JPH08266666A - 火災用ロボット設備 - Google Patents

火災用ロボット設備

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JPH08266666A
JPH08266666A JP7072001A JP7200195A JPH08266666A JP H08266666 A JPH08266666 A JP H08266666A JP 7072001 A JP7072001 A JP 7072001A JP 7200195 A JP7200195 A JP 7200195A JP H08266666 A JPH08266666 A JP H08266666A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】火災用ロボットの流体継手の着脱を簡単、か
つ、確実に行えるようにするとともに、火災用ロボット
の電源を十分に確保する。 【構成】流体継手と給受電装置を備えた火災用ロボット
設備において;該流体継手が、該供給管部の接触面と受
給管部の接触面とを当接させ、該供給管部の縮径された
放出口と受給管部の受給口とを連通せしめた接触式流体
継手であって、前記両管部の接触面間に前記放出口及び
受給口と連通する吸引部を備えており;該給受電装置
が、火災用ロボットに設けられた充電式電池を充電する
非接触式受電手段と、該非接触式受電に給電する非接触
式給電手段を前記移動経路に沿って配設された非接触式
給電手段と、からなるスポット式給受電装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、火災時に消火を行う
火災用ロボット設備に関するもので、特に火災用ロボッ
トに流体継手及び給受電装置を設けた火災用ロボット設
備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の火災用ロボットとして、特開昭6
4−29274号や特開昭63−122472号が知ら
れている。前者の火災用ロボットは火災時に火災地点ま
で移動し、搭載した消火剤を放出するか、又は、予め設
備上移動しない定点に設けられた消火剤送液管の給水ジ
ョイントと火災用ロボットの消火剤取込ジョイントとを
接続し、そこから消火剤を供給し、それを消火剤送液管
の先端に設けた消火用ノズルから放出するように構成さ
れている。
【0003】後者の火災用ロボットは消火剤を積んでお
り、火災時にロボットに搭載されている電池により電動
モータを駆動し、火災地点まで移動し、消火剤を放出す
るように構成されている。この電池が放電した場合に
は、正規電圧に充電されている電池と交換するか、もし
くは、電池をコンセントに接続し、充電器を介して充電
するかしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前者の従来例には次の
様な問題がある。 (1)消火剤送液管の固定給水口と消火剤取込口とを接
続する際に、その給水ジョイントを取込ジョイントに固
定させるための支持具が必要なため、設備費及び保守の
面から問題があった。
【0005】(2)両ジョイントの接触面間には、水漏
れを防止するためパッキンを介在せしめている。しか
し、このパッキンは老朽化すると水漏れが生じるので、
交換しなければならない。その上、パッキンの老朽程度
を監視しなければならないので、保守点検が面倒であ
る。
【0006】後者の従来例には次の様な問題がある。 (1)電池交換する場合は、常に交換用電池を用意して
おくとともに、その電圧を規定電圧に維持しておかねば
ならず、その維持管理が面倒である。
【0007】(2)充電する場合には、電圧低下するご
とにコンセントにいちいち接続する必要があるととも
に、充電が完了したらコンセントを取り外す必要があ
り、非常に面倒である。 (3)電池を動力源としているので、長時間にわたる給
電は困難である。そのため、火災用ロボットの行動範囲
や消火あるいは火災監視などの能力に制約を受ける。
【0008】この発明は、上記事情に鑑み、火災用ロボ
ットの流体継手の着脱を簡単、かつ、確実に行えるよう
にすることを目的とする。
【0009】他の目的は、火災用ロボットの電池をコン
セントに接続することなく簡単に充電するとともに、該
火災用ロボットの行動範囲や消火あるいは火災監視など
の能力に制約を受けない様にすることである。更に他の
目的は、充電式畜電池を用いる事無く火災用ロボット設
備を制御することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、次の様に構
成することにより前記目的を達成しようとするものであ
る。
【0011】第1の発明は、火災用ロボットの移動経路
に沿って供給管部を配設し、該供給管部と火災用ロボッ
トの受給管部とを流体継手を介して連通せしめるととも
に、該火災用ロボットに給電するための給受電装置を備
えた火災用ロボット設備であって;前記流体継手が、該
供給管部の接触面と受給管部の接触面とを当接させ、該
供給管部の縮径された放出口と受給管部の受給口とを連
通せしめた接触式流体継手であって、前記両管部の接触
面間に前記放出口及び受給口と連通する吸引部を備えて
おり;該給受電装置が、火災用ロボットに設けられた充
電式電池を充電する非接触式受電手段と、前記移動経路
に沿って少なくとも一ヶ所に配設され、かつ、該非接触
式受電手段に給電する非接触式給電手段と、からなるス
ポット式給受電装置であることを特徴とする火災用ロボ
ット設備、である。
【0012】第2発明は、火災用ロボットの移動経路に
