが形成するリスクを減少させるという追加の利点を提供することも可能である。
把握デバイス502は、好ましくは、内側プル部材505に結合する可撓性把握要素506を含む。この場合、把握要素506は、矩形要素として構成される。外側管状シース501は、好ましくは、開放遠位端508を有する内腔507を含み、把握要素506は、遠位端508から展開することができる。内腔507は、把握要素506の展開を促進するため、輪郭のある側壁を有するように構成することができる。把握要素506を展開するために、内側部材505は、外側シース501に対して近位の方向に引っ張ることができ、その結果、把握要素506は、内腔507を通って前進し、遠位端508から出る。把握要素506は非外傷性端部512を含み、この非外傷性端部512は、この実施態様では、放射線不透性要素であり、金または白金でよい。この実施態様では、把握要素506は、3つの主構成を有する変形可能な予備成形要素として構成される。
図23Aは、内腔507内に収容された第1構成にある把握要素506を示す。この構成は、好ましくは、処置システム100が、患者の血管系を通って移動する時、および安定化デバイス105が、図示のとおり、PFOのトンネル215を横断する時に使用される。図23Bは、内腔507内から部分的に展開した第2構成の把握要素506を示す。安定化デバイス105が、PFOのトンネル215を通って前進し、PFO出口218から出ると、把握要素506は、好ましくは、内側部材505を外側シース501に対して近位に引っ張ることによって、この構成に展開される。この構成では、把握要素506は、安定化デバイス105が、逆に近位の方向509にわずかに引っ張られる時に、一次中隔214の縁部を捕らえるために使用することができる。図23Cは、内側部材505が、逆にさらに引っ張られた後、第3の完全に展開された構成にある把握要素506を示す。把握要素506は、この構成で外側シース501上の当接部に係合するように構成された陥凹部を任意に含むことができ、この陥凹部は、好ましくは、一次中隔214を完全に把握するか、あるいは一次中隔214に係合して、安定化デバイス105を一次中隔214に固定するために使用される。
送達手順が完了すると、内側部材505は、外側シース501に対して遠位に前進し、把握要素506を内腔507内に引き戻すことができる。その結果、安定化デバイス105に適切に結合する処置システム100の任意の構成要素も、一次中隔214に固定される。当業者は、安定化デバイス105のこの実施態様および類似する実施態様は、単に一次中隔214ではなく、所望の任意の組織フラップまたは縁部に係合するために使用することができることを容易に認識するであろう。
把握デバイス502は、この用途の必要性に応じて望ましい任意の方法で構成することができる。図24A〜Bは、把握デバイス502を含む安定化デバイス105の他の例示的な実施態様を示す斜視図である。図24Aでは、把握デバイス502は、より広い領域把握するための複数の把握要素506を含む。図24Bでは、把握デバイス502は、ワイヤ状把握要素506を含む。この場合、把握要素506は、内腔507(図示しない)と連通するアパーチャ510および511を介して内腔507内にループ状に入る。
図25A〜Dは、安定化デバイス105の他の例示的な実施態様を示す断面図である。この場合、把握要素506は、テーパ付き内面516を有するフラップ状の形状を有し、外側シース501の遠位端部材517上に位置する。内側部材505は、遠位端部分515上に当接部514を含み、把握要素506を押して把握要素506に力を加えるように構成される。図25Aは、第1収容構成の把握要素506を示す。把握要素506を第2構成に展開して、一次中隔214を捕らえるため、内側部材505は、図25Bに示すように外側シース501に対して遠位に前進する。テーパ付き内面516によって、内側部材505がより多く遠位に前進するにつれて、要素506はより多く外側に撓むことになる。一次中隔214をより完全に把握するためには、内側部材505(および、必要な場合、本体部材101)は、図25Cに示すように、所望の量だけ近位に収縮される。この実施態様の製造は、比較的単純にすることができる。たとえば、遠位端部材517および把握要素506は、NITINOL管をレーザまたはEDM切断することによって形成することができる。図25Dでは、遠位端部材517は、内側部材505の遠位端に位置し、当接部514はシース501上に位置する。
図26A〜Cは、安定化デバイス105の他の例示的な実施態様の断面図である。この場合、他のシース501は、好ましくは開放遠位端518を含み、把握デバイス502は、この開放遠位端518から展開させることができる。把握要素506は、好ましくは、内側部材505の遠位端部分515上に位置し、ステンレス鋼、NITINOL、形状記憶ポリマーなどの変形可能な弾性材料から成形することができる。把握要素506は、好ましくは、内側内向504内で摺動可能であるように構成され、好ましくは、把握要素506は、内側内向504から前進する時に、所望の形状を取ることができるように、たとえばNITINOLを熱処理することによって予備成形される。図26Aでは、把握要素506は、内側内向504内における第1収容構成で示されている。図26Bでは、内側部材505は、遠位に前進しており、一次中隔214を捕らえるための第2構成に把握要素506を展開する。図26Cでは、内側部材505は、さらに遠位に前進し、一次中隔214を把握するための第3構成に把握要素506を配置する。把握デバイス502が、図26A〜Cに関して説明するように、把握デバイス502を内側内向504内から押し出すことによって展開することができる安定化デバイス105の実施態様は、本明細書では「押し出し」構成と呼ぶ。
図27Aは、「押し出し」把握デバイス502を有する安定化デバイス105の他の例示的な実施態様を示す斜視図である。この場合、把握デバイス502は、2つの把握要素506を有する、完全に展開された第3構成で示されている。把握デバイス502は、任意の数の把握要素506を含むことができることに注目するべきである。この場合、各々の把握要素506は、ニードル部材405が挿入される位置419に、追加の把握力を提供するように重複する。図27Bは、把握要素506が、内側部材505に結合された磁石523によって与えられる磁力522に引き付けるように構成されたもう1つの例示的な実施態様を示す断面図である。展開された後、磁力は、外側シース501および一次中隔214を貫通して、要素506を引き付け、追加の把握力を提供するのに十分に大きいことが好ましい。当然、磁石523は、任意の所望の位置に配置することができ、たとえば、遠位端518の外側シース501上、内側部材505が、磁石に引き付けるように構成することが可能な把握要素506上、あるいはこれらの任意の組合せに配置することができる。
追加の表面摩擦を提供するため、追加の当接部を把握要素506上に含むことができるか、および/または把握要素506の表面をエッチング、コーティング、あるいはテクスチャ加工することができることに注目するべきである。
図1に関して説明したとおり、処置システム100は、インプラント103を適切に配置するために、センタリングデバイス106を含むことができる。センタリングデバイス106は、PFOのトンネル215の中心に対して所望の位置に送達デバイス104を整列させるように構成することができる。「センタリング」という用語を使用するが、センタリングデバイス106は、必ずしもPFOのトンネル215の中心ではない任意の位置に送達デバイス104を整列するように構成することができると考えるべきである。
図28A〜Cは、センタリングデバイス106の他の例示的な実施態様を示す断面図である。この実施態様では、センタリングデバイス106は、2つの長形の可撓性位置決め部材602を有する長形のセンタリング支持部材601を備え、この位置決め部材602は、本明細書ではセンタリングアーム602と呼ばれ、支持部材601の対向側に位置し、支持部材601に沿って延在する。支持部材601は、各々が、センタリングアーム602を摺動的に受け入れるように構成される2つの内腔603を備えることができる。各々の内腔603は、好ましくは、支持部材601の開放または陥凹部分605に開放する開放遠位端606を有する。各々のセンタリングアーム602は、好ましくは、陥凹部分605を通って、好ましくは、各々のセンタリングアーム602の遠位端を受け入れるように構成されたシート604内に延在する。シート604は、好ましくは、内腔603に対向する位置において陥凹部分605に位置する。
図28Aは、支持部材601の側部に沿って、陥凹部分605内に静止しているセンタリングアーム602を示す。図28Bは、図28Aの線28B−28Bに沿って見たセンタリングデバイス106の断面図である。本明細書に記載するように、センタリングアーム602は、好ましくは、矩形のワイヤバンドとして構成されるが、必要に応じて任意の構成を使用することができる。センタリングアーム602が遠位の方向に前進すると、遠位端607はシート604に接触し、センタリングアーム602は、図28Cに示すように陥凹部分605から外側に延在する。センタリングアーム602をバンドとして構成することによって、アーム602は確実に、直接支持部材601から離れて方向611に延在する。
センタリングデバイス106が、PFOのトンネル215内に配置される時、センタリングアーム602は、PFOのトンネル215内のセンタリングデバイス106の斜視図である図28Dに示すように、側壁219に接触するまで延在する。この場合、側壁219およびPFO出口218は、二次中核210の下に存在することを示すために、点線で示されている。センタリングアーム602が各々、同じ量だけ前進して、両方の側壁219に接触すると、各々のアーム602の延在距離608は同様に同じ量であり、支持部材601は、PFOのトンネル215内の中心位置に押し入れられる。
この方法では、センタリングデバイス106は、PFOのトンネル215内にセンタリングすることができ、インプラント103を送達するための基準点として使用することができる。好ましくは、センタリングデバイス106は、センタリングデバイス106のセンタリングによって、送達デバイス104のセンタリングも行われるように、送達デバイス104に結合される。好ましくは、インプラント103が送達されると、センタリングアーム602は、近位に内腔603内に収縮され、次に、センタリングデバイスは、PFOのトンネル215を通って収縮することができる。陥凹部分605の表面610は、好ましくはカーブするか、あるいはテーパが付けられて、支持部材601が、PFOのトンネル215内またはPFOのトンネル215周囲の何らかの組織に捉えられるか、あるいは引っかかるリスクを減少させる。
この場合、センタリングアーム602の延在部分は、PFOのトンネル215内に完全に位置するように示されている。当業者は、陥凹部分605の長さ609の変化によって、センタリングアーム602の延在部分が相応に変化することを容易に認識するであろう。
支持部材601およびセンタリングアーム602は各々、用途の必要に応じて、任意の所望の材料から構成することができる。好ましくは、支持部材601は、ポリイミド、ポリアミド、ポリプロピレンなどの可撓性ポリマーから構成される。好ましくは、センタリングアーム602は、NITINOL、ステンレス鋼などの可撓性ポリマーまたは金属から構成される。
図28A〜Dに関して説明する実施態様では、センタリングアーム602は、支持部材601から延在する場合、カーブ状または弓形を有する。図29A〜Cが示すとおり、センタリングアーム602は、延在した時に、任意の所望の形状を有するように構成することができる。図29A〜Bは、センタリングアーム602が、それぞれ3辺および2辺の形状で延在するセンタリングデバイス106の他の例示的な実施態様を示す略図である。好ましくは、センタリングアーム602の部分612は、センタリングアーム602が、部分612で最初に湾曲する傾向を有して、これらの多角形が形成されるように、周囲の部分より薄く製造される。
