JP2000116809A - トンネル内消火システムの消火方法、消火ロボットおよび巻出しロボット - Google Patents

トンネル内消火システムの消火方法、消火ロボットおよび巻出しロボット

Info

Publication number
JP2000116809A
JP2000116809A JP10289889A JP28988998A JP2000116809A JP 2000116809 A JP2000116809 A JP 2000116809A JP 10289889 A JP10289889 A JP 10289889A JP 28988998 A JP28988998 A JP 28988998A JP 2000116809 A JP2000116809 A JP 2000116809A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fire
robot
hose
extinguishing
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10289889A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3832107B2 (ja
Inventor
Shigeto Suzuki
重人 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinko Electric Co Ltd filed Critical Shinko Electric Co Ltd
Priority to JP28988998A priority Critical patent/JP3832107B2/ja
Publication of JP2000116809A publication Critical patent/JP2000116809A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3832107B2 publication Critical patent/JP3832107B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A62LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
    • A62CFIRE-FIGHTING
    • A62C3/00Fire prevention, containment or extinguishing specially adapted for particular objects or places
    • A62C3/02Fire prevention, containment or extinguishing specially adapted for particular objects or places for area conflagrations, e.g. forest fires, subterranean fires
    • A62C3/0221Fire prevention, containment or extinguishing specially adapted for particular objects or places for area conflagrations, e.g. forest fires, subterranean fires for tunnels
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A62LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
    • A62CFIRE-FIGHTING
    • A62C3/00Fire prevention, containment or extinguishing specially adapted for particular objects or places
    • A62C3/02Fire prevention, containment or extinguishing specially adapted for particular objects or places for area conflagrations, e.g. forest fires, subterranean fires
    • A62C3/0292Fire prevention, containment or extinguishing specially adapted for particular objects or places for area conflagrations, e.g. forest fires, subterranean fires by spraying extinguishants directly into the fire

