JPH08274842A - 直流閉結回路 - Google Patents

直流閉結回路

Info

Publication number
JPH08274842A
JPH08274842A JP7581295A JP7581295A JPH08274842A JP H08274842 A JPH08274842 A JP H08274842A JP 7581295 A JP7581295 A JP 7581295A JP 7581295 A JP7581295 A JP 7581295A JP H08274842 A JPH08274842 A JP H08274842A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
transistor
telephone
loop
voltage drop
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7581295A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigenobu Sato
重信 佐藤
Yojiro Suzuki
洋二郎 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tamura Electric Works Ltd
Original Assignee
Tamura Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tamura Electric Works Ltd filed Critical Tamura Electric Works Ltd
Priority to JP7581295A priority Critical patent/JPH08274842A/ja
Publication of JPH08274842A publication Critical patent/JPH08274842A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Supply Of Signal Current (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電話回線の線路長が長くなった場合でも電話
機内部の電圧降下を少なくし局電源から通話回路へ供給
される電圧を規定値に確保する。 【構成】 電話回線L1,L2の直流ループの開閉を行
うトランジスタQ1のエミッタとコレクタ間に並列にリ
レー接点rlを接続し、常時はその接点を閉結すると共
にトランジスタQ1のオフ時には開放する。この結果、
トランジスタQ1のオン時の直流ループの電圧降下を防
止できる。また、ツェナダイオードZDの電圧降下に基
づく電圧をDC/DCコンバータ6により所定電圧に昇
圧し電話機各部に供給する。この結果、ダイオードZD
の電圧降下を少なくでき、従って局電源から通話回路5
に供給される電圧を規定電圧に確保できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電話機等に設けられ収
容した電話回線の直流ループを閉結する直流閉結回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電話回線に接続され交換機からの
局電源の供給により動作する電話機では、電話回線に、
フックスイッチ,ダイヤルパルス送出用のトランジス
タ,電話機各部に電源を供給するための電源用ツェナダ
イオード,及び通話回路等がそれぞれ直列に接続され、
これらにより直流ループが形成されている。ここで、従
来では、電源用ツェナダイオードからは、約5.6Vの
電圧が取り出されてこれが安定化され、通話回路を除く
電話機各部に供給されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように局電源の供
給により動作する電話機では、電話回線に直列にトラン
ジスタやツェナダイオード等が接続されて直流ル−プを
形成しており、このトランジスタやツェナダイオード等
によって電圧降下が生じている。ここで、交換機から電
話機までの電話回線の線路長が長くなると、この電話回
線の線路抵抗による電圧降下と、上述のトランジスタや
ツェナダイオード等による電圧降下とにより、通話回路
に局電源から供給される電圧が規定の電圧に達しなくな
る恐れがあり、このような場合は通話に支障を生じると
いう問題があった。
【0004】従って本発明は、電話回線の線路長が長く
なった場合でも電話機内部の電圧降下を少なくして通話
