JP2007098076A - 内視鏡用クリップ装置の操作部 - Google Patents

内視鏡用クリップ装置の操作部 Download PDF

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Abstract

【課題】クリップを閉じる操作を行う際にクリップが患部から離れず、誰でもが容易にクリッピング操作を行うことができる内視鏡用クリップ装置の操作部を提供すること。
【解決手段】クリップ連結部材を先端に有する操作線4の基端と、シース3に緩く被嵌された外套管5の基端とを軸方向に相対的に移動しないように係止する係止機構21を設けて、シース3の基端を操作線4の基端と外套管5の基端とに対して相対的に進退操作することができるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、内視鏡用クリップ装置の操作部に関する。
内視鏡用クリップ装置には一般に、前方に向かって開いた形状に形成されたクリップの後端部に係脱自在なクリップ連結部材を先端部に有する操作線と、クリップを閉じた状態に維持するためのクリップ閉じ環に対し後方から当接するように配置されて操作線に緩く被嵌されたシースとが設けられている。そして、そのような内視鏡用クリップ装置の操作部には、操作線の基端部とシースの基端部とを相対的に進退操作するための操作部材が配置されている。
また、内視鏡の処置具案内管にクリップ装置を挿入する際にはクリップを窄んだ状態にしておく必要があるので、内視鏡用クリップ装置にはさらに、先端部分内にクリップを窄ませた状態で収納できる可撓性チューブ等からなる外套管がシースに緩く被嵌されていて、操作部側では、シースに対し外套管を単独で進退させることができるようになっている(例えば、特許文献1)。
特開2002−224124号公報
内視鏡用クリップ装置を使用して、クリップで患部粘膜を挟み付ける動作を行う際には、クリップを患部の正面に位置させて大きく開いた状態にしてから、クリップを閉じて患部粘膜を挟み付けるよう操作部から遠隔操作を行う。
そのようなクリップ閉じ動作は、クリップの後端側に配置されているクリップ閉じ環をシースで前方に押してクリップに被せていくことにより行われるので、操作部側ではクリップと係合している操作線に対してシースを相対的に前方に押し出す操作が行われる。
しかし、シースに被嵌されている外套管が内視鏡の処置具案内管の内面に全長にわたって接触していて、その外套管とシースとの間の摩擦抵抗がシースとその内側の操作線との間の摩擦抵抗より遙かに大きいので、上述のようなクリップ閉じ操作を行うと、内視鏡や患部に対しシースは全く動かないで操作線が操作部側に牽引される状態に動作してしまう。
すると、クリップ装置の先端では、クリップが閉じながら後方に引き戻されて患部から離れてしまうので、患部をクリップできちんと挟み付けることができない。そのため、従来は操作部でクリップを閉じる操作を行いながらそれと呼吸を合わせてシースを内視鏡の処置具案内管内に少しずつ押し込む操作を行う必要があり、操作が極めて離しくて経験と習練を必要とし、ベテランでもクリッピング操作を失敗する場合が珍しくなかった。
本発明はそのような問題を解決するためになされたものであり、クリップを閉じる操作を行う際にクリップが患部から離れず、誰でもが容易にクリッピング操作を行うことができる内視鏡用クリップ装置の操作部を提供することを目的とする。
前方に向かって開いた形状に形成されたクリップの後端部に係脱自在なクリップ連結部材を先端部に有する操作線と、クリップを閉じた状態に維持するためのクリップ閉じ環に対し後方から当接するように配置されて操作線に緩く被嵌されたシースと、先端部分内にクリップを窄ませた状態で収納できるようにシースに緩く被嵌された外套管と、を各々相対的に進退させる操作を行うために操作線とシースと外套管の基端部に連結配置された内視鏡用クリップ装置の操作部において、操作線の基端と外套管の基端とを軸方向に相対的に移動しないように係止する係止機構を設けて、シースの基端を操作線の基端と外套管の基端とに対して相対的に進退操作することができるようにする。