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
  • Ecology (AREA)
  • Forests & Forestry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Emergency Management (AREA)
  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トンネル内に設置される給水栓および水噴霧
設備の設置間隔を長くして消火設備の設置コストを低減
する。 【解決手段】 消火ロボット1は給水栓3の設置間隔に
対応した50m程度の長さを有する消火ホースHをホー
スリールHR1に巻き付けた状態で搭載しており、消火
ホースHの一端にはスプレーノズルSNが取り付けら
れ、消火ホースHの他端は巻出しロボット2のホースリ
ールHR2を経由して給水栓3にジョイントされる。そ
して、消火ロボット1が火災位置近傍の消火位置に移動
して停止すると、巻出しロボット2は消火ロボット1内
のホースリールHR1から消火ホースHを巻き出すべく
消火ロボット1の後方(図中X方向)に向かって走行す
る。そして、巻出しロボット2は、消火ホースHがホー
スリールHR1から完全に巻き出された位置で停止す
る。この状態で、消火ロボット1は水噴霧を開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、トンネル内に発
生する火災を無人で消火することができるトンネル内消
火システムの消火方法、消火ロボットおよび巻出しロボ
ットに関する。
【0002】
【従来の技術】トンネル内において車両事故等による火
災が発生した場合、トンネル内が閉所であり、しかも煙
の充満によって視界が妨げられる等の理由から人手によ
る消火作業は極めて困難となる。また、火災の発生から
消防車が駆け付けるまでには一定の時間を要することか
ら消火作業が遅れがちとなり、このため被害が一層拡大
する危険がある。こうした事情から、交通量の多い特定
のトンネル内においては火災の発生を検知してトンネル
内に水を噴霧する消火設備が設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】とごろが、従来の消火
設備は、トンネル内のどこで火災が発生しても水を供給
できるようにするため、10m程度の間隔で給水栓と水
噴霧設備を設ける必要がある。このため、消火設備の設
置コストが膨大になるという問題があった。
【0004】この発明は、このような背景の下になされ
たもので、トンネル内に設置される給水栓および水噴霧
設備の設置間隔を長くして消火設備の設置コストを低減
することができるトンネル内消火システムの消火方法、
消火ロボットおよび巻出しロボットを提供することを目
的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1記載の発明は、トンネル内に車線方向
に敷設されたレールと、前記レールに沿って所定間隔で
設置された給水栓と、前記レール上を走行し少なくとも
消火ホース、第1のホースリール及び噴射手段を搭載し
た消火ロボットと、前記レール上を走行し少なくとも前
記消火ホースを案内する第2のホースリール及び前記給
水栓に前記消火ホースを結合するジョイント手段とを搭
載した巻出しロボットとを具備してなるトンネル内消火
システムの消火方法であって、前記消火ロボットと前記
巻出しロボットが火災発生位置近傍の給水栓の位置に移
動する段階と、前記ジョイント手段によって前記消火ホ
ースと前記給水栓とを結合させる段階と、前記消火ロボ
ットが消火作業位置へ移動する段階と、前記前記巻出し
ロボットが前記第1のホースリールから前記消火ホース
を完全に巻き出す位置まで移動する段階と、前記消火ロ
ボットが前記消火作業位置において前記給水栓から供給
される水を前記噴射手段によって前記火災発生位置に噴
射する段階とを有することを特徴としている。
【0006】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、トンネル内に火災位置検出器を設
け、前記火災位置検出器の検出結果に基づいて火災発生
位置近傍の給水栓の位置を特定する段階と、前記特定し
た給水栓の位置を前記消火ロボットと前記巻出しロボッ
トに報知する段階とをさらに有することを特徴としてい
る。
【0007】また、請求項3記載の発明は、請求項1ま
たは2に記載の消火方法に適用される消火ロボットであ
って、前記給水栓から供給される水を通過させる消火ホ
ースと、前記消火ホースを巻き付ける第1のホースリー
ルと、前記消火ホースを介して供給される水を噴射する
噴射手段と、前記レール上の走行を制御する走行制御手
段と前記噴射手段による水の噴射を制御する噴射制御手
段とを具備することを特徴としている。
【0008】また、請求項4記載の発明は、請求項1ま
たは2に記載の消火方法に適用される巻出しロボットで
あって、前記消火ホースを前記給水栓と結合させるジョ
イント手段と、前記第1のホースリールから巻き出され
る消火ホースを前記給水栓の方向に案内する第2のホー
スリールと、前記レール上の走行を制御する走行制御手
