JPH08278074A - 逆セル型製氷機 - Google Patents

逆セル型製氷機

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JPH08278074A
JPH08278074A JP7078986A JP7898695A JPH08278074A JP H08278074 A JPH08278074 A JP H08278074A JP 7078986 A JP7078986 A JP 7078986A JP 7898695 A JP7898695 A JP 7898695A JP H08278074 A JPH08278074 A JP H08278074A
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ice making
water tray
arm
stopper
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JP7078986A
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English (en)
Inventor
Yutaka Ishizaka
豊 石坂
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25CPRODUCING, WORKING OR HANDLING ICE
    • F25C1/00Producing ice
    • F25C1/04Producing ice by using stationary moulds
    • F25C1/045Producing ice by using stationary moulds with the open end pointing downwards

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Production, Working, Storing, Or Distribution Of Ice (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 機械的作動部分を含むスイッチを用いずに水
皿の位置を検出するようにして、制御を安定化させるこ
と。 【構成】 冷却器1には、下向きに開口するようにして
多数の製氷室1Aが区画形成されている。水皿5は、そ
の下側で、減速モータ10により回動軸19を中心とし
て傾復動する。そして、水平位置において前記製氷室1
Aを下方から閉塞し、各製氷室1Aに対向する位置に設
けた噴水孔3から噴水しながら製氷室1Aでの製氷が行
われる。水皿5の傾動時、水皿5が下限開放位置にきた
とき、減速モータ10と共に回転する第2のアーム17
Bの動きがストッパ21により阻止される。また、水皿
5の復動時は、水皿が水平閉塞位置にきたとき、水皿5
の動きが冷却器1により阻止される。そのようにして、
第2のアーム17Bや水皿5の動きが阻止されて、減速
モータ10が過負荷状態になったことを検出して減速モ
ータ10の停止及び回転方向の切り換えを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、下向きに開口する多数
の製氷室を区画形成した冷却器の下側に傾復動可能な水
皿を設け、水皿表面に形成した噴水孔から製氷室に噴水
しながら製氷を行う逆セル型製氷機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来の逆セル型製氷機の一部切
欠側面図である。図6において、1は冷却器、2は蒸発
パイプ、3は噴水孔、4は戻り孔、5は水皿、6は水タ
ンク、7は導水管、8は分配管、9は循環ポンプ、10
は減速モータ、13は散水器、14は水位検出装置、1
5は支持梁、16は取付板、17は駆動カム、18はコ
イルバネ、19は回動軸、20は水位スイッチ、32は
アクチェータスイッチである。
【0003】冷却器1には、下向きに開口する多数の製
