JPH07243734A - 製氷機 - Google Patents

製氷機

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Publication number
JPH07243734A
JPH07243734A JP5516094A JP5516094A JPH07243734A JP H07243734 A JPH07243734 A JP H07243734A JP 5516094 A JP5516094 A JP 5516094A JP 5516094 A JP5516094 A JP 5516094A JP H07243734 A JPH07243734 A JP H07243734A
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JP
Japan
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ice
ice making
pressure
water
making
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Application number
JP5516094A
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English (en)
Inventor
Mitsuru Kakinuma
盈 柿沼
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07243734A publication Critical patent/JPH07243734A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25CPRODUCING, WORKING OR HANDLING ICE
    • F25C1/00Producing ice
    • F25C1/04Producing ice by using stationary moulds
    • F25C1/045Producing ice by using stationary moulds with the open end pointing downwards

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Production, Working, Storing, Or Distribution Of Ice (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 タイマや種々の温度センサー等を用いること
無く、安定した製氷動作を実現することができる製氷機
を提供する。 【構成】 循環ポンプ9により冷却器1に製氷用水を循
環して製氷を行う。循環ポンプ9により吐出される製氷
用水の圧力を検知する圧力センサーを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所謂逆セル型製氷機等
の如く、循環ポンプにより冷却器に製氷用水を循環して
自動的に製氷を行う製氷機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種製氷機、特に逆セル型製氷機
と称されるものは、例えば実公平5−10193号公報
(F25C1/04)に示されるように、下向きに開口
する多数の製氷室を区画形成した冷却器の下側に傾復動
可能な水皿を設け、水皿が製氷室を閉塞している状態に
おいて、循環ポンプにより水皿表面に形成した噴水孔か
ら各製氷室に噴水し、製氷行程を行うと共に、前記冷却
器にホットガスを流して加熱し、水皿により製氷室を開
放して離氷行程を行うよう構成されている。
【0003】そして、離氷行程における加熱は冷却器の
所定の離氷終了温度にて終了し、直ぐに冷却を開始する
と共に、水皿にて製氷室を閉塞して離氷行程を終了し、
その後製氷機の水タンクに製氷用水を給水しつつ循環ポ
ンプにより噴水孔から各製氷室に噴水する給水行程が行
