JPH06257911A - 製氷機の水皿洗浄方法 - Google Patents

製氷機の水皿洗浄方法

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JPH06257911A
JPH06257911A JP4520993A JP4520993A JPH06257911A JP H06257911 A JPH06257911 A JP H06257911A JP 4520993 A JP4520993 A JP 4520993A JP 4520993 A JP4520993 A JP 4520993A JP H06257911 A JPH06257911 A JP H06257911A
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JP
Japan
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water
tray
ice making
temperature
ice
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JP4520993A
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Inventor
Haruhiko Yuasa
治彦 湯浅
Minoru Okajima
稔 岡島
Takeshi Kurosawa
剛 黒沢
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25CPRODUCING, WORKING OR HANDLING ICE
    • F25C2600/00Control issues
    • F25C2600/02Timing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25CPRODUCING, WORKING OR HANDLING ICE
    • F25C2700/00Sensing or detecting of parameters; Sensors therefor
    • F25C2700/04Level of water

Landscapes

  • Production, Working, Storing, Or Distribution Of Ice (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 正確に給水温度及び給水時間の検出を行い,
運転状況を判断し,氷噛み等のトラブルを未然に防止す
るための製氷機の水皿洗浄方法の提供。 【構成】 下向き開口の多数の区画された製氷室1Aを
有する冷却器1と,室1Aを下方から閉塞する水皿5
と,水皿5に固定された水タンク6と,水皿5を傾復動
させる正逆転可能な減速機モータ10と,モータ10を
動作させる切換スイッチを含む駆動装置11と,水皿5
傾動開始と同時に水皿5表面に散水を開始する散水行程
を行うため,或るいは水タンク6に給水するための散水
器13と,水タンク6内の水を各製氷室1Aに循環する
ためのポンプ9と,タンク6内の給水完了時の水位より
低位置配設の温度検出部30と,水位検出装置14と,
給水時間計測タイマーを備え,給水時間が所定より長い
場合,散水行程に加えて,更に散水器からの散水を所定
時間続行するよう制御する製氷機の水皿洗浄方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所謂逆セル型製氷機の
水皿洗浄方法に関するものである。
【0002】
【従来技術】本願発明に先行する従来技術として、特開
昭60−73272号公報には、多数の製氷個室を有し
た製氷部材を冷却するとともに、この製氷部材に製氷用
水を循環し、製氷を行う製氷機が広く使用されている。
一般的にこの種の製氷機は、製氷部材に製氷用水が氷結
して製氷が行なわれる製氷行程と、製氷後この製氷部材
をホットガス等により温度上昇させて、できた氷を製氷
部材から脱氷させる離氷行程とを1製氷行程として繰り
返し動作して製氷運転を続行している。また、この主の
製氷機の製氷運転において、1製氷動作の間に外部水道
水等から2回ほど製氷機に給水される。即ち、製氷を終
了して製氷部材を下面より閉塞している水皿が傾動した
とき、脱氷に支障を来さないよう水皿の表面に付着した
薄氷を洗い流すために成される離氷行程時の給水と、次