沿って供給管部を配設し、該供給管部と火災用ロボット
の受給管部とを流体継手を介して連通せしめるととも
に、該火災用ロボットに給電するための給受電装置を備
えた火災用ロボット設備であって;前記流体継手が、縮
径された放出口を備え、圧力流体の圧力エネルギを速度
エネルギに変換する供給管体と、該放出口と連通間隔を
介して対向する受給口を備え、前記圧力流体の速度エネ
ルギを圧力エネルギに変換する受給管体と、からなる非
接触式流体継手であり;前記給受電装置が、該移動経路
に沿って延伸して設置された給電用配線と、該火災用ロ
ボットに設けられ、かつ、該給電用配線に流れる電流を
無接触で検出する受電コイルと、からなる全線式給受電
装置であることを特徴とする火災用ロボット設備、であ
る。
【0013】
【作用】第1の発明の作用について説明する。火災用ロ
ボットを火災発生地点に向って移動経路を進行させ、火
災発生地点近傍の供給管部の放出口と火災用ロボットの
受給管部の受給口とを対向させる。この時、非接触式受
電手段が、非接触式給電手段に近接して給電が開始され
充電式蓄電池が充電される。そして、受給管部の接触面
と供給管部の接触面とを当接させ、供給管部の放出口と
受給管部の受給口とを連通させる。供給管部に圧力流体
を供給すると、該圧力流体は放出口で絞り込まれ、圧力
エネルギは速度エネルギに変換される。そして、該流体
は受給口に流入し、受給管部内で再び圧力エネルギに変
換された後排出される。
【0014】この時、放出口、受給口近傍の流体圧力は
著しく低下し負圧となるので、吸引部内も負圧となる。
そのため、供給管部の接触面と受給管部の接触面は互い
に強く引き合うので、両管部は強固に接続されて一体と
なる。
【0015】又、第2の発明では、火災用ロボットの受
電体は、給電用配管から無接触で受電しながら電動モー
タを駆動させ、火災発生地点近傍の供給管部で停止し、
供給管部の放出口と受給管部の受給口とを連通間隔を介
して対向させる。供給管部に圧力流体を供給すると、該
圧力流体は放出口で絞り込まれ、圧力エネルギは速度エ
ネルギに変換される。そのため、該流体は、所定の速度
を有するようになる。その後、該流体は所定の速度で連
通間隔を飛び受給口に供給される。受給口に流入した該
流体は、受給管部内で再び圧力エネルギに変換された
後、出口から排出される。
【0016】
【実施例】この発明の第1実施例を図1〜図10により
説明する。トンネルの走行路の側壁上部又は真上にモノ
レ−ル30を設け、該モノレ−ル30に車輪11を介し
て火災用ロボット10を設ける。
【0017】この火災用ロボット10は、例えば、消
火、火災監視用の消火用ロボットであり、間隔をおいて
複数配設されている。前記モノレ−ル30は、火災用ロ
ボットの走行を案内する移動経路で、例えば、前記トン
ネルの他、石油化学工場などのプラント設備の敷地、工
場内、ビルなどの建物内や建物外、屋内展示場、屋内競
技場、などの消火対象物に沿って配設される。
【0018】このモノレ−ル30には前記火災用ロボッ
ト10を待機させるロボットステ−ション31が間隔を
あけて複数設けられている。このロボットステ−ション
31は開閉自在なボックスである。
【0019】モノレ−ル30には、所定間隔、例えば、
25m間隔、に移動定点32が設けられている。この移
動定点32は火災用ロボット10が消火、或いは火災監
視のため移動する時の停止位置である。
【0020】火災用ロボット(移動式ロボット本体)1
0には、充電式蓄電池20が設けられており、この蓄電
池20は、電動モ−タ12、モニタノズル13の方向制
御用モ−タ21、電動ポンプ15、制御装置17、アン
テナ19付きの送受信器18などに電源を供給する。
【0021】前記電動モ−タ12はチェ−ンなどを介し
て車輪11を正転/逆転させ火災用ロボット10を走行
させる。又、電動ポンプ15は、連結配管16に設けら
れているが、該連結配管16は延伸装置23を介して受
給管部130に接続されている。前記受給管部130の
先端部には、接触式流体継手110が設けられている。
【0022】22は監視用テレビカメラ、40は消火剤
の貯蔵部、41は火災受信機44とアンテナ43を有す
る送受信器42とが接続されている制御盤、45は火災
受信機44に接続され、かつ、トンネルの側壁に間隔を
おいて複数配設された火災感知器、をそれぞれ示す。こ
の火災感知器45として、例えば、熱、煙、炎の光、ガ
ス、臭いなどによる各種感知器があるが、必要に応じて
適宜選択される。なお、47は連絡管33を介して供給
配管100に接続され、かつ、制御盤41により制御さ
れる給水ポンプである。
【0023】供給配管100は、モノレール30に沿っ
て配設され、該配管100には移動定点32に対応して
複数の供給管部120が設けられている。この供給管部
120には、弁135と接触式流体継手110が設けら
れている。
【0024】前記接触式流体継手110は図4に示す様
に、供給管部120と受給管部130とから構成されて
いる。
【0025】供給管部120の供給路123は直径Dに
形成されているが、その先端部は絞り込まれ、断面円錐
台状をなしている。放出口121の直径dは、前記直径
Dに比べ大幅に縮径されている。両直径の割合d/Dは
必要に応じて適宜決定されるが、例えば、d/Dは1/
5が選ばれる。
【0026】供給管部120の先端にはフランジ122
が設けられている。この供給管部120の先端面は接触
面124をなしているが、この接触面124は、平滑
に、かつ、軸心Cに対して垂直状に形成されている。
【0027】受給管部130には受給路133が設けら
れているが、この受給路133は、出口136に向って