氷室1Aを区画形成しており、上壁外面に冷却装置(図
示せず)の蒸発パイプ2を配設している。水皿5は、回
動軸19を中心として冷却器1の下側で傾復動可能とな
っていて、水平位置において各製氷室1Aを下方から閉
塞し、その表面の各製氷室1Aに対向する位置に噴水孔
3及び戻り孔4を設けている。水皿5には水タンク6が
固設されており、散水器13からその中に給水が行われ
るが、その給水は、フロートタンク14A,フロート1
4Bからなる水位検出装置14により満水になったこと
が検知されるまで続けられる。
【0004】水タンク6内の水は、循環ポンプ9によ
り、導水管7,分配管8を経て噴水孔3から製氷室1A
内に噴出される。それと同時に、蒸発パイプ2で冷却器
1を冷やすことにより、製氷室1A内に氷を作ってい
く。噴水孔3から噴出した水の内、氷にならずに余った
水は、戻り孔4から水タンク6の中に回収する。水皿5
の傾復動は、正逆転可能な高ギヤ比の減速モータ10
と、その出力軸に取り付けられた、駆動カム17の第1
のアーム17Aと、その端部と水皿5の側部との間に連
結されたコイルバネ18とによって行われる。
【0005】製氷室1A内に氷ができあがると、減速モ
ータ10が正回転して第1のアーム17Aが反時計方向
に回転し、水皿5が下方向へ徐々に傾動していく。その
とき、蒸発パイプ2にホットガス(高温高圧のガス冷
媒)が流されて、できた氷を製氷室1Aの壁から引き離
し、下に落下させる。そして、図6に一点鎖線で示すよ
うな、水皿5が傾斜開放する下限開放位置になったとこ
ろで、第1のアーム17Aと逆方向に延びた第2のアー
ム17Bが、アクチェータスイッチ32に当接し、それ
によってアクチェータスイッチ32の接点を復動側に切
り換える。
【0006】アクチェータスイッチ32の接点が復動側
に切り換えられると、減速モータ10が逆転して第1の
アーム17Aが時計方向に回転する。それと共に、水皿
5は徐々に上方向へ回動していき、水平閉塞位置となっ
たところで第1のアーム17Aがアクチェータスイッチ
32に当接し、それによってアクチェータスイッチ32
の接点を傾動側に切り換えると共に、減速モータ10を
停止させる。その状態で再び製氷を行い、以下、同様な
工程を繰り返して製氷を行う。
【0007】従来の逆セル型製氷機では、このように、
アクチェータスイッチ32を用いて、水皿5が下限開放
位置や水平閉塞位置にきたことを検知することにより、
水皿5の傾復動の切り換えを行うようにしていた。
【0008】なお、このような逆セル型製氷機に関連す
る従来の文献としては、例えば、特開平6-257910号公報
(F25C 1/00) ,特開平6-257915号公報(F25C 1/00) 等が
ある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の技術では、減速モータ10の減速比が非常に大
きく、第1,第2のアーム17A,17Bの動きが非常
に遅いため、アーム17A,17Bがアクチェータスイ
ッチ32に当接し始めてからその接点が完全に切り換わ
るまでの間、接点が不安定な状態になって制御に支障が
生じるという問題点があった。また、アクチェータスイ
ッチ32は、切り換えが機械的に行われるため、慴動部
分や接点が磨耗等により消耗し、耐久性の点で劣るとい
う問題もあった。
【0010】本発明は、以上のような問題点を解決する
ことを課題とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の逆セル型製氷機では、多数の製氷室を下向
きに開口するように区画形成した冷却器と、水平位置に
おいて前記製氷室を下方から閉塞するように傾復動可能
となっており、各製氷室に対向する位置に噴水孔及び戻
り孔を形成した水皿と、前記水皿を傾復動させるモータ
と、前記水皿の傾動時、水皿が下限開放位置にきたと
き、前記モータの回転を機械的に阻止するストッパと、
始動時を除いて前記モータの過負荷を検出する過負荷検
出装置と、前記過負荷検出装置の検出信号に基づいて前
記モータの停止及び回転方向の切り換えを行う制御装置
とを具えることとした。
【0012】また、前記モータの出力軸に設けられ、前