段と、前記ジョイント手段を制御するジョイント制御手
段とを具備することを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施形態を説明する。 A:実施形態の構成 図1はこの発明の一実施形態の全体構成を示す斜視図で
ある。同図において、1は消火ロボットであり、トンネ
ル内に発生した火災の発生位置に移動して消火作業を行
う。2は巻出しロボットであり、消火ロボット1に搭載
されているホースリール(図示略)に巻き付けられた消
火ホースHの巻き出し作業を行う。これら2つのロボッ
ト1,2は、それぞれトンネル内の上部壁面に車線方向
に敷設されたレールR上を走行する自動走行機能を有し
ている。
【0010】また、3,3,3,……は給水栓であり、
レールRの近傍に、およそ50m間隔で設置されてい
る。各給水栓3,3,3,……には、図示しない貯水タ
ンクに貯蓄された水が所定の水圧で供給されるようにな
っている。消火ロボット1と巻出しロボット2は、給水
栓3の位置で停止し、消火ホースHを給水栓3にジョイ
ントし、消火作業のための給水を受けるようになってい
る。
【0011】ここで、給水を外部から行う理由について
触れておく。トンネル内で消火を行う設備については、
600リットル/分の流量で40分間水を噴霧し続ける
ことができなければならないとの法規制があり、これを
満たすような水量を消火ロボット1あるいは巻出しロボ
ット2が搭載するのは容量的に不可能である。そこで、
本実施形態においては、消火剤の原液(もしくは粉末)
のみ消火ロボット1に搭載し、外部の給水栓3から水を
供給して最初の10分間は消火ロボット1内で3%の消
火剤混合液を生成して噴霧を行い、続く30分間は給水
栓3からの水をそのまま噴霧するという採っている。
【0012】さらに、4,4,4,……は火災位置検出
器であり、トンネル内におよそ50m間隔で設置されて
いる。これら火災位置検出器4,4,4,……の検出結
果は、図示しない監視センタへ送られ、火災位置の特定
に用いられる。すなわち、監視センタは、どの火災位置
検出器4が火災の発生を検出したかによって火災位置を
特定し、その火災位置に最も近い給水栓3の位置情報
(例えば、給水栓を特定する識別番号)を当該給水栓3
に最も近い位置で待機する消火ロボット1に無線信号に
より送信する。ここで、トンネル長が極めて長い場合、
消火ロボット1と巻出しロボット2のペアは、例えば1
000m間隔で複数待機している。このように複数の消
火ロボットの中から特定の消火ロボット1に対して火災
発生位置を報知するには、その消火ロボット1を識別す
るための識別番号を無線信号に含めるようにすればよ
い。これにより、各消火ロボット1は、自身の識別番号
との照合を行うことにより無線信号が自身に対する報知
信号であるか否かを知ることができる。
【0013】次に、図2に示す概念図を参照し、消火ロ
ボット1と巻出しロボット2による消火ホースHの巻出
し機構について説明する。同図に示すように、消火ロボ
ット1は給水栓3の設置間隔に対応した50m程度の長
さを有する消火ホースHをホースリールHR1に巻き付
けた状態で搭載しており、消火ホースHの一端にはスプ
レーノズルSNが取り付けられ、消火ホースHの他端は
巻出しロボット2のホースリールHR2を経由して給水
栓3にジョイントされる。そして、消火ロボット1が火
災位置近傍の消火位置に移動して停止すると、巻出しロ
ボット2は消火ロボット1内のホースリールHR1から
消火ホースHを巻き出すべく消火ロボット1の後方(図
中X方向)に向かって走行する。そして、巻出しロボッ
ト2は、消火ホースHがホースリールHR1から完全に
巻き出された位置で停止する。この状態で、消火ロボッ
ト1は水噴霧を開始する。
【0014】このように消火ホースHが完全に巻き出さ
れた状態で水噴霧を行うのは、以下の理由による。すな
わち、消火ホースHは、ホースリールHR1に巻かれた
状態においては断面が潰れており、水を通すことができ
ない状態にある。したがって、水噴霧を行うには、消火
ホースHをホースリールHR1から完全に巻き出すこと
により消火ホースH内を水が通る状態にする必要があ
る。このために、巻出しロボット2による消火ホースH
の巻き出しが必要なのである。
【0015】ここで、例えばホースリールHR1に巻き
付けた状態で断面が潰れない構造を持った消火ホースH
を採用すれば、消火ホースHを巻き出さなくても水を通
すことは可能であるが、このような消火ホースHは容積
がかさむため長いホースを消火ロボット1内に収容する
ことができない。消火ロボット1の大きさにもよるが、
せいぜい8〜10mの長さが限界である。したがって、
本実施形態においては、ホース長の長い消火ホースHを
断面が潰れた状態でホースリールHR1に巻き付けるこ
ととし、消火ホースHの断面が広がった状態で水噴霧を
行うべく、噴霧開始前に巻出しロボット2により消火ホ
ースHをホースリールHR1から完全に巻き出すように
している。
【0016】ここで図3にホースリールHR1の構造例
を示す。同図において、一端がスプレーノズルSNにつ
ながる消火ホースHは、図示のようにホースリールHR
1の円筒状の軸SHに対して回転自在にジョイントされ
る。これによりホースリールHR1の回転に伴って消火