なお、係止機構が係脱可能に構成されていて、係止機構による操作線の基端と外套管の基端との係止状態を解くと、操作線の基端に対して外套管の基端を進退操作することができるようにしてもよく、その係止機構が、操作線の基端に連結された部材と外套管の基端に連結された部材の一方の部材の外周面に形成された進退規制用凹部と、他方の部材から進退規制用凹部に対し嵌脱自在に設けられた嵌め込み部材とを含んでいてもよい。また、嵌め込み部材を進退規制用凹部に嵌め込ませる方向に付勢する付勢部材が設けられていてもよく、嵌め込み部材を付勢部材の付勢力に逆らう方向に移動させる操作を行うことにより、進退規制用凹部に対する嵌め込み部材の係合が外れて、一方の部材と他方の部材とを相対的に進退操作できる状態になるようにしてもよい。
そして、嵌め込み部材がピン状部材の先端に設けられていて、嵌め込み部材を移動させる引っ張り操作をするための摘み部がピン状部材の他端側に設けられていてもよく、或いは、嵌め込み部材が進退規制用凹部に係脱自在な孔の内縁部により形成されていて、嵌め込み部材を移動させる押し込み操作をするためのプッシュ部が孔の中心に対して嵌め込み部材と180°対称の位置に配置されていてもよい。そして、嵌め込み部材と進退規制用凹部との係合が外れて一方の部材と他方の部材とが相対的に進退操作できる状態になった時に、その進退動作の範囲を規制する進退範囲規制手段が設けられていてもよい。その進退範囲規制手段は、一方の部材の外周面に進退規制用凹部より軸方向に長く形成された進退範囲規制用凹部であってもよい。
また、一方の部材が円筒状に形成された操作部本体であり、他方の部材が操作部本体に緩く被嵌された外套管基端口金であってもよく、進退規制用凹部が外套管基端口金の外周面に周方向に形成された溝であり、その溝に嵌め込み部材が係合した状態において、外套管基端口金が操作部本体に対して軸周りに回転自在であってもよい。そして、進退範囲規制用凹部が外套管基端口金の外周面に形成された小径部であり、その小径部に嵌め込み部材が係合した状態で、外套管基端口金が操作部本体に対して軸周りに回転自在であってもよい。
また、操作者の第1指を係合させるための第1の指掛け、及び第2指と第3指を係合させるための第2の指掛けが設けられていて、第1の指掛けにシースの基端がシース連結部材を介して連結され、第2の指掛けに操作線の基端が操作部本体を介して連結されていてもよく第1の指掛けと一体に進退するシース操作筒が、操作部本体に対して軸方向に進退自在にかつ軸周りに回転自在に嵌合していてもよい。そして、操作部本体の基端部分には、中心軸位置に操作線の基端が連結され、その周囲に、シース連結部材が緩く通過する通過孔が円弧状の溝状に形成されていてもよく、シース連結部材が、通過孔を通過する領域では円筒体の断面の一部を残して切り欠いた断面形状に形成されていて、通過孔内において操作線の基端の周囲を回動することができるようにしてもよい。
本発明の内視鏡用クリップ装置の操作部によれば、操作線の基端と外套管の基端とを軸方向に相対的に移動しないように係止する係止機構を設けて、シースの基端を操作線の基端と外套管の基端とに対して相対的に進退操作することができるようにしたことにより、クリップを閉じる操作を行う際に内視鏡や患部に対してシースだけが軸方向に移動するので、クリップが患部から離れず、誰でもが容易にクリッピング操作を行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を具体的に説明する。
図5は内視鏡用クリップ装置の先端部分の平面断面図、図6はその側面断面図である。
1は、止血等を行うために生体組織を摘んだ状態で留置されるクリップであり、例えばバネ用のステンレス板等のようなバネ性を有する部材をプレス加工等で曲げて形成されていて、後端が略U状の半ループ形状に平行に曲げ戻され、外力が加わっていない状態では中間部分から前方に向かって拡開した形状に形成されている。なお、クリップ1はその他の形状(例えば、後端部分がループ状に曲げられているような形状等)であってもよく、またクリップ1がバネ線材等で形成されていてもよい。
2は、クリップ1を閉じさせてその閉じた状態を維持するためのクリップ閉じ環であり、例えばステンレスパイプ材又は硬質プラスチック等のような剛体により筒状に形成されて、クリップ1の中間部分より少し後寄りの部分を囲む状態に取り付けられている。
3は、クリップ1を強制的に閉じた状態にするためにクリップ閉じ環2をクリップ1の先端方向に押し進めるための可撓性シースであり、その内部には、クリップ1の後端部に係脱自在に連結された可撓性のある例えばステンレスワイヤ又はコイル等からなる操作線4が軸方向にスライド自在に全長にわたって緩く挿通されている。