次第に広がっている。受給口131の直径wは前記放出
口121の直径dより若干大きく形成されている。該両
直径の割合d/wは必要に応じて適宜選択され、例え
ば、d/wは0.9が選ばれる。前記放出口121と受
給口131とは対向しており、両口121、131の軸
心は該流体継手110の軸心C上に位置している。
【0028】受給管部130の後端には、フランジ13
2が設けられている。この受給管部130の後端面は、
接触面134をなしているが、この接触面134は平滑
に、かつ、軸心Cに対して垂直状に形成されている。
【0029】この接触面134は、Oリング137を介
して前記接触面124に当接しているが、両接触面12
4、134間にはわずかな隙間があり、この隙間が吸引
部Gを形成している。
【0030】この吸引部Gは放出口121、受給口13
1と連通し、通水時には、両口121、131間におけ
る圧力と同圧、即ち、負圧となっている。なお、両接触
面124、134の面積の大きさは、必要に応じて適宜
選択されるが、その面積が大きくなるに従って吸引力が
増大する。
【0031】モノレール30に間隔をおいて配設された
ロボットステーション31と移動定点32には、それぞ
れ非接触式給電装置(手段)401、402が設けられ
ている。
【0032】この非接触式給電装置401、402はモ
ノレール30に沿って所定間隔、例えば、全長1000
mのモノレールに25mおきに設けられており、その給
電装置の全長は、例えば、5mであり火災用ロボット1
0の停止位置が多少ずれても火災用ロボット10に給電
ができるようになっている。この給電装置は第1の非接
触式給電装置401と第2の非接触式給電装置402と
から構成されている。
【0033】この給電装置401、402は、図3に示
す様に、コ字状の磁性体401a、402aに巻かれた
給電用配線401b、402bを備えている。この配線
401b、402bは腐食を防止するため樹脂により被
覆されている。
【0034】第1の非接触式給電装置401は、ロボッ
トステーション31内に設けられ、かつ、給電回路C1
に配設されている。第2の非接触式給電装置402は、
移動定点32に設けられ、かつ、前記給電回路C1と別
個に形成された給電回路C2に配設されている。
【0035】第1及び第2の非接触式給電装置401、
402を高周波電流の供給先切り替え装置412を介し
て高周波電源装置411に接続している。
【0036】火災用ロボット(移動式ロボット本体)1
0には、非接触式受電装置321が設けられている。こ
の装置321は、図3に示す様に、コ字状の磁性体32
1aに巻かれた受電コイル321bを備えている。この
受電コイル321bは電源変換装置322に接続されて
いる。
【0037】この電源変換装置322は、受電コイル3
21bによって受電された高周波電流を直流電流に変換
して充電式畜電池20を充電したり、電動モータ12、
モニタノズル13の方向制御用モータ21、電動ポンプ
15、制御装置17、アンテナ19付きの送受信機18
などに電源を供給する。
【0038】火災用ロボット10のブロック回路図を図
5により説明する。図5において、MPU10はマイク
ロコンピュータ、ROM11は図7、図8にフローチャ
ートで示す動作プログラムを記憶するリードオンリメモ
リ、EEPROM11は火災用ロボット10の自己アド
レス、制御に必要なロボット毎に異なる設定値等を記憶
した電気的に書き換え可能なEEPROMをそれぞれ示
す。なお、EEPROM11の代わりにディップスイッ
チ等を用いてもよい。
【0039】RAM11は作業領域としてのランダムア
クセスメモリ、CB11は電動モータ12の制御回路、
CB12はモニタノズル13の方向制御モ−タ21の制
御回路、CB13は電動ポンプ15の制御回路、CB1
4は、延伸装置23の制御回路、CB15は弁135の
放水制御回路、CB16は監視用テレビカメラ22の制
御回路、CB17は充電式蓄電池20の充電監視回路、
PN11は各種スイッチやテンキー等(図示せず)が設
けられた入力操作部、DP11は各種表示灯やLCD等
の表示器(図示せず)が設けられた表示部、MS11は
定点カウント用のマイクロスイッチ、IF11〜IF1
9、IF101、IF102はインターフェース、をそ
れぞれ示す。なお、IF19は送受信器18接続用イン
ターフェースである。
【0040】制御盤41のブロック回路図を図6により
説明する。図6において、MPU20はマイクロコンピ
ュータ、ROM21は図9、図10にフローチャートで
示す動作プログラムを記憶するリードオンリメモリ、E
EPROM21は複数の火災用ロボット10の各アドレ
ス、火災用ロボット10ごとに必要な火災用ロボット毎
に異なる設定値等を記憶した電気的に書き換え可能なE
EPROM、をそれぞれ示す。尚、EEPROM21の
代わりにディップスイッチ等を用いてもよい。
【0041】RAM21は作業領域としてのランダムア
クセスメモリ、TRX21は火災受信機44と信号の授
受を行う火災情報送受信回路、TM1、TM2は充電時間
を決めるタイマ、CB21は高周波電源装置411の制
御装置回路、CB22は制御盤41により制御される給
水ポンプ47の制御装置、PN21は各種スイッチやテ
ンキー等(図示せず)が設けられた入力操作部、DP2
1は各種表示灯やLCD等の表示器や監視用テレビカメ
ラ22からの映像信号に基づき表示するブラウン管、等
(図示せず)が設けられた表示部、IF21〜IF28
はインターフェース、をそれぞれ示す。尚、IF28は
送受信器42接続用インタフェ−スである。前記TM
1、TM2は省略することも可能である。
【0042】本実施例の作用について説明する。火災用