回路への供給電圧を確保することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、電話機等に設けられ収容した電話回
線の直流ループを閉結する直流閉結回路において、直流
ループの開閉を行うトランジスタのエミッタとコレクタ
間に並列に接続されるスイッチと、常時はスイッチの接
点を閉結すると共に上記トランジスタのオフ時にはこの
スイッチを開放制御する制御手段とを設けたものであ
る。また、閉結された直流ループを介して供給される局
電源により電圧降下を生じる電源素子と、この電源素子
の電圧降下に基づく電圧を入力して所定電圧に昇圧する
DC/DCコンバータとを設けたものである。
【0006】
【作用】電話回線の直流ループの開閉を行うトランジス
タのエミッタとコレクタ間に並列に接続されるスイッチ
は、常時はその接点が閉結されると共に上記トランジス
タのオフ時には開放される。この結果、上記トランジス
タのオン時の直流ループの電圧降下を防止することがで
き、従って通話回路に与える電圧を規定の電圧に確保す
ることができる。また、例えばツェナダイオード等の電
源素子の電圧降下に基づく電圧は所定電圧に昇圧され電
話機各部に供給される。この結果、電源素子の電圧降下
を少なくすることができ、従って局電源から通話回路5
に供給される電圧を規定電圧に確保することが可能にな
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は、本発明を適用した公衆電話機の構成を示す
ブロック図である。同図において、1はこの公衆電話機
全体を制御するCPU、2は電話回線L1,L2に到来
する着信を検出する着信回路、3はダイヤルキー、4は
投入された硬貨の選別や収納等を行う硬貨処理部、5は
通話回路、6はDC/DCコンバータ、7は定電流回路
である。また、HS1,HS2はフックスイッチ、ZD
はツェナダイオード、Q1はトランジスタ、rlはリレ
ー接点である。
【0008】ところで、以上のように構成された公衆電
話機で相手に発信するためにオフフックすると、フック
スイッチHS1が閉結されることにより、図示しない交
換機側からの局電流が電話回線L1,L2を介しツェナ
ダイオードZDに流れる。ツェナダイオードZDでは所
定値の電圧降下が生じ、この電圧降下分の電圧がDC/
DCコンバータ6に与えられる。DC/DCコンバータ
6では、ツェナダイオードZDから与えられた電圧を昇
圧して定電流回路7に与え定電流回路7から所定電圧V
をCPU1等に供給する。
【0009】CPU1は定電流回路7から出力される電
源により起動されると、まずフックスイッチHS2の状
態を検出して発信のために起動されたことを認識する。
この場合、CPU1はダイヤルキー3の操作を検出し、
操作されたダイヤル番号を電話回線L1、L2へ送出す
るが、ダイヤルパルス(以下、DP信号)の場合はトラ
ンジスタQ1のオン・オフを制御する。なお、PB信号
の場合は図示しないPBダイヤル回路からPBダイヤル
信号が出力させる。こうしてダイヤル発信が行われるこ
とにより相手の呼出が行われる。
【0010】その後、CPU1は図示しない応答検知回
路を介し相手応答を検知すると、硬貨処理部4を制御
し、投入され蓄積されている硬貨を通話料金として収納
する。そして、以降は通話回路5を介し相手との通話が
行われ、通話が続行中には電話回線に到来する課金信号
または自律課金により硬貨が順次収納される。その後、
オンフックするとフックスイッチHS1が開放して終話
となり、公衆電話機には局電源が供給されなくなること
から、CPU1等の動作が停止する。なお、通話中に硬
貨が不足した場合は、CPU1は、トランジスタQ1を
オフして電話回線L1,L2の直流ループを強制切断
し、通話を終了させる。
【0011】ところで、こうした局電源により動作する
公衆電話機では、電話回線L1,L2に直列にトランジ
スタQ1やツェナダイオードZD等が接続され直流ル−
プを形成している。ここで、ツェナダイオードZDの両
端には上述したように電位差(電圧降下)が生じている
が、オンしているトランジスタQ1のエミッタ・コレク
タ間にも電位差が生じている。このため交換機から電話
機までの電話回線L1,L2の線路長が長くなると、こ
の電話回線の線路抵抗による電圧降下と上述したトラン
ジスタQ1やツェナダイオードZD等の電圧降下とによ
り、通話回路5に局電源から供給される電圧が規定電圧
に達しなくなることがある。従って、本発明では電話機
内部の直流ル−プ抵抗の値を少なくして交換機から電話
機までの線路長が長くなった場合でも通話回路に与える
電圧を確保できるようにする。
【0012】このためには、まずツェナダイオードZD
による電圧降下分を少なくする。即ち、電圧降下が2.