可撓性シース3は、例えばステンレス線を密着巻きしたコイルパイプ等により形成されている。ただし、腰の強いフッ素樹脂製、ポリイミド樹脂製又はPEEK(ポリエーテルエーテルケトン)樹脂製等のような合成樹脂製のチューブ等で形成しても差し支えない。可撓性シース3の先端には、ステンレスパイプ材又は硬質プラスチック材等のような剛体により形成された筒状の先端口金3Aが可撓性シース3に対して直列の状態にロー付け等により一体に固着されて取り付けられており、先端口金3Aの先端面がクリップ閉じ環2の後端面に当接してクリップ閉じ環2を前方に押すようになっている。
操作線4の先端には、クリップ1の後端部に係脱自在なクリップ連結部材4Aが連結環4Bによって連結されている。クリップ連結部材4Aはバネ性を有する材料によって形成されており、外力が加わっていない状態では後述する図8等に示されるように前方に向かって拡開し、可撓性シース3内では図6に示されるように窄んだ状態に弾性変形してクリップ1の後端部に係合していて、可撓性シース3の先端口金3Aの先端から前方に突出すると拡開してクリップ1との係合が外れるようになっている。
図5に戻って、5は、内視鏡の処置具案内管に挿脱される際に処置具案内管に接する状態になる外套管であり、例えば可撓性を有するフッ素樹脂チューブ等により形成されて可撓性シース3に緩く被嵌されている。そして、図7に示されるように、外套管5が前方に押し出されてクリップ1に被った状態になるとクリップ1が閉じる状態に弾性変形し、外套管5が後方に退避すればクリップ1が元の図5に示される拡開した状態に戻るようになっている。
図1は、可撓性シース3と操作線4と外套管5とを各々相対的に進退させる操作を行うために、可撓性シース3と操作線4と外套管5の基端部に連結配置された操作部10の側面断面図であり、図2はそのA−A線において切断した断面図である。
操作部10には、操作者の第1指を係合させるための第1の指掛け11と、操作者の第2指と第3指を係合させるための第2の指掛け12とが設けられている。その平面形状は後述する図8以下に図示されているが、どの様な形状であっても差し支えない。
図1と図2に示される13は、先端側が開放された細長い円筒状の操作部本体であり、第1の指掛け11と一体に形成された円筒状のシース操作筒14が操作部本体13に対して軸方向に進退自在にかつ軸周りに回転自在に操作部本体13の外周面に嵌合している。ただし、シース操作筒14が操作部本体13の内周面に嵌合するような構造を採っても差し支えない。
第2の指掛け12はシース操作筒14の外周面に沿ってスライド自在かつ軸周りに回転自在に配置されていて、第2の指掛け12が操作部本体13の基端部分に連結ネジ15によって連結されて一体に動作するようになっている。シース操作筒14には、連結ネジ15が自由にスライドかつ軸周りに回転できるように、連結ネジ15が緩く通過するスリット16が軸方向に細長く形成されている。そして、操作部本体13の基端部分の中心軸位置に操作線4の基端が連結されて、操作部本体13を介して操作線4の基端が第2の指掛け12に連結された状態になっている。なお、操作線4の基端付近は腰折れを防止するため補強パイプ4pが被嵌されて補強されている。
17は、可撓性シース3の基端と第1の指掛け11とを連結する剛体からなるシース連結部材であり、円筒体の断面の一部を残して切り欠いた断面形状(ここでは180°程度の円弧が残された樋状)に形成されている。そして、図2に示されるように、操作部本体13の基端部分にはシース連結部材17を緩く通過させるための通過孔18が円弧状の溝状に形成されている。
通過孔18は、シース連結部材17より円弧角度が大きく形成されているので、シース連結部材17が通過孔18内で軸周りに回動することができ、したがって、第1の指掛け11と第2の指掛け12とを軸周りに相対的に回転操作することにより、シース連結部材17が操作線4の基端の周囲を回動して、可撓性シース3の先端に対してその内部でクリップ連結部材4Aが回転し、クリップ1が可撓性シース3に対して回転する。19は、シース連結部材17の基端を第1の指掛け11に固定する固定ピンである。