ロボット10は、電圧監視回路CB17が充電式蓄電池
20の充電電圧を監視しており(S102)、電圧が所
定電圧に低下したことを検出すると、制御装置17は送
受信器18を介して制御盤41に給電要求信号を送信す
る(S104)。
【0043】制御盤41は給電要求信号を受信すると、
給電要求信号を送信した火災用ロボット10を判別し、
要求した火災用ロボット10が停止しているロボットス
テーション31の非接触式給電装置401の給電用配線
401bに高周波電源装置411と電流の供給先切り替
え装置412を通じて高周波電流を給電する(S20
4、S205)。
【0044】火災用ロボット10は、給電用配線401
bに流れる高周波電流を非接触式受電装置321の受電
コイル321bを介して電磁誘導により受電するととも
に、受電した高周波電流を電源変換装置322で直流電
流に変換し、充電式電池20を充電する。
【0045】電圧監視回路CB17が充電式畜電池20
の電圧が規定電圧に回復したことを検出すると(S10
2)、制御装置17は制御盤41に給電完了信号を出力
する(S103)。これにより、制御盤41は高周波電
源装置411の動作を停止し、給電を停止する(S20
7、S202)。
【0046】火災受信機44が、火災感知器45から火
災情報、例えば火災信号を受信すると、その火災信号に
基づいて火災発生地点を判別し、その情報を制御盤41
に出力する。
【0047】制御盤41は、火災発生地点の情報に基づ
き(S203、S206、)、火災用ロボット10を停
止させる移動定点32aを判別し(S208)、火災用
ロボット10を特定して火災発生地点の情報と移動定点
32aの情報、並びに移動指令を送受信機18、42を
通じ無線で送信する(S209)。
【0048】ここで、例えば、火災用ロボット10の特
定方法としては、制御盤41から出力したアドレスと各
火災用ロボット10に記憶されている自己アドレスが一
致した場合に、その火災用ロボット10が火災発生地点
の情報と移動命令を受け取る方法が用いられる。
【0049】又、制御盤41は、送信した移動定点32
a並びにその前後の移動定点(即ち火災発生地点近傍の
移動定点)に設けられた給電用配線402bに高周波電
源装置411と供給先切り替え装置412を通じて高周
波電流を給電する(S210)。
【0050】制御盤41によって指定された火災用ロボ
ット10は、その制御装置17が火災発生地点情報と移
動命令を受信すると(S105、S106)、充電式畜
電池20の電流を用いて、電動モータ12を正転もしく
は逆転して(S109)、ロボットステーション31か
ら制御盤41によって指定された移動定点32aまで移
動する(S110〜S112)。制御装置17は、火災
用ロボット10が指定された移動定点32aまで移動す
ると電動モータ12を停止させる(S113)ととも
に、ジョイント接続命令(S114)が発せられる。こ
のとき、停止した移動定点32aの位置を制御盤41に
送信するようにしてもよい。
【0051】停止位置の判別方法として、フローチャー
トに示した様に、各移動定点32に突起を設け、一方、
火災用ロボット10には移動定点32の突起を検出する
マイクロスイッチMS11を設け、該マイクロスイッチ
が移動定点32を通過する毎に接点を閉じて定点信号を
出力し、制御装置17がその定点信号を検出する。この
通過した移動定点の数をカウントして(S110、S1
11)、そのカウントされた数と火災用ロボットが移動
命令とともに読込んだ火災地点情報としての通過すべき
移動定点の数Kとの大小の比較を行って(S112)、
移動停止点32aを判別する。
【0052】別方法としては、電動モータ12が何回転
したかを回転計などで計測することにより、移動停止点
を判別する方法もある。又、カウント方法としては、発
光素子及び受光素子を設ける方法をとってもよい。
【0053】そして、移動定点32aに停止した火災用
ロボット10は、その受電コイル21bによって移動定
点32aに設けられた第2の非接触式給電装置402の
給電用配線402bに流れる高周波電流を電磁誘導によ
って受電し、電源変換装置322によって直流や交流に
変換し搭載している各種機器に供給する。
【0054】火災用ロボット10が停止した場合に、制
御盤41が停止信号を受信したならば、操作者が制御盤
41を操作し、無線で、監視用テレビカメラ22の回動
命令を火災用ロボット10に送る。そして、上下左右に
回動している監視用テレビカメラ22が火災地点を写し
た場合には制御盤41から監視用テレビカメラ22の回
動停止命令を送出する。
【0055】ここで、上下左右に監視用テレビカメラ2
2を首振りさせて火災地点を監視用テレビカメラ22の
中央に映し出させる。このとき、操作者が映像から火災
と判断した場合には、制御盤41から火災確定命令を送
出する。
【0056】火災用ロボット10の制御装置17は、そ
の火災確定命令によって、監視用テレビカメラ22の回
転角と俯角を検出して火災位置を判断する(S11
5)。なお、操作者が制御盤41を操作し、無線で、監
視用テレビカメラ22の回動命令を火災用ロボット10
に送る代わりに、火災用ロボット10が停止したら監視
用テレビカメラ22が自動的に回動を開始するようにし
てもよく、又、回動停止命令と火災確定命令とを1つの
信号で行うようにしもよい。
【0057】又、このとき、制御装置17は停止してい
る移動定点32aの位置情報信号を映像信号に重畳させ
て送信し、映像の中に表示させるようにしても良い。
【0058】前述のように、火災用ロボット10が移動
停止点32aで停止すると、制御装置17はジョイント