また、アーム602は、陥凹部分605から拡張することが可能である場合、付勢されて所望の形状を取るように予め賦形することができる。たとえば、例示的な実施態様では、アーム602はNITINOLから構成され、予め賦形するために熱処理される。当業者は、本開示を考慮して、アーム602の厚さの変化、および予備賦形は、対称であるか、あるいは非対称でよいカーブ部分、直線部分、およびこれらの組合せを有する殆どの無限の数の形状を達成することが可能であることを容易に認識するであろう。
上記のとおり、場合によっては、PFOのトンネル215の側壁219は、PFOのトンネル215に沿って等距離ではなく、PFOのトンネル215は、PFO入口217からPFO出口218に発散または収束する。PFOのトンネル215の発散または収束によって、センタリングデバイス106は、アーム602が延在する時に、PFOのトンネル215から滑り落ちる。図29Cは、各々のセンタリングアーム602が、2つの露出部614とともに延在するように構成されるセンタリングデバイス106のもう1つの例示的な実施態様を示す略図である。これらの露出部614は、センタリングデバイス106がPFOのトンネル215から滑り落ちるのを防止するために、PFOのトンネル215の外側に配置することができる。露出部614は、センタリングアーム602のこの部分を周囲の部分より比較的厚くし、露出部614を撓みにくくすることによって形成することができる。センタリングアーム602の所望の曲率半径は、予備成形するか、またはセンタリングアーム602の厚さ、および/または幅を徐々に変えることによって実施することができ、比較的薄い部分は、比較的大きい曲率に対応するであろう。
センタリングデバイス106は、センタリング/位置決めのために、1つまたは複数のアーム602を任意の数含むことができることに注目するべきである。図30は、PFOのトンネル215内に延在する1つのセンタリングアーム602を有するセンタリングデバイス106のもう1つの例示的な実施態様を示す略図である。この実施態様では、PFOのトンネル215は一方の側にカーブし、センタリングアーム602は、対向側に位置する。センタリングアーム602は、次に、センタリングデバイス106を所望の位置に位置決めするために、予め決められた距離だけ延在することができる。
別の例示的な実施態様では、センタリングデバイス106は、互いに関係なく使用するように構成された複数のアーム602を含むため、ユーザは、FOのトンネル215内のセンタリングデバイス106の位置の制御を高めることができる。たとえば、ユーザは、2つの対向するアーム602を調節して、デバイス106をトンネル215内の側壁219間にセンタリングし、次に、第3のアーム602を調節して、デバイス106を二次中核210および一次中隔214に対して必要に応じて位置決めする。もう1つの事例では、ユーザは、3つ以上のアーム602を使用して、トンネルタイプまたは解剖学的構造に基づいてセンタリングすることができる。
実施態様によっては、センタリングデバイス106をPFOのトンネル215内に維持し、隔壁207を通してニードル部材405を前進させることが望ましい可能性がある。ニードル部材405が、この手順時にセンタリングデバイス106に接触するリスクを減少させるため、支持部材601は、ニードル部材405を湾曲させるように構成することができる。図31は、支持部材601が、内腔603およびシート604間に(図28Aに示す)滑らかであるか、または研磨された表面615を有する剛性の円筒状部材649であり、望ましい金属である剛性の突出部650内に形成され、部材649上に配置されるセンタリングデバイス106の例示的な一実施態様を示す略図である。この場合、ニードル部材405の鋭利な遠位端415が、支持部材601に接触する場合、剛性の円筒状部材649から湾曲する可能性が大きい。
図32A〜Bは、支持部材601が開放遠位端616を含み、1つまたは複数の予備成形センタリングアーム602が、この遠位端616から延在することが可能なセンタリングデバイス106の他の例示的な実施態様を示す断面図である。センタリングアーム602は、好ましくは、延在位置に予備成形され、シート604および陥凹部分605をなくすことを可能にする。センタリングアーム602は、好ましくは、図32Aに示す支持部材601の内側内腔617内に収容することを可能にする第1構成から変形可能である。図32Bでは、センタリングアーム602は、内側内腔617から延在した第2構成に展開した状態で示されている。図32A〜Bでは、センタリングアーム602は、別個の要素として示されているが、各々のアーム602の予備成形部分の近位端は、共通の長形シャフト上に一緒に結合することができる。
本明細書に記載する様々な実施態様の機能は、処置システム100内の構成要素の数を減少し、処置システム100の構造を単純化するなどのために結合し、統合することができることに注目するべきである。たとえば、図32Cは、図27Aおよび32A〜Bに関して記載された実施態様が一緒に統合されて、デバイス110を形成する処置システム100の例示的な一実施態様を示す。この場合、各々図32A〜Bに示すセンタリングアームに類似するセンタリングアーム602は、センタリング部分618の遠位に位置する、図27Aに示す安定化デバイスに類似する安定化デバイス105の把握要素506を含む。この場合、センタリングデバイス106は、センタリングおよび安定化に使用され、別個の安定化デバイス105をシステム100から排除することを可能にする。
安定化およびセンタリングのために、支持部材601は、好ましくは、PFO出口218を通って前進する。左心房212では、センタリングアーム602は、遠位に展開して、把握要素506を第1の収容構成から、一次中隔214を捕捉および把握する第2および第3構成に展開することができる。一次中隔214が把握されると、支持部材601は、各々のアーム602のセンタリング部分618を展開するために、センタリングアーム602に対して近位に収縮することができる。センタリング部分618は、次に外側に拡張し、デバイス106をセンタリングし、それによって好ましくは、本体部材101および送達デバイス104もセンタリングし、同時に一次中隔214の把握を維持する。
図32Dは、センタリングデバイス106および安定化デバイス105が一緒に統合された処置システム100のもう1つの例示的な実施態様を示す略図である。この場合、安定化部材501は、2つの内腔603およびシート604(図示しない)、並びにセンタリングアーム602に使用される陥凹部分605を含む。デバイス105で安定化させた後、センタリングアーム602は、方向611に延在させて、結合された位置を所望の位置にセンタリングあるいは配置することができる。
図1に関して説明したように、送達デバイス104、安定化デバイス105、およびセンタリングデバイス106は各々、好ましくは、本体部材101と関連して使用される。本体部材101は、用途の必要性に応じて望ましい任意の方法で構成することができる。図33A〜Bは、本体部材101が2つの内腔630および631を含む処置システム100のもう1つの例示的な実施態様を示す断面図である。図33Aは、長手方向断面であり、図33Bは、図33Aの線33B−33Bに沿って見た半径方向断面図である。好ましくは、内腔630は、送達デバイス104を摺動的に受け入れるように構成され、内腔631は、本体部材101を患者の血管系に容易に通すために、安定化デバイス105または任意のガイドワイヤを摺動的に受け入れるように構成される。ガイドワイヤは、本体部材101が、患者の体内の所望の位置になるまで、内腔631内に配置することができ、この時点で、ガイドワイヤを取り外し、安定化デバイス105を挿入することができる。また、センタリングデバイス106は、好ましくは、置システムに安定化およびセンタリング機能を与えるために、図32Dに関して説明した実施態様の場合などの安定化デバイス105と統合される。送達時に、安定化デバイス105周囲における本体部材101の回転を防止するため、安定化デバイスは、好ましくは、本体部材101または送達デバイス104と固定結合される。
図34A〜Cは、本体部材101が、4つの内腔630〜633、およびセンタリングアーム602を含む処置システム100のもう1つの例示的な実施態様を示す断面図である。この場合、図34Aは、第1の長手方向断面図であり、図34Bは、図34Aの線34B−34Bに沿って見た半径方向断面図であり、図34Cは、図34Aの線34C−34Cに沿って見た第2の長手方向断面図である。好ましくは、内腔630は、送達デバイス104を摺動的に受け入れるように構成され、内腔631は、安定化デバイス105、ガイドワイヤ、染料注入など、任意の目的で構成される。図34Bは、内腔632〜633内のセンタリングアーム602を示し、図34Cは、内腔632〜633内に位置するセンタリングアーム602、陥凹部分605、およびシート604を示す。この場合、陥凹部分605およびシート604は、長形支持部分411上の把握デバイス404に対して遠位に位置する。支持部分411の遠位の部分は、PFOのトンネル215内に配置することができ、センタリングアーム602は、インプラント103を左心房内で展開する前にセンタリングするために撓ませることができる。
図35A〜Bは、本体部材101が、3つの内腔630、632、および633、並びにセンタリングアーム602を含む処置システム100のもう1つの例示的な実施態様を示す断面図である。この場合、図35Aは長手方向断面図であり、図35Bは、図35Aの線35B−35Bに沿って見た半径方向断面図である。この実施態様では、本体部材101の遠位端112は、この実施態様では柔軟な先端である非外傷性先端640を備える。この場合、非外傷性先端640があるために、本体部材101は、ガイドワイヤを使用しなくても、患者の血管系内に前進可能であるように構成される。したがって、ガイドワイヤに使用される追加の内腔631は含まれない。また、この実施態様では、安定化デバイス105は、任意に省略されており、本体部材101は、より小さい半径方向断面サイズを達成することを可能にする。別の例示的な実施態様では、非外傷性先端640は省略され、本体部材101は、患者の血管系内に配置された管状ガイドカテーテルを通って摺動的に前進するように構成される。
図36A〜Bは、本体部材101が、4つの内腔630〜633、およびセンタリングアーム602を含む処置システム100のもう1つの例示的な実施態様を示す断面図である。この場合、図36Aは長手方向断面図であり、図36Bは、図36Aの線36B−36Bに沿って見た半径方向断面図である。この実施態様は、図34A〜Cに関して説明した実施態様に類似するが、この場合、内腔631は、安定化デバイス105と同じサイズか、あるいは安定化デバイス105より細いガイドワイヤ641にのみ使用するように構成され、内腔631および本体部材101の半径方向断面を減少することができる。
図37A〜Bは、本体部材101が、4つの内腔630〜633、およびセンタリングアーム602を含む処置システム100のもう1つの例示的な実施態様を示す断面図である。この場合、図37Aは、図37Bの長手方向断面図であり、図37Bは、図37Aの線37B−37Bに沿って見た半径方向断面図である。この実施態様は、図35A〜Cに関して説明した実施態様に類似するが、この場合、内腔631は、安定化デバイス105およびガイドワイヤ641の交換を容易にするように構成される。内腔631の近位の部分642は、内腔631を安定化デバイス105の第1部分644、およびガイドワイヤ641の第2部分645に分割する仕切り643を含む。内腔631の遠位の部分646は、内腔631の半径方向断面図を最小限にするため、好ましくはテーパが付けられる。安定化デバイス105とガイドワイヤ641との交換は、どちらも同時に近位の部分642に存在することが可能であり、安定化デバイス105またはガイドワイヤ641の所望の一方が、開放遠位端647を通って遠位に前進して使用されるという点で容易である。