われ、満水となった時点で給水行程を終了して製氷行程
に移行する。
【0004】この製氷行程を終了する時点は従来より製
氷タイマによって決定しており、例えば冷却器の温度が
+3℃に3秒間達した時点から製氷タイマの積算を開始
するよう構成すると共に、外気温や水温等に基づいてこ
の製氷タイマの積算時間を補正することにより、常に一
定の大きさの氷を生成できるように配慮していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、係る間
接的な制御ではどうしても上記外気温や水温等の環境の
影響を受け易く、そのために各温度を検出するための種
々の温度センサーが必要となるため、制御回路が複雑で
高価となる問題があった。
【0006】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、タイマや種々の温度セン
サー等を用いること無く、安定した製氷動作を実現する
ことができる製氷機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の製氷機
は、循環ポンプにより冷却器に製氷用水を循環して製氷
を行うものであって、循環ポンプにより吐出される製氷
用水の圧力を検知する圧力検知手段を設けたものであ
る。
【0008】また、請求項2の発明の製氷機は、下向き
に開口する多数の製氷室を区画形成した冷却器と、各製
氷室を閉塞する傾復動可能な水皿とを備え、水皿が製氷
室を閉塞した状態で、循環ポンプにより水タンク内の製
氷用水を水皿表面に形成した噴水孔から各製氷室に噴水
して製氷を行うものであって、循環ポンプにより吐出さ
れる製氷用水の圧力を検知する圧力検知手段と、この圧
力検知手段が検知する圧力の変化率に基づいて、冷却器
における製氷完了信号を生成する手段とを設けたもので
ある。
【0009】更に、請求項3の発明の製氷機は、下向き
に開口する多数の製氷室を区画形成した冷却器と、各製
氷室を閉塞する傾復動可能な水皿とを備え、水皿が製氷
室を閉塞した状態で、循環ポンプにより水タンク内の製
氷用水を水皿表面に形成した噴水孔から各製氷室に噴水
して製氷を行うものであって、循環ポンプにより吐出さ
れる製氷用水の圧力を検知する圧力検知手段と、この圧
力検知手段が検知する圧力の変化量に基づいて、冷却器
における製氷完了信号を生成する手段とを設けたもので
ある。
【0010】
【作用】請求項1の発明の製氷機によれば、循環ポンプ
により吐出される製氷用水の圧力を検知する圧力検知手
段を設けたので、冷却器にて氷が生成されて行き、それ
によって変化する上記圧力に基づいて冷却器における製
氷完了を検知することができる。特に、圧力は外気温や
水温等の影響を受け難く、氷の成長を直接的に判断する
ことができるので、従来の如きタイマや各種温度センサ
ー等も不要となる。
【0011】また、請求項1の発明の製氷機によれば、
循環ポンプから吐出される噴水孔や循環経路の目詰まり
を検知することも可能となり、製氷機のより安定した運
転を実現することができる。
【0012】更に、請求項2或いは請求項3の発明の製
氷機によれば、所謂逆セル型製氷機において循環ポンプ
により吐出される製氷用水の圧力を検知する圧力検知手
段と、この圧力検知手段が検知する圧力の変化率或いは
変化量に基づいて、冷却器における製氷完了信号を生成
する手段とを設けたので、製氷室内において氷が成長し
て行き、噴水孔が徐々に塞がれて行くことによる上記圧
力の上昇を直接的に検知して、製氷完了信号を生成する
ことができる。従って、同様にタイマや各種温度センサ
ー等を用いること無く、安定した大きさの氷を生成する
ことが可能となる。
【0013】特に、圧力の変化率或いは変化量に基づい
て製氷完了信号を生成するので、循環ポンプや回路部品
のばらつきの影響を受け難く、より安定した製氷運転を
実現することができるようになる。
【0014】
【実施例】次に、図面に基づき本発明の実施例を詳述す
る。図1は本発明の製氷機Iの制御装置20の電気回路
図、図2は製氷機Iの一部切欠側面図である。実施例の
製氷機Iは所謂逆セル型製氷機と称されるものであり、
下向きに開口した多数の製氷室1Aを有し、上壁外面に
冷凍系の蒸発パイプ2を配設した冷却器1と、各製氷室
1Aを下方から充分余裕をもって閉塞し、表面には各製
氷室1Aに対応する噴水孔3及び戻り孔4を有した水皿
5と、この水皿5に固定され、戻り孔4に連通する水タ
ンク6と、水タンク6内の製氷用水を送水管7、更に分
配管8を経て噴水孔3から各製氷室1Aに向かって下方
より吐出し、循環せしめる循環ポンプ9と、水皿5を傾
動及び復動せしめる正逆回転可能な減速モータ10を含
む駆動装置11と、給水電磁弁12が開いたとき水皿5
の表面に散水する散水器13と、水タンク6の底部に連
通したフロートタンク14A内のフロート14Bによっ
て水位スイッチWLSWを作動し、水タンク6の所定水
位を検出する水位検出装置14等にて構成されている。
【0015】そして、支持梁15に固定した取付板16
に支持した前記減速モータ10の出力軸に相互に逆方向
に延出した第1及び第2のアーム17A及び17Bを有
する駆動カム17を連結し、該駆動カム17の第1のア
ーム17Aの端部に取り付けたコイルバネ18の他端を
水皿5の側部に連結し、水皿5の後部は回動軸19に支
持している。また、ASWは減速モータ10の正転によ
り図2中反時計回り回転する駆動カム17の第2のアー
ム17Bによって切換反転され、減速モータ10への通
電を断って水皿5を所定の傾斜開放位置に停止せしめ、
減速モータ10の逆転により図2中時計回りに回転する
駆動カム17の第1のアーム17Aによって切換反転さ
れ、減速モータ10への通電を断って水皿5を所定の水
平閉塞位置に停止せしめるための水皿位置検出用スイッ
チである。
【0016】次に、図1の制御装置20において、冷凍
系を構成する圧縮機21はリレーR1と直列に接続さ
れ、前記冷凍系の図示しない凝縮器を冷却する凝縮器冷
却用ファン22はリレーR2と直列に接続される。前記
循環ポンプ9はリレーR3と直列に接続され、前記冷却
器1の蒸発パイプ2へのホットガス(高温・高圧のガス
冷媒)の供給を制御するホットガス電磁弁23はリレー
R7と直列に接続されると共に、前記給水電磁弁12は
リレーR4と直列に接続される。前記減速モータ10は
リレーR5及び切換リレーR6と直列に接続される。こ
の切換リレーR6は接点a側に閉じて減速モータ10を
正転させ、接点b側に切り換わって減速モータ10を逆
転させるものである。
【0017】これらリレーR1乃至R7は汎用のマイク
ロコンピュータ25によって制御される。マイクロコン
ピュータ25の入力には前記水位スイッチWLSW及び
水皿位置検出用スイッチASWが接続されると共に、図
示しない貯氷庫内の所定の貯氷量を検出したときに接点
を閉じる貯氷スイッチBSWが接続される。また、マイ
クロコンピュータ25の入力には、前記冷却器1の温度
を検出するETセンサー26が接続される。
【0018】更に、マイクロコンピュータ25にはリレ
ースイッチ30が接続されており、このリレースイッチ
30は圧力検知回路31に接続されたコイル30Cにて
開閉される。
【0019】この圧力検知回路31を図3に示す。図3
において32は圧力検知手段としての圧力センサーであ
り、図2の循環ポンプ9により噴水孔3から吐出される
製氷用水の圧力を検知する様、噴水孔3の直前の分配管
8内に設置されている。圧力センサー32は抵抗33と
共に分圧回路を構成し、この圧力センサー32の端子電
圧はOPアンプ34の+入力端子に接続されている。O
Pアンプ34の−入力端子と接地間には抵抗36が接続
されると共に、OPアンプ34の−入力端子と出力間に
は帰還抵抗35が接続されている。
【0020】OPアンプ34の出力は抵抗37を経て抵
抗38を介し、OPアンプ42の−入力端子に接続され
ると同時に、抵抗39を介してOPアンプ42の+入力
端子に接続されている。また、この+入力端子と接地間
にはコンデンサ40も接続され、OPアンプ42の出力
と−入力端子間には帰還抵抗41が接続されている。O
Pアンプ42の出力は抵抗43を介してOPアンプ44
の−入力端子に接続されると共に、OPアンプ44の+
入力端子には前記OPアンプ34の出力が抵抗37を介
して接続されている。
【0021】このOPアンプ44の出力と−入力端子間
にも帰還抵抗45が接続されると共に、OPアンプ44
の出力は抵抗46を介してOPアンプ48の−入力端子
に接続されている。このOPアンプ48の+入力端子に
は抵抗47と49の分圧電圧(敷居値)が入力されると
共に、OPアンプ48の出力と+入力端子間には正帰還
抵抗50が接続される。そして、OPアンプ48の出力
にはトランジスタ等から構成される出力回路51が接続
され、この出力回路51と電源Vcc間に前記リレース
イッチ30のコイル30Cが接続されている。
【0022】以上の構成で、次に図5に示した圧力セン
サー32が検知する圧力Pの時間(T)推移を参照しな
がら本発明の製氷機Iの動作を説明する。先ず、離氷行
程から説明すると、離氷行程においてはマイクロコンピ
ュータ25はリレーR5を閉じ、また、リレーR6を接
点a側に閉じて減速モータ10を正転させ、水皿5を傾
動させると共に、リレーR1及びリレーR7を閉じて圧
縮機21を起動し、ホットガス電磁弁23を開いて蒸発
パイプ2にホットガスを循環させ、冷却器1を加熱して
製氷室1Aに凍結した氷の離氷を行う。
【0023】一方、水皿5が図2に破線で示す所定の傾
斜開放位置まで傾動すると、駆動カム17の第2のアー
ム17Bが水皿位置検出用スイッチASWを押圧してそ
れを閉状態に反転させるので、マイクロコンピュータ2
5はリレーR5を開き、減速モータ10を停止させ、水
皿5を停止させる。
【0024】係る離氷行程中マイクロコンピュータ25
はETセンサー26により冷却器1の温度が例えば+9
℃等の離氷終了温度より高くなったか否か判断してお
り、製氷室1Aより氷が落下して冷却器1の温度が+9
℃より高くなったらリレーR5を閉じると共に、リレー
R6を接点bに閉じ、減速モータ10を逆転させて水皿
5の復動を開始する。また、リレーR7を開いてホット
ガス電磁弁23を閉じ、蒸発パイプ2に減圧冷媒を供給
して冷却器1の冷却を開始する。
【0025】そして、水皿5が図2に実線で示す所定の
水平閉塞位置まで復動し製氷室1Aを閉じると、駆動カ
ム17の第1のアーム17Aが水皿位置検出用スイッチ
ASWを押圧してそれを開状態に反転させるので、マイ
クロコンピュータ25はリレーR5を開き、減速モータ
10を停止させて水皿5を停止させ、離氷行程を終了す
る。
【0026】一方、水皿5が製氷室1Aを閉じた時点で
マイクロコンピュータ25はリレーR2を閉じて凝縮器
冷却用ファン22を運転すると共に、リレーR4を閉じ
て給水電磁弁12を開き、給水を開始して散水器13か
ら水皿5の表面に散水し、主に戻り孔4を通って水タン
ク6に給水する給水行程に移行する。そして、水位スイ
ッチWLSWが閉じたか否かにより水タンク6が満水と
なったか否か判断し、満水となったらリレーR4を開い
て給水電磁弁12を閉じ、給水行程を終了すると同時に
製氷行程に移行する。
【0027】製氷行程ではマイクロコンピュータ25は
リレーR1、リレーR2を閉じて蒸発パイプ2により冷
却器1の冷却を開始する。また、リレーR3を閉じて循
環ポンプ9を運転し、水タンク6内の製氷用水を分配管
8を経て噴水孔3から各製氷室1Aに吐出し始める。係
る冷却と製氷用水の循環によって、製氷室1A内にはそ
の上及び周囲の壁面から氷が徐々に生成されて行く。
【0028】ここで、圧力センサー32は噴水孔3から
吐出される製氷用水の圧力を検知しており、その圧力P
が上昇すると図3における端子電圧は上昇する。製氷行
程が開始されて製氷室1A内の氷が小さい状態では圧力
Pは初期値P1のまま殆ど変化せず、従って、OPアン
プ34、42及び44の出力も殆ど現れないため、OP
アンプ48の出力は高電位(以下「H」と称する。)と
なっている。このOPアンプ48の出力が「H」となっ
ている場合には、出力回路51はコイル30Cに通電し
ないので、リレースイッチ30は開いている。
【0029】そして、徐々に製氷室1A内の氷が成長し
て行き、図5の時刻t1において図4に示す如く製氷室