接続命令(S114)を発して延伸装置23を駆動さ
せ、一点鎖線の位置にある受給管部130Aを移動し
て、フランジ132を供給管部120のフランジ122
に当て、接触面124、134を当接させる。
【0059】制御装置17はモニタノズル13の方向制
御モータ21を回転制御してモニタノズル13を火災地
点に指向させるとともに(S116)、放水制御部に弁
開放命令(S117)を送出し、火災用ロボット10に
設けられた部材(図示せず)を供給管部120に設けら
れたマイクロスイッチに当接させ、弁135を開放させ
る。制御装置17は電動ポンプ15を始動させると共
に、送受信器18、42を介して制御盤41に放出開始
命令を送信し(S118)、給水ポンプ47を始動さ
せ、接触式流体継手110を通じて貯蔵部40に貯蔵さ
れている消火剤、例えば泡混合液をモニタノズル13か
ら放出させる。
【0060】この時、制御盤41に放出開始を送信する
ようにしてもよい。又、弁開放命令は、例えば供給管部
120側にマイクロスイッチを、受給管部130側にレ
バ−を設けておき、このレバ−を倒してマイクロスイッ
チを動作させるようにしても良い。
【0061】供給管部120の入口126に流体、例え
ば、消火用水Sを圧力P1で供給すると、該水Sは供給
路123を通りながら放出口121で絞り込まれ、該水
の圧力P1は速度水頭に変換された後、放出口121か
ら受給管部130の受給口131に供給されるととも
に、受給路133内で再び圧力水頭に変換され、圧力P
3で出口136から排出される。
【0062】この時の放出口121からの放水圧力P2
は、ベルヌーイの定理に基いて次式により求められる。 P2=P1−Q2/2gS1 2
【0063】この式において、Qは放出口121の流
量、S1は放出口121の断面積、gは重力加速度、を
それぞれ示す。従って、流量Q、圧力P1が一定の場合
には放出圧力P2は放出口121の断面積S1の関数とな
り、断面積S1を選択することにより放水圧力P2の値を
負にすることができる。
【0064】この様に放出口121の放水圧力P2は、
供給路123及び受給路133中で最も小さな圧力とな
る。例えば、供給路123の圧力P1が10kg/cm2
であり、受給路133の圧力P3が8kg/cm2である
時には、放水圧力P2は−1kg/cm2となる。
【0065】この放水圧力P2は、接触面124、13
4間の吸引部Gの圧力となるので、両接触面124、1
34は吸引部Gを介して強く引き合い吸着する。これに
より両管部120、130は強固に接続されて一体とな
る。
【0066】給水中に両管部120、130を互いに反
対方向に引っ張っても、前記吸引部Gにおける吸引力の
ため両者120、130を引き離すことはできない。し
かし、供給管部120への給水を停止すると、前記吸引
部Gにおける吸引力はなくなるので、両管部120、1
30は自動的に吸着が解除され、離れてしまう。
【0067】なお、火災用ロボットに消火剤、例えば泡
混合液の貯蔵部(タンク)及びそのタンクに貯蔵された
消火剤量を検出する消火剤量検出部を設け、消火初期に
おいてはタンクから消火剤をモニタノズル13に供給
し、消火剤量検出部によって消火剤がないと判別された
場合に、消火剤の貯蔵部40から消火剤を供給するよう
にしてもよい。
【0068】また、タンクに泡原液のみを貯蔵し、消火
剤の貯蔵部からは消火用水のみを供給するようにして、
それらを例えば、ラインプロポーションのような混合器
を用いて混合した後にモニタノズル13から放出するよ
うにしてもよい。ここで、タンクを設ける場合にはタン
クの出口の部分に弁を設けるようにし、それを制御する
放水制御部も制御装置17に設ける。
【0069】消火活動中は、監視用テレビカメラ22か
ら送出される火災発生地点の映像信号を制御盤41のブ
ラウン管(図示せず)に表示し、操作者が鎮火されたか
否かを監視し(S119)、鎮火されたと判断した場合
には、火災消火完了命令を制御盤41から制御装置17
に送出する(S119のN)。そうすると、電動ポンプ
15を停止させると共に、制御装置17から制御盤41
に放出停止命令(S120)が発信され、給水ポンプ4
7を停止させる(S214)。
【0070】一方、制御装置17は、延伸装置23を駆
動させ、火災用ロボット10の受給管部130を縮ま
せ、その移動定点32aに対応して設けられた供給管部
120から切り離すとともに(S121)、火災用ロボ
ット10に設けられた部材(図示せず)をマイクロスイ
ッチから離させることにより弁135を閉じさせ、消火
剤、例えば、泡混合液のモニタノズル13から放出を停
止させる。
【0071】その後電動モータ開始命令(S122)に
より電動モータ12を逆転もしくは正転させて火災用ロ
ボット10を走行させ前記ロボットステ−ション31ま
で到達した時点で電動モータ停止命令(S126)を発
信し、電動モータ12を停止し該火災用ロボット10を
元の位置に戻すと共に、次の火災に備える。制御装置1
7が戻った旨を制御盤41に送信すると(S127、S
215)、移動定点の給電部がオフとなり給電を停止す
る(S216)。
【0072】火災用ロボット10がロボットステ−ショ
ン31まで戻ったことを判別する方法としては、フロー
チャートに示したように、停止した移動停止点32aを
起点として通過した移動定点の数をカウントして、その
数と移動命令とともに読込んだ火災地点情報としての通
過すべき移動定点の数Kとの差が0となった場合にロボ
ットステ−ション31まで戻ったとする方法が採用され
る(S123〜S125)。
【0073】別方法としては、電動モータ12が何回転
逆回転したかを回転計などで計測することにより、ロボ