5VのツェナダイオードZDを選定し、このツェナダイ
オードZDの電圧2.5VをDC/DCコンバータ6に
より例えば5Vの電圧に昇圧する。そして、この5Vの
電圧を定電流回路7に与え、定電流回路7がCPU1等
の各部に一定電流を供給することによりその出力電圧を
安定化させるようにする。このように構成することによ
り、従来、5.6Vであったツェナダイオードの電圧降
下が2.5Vとなり、従って電源用ツェナダイオードの
電圧降下を少なくすることができる。従って、通話回路
5に局電源から供給される電圧を規定電圧に確保するこ
とが可能になる。
【0013】なお、ツェナダイオードに代えて別途の電
源用素子を用いることにより、さらにその電圧降下分を
少なくすることも可能である。この場合、DC/DCコ
ンバータでは、この低電圧を入力すると、この低電圧を
2倍または3倍に昇圧し所定電圧Vを出力する。また、
昇圧した電圧を負荷となるCPU1等の電話機各部に供
給する際に、その負荷電流の変動が大きい場合は、定電
流回路7の代わりに定電圧回路を用いるようにする。
【0014】次に、トランジスタQ1による電圧降下分
を無くして直流ループの電圧降下を少なくできるように
する。即ちこの場合は、トランジスタQ1のエミッタ・
コレクタ間に並列にリレー接点rlを設ける。そして、
CPU1からのリレーオフ信号RLOFF及びリレーオ
ン信号RLONによりリレー接点rlを開閉できるよう
にする。図2は、このようなリレー駆動回路の一例を示
す回路図であり、図中、RLはリレー、Q2,Q3はト
ランジスタ、D1,D2はダイオードである。
【0015】ここで、CPU1は、常時はリレー接点r
lが閉結されるようにリレーRLを制御する。即ち、図
1に示すトランジスタQ1がオン状態である場合は、
「H」レベルのリレーオン信号RLONを約10mse
c間出力する。すると、図2に示すトランジスタQ3が
この間オンしてリレーRLのコイルRL2に電流が流れ
接点rlが閉結する。この接点rlの閉結状態は、リレ
ーオフ信号RLOFFが出力されるまで保持されてい
る。従って、図1のトランジスタQ1がオンしている間
は、接点rlは閉結しているため、オン中のトランジス
タQ1のエミッタ・コレクタ間に電位差が生じてもこれ
による直流ループの電圧降下を阻止することが可能にな
る。
【0016】次に、トランジスタQ1がオンしている時
に、ダイヤル操作が検出されトランジスタQ1をオン・
オフしてDP信号を電話回線L1,L2へ出力する場合
は、CPU1は「H」レベルのリレーオフ信号RLOF
Fを約10msec間出力する。すると、図2に示すト
ランジスタQ2がこの間オンしてリレーRLのコイルR
L1に電流が流れ、接点rlが開放する。この結果、図
1に示すトランジスタQ1の例えば、66msecオ
フ、33msecオンとなるDP信号がツェナダイオー
ドZD及びフックスイッチHS1を介し電話回線L1,
L2へ送出され相手の呼出が行われる。
【0017】その後、このようなダイヤル信号の送出が
終了すると、CPU1は「H」レベルのリレーオン信号
RLONを約10msec間出力することにより接点r
lを再び閉結する。そして、相手がこの呼出に応答する
と通話状態となり硬貨処理部4において投入硬貨が順次
収納される。ここで、通話中に硬貨が不足した場合は、
CPU1は上述したように、電話回線L1,L2の直流
ループを強制切断するために、トランジスタQ1を例え
ば1secの間オフする。そしてこのような強制切断の
際にもCPU1は、DP信号の送出中と同様に、「H」
レベルのリレーオフ信号RLOFFを約10msec間
出力し、接点rlを開放する。この結果、電話回線L
1,L2の直流ループが一定時間の約1secの間、切
断されることにより強制的に終話状態となる。
【0018】そして、1sec間経過すると、CPU1
は「H」レベルのリレーオン信号RLONを出力して接
点rlを再び閉結すると共にトランジスタQ1をオンす
る。なお、接点rlが開放される間にトランジスタQ1
がオフすると、電話回線L1,L2からの局電源の供給
が途絶え、従ってCPU1は動作不能になることも考え
られるが、このような最大1secの間は、CPU1等
に与える電圧が低下しないようにDC/DCコンバータ
6または定電流回路7でその出力電圧を保持している。
なお、本実施例では、直流閉結回路を公衆電話機に適用
した例について説明したが、電話回線を収容する一般の
単独電話機やファクシミリ装置等に適用しても同様の効
果を奏することは明かである。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
話回線の直流ループの開閉を行うトランジスタのエミッ
タとコレクタ間に並列にスイッチを接続し、常時はその
スイッチの接点を閉結すると共に上記トランジスタのオ
フ時にはその接点を開放するようにしたので、上記トラ
ンジスタのオン時の直流ループの電圧降下を防止するこ
とができ、従って通話回路に与える電圧を規定の電圧に
確保することができる。また、例えばツェナダイオード
等の電源素子の電圧降下に基づく電圧を所定電圧に昇圧
し電話機各部に供給するようにしたので、電源素子の電
圧降下を少なくすることができ、従って局電源から通話
回路5に供給される電圧を規定電圧に確保することが可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る直流閉結回路の一実施例を示す
ブロック図である。
【図2】 上記直流閉結回路の要部を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
1…CPU、3…ダイヤルキー、4…硬貨処理部、5…
通話回路、6…DC/DCコンバータ、7…定電流回
路、HS1,HS2…フックスイッチ、Q1〜Q3…ト
ランジスタ、ZD…ツェナダイオード、RL…リレー、
RL1,RL2…リレーコイル、rl…リレー接点。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話機等に設けられ収容した電話回線の
    直流ループを閉結する直流閉結回路において、 前記直流ループの開閉を行うトランジスタのエミッタと
    コレクタ間に並列に接続されるスイッチと、常時は前記
    スイッチの接点を閉結すると共に前記トランジスタのオ
    フ時にはこのスイッチを開放制御する制御手段とを設け
    たことを特徴とする直流閉結回路。
  2. 【請求項2】 電話機等に設けられ収容した電話回線の
    直流ループを閉結する直流閉結回路において、 閉結された前記直流ループを介して供給される局電源に
    より電圧降下を生じる電源素子と、この電源素子の電圧
    降下に基づく電圧を入力して所定電圧に昇圧するDC/
    DCコンバータとを設けたことを特徴とする直流閉結回
    路。
JP7581295A 1995-03-31 1995-03-31 直流閉結回路 Pending JPH08274842A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7581295A JPH08274842A (ja) 1995-03-31 1995-03-31 直流閉結回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7581295A JPH08274842A (ja) 1995-03-31 1995-03-31 直流閉結回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08274842A true JPH08274842A (ja) 1996-10-18

Family

ID=13586975

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7581295A Pending JPH08274842A (ja) 1995-03-31 1995-03-31 直流閉結回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08274842A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0349302B1 (en) Method and apparatus for electronic payphone open switch interval management
JPH08274842A (ja) 直流閉結回路
JP2832761B2 (ja) 公衆電話機
JP3158943B2 (ja) 直流ループ閉結回路
JPH0325070B2 (ja)
JPS6112160A (ja) 公衆電話機の受話制御方式
JPH0681208B2 (ja) 電話機の電源制御回路
KR100290205B1 (ko) 전화선을이용한유선통신장치의전원공급장치
JPH0314858Y2 (ja)
JPS6318205Y2 (ja)
JP2593190Y2 (ja) 異常検出装置
JPH0137897B2 (ja)
JPH0218621Y2 (ja)
JP3401330B2 (ja) 電話機
JP2553943B2 (ja) 公衆電話機のハイアンドドライ対策用回路
JPS61201557A (ja) 公衆電話機
JP2832764B2 (ja) 公衆電話機
JPH09135307A (ja) 着信応答回路
JP3678772B2 (ja) 電話機
JPH0617398Y2 (ja) 電話交換装置
JPS58157249A (ja) 公衆電話機の金庫情報送信方式
JPH0254708B2 (ja)
JPH11146058A (ja) 不正通話防止装置
JPH0137898B2 (ja)
JP2001237994A (ja) 回線選択装置