外套管5の基端には、図1に示されるように、後端側が開放された円筒状の外套管基端口金20が操作部本体13の外周に被嵌された状態に配置されている。外套管基端口金20は、平常状態では係止機構21によって第2の指掛け12に対して軸方向に相対的に移動できないように係止されている。言い換えると、操作線4の基端と外套管5の基端とが係止機構21により軸方向に相対的に移動しないように係止されており、第2の指掛け12に対して第1の指掛け11をスライド操作すると、可撓性シース3の基端が操作線4の基端と外套管5の基端とに対して進退することになる。
係止機構21は、操作部本体13の外周面に全周にわたって形成された円周溝22(進退規制用凹部)と、外套管基端口金20側から円周溝22に対して嵌脱自在に設けられた嵌め込み部材23とを有している。円周溝22は、側方に向かって突出するピン状部材の先端に設けられて、円周溝22に嵌め込まれる方向にコイルスプリング25(付勢手段)で付勢されていて、ピン状部材の突端側には摘み24が設けられている。
したがって、外套管基端口金20は操作部本体13に対して軸周りに回転することができるが軸方向には移動できない。ただし、図3に矢印Uで示されるように、摘み24を指先で摘んでコイルスプリング25の付勢力に逆らって引っ張れば、円周溝22に対する嵌め込み部材23の係合が外れて、外套管基端口金20を操作部本体13に対して軸方向に進退操作させることができ、外套管5が操作線4に対して軸方向に移動する。
操作部本体13の外周面には、円周溝22に隣接してその前側寄りの位置に小径部26(進退範囲規制用凹部)が軸方向に円周溝22より長く形成されている。したがって、摘み24から指を放して外套管基端口金20を前方に移動させれば、図4に示されるように、嵌め込み部材23が小径部26内で移動できる範囲で外套管基端口金20を操作部本体13に対して軸方向に移動させることができ、外套管5が操作線4に対して軸方向にスライドする。
外套管基端口金20は操作部本体13に対して軸周りには常に回転させることができる。そして、小径部26の後端部が斜面26aになっているので、外套管基端口金20を後方にスライドさせれば、嵌め込み部材23が斜面26aを越えて円周溝22に嵌まり込み、外套管基端口金20が操作部本体13に係止されて、操作線4の基端と外套管5の基端とが軸方向に相対的に移動しない状態(平常状態)に戻る。27は、注射筒等を接続することができる注水口金、28はシール用のOリングである。なお、係止機構21としては他の各種機構を採用することができる。
図8は、上述のように構成された内視鏡用クリップ装置においてクリップ1を付け替える(又は、新しいクリップ1を取り付ける)操作を行っている状態を略示しており、第1の指掛け11を手元側に引く操作をして可撓性シース3の先端を後方に退避させることにより、操作線4の先端に設けられたクリップ連結部材4Aが露出した状態になって、クリップ1をクリップ連結部材4Aに対して係脱させることができる。なお、図8以下の各図においては、可撓性シース3の先端口金3A、連結ネジ15、Oリング28等幾つかの部品の図示が省略されている。
次いで、図9に略示されるように、略示してある内視鏡の処置具案内管40にクリップ装置を通す際には、係止機構21を解除状態にして外套管基端口金20を前方に移動させ、外套管5をクリップ1に被さる位置まで前方に押し進めてクリップ1を外套管5の先端内で閉じた状態に弾性変形させ、外套管5がクリップ1と可撓性シース3に完全に被さった状態で内視鏡の処置具案内管40内に押し込んで行く。
そして、クリップ装置の先端が処置具案内管40の先端から体内に向かって突出したら、図10に略示されるように、外套管基端口金20を手元側にスライドさせて外套管5を後方に退避させることにより、クリップ1が自己の弾性により自然状態に戻って可撓性シース3の先端において前方に向かって拡開した状態になる。なお、係止機構21が係止状態に戻るので、以後は操作線4と外套管5が軸方向の動作に関して一体的に固定された状態になる。
そのようにして拡開した状態のクリップ1を遠隔操作により患部50に接近させて患部50がクリップ1の間に位置する状態にしたら、図11に略示されるように、第1の指掛け11で可撓性シース3を前方に押し出す操作をすることにより、クリップ閉じ環2がクリップ1に被さる状態に前方に押し進められて、クリップ1が強制的に閉じられた状態になり、粘膜の出血部等をクリッピングすることができる。