サイクルの製氷用水を水タンクに供給するためになされ
る製氷行程時の給水である。
【0003】ところで、前者の洗浄のための給水におい
ては、給水温度の高低により薄氷の除去度合が左右され
るので、従来は給水パイプ表面の温度をサーモスタット
などで検出して、単にその検出温度に基づき散水時間を
加減する方法を採っていた。
【0004】
【解決しようとする問題点】上述のように、従来、給水
温度は給水パイプに配設したサーモスタットで検出して
いるため、給水パイプの置かれている周囲温度の影響を
サーモスタットは強く受けて誤検出する恐れがあり、正
確な給水温度の検出ができなかった。本願発明は、上記
問題点に鑑み成されたもので、正確に給水温度及び給水
時間の検出を行い、実際機器が如何なる状態で運転され
ているかを判断し、氷噛み等のトラブルを未然に防止す
ることを目的とした製氷機の水皿洗浄方法を提供するも
のである。
【0005】
【問題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するための手段として、下向きに開口する多数の区画さ
れた製氷室を有する冷却器と、各製氷室を下方から閉塞
する水皿と、その水皿に固定された水タンクと、水皿を
傾復動させるために設けられた正逆転可能な減速機モー
タと、該減速機モ−タを動作させる切換スイッチを含む
駆動装置と、水皿傾動開始と同時に水皿表面に散水を開
始するため、或るいは前記水タンクに給水するための散
水行程を行う散水器と、水タンク内の水を前記各製氷室
へ循環する循環ポンプと、前記水タンク内の給水完了時
の水位よりも低位置に配設された温度検出部と、前記水
タンク内の水位を検出する水位検出装置と、給水の時間
を計測するタイマ−とを備え、前記給水時間が所定時間
より長い場合、散水行程に加えて、更に散水器からの散
水を所定時間続行するよう制御する製氷機の水皿洗浄方
法を提供するものである。
【0006】また、製氷行程と離氷行程を繰り返し行う
製氷機において、下向きに開口する多数の区画された製
氷室を有する冷却器と、各製氷室を下方から閉塞する水
皿と、該水皿に固定された水タンクと、水皿を傾復動さ
せるために設けられた正逆回転可能な減速機モ−タ及び
該減速機モ−タを停止動作させるアクチュエ−タスイッ
チとを含む駆動装置と、水皿傾動開始と同時に水皿表面
に散水を開始するため、或るいは前記水タンクに給水す
るための散水行程を行う散水器と、水タンク内の水を前
記各製氷室へ循環する循環ポンプと、水タンク内の給水
水量を検出する水位検出装置と、給水時、前記散水器か
らの給水時間を計測するタイマ−と、冷却器温度を検出
する冷却器温度センサ−と、給水水温を検出する水温セ
ンサ−と、製氷用水の給水時、前記タイマ−による給水
時間が所定時間より長い場合、或るいは前記水温センサ
−による水温が所定温度以下であった場合、離氷行程時
には、前記冷却器温度センサ−による検出が所定温度以
上になった時点で散水器の散水を停止するよう制御する
製氷機の水皿洗浄方法を提供するものである。
【0007】
【作用】上記構成にしたことにより、第1発明は、水タ
ンク内の給水完了時の水位よりも低位置に配設した温度
検出部にて、製氷開始後の水タンクへの給水時に製氷用
水の水温を直接検出しているので、この検出温度は外的
温度条件に影響されない真の給水温度を示し、散水時間
のコントロールを正確に行うことができる。
【0008】また、第2発明は、給水時の水温が所定温
度より低い場合、或るいは所定水量までの給水時間が長
い、即ち給水される水量が少ない場合、離氷工程時、冷
却器温度を検出する冷却器温度センサ−にて検出する温
度と予じめ設定した設定値とを比較し、検出された冷却
器温度が設定値を越えた時点で、水皿に散水される散水
器からの散水を停止するようにしたため、周囲の状況に
合わせた水皿洗浄が可能となり、水皿上には十分な洗浄
水が流れ、確実に薄氷を洗い流せる。
【0009】
【実施例】図1は本願発明を具備した製氷機の一部を破
断した側面図を示しており、下向きに開口した多数の製
氷室1Aを有し、上壁外面に冷凍系の蒸発パイプ2を配
設した冷却器1と、各製氷室1Aを下方から十分余裕を
もって閉塞し、表面には各製氷室1Aに対応する噴水孔
3及び戻り穴4を形成した水皿5と、該水皿5に固定さ
れ戻り穴4に連通する水タンク6と、水タンク6内の水
を送水管7、更に分配管8を経て復水孔3から各製氷室
1Aへ循環せしめる循環ポンプ9と、水皿5を傾動及び
復動せしめる正逆回転可能な減速モ−タ10を含む駆動