ホースHが捻れることがない。一方、一端が給水栓3に
ジョイントされる消火ホースHはホースリールHR1に
巻き付けられた後、軸SHとジョイントされる。このジ
ョイントされる部分にあたる軸SHの側面には図示しな
い孔が形成されており、軸SH内の空洞を水が通るよう
になっている。すなわち、給水栓3から供給される水は
消火ホースH、軸SH内の空洞、消火ホースH、スプレ
ーノズルSNを経て外部に噴霧される。このように軸S
Hは消火ホースHの一部としての役割を果たすことか
ら、外部に水が漏れないよう軸SH内の空洞は密閉され
ている。
【0017】次に、図4に示す機能ブロック図を参照
し、消火ロボット1の電気的構成について説明する。同
図において、11,12は一対のCCDカメラであり、
トンネル内の状況を赤外線感応方式によって撮像し、各
々の撮像結果を出力する。13は火災検出部であり、一
対のCCDカメラ11,12の撮像結果を画像解析して
トンネル内高温部を検出するとともに所定の3次元計測
原理を用いて当該高温部までの距離Lと方向Dを算出す
る。
【0018】14はノズル制御部であり、火災検出部1
3によって検出される火災発生箇所に応じてノズル支持
機構14mを駆動しスプレーノズルSNの方向を制御す
る。具体的には、スプレーノズルSNの俯仰角と旋回角
を算出し、例えば図5に示すように俯仰自在かつ旋回自
在に支持されたスプレーノズルSNの方向を制御する。
これによって、火災発生位置に的確に水噴霧を行うこと
が可能となる。
【0019】図4において、15は受信部であり、前述
の監視センタから送信される無線信号を受信する。この
受信部15は、受信信号の復調処理のほか、識別番号の
照合および給水栓位置情報の抽出を行う。
【0020】16はテンション検出器であり、ホースリ
ールHR1の軸SHと消火ホースHのジョイント部に介
挿されたひずみセンサの出力に基づいて消火ホースHに
かかるテンションを検出する。また、このテンション検
出器16は、検出されるテンション値が所定レベルを上
回ると、消火ホースHがホースリールHR1から完全に
巻き出されたことを検出する。
【0021】17は走行制御部であり、当該消火ロボッ
ト1の走行制御とともにペアとなる巻出しロボット2の
走行制御を行う。すなわち、走行制御部17は、受信部
15から供給される給水栓位置情報に基づいて消火ロボ
ット1および巻出しロボット2を火災位置近傍の給水栓
3の位置へ移動させるべく走行機構17m,22m(後
述の図6に示す)の駆動を制御する。さらに、走行制御
部17は、火災検出部13によって検出される火災発生
箇所までの距離Lに基づいて消火ロボット1を火災発生
位置からの射程距離に移動させるべく走行機構17mの
駆動を制御する。また、走行制御部17は、テンション
検出器16の検出結果に基づいて巻出しロボット2の停
止制御を行う。
【0022】18は送信部であり、ペアとなる巻出しロ
ボット2に対して走行と停止を指示する制御信号を無線
送信する。このときの無線信号も他の巻出しロボット2
との混同を防止するため巻出しロボット2の識別番号を
付加して送信される。なお、消火ロボット1は、図示し
ないバッテリを搭載しており、これによって上記各部の
電源を得るようになっている。
【0023】次に、図6に示す機能ブロック図を参照
し、巻出しロボット2の電気的構成について説明する。
同図において、21は受信部であり、消火ロボット1か
ら無線により送信される走行と停止の制御信号を受信す
る。22は走行制御部であり、消火ロボット1から供給
される制御信号に基づいて走行機構22mを駆動し走行
制御を行う。この走行制御によって消火ホースHの巻き
出しが行われる。
【0024】23はジョイント制御部であり、例えば図
7に示すような消火ホースH端部のジョイント機構23
mを駆動して給水栓3と消火ホースHをジョイントさせ
る。このジョイントのタイミングは、給水栓位置での停
止を知らせる走行制御部22から供給される信号により
決定される。なお、この巻出しロボット2も図示しない
バッテリを搭載しており、これによって上記各部の電源
を得るようになっている。
【0025】B:実施形態の動作 次に、図8に示すフローチャート及び図9に示す状態遷
移図を参照し、上記構成からなる実施形態の動作を説明
する。まず、トンネル内の所定位置で車両事故等により
火災が発生した場合を想定する。この場合、監視センタ
ではトンネル内の火災位置検出器4,4,……の検出結
果から火災発生位置が特定され、火災発生位置に最も近
い給水栓位置情報がトンネル内に待機している消火ロボ
ット1に報知される(図8のステップS1、図9の状態
SA)。
【0026】これにより、消火ロボット1は、指定され
た給水栓位置に向かって走行するとともに、巻出しロボ
ットにも追従して走行するよう指示を出す(図8のステ
ップS2)。そして、目的の給水栓位置にて位置決め後
停止すると、巻出しロボット2は、消火ホースHを給水
栓3にジョイントさせる(図8のステップS3、図9の
状態SB)。
【0027】次いで、消火ロボット1は、CCDカメラ
11,12の撮像結果に基づき火災発生箇所までの距離
Lと方向Dを算出しつつ、スプレーノズルSNの射程距
離まで移動する(図8のステップS4、図9の状態S
C)。また、消火ロボット1は、消火位置での停止後、