この操作の際に、本発明においては、内視鏡の処置具案内管40と全長にわたって接触してその摩擦抵抗により動き難い状態になっている外套管5に対して操作線4が係止されているので、可撓性シース3だけが前方に押し出されてクリップ1が患部50から離れないので、経験の浅い操作者等が操作してもクリップ1で患部50を容易にクリッピングすることができる。
そして、図12に示されるように、第1の指掛け11により改めて可撓性シース3を後方に引き寄せる操作をすれば、可撓性シース3の先端が後方に退避してクリップ連結部材4Aが露出するので、クリップ1との係合を外して、クリップ閉じ環2により強制的に閉じた状態のクリップ1を体内に留置することができる。
なお、本発明の実施例としては上述のものに限らず、例えば図13と、そのB−B線において切断した断面図である図14にその一例が示されるように、進退規制用凹部である円周溝22に対する嵌め込み部材23′の係合を外す操作を、プッシュ部24′の押し込み操作で行えるような機構を採用してもよい。
この係止機構21′では、操作部本体13の外径より少しだけ大きな径の孔Hを有する板状部材に、指先で押し込み操作されるプッシュ部24′が側方に突出して形成され、孔Hの中心に対してプッシュ部24′と180°対称の位置に、孔Hの内縁部により形成された嵌め込み部材23′と圧縮された状態のコイルスプリング25′とが配置されている。
本発明の実施例の内視鏡用クリップ装置の操作部の側面断面図。 本発明の実施例の内視鏡用クリップ装置の操作部の図1におけるA−A線において切断した状態の断面図。 本発明の実施例の内視鏡用クリップ装置の操作部の動作状態の側面断面図。 本発明の実施例の内視鏡用クリップ装置の操作部の動作状態の側面断面図。 本発明の実施例の内視鏡用クリップ装置の先端部分の平面断面図。 本発明の実施例の内視鏡用クリップ装置の先端部分の側面断面図。 本発明の実施例の内視鏡用クリップ装置の先端部分の動作状態の平面断面図。 本発明の実施例の内視鏡用クリップ装置の動作を順に略示する平面部分断面図。 本発明の実施例の内視鏡用クリップ装置の動作を順に略示する平面部分断面図。 本発明の実施例の内視鏡用クリップ装置の動作を順に略示する平面部分断面図。 本発明の実施例の内視鏡用クリップ装置の動作を順に略示する平面部分断面図。 本発明の実施例の内視鏡用クリップ装置の動作を順に略示する平面部分断面図。 本発明の第2の実施例の内視鏡用クリップ装置の係止機構の側面断面図。 本発明の第2の実施例の内視鏡用クリップ装置の係止機構の図13におけるB−B線において切断した状態の断面図。
符号の説明
1…クリップ
2…クリップ閉じ環
3…可撓性シース
4…操作線
4A…クリップ連結部材
5…外套管
10…操作部
11…第1の指掛け
12…第2の指掛け
13…操作部本体
14…シース操作筒
17…シース連結部材
20…外套管基端口金
21,21′…係止機構
22…円周溝(進退規制用凹部)
23,23′…嵌め込み部材
24…摘み
24′…プッシュ部
25,25′…コイルスプリング
26…小径部(進退範囲規制用凹部)
H…孔

Claims (16)

  1. 前方に向かって開いた形状に形成されたクリップの後端部に係脱自在なクリップ連結部材を先端部に有する操作線と、前記クリップを閉じた状態に維持するためのクリップ閉じ環に対し後方から当接するように配置されて前記操作線に緩く被嵌されたシースと、先端部分内に前記クリップを窄ませた状態で収納できるように前記シースに緩く被嵌された外套管と、を各々相対的に進退させる操作を行うために前記操作線と前記シースと前記外套管の基端部に連結配置された内視鏡用クリップ装置の操作部において、
    前記操作線の基端と前記外套管の基端とを軸方向に相対的に移動しないように係止する係止機構を設けて、前記シースの基端を前記操作線の基端と前記外套管の基端とに対して相対的に進退操作することができるようにしたことを特徴とする内視鏡用クリップ装置の操作部。
  2. 請求項1に記載された内視鏡用クリップ装置の操作部において、前記係止機構が係脱可能に構成されていて、前記係止機構による前記操作線の基端と前記外套管の基端との係止状態を解くと、前記操作線の基端に対して前記外套管の基端を進退操作することができる内視鏡用クリップ装置の操作部。