ットステ−ショント31に戻ったことを判別する方法も
ある。又、カウント方法としては前記発光素子及び受光
素子を設ける方法を採用しても良い。
【0074】また、火災用ロボット10が移動停止点3
2aまで移動して電動モータ12を停止した後、更に所
定位置に停止したか否かを判定し、否の場合には位置修
正を行うプログラムを設けても良い。
【0075】更に、火災用ロボット10を正確に指定し
た移動定点に停止させる為の移動微調整手段を設けても
良い。この移動微調整手段として、例えば、火災用ロボ
ット10がロボットステ−ション31から目標の移動定
点に向う場合に、火災用ロボット10の移動速度をその
途中迄高速で行い、該移動定点近傍に到達したら低速で
行って、その移動定点に停止し易い様に速度を制御する
方法が用いられる。
【0076】また、火災用ロボット10の受給管部13
0と移動定点32aに対応して設けられた給水管部12
0との接続が完了したことを圧力水が送液されたことを
感知する圧力センサを用いて判別し、接続が不良と判別
される場合には、消火ロボット10の位置修正を行な
い、再度接続を試みるようにしてもよい。なお、火災位
置判別(S115)及び火災監視(S119)を上記の
様に監視用テレビカメラ22を用いて行なう代わりに、
炎センサを用いて自動制御で行なうようにしてもよい。
【0077】この発明の第2実施例を図11〜図14に
より説明するが。図1〜図10と同一図面符号はその名
称も機能も同一である。この実施例と第1実施例との相
違点は次の通りである。 (1)流体継手として、接触式流体継手の代わりに、非
接触式流体継手が用いられていること。
【0078】(2)給受電装置として、スポット式給受
電装置、即ち、火災用ロボットに設けられた受電コイル
と、移動経路に沿って複数配設されたコ字状の磁性体に
巻かれた給電用配線と、を用いる代わりに、全線式給受
電装置、即ち、火災用ロボットに設けられた受電コイル
と、移動経路に沿って延伸配設された給電用ループ配線
と、を用いることである。
【0079】この発明の非接触式流体継手を図14によ
り説明する。非接触式流体継手510は供給管体520
と受給管体530とから構成されている。両管体52
0、530は連通間隔WDを介して対向しているが、こ
の連通間隔WDは必要に応じて適宜決定され、例えば、
30mmが選択される。
【0080】供給管体520の供給路523は直径Dに
形成されているが、その先端部は絞り込まれ、断面円錐
台状をなしている。放出口521の直径dは、前記直径
Dに比べ大幅に縮径されている。両直径の割合d/Dは
必要に応じて適宜決定されるが、例えば、d/Dは1/
5が選ばれる。
【0081】供給管体520は移動定点32に対向する
ように、例えば、壁面や地上面に設けられた支持部材5
24に固定され、その先端部の外周面は円錐台状に形成
されている。
【0082】受給管体530は火災用ロボット10の支
持部材534により支持されているが、この受給管体5
30には受給路533が設けられている。この受給路5
33は、デフュ−ザ部であり、出口536に向って次第
に広がっている。 受給口531には、放出口521に
向かって広がる受給ガイド532が設けられている。
【0083】この受給口531の直径wは前記放出口5
21の直径dより若干大きく形成されている。該両直径
の割合d/wは必要に応じて適宜選択され、例えば、d
/wは0.9が選ばれる。前記放出口521と受給口5
31とは対向しており、両口521、531の軸心は該
流体継手510の軸心C上に位置している。
【0084】次に非接触式給受電装置を図11、図12
により説明する。モノレール30に沿って給電区画毎に
ループ状の給電用配線610、620が配設されてい
る。この給電用配線610、620は耐腐蝕性の樹脂で
コーティングされるとともに、高周波電流の供給先切り
替え装置412を介して高周波電源装置411に接続さ
れている。
【0085】火災用ロボット10には、前記給電用配線
610、620から給電を受けるための受電体としての
受電コイル650が設けられている。該受電体650で
受電した高周波電流は、必要に応じて直流、又は交流に
変換して電動モータ642、制御装置17、充電式蓄電
池20、監視用モニタカメラ22等に供給される。
【0086】図13は、給電用配線620と受電コイル
650との位置関係を説明する図で、660はループ状
に配線された給電用配線620の支持部材、661は火
災用ロボット10のアーム663に設けられた補助輪、
662は火災用ロボット10の上部に設けられ、上端に
車輪641と電動モータ642を有するアームである。
その給電用配線620の間に、間隙を空けて挿入され
るように、受電コイル650が火災用ロボット10のア
ーム662に固定されている。
【0087】また、図12に示す火災用ロボット10の
電源変換装置322は、例えば、受電コイル650と並
列に、該受電コイル650と給電用配線620の周波数
に共振する共振回路を構成するコンデンサと、該共振回
路のコンデンサと並列に接続された整流用ダイオード
と、このダイオードに接続され、出力を所定電圧に制御
する安定化電源回路と、直流を交流に変換するDC−A
Cコンバータ等とから構成されている。尚、安定化電源
回路は、例えば、電流制限用のコイルと出力調整用トラ
ンジスタとフィルタを構成するダイオード及びトランジ
スタから構成されている。
【0088】本実施例の作動を説明するが、第1実施例
と相違する非接触式流体継手及び全線式給受電装置の作
動を中心に説明する。
【0089】制御盤41は、火災受信機44から火災情