記水皿が下限開放位置にきたとき、前記ストッパに当接
するアームを有することとした。また、前記モータの出
力軸に設けられ、伸縮部材を介して前記水皿を傾復動さ
せるアームを有し、該アームを前記ストッパに当接する
アームとして用いることとした。
【0013】また、前記水皿の傾動開始と共に、又は、
傾動終了と共に運転を開始し、製氷室から離氷した氷を
破砕するクラッシャーを設け、前記水皿が復動動作中の
前記過負荷検出装置の検出信号に基づいて、前記クラッ
シャーの運転を停止させることとした。また、前記スト
ッパの一部または全部を弾性部材で形成することとし
た。
【0014】
【作 用】多数の製氷室を下向きに開口するように区
画形成した冷却器の下側で、水皿を、モータにより傾復
動させる。その水皿は、水平位置において前記製氷室を
下方から閉塞し、各製氷室に対向する位置に設けた噴水
孔から噴水しながら製氷を行う。そして、前記水皿の傾
動時に下限開放位置にきたとき、モータの回転がストッ
パにより機械的に阻止されて、前記モータが過負荷状態
になる。また、水皿の復動時は、水皿が水平閉塞位置に
きたとき、水皿の復動は冷却器により機械的に阻止さ
れ、前記モータが過負荷状態になる。そして、過負荷状
態になったことを、過負荷検出装置で検出して前記モー
タの停止及び回転方向の切り換えを行う。
【0015】また、前記水皿が下限開放位置にきたとき
に、前記モータの出力軸に取り付けたアームを前記スト
ッパに当接させる。
【0016】そのようにして、アクチェータスイッチを
用いずにモータの停止及び回転方向の切り換えや、冷却
器の加熱モードから冷却モードへの切り換えの制御がで
きるため、制御が安定し、耐久性の問題もなくなって、
信頼性が向上する。
【0017】また、前記モータの出力軸に設けられ、伸
縮部材を介して前記水皿を傾復動させるアームを前記ス
トッパに当接するアームとして兼用する。そのように、
ストッパに当接させるアームとして水皿傾復動用のアー
ムを兼用するようにすれば、別途アームを設ける必要が
なくなる。
【0018】また、前記水皿の傾動開始と共に運転を開
始して、製氷室から離氷した氷を破砕するクラッシャー
を設け、前記水皿が復動動作中の前記過負荷検出装置の
検出信号に基づいて、前記クラッシャーの運転を停止さ
せる。そのようにすれば、クラッシャーの運転を安定し
たタイミングで、かつ、無駄なく停止させることができ
る。
【0019】また、前記ストッパの一部または全部を弾
性部材で形成することにより、ストッパが作用するとき
のショックを緩和して、モータやストッパ等を機械的に
保護する。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は、本発明の逆セル型製氷機の一部切
欠側面図である。符号は、図6のものに対応し、21,
22はストッパ、21Aは弾性部材である。ストッパ2
1は、減速モータ10が正転して水皿5が傾動してい
き、水皿5が下限開放位置に達したとき、減速モータ1
0と共に反時計方向に回転する第2のアーム17Bの動
きを阻止する。また、弾性部材21Aは、バネ,ゴム,
発砲樹脂等より成り、第2のアーム17Bがストッパ2
1に当たったときのショックを緩和して、減速モータ1
0,第2のアーム17B,ストッパ21等を機械的に保
護する。なお、ストッパの取り付け位置は、図1中のス
トッパ21の位置に限らず、ストッパ22の位置に支持
梁15に対して直接的、若しくは間接的に設けて、第1
のアーム17Aの動きを阻止するようにしてもよい。そ
の場合は、第2のアーム17Bは不要となる。また、こ
の実施例では、ストッパの一部を弾性部材21Aで形成
しているが、ストッパ全体を弾性部材で形成してもよ
い。
【0021】本発明では、水皿5が下方に傾動していく
ときは、水皿5が下限開放位置に達したとき、上記スト
ッパ21により第2のアーム17Bの動きを阻止する
か、ストッパ22により第1のアーム17Aの動きを阻
止することにより、減速モータ10の回転を阻止して、
それを過負荷状態にする。そして、その過負荷状態を検
出することにより、水皿5が下限開放位置に達したこと