ノズル方向を定める(図8のステップS5)。さらに、
消火ロボット1は、消火ホースHをホースリールHR1
から巻き出すべく、巻出しロボット2に巻き出し方向へ
の走行を指示する(図8のステップS6)。これによ
り、巻出しロボット2は、巻き出し走行を行う。
【0028】そして、消火ホースHがホースリールHR
1から完全に巻き出されると、消火ロボットHがテンシ
ョンの増大によりこれを検知し、巻出しロボット2に停
止を指示する(図8のステップS7)。これにより、消
火ホースHが伸び切った状態となり、給水栓3から消火
ロボット1に対して給水が行われる。こうして、消火ロ
ボット1は水噴霧による消火作業を開始する(図8のス
テップS8、図9の状態SD)。具体的には、当初の1
0分間は外部から供給される水と搭載している消火剤と
を混合して3%溶液を生成し、噴霧を行い、続く30分
間は外部から供給される水のみを噴霧する。
【0029】C:変形例 なお、本発明は、上述した実施形態に限らず、例えば以
下のような各種の変形が可能である。 (1)実施形態では、消火ホースHの長さをおよそ50
mとしたが、ロボット1,2が負荷に耐えられるのであ
れば、より長くしてもよい。消火ホースHの長さを大き
くとれればその分給水栓3の設置間隔を広くでき、設備
コストを低減できる。また、消火ホースHを長くし過ぎ
ると、消火ホースHの垂れ下がりが問題となる可能性が
あるが、この場合にはレールRの下方に垂れ下がった消
火ホースHを受けるフックを設置するなどの措置を採れ
ばよい。
【0030】(2)また、例えば図10に示すように、
ロボット1,2にそれぞれ2つ以上のホースリールHR
11,12,21,22を設け、消火ホースHをロボッ
ト1,2間で往復させるようにしてもよい。このように
構成すれば、消火ホースHを長くする一方、ロボット
1,2間の相対的な走行距離を短くすることができる。
これにより、ロボット2の巻き出し走行が完了するまで
の時間を短縮でき、迅速に消火作業を行うことができ
る。
【0031】(3)また、消火作業の順序は、図8及び
図9に示した態様に限らず、例えば消火ロボット1の消
火作業位置への走行と巻出しロボット2の巻き出し走行
とを同時並行で行うようにしてもよい。このようにすれ
ば、噴霧開始までの時間を短縮することができる。
【0032】(4)また、実施形態では、監視センタ、
消火ロボット1および巻出しロボット2の間の通信を無
線により行ったが、これに限らず、信号の信頼度を確保
するため有線回線を設け、有線で通信を行うようにして
もよい。
【0033】(5)また、実施形態で図示したホースリ
ールHR1、ノズル支持機構14m、ジョイント機構2
3m、レールR等の構造は一例であって、同等の機能を
奏するものであれば他の構造を採用してもよい。例えば
ジョイント機構23mについては、巻出しロボット2側
から駆動して結合するものでもよいし、給水栓3側から
駆動して結合するものでもよい。ただし、給水栓3側か
ら駆動する場合、給水栓3に巻出しロボット2の位置決
め完了を報知するしくみが必要となる。
【0034】(6)また、実施形態では赤外線感応型の
CCDカメラ11,12を用いたが、これに限らず、火
災発生箇所を検出できるものであればその他の方式のも
のを採用してもよい。
【0035】(7)また、消火ロボット1が火災発生箇
所に接近しすぎた場合、消火ロボット1自身が火災に巻
き込まれる危険があることから、CCDカメラ11,1
2とは別に温度センサを設置して消火ロボット1が一定
温度を越える程度まで火災発生箇所に接近することのな
いよう走行を制御してもよい。
【0036】(8)また、ロボット1,2の動力源とし
ては、上記実施形態のようにバッテリを搭載するのでは
なく、トロリ架線によって外部より電力を供給するよう
にしてもよい。また、エンジンと発電機を搭載して動力
を供給するようにしてもよい。
【0037】(9)また、ロボット1,2の走行方式
は、走行車輪を駆動する方式でもよいし、あるいはリニ
アモータによって磁気的に推力を得る方式を採用しても
よい。また、走行速度は、特に限定されないが、火災発
生箇所の近傍に迅速に到達する必要があることから、レ
ールRのつなぎ目やカーブ等の走行路上の制約が許す限
り、より高速であることが望ましい。
【0038】(10)また、実施形態では、火災の検知
から噴霧までを全て無人で行うようにしたが、これに限
らず、例えば人間がリモートコントローラにより火災の
発生を報知するなど、必要に応じて人間の判断を介入さ
せるようにしてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、消火ホースをその断面を潰した状態で消火ロボット
に搭載できるため、ホース長を長くすることができる一
方、巻出しロボットにより消火ホースを完全に伸ばしき
ることにより水噴霧が可能となる。この結果、トンネル
内消火システムにおいて、給水栓の設置間隔を広くする
ことができ、消火設備の設置コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態の全体構成を示す斜視
図である。
【図2】 同実施形態における消火ロボットと巻出しロ
ボットによる消火ホースの巻出し機構を示す概念図であ
る。