装置11と、給水管31に設けた給水弁12が開いたと
き水皿5の表面に散水する散水器13と、水タンク6の
底部に連通したフロ−トタンク14A内のフロ−ト14
Bによって水位スイッチ14Cを動作させ、水タンク6
の所定水位を検出する水位検出装置14等にて所謂逆セ
ル型製氷機を構成している。而して支持梁15に固定し
た取付板16に支持した前記減速モ−タ10の出力軸に
相互が逆方向に延出した第1及び第2のア−ム17A及
び17Bを有する駆動カム17を連結し、該カム17の
第1のア−ム17Aの端部に取付けたコイル発条18の
他端を水皿5の側部に連結し、水皿5の後部は回動軸1
9に支持している。また、20は減速機構付の減速モ−
タ10の正転により反時計方向に回転する駆動カム17
の第2のア−ム17Bによって切換えられ、減速モ−タ
10への通電を断って水皿5を所定の傾斜開放位置に停
止せしめ、減速モ−タ10の逆転により時計方向に回転
する駆動カム17の第1のア−ム17Aによって切換え
られ、減速モ−タ10への通電を断った水皿5を所定の
水平閉塞位置に停止せしめるシ−ソ−式の切換スイッチ
である(アクチュエ−タスイッチ)。30は冷却器1の
外面に装着され、冷却器1の表面温度を検出する冷却器
センサ、32は給水完了時の水タンク6の水位Yよりも
低位値に配設し、製氷開始後、水タンク6への給水時に
水タンク6内の製氷用水の水温を検出する水温センサで
ある。
【0010】また、水タンク6が傾動した時に、その中
に残留する水の水位線をXで示している。なお、製氷機
には上述した構成部の他に、図示しないが以下の装置部
分を具備している。即ち、製氷室1Aを冷却するための
コンプレッサ−やファンモ−タ、及び凝縮器等から成る
冷凍ユニットと、脱氷時に製氷室を温めるホットガスの
供給、停止を成すホットガス弁等である。
【0011】そして、第1発明では、水皿5が復動して
冷却器1下面を閉塞し、製氷サイクルを開始する時、給
水弁12が開かれ水皿5上に散水され、散水された水は
戻り孔4から水タンク6内へ入り貯まり始めるが、本発
明では、この散水器13からの散水流量或るいは水準よ
り多いか少ないかを判断し得る判定手段を設けている。
この散水流量判定手段は例えば次の如き構成を採用し得
る。
【0012】即ち、水タンク6への散水器13からの給
水時、水タンク6に一定水量溜まるのに要する時間をタ
イマ−にて計るようにする。具体的には、給水弁12の
開信号により、タイマ−の時間カウントを開始させ、前
記フロ−トスイッチ14Cの作動時にタイマ−を停止さ
せ、その間のカウント時間Tを標準時間T0と比較手段
にて比較させ、T>T0ならば散水流量が多いものと判
断し、離氷行程での水皿洗浄時に、水皿5が傾動を終了
した時点で散水を一時停止、即ち給水弁12の閉止信号
を制御部(図示せず)より出力するようにする。T>T
0ならば散水流量が少ないものと判断し、傾動を終了し
ても、そのまま散水を続行させ、冷却器1から角氷が離
脱した事を示す温度を冷却器センサ−30が検知した時
点で散水を一時停止、即ち給水弁12の閉止信号を同様
に制御部より出力するように成す。尚、標準時間T0は
大型のもので3分、小型のもので2分である。また、水
温センサ−32より散水温度が所定の温度W0より高温
である時は、水皿傾動終了時点で散水を一時停止させ、
一方、所定の温度W0より低温である時は水皿傾動終了
しても散水を継続させ、冷却器1から角氷が離脱した事
を示す温度を冷却器センサ−30が検知した時点で散水
を一時停止するように給水弁12を閉止制御する構成で
ある。尚、本実施例では所定の温度W0は13℃であ
る。
【0013】次に、第1発明における給水の制御方法を
図2のフロ−チャ−トに基づき説明する。まず、図1に
実線で示す水皿5が冷却器1下面を閉塞している状態
で、製氷を開始し(S1)、散水器13から水皿5の表
面に散水し、水皿5の表面に設けた戻り孔4から水タン
ク6に入り、水位スイッチ14Cが作動する所定水位に
なるまで給水を続ける。勿論、この状態の時、循環ポン
プ9は運転しており、水皿5の表面に設けた噴水孔3か
ら冷却器1に噴水供給し、水タンク6へ給水しながら、
循環水を冷却している。
【0014】先の給水中に、給水された製氷用水の水温
Wを検出する水温センサ−32により、所定水温よりも
高いか低いかの検出を行いつつ(S2)、製氷開始から
水タンク6の所定水温まで給水される時間Tをタイマ−
にて計測し(S3)、給水路の途中に設けたフィルタ−