  3. 請求項2に記載された内視鏡用クリップ装置の操作部において、前記係止機構が、前記操作線の基端に連結された部材と前記外套管の基端に連結された部材の一方の部材の外周面に形成された進退規制用凹部と、他方の部材から前記進退規制用凹部に対し嵌脱自在に設けられた嵌め込み部材とを含んでいる内視鏡用クリップ装置の操作部。
  4. 請求項3に記載された内視鏡用クリップ装置の操作部において、前記嵌め込み部材を前記進退規制用凹部に嵌め込ませる方向に付勢する付勢部材が設けられている内視鏡用クリップ装置の操作部。
  5. 請求項4に記載された内視鏡用クリップ装置の操作部において、前記嵌め込み部材を前記付勢部材の付勢力に逆らう方向に移動させる操作を行うことにより、前記進退規制用凹部に対する前記嵌め込み部材の係合が外れて、前記一方の部材と前記他方の部材とを相対的に進退操作できる状態になる内視鏡用クリップ装置の操作部。
  6. 請求項5に記載された内視鏡用クリップ装置の操作部において、前記嵌め込み部材がピン状部材の先端に設けられていて、前記嵌め込み部材を移動させる引っ張り操作をするための摘み部が前記ピン状部材の他端側に設けられている内視鏡用クリップ装置の操作部。
  7. 請求項5に記載された内視鏡用クリップ装置の操作部において、前記嵌め込み部材が前記進退規制用凹部に係脱自在な孔の内縁部により形成されていて、前記嵌め込み部材を移動させる押し込み操作をするためのプッシュ部が前記孔の中心に対して前記嵌め込み部材と180°対称の位置に配置されている内視鏡用クリップ装置の操作部。
  8. 請求項3から7の何れかに記載された内視鏡用クリップ装置の操作部において、前記嵌め込み部材と前記進退規制用凹部との係合が外れて前記一方の部材と前記他方の部材とが相対的に進退操作できる状態になった時に、その進退動作の範囲を規制する進退範囲規制手段が設けられている内視鏡用クリップ装置の操作部。
  9. 請求項8に記載された内視鏡用クリップ装置の操作部において、前記進退範囲規制手段が前記一方の部材の外周面に前記進退規制用凹部より軸方向に長く形成された進退範囲規制用凹部である内視鏡用クリップ装置の操作部。
  10. 請求項3から9の何れかに記載された内視鏡用クリップ装置の操作部において、前記一方の部材が円筒状に形成された操作部本体であり、前記他方の部材が前記操作部本体に緩く被嵌された外套管基端口金である内視鏡用クリップ装置の操作部。
  11. 請求項10に記載された内視鏡用クリップ装置の操作部において、前記進退規制用凹部が前記外套管基端口金の外周面に周方向に形成された溝であり、その溝に前記嵌め込み部材が係合した状態において、前記外套管基端口金が前記操作部本体に対して軸周りに回転自在である内視鏡用クリップ装置の操作部。
  12. 請求項10又は11に記載された内視鏡用クリップ装置の操作部において、前記進退範囲規制用凹部が前記外套管基端口金の外周面に形成された小径部であり、その小径部に前記嵌め込み部材が係合した状態で、前記外套管基端口金が前記操作部本体に対して軸周りに回転自在である内視鏡用クリップ装置の操作部。
  13. 請求項10から12の何れかに記載された内視鏡用クリップ装置の操作部において、操作者の第1指を係合させるための第1の指掛け、及び第2指と第3指を係合させるための第2の指掛けが設けられていて、前記第1の指掛けに前記シースの基端がシース連結部材を介して連結され、前記第2の指掛けに前記操作線の基端が前記操作部本体を介して連結されている内視鏡用クリップ装置の操作部。
  14. 請求項13に記載された内視鏡用クリップ装置の操作部において、前記第1の指掛けと一体に進退するシース操作筒が、前記操作部本体に対して軸方向に進退自在にかつ軸周りに回転自在に嵌合している内視鏡用クリップ装置の操作部。
  15. 請求項13又は14に記載された内視鏡用クリップ装置の操作部において、前記操作部本体の基端部分には、中心軸位置に前記操作線の基端が連結され、その周囲に、前記シース連結部材が緩く通過する通過孔が円弧状の溝状に形成されている内視鏡用クリップ装置の操作部。
  16. 請求項15に記載された内視鏡用クリップ装置の操作部において、前記シース連結部材が、前記通過孔を通過する領域では円筒体の断面の一部を残して切り欠いた断面形状に形成されていて、前記通過孔内において前記操作線の基端の周囲を回動することができる内視鏡用クリップ装置の操作部。
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