を検知する。また、水皿5が上方に復動していき、水皿
5が冷却器1に対向当接する水平閉塞位置に達したと
き、冷却器1がストッパの役目をして水皿5の動きを阻
止することにより、減速モータ10を過負荷状態(電流
が所定値以上になる状態)にして、その過負荷状態を検
出することにより、水皿5が水平閉塞位置に達したこと
を検知する。
【0022】なお、水皿5が上方に復動していくとき
も、水皿5が水平閉塞位置に達したとき、ストッパによ
り第1のアーム17Aの動きを阻止するようにしてもよ
い。
【0023】そのようにして、水皿5が下限開放位置、
及び水平閉塞位置に達したことを検知することにより、
従来の逆セル型製氷機が必要としていたアクチェータス
イッチ32は不要となる。
【0024】図2は、本発明の逆セル型製氷機の制御回
路図である。符号9,10,12,20は、図1のもの
に対応し、23は圧縮機、24は凝縮機冷却用ファン、
25はホットガス電磁弁、26は過負荷検出装置、27
はマイクロコンピュータである。電源端子ACには、操
作スイッチCSWを介して以下の各回路が接続されてい
る。すなわち、圧縮機23は圧縮機リレーRCM,オー
バロードリレーOLRと直列に接続され、凝縮機冷却用
ファン24は、ファンモータリレーRFMと直列に接続
されている。循環ポンプ9は、循環ポンプリレーRPM
と直列に接続され、ホットガス電磁弁25は、ホットガ
ス電磁弁リレーRHVと直列に接続され、給水電磁弁1
2は、給水電磁弁リレーRWVと直列に接続されてい
る。また、減速モータ10は、減速モータリレーRGM
と減速モータ正逆転切換リレーRGMUと直列に接続さ
れ、かつ、その電流路中に減速モータ10の過負荷を検
出するための過負荷検出装置26が設けられている。
【0025】上記各リレーは、マイクロコンピュータ2
7によって制御される。マイクロコンピュータ27に
は、水位スイッチ20,貯氷検知スイッチBSW,冷却
器温度センサET,凝縮器温度センサCT及び過負荷検
出装置26が接続されている。また、マイクロコンピュ
ータ27には、凝縮器温度が所定値以上になった時点灯
して、凝縮器の目詰まりを警報する高温モニターと、水
タンク6に給水中の時点灯する給水モニターとが接続さ
れている。
【0026】なお、上記貯氷検知スイッチBSWは、逆
セル型製氷機の下方に位置する貯氷庫(図示せず)内の
氷が満杯になったとき、貯氷センサBSの出力によりオ
ンするスイッチである。
【0027】次に、図1,図2及び図3を参照しなが
ら、逆セル型製氷機の制御手順を説明する。図3は、逆
セル型製氷機の制御手順を示すフローチャートである。
なお、この処理は、マイクロコンピュータ27により実
行されるものである。 ステップ1…貯氷庫内の氷が少なくなって、貯氷検知ス
イッチBSWがオフになっているか否かを判別する。
【0028】ステップ2…オフになっていなかったら、
すなわち、貯氷庫内に氷が満杯になっていたら、圧縮機
リレーRCM,ファンモータリレーRFMをオフにし
て、圧縮機23及び凝縮機冷却用ファン24を停止さ
せ、製氷は行わない。
【0029】ステップ3…ステップ1でオフになってい
たら、圧縮機リレーRCM,ファンモータリレーRF
M,循環ポンプリレーRPM及び給水電磁弁リレーRW
Vをオンにして、圧縮機23,凝縮機冷却用ファン2
4,循環ポンプ9の運転を開始すると共に、給水電磁弁
12を開く。 ステップ4…水タンク6が満水になって、水位スイッチ
(WLSW)20がオンになったか否かを判別する。
【0030】ステップ5…水位スイッチ20がオンにな
ったら、給水電磁弁リレーRWVをオフにして、給水電
磁弁12を閉じる。
【0031】ステップ6…圧縮機23の運転開始と同時
にスタートして、製氷に必要な一定時間を計時する製氷
タイマー(図示せず)の出力に基づいて、製氷が完了し
たか否かを判別する。 ステップ7…製氷が完了したら、循環ポンプリレーRP
MとファンモータリレーRFMとをオフにして、循環ポ
ンプ9と凝縮機冷却用ファン24とを停止させる。それ
と同時に、ホットガス電磁弁リレーRHVをオンにする