【図3】 同実施形態におけるホースリールの構造例を
示す斜視図である。
【図4】 同実施形態における消火ロボットの電気的構
成を示す機能ブロック図である。
【図5】 同実施形態におけるノズル支持機構の概略構
造例を示す斜視図である。
【図6】 同実施形態における巻出しロボットの電気的
構成を示す機能ブロック図である。
【図7】 同実施形態におけるジョイント機構の概略構
造例を示す平面図である。
【図8】 同実施形態の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図9】 同実施形態の動作を説明するための状態遷移
図である。
【図10】 消火ホースの巻出し機構の変形例を示す平
面図である。
【符号の説明】
1 消火ロボット 2 巻出しロボット 3 給水栓 4 火災位置検出器 11,12 CCDカメラ 13 火災検出部 14 ノズル制御部 14m ノズル支持機構 15,21 受信部 16 テンション検出器 17,22 走行制御部 17m,22m 走行機構 18 送信部 23 ジョイント制御部 23m ジョイント機構 H 消火ホース HR1,2 ホースリール R レール SH 軸 SN スプレーノズル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トンネル内に車線方向に敷設されたレー
    ルと、前記レールに沿って所定間隔で設置された給水栓
    と、前記レール上を走行し少なくとも消火ホース、第1
    のホースリール及び噴射手段を搭載した消火ロボット
    と、前記レール上を走行し少なくとも前記消火ホースを
    案内する第2のホースリール及び前記給水栓に前記消火
    ホースを結合するジョイント手段とを搭載した巻出しロ
    ボットとを具備してなるトンネル内消火システムの消火
    方法であって、 前記消火ロボットと前記巻出しロボットが火災発生位置
    近傍の給水栓の位置に移動する段階と、 前記ジョイント手段によって前記消火ホースと前記給水
    栓とを結合させる段階と、 前記消火ロボットが消火作業位置へ移動する段階と、 前記前記巻出しロボットが前記第1のホースリールから
    前記消火ホースを完全に巻き出す位置まで移動する段階
    と、 前記消火ロボットが前記消火作業位置において前記給水
    栓から供給される水を前記噴射手段によって前記火災発
    生位置に噴射する段階とを有することを特徴とするトン
    ネル内消火システムの消火方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の消火方法において、 トンネル内に火災位置検出器を設け、 前記火災位置検出器の検出結果に基づいて火災発生位置
    近傍の給水栓の位置を特定する段階と、 前記特定した給水栓の位置を前記消火ロボットと前記巻
    出しロボットに報知する段階とをさらに有することを特
    徴とするトンネル内消火システムの消火方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の消火方法に適
    用される消火ロボットであって、 前記給水栓から供給される水を通過させる消火ホース
    と、 前記消火ホースを巻き付ける第1のホースリールと、 前記消火ホースを介して供給される水を噴射する噴射手
    段と、 前記レール上の走行を制御する走行制御手段と前記噴射
    手段による水の噴射を制御する噴射制御手段とを具備す
    ることを特徴とする消火ロボット。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載の消火方法に適
    用される巻出しロボットであって、 前記消火ホースを前記給水栓と結合させるジョイント手
    段と、 前記第1のホースリールから巻き出される消火ホースを
    前記給水栓の方向に案内する第2のホースリールと、 前記レール上の走行を制御する走行制御手段と、 前記ジョイント手段を制御するジョイント制御手段とを
    具備することを特徴とする巻出しロボット。
JP28988998A 1998-10-12 1998-10-12 トンネル内消火システムの消火方法、消火ロボットおよび巻出しロボット Expired - Fee Related JP3832107B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28988998A JP3832107B2 (ja) 1998-10-12 1998-10-12 トンネル内消火システムの消火方法、消火ロボットおよび巻出しロボット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28988998A JP3832107B2 (ja) 1998-10-12 1998-10-12 トンネル内消火システムの消火方法、消火ロボットおよび巻出しロボット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000116809A true JP2000116809A (ja) 2000-04-25
JP3832107B2 JP3832107B2 (ja) 2006-10-11

