JP3477543B2 - 壁面防護用ロボット設備 - Google Patents

壁面防護用ロボット設備

Info

Publication number
JP3477543B2
JP3477543B2 JP07679195A JP7679195A JP3477543B2 JP 3477543 B2 JP3477543 B2 JP 3477543B2 JP 07679195 A JP07679195 A JP 07679195A JP 7679195 A JP7679195 A JP 7679195A JP 3477543 B2 JP3477543 B2 JP 3477543B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
robot
fire
power supply
mobile robot
wall protection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP07679195A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08266670A (ja
Inventor
雅之 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nohmi Bosai Ltd
Original Assignee
Nohmi Bosai Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nohmi Bosai Ltd filed Critical Nohmi Bosai Ltd
Priority to JP07679195A priority Critical patent/JP3477543B2/ja
Publication of JPH08266670A publication Critical patent/JPH08266670A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3477543B2 publication Critical patent/JP3477543B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、壁面防護用ロボット
設備に関するもので、特に、トンネルなどの構造物の壁
面を火災時に火災から防護する壁面防護用ロボット設備
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車トンネル内で火災が発生すると、
火災用ロボットは火災地点に向かって移動するととも
に、該火災地点近傍に停止する。そして、消火ノズルを
該火災地点に向けながら放水をし、消火する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、火災が発生す
るとその火災地点近傍のトンネル壁面は加熱されて高温
となるので、破損したり、くずれたりするので、大変危
険である。
【0004】この発明は、上記事情に鑑み、火災時にお
けるトンネルなどの構造物の壁面の熱による損壊を防止
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、移動式のロ
ボットに、壁面防護用ノズルを備えることにより、前記
目的を達成しようとするものである。
【0006】
【作用】火災が発生すると、火災用ロボットは火災発生
地点に向かって移動すると共に、所定位置に到達すると
停止する。該火災用ロボットは壁面防護用ノズルから壁
面に向けて放水を開始する。
【0007】
【実施例】この発明の第1実施例を図1〜図11により
説明する。トンネルの走行路の側壁上部あるいは真上に
移動経路としてのモノレール30を設け、該モノレール
30に車輪11を介して火災用ロボット10を設ける。
【0008】この火災用ロボット10は、例えば、壁面
防護並びに消火、火災監視を兼ねた消火用ロボットであ
り、間隔をおいて複数配設されている。前記モノレール
30は、火災用ロボットの走行を案内する移動経路で、
例えば、前記トンネルの他、石油化学工場などのプラン
ト設備の敷地、工場内、ビルなどの建物内、などの消火
対象物に沿って配設される。
【0009】このモノレール30には前記火災用ロボッ
ト10を待機させるロボットステーション31が間隔を
あけて複数設けられている。このロボットステーション
31は開閉自在なボックスである。
【0010】モノレール30には、所定間隔、例えば、
25m間隔、に移動定点32が設けられている。この移
動定点32は火災用ロボット10が壁面防護消火、或い
は火災監視のため移動する時の停止位置である。
【0011】火災用ロボット(移動式ロボット本体)1
0には、充電式蓄電池20が設けられており、この蓄電
池20は、電動モータ12、モニタノズル13の方向制
御用モータ21、電動ポンプ15、制御装置17、アン
テナ19付きの送受信機18などに電源を供給する。
【0012】前記電動モータ12はチェーンなどを介し
て車輪11を正転/逆転させ火災用ロボット10を走行
させる。又、電動ポンプ15は、連結配管16に設けら
れているが、該連結配管16は延伸装置23を介して受
給管体130に接続されている。前記受給管体130の
先端部には、接触式流体継手110が設けられている。
【0013】22は監視用テレビカメラ、40は例えば
泡原液などの消火剤の貯蔵部、41は火災受信機44と
アンテナ43を有する送受信機42とが接続されている
制御盤、45は火災受信機44に接続され、かつ、トン
ネルの側壁に間隔をおいて複数配設された火災感知器、
をそれぞれ示す。この火災感知器45として、例えば、
熱、煙、炎の光、ガス、臭いなどによる各種感知器があ
るが、必要に応じて適宜選択される。なお、47は連絡
管33を介して供給配管100に接続され、かつ、制御
盤41により制御される給水ポンプである。
【0014】60は制御弁63a,63bを介して受給
管体130に連通する壁面防護ノズルで、高圧パイプ6
1に回動自在に設けられた複数のノズル62を備えてい
る。65は、壁面及び周辺温度監視装置であり、例え
ば、この装置として、赤外線センサや温度センサが用い
られる。この温度センサ65の情報は制御装置17を介
して制御盤41に送られる。
【0015】供給配管100は、モノレール30に沿っ
て配設され、該配管100には移動定点32に対応して
複数の供給管体120が設けられている。この供給管体
120には、弁135と接触式流体継手110が設けら
れている。
【0016】前記接触式流体継手110は図4に示す様
に、供給管体120と受給管体130とから構成されて
いる。
【0017】供給管体120の供給路123は直径Dに
形成されているが、その先端部は絞り込まれ、断面円錐
台状をなしている。放出口121の直径dは、前記直径
Dに比べ大幅に縮径されている。両直径の割合d/Dは
必要に応じて適宜決定されるが、例えば、d/Dは1/
5が選ばれる。
【0018】供給管体120の先端にはフランジ122
が設けられている。この供給管体120の先端面は接触
面124をなしているが、この接触面124は、平滑
に、かつ、軸心Cに対して垂直状に形成されている。
【0019】受給管体130には受給路133が設けら
れているが、この受給路133は、出口136に向って
次第に広がっている。受給口131の直径wは前記放出
口121の直径dより若干大きく形成されている。該両
直径の割合d/wは必要に応じて適宜選択され、例え
ば、d/wは0.9が選ばれる。前記放出口121と受
給口131とは対向しており、両口121、131の軸
心は該流体継手110の軸心C上に位置している。
【0020】受給管体130の後端には、フランジ13
2が設けられている。この受給管体130の後端面は、
接触面134をなしているが、この接触面134は平滑
に、かつ、軸心Cに対して垂直状に形成されている。
【0021】この接触面134は、Oリング137を介
して前記接触面124に当接しているが、両接触面12
4、134間にはわずかな隙間があり、この隙間が吸引
部Gを形成している。
【0022】この吸引部Gは放出口121、受給口13
1と連通し、通水時には両口121、131間における
圧力と同圧、即ち、負圧となる。なお、両接触面12
4、134の面積の大きさは、必要に応じて適宜選択さ
れるが、その面積が大きくなるに従って吸引力が増大す
る。
【0023】モノレール30に間隔をおいて配設された
ロボットステーション31と移動定点32には、それぞ
れ非接触式給電装置401、402が設けられている。
【0024】この給電装置401は、図3に示す様に、
コ字状の磁性体402aに巻かれた給電用配線402b
を備えている。この配線402bは腐食を防止するため
樹脂により被覆されているとともに、高周波電源装置4