ことにより、ホットガス電磁弁25を開いて蒸発パイプ
2内にホットガスを流し、冷却器1を加熱して、製氷し
た氷を製氷室1Aから引き離して落下させる。また、減
速モータリレーRGMをオンにし、減速モータ10の正
転運転を開始して、水皿5を下方に傾動させる。
【0032】ステップ8…過負荷検出装置26の出力に
基づいて、減速モータ10が過負荷になったか否かを判
別する。なお、減速モータ10は始動時、凍りついた水
皿5を冷却器1から剥離させなければならないこともあ
って、大きな始動電流が流れて過負荷状態になるが、過
負荷検出装置26はそのような始動時の過負荷は検出し
ないようになっている。その詳細については後で説明す
る。
【0033】ステップ9…水皿5が下限開放位置に達し
て、ストッパ21により減速モータ10が過負荷になっ
たら、減速モータリレーRGMをオフにし、減速モータ
10を停止させる。
【0034】ステップ10…冷却器1の側面に取り付け
られた冷却器温度センサETの出力に基づいて、製氷室
1Aからの離氷が完了したか否かを判別する。その判別
は次のようにして行う。すなわち、離氷が完了すると、
蒸発パイプ2に流れているホットガスにより、冷却器1
の温度が急激に上昇するため、それを冷却器温度センサ
ETで検知することにより、離氷の完了を判別する。
【0035】ステップ11…離氷が完了したら、減速モ
ータリレーRGMと減速モータ正逆転切換リレーRGM
Uとをオンにして、減速モータ10を逆転させ、水皿5
を上方に復動させる。
【0036】ステップ12…過負荷検出装置26の出力
に基づいて、減速モータ10が過負荷になったか否かを
判別する。 ステップ13…過負荷になったら、水皿5が水平閉塞位
置に達して冷却器1に当接したということなので、減速
モータリレーRGMをオフにして、減速モータ10を停
止させると共に、減速モータ正逆転切換リレーRGMU
をオフにして、減速モータ10の回転方向を正転方向に
切り換えておく。また、ホットガス電磁弁リレーRHV
をオフにして、ホットガス電磁弁25を閉じ、蒸発パイ
プ2内に流していたホットガスを停める。
【0037】以上のような処理を繰り返すことにより、
常に貯氷庫内に氷が不足することがないようにする。
【0038】次に、過負荷検出装置26について詳細に
説明する。図4は、過負荷検出回路の一例を示す図であ
り、図5は、過負荷検出回路のオペアンプの入力電圧波
形図である。図4において、28は電流変成器、29は
全波整流装置、30,31はオペアンプである。電流変
成器28は、減速モータ10の負荷電流IGMに対応した
電圧を出力し、それを全波整流装置29で整流し、コン
デンサC1で平滑化する。したがって、オペアンプ30
の−入力端子には、減速モータ10の負荷電流IGMに比
例した電圧が与えられる。一方、オペアンプ30の+入
力端子には、直流電源電圧Vccを抵抗R1,R3で分圧
した一定電圧が与えられている。その電圧の大きさは、
減速モータ10の定常運転時にオペアンプ30の−入力
端子に現れる電圧より小さい値になるように設定され
る。
【0039】図5の太線Aは、オペアンプ31の+入力
端子に現れる電圧の変化を示し、細線Bは、オペアンプ
31の−入力端子に現れる電圧の変化を示している。縦
軸は電圧の大きさ、横軸は時間である。時点T1 で減速
モータ10が正転運転を開始すると、大きな始動電流の
ため、オペアンプ30の−入力端子には+入力端子の電
圧より大きな電圧が印加される。その結果、オペアンプ
30の出力端子に、急峻に立ち上がる電圧が出力され、
それがコンデンサC2と抵抗R6よりなる微分回路で微
分されて、オペアンプ31の+入力端子には、図5中の
太線Aに示すような急峻に立ち上がる電圧が与えられ
る。その時、オペアンプ31の−入力端子にも、図5中
の細線Bに示すような急峻に立ち上がる電圧が与えられ
るが、その大きさより、+入力端子の電圧の方が大きく
なるように設定されているため、オペアンプ31の出力
電圧VOUT は低いままである。
【0040】その後、オペアンプ31の+入力端子に与
えられる電圧は、図5中の太線Aに示すように、コンデ
ンサC2と抵抗R6で決まる時定数に応じた割合で低下
していき、所定時間経過後一定になる。その時、コンデ
ンサC2 は既に充電された状態になっているため、オペ
アンプ30の出力端子とオペアンプ31の+入力端子と
の間は直流的に切り離された状態になって、オペアンプ
31の+入力端子に与えられる電圧は、その後、減速モ
ータ10の負荷電流IGMが増加しても一定値に保たれ
る。
【0041】一方、時点T2 で水皿5が冷却器1から剥
離され、減速モータ10の負荷電流IGMはその後通常の
運転電流まで徐々に下がっていき、それに従ってオペア
ンプ31の−入力端子に与えられる電圧は、図5中の細
線Bに示すように徐々に下がっていってある程度時間が
経過すると一定になる。その後、水皿5が傾動動作を続
けて時点T3 で下限開放位置に達すると、第2のアーム
17Bがストッパ21に当たって、減速モータ10の負
荷電流IGMが大きくなり、オペアンプ31の−入力端子
に与えられる電圧は、図5中の細線Bに示すように上昇
する。そして、それが+入力端子の電圧を超えるとオペ
アンプ31の出力電圧VOUT が出力される。それを受け
てマイクロコンピュータ27が時点T4 で減速モータ1
0を停止させる。
【0042】水皿5の復動時も同様に、時点T5 で減速
モータ10が逆転運転を開始すると、大きな始動電流の
ため、オペアンプ31の−入力端子には、図5中の細線
Bに示すような急峻に立ち上がる電圧が与えられるが、
その大きさより、+入力端子の電圧の方が大きくなるよ
うに設定されているため、オペアンプ31の出力電圧V
OUT は低いままである。
【0043】その後、減速モータ10の負荷電流IGM
通常の運転電流まで下がっていき、オペアンプ31の−
入力端子に与えられる電圧は、徐々に下がっていき一定
になる。その後、水皿5が復動動作を続けて時点T6
水平閉塞位置に達すると、冷却器1がストッパとなっ
て、減速モータ10の負荷電流IGMが大きくなり、オペ
アンプ31の−入力端子に与えられる電圧は上昇する。
そして、それが+入力端子の電圧を超えるとオペアンプ
31の出力電圧VOUT が出力される。それを受けてマイ
クロコンピュータ27が時点T7 で減速モータ10を停
止させる。
【0044】過負荷検出装置26は、このようにして、
減速モータ10の始動時の過負荷は検出しないで、その
後、ストッパ21や冷却器1により減速モータ10の動
きが阻止された時の過負荷は検出するようになってい
る。
【0045】ところで、逆セル型製氷機において、スタ
ックオンの方式(製氷室を有する製氷ユニット及び当該
製氷ユニットの下に設けられる貯氷ユニットを積み重ね
て構成する製氷機の方式)で、製氷室1Aから落下して
くる氷をザラメ状に破砕するクラッシャーを製氷室1A
の下方に設ける場合がある。そのようにクラッシャーを
設けた場合、クラッシャーの運転の開始は、水皿5の傾
動開始と共に、あるいは水皿5が下限開放位置まで傾動
した時に行えばよいが、運転の停止をどのようなタイミ
ングで行うかが問題となる。従来は、冷却器温度センサ
により冷却器1の冷却開始を検知した時、またはタイマ
ーにより運転開始から所定時間の経過を検知した時に運
転を停止させるようにしていたが、前者は、外気温度の
影響を受けてばらつきが生じ易く、後者は、別途タイマ
ーが必要になってコスト高になるというようにそれぞれ
問題があった。そこで、前記過負荷検出装置26の検出
出力を、クラッシャーの運転停止の指令信号としても利
用することが考えられる。すなわち、前記水皿5が水平
閉塞位置まで復動して冷却器1に当接し、前記過負荷検
出装置26が過負荷を検出した時、前記クラッシャーの
運転を停止させるのである。そのようにすれば、冷却器
温度センサETの出力やタイマーを用いることなくクラ
ッシャーの運転停止をさせることができる。
【0046】
【発明の効果】以上述べた如く、請求項1または請求項
2の発明の逆セル型製氷機によれば、接点が不安定にな
り、かつ耐久性の点で問題があるアクチェータスイッチ
を用いる代わりに、減速モータの回転を阻止するストッ
パと過負荷検出装置とを用いて、水皿の位置検知を行う
ことができる。その結果、減速モータの停止及び回転方