報を受信すると、高周波電源装置411から給電用配線
620に高周波電流を供給し、火災用ロボット10に電
源を無接触で供給するとともに、火災用ロボット10に
火災位置情報と移動命令を無線で送信する。火災用ロボ
ット10は受電コイル650で無接触で受電し電源変換
装置322で変換された電源により電動モータ12を駆
動し、停止予定移動定点まで移動し、テレビカメラ22
を動作させ、火災地点の状況を撮影して制御盤41に無
線で送信する。
【0090】なお、給電用配線620と受電コイル65
0との間の無接触による電源の供給は、給電用配線62
0を流れる高周波電流により、図13に点線Mで示すよ
うに給電用配線620の周囲に交番磁界を生じ、受電コ
イル650に起電力を発生させる。この起電力により発
生した交流電流は電源変換装置322のダイオードで整
流され、安定化電源回路により所定の直流電圧にされて
出力され、またDC−ACコンバータによって交流電圧
として出力され、各種搭載機器12、20、22等に供
給される。
【0091】前述の様に火災用ロボット10が停止予定
移動定点32aで停止した後、第1実施例と同様にして
受給管部530を伸長させ、受給管部530と供給管部
520との間隔を設計通りにする。
【0092】供給管体520の入口526に流体、例え
ば、消火用水Sを圧力P1で供給すると、該水Sは供給
路523を通りながら放出口521で絞り込まれ、該水
の圧力P1は速度水頭に変換され、所定速度となる。
【0093】このようにして所定の速度を得た該流体は
放出口521から噴射され、連通間隔WDを通って受給
ガイド532に案内されながら受給口531に供給され
る。受給管体530内に流入した該流体Sは、受給路5
33内で再び圧力水頭に変換され、圧力P3で出口53
6から排出される。
【0094】この時、ベルヌーイの定理及び速度エネル
ギから圧力エネルギへの変換効率を考慮することにより
次のような関係式が得られる。 P2=P1−Q2/2gS1 2 P3=ε(P2+Q2/2gS1 2
【0095】この式において、P2は放出口521にお
ける消火用水の圧力、P3は受給管体530にとりこま
れ定常状態となった場合の消火用水の圧力、Qは放出口
521の流量、S1は放出口521の断面積、gは重力
加速度、ε=0.7〜0.8、をそれぞれ示す。
【0096】この結果、受給管体530にとりこまれ定
常状態となった場合の消火用水Sの圧力P3は、供給管
体520に消火用水Sが供給されたときの消火用水の圧
力P1の70〜80%が得られる。
【0097】消火後火災用ロボットが第1実施例と同様
な要領で元のロボットステーション31に戻り、戻った
旨の信号を制御盤41に発信すると、供給先切り換え装
置412が切り換わり給電用配線620への給電が中止
されると共に、ロボットステーション31の給電用配線
610に給電を開始する。これにより火災用ロボットの
受電部を介して充電式蓄電池20が充電される。
【0098】この発明の第3実施例を説明するが、この
実施例と第1実施例との相違点は次の通りである。即
ち、流体継手として接触式流体継手の代わりに非接触式
流体継手を用いたことである。この非接触式流体継手
は、第2実施例で用いたものと同様なので説明を省略す
る。
【0099】この発明の第4実施例を説明するが、この
実施例と第2実施例との相違点は次の通りである。即
ち、流体継手として、非接触式流体継手の代わりに、接
触式流体継手を用いたことである。この非接触式流体継
手は第1実施例で用いたものと同様なので説明を省略す
る。
【0100】この発明の実施例は上記に限定されるもの
ではなく、例えば、給受電装置の給電装置をロボットス
テーションを除く移動定点のみに配設してもよい。
【0101】
【発明の効果】この発明は以上の様に構成したので、次
のような顕著な効果を奏する。 (1)当接する供給管部の接触面と受給管部の接触面の
間に吸引部を設けたので、供給管部に圧力流体を供給す
ると、放出口近傍が負圧となり、吸引部は負圧となる。
そのため、両接触面は互いに引き合うので供給管部と受
給管部とは強固に接続され一体となる。又、供給管部へ
の圧力液体の供給を停止すると、吸引部は大気圧となる
ので吸引力がなくなり両管部は分離する。このように、
本発明によれば、簡単に、しかも確実に流体継手の着脱
をすることができる。 又、従来例に比べ流体継手の保
守点検が容易となる。
【0102】(2)供給管部の放出口と受給管部の受給
口とを連通間隔をあけて対向せしめたので、供給管部に
供給された圧力流体の圧力エネルギは放出口により速度
エネルギに変換された後、所定速度で連通間隔を通って
受給口に供給されるとともに、受給管部内で再び圧力エ
ネルギに変換される。そのため、供給管部に供給された
圧力流体を効率よく受給管部に渡すことができる。ま
た、従来例と異なり、流体継手を着脱する必要は無いの
で、取扱が簡単であり、保守点検も容易である。
【0103】(3)スポット式又は全線式給電受電手段
を設けたので、火災用ロボットに十分な電源を供給する
ことができる。そのため、火災用ロボットの行動範囲や
消火あるいは火災監視などの能力に制約を受けることが
ないので、設計通りに火災用ロボットを働かすことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す火災用ロボット設備
の概略図である。
【図2】火災用ロボットの拡大縦断面図である。
【図3】スポット式給受電装置の概略図である。
【図4】接触式流体継手の拡大断面図である。
【図5】火災用ロボットのブロック回路図である。
【図6】制御盤のブロック回路図である。
【図7】火災用ロボットのプログラムのフローチャート