図33A〜37Bに関して説明した各々の実施態様では、機能は、必要に応じて追加あるいは除去することができ、それでもなお処置システム100の範囲内であることに注目するべきである。たとえば、処置システム100は、染料の注入、圧力感知、画像形成、薬剤の送達、アブレーション、バルーンおよびステントなどの閉鎖デバイスの使用、冠状静脈洞ペーシングまたは除細動リードのインプランテーションの促進、探り針などの使用のためにさらに構成することができる。上記およびその他の追加のタイプの機能は、任意の方法で追加することができ、たとえば、1つまたは複数の内腔102の追加、既存の内腔102の使用、本体部材101内に直接統合すること、または1つまたは複数の余分な本体部分101を追加することが挙げられるが、これらだけに限らない。
さらに、処置システム100は、複数のインプラント103を送達するための複数の送達デバイス104、複数の組織表面上に安定させるための複数の安定化デバイス105、複数のセンタリングデバイス106、および複数の本体部分101を必要に応じて含むことができる。処置システム100が、下大静脈202を介して隔壁207に接近するために使用される場合、本体部材101の最大半径方向断面サイズは、好ましくは13フレンチ以下だが、用途の必要性に応じて、任意のサイズの本体部材101を使用できることに注目するべきである。本体部材101は、必要に応じて任意の材料から構成することができるが、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロンなどの可撓性ポリマーから構成することが好ましい。
さらに、処置システム100内の任意の構成要素、または構成要素の部分は、任意のタイプの画像形成を促進するように構成することができ、こうした画像形成には、内部および外部超音波画像形成、光学的画像形成、磁気共鳴画像形成(MRI)、および蛍光透視が挙げられるが、これらだけに限らないことに注目するべきである。たとえば、放射線不透性部分は、蛍光透視用途における可視性を増加するために使用することができるが、エコールーセントコーティングは、超音波用途における可視性を増加するために使用することができる。一例として、例示的な実施態様では、OA送達部材401は、完全に放射線不透性にすることができるか、あるいは、放射線不透過性の部分、たとえば図14Aの遠位の先端430などを含むことができる。
好ましくは、PFOのトンネル215を少なくとも部分的に閉鎖することによって、PFOのトンネル215を処置する方法700および800についても、本明細書で説明する。方法700および800は、好ましくは処置システム100に使用されるが、必要に応じて、任意の医療システムに使用することができる。説明しやすくするために、方法700は、処置システム100に関して説明し、方法800は、特定の処置システムに関して説明するが、方法700および800は、処置システム100の有無に関わらず使用できると考えるべきである。一般に、方法700のステップは、インプラント103の実際の構成、送達されるインプラント103の数、各々のインプラント103が送達される位置、ガイドワイヤ641またはガイドカテーテルの使用、並びに安定化デバイス105、および/またはセンタリングデバイス106の使用、あるいはこれらの組合せの点で、ある程度異なるであろう。
図4Eでは、インプラント103は、一次中隔214および二次中核210の両方を通って送達される。しかし、インプラント103は、必要に応じて任意の位置に送達することができることに注目するべきである。図38A〜Cは、使用可能な多くの別の位置のいくつかにおけるインプラント103の例示的な実施態様を示す隔壁207の断面図である。図38Aでは、インプラント103は、PFO出口218に隣接する二次中核210の上部を通って送達されている。図38Bでは、インプラント103は、PFO入口217に隣接するとともに、卵円嵩208の付近(またはその内部)における一次中隔214の下部を通って送達されている。図38Cでは、インプラント103は、側壁219、一次中隔214および二次中核210に隣接する隔壁207を通って送達されている。
また、インプラント103は、必要に応じて多くの数を任意の配置で使用することができる。図38D〜Eは、使用可能な多くの別の配列のいくつかにおける複数のインプラント103の例示的な実施態様を示す隔壁207の図である。図39Dでは、3つのインプラント103が、一次中隔214および二次中核210の両方を通って送達されている。図38Eでは、6つのインプラント103は、両方の側壁219に隣接する隔壁207、一次中隔214および二次中核210を通って送達されている。
方法700の多くの異なる実施および変形があるが、説明しやすくするため、方法700は、本明細書では、図33A〜Bに関して上記で説明する処置システムに類似しており、本体部材101が、センタリングデバイス106が上に組み込まれている安定化デバイス105に使用するように構成される処置システム100の例示的な一実施態様を使用して、一次中隔214および二次中核210の両方を通って送達される1つのインプラント103を使用するように説明する。
図39A〜Bは、方法700の一例を示すフロー図である。第1に、701では、インプラント103は、PFO領域209に近接して配置される。上記のとおり、インプラント103は、左心房212または右心房205から送達することができる。好ましくは、インプラント103は、本体部材101を大腿静脈から右心房205に、従来の方法で前進させることによって、PFO領域209に近接して配置される。たとえば、一例では、ニードルは、大腿静脈内に挿入され、ガイドワイヤは、ニードルを通って大腿静脈内に前進させる。次に、ニードルを取り外して、接近シースをガイドワイヤ上に通巣ことができ、この接近シースも取り外すことができる。0.035”/0.038”のガイドワイヤなどのJ先端ガイドワイヤは、患者の血管系から下大静脈202および右心房205内に通すことができる。ガイドワイヤは、そこから、PFOのトンネル215を通り、左心房212内に通すことができる。次に、交換用のシースまたは多目的ガイドは、J先端ガイドワイヤ上から左心房212内に前進させることができ、この時点で、J先端ガイドワイヤを取り外すことができる。比較的剛性のガイドワイヤ641は、次に、交換用シースまたは多目的ガイドを通して、左心房212、および任意に肺静脈内に前進させることができ、肺静脈は、ガイドワイヤの固定具として機能することができる。本体部材101は、次に、ガイドワイヤ641上を前進してPFO領域209に近接し、好ましくはPFOのトンネル215を通って左心房212内に至る。さらに、バルーンなどのサイジングデバイスを有するカテーテルまたはガイドワイヤは、PFOのトンネル215のサイズを測定し、配置位置、インプラントのサイズなどを選択する際に使用するために、PFOのトンネル215内に配置することができる。
702では、ガイドワイヤ641は、存在する場合、取り外すことができる。704では、安定化デバイス105は、好ましくは、内腔631を通って左心房212内に前進する。706では、本体部材101は、近位に右心房205内に収縮することができる。好ましくは、安定化デバイス105は、安定化部材501と、把握要素506を含む把握デバイス502とを備える。708では、把握要素506は、第1収容構成から、組織を捕捉するための第2構成に展開することができ、組織は、この例では、好ましくは一次中隔214である。
次に、710では、安定化部材501は、好ましくは、把握要素506が一次中隔214を捕捉するまで、遠位に移動する。次に、712では、OA送達部材401は、本体部材101に対して近位に収縮し、アーム部材409を上昇させることができる。714では、本体部材101およびOA送達部材401は、アーム部材409が縁部211に当接するまで遠位に前進される。716では、センタリングデバイス106は、好ましくは、センタリングアーム602を撓ませることによって、送達デバイス104をセンタリングするために使用することができる。既にセンタリングされていない場合、センタリングした後、717で、安定化デバイス105は、送達デバイス104に固定的に結合される(たとえば、回転する止血バルブまたはチューヒーボーストバルブなどを使用する)。次に、718で、把握要素506は、さらに第3構成に展開して一次中隔214を把握し、安定化デバイス105を一次中隔214に係止する。あるいは、716、717、718、またはこれらの任意の組合せを712の前に実施することができる。また、716〜718は、互いに対して望ましい任意の順序で実施することができる。
OA送達部材401は、安定化して、センタリングし、所定の位置に係止した後、好ましくは、本体部材101に対して遠位に前進させ、遠位端410を二次中核210の表面320に対して所望の向きに回転させる。722では、ニードル部材405は、二次中核210および一次中隔214を通って左心房212内に前進させることができる。次に、724では、プッシャー部材406は遠位に前進し、インプラント103のLA部分302を少なくとも部分的に、ニードル部材405の遠位端415から展開する。センタリングアーム602が、センタリングのために撓んだ状態にある実施態様では、ニードル部材405は、ニードル挿入位置419に基づいて、挿入される時にセンタリングアーム602および安定化部材501間を通過することが可能である。インプラント103がセンタリングアーム602および安定化部材501間に捕捉されるのを防止するため、センタリングアーム602は、長形本体101内に近位に逆に収縮し、それによって、センタリングアーム602はシート604から取り外され、インプラント103が、センタリングアーム602および安定化部材501間に捕捉されるのを防止する。次に、726では、把握要素506は、安定化デバイス105を一次中隔214から解放する第2構成に移動させることができる。あるいは、726は、必要な場合724の前に実施することができる。
次に、LA部分302は、既に完全に展開されていない場合、完全に展開させることができる。730では、把握要素506は、第1構成から取り外され、安定化部材501内に収容される。次に、732では、センタリングデバイス106は、好ましくは、センタリングアーム602を折りたたむことによって、既に非展開構成になっていない場合、非展開構成に移動することができ、その後、安定化デバイス105は、734で、PFO入口217から近位に収縮させることができる。736では、ニードル部材405は、OA送達部材401内に引き込まれ、インプラント103の中心部分303、およびRA部分301の少なくとも一部分を展開させることができる。この場合、738で、任意の閉鎖テストを実施して、PFOのトンネル215の少なくとも部分的な閉鎖、好ましくは実質的に完全な閉鎖を確認する。任意の所望の閉鎖テストを実施することができ、たとえば、コントラスト強化経頭蓋ドップラー(CE−TCD)、心エコー検査(ICE)などを使用して、画像形成と同時に気泡を導入するか、あるいは蛍光透視により画像形成可能な放射線不透性染料を注入する方法が挙げられるが、これらだけに限らない。テストは、RAコイル301を展開するのに必要なだけ遠くにOA送達部材401を引き戻し、次に、デバイスがPFOの入口にある間にテストすることによって実施し得る。