向の切り換えが安定、かつ確実に行えるため、制御が安
定し、耐久性の問題もなくなって、制御装置の信頼性が
向上する。
【0047】また、請求項3の発明によれば、前記アー
ムとして、伸縮部材を介して前記水皿を傾復動させるた
めのアームを、ストッパに当接させるアームとしても兼
用するので、別途アームを設ける必要がなくなる。ま
た、請求項4の発明によれば、冷却器温度センサの出力
やタイマーを用いることなくクラッシャーの運転停止の
制御を行うことができるので、外気温度の変化による運
転時間のばらつきがなくなり、しかもコストを低くする
ことができる。
【0048】また、請求項5の発明のようにストッパに
弾性部材を設ければ、減速モータや第1,第2のアーム
やストッパ等を衝撃から保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の逆セル型製氷機の一部切欠側面図
【図2】 本発明の逆セル型製氷機の制御回路図
【図3】 逆セル型製氷機の制御手順を示すフローチャ
ート
【図4】 過負荷検出回路の一例を示す図
【図5】 過負荷検出回路のオペアンプの入力電圧波形
【図6】 従来の逆セル型製氷機の一部切欠側面図
【符号の説明】
1 冷却器 1A 製氷室 2 蒸発パイプ 3 噴水孔 4 戻り孔 5 水皿 6 水タンク 7 導水管 8 分配管 9 循環ポンプ 10 減速モータ 11 駆動装置 13 散水器 14 水位検出装置 17 駆動カム 18 コイルバネ 21,22 ストッパ 21A 弾性部材 23 圧縮機 24 凝縮機冷却用ファン 25 ホットガス電磁弁 26 過負荷検出装置 27 マイクロコンピュータ 32 アクチェータスイッチ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の製氷室を下向きに開口するように
    区画形成した冷却器と、水平位置において前記製氷室を
    下方から閉塞するように傾復動可能となっており、各製
    氷室に対向する位置に噴水孔及び戻り孔を形成した水皿
    と、前記水皿を傾復動させるモータと、前記水皿の傾動
    時、水皿が下限開放位置にきたとき、前記モータの回転
    を機械的に阻止するストッパと、始動時を除いて前記モ
    ータの過負荷を検出する過負荷検出装置と、前記過負荷
    検出装置の検出信号に基づいて前記モータの停止及び回
    転方向の切り換えを行う制御装置とを具えたことを特徴
    とする逆セル型製氷機。
  2. 【請求項2】 前記モータの出力軸に設けられ、前記水
    皿が下限開放位置にきたとき、前記ストッパに当接する
    アームを有することを特徴とする請求項1記載の逆セル
    型製氷機。
  3. 【請求項3】 前記モータの出力軸に設けられ、伸縮部
    材を介して前記水皿を傾復動させるアームを有し、該ア
    ームを前記ストッパに当接するアームとして用いること
    を特徴とする請求項2記載の逆セル型製氷機。
  4. 【請求項4】 前記水皿の傾動開始と共に、又は、傾動
    終了と共に運転を開始し、製氷室から離氷した氷を破砕
    するクラッシャーを設け、前記水皿が復動動作中の前記
    過負荷検出装置の検出信号に基づいて、前記クラッシャ
    ーの運転を停止させることを特徴とする請求項1または
    2記載の逆セル型製氷機。
  5. 【請求項5】 前記ストッパの一部または全部を弾性部
    材で形成したことを特徴とする請求項1,2または3記
    載の逆セル型製氷機。
JP7078986A 1995-04-04 1995-04-04 逆セル型製氷機 Pending JPH08278074A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013002793A (ja) * 2011-06-21 2013-01-07 Hoshizaki Electric Co Ltd コントローラ

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