Family

ID=17749090

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28988998A Expired - Fee Related JP3832107B2 (ja) 1998-10-12 1998-10-12 トンネル内消火システムの消火方法、消火ロボットおよび巻出しロボット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3832107B2 (ja)

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001097918A1 (en) * 2000-06-23 2001-12-27 Demole Frederic Jean Pierre Fire extinguishing system
JP2003000746A (ja) * 2001-06-22 2003-01-07 Miyata Ind Co Ltd トンネル内火災の消火方法および消火設備
JP2007536058A (ja) * 2004-05-07 2007-12-13 ピアッティ,ドメニコ 道路及び鉄道トンネル用消火装置
CN103566503A (zh) * 2013-11-16 2014-02-12 吕康成 一种隧道灭火车
KR101978990B1 (ko) * 2019-02-22 2019-05-17 (주)지여이앤씨 건축물의 소방용 분사장치
CN110206577A (zh) * 2019-06-27 2019-09-06 重庆交通大学 隧道智能辅助消防系统
CN110496347A (zh) * 2019-09-29 2019-11-26 河南省交通规划设计研究院股份有限公司 用于公路隧道及城市隧道的机器人灭火系统
CN111672048A (zh) * 2020-07-03 2020-09-18 重庆交通大学 一种用于公路隧道的智能消防方法及系统
CN111714805A (zh) * 2020-05-23 2020-09-29 芜湖扬宇机电技术开发有限公司 一种用于高速公路的智能灭火系统
CN113274681A (zh) * 2021-07-21 2021-08-20 北京京能能源技术研究有限责任公司 一种智能轨道机器人系统及其控制方法
CN113384836A (zh) * 2021-06-22 2021-09-14 华山电子科技有限公司 一种轨道交通用节能型救援装置
CN113715035A (zh) * 2021-08-20 2021-11-30 中铁第四勘察设计院集团有限公司 一种管廊巡检机器人巡检与充电系统及方法
CN113813537A (zh) * 2021-10-25 2021-12-21 西安文理学院 一种火焰探测机器人
KR102346594B1 (ko) * 2021-04-21 2022-01-03 (주)엠에스제이텍 건축물용 초기 화재 진압 소방장치
CN115401671A (zh) * 2022-11-02 2022-11-29 西安彬林电子科技有限公司 一种多功能轮式工业智能巡检机器人
CN115599091A (zh) * 2022-08-23 2023-01-13 国网上海市电力公司(Cn) 一种仓库极早期火情干预智能巡检机器人及其消防联动控制方法
CN118001639A (zh) * 2024-04-07 2024-05-10 山西军昊实业有限公司 一种基于智感技术的具有ept智慧隧道系统的管廊

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101590344B1 (ko) * 2015-04-30 2016-02-01 주식회사 맥서브 도로터널의 화재 소화장치
CN108853854A (zh) * 2018-05-16 2018-11-23 武汉科技大学 隧道内移动喷枪灭火系统
KR102204121B1 (ko) * 2020-07-31 2021-01-19 시춘근 소화시스템이 구비된 지중전력설비