11を介して制御盤41に接続されている。
【0025】非接触式給電装置はモノレール30に沿っ
て所定間隔、例えば、全長2000mのモノレールに2
5mおきに設けられており、その給電装置の全長は、例
えば、3mであり火災用ロボット10の停止位置が多少
ずれても火災用ロボット10に給電ができるようになっ
ている。この給電装置は第1の非接触式給電装置401
と第2の非接触式給電装置402とから構成されてい
る。
【0026】第1の非接触式給電装置401は、ロボッ
トステーション31内に設けられ、かつ、給電回路C1
に配設されている。第2の非接触式給電装置402は、
移動定点32に設けられ、かつ、前記給電回路C1と別
個に形成された給電回路C2に配設されている。
【0027】第1及び第2の非接触式給電装置401、
402を高周波電流の供給先切り替え装置412を介し
て高周波電源装置411に接続している。
【0028】火災用ロボット(移動式ロボット本体)1
0には、非接触式受電装置321が設けられている。こ
の装置321は、図3に示す様に、コ字状の磁性体32
1aに巻かれた受電コイル321bを備えている。この
受電コイル321bは電源変換装置322に接続されて
いる。
【0029】この電源変換装置322は、受電コイル3
21bによって受電された高周波電流を直流電流に変換
して蓄電池(充電式電池)20を充電したり、電動モー
タ12、モニタノズル13の方向制御用モータ21、電
動ポンプ15、制御装置17、アンテナ19付きの送受
信器18などに電源を供給する。
【0030】火災用ロボット10のブロック回路図を図
5により説明する。図5において、MPU10はマイク
ロコンピュータ、ROM11は図7〜図10にフローチ
ャートで示す動作プログラムを記憶するリードオンリメ
モリ、EEPROM11は火災用ロボット10の自己ア
ドレス、制御に必要なロボット毎に異なる設定値等を記
憶した電気的に書き換え可能なEEPROMをそれぞれ
示す。なお、EEPROM11の代わりにディップスイ
ッチ等を用いてもよい。
【0031】RAM11は作業領域としてのランダムア
クセスメモリ、CB11は電動モータ12の制御回路、
CB12はモニタノズル13の方向制御モータ21の制
御回路、CB13は電動ポンプ15の制御回路、CB1
4は、延伸装置23の制御回路、CB15は弁135の
放水制御回路、CB16は監視用テレビカメラ22の制
御回路、CB17は蓄電池の充電監視回路、CB18は
制御弁63a,63b,63cの制御回路、PN11は
各種スイッチやテンキー等(図示せず)が設けられた入
力操作部、DP11は各種表示灯やLCD等の表示器
(図示せず)が設けられた表示部、MS11は定点カウ
ント用のマイクロスイッチ、IF11〜IF19、IF
101、IF102はインターフェース、をそれぞれ示
す。なお、IF19は送受信機18接続用インターフェ
ースである。
【0032】制御盤41のブロック回路図を図6により
説明する。図6において、MPU20はマイクロコンピ
ュータ、ROM21は図9、図10にフローチャートで
示す動作プログラムを記憶するリードオンリメモリ、E
EPROM21は複数のロボット10の各アドレス、火
災用ロボット10ごとに必要な火災用ロボット毎に異な
る設定値等を記憶した電気的に書き換え可能なEEPR
OM、をそれぞれ示す。尚、EEPROM21の代わり
にディップスイッチ等を用いてもよい。
【0033】RAM21は作業領域としてのランダムア
クセスメモリ、TRX21は火災受信機44と信号の授
受を行う火災情報送受信回路、CB21は高周波電源装
置411の制御回路、CB22は制御盤41により制御
される給水ポンプ47の制御装置、PN21は各種スイ
ッチやテンキー等(図示せず)が設けられた入力操作
部、DP21は各種表示灯やLCD等の表示器や監視用
テレビカメラ22からの映像信号に基づき表示するブラ
ウン管、等(図示せず)が設けられた表示部、IF21
〜IF28はインターフェース、をそれぞれ示す。尚、
IF28は送受信器42接続用インターフェースであ
る。
【0034】本実施例の作用について説明する。火災用
ロボット10は、電圧監視回路CB14が充電式電池
(蓄電池)20の充電電圧を監視しており(S10
2)、電圧が所定電圧に低下したことを検出すると、制
御装置17は送受信機18を介して制御盤41に給電要
求信号を送信する(S104)。
【0035】制御盤41は給電要求信号を受信すると、
給電要求信号を送信した火災用ロボット10を判別し、
要求した火災用ロボット10が停止しているロボットス
テーション31の非接触式給電装置401の給電用配線
401bに高周波電源装置411と切り替え装置412
を通じて高周波電流を給電する(S204、S20
5)。
【0036】火災用ロボット10は、給電用配線401
bに流れる高周波電流を非接触式受電装置321の受電
コイル321bによって電磁誘導により受電するととも
に、受電した高周波電流を電源変換装置322で直流電
流に変換し、充電式電池20を充電する。
【0037】電圧監視回路CB14が充電式電池20の
電圧が規定電圧に回復したことを検出すると(S102
のY)、制御装置17は制御盤41に給電完了信号を出
力する(S103)。これにより、制御盤41は高周波
電源装置411の動作を停止し、給電を停止する(S2
07、S202)。
【0038】火災受信機44が、火災感知器45から火
災情報、例えば火災信号を受信すると、その火災信号に
基づいて火災発生地点を判別し、その情報を制御盤41
に出力する。
【0039】制御盤41は、火災発生地点の情報に基づ
き(S203のY、S206のY、S208)、火災用
ロボット10を停止させる移動定点32aを判別し、火
災用ロボット10を特定して火災発生地点の情報と移動
定点32aの情報、並びに移動指令を送受信機18、4
2を通じ無線で送信する(S209)。
【0040】ここで、例えば、火災用ロボット10の特
定方法としては、制御盤41から出力したアドレスと各
火災用ロボット10に記憶されている自己アドレスが一
致した場合に、その火災用ロボット10が火災発生地点
の情報と移動指令を受け取る方法が用いられる。
【0041】又、制御盤41は、送信した移動定点32
a並びにその前後の移動定点(即ち火災発生地点近傍の
移動定点)に設けられた給電用配線402bに高周波電
源装置411と切り替え装置412を通じて高周波電流
を給電する(S210)。
【0042】制御盤41によって指定された火災用ロボ
ット10は、その制御装置17が火災発生地点情報と移
動命令を受信すると(S105のY、S106)、充電
式電池20の電流を用いて、電動モータ12を正転もし
くは逆転して(S109),ロボットステーション31
から制御盤41によって指定された移動定点32aまで
移動する(S110〜S112)。制御装置17は、火
災用ロボット10が指定された移動定点32aまで移動
すると電動モータ12を停止させる(S113)。この
とき、停止した移動定点32aの位置を制御盤41に送
信するようにしてもよい。
【0043】停止位置の判別方法として、フローチャー
トに示した様に、各移動定点32に突起を設け、一方、
火災用ロボット10には移動定点32の突起を検出する
マイクロスイッチMS11を設け、該マイクロスイッチ
が移動定点32を通過する毎に定点信号を出力する。こ
の通過した移動定点の数をカウントして(S110、S
111)、そのカウントされた数と火災用ロボットが移
動命令とともに読込んだ火災地点情報としての通過すべ
き移動定点の数Kとの大小の比較を行って、移動停止点
32aを判別する(S112)。
【0044】別方法としては、電動モータ12が何回転
したかを回転計などで計測することにより、移動停止点
を判別する方法もある。又、カウント方法としては、発
光素子及び受光素子を設ける方法をとってもよい。
【0045】そして、移動定点32aに停止した火災用
ロボット10は、その受電コイル321bによって移動
定点32aに設けられた第2の非接触式給電装置402
の給電用配線402bに流れる高周波電流を電磁誘導に
よって受電し、電源変換装置22によって直流や交流に
変換し搭載している各種機器に供給する。
【0046】火災用ロボット10が停止した場合に、制
御盤41が停止信号を受信したならば、操作者が制御盤
41を操作し、無線で、監視用テレビカメラ22の回動
命令を火災用ロボット10に送る。そして、上下左右に
回動している監視用テレビカメラ22が火災地点を写し
た場合には制御盤41から監視用テレビカメラ22の回
動停止命令を送出する。
【0047】ここで、上下左右に監視用テレビカメラ2
2を首振りさせて火災地点を監視用テレビカメラ22の
中央に映し出させる。このとき、操作者が映像から火災
と判断した場合には、制御盤41から火災確定命令を送
出する。
【0048】火災用ロボット10の制御装置17は、そ
の火災確定命令によって、監視用テレビカメラ22の回
転角と俯角を検出して火災位置を判断し(S115)、
モニタノズル13の方向制御を行う。なお、操作者が制
御盤41を操作し、無線で、監視用テレビカメラ22の
回動命令を火災用ロボット10に送る代わりに、火災用
ロボット10が停止したら監視用テレビカメラ22が自
動的に回動を開始するようにしてもよく、又、回動停止
命令と火災確定命令とを1つの信号で行うようにしもよ
い。
【0049】又、このとき、制御装置17は停止してい
る移動定点32aの位置情報信号を映像信号に重畳させ
て送信し、映像の中に表示させるようにしても良い。
【0050】また、火災用ロボット10が移動停止点3
2aで停止すると、制御装置17はジョイント接続命令
(S114)を発して延伸装置23を駆動させ、一点鎖
線の位置にある受給管体130Aを移動して、フランジ
132を供給管体120のフランジ122に当て、接触
面124、134を当接させる。
【0051】制御装置17はモニタノズル13の方向制
御モータ21を回転制御してモニタノズル13を火災地
点に指向させるとともに(S116)、放水制御部に弁
開放命令(S117)を送出し、火災用ロボット10に
設けられた部材(図示せず)を供給管体120に設けら
れた弁135を開放させる。制御装置17は電動ポンプ
15を始動させると共に、送受信機18、42を介して
制御盤41にモニタノズル13及び壁面防護用ノズル6
0からの放出開始命令を送信し(S118)、制御盤4
1から給水ポンプ47を始動させ(S211のY、S2
12)、接触式流体継手110を通じて消火剤、例えば
泡混合液をモニタノズル13及び壁面防護用ノズル60
から放出させる。
【0052】なお、制御装置17には温度センサ65か
ら壁面66及び周辺温度の情報が出力され、該制御装置
17はその出力に基づいて冷却の必要な壁面を判断する
とともに、その判断に基づいて該壁面を冷却できるよう
に制御回路CB18を通じて制御弁63aまたは63b
を開放して壁面防護用ノズル60の方向、並びに通水を
制御する。なお、ノズル60の方向制御用モータを設
け、このモータによってノズル60を旋回させ方向制御
するようにしてもよい。なお、制御弁63a,63bは
常時閉じており、一方制御弁63cは常時開いている。
またこのとき、接触式流体継手110を通じて消火用水
が供給されるとモニタノズル13から消火用水が放出さ
れ消火活動を行うことができる。
【0053】この時、制御盤41に放出開始を送信する
ようにしてもよい。又、弁開放命令は、例えば供給管体
120側にマイクロスイッチを、受給管体130側にレ
バーを設けておき、このレバーを倒してマイクロスイッ
チを動作させるようにしても良い。
【0054】供給管体120の入口126に流体、例え
ば、消火用水Sを圧力P1で供給すると、該水Sは供給
路123を通りながら放出口121で絞り込まれ、該水
の圧力P1は速度水頭に変換された後、放出口121か
ら受給管体130の受給口131に供給されるととも
に、受給路133内で再び圧力水頭に変換され、圧力P
3で出口136から排出される。
【0055】この時の放出口121からの放水圧力P2
は、ベルヌーイの定理に基いて次式により求められる。 P2=P1−Q2/2gS1 2
【0056】この式において、Qは放出口121の流
量、S1は放出口121の断面積、gは重力加速度、を
それぞれ示す。従って、流量Q、圧力P1が一定の場合
には放出圧力P2は放出口121の断面積S1の関数とな
り、断面積S1を選択することにより放水圧力P2の値を
負にすることができる。
【0057】この様に放出口121の放水圧力P2は、
供給路123及び受給路133中で最も小さな圧力とな
る。例えば、供給路123の圧力P1が10kg/cm2
であり、受給路133の圧力P3が8kg/cm2である
時には、放水圧力P2は−1kg/cm2となる。
【0058】この放水圧力P2は、接触面124、13
4間の吸引部Gの圧力となるので、両接触面124、1
34は吸引部Gを介して強く引き合い吸着する。これに
より両管体120、130は強固に接続されて一体とな
る。
【0059】給水中に両管体120、130を互いに反
対方向に引っ張っても、前記吸引部Gにおける吸引力の
ため両者120、130を引き離すことはできない。し
かし、供給管体120への給水を停止すると、前記吸引
部Gにおける吸引力はなくなるので、両管体120、1
30は自動的に吸着が解除され、離れてしまう。
【0060】なお、火災用ロボットに消火剤、例えば泡
混合液を貯蔵したタンク及びそのタンクに貯蔵された消
火剤量を検出する消火剤量検出部を設け、消火初期にお
いてはタンクから消火剤をモニタノズル13に供給し、
消火剤量検出部によって消火剤がないと判別された場合
に、消火剤の貯蔵部40から消火剤を供給するようにし
てもよい。
【0061】また、タンクに泡原液のみを貯蔵し、消火
剤の貯蔵部からは消火用水のみを供給するようにして、
それらを例えば、ラインプロポーションのような混合器
を用いて混合した後にモニタノズル13から放出するよ
うにしてもよい。ここで、タンクを設ける場合にはタン
クの出口の部分に弁を設けるようにし、それを制御する
放水制御部も制御装置17に設ける。
【0062】消火活動中は、監視用テレビカメラ22か
ら送出される火災発生地点の映像信号を制御盤41のブ
ラウン管(図示せず)に表示し、操作者が鎮火されたか
否かを監視し(S119)、鎮火されたと判断した場合
には、火災消火完了命令を制御盤41から制御装置17
に送出する(S119のN)。そうすると、電動ポンプ
15を停止させると共に、制御装置17から制御盤41
に放出停止命令(S120)が発信され、給水ポンプ4
7を停止させる(S214)。
【0063】一方、制御装置17は、延伸装置23を駆
動させ、火災用ロボット10の受給管体130を縮ま
せ、その移動定点32aに対応して設けられた供給管体
120から切り離すとともに(S121)、火災用ロボ
ット10に設けられた部材(図示せず)をマイクロスイ
ッチから離させることにより弁135を閉じさせ、消火
剤のモニタノズル13及び壁面防護用ノズル60からの
放出を停止させる。
【0064】その後電動モータ始動命令(S122)に
より電動モータ12を逆転もしくは正転させて火災用ロ
ボット10を走行させ前記ロボットステーション31ま
で到達した時点で電動モータ停止命令(S126)を発
信し、電動モータ12を停止し該火災用ロボット10を
元の位置に戻すと共に、次の火災に備える。制御装置1
7が戻った旨を制御盤41に送信する(S127、S2
15)と、移動定点の給電部がオフとなり給電を停止す
る(S216)。
【0065】火災用ロボット10がロボットステーショ
ン31まで戻ったことを判別する方法としては、フロー
チャートに示したように、停止した移動停止点32aを
起点として通過した移動定点の数をカウントして、その
数と移動命令とともに読込んだ火災地点情報としての通
過すべき移動定点の数Kとの差が0となった場合にロボ
ットステーション31まで戻ったとする方法が採用され
る(S123〜S125)。
【0066】別方法としては、電動モータ12が何回転
逆回転したかを回転計などで計測することにより、ロボ
ットステーション31に戻ったことを判別する方法もあ
る。又、カウント方法としては前記発光素子及び受光素
子を設ける方法を採用しても良い。
【0067】また、火災用ロボット10が移動停止点3
2aまで移動して電動モータ12を停止した後、更に所
定位置に停止したか否かを判定し、否の場合には位置修
正を行うプログラムを設けても良い。
【0068】更に、火災用ロボット10を正確に指定し
た移動定点に停止させる為の移動微調整手段を設けても
良い。この移動微調整手段として、例えば、火災用ロボ
ット10がロボットステーション31から目標の移動定
点に向う場合に、火災用ロボット10の移動速度をその
途中迄高速で行い、該移動定点近傍に到達したら低速で
行って、その移動定点に停止し易い様に速度を制御する
方法が用いられる。
【0069】また、火災用ロボット10の受給管体13
0と移動定点32aに対応して設けられた給水管体12
0との接続が完了したことを圧力水が送液されたことを
感知する圧力センサを用いて判別し、接続が不十分と判
別される場合には、消火ロボット10の位置修正を行な
い、再度接続を試みるようにしてもよい。
【0070】この発明の第2実施例を図12により説明
するが、図1〜図11と同一図面符号はその名称も機能
も同一である。この実施例と第1実施例との相違点はモ
ノレール30に消火用ノズル13と壁面防護用ノズル6
0とを備えた火災用ロボットを配設するかわりに、消火
用ノズル13を備えた消火用ロボット70と壁面防護用
ノズル60を備えた壁面防護ロボット71とをそれぞれ
別個に配設したことである。
【0071】このように両種のロボット70、71を設
けると、消火用ノズル13と壁面防護用ノズル60とを
互いに自由に移動できるので、より適切に消火及び壁面
防護が可能となる。
【0072】この発明の第3実施例を図13〜図16に
より説明するが、図1〜図11と同一図面符号はその名
称も機能も同一である。この実施例と第1実施例との相
違点は次の通りである。 (1)流体継手として、接触式流体継手の代わりに、非
接触式流体継手が用いられていること。
【0073】(2)給受電装置として、スポット式給受
電装置、即ち、火災用ロボットに設けられた受電コイル
と、移動経路に沿って複数配設されたコ字状の磁性体に
巻かれた給電用配線と、を用いる代わりに、全線式給受
電装置、即ち、火災用ロボットに設けられた受電コイル
と、移動経路に沿って延伸配設された給電用ループ配線
と、を用いることである。
【0074】この発明の非接触式流体継手を図16によ
り説明する。非接触式流体継手510は供給管体520
と受給管体530とから構成されている。両管体52
0、530は連通間隔WDを介して対向しているが、こ
の連通間隔WDは必要に応じて適宜決定され、例えば、
30mmが選択される。
【0075】供給管体520の供給路523は直径Da
に形成されているが、その先端部は絞り込まれ、断面円
錐台状をなしている。放出口521の直径daは、前記
直径Daに比べ大幅に縮径されている。両直径の割合d
a/Daは必要に応じて適宜決定されるが、例えば、d
a/Daは1/5が選ばれる。
【0076】供給管体520は、移動定点32に対向す
るように壁面や地上面に設けられた支持部材524に固
定され、その先端部の外周面は円錐台状に形成されてい
る。
【0077】受給管体530は火災用ロボット10の支
持部材534により支持されているが、この受給管体5
30には受給路533が設けられている。この受給路5
33は、デフューザ部であり、出口536に向って次第
に広がっている。受給口531には、放出口521に向
かって広がる受給ガイド532が設けられている。
【0078】この受給口531の直径waは前記放出口
521の直径daより若干大きく形成されている。該両
直径の割合da/waは必要に応じて適宜選択され、例
えば、da/waは0.9が選ばれる。前記放出口52
1と受給口531とは対向しており、両口521、53
1の軸心は該流体継手510の軸心C上に位置してい
る。
【0079】次に非接触式給受電装置を図13〜図15
により説明する。モノレール30に沿って給電区画毎に
ループ状の給電用配線620が配設されている。この給
電用配線620は耐腐蝕性の樹脂でコーティングされる
とともに、高周波電流の供給先切り替え装置412を介
して高周波電源装置411に接続されている。
【0080】火災用ロボット10には、前記給電用配線
610、620から給電を受けるための受電体650が
設けられている。該受電体550で受電した高周波電流
は、必要に応じて直流、又は交流に変換され電動モータ
642、制御装置17、充電式蓄電池20、監視用モニ
タカメラ22等に供給される。この受電体650とし
て、例えば、受電コイルが用いられる。
【0081】図15は、給電用配線620と受電コイル
650との位置関係を説明する図で、660はループ状
に配線された給電用配線620の支持部材、661は火
災用ロボット10のアーム663に設けられた補助輪、
662は火災用ロボット10の上部に設けられ、上端に
車輪641と電動モータ642を有するアームである。
その給電用配線620の間に、間隙を空けて挿入される
ように、受電コイル650が火災用ロボット10のアー
ム662に固定されている。
【0082】また、火災用ロボット10の電源変換装置
322は、例えば、受電コイル650と並列に、この受
電コイル650と給電用配線620の周波数に共振する
共振回路を構成するコンデンサと、この共振回路のコン
デンサと並列に接続された整流用ダイオードと、このダ
イオードに接続され、出力を所定電圧に制御する安定化
電源回路と、直流を交流に変換するDC−ACコンバー
タ等とから構成されている。なお、安定化電源回路は、
例えば、電流制限用のコイルと出力調整用トランジスタ
とフィルタを構成するダイオード及びトランジスタから
構成されている。
【0083】本実施例の作動を説明するが、第1実施例
と相違する非接触式流体継手及び全線式給受電装置の作
動を中心に説明する。
【0084】制御盤41は、火災受信機44から火災情