740では、OA送達部材401は、本体部材101に対して近位に収縮させ、RA部分301の展開を完了し、縁部211を解放して、OA送達部材401を元の位置に配置することができる。所望の程度の閉鎖が確認された場合、次に、インプラント103に対するテザーの接続を742で解放することができる。最後に、744では、本体部材101は、遠位に収縮させて患者から抜き取ることができる。
図40は、中隔欠損を処置するもう1つの例示的な方法800を示す。802では、縁部211は、医療デバイスの当接部に当接される。好ましくは、縁部211は、医療デバイスに係合し、医療デバイスが縁部211固定されるように任意に把握される。次に、804で、隔壁207内、好ましくは二次中核210内の孔は、縁部211を基準点として使用して形成される。たとえば、この孔は、縁部211から一定の距離、あるいは調節可能な距離に形成することができる。806では、この孔は、中隔欠損を処置するために構成されたデバイスの送達を促進するために使用される。一例では、このデバイスは、中隔欠損を少なくとも部分的に閉鎖するように、孔を通して展開される。方法800のこの例では、縁部211が当接され、基準点として使用される。方法800のもう1つの例では、一次中隔214の縁部が当接され、基準点として使用される。方法800の他の例では、側壁219および/または卵円嵩208の一方または両方が当接され、基準点として使用される。
システム100の制御は、近位の制御デバイス、または近位のコントローラ900を使用して行うことができる。図41Aは、近位の制御デバイス900の例示的な一実施態様を示す分解図である。この実施態様では、近位のコントローラ900は、好ましくは、軸外送達のために校正される場合、たとえば、送達デバイス104が、図14A〜Fに関して説明した方法に類似する方法で校正される実施態様では、送達デバイス104を制御するために使用される。近位のコントローラは、この場合、好ましい直立位置に示されている。コントローラ900の様々な要素の位置を説明しやすくするため、コントローラ900が、図41Aに示す向きで配置された場合の個々の位置を参照して、他の要素の上または下にある要素について言及する。
このように制限するわけではないが、近位のコントローラ900は、図14A〜Fに関して説明するものに類似する本体部材101および送達デバイス104の一実施態様とともに使用する場合に関連して説明する。図14A〜Fに関して説明する実施態様と同様、送達デバイス104は、OA送達デバイス401、ニードル部材405、およびプッシャー部材406を備える。しかし、この実施態様は、安定化デバイス105またはセンタリングデバイス106を備えないが、近位のコントローラ900は、これらのデバイスを制御するように構成することができるのは確かである。
図41Aに示す実施態様では、近位のコントローラ900は、上部902および下部903の2つの部分に分割される筐体901を備え、これらの部分は、好ましくは結合される。部分902および903は、任意の方法で互いに結合することができる。この場合、部分902および903は、上部902のアパーチャ905を通って、部分903内のねじ付きチャンバ906と整合する複数のねじ904で互いに結合される。筐体901は、遠位端923および近位端924も有する。遠位端923は、好ましくは、本体部材101と固定結合される。
近位のコントローラ900は、2つのガイドレール907、およびガイドレール907に沿って摺動するように構成された3つの摺動可能な作動装置940、960、および980を備えるユーザインターフェース909を備える。ガイドレール907は、好ましくは、作動装置940、960、および980の移動に対する表面摩擦抵抗を低くすることができるように、滑らかな表面を有する剛性部材である。部分902および903が互いに結合された場合、ガイドレール907は、好ましくは、両方の部分902および903内に位置する抑制シート908によって所定の位置に保持される(シート908は、上部902内に隠れており、示されていない)。また、作動装置940、960、および980は、筐体901内に順に保持され、ガイドレール907に沿って制御可能に移動するか、あるいは摺動する。
この実施態様では、各々の作動装置940、960、980の制御は、それぞれ望ましいボタン941、961、および981によって行われる。作動装置940、960、および980に対する接近は、上部筐体部分902の開口部926を通して行われる。当業者は、作動装置940、960、980の制御するその他の形式を使用することができることを容易に認識するであろう。
各々の作動装置940、960、980は、好ましくは、送達デバイス104の部分に結合される。この実施態様では、作動装置940はOA送達部材401に結合され、作動装置960はニードル部材405に結合され、作動装置980はプッシャー部材406に結合される。本明細書で説明しやすくするため、作動装置940をOA作動装置940、作動装置960をニードル作動装置960、および作動装置980をプッシャー作動装置980と呼ぶ。当然、任意の作動装置940、960、および980は、必要に応じて、送達デバイス104の任意の部分、あるいはシステム100の任意のその他の部分に結合することができる。
好ましくは、近位のコントローラ900は、インプランテーション手順時の適切な段階で、互いに対する作動装置940、960、および980の移動を制御、あるいはガイドすることができるように構成される。特定の段階では、様々な作動装置940、960、および980の移動は、他の1つまたは複数の作動装置940、960、および980の位置はまったく無関係である。逆に、特定の段階では、様々な作動装置940、960、および980の移動は、他の1つまたは複数の作動装置940、960、および980の位置に依存し、移動は、一定の方向に制限することができるか、あるいは完全に妨げられる。また、コントローラ900は、好ましくは、手順時の適切な段階で、被験体の解剖学的構造に対する作動装置940、960、980の移動を制御あるいはガイドすることができるように構成される。これらの特徴は、ユーザが、被験体の体内にある場合に、たとえばインプラント103を早期に解放することによって、システム100を不適切に作動するリスクを減少させることができる。
この実施態様では、制御は、各々の作動装置940、960、および980の運動を制御および係止するために、共同で動作することが可能な機械的タブ、スロット、当接部、表面、および/またはリブのネットワークによっても提供される。コントローラ900の動作を説明する前に、コントローラ900の各々の部分についてより詳細に説明する。
上部筐体部分902は、開口部926の両側に位置する3つのスロット910、911、および912を含む(ここでは、部分的に隠れて示されている)。筐体部分902は、複数のガイドマーキング931〜937も含み、これらのマーキングは、それぞれ作動装置940、960、および980の各々に位置するガイドマーキング942、962、および982の1つに対応することが可能である。この実施態様では、ガイドマーキング931〜932は円形を有し、プッシャー作動装置980上の円形マーキング982に対応し、ガイドマーキング935〜936は矩形を有し、ニードル作動装置960上の三角形マーキング962に対応し、ガイドマーキング933、934、および937は、OA作動装置940上の矩形マーキング942に対応する。
下部筐体部分は、2組のリブ、内側リブ913、および外側リブ914を備える。リブ913〜914は、下部筐体部分903の基部から上方に延在する。内側リブ913は各々、2つのスロット915および916を備える。リブ913の遠位端917は、リブ914の遠位端918に対して遠位に位置する。リブ913の近位端919も、リブ914の近位端920に対して遠位に位置する。リブ914の下および外側には、OA作動装置940に当接する一組の当接部925が位置する。
アパーチャ922は、下部筐体部分903の遠位端に位置し、本体部材101がアパーチャ922を通ることができるように構成される。下部筐体部分903は、インプランテーション手順時に上に静止して、安定状態を維持することができる基部921も備える。
OA作動装置940は、ボタン941の基部に位置する、一組の外側に延在するタブ943を備える。OA作動装置940は、2つの近位に位置するレール944をさらに備え、その各々に、2つの類似する形状を有するスロット945および946が内部に存在する。スロット945はスロット946の近位に位置し、これらは、レール944の下部に位置する。OA作動装置940の両側には、一組のガイドレール当接部947が存在し、これらは、各々のガイドレール907に沿ったOA作動装置940の移動を促進するか、あるいはガイドする。各々の側のガイドレール当接部947の下には、当接部925に当接する近位に位置するタブ948が存在する。
ニードル作動装置960は、ボタン961の基部に位置する、一組の外側に延在するタブ963を含む。ニードル作動装置960は、2つの遠位に位置するレール964、および2つの近位に位置するレール065も備える。各々の遠位のレール964の遠位端は、下方に向いた面取り部966を含み、これは、ユーザがOA作動装置940を完全に係止位置にしない場合に、OA作動装置940を係止位置に押し入れるために使用することができる。遠位のレール964は、両方の組のレール944および964が比較的妨げられない状態で遠位および近位に摺動することを可能にするため、近位レール944より大きい距離だけ離して(OA作動装置940上に)配置される。OA近位レール944は、ニードル作動装置960上のタブ963に整列し、タブ963と相互作用するように構成される。ニードル作動装置960は、タブ963が、スロット945〜946と相互作用する位置にある状態で、レール944に沿って摺動するように構成される。同様に、OA作動装置940も、ニードル作動装置のレール964に沿って摺動し、必要に応じて面取り部966に当接するように構成される。
ニードル作動装置の近位レール965の各々は、2つのスロット967および968を含み、これらのスロットは、レール965の下部に位置する。スロット967の近位の表面は、以下でより詳細に説明する係止機能を提供するために、レール965の他の表面より下方に延在する。ニードル作動装置960の各々の側には、一組のガイドレール当接部969が存在し、これらは、各々のガイドレール907に沿ったニードル作動装置960の運動を促進するか、またはガイドする。
プッシャー作動装置980は、ボタン981の基部に位置する、一組の外側に延在するタブ983を含む。タブ983は、ニードルの近位レール965に整列し、スロット967〜968に接触するように構成される。プッシャー作動装置980はさらに、近位レール965上で摺動して、タブ983がスロット967〜968と相互作用するのを可能にするように構成される。プッシャー作動装置980の両側には、一組のガイドレール当接部984が存在し、これは、各々のガイドレール907に沿ったプッシャー作動装置980の運動を促進するか、またはガイドする。
図41Bは、組み立てた状態のコントローラ900のこの例示的な実施態様を示すトップダウン図である。この場合、各々の作動装置940、960、および980は、筐体901内の位置で示されている。図41Cは、図41Bの線41C−41Cに沿って見たらコントローラ900の断面図である。この断面図は、プッシャー部材406を含むニードル部材405のほかに、筐体901内のニードル作動装置960を示す断面図である。
この場合、ニードル部材405は、スリーブ990に結合され、スリーブ990によって包囲され、スリーブ990は、好ましくは、ステンレス鋼などの剛性材料から成形され、表面摩擦を低下させるために滑らかであることが好ましい。位置決めねじ991は、ニードル作動装置960内のスロット992内に、スリーブ990上に調節可能に配置される。位置決めねじ991は、好ましくは調節され、スリーブ990と接触させて、スリーブ990をニードル作動装置960内の所定の位置に係止する。当業者は、任意の技術を使用して、スリーブ990をニードル部材405に係止できるか、あるいは、ニードル部材405をニードル作動装置960と結合でき、このような技術としては、ボンディング、溶接、クランプ、捲縮などが挙げられるが、これらだけに限らないことを容易に認識するであろう。
同様に、OA送達部材401およびプッシャー部材406はともに、類似のスリーブを位置決めねじと組み合わせ使用して、それぞれの作動装置940および980に結合することが好ましい。当業者は、接着、溶接、はんだ、機械的結合などを含む多くの異なる技術を使用して、各々の作動装置940、960、および980をシステム100のそれぞれの構成要素、この場合はOA送達部材401、ニードル部材405、およびプッシャー部材406に係止できることを容易に認識するであろう。
次に、コントローラ900に関して、コントローラ900を作動させる例示的な方法について図42A〜Iを使用して説明する。図42A〜Iは、作動装置940、960、および980がインプランテーション時に様々な位置にあるコントローラ900の例示的な一実施態様を示す斜視図である。コントローラ900の様々な構成要素は、様々な図で隠れている可能性があり、すべての構成要素が図41Aに記載されているため、図42A〜Iには、見える構成要素のみを記載する。
図42Aでは、各々の作動装置940、960、および980は開始位置で示されており、これは、本体部材101が血管系を通って前進する時に維持され、好ましくは右心房205内の隔壁207に近接する適切な位置である。この場合、OA作動装置940上のガイドマーキング942は、上部筐体902上のガイドマーキング934に整列し、OA作動装置940上のタブ943は、上部筐体902内のスロット911内に位置する。タブ943が、上部筐体902のスロット910〜912の何れかの内部に位置する場合、OA送達デバイス401は、本体部材101に対して所定の位置に効果的に係止され、本体部材101は、好ましくは筐体901に固定結合される。
また、この位置では、ニードル作動装置960上のタブ963は、OA近位レール944内のスロット945内に位置する。この位置のニードルボタン961の押し下げは、タブ963に当接する外側リブ914によって防止される。これは、作動装置960をOA作動装置940に対して所定の位置に効果的に係止する。プッシャー作動装置980に関しては、タブ983は、ニードルの近位レール965内のスロット967内に位置する。この位置のニードルボタン981の押し下げは、タブ983に当接する内側リブ913によって防止され、プッシャー作動装置980は、ニードル作動装置960に対して所定の位置に効果的に係止し、その結果、OA作動装置940に対して所定の位置に係止される。したがって、コピーの場合、ニードル作動装置960およびプッシャー作動装置980の位置は、OA作動装置940に対して係止され、OA作動装置940の移動に従う。
図42Bでは、OA作動装置940上のボタン941は押し下げられて、タブ943をスロット911から外し、OA作動装置940が、この図に示す位置に移行するのを可能にし、ボタン941は、この位置で解放されている。これは、OA送達部材401を上昇させて近位に移行させ、アーム部材409を上昇させて、図14Dに示す向きと同様、縁部211に係合する位置にOA送達部材401を配置する。この場合、OAガイドマーキング942は、筐体902上のガイドマーキング933に整列し、OAタブ943は、上部筐体902内のスロット910内に位置する。OAボタン941は、押し下げることは可能だが、ユーザは、タブ948を筐体の部分903上の当接部925に接触させることによって、OA作動装置940をこの位置よりさらに近位に移行させることを妨げられる。
ニードル作動装置960およびプッシャー作動装置980は、前の位置にわずかに近接した位置に移行しており、OA作動装置940に対して所定の位置に係止された状態を保つ。したがって、ニードル部材405およびプッシャー部材406の相対位置は、OA送達部材401に対して所定の位置に係止された状態を保っており、ニードル部材405およびプッシャー部材406はともに、OA送達部材401に対して間隔が詰まった状態で被験体の解剖学的構造内で前進している。
図42Cでは、OA作動装置940は、遠位に移行して、OA送達部材401を前進させ、二次中核210に接触させ、アーム部材409縁部211に係合し、図14Fに示す向きと同様、軸外送達方向にOA送達部材401を配置する。この時点で、本体部材101は、好ましくは、把握デバイス404によって被験体の解剖学的構造に固定結合される。この時点で、任意の作動装置940、960、および980は、たとえば、筐体902に直接係止するか(たとえば、スロット910〜912にOAタブ943)、あるいは、筐体901で係止しながら、OA作動装置940で係止することによって(たとえば、ニードル作動装置960が、OA作動装置940に対して係止されている時に、OAスロット945内にニードルタブ963、またはニードルスロット968内にプッシャータブ983)、本体部材101に対して係止される場合、作動装置940、960、および/または980も、被験体の解剖学的構造に対して係止されることになる。
図42Cの位置では、OAガイドマーキング942は、上部筐体902上のガイドマーキング937に整列し、OAタブ943は、上部筐体902内のスロット912内に位置する。OAボタン941は、押し下げることが可能な状態を保つが、ユーザは、ボタン941を筐体部分902の開口部926の遠位の表面に接触させることによって、OA作動装置940をこの位置よりさらに遠位に移行させるのを妨げられる。
ニードル作動装置960およびプッシャー作動装置980は、OA送達部材401に対して係止位置に維持され、前の位置に対して遠位の位置に移行している。これで、ニードルボタン961は、タブ963が、外側リブ914の遠位端918に対して遠位に位置するため、押し下げることが可能になる。ユーザが、ニードルボタン961を押し下げた場合、ニードル作動装置960の近位の移動は、スロット945の近位の表面(スロット945の遠位の表面よりさらに下方に延在する)、およびタブ963に当接する外側リブ914の遠位端918によって妨げられる。プッシャー作動装置980は、OA作動装置940およびニードル作動装置960に対して所定の位置に係止された状態を保つ。ガイドワイヤを使用する場合、次のステップに進む前に、ガイドワイヤを取り外すことが好ましい。
図42Dでは、ニードル作動装置960はニードル部材405をOA送達部材401から、隔壁207、好ましくは二次中核210および一次中隔214の両方を通って遠位に前進させるために、遠位に移行している。この場合、ニードルガイドマーキング962は、上部筐体902上のガイドマーキング936に整列し、ニードルタブ963は、OA近位レール944のスロット946内に位置する。ニードルボタン961は、押し下げることが可能な状態を保つが、ユーザは、図42Cと同じ位置を維持しているOA作動装置940の存在によって、ニードル作動装置960をこの位置よりさらに遠位に移行させることを妨げられる。これは、ユーザが、不注意でニードル部材405を左心房212内に極端に遠くに前進させて、望ましくない組織の損傷を生じるのを防止する。ニードルの遠位のレール964は、次に、OAタブ943の下に位置し、OAボタン941が押し下げられることを防止し、遠位および近位の移動を妨げて、OA作動装置940を所定の位置に効果的に係止する。
近位のコントローラ900は、ニードル部材405を所望の量だけ自動的に前進させるように構成することもできることに注目するべきである。たとえば、ニードル部材405は、ニードル作動装置960が一定の位置に移動することによってバネを解放し、隔壁207を通ってニードル部材405を前進させるのに十分な力を提供するように、バネ荷重を与えることができる。当然、当業者は、ニードル部材405を自動的に前進させるための多数の技術を実施でき、本明細書に記載するシステムおよび方法は、バネを使用する技術に制限されないことを容易に認識するであろう。
プッシャー作動装置980は、ニードル作動装置960とともに、前の位置の遠位の位置に移行している。詳細には、プッシャータブ983は、次に、内側リブ913のスロット915の上部に位置し、プッシャーボタン981を押し下げることを可能にする。ユーザが、プッシャーボタン981を押し下げると、プッシャー作動装置980の近位の移動は、スロット967の遠位の表面よりさらに下方に延在するスロット967の近位の表面によって妨げられる。好ましくは、ボタン981は、端部部分983をスロット967の近位の表面の一番下の部分より下に押しやるほど遠くに押し下げることはできないため、プッシャー作動装置980の近位の移動は、効果的に妨げられる。
図42Eでは、プッシャー作動装置980は、遠位に移行して、インプラント103のLA部分302をニードル部材405から前進させており、インプラント103の特定の実施態様によっては、LA部分302を左心房212内で膨張させることができる。この場合、プッシャーガイドマーキング982は、上部筐体902上のガイドマーキング932に整列し、プッシャータブ963は、内側リブ913内のスロット915の遠位端に前進され、ニードルの近位レール965内のスロット968内に入る。プッシャーボタン981は、押し下げることが可能な状態を保つが、ユーザは、スロット915の遠位の表面に衝突するプッシャータブ963によって、プッシャー作動装置980をこの位置よりさらに遠位に移行させることを妨げられる。追加の保護手段として、遠位の移動は、ニードルの近位レール965内のスロット968の遠位の表面によっても防止される。この遠位の表面は、内側リブ913に関連して作用し、タブ983が前進するのを妨げ、プッシャー作動装置980がさらに遠位に移動するのを防止する。OA作動装置940およびニードル作動装置960は、図42Dに関して説明した状態と同じ状態を保つ。
図42Fでは、ニードル作動装置960は、近位に移行してニードル部材405を左心房212から、逆にOA送達部材401内に収縮させており、好ましくは、インプラント103のLA部分302を引っ張り、一次中隔214と接触させる。この場合、ニードルガイドマーキング962は、上部筐体902上のガイドマーキング935に整列し、ニードルタブ963は、OA近位レール944内のスロット945内に位置する。ニードルボタン961は、押し下げることが可能な状態を保つが、ユーザは、OA近位レール944内のスロット945の近位の表面によって、ニードル作動装置960をさらに近位に移行させることを妨げられる。ニードルの遠位のレール964は、もはやタブ943の下にはなく、OAボタン941は再び押し下げることが可能になる。
プッシャー作動装置980は、ニードル作動装置960に対して所定の位置に係止された状態を保ち、ニードル作動装置960とともに、前の位置の近位の位置に移動している。詳細には、プッシャータブ983は、スロット968内に留まるが、この時点で、スロット915の近位の位置で内側リブ913上に位置し、プッシャーボタン981が押し下げられるのを妨げ、プッシャー作動装置980をニードル作動装置960に対して所定の位置に効果的に係止する。
図42Gでは、OA作動装置940は、OA送達部材401を近位に移行させてOA送達部材401を収縮させ、OA送達部材401を軸外送達方向から取り外す。この場合、OAガイドマーキング942は、上部筐体902上の任意のガイドマーキングに整列せず、OAタブ943は、未だ上部筐体902の任意のスロット内に着座せず、OAボタン941は、上部筐体902の表面によって押し下げられた位置に保持された状態を保つ。ニードル作動装置960およびプッシャー作動装置980はともに、OA作動装置940に対して所定の位置に係止された状態を保ち、プッシャー作動装置980上のタブ983が、内側リブ913内のスロット916の近位の表面に接触するまで、OA作動装置940とともに近位に移動する。
この実施態様では、スロット916の近位の表面は、内側リブ913の他のどの表面よりさらに上方に延在し、作動装置940、960、および980がさらに移動するのを妨げるように作用する。その結果、インプラント103が完全に展開する直前に、デバイスの動作に停止点が形成され、特に、ユーザが、インプラント103を確実に所望のとおりに配置するために、被験体を画像形成する時間を決めることを可能にする。ニードルボタン961は、この時点では、外側リブ914の存在によって押し下げることはできず、タブ963をOA近位レール944上のスロット945内の所定の位置に効果的に係止する。プッシャーボタン981は、タブ983が、この時点では内側リブ913内のスロット916上に位置するため押し下げることができるが、遠位および近位の方向における移動は、タブ983がスロット916に接触することによって防止される。プッシャーガイドマーキング982は、好ましくは、上部筐体902上のマーキング931に整列する。
図42Hでは、プッシャーボタン981は、押し下げられており、プッシャー作動装置980をニードル作動装置960から解除し、特に、タブ983をスロット968から解除して、OA作動装置940およびニードル作動装置960が、さらに近位に移行することを可能にする。その結果、OA送達部材401およびニードル部材405は、プッシャー部材406に対して収縮し、OA送達部材401は上昇して、アーム部材409を縁部211から解放する。これで、インプラント103は、ニードル部材405およびOA送達部材401の両方から完全に露出し、RA部分301は拡張して、二次中核210に係合する(インプラント103との接続は、テザーなどの安全デバイスの使用により維持し得る)。
この位置では、OAガイドマーキング942は、上部筐体902上のガイドマーキング933に整列し、OAタブ943は、上部筐体902のスロット910内に着座する。OAボタン941は押し下げることが可能な状態を保つが、ユーザは、タブ948を筐体部分903上の当接部925と接触させることによって、OA作動装置940をこの位置よりさらに近位に移行させることを妨げられる。ニードル作動装置960は、OA作動装置940に対して所定の位置に係止された状態を保ち、OA作動装置940とともに近位に移行する。ニードルボタン961は、外側リブ914によって押し下げることができず、OA近位レール944のスロット945内の所定の位置に効果的に係止される。プッシャー作動装置980は、図42Gに示す位置と同じ位置に係止された状態を保つが、タブ983は、この時点でスロット968に対して遠位に配置される。
図421では、OA作動装置940は、システム100を被験体内から取り外すのに望ましい低プロファイル構成にOA送達部材401を低下させるために、遠位に移行している。システム100を取り外す前に、インプラント103に維持される何らかの接続を解除することが好ましい。この位置では、OAガイドマーキング942は、上部筐体902上のガイドマーキング934に整列し、OAタブ943は、上部筐体902内のスロット91内に着座する。OAボタン941は押し下げることが可能な状態を保ち、OA作動装置940の移動は、どの方向でも阻止される。ニードル作動装置960は、OA作動装置940に対して所定の位置に係止され、OA作動装置940に対して遠位に移動する。ニードルボタン961は、外側リブ914によって押し下げることはできず、スロット945内の所定の位置に効果的に係止される。プッシャー作動装置980は、図42Gに示す位置と同じ位置に係止された状態を保つが、タブ983は、この時点ではスロット968に対して遠位に位置する。
図41A〜42Iは、システム100の様々な要素のための摺動可能な作動装置940、960、および980を使用する近位のコントローラ900の例示的な実施態様を示す。近位のコントローラ900の他の構成も、システム100を制御するために使用することができる。図43A〜Bは、システム100の各々の要素が、1つの主摺動可能作動装置1001を有するユーザインターフェースを介して制御される近位のコントローラ900の例示的な一実施態様を示す。
図43Aは、完全に収容されたこの実施態様を示す斜視図であり、図43Bは、筐体の一部分が省略されているこの実施態様を示す内側斜視図である。この場合、主摺動可能作動装置1001は、各々が、OA送達部材401、ニードル部材405、およびプッシャー部材406の1つに結合する副作動装置1002〜1004を制御することが分かる。副作動装置1002〜1004が移動する順序は、各々が、副作動装置1002〜1004の所望の移動順序をもたらすカスケード法で互いに動作するように、予め決められたバネ定数が異なるように選択された複数のバネ1005によって制御される。
図43Cは、システム100の様々な要素の制御が、コントローラ900の近位端に位置する回転可能なノブ1006を有するユーザインターフェース909を介して行われるもう1つの例示的な実施態様を示す斜視図である。この実施態様では、一定の方向(時計方向または反時計方向)に一定の量だけ回転することは、システム100の特定の要素、たとえばOA送達部材401、ニードル部材405、およびプッシャー部材406などの移動と一致させることができる。回転可能ノブ1006も、様々な要素間の制御を順に行うために押し下げることが可能である。たとえば、ノブを押し下げるごとに、異なる要素を選択することができるか、あるいは可変の量だけ押し下げることによって、対応する要素を選択する。
図43Dは、近位のコントローラ900のさらにもう1つの例示的な実施態様を示す斜視図である。この場合、ユーザインターフェース909は、システム100の様々な要素を選択して移動させるために、通路1008を通って移行可能な単一レバー状作動装置1007を備える。この実施態様では、個々の方向における移動は、コントローラ900の異なる機能に一致する。たとえば、X方向の作動装置1007の移動は、システム100の異なる要素を選択肢、Y方向における移動は、選択された要素の実際の運動に相当する。好ましくは、通路1008のレイアウトは、システム100の各々の要素を適切な時に、適切な量だけ適切に移動させるように構成される。したがって、ユーザは、インプラント103を適切に送達するために、単一の一般的な方向に、通路1008を通って作動装置1007を簡単に連続的に前進させることができる。
近位のコントローラ900は、図41A〜43Dに関して説明した例示的な実施態様に限られないことに注目するべきである。使用可能なその他の技術としては、自動的、電子的作動、ロボット作動、および、レバー、押し下げ可能なボタン、回転可能なノブおよびダイアル、スイッチ、赤外線センサなど、その他のタイプの手動作動が挙げられるが、これらだけに限らない。
システム100の遠位の部分の構成を再び参照すると、図44Aは、安定化デバイス105およびセンタリングデバイス106を含まないシステム100のもう1つの例示的な実施態様を示す斜視図である。この場合、本体部材101は、長形支持部分411を含む遠位の先端1011に結合される管状本体1010を備える。ガイドワイヤ641は、遠位の先端1011を通っているように示されている。OA送達部材は、管状本体1016に結合される遠位のキャップ430を備える。
システム100の任意の部分は、隔壁207との表面摩擦を増加するように構成することができる。この場合、本体部材101の長形支持部分411は、二次210の壁部など、トンネル215の内壁に係合するのを支援するため、複数の当接部、または歯1012を供える。この実施態様では、歯1012は三角形に構成されているが、当業者は、任意の構成の歯1012を使用できることを容易に認識するであろう。また、システム100の任意の表面は、たとえば研磨コーティング、コーティングを施さずに形成されたテクスチャを使用することによって、隔壁207との表面摩擦を増加するように構成することができる。
また、この実施態様では、OA送達部材401の遠位のキャップ430は、非外傷性であるように構成される。これは、インプランテーション手順時、または被験体の血管系内にOA送達部材401を通す時に、身体組織を損傷するリスクを減少させる。この場合、長形支持部分411に対向する遠位のキャップの部分は、非外傷性の傾斜した遠位の表面1014を有する。
この実施態様では、把握デバイス404は、縁部211に適応するようにほぼ曲線状の形状を有する2つのアーム部材409を備える。各々のアーム部材409の下側は、隔壁207に係合するのを支援するために、歯として構成された当接部420を備える。この場合、ヒンジ408は、OA送達部材401の遠位のキャップ430が、アーム部材409の周囲で旋回または回転することを可能にする旋回タイプのヒンジである。ヒンジ407は、アーム部材409と基部部分1015との交差によって形成される。アーム部材409は、図示の静止状態からこの交差部分で撓むように構成される。その結果、OA送達部材401は、近位の力が加わった時に、本体部材101から離れて上昇することが可能になるが、また、OA送達部材401は静止状態に戻るように付勢され、被験体から引き抜かれる前に、縁部211と係合し、OA送達部材401がこの低プロファイル構成に戻ることの両方が促進される。
図44Bは、システム100を説明しやすくするために、ガイドワイヤ641、本体部材101の管状本体1010、およびOA送達部材401の管状本体1016を含まないシステム100のこの例示的な実施態様を示す斜視図である。OA送達部材401内には、剛性遠位端部分1020および管状本体1021を有するニードル部材405が見える。剛性遠位端部分1020は、鋭利な遠位の先端415を含み、好ましくは、ステンレス鋼などの剛性材料、たとえばNITINOLから構成される。
図44Cは、剛性遠位端部分1020および管状本体1021を含むニードル部材405の例示的な一実施態様を示す断面図である。この場合、部分1020および管状本体1021間の境界領域1025は、重複するように構成される。これは、ニードル部材405の各部分間の結合強度を増加することができる。この実施態様では、境界領域における部分1020および管状本体1021の部分の厚さは、各部分が互いに相補的であるように、この場合は段階的にテーパが付いている。当業者が容易に認識するとおり、段階付きの境界領域1025は、部分1020の最も近位の部分が、管状本体1021の最も遠位の部分の外側に位置するように、逆にすることができる。
図示しないが、境界1025は、境界1025を囲む管状支持部材を使用して、さらに強化することができる。たとえば、例示的な実施態様では、ポリマー管(たとえば、ポリエステル、ポリエチレンなど)は、歪を緩和するために、比較的剛性の境界1025の周囲に熱収縮させることができる。
ニードル部材405の長手方向軸に沿った境界領域1025の位置は、必要に応じて選択することができることに注目するべきである。一実施態様では、境界領域1025の位置は、ニードル部材405の可撓性に対する影響が最小限であるように、遠位の先端439に十分に近いと同時に、インプラント103またはプッシャー部材406の任意の部分が、送達時に、表面の接合点1026に捕捉されるリスクを最小限にするために、遠位端439から十分に遠くなっている。境界領域1025の実際の位置は、インプラント103のサイズ、送達時にカーブ状になるニードル部材405の長さ、ニードル部材405の鋭利な傾斜付き表面の角度、およびその他の要素によって決まる。
再び図44Bを参照すると、やはり、把握デバイス404の基部部分1015に結合された長形支持部分1017は明らかである。長形支持部分1017は、本体部材101、好ましくは管状本体1010の内腔に適合するように構成される。長形支持部分1017は、使用時に、アーム部材409に対する支持およびてこの作用を提供する。長形支持部分1017は、好ましくは管状本体1010に結合される。この実施態様では、長形支持部分1017は、管状本体1010と接着結合され、接着結合の強度を改善し、製造プロセスを促進するように構成された1つまたは複数のアパーチャ1019を含むことができる。好ましくは、アパーチャ1019は、管状本体1010の1つまたは複数の側部ポートまたはスリットから導入することが可能な接着剤が、ボンディングプロセス時に各々のアパーチャ1019内に分布することができるように構成される。これは、部分1017と管状本体1010との間の結合をより強力にし、さらに、製造プロセスで適用される過度な接着剤があれば、その接着剤の出口を提供する。
長形支持部分1017は、遠位の先端1011の内腔1018(点線で、隠れている上体が示されている)を通ることが可能である。これは、長形支持部分1017と本体部材101とを結合し、遠位の先端1011と本体部材101の他の部分との結合をさらに強化することを可能にする。接着剤を使用する技術以外の任意の技術を使用して、アーム部材409と本体部材101とを結合することができることに注目するべきである。
システム100に使用される様々な管状本体、たとえば管状本体1010、1016、および1021は、好ましくは、可撓性、耐久性、生体適合性材料から構成され、こうした材料としては、NITINOL、ステンレス鋼、およびポリマー、たとえばPEBAX、ポリエステル、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレン、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリイミド(PI)、ナイロン(編組ステンレス鋼、ケブラー、カーボンファイバなどの強化材料を含むか、あるいは含まない)が挙げられるが、これらだけに限らない。PEEKなどのいくつかの材料は、カーブを所望の方向にして製造することができる。好ましくは、システム100は、外側シースのカーブが、予め決められた方法で、個々の外側シースがたどるように設計される任意のカーブ状経路と一致するように製造される。たとえば、ニードル管状本体1020は、カーブを呈する材料から製造される場合、カーブが、ニードル部材405が図18Bに関して説明した例示的な実施態様でたどるカーブ状経路と同様に方向付けられるように整列させることが好ましい。また、ニードルの遠位端部分1020は、ニードルの遠位端439(図44Bに示さない)が、所望のとおりに方向付けられるように(たとえば、ニードル部材405のカーブした部分の内側に)、好ましくは管状本体1021に結合される。
図44Dは、図44Bの例示的な実施態様の斜視図だが、ニードル部材405の管状本体1020は含まない。この図では、インプラント103およびプッシャー部材406は、両方とも明らかである。インプラント103は、上記で引用されている援用出願「Clip−based Systems and Methods for Treating Septal Defects」に記載されている実施態様に類似するクリップとして構成される。
図44Eは、プッシャー部材406の遠位の部分をより詳細に示す斜視図である。この場合、プッシャー部材406は、プッシャー部材406の可撓性を増加するクリップ103上のアパーチャおよび1つまたは複数のアパーチャ1023に係合するためのタブ1022を備える。また、アパーチャ1023の位置は、プッシャー部材406が相対的により可撓性である方向を制御する。プッシャー部材406は、撓んだタブ1024によって閉鎖される閉鎖遠位端440も含み、タブ1024も、プッシャー部材406の端部を過ぎて延在する。これは、プッシャー部材406が、ほぼ管状に構成された状態を保つが、開放遠位端440が、コイル、クリップ、あるいはその他のとして構成されているかどうかに関わらず、インプラント103の一部の上を摺動するか、あるいは遠位端440が、インプラント103の開放中心部分303内に摺動するリスクを減少させる。撓んだタブ1024は、インプラント103の中心部分303内に含まれる遮断部材の代わりに、あるいはこの遮断部材のほかに使用することができる。プッシャー部材406のインプラント103内、または遠位端440における遮断部材は、撓んだタブ、不透過性ロッドなどでもよい。
図44Fは、プッシャー部材406が、中間シース1027内に位置するシステム100のもう1つの例示的な実施態様を示す斜視図である。この場合、中間シース1027は、プッシャー部材406の外径と、ニードル部材405の内径との間の空間を塞ぐことによって、座屈または捩れのリスクを減少させるように構成される。中間シース1027は、好ましくは可撓性であり、図示のとおり、コイル状に構成することができる。
図1〜44Fに関して説明した任意の実施態様の任意の特徴、機能、方法、または構成要素は、本明細書に記載されているか否かに関わらず、任意の他の実施態様と組み合わせて使用できることに注目するべきである。当業者は容易に認識するであろうと思われるが、中隔欠損を処置するための処置システム100および方法は、殆ど無限の数の方法で構成または変更することができ、その多くの組合せおよび変形は、実際には本明細書で説明することはできない。
本明細書のデバイスおよび方法は、様々な病状を処置するために、身体の何らかの部分に使用し得る。特に利益があるのは、空洞器官内の用途であり、空洞器官としては、心臓および血管(動脈および静脈)、肺および気道、消化器(食道、胃、腸、胆道系など)が挙げられるが、これらだけに限らない。このデバイスおよび方法は、膀胱、尿道などの領域、およびその他の領域の尿生殖路内にも用途があるであろう。
さらに、軸外送達システムは、患者に利益を与えるために組織に穿孔し、薬物、充填剤、毒素などを送達するために使用し得る。たとえば、このデバイスは、増量剤、たとえばコラーゲン、熱分解カーボンビード、および/または様々なポリマーを、尿失禁、およびその他の泌尿器の症状を処置するために尿道に送達し、逆流性食道炎を処置するために下部食道/上部胃に送達するために使用することができる。あるいは、このデバイスは、薬剤またはその他の作用物質を、ある器官内の好ましい位置または好ましい深さまで送達するために使用することができる。たとえば、様々な薬物は、バレット食道を処置するために食道の表面またはより深い領域に投与するか、または血管形成または筋形成を促進するために心臓内に投与することができる。あるいは、軸外システムは、内腔内、および内腔までの深さの両方で生体検査を行う際に有用である可能性がある。たとえば、このシステムは、気管支樹の外側に位置するリンパ節の気管支鏡生体検査サンプル、あるいは消化管の外側に位置する柔軟な内視鏡生体検査サンプルを取得するために使用することができる。
実施態様によっては、軸外送達システムは、軸外システムを回転させる前に、体内のある位置にデバイスを固定するために、固定手段とともに使用される。この固定手段は、組織捕捉器具または鉗子の使用が必要な場合がある。任意のデバイス、または一連のデバイスは、軸外送達システムの内腔内で前進させることができることに注目するべきであり、こうしたシステムとしては、ニードル、生体検査用鉗子、吸引カテーテル、薬物注入デバイス、ブラシ、ステント、バルーンカテーテル、排液カテーテルが挙げられるが、これらだけに限らない。
本発明は、様々な変更および別の形式が容易に可能だが、これらの特定の例を図面に示し、本明細書で詳細に説明する。しかし、開示されている特定の形式に限られず、むしろ本発明は、すべての変更、および等価なものを含むことを意図すると考えるべきである。
処置システムの例示的な実施態様を示すブロック図である。 一例のヒトの心臓を示す右心房の外面/内面図である。 一例の心房隔壁の拡大図である。 一例の心房隔壁の拡大図である。 別の一例の隔壁を示す図2B〜2Cの線2D−2Dに沿って見た断面図である。 インプラント可能処置デバイスの例示的な実施態様を示すブロック図である。 インプラント可能処置デバイスのもう1つの例示的な実施態様を示す斜視図である。 インプラント可能処置デバイスのいくつかのコイル状セグメントの例示的な実施態様を示す斜視図である。 図4Aの方向330に沿って見たインプラント可能処置デバイスの実施態様の側面図である。 図4Cの方向329から見たインプラント可能処置デバイスの別の例示的な実施態様を示す略図である。 一例の心臓内にインプラントされた図4Aに示すインプラント可能処置デバイスの例示的な実施態様を示す断面図である。 送達デバイスを示す処置システムの他の例示的な実施態様の断面図である。 送達デバイスを示す処置システムの他の例示的な実施態様の断面図である。 インプラント可能処置デバイスの中心部分の他の例示的な実施態様を示す斜視図である。 インプラント可能処置デバイスの中心部分の他の例示的な実施態様を示す斜視図である。 インプラント可能処置デバイスの中心部分の他の例示的な実施態様を示す斜視図である。 インプラント可能処置デバイスの中心部分の他の例示的な実施態様を示す斜視図である。 インプラント可能処置デバイスの中心部分の他の例示的な実施態様を示す斜視図である。 インプラント可能処置デバイスの第1および/または第2端部部分の他の例示的な実施態様を示す斜視図である。 インプラント可能処置デバイスの第1および/または第2端部部分の他の例示的な実施態様を示す斜視図である。 インプラント可能処置デバイスの第1および/または第2端部部分の他の例示的な実施態様を示す斜視図である。 インプラント可能処置デバイスの第1および/または第2端部部分の他の例示的な実施態様を示す斜視図である。 インプラント可能処置デバイスの第1および/または第2端部部分の他の例示的な実施態様を示す斜視図である。 インプラント可能処置デバイスの第1および/または第2端部部分の他の例示的な実施態様を示す斜視図である。 インプラント可能処置デバイスの第1および/または第2端部部分の他の例示的な実施態様を示す斜視図である。 インプラント可能処置デバイスの第1および/または第2端部部分の他の例示的な実施態様を示す斜視図である。 インプラント可能処置デバイスの第1および/または第2端部部分の他の例示的な実施態様を示す斜視図である。 インプラント可能処置デバイスの他の例示的な実施態様を示す斜視図である。 インプラント可能処置デバイスの他の例示的な実施態様を示す斜視図である。 インプラント可能処置デバイスの他の例示的な実施態様を示す斜視図である。 インプラント可能処置デバイスの他の例示的な実施態様を示す斜視図である。 インプラント可能処置デバイスの他の例示的な実施態様を示す斜視図である。 インプラント可能処置デバイスの他の例示的な実施態様を示す斜視図である。 インプラント可能処置デバイスの他の例示的な実施態様を示す斜視図である。 インプラント可能処置デバイスの別の例示的な実施態様を製造する1つの例示的な方法を示すフロー図である。 本体賦形デバイスの例示的な実施態様の斜視図である。 インプラント可能処置デバイスの他の例示的な実施態様を示す斜視図である。 インプラント可能処置デバイスの他の例示的な実施態様を示す斜視図である。 インプラント可能処置デバイスの他の例示的な実施態様を示す斜視図である。 心臓内の処置システムの別の例示的な実施態様を示す。 送達デバイスの例示的な実施態様を示すブロック図である。 処置システムの別の例示的な実施態様を示す斜視図である。 送達デバイスの別の例示的な実施態様を示す断面図である。 隔壁の一部分、および処置システムの他の例示的な実施態様を示す斜視図である。 隔壁の一部分、および処置システムの他の例示的な実施態様を示す斜視図である。 隔壁の一部分、および処置システムの他の例示的な実施態様を示す斜視図である。 隔壁の一部分、および処置システムの他の例示的な実施態様を示す斜視図である。 送達デバイスの他の例示的な実施態様を示す斜視図である。 送達デバイスの他の例示的な実施態様を示す斜視図である。 送達デバイスの他の例示的な実施態様を示す斜視図である。 送達デバイスの他の例示的な実施態様を示す斜視図である。 処置システムの他の例示的な実施態様を示す断面図である。 処置システムの他の例示的な実施態様を示す断面図である。 図16A〜Bに関して説明した実施態様の送達時の斜視図である。 図14Aの線17−17に沿って見た送達デバイスの例示的な実施態様を示す断面図である。 ニードル部材の例示的な実施態様を示す断面図である。 送達デバイスの他の例示的な実施態様を示す断面図である。 送達デバイスの他の例示的な実施態様を示す断面図である。 送達デバイスおよびインプラント可能処置デバイスの例示的な実施態様を示す断面図である。 送達デバイスおよびインプラント可能処置デバイスの例示的な実施態様を示す断面図である。 送達デバイスおよびインプラント可能処置デバイスの他の例示的な実施態様を示す略図である。 送達デバイスおよびインプラント可能処置デバイスの他の例示的な実施態様を示す略図である。 図14Aの線21−21に沿って見た送達デバイスの別の例示的な実施態様を示す断面図である。 安定化デバイスの例示的な実施態様を示すブロック図である。 安定化デバイスの他の例示的な実施態様を示す断面図である。 安定化デバイスの他の例示的な実施態様を示す断面図である。 安定化デバイスの他の例示的な実施態様を示す断面図である。 安定化デバイスの他の例示的な実施態様を示す斜視図である。 安定化デバイスの他の例示的な実施態様を示す斜視図である。 安定化デバイスの他の例示的な実施態様を示す断面図である。 安定化デバイスの他の例示的な実施態様を示す断面図である。 安定化デバイスの他の例示的な実施態様を示す断面図である。 安定化デバイスの他の例示的な実施態様を示す断面図である。 安定化デバイスの他の例示的な実施態様を示す断面図である。 安定化デバイスの他の例示的な実施態様を示す断面図である。 安定化デバイスの他の例示的な実施態様を示す断面図である。 安定化デバイスの他の例示的な実施態様を示す斜視図である。 安定化デバイスの別の例示的な実施態様を示す断面図である。 センタリングデバイスの他の例示的な実施態様を示す断面図である。 センタリングデバイスの他の例示的な実施態様を示す断面図である。 センタリングデバイスの他の例示的な実施態様を示す断面図である。 隔壁内のセンタリングデバイスの別の例示的な実施態様を示す略図である。 センタリングデバイスの他の例示的な実施態様を示す略図である。 センタリングデバイスの他の例示的な実施態様を示す略図である。 センタリングデバイスの他の例示的な実施態様を示す略図である。 センタリングデバイスの他の例示的な実施態様を示す略図である。 センタリングデバイスの他の例示的な実施態様を示す略図である。 センタリングデバイスの他の例示的な実施態様を示す断面図である。 センタリングデバイスの他の例示的な実施態様を示す断面図である。 安定化デバイスの例示的な実施態様を含むセンタリングデバイスの別の例示的な実施態様を示す断面図である。 安定化デバイスの例示的な実施態様を含むセンタリングデバイスの別の例示的な実施態様を示す略図である。 処置システムの例示的な実施態様の長手方向断面図である。 図33Aの線33B−33Bに沿って見た処置システムの別の例示的な実施態様の半径方向断面図である。 処置システムの例示的な実施態様の長手方向断面図である。 図34Aの線34B−34Bに沿って見た処置システムの別の例示的な実施態様の半径方向断面図である。 図34Aの線34C−34Cに沿って見た処置システムの別の例示的な実施態様の長手方向断面図である。 処置システムの例示的な実施態様の長手方向断面図である。 図35Aの線35B−35Bに沿って見た処置システムの別の例示的な実施態様の半径方向断面図である。 処置システムの例示的な実施態様の長手方向断面図である。 図36Aの線36B−36Bに沿って見た処置システムの別の例示的な実施態様を示す半径方向断面図である。 処置システムの例示的な実施態様の長手方向断面図である。 図37Aの線37B−37Bに沿って見た処置システムの例示的な実施態様の半径方向断面図である。 インプラント可能処置デバイスの例示的な実施態様を示す隔壁の断面図である。 インプラント可能処置デバイスの例示的な実施態様を示す隔壁の断面図である。 インプラント可能処置デバイスの例示的な実施態様を示す隔壁の断面図である。 インプラント可能処置デバイスの例示的な実施態様を示す隔壁の断面図である。 インプラント可能処置デバイスの例示的な実施態様を示す隔壁の断面図である。 中隔欠損を処置する方法の一例を示すフロー図である。 中隔欠損を処置する方法の一例を示すフロー図である。 中隔欠損を処置する別の例示的な方法を示すフロー図である。 近位の制御デバイスの例示的な実施態様を示す分解斜視図である。 近位の制御デバイスの別の例示的な実施態様を示す転倒図である。 近位の制御デバイスの別の例示的な実施態様を示す図41Bの線41C〜41Cに沿って見た断面図である。 近位の制御デバイスの他の例示的な実施態様を示す斜視図である。 近位の制御デバイスの他の例示的な実施態様を示す斜視図である。 近位の制御デバイスの他の例示的な実施態様を示す斜視図である。 近位の制御デバイスの他の例示的な実施態様を示す斜視図である。 近位の制御デバイスの他の例示的な実施態様を示す斜視図である。 近位の制御デバイスの他の例示的な実施態様を示す斜視図である。 近位の制御デバイスの他の例示的な実施態様を示す斜視図である。 近位の制御デバイスの他の例示的な実施態様を示す斜視図である。 近位の制御デバイスの他の例示的な実施態様を示す斜視図である。 近位の制御デバイスの別の例示的な実施態様を示す斜視図である。 図43Aに示す近位の制御デバイスの例示的な実施態様を示す内部斜視図である。 近位の制御デバイスの他の例示的な実施態様を示す実施態様を示す斜視図である。 近位の制御デバイスの他の例示的な実施態様を示す実施態様を示す斜視図である。 処置システムの別の例示的な実施態様を示す斜視図である。 図44Aに示す処置システムの例示的な実施態様を示す内部斜視図である。 ニードル部材の別の例示的な実施態様を示す断面図である。 図44A〜Bに示す処置システムの例示的な実施態様を示す内部斜視図である。 プッシャー部材の他の例示的な実施態様を示す斜視図である。 プッシャー部材の他の例示的な実施態様を示す斜視図である。

Claims (20)

  1. 中隔欠損を処置するためのシステムであって、
    長形送達部材と、
    隔壁を貫通するように構成された長形ニードル部材と、
    インプラント可能なデバイスに当接するように構成された長形プッシャー部材であって、前記インプラント可能なデバイスが、前記隔壁内の中隔欠損を処置するように構成される長形プッシャー部材と、
    前記送達部材、前記ニードル部材、および前記プッシャー部材の各々に結合し、これらの各々を制御するように構成された近位の制御デバイスであって、前記近位の制御デバイスが、ユーザによって直接接近可能であるように構成される近位の制御デバイスと
    を備えるシステム。
  2. 前記近位の制御デバイスが、前記送達部材、ニードル部材、およびプッシャー部材の各々を手動制御するように構成される、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記近位の制御デバイスが、前記送達部材、ニードル部材、およびプッシャー部材の各々を自動制御するように構成される、請求項1に記載のシステム。
  4. 前記近位の制御デバイスが、前記送達部材、ニードル部材、およびプッシャー部材のうちの少なくとも1つを制御するように構成された回転可能ノブを備える、請求項1に記載のシステム。
  5. 前記近位の制御デバイスが、前記送達部材、ニードル部材、およびプッシャー部材の各々を制御するように構成された単一の作動装置を備える、請求項1に記載のシステム。
  6. 前記近位の制御デバイスが、前記単一の作動装置に結合される複数のバネを含む、請求項5に記載のシステム。
  7. 前記近位の制御デバイスが、作動装置の運動をガイドするように構成された通路を含む、請求項1に記載のシステム。
  8. 前記近位の制御デバイスが、前記ニードル部材に対して前記プッシャー部材の位置を係止するように構成される、請求項1に記載のシステム。
  9. 前記近位の制御デバイスが、前記送達部材に対して前記ニードル部材の位置を係止するように構成される、請求項1に記載のシステム。
  10. 前記近位の制御デバイスが、前記送達部材に対して前記プッシャー部材の位置を係止するように構成される、請求項1に記載のシステム。
  11. 前記近位の制御デバイスが、
    前記送達部材に結合される送達作動装置と、
    前記ニードル部材に結合されるニードル作動装置と、
    前記プッシャー部材に結合されるプッシャー作動装置と
    を備える、請求項1に記載のシステム。
  12. 前記送達作動装置、ニードル作動装置、およびプッシャー作動装置の各々が、少なくとも部分的に独立して制御可能である、請求項11に記載のシステム。
  13. 前記近位のコントローラに固定結合される本体部分をさらに備え、前記本体部分が、被験体の解剖学的構造を固定係合するように構成される、請求項12に記載のシステム。
  14. 前記近位のコントローラが、前記送達部材、ニードル部材、およびプッシャー部材のうちの少なくとも1つを、前記本体部分に対して所定の位置に係止するように構成される、請求項13に記載のシステム。
  15. 前記近位のコントローラが筐体を備え、前記送達作動装置、ニードル作動装置、およびプッシャー作動装置の各々が、前記筐体内で摺動可能である、請求項11に記載のシステム。
  16. 前記送達作動装置、ニードル作動装置、およびプッシャー作動装置が各々、前記個々の作動装置の運動を作動させるように構成された押しボタンを含む、請求項15に記載のシステム。
  17. 医療デバイスを制御するためのコントローラであって、
    筐体と、
    前記筐体内に摺動可能に収容された第1作動装置であって、前記第1作動装置が、前記筐体に対して少なくとも1つの予め決められた位置に係止可能である第1作動装置と、
    前記筐体内に摺動可能に収容された第2作動装置であって、前記第2作動装置が、前記第1作動装置に対して少なくとも1つの位置に係止可能である第2作動装置と
    を備え、前記第1作動装置および第2作動装置が、医療デバイスの独立して移動可能な部分に結合されるコントローラ。
  18. 前記筐体内に摺動可能に収容される第3作動装置をさらに備え、前記第3作動装置が、前記第2作動装置に対して少なくとも1つの位置、および前記筐体に対して少なくとも1つの予め決められた位置に係止可能である、請求項17に記載のコントローラ。
  19. 中隔欠損の処置を制御するための近位の制御デバイスであって、
    ユーザインターフェースと、
    医療デバイスの独立して移動可能な部分に各々が結合される複数の制御可能部材であって、前記複数の制御可能部材のうちの少なくとも1つが、前記複数の制御可能部材の少なくとも他の1つに対して所定の位置に係止可能であり、前記制御可能部材の各々が、前記ユーザインターフェースによって制御可能であり、前記制御可能部材の各々が、他の少なくとも1つの制御可能部材の前記位置に応じて移動可能である、制御可能部材と
    を備える制御デバイス。
  20. 前記複数の制御可能部材の各々が、ユーザによって直接接近可能である、請求項19に記載の近位の制御デバイス。
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