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001097918A1 (en) * 2000-06-23 2001-12-27 Demole Frederic Jean Pierre Fire extinguishing system
AU772432B2 (en) * 2000-06-23 2004-04-29 Frederic Jean-Pierre Demole Fire extinguishing system
JP2003000746A (ja) * 2001-06-22 2003-01-07 Miyata Ind Co Ltd トンネル内火災の消火方法および消火設備
JP2007536058A (ja) * 2004-05-07 2007-12-13 ピアッティ,ドメニコ 道路及び鉄道トンネル用消火装置
CN103566503A (zh) * 2013-11-16 2014-02-12 吕康成 一种隧道灭火车
KR101978990B1 (ko) * 2019-02-22 2019-05-17 (주)지여이앤씨 건축물의 소방용 분사장치
CN110206577A (zh) * 2019-06-27 2019-09-06 重庆交通大学 隧道智能辅助消防系统
CN110496347A (zh) * 2019-09-29 2019-11-26 河南省交通规划设计研究院股份有限公司 用于公路隧道及城市隧道的机器人灭火系统
CN111714805A (zh) * 2020-05-23 2020-09-29 芜湖扬宇机电技术开发有限公司 一种用于高速公路的智能灭火系统
CN111672048A (zh) * 2020-07-03 2020-09-18 重庆交通大学 一种用于公路隧道的智能消防方法及系统
KR102346594B1 (ko) * 2021-04-21 2022-01-03 (주)엠에스제이텍 건축물용 초기 화재 진압 소방장치
CN113384836A (zh) * 2021-06-22 2021-09-14 华山电子科技有限公司 一种轨道交通用节能型救援装置
CN113274681B (zh) * 2021-07-21 2021-11-05 北京京能能源技术研究有限责任公司 一种智能轨道机器人系统及其控制方法
CN113274681A (zh) * 2021-07-21 2021-08-20 北京京能能源技术研究有限责任公司 一种智能轨道机器人系统及其控制方法
CN113715035A (zh) * 2021-08-20 2021-11-30 中铁第四勘察设计院集团有限公司 一种管廊巡检机器人巡检与充电系统及方法
CN113813537A (zh) * 2021-10-25 2021-12-21 西安文理学院 一种火焰探测机器人
CN115599091A (zh) * 2022-08-23 2023-01-13 国网上海市电力公司(Cn) 一种仓库极早期火情干预智能巡检机器人及其消防联动控制方法
CN115599091B (zh) * 2022-08-23 2024-06-07 国网上海市电力公司 一种仓库极早期火情干预智能巡检机器人及其消防联动控制方法
CN115401671A (zh) * 2022-11-02 2022-11-29 西安彬林电子科技有限公司 一种多功能轮式工业智能巡检机器人
CN115401671B (zh) * 2022-11-02 2023-03-14 西安彬林电子科技有限公司 一种多功能轮式工业智能巡检机器人
CN118001639A (zh) * 2024-04-07 2024-05-10 山西军昊实业有限公司 一种基于智感技术的具有ept智慧隧道系统的管廊

Also Published As

Publication number Publication date
JP3832107B2 (ja) 2006-10-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000116809A (ja) トンネル内消火システムの消火方法、消火ロボットおよび巻出しロボット
CN104548415B (zh) 一种悬挂式智能移动灭火系统
CN110665142B (zh) 隧道智能消防系统
US9577418B2 (en) Cable system
CN108434628A (zh) 无人机械车库移动式消防系统及方法
EP1169092B1 (en) Manually or remotely controlled, telescopic, fire-fighting robot, automatically connected to the water pipe system and hung on a monorail in tunnels
JP3700139B2 (ja) 火源探知機能付火災用ロボット設備
US9345914B1 (en) Automatic fire extinguishing system
KR102275751B1 (ko) 터널내 자동 화재 감지 및 소화장치
CN110604887B (zh) 用于换流站阀厅的灭火机器人、灭火系统及降温灭火方法
JP3564647B2 (ja) 火災用ロボット設備
KR102430038B1 (ko) 객체 이상 감시와 제거를 위한 시스템 및 그 방법
CN111265799B (zh) 一种阀厅消防系统
JPH1088997A (ja) トンネル内消火ロボット
JP2004024381A (ja) トンネル用消火ロボット
JPH08266675A (ja) 知能化火災用ロボット設備
JPH1088996A (ja) トンネル内消火ロボット
JP3477543B2 (ja) 壁面防護用ロボット設備
CN109011276A (zh) 一种建筑智能消防系统及其灭火方式
CN211513203U (zh) 一种隧道智能消防系统
CN221155176U (zh) 一种消防机器人
JPH08191899A (ja) 火災用ロボット装置
JP6383563B2 (ja) 放水システム及びホース配索方法
JP3477541B2 (ja) 火災感知器の自動掃除用ロボット設備
CN111701173A (zh) 用于特高压换流站的辅助灭火设备、方法及特高压换流站

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050913

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060214

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060413

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060627

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060710

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051110

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090728

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100728

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100728

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110728

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120728

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees