JP2593190Y2 - 異常検出装置 - Google Patents

異常検出装置

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JP2593190Y2
JP2593190Y2 JP1992081976U JP8197692U JP2593190Y2 JP 2593190 Y2 JP2593190 Y2 JP 2593190Y2 JP 1992081976 U JP1992081976 U JP 1992081976U JP 8197692 U JP8197692 U JP 8197692U JP 2593190 Y2 JP2593190 Y2 JP 2593190Y2
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JP
Japan
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abnormality
door
loop
station power
telephone line
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JP1992081976U
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Inventor
勝美 吉村
和夫 浅田
雅明 塚田
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株式会社田村電機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、公衆電話機の金庫のド
ア(扉)等の開放を検出して電話回線を介し異常を報知
する異常検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の異常検出装置は、例えば図2に
示すような局電源で動作する公衆電話機に用いられてい
る。同図において、この公衆電話機は、通話回路1、制
御回路2、ドア開放検出回路3、及びダイオードD1〜
D4からなるダイオードブリッジ等から構成されてい
る。
【0003】このような局電源方式の公衆電話機におい
ては、例えば収納した硬貨を蓄積する金庫等のドアが第
三者等により開放された場合、これを検出して所定の宛
先に通報するようになっている。この場合、ドア開放検
出回路3は、リチウム電池Eにより常時動作状態となっ
ており、ドアが開放されてドアスイッチSWが閉成され
ると、ホトサイリスタPSにより電話回線(以下、回
線)L1,L2のループを閉成させる。即ち、ホトサイ
リスタPSを構成するダイオードDIに通電しその光信
号でサイリスタSCR2をオンさせることにより回線L
1,L2のループを閉成し、制御回路2に局電源を供給
して起動する。
【0004】制御回路2は起動されると、ドア開放検出
回路3を介してドア検出スイッチSWの状況を検出し、
ドアが開放状態になっていれば内部のメモリに記憶され
ている所定の宛先のダイヤル番号を読みだしてダイヤル
信号として回線L1,L2へ送出し、ドア開放の旨を報
知する。
【0005】次に、図3はこの異常検出装置の他の例を
示す図であり、この場合は大きな抵抗値を有する抵抗R
30を介して局電源を常時ドア検出回路3及びリレー駆
動回路4に供給するように構成している。そして、ドア
が開放されドアスイッチSWが閉成されると、これがド
ア検出回路3により検出されてリレー駆動回路4が駆動
され、リレーGSの接点が閉成される。この結果、回線
L1,L2のループが閉成され、制御回路2が起動され
てドア開放の報知が行われる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】図2に示す従来の異常
検出装置は、ドア開放検知のためにリチウム電池Eを用
いており、装置が小型かつ経済的に構成できない欠点が
あった。また、図3に示す装置は、高抵抗R30を介し
常時、微小の回線電流を取り込みドア開放検出回路3等
に供給するトリクル充電方式のものである。しかし、こ
のような回路を交換機に接続される端末機器内に設けた
場合、感度の良い交換機であれば回線のループが常時閉
成されているように認識し、交換機から着信が伝達され
ない等、種々の不具合があった。したがって、本考案
は、常時回線電流を取り込まないようにし、かつ電池を
用いずに経済的な異常検出装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために、本考案は、電話回線を介する局電源により充
電されるコンデンサと、電話回線の直流ループを閉結し
て制御部に局電源を供給するループ閉結部と、異常に応
じて動作しコンデンサからの放電電流をループ閉結部に
供給し直流ループを閉結させるスイッチとを備え、制御
部は局電源が供給されるとスイッチが異常に応じて動作
しているか否かを検出し異常に応じて動作している場合
には電話回線を介し所定の宛先に端末機器の異常を通報
するようにしたものである。
【0008】
【作用】コンデンサは電話回線を介する電源により充
電され、スイッチは異常に応じて動作してコンデンサか
らの放電電流をループ閉結部に供給して電話回線の直流
ループを閉結させ制御部に局電源を供給させるととも
に、制御部は局電源が供給されるとスイッチが界常に応
じて動作しているか否かを検出し異常に応じて動作して
いる場合には回線を介し所定の宛先に端末機器の異常を
通報する
【0009】
【実施例】以下、本考案について図面を参照して説明す
る。図1は、本考案に係る異常検出装置の一実施例を示
す回路図であり、局電源により動作する公衆電話機に適
用したものである。同図において、この公衆電話機は、
通話回路1、制御回路2、各種のトランジスタ,ダイオ
ード,抵抗,コンデンサ等から構成されている。
【0010】ここで発信の際にオフフックすると、フッ
クスイッチHSにより回線L1,L2の直流ループが閉
成され、この結果、ダイオードD1〜D4からなるダイ
オードブリッジ,フックスイッチHS及び通話回路1を
介する回線L1,L2からの局電圧がツェナダイオード
ZDにより所定の電圧VDDとして取り出され制御回路2
等の各部に与えられる。制御回路2は局電源の供給によ
り起動されると、図示しないダイヤル操作部のダイヤル
操作を検出してこれに応じたダイヤル信号を回線L1,
L2へ送出すると共に、相手の応答後に回線L1,L2
から到来する課金信号を受信し硬貨の収納等を行うもの
となっている。そして、例えば収納した硬貨を蓄積する
金庫等のドアが第三者等により開放された場合は、これ
を検出して所定の宛先に自動的に通報を行うようになっ
ている。
【0011】次にこのような公衆電話機において、金庫
等のドアの開閉を検出する回路及びその動作の詳細を図
1を用いて説明する。回線L1,L2間には、ダイオー
ドD1〜D4からなるダイオードブリッジを介し、ダイ
オードD5,抵抗R1,ドアスイッチSW,コンデンサ
C1が直列に接続されている。ここでドアの開閉に連動
するドアスイッチSWは、ドアが閉じられている場合に
はa側(第2の接点)に、またドアが開放されている場
合にはb側(第3の接点)に接点が切り替えられている
ものである。したがってドアが閉じられていた場合には
ダイオードD5,抵抗R1及びドアスイッチSWの接点
aを介してコンデンサC1に局電流が流れコンデンサC
1は充電状態にある。
【0012】また、回線L1,L2の間には、抵抗R
3,ダイオードD7,抵抗R4,トランジスタQ3が直
列に接続されている。ここで金庫のドアが開放された場
合は、ドアスイッチSWは接点b側に切り替えられるた
め、コンデンサC1に蓄積された電荷がドアスイッチS
Wの接点b,抵抗R2を介してトランジスタQ3のベー
スに流れてトランジスタQ3がオンする。このトランジ
スタQ3のオンにより、トランジスタQ3のコレクタと
抵抗R4,ダイオードD7を介して接続されるトランジ
スタQ2がオンし、したがってサイリスタSCR1がオ
ンする。この結果、回線L1,L2の直流ループが閉成
され、回線L1,L2を介して局電源が制御回路2等に
供給される。
【0013】制御回路2は局電源が供給されて起動され
ると、トランジスタQ1をオンしてダイオードD6を介
し所定電圧VDDをコンデンサC1等に与える。この場
合、ドアが開放状態でドアスイッチSWが接点b側に切
り替わっているため、トランジスタQ1からの電圧は、
ドアスイッチSWの接点b,抵抗R2を介してトランジ
スタQ3のベースに印加され、トランジスタQ3がオン
する。したがってダイオードD8を介しトランジスタQ
3のコレクタと接続されるトランジスタQ4がオンし、
その出力は“H”レベルとなる。制御回路2は、トラン
ジスタQ4の出力状態をチェックしてドアが開放状態に
あることを認識し、内蔵のメモリから所定の宛先のダイ
ヤル番号を読みだしてダイヤル信号として回線L1,L
2へ送出する自動ダイヤル発信を行い、ドア開放の旨を
報知する。
【0014】なお、フックスイッチHSにより回線L
1,L2のループが閉成され、制御回路2が起動された
場合は、トランジスタQ1をオンして電圧VDDをトラン
ジスタQ3に印加しようとしても、通常時においてはド
アスイッチSWが接点a側にあるため、トランジスタQ
3はオンせず、したがってトランジスタQ4もオンしな
い。この場合、トランジスタQ4の出力は“L”レベル
であり、制御回路2はトランジスタQ4の出力状態を検
出し、発信のためにループ閉成がなされたことを認識
し、ダイヤル発信操作の検出,検出されたダイヤル番号
の送出及び課金処理等を実行する。
【0015】
【考案の効果】以上説明したように、本考案は、電話回
線を介する電源により充されるコンデンサと、電話
回線の直流ループを閉結して制御部に局電源を供給する
ループ閉結部と、異常に応じて動作しコンデンサからの
放電電流をループ閉結部に供給し直流ループを閉結させ
るスイッチとを設け、制御部は局電源が供給されるとス
イッチが異常に応じて動作しているか否かを検出し異常
に応じて動作している場合には電話回線を介し所定の宛
先に端末機器の異常を通報するようにしたので、端末機
器の異常を報知する際に異常の検出及び回線ループの閉
結を行う場合、回線から常時微小電流を取り込むトリク
ル充電が不要になると共に、電池が不要となり装置を小
型かつ経済的に構成できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の異常検出装置の一実施例を示す回路図
である。
【図2】従来装置のブロック図である。
【図3】従来装置のブロック図である。
【符号の説明】
1 通話回路 2 制御回路 Q1,Q2,Q4 トランジスタ Q3 トランジスタ(第1のスイッチング
素子) SCR1 サイリスタ(第2のスイッチング素
子) D1〜D8 ダイオード C1,C2 コンデンサ SW ドアスイッチ(スイッチ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04M 11/00 - 11/10 G08B 25/08

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話回線に接続される端末機器の異常を
    検出すると共に、前記端末機器の異常が検出された時に
    電話回線を介して所定の宛先に異常の通報を行う通報手
    段を備えた異常検出装置において、前記 電話回線を介する局電源により充電されるコンデン
    サと、前記電話回線の直流ループを閉結して制御部に局電源を
    供給するループ閉結部と、 前記異常に応じて動作し 前記コンデンサからの放電電流
    を前記ループ閉結部に供給し直流ループを閉結させるス
    イッチと を備え、前記制御部は局電源が供給されると前
    記スイッチが異常に応じて動作しているか否かを検出し
    異常に応じて動作している場合には前記通報手段を駆動
    するようにしたことを特徴とする異常検出装置。
JP1992081976U 1992-11-04 1992-11-04 異常検出装置 Expired - Lifetime JP2593190Y2 (ja)

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JPH0641262U JPH0641262U (ja) 1994-05-31
JP2593190Y2 true JP2593190Y2 (ja) 1999-04-05

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