1A内に略一杯となって戻り孔4をも塞ぐ状態となって
来ると、氷壁は噴水孔3の直前に迫るため、分配管8内
の圧力、即ち前記圧力Pは図5に示す如くP1〜P2、
更にはP3へと急激に上昇し始める。
【0030】圧力Pの上昇によってOPアンプ34の出
力が一定の変化率以上急激に上昇すると、OPアンプ4
2の−入力端子の電圧はそれに比例して上昇するが、+
入力端子は抵抗39とコンデンサ40で決まる時定数に
よりその上昇が遅延されるため、OPアンプ42の出力
は低下する。
【0031】一方、OPアンプ44の+入力端子はOP
アンプ34の出力に比例して上昇するため、OPアンプ
44の出力は急激に上昇し、抵抗47と49で決まるO
Pアンプ48の+入力端子の電位を越える。それによっ
てOPアンプ48の出力は低電位(以下「L」と称す
る。)となり、出力回路51はコイル30Cに通電して
リレースイッチ30を閉じる。この閉じられたことが製
氷完了信号となってマイクロコンピュータ25に入力さ
れる。
【0032】マイクロコンピュータ25は係る製氷完了
信号に基づき、冷却器1における製氷が完了したものと
判断し、リレーR2及びリレーR3を開き、凝縮器冷却
用ファン22及び循環ポンプ9を停止させて製氷行程を
終了すると共に、リレーR5を閉じると共にリレーR6
を接点aに閉じ、減速モータ10を正転させて水皿5の
傾動を開始する。同時にリレーR7を閉じてホットガス
電磁弁23を開き、蒸発パイプ2にホットガスを流して
冷却器1を加熱する離氷行程に移行する。
【0033】このように、本発明では循環ポンプ9によ
り吐出される製氷用水の圧力Pを検知する圧力センサー
32を設け、製氷室1A内の氷の成長に伴い、噴水孔3
に氷壁が接近して行ってこの圧力Pが急激に上昇し、一
定の変化率より大きくなると製氷完了信号を生成してマ
イクロコンピュータ25により製氷行程を終了するの
で、製氷タイマや各種温度センサー等を用いること無
く、氷の成長をより直接的に検知して製氷を終了させ、
安定した大きさの氷を生成することが可能となる。
【0034】特に、圧力Pの変化率に基づいて製氷完了
信号を生成するので、絶対値判断と異なり、循環ポンプ
9や回路部品のばらつきの影響を受け難く、より安定し
た製氷運転を実現することができる。
【0035】次に、図6は圧力検知回路31の他の構成
を示している。尚、図6において、図3及び図1と同一
符号で示したものは同一とする。この場合、52は前記
圧力センサー32により製氷行程の開始時における圧力
Pの初期値P1を検知して記憶する初期圧力出力回路で
あり、53は同じく圧力センサー32により製氷中の圧
力Pを検知する製氷中圧力出力回路である。両回路5
2、53から出力される圧力P1とPは、例えばヒステ
リシスを有したコンパレータから成る比較回路54にて
比較される。
【0036】そして、前述同様に氷の成長によって圧力
Pが上昇し、初期値のP1からの変化量が増大してP2
或いはP3まで上昇すると、比較回路54出力を前述同
様「L」とし、出力回路51によりコイル30Cに通電
してリレースイッチ30を閉じ、マイクロコンピュータ
25に製氷完了信号を入力する。
【0037】係る構成によっても同様に製氷タイマや各
種温度センサー等を用いること無く、氷の成長をより直
接的に検知して製氷を終了させ、安定した大きさの氷を
生成することが可能となる。特に、圧力Pの変化量に基
づいて製氷完了信号を生成するので、同様に循環ポンプ
9や回路部品のばらつきの影響を受け難く、より安定し
た製氷運転を実現することができる。
【0038】尚、実施例では製氷完了にのみ圧力センサ
ー32を利用したが、それに限らず、塵埃等によって噴
水孔3が目詰まりを起こしたことを圧力Pの上昇によっ
て検知して、異常を報知するよう構成しても有効であ
る。また、このことは実施例の逆セル型製氷機以外に
も、流下式の製氷機等にも本発明が有効であることを意
味している。
【0039】
【発明の効果】以上詳述した如く請求項1の発明によれ
ば、循環ポンプにより吐出される製氷用水の圧力を検知
する圧力検知手段を設けたので、冷却器にて氷が生成さ
れて行き、それによって変化する上記圧力に基づいて冷