がゴミ詰まりしていたり、給水圧が低くて流量が不足し
ていたりして所定給水時間T0よりも長いか短いかの判
断(S4)を行う。この給水時間がTが長ければ、即ち
T>T0であれば低水量であると判断し(S5)、その
判定デ−タを適当な記憶部に保存しておく。もし、給水
時間が短ければ、先に水温センサ−32で計測した水温
Wが所定水温W0より高いか低いかの給水水温の判定を
行い(S6)、ここで給水水温が高ければ、正常である
との判断を下し(S7)、その正常であるとの判定デ−
タを同様に記憶保存しておく。もし、給水水温Wが低け
れば、低水温であるとの判断をし(S8)、同様にその
低水温判定デ−タを記憶保存しておく。このようにして
製氷工程中に給水時間Tから給水量、即ち散水器13か
らの散水量の多いか少ないかの判定と、給水水温Wの高
いか低いかの判定を行い、所要な判定デ−タを取得して
おく。やがて製氷完了(S9)となると、給水弁12を
開き散水を開始する。(S10)散水開始とほぼ同時に
水皿5が駆動装置11により傾動を始める。散水器13
からの散水は水皿5の表面を流下し水皿5上の付着氷片
を洗い流す。そして、水皿5が図1の二点鎖線に示す如
く一定の角度に開いて傾動を完了(S11)した事を前
記シ−ソ−式の制御スイッチ29で検出停止された時、
前述の判定デ−タをもとに、更に水皿5の表面への散水
を行うか否かを制御する。
【0015】即ち、低水量(S12)であれば、給水弁
12を閉止することなく散水を継続させ、水皿5が傾動
完了して所要時間(例えば20秒程度)後の冷却器セン
サ−30が冷却器1から角氷が離脱した事を示す温度を
検知する時点まで散水を行ない、その後、給水弁12を
閉め、散水を停止する。(S16)また、低水量ではな
いが、低水温(S14)であるの場合も、給水弁12の
閉止をさせず、散水を継続させ同様に冷却器1から角氷
が離脱するまで散水を続行する。そして、その後で給水
弁12を閉め散水を停止させる。(S16)一方、低水
量ではなく、低水温でもない場合は、正常であるので、
水皿5が傾動を完了した時点で給水弁12を閉め、散水
を停止する。(S15)よって、それぞれの状況に応じ
て散水の制御を行った後、再び水皿5は冷却器1下面を
閉塞し再び散水動作が所定時間行われ、次サイクルの製
氷工程動作に移る。
【0016】以上のように、第1発明では、散水流量が
所定量より少ない場合、若しくは散水温度が所定温度よ
り低い場合、或るいはそのどちらもが当てはまる場合に
は、冷却器1から角氷が離脱した事を冷却器センサ−3
0が検出するまで給水弁12を閉弁状態とする制御を行
う。そして、上述の水皿5の動作と散水の制御状況即ち
給水弁12の開閉状況との関連を図式化して示したのが
図4である。同図では散水を行っている、即ち給水弁1
2を開いている時期を黒帯線で表している。
【0017】次に第2発明について説明すると、水皿5
が復動して冷却器1下面を閉塞し、製氷サイクルを開始
する時、給水弁12が開かれ水皿5上に散水され、散水
された水は戻り孔4から水タンク6内へ入り貯まり始
め、水温センサ32にて直接水タンク6内の水温を検出
するものであり、周囲温度の影響は全く受けず精度よく
判定できる。このため、所謂給水コントロ−ルを従来よ
りきめ細かく制御できるものである。
【0018】そして、散水器13から給水が成される
が、この給水が正常に行われているか、散水等の異常状
況にあるかを把握し断水と判断される時は、製氷運転の
一時停止等をし、また正常であるがその給水流量が基準
流量より少ない場合には、水皿5洗浄の際に散水時間を
長めとする運転を行うことを可能としている。この場
合、水タンク6の所定水位まで給水される時間T(製氷
開始後、水位スイッチ14CがOFFするまでの時間)
と水タンク6の容量により決まる所定給水時間とを比較
する。具体的には、給水弁12の開信号により、タイマ
−の時間カウントを開始させ、前記水位スイッチ14C
の作動時にタイマ−動作を停止させ、その間のカウント
時間Tを予め設定された時間と比較手段にて比較させ
る。ここで所定給水時間は、通常の給水流量であれば、
水位スイッチ14をOFFするであろうと認め得る第1
の設定時間値T1(例えば2分)と、給水時間Tが長く
掛りこの時間以上経っても水位スイッチがOFFしない
のは明らかに断水であろう認め得る第2の設定時間値T
2(例えば3分)とを設定し、先ずT<T1ならば、基
準流量の正常給水であると判断し、T1<T<T2なら
ば、基準流量より少ない低水量給水ではあるが正常給水