の前半部を示す図である。
【図8】火災用ロボットのプログラムのフローチャート
の後半部を示す図である。
【図9】制御盤のプログラムのフローチャートの前半部
を示す図である。
【図10】制御盤のプログラムのフローチャートの後半
部を示す図である。
【図11】本発明の第2実施例を示す火災用ロボット設
備の概略図である。
【図12】火災用ロボットの拡大断面図である。
【図13】全線式給受電装置の概略図である。
【図14】非接触式流体継手の拡大断面図である。
【符号の説明】
10 火災用ロボット 30 モノレ−ル 31 ロボットステ−ション 32 移動定点 110 接触式流体継手 120 供給管部 124 接触面 130 受給管部 134 接触面 321 非接触式受電装置 401 非接触式給電装置 402 非接触式給電装置 510 非接触式流体継手 520 供給管部 530 受給管部 610 非接触式給電装置 620 非接触式給電装置 650 非接触式受電装置 G 吸引部 WD 連通間隔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16L 17/06 F16L 17/06 H01F 38/14 H02J 7/00 301D H02J 7/00 301 7522−5E H01F 23/00 B

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】火災用ロボットの移動経路に沿って供給管
    部を配設し、該供給管部と火災用ロボットの受給管部と
    を流体継手を介して連通せしめるとともに、該火災用ロ
    ボットに給電するための給受電装置を備えた火災用ロボ
    ット設備であって;前記流体継手が、該供給管部の接触
    面と受給管部の接触面とを当接させ、該供給管部の縮径
    された放出口と受給管部の受給口とを連通せしめた接触
    式流体継手であって、前記両管部の接触面間に前記放出
    口及び受給口と連通する吸引部を備えており;該給受電
    装置が、火災用ロボットに設けられた充電式電池を充電
    する非接触式受電手段と、前記移動経路に沿って少なく
    とも一ヶ所に配設され、かつ、該非接触式受電手段に給
    電する非接触式給電手段と、からなるスポット式給受電
    装置であることを特徴とする火災用ロボット設備。
  2. 【請求項2】火災用ロボットの移動経路に沿って供給管
    部を配設し、該供給管部と火災用ロボットの受給管部と
    を流体継手を介して連通せしめるとともに、該火災用ロ
    ボットに給電するための給受電装置を備えた火災用ロボ
    ット設備であって;前記流体継手が、縮径された放出口
    を備え、圧力流体の圧力エネルギを速度エネルギに変換
    する供給管体と、該放出口と連通間隔を介して対向する
    受給口を備え、前記圧力流体の速度エネルギを圧力エネ
    ルギに変換する受給管体と、からなる非接触式流体継手
    であり;該給受電装置が、火災用ロボットに設けられた
    充電式電池を充電する非接触式受電手段と、前記移動経
    路に沿って少なくとも一ヶ所に配設され、かつ、該非接
    触式受電手段に給電する非接触式給電手段と、からなる
    スポット式給受電装置であることを特徴とする火災用ロ
    ボット設備。
  3. 【請求項3】火災用ロボットの移動経路に沿って供給管
    部を配設し、該供給管部と火災用ロボットの受給管部と
    を流体継手を介して連通せしめるとともに、該火災用ロ
    ボットに給電するための給受電装置を備えた火災用ロボ
    ット設備であって;前記流体継手が、縮径された放出口
    を備え、圧力流体の圧力エネルギを速度エネルギに変換
    する供給管体と、該放出口と連通間隔を介して対向する
    受給口を備え、前記圧力流体の速度エネルギを圧力エネ
    ルギに変換する受給管体と、からなる非接触式流体継手
    であり;前記給受電装置が、該移動経路に沿って延伸し
    て設置された給電用配線と、該火災用ロボットに設けら
    れ、かつ、該給電用配線に流れる電流を無接触で検出す
    る受電コイルと、からなる全線式給電受電装置であるこ
    とを特徴とする火災用ロボット設備。
  4. 【請求項4】火災用ロボットの移動経路に沿って供給管
    部を配設し、該供給管部と火災用ロボットの受給管部と
    を流体継手を介して連通せしめるとともに、該火災用ロ
    ボットに給電するための給受電装置を備えた火災用ロボ
    ット設備であって;前記流体継手が、該供給管部の接触
    面と受給管部の接触面とを当接させ、該供給管部の縮径
    された放出口と受給管部の受給口とを連通せしめた接触
    式流体継手であって、前記両管部の接触面間に前記放出
    口及び受給口と連通する吸引部を備えており;前記給受
    電装置が、該移動経路に沿って延伸して設置された給電
    用配線と、該火災用ロボットに設けられ、かつ、該給電
    用配線に流れる電流を無接触で検出する受電コイルと、
    からなる全線式給受電装置であることを特徴とする火災
    用ロボット設備。
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JP2005086876A (ja) * 2003-09-05 2005-03-31 Kazumichi Fujioka 間歇給電式電気車両システムおよび電気車両
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