却器における製氷完了を検知することができる。特に、
圧力は外気温や水温等の影響を受け難く、氷の成長をよ
り直接的に判断することができるので、従来の如きタイ
マや各種温度センサー等も不要となり、制御回路の簡素
化とコストの低減を図ることが可能となる。
【0040】また、請求項1の発明によれば、循環ポン
プから吐出される噴水孔や循環経路の目詰まりを検知す
ることも可能となり、製氷機のより安定した運転を実現
することができるものである。
【0041】更に、請求項2或いは請求項3の発明によ
れば、所謂逆セル型製氷機において循環ポンプにより吐
出される製氷用水の圧力を検知する圧力検知手段と、こ
の圧力検知手段が検知する圧力の変化率或いは変化量に
基づいて、冷却器における製氷完了信号を生成する手段
とを設けたので、製氷室内において氷が成長して行き、
噴水孔が徐々に塞がれて行くことによる上記圧力の上昇
を直接的に検知して、製氷完了信号を生成することがで
きる。
【0042】従って、同様にタイマや各種温度センサー
等を用いること無く、安定した大きさの氷を生成するこ
とが可能となる。特に、圧力の変化率或いは変化量に基
づいて製氷完了信号を生成するので、循環ポンプや回路
部品のばらつきの影響を受け難く、より安定した製氷運
転を実現することができるようになるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製氷機の制御装置の電気回路図であ
る。
【図2】本発明の実施例の製氷機の一部切欠側面図であ
る。
【図3】本発明の製氷機の圧力検知回路の電気回路図で
ある。
【図4】製氷室内における氷の成長を説明する図であ
る。
【図5】噴水孔から吐出される製氷用水の圧力の時間推
移を示す図である。
【図6】本発明の製氷機の他の圧力検知回路の電気回路
図である。
【符号の説明】
I 製氷機 1 冷却器 1A 製氷室 2 蒸発パイプ 3 噴水孔 5 水皿 20 制御装置 25 マイクロコンピュータ 31 圧力検知回路 32 圧力センサー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 循環ポンプにより冷却器に製氷用水を循
    環して製氷を行う製氷機において、前記循環ポンプによ
    り吐出される製氷用水の圧力を検知する圧力検知手段を
    設けたことを特徴とする製氷機。
  2. 【請求項2】 下向きに開口する多数の製氷室を区画形
    成した冷却器と、各製氷室を閉塞する傾復動可能な水皿
    とを備え、前記水皿が前記製氷室を閉塞した状態で、循
    環ポンプにより水タンク内の製氷用水を前記水皿表面に
    形成した噴水孔から各製氷室に噴水して製氷を行う製氷
    機において、前記循環ポンプにより吐出される製氷用水
    の圧力を検知する圧力検知手段と、該圧力検知手段が検
    知する圧力の変化率に基づいて、前記冷却器における製
    氷完了信号を生成する手段とを設けたことを特徴とする
    製氷機。
  3. 【請求項3】 下向きに開口する多数の製氷室を区画形
    成した冷却器と、各製氷室を閉塞する傾復動可能な水皿
    とを備え、前記水皿が前記製氷室を閉塞した状態で、循
    環ポンプにより水タンク内の製氷用水を前記水皿表面に
    形成した噴水孔から各製氷室に噴水して製氷を行う製氷
    機において、前記循環ポンプにより吐出される製氷用水
    の圧力を検知する圧力検知手段と、該圧力検知手段が検
    知する圧力の変化量に基づいて、前記冷却器における製
    氷完了信号を生成する手段とを設けたことを特徴とする
    製氷機。
JP5516094A 1994-02-28 1994-02-28 製氷機 Pending JPH07243734A (ja)

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JP (1) JPH07243734A (ja)

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