であると判断する。ところが、T>T2の場合には給水
が行われていない「断水」であると判断する。以上の判
断結果に基づいて、後述するように製氷運転の次処理を
異ならせて実行する。
【0019】次に、上記した第2発明の製氷運転方法の
動作フロ−を示す図3に従い説明する。まず、図1実線
で示す水皿5が冷却器1下面を閉塞している状態で、製
氷を開始し(S21)、散水器13から水皿5の表面に
散水し、水皿5の表面に設けた戻り孔4から水タンク6
に入り、水位スイッチ14C が作動する所定水位にな
るまで給水を続ける。もちろん、この状態の時、循環ポ
ンプ9およびコンプレッサ−等は運転しており、水皿5
の表面に設けた噴水孔3から冷却器1に噴水供給し、水
タンク6へ給水しながら、循環水を冷却している。
【0020】この製氷運転の初期に、水温センサ32に
て水タンク内の製氷用水の水温をすることで、給水水温
の計測を行う(S22)。また、製氷開始から水タンク
6の所定水位まで給水される時間Tをタイマ−(図示せ
ず)にて計測(S23)、給水路の途中に設けたフィル
タ−がゴミ詰りしていたり、 給水圧が低くて流量が不
足したりして第1の所定給水時間T1よりも長いか短い
かの判断S24を先ず行う。給水が給水時間T1以内に
完了するT<T1の時は、正常給水であり、次に先に水
温センサ32で計測した水温Wが所定水温W0より高い
か低いかの給水水温の判定を行い(S25)、ここで給
水水温が高ければ、正常であるとの判断を下し(S2
6)、その正常であるとの判断デ−タを適当な記憶部に
記憶保存しておく。もし、給水水温Wが低ければ、低水
温であるとの判断をし(S27)、同様にその低水温判
定デ−タを記憶保存しておく。
【0021】一方、T>T1ならば、更に第2の給水時
間設定値T2との比較を行う(S28)、その結果T<
T2であれば、低水量であると判断し(S29)、その
判定デ−タを同様に記憶しておく。このようにして製氷
行程中に給水時間Tから給水量、すなわち散水器13か
らの散水量が多いか少ないかの判定と、給水水温Wの高
いか低いかの判定を行い、正常S26、低水温S27、
低水量S29の判定デ−タが得られる場合は、製氷運転
を続行させる。製氷完了(S30)となると、給水弁1
2を開き散水を開始する(S31)。散水開始とほぼ同
時に水皿5が駆動装置11により傾動を始める。散水器
13からの散水は水皿5の表面を流下し水皿5上の付着
氷片を洗い流す。そして、水皿5が図1の二点鎖線に示
す如く一定の角度に開いて傾動を完了(S32)した事
を前記シーソー式のアクチュエ−タスイッチ29で検出
停止された時、前述の判定データをもとに、水皿5の表
面に更に散水を行うか否かを制御する。
【0022】すなわち、低水量S33であれば、給水弁
12を閉止することなく散水を継続させ、水皿5が傾動
完了して所要時間(例えば40秒程度)後の復動開始と
なるまで散水を行う。そして水皿5の復動開始S34を
検出した後に給水弁12を閉め、散水を停止する(S3
7)。また、低水量ではないが、低水温S35である場
合も、給水弁12の閉止をさせず、散水を継続させ同様
に水皿の復動開始するまで散水を続行する。そして、そ
の後で給水弁12を閉め散水を停止させる(S37)。
一方、低水量ではなく、低水温でもない場合は、正常で
あるので、水皿5が傾動を完了した時点で給水弁12を
閉め、散水を停止する(S36)。
【0023】しかし、判断S28で、給水時間TがT>
T2となり、給水時間が長すぎる場合は断水38である
と判断(S38)する。よって、その場合には、直ちに
減速機モータ10を回転させて水皿を傾動させ(S3
9)、その時点までに給水された製氷用水を全て排水す
る。傾動後、切換スイッチ20を介して減速機モータ1
0を逆転させて水皿5を復動させ(S40)、水皿5が
冷却器を閉塞する水平状態の所定位置まで復動した時点
で、一時停止(S41)し、製氷機の運転を全て停止
し、そのままの状態で一定時間(30分)保持し、その
時間経過を持つ(S42)。そして、一定時間経過後に
は後述する水皿傾復動回数のカウンターをクリアして
(S44)、再び上述したように散水器13によって水
タンク6へ給水を行い、この水タンクへの給水時間計測
を行い、所定時間内、すなわちT<T1、乃至はT<T
2以内に給水完了した場合には製氷行程へ復帰させ、製
氷完了50へと進むようにする。なお、ここで水皿が傾
復動される回数をカウントするようにする(S43)。
これは断水では無いが、停電等で水皿5が完全に閉まり
切らない傾斜状態で停止し、その後再通電すると、水タ
ンク6に貯水されないので断水と判断し、30分の長さ
に渡って製氷器は停止してしまい、運転効果が低下する
ことを防ぐために通電当初に起る1回目の傾復動動作の
場合は、直ちに給水を行わせ、初回で無ければ断水と認
めて製氷機の運転停止とするためである。
【0024】以上説明したように、散水流量もしくは散
水温度のどちらかが所定値よりも低い場合、あるいは、
散水流量および散水温度の双方が共に所定値より低い場
合には水皿洗浄時に散水時間を長くして水皿に付着して
いる氷片の除去を完全として、スムーズな脱氷を行わせ
ると共に、氷片が付着したまま水皿が閉塞する、所謂氷
噛み等のトラブルを未然に防止できる。
【0025】
【効果】本願発明によれば、散水流量若しくは散水温度
のどちらかが所定値よりも低い場合、或るいは、散水流
量及び散水時間の双方が共に所定値より低い場合には水
皿洗浄時に散水時間を長くして水皿に付着している氷片
の除去を完全として、スム−ズな脱氷を行わせると共
に、氷片が付着したまま水皿が閉塞する、所謂氷噛み等
のトラブルを未然に防止できるという効果を奏するもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】製氷機の製氷部の一部を破断した正面図であ
る。
【図2】第1発明における散水の制御フローチャート図
である。
【図3】第2発明における散水の制御フロ−チャ−ト図
である。
【図4】水皿の動作と散水の制御図である。
【符号の説明】
1A 製氷室 3 噴水穴 6 戻り穴 5 水皿 6 水タンク 9 循環ポンプ 10 減速機モータ 12 給水弁 14B フロ−ト 14C 水位スイッチ 20 切換スイッチ T1 設定時間 T2 設定時間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下向きに開口する多数の区画された製氷
    室を有する冷却器と、各製氷室を下方から閉塞する水皿
    と、その水皿に固定された水タンクと、水皿を傾復動さ
    せるために設けられた正逆転可能な減速機モータと、該
    減速機モ−タを動作させる切換スイッチを含む駆動装置
    と、水皿傾動開始と同時に水皿表面に散水を開始するた
    め、或るいは前記水タンクに給水するための散水行程を
    行う散水器と、水タンク内の水を前記各製氷室へ循環す
    る循環ポンプと、前記水タンク内の給水完了時の水位よ
    りも低位置に配設された温度検出部と、前記水タンク内
    の水位を検出する水位検出装置と、給水の時間を計測す
    るタイマ−とを備え、前記給水時間が所定時間より長い
    場合、散水行程に加えて、更に散水器からの散水を所定
    時間続行するよう制御することを特徴とする製氷機の水
    皿洗浄方法。
  2. 【請求項2】 製氷行程と離氷行程を繰り返し行う製氷
    機において、下向きに開口する多数の区画された製氷室
    を有する冷却器と、各製氷室を下方から閉塞する水皿
    と、該水皿に固定された水タンクと、水皿を傾復動させ
    るために設けられた正逆回転可能な減速機モ−タ及び該
    減速機モ−タを停止動作させるアクチュエ−タスイッチ
    とを含む駆動装置と、水皿傾動開始と同時に水皿表面に
    散水を開始するため、或るいは前記水タンクに給水する
    ための散水行程を行う散水器と、水タンク内の水を前記
    各製氷室へ循環する循環ポンプと、水タンク内の給水水
    量を検出する水位検出装置と、給水時、前記散水器から
    の給水時間を計測するタイマ−と、冷却器温度を検出す
    る冷却器温度センサ−と、給水水温を検出する水温セン
    サ−と、製氷用水の給水時、前記タイマ−による給水時
    間が所定時間より長い場合、或るいは前記水温センサ−
    による水温が所定温度以下であった場合、離氷工程時に
    は、前記冷却器温度センサ−による検出が所定温度以上
    になった時点で散水器の散水を停止するよう制御するこ
    とを特徴とする製氷機の水皿洗浄方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112460904A (zh) * 2020-12-17 2021-03-09 珠海格力电器股份有限公司 冰箱制冷方法、冰箱及制冰盒

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