報を受信すると、電源供給装置から給電用配線620に
高周波電流を供給し、火災用ロボット10に電源を無接
触で供給するとともに、火災用ロボット10に火災位置
情報と移動命令を無線で送信する。火災用ロボット10
は受電コイル650で無接触で受電し電源変換装置32
2で変換された電源により電動モータ12を駆動し、停
止予定移動定点まで移動し、テレビカメラ22を動作さ
せ、火災地点の状況を撮影して制御盤41に無線で送信
する。
【0085】なお、給電用配線620と受電コイル65
0との間の無接触による電源の供給は、給電用配線62
0を流れる高周波電流により、図15に点線Mで示すよ
うに給電用配線620の周囲に交番磁界を生じ、受電コ
イル650に起電力を発生させる。この起電力により発
生した交流電流は電源変換装置322のダイオードで整
流され、安定化電源回路により所定の直流電圧にされて
出力され、またDC−ACコンバータによって交流電圧
として出力され、各種搭載機器642、20、22等に
供給される。
【0086】前述の様に火災用ロボット10が停止予定
移動定点32aで停止した後、第1実施例と同様にして
受給管体530を伸長させ、受給管体530と供給管体
520との間隔を設計通りにする。
【0087】供給管体520の入口526に流体、例え
ば、消火用水Sを圧力P1で供給すると、該水Sは供給
路523を通りながら放出口521で絞り込まれ、該水
の圧力P1は速度水頭に変換され、所定速度となる。
【0088】このようにして所定の速度を得た該流体は
放出口521から噴射され、連通間隔WDを通って受給
ガイド532に案内されながら受給口531に供給され
る。受給管体530内に流入した該流体Sは、受給路5
33内で再び圧力水頭に変換され、圧力P3で出口53
6から排出される。
【0089】この時、ベルヌーイの定理及び速度エネル
ギから圧力エネルギへの変換効率を考慮することにより
次のような関係式が得られる。 P2=P1−Q2/2gS1 2 P3=ε(P2+Q2/2gS1 2
【0090】この式において、P2は放出口521にお
ける消火用水の圧力、P3は受給管体530にとりこま
れ定常状態となった場合の消火用水の圧力、Qは放出口
521の流量、S1は放出口521の断面積、gは重力
加速度、ε=0.7〜0.8、をそれぞれ示す。
【0091】この結果、受給管体530にとりこまれ定
常状態となった場合の消火用水Sの圧力P3は、供給管
体520に消火用水Sが供給されたときの消火用水の圧
力P1の70〜80%が得られる。
【0092】消火後火災用ロボットが第1実施例と同様
な要領で元のロボットステーション31に戻り、戻った
旨の信号を制御盤41に発信すると、供給先切り替え装
置412が切り替わり給電用配線620への給電が中止
されると共に、ロボットステーション31の給電用配線
610に給電を開始する。これにより火災用ロボットの
受電部を介して充電式蓄電池20が充電される。
【0093】この発明の第3実施例を説明するが、この
実施例と第1実施例との相違点は次の通りである。即
ち、流体継手として接触式流体継手の代わりに非接触式
流体継手を用いたことである。この非接触式流体継手
は、第2実施例で用いたものと同様なので説明を省略す
る。
【0094】この発明の第4実施例を説明するが、この
実施例と第2実施例との相違点は次の通りである。即
ち、流体継手として、非接触式流体継手の代わりに、接
触式流体継手を用いたことである。この非接触式流体継
手は第1実施例で用いたものと同様なので説明を省略す
る。
【0095】
【発明の効果】この発明は以上の様に構成したので、火
災発生時には消火用ノズルと壁面防護用ノズルから消火
剤が放出される。そのため、消火と同時に壁面の冷却も
行なわれるため、壁面が高温になることがないので、該
壁面の熱による破損を防止することができる。
【0096】更に述べれば、 (1)スポット式給受電装置、又、全線式の給受電手段
を設けたので、火災用ロボットは簡単に、かつ、確実
に、常時必要な電源を確保することができる。そのた
め、火災用ロボットの行動範囲や消火あるいは火災監視
などの能力に制約を受けることがないので、設計通りに
火災用ロボットを働かすことができる。
【0097】(2)接触式流体継手を設けたので、供給
管体に圧力流体を供給すると、放出口近傍が負圧とな
り、吸引部は負圧となる。そのため、両接触面は互いに
引き合うので供給管体と受給管体とは強固に接続され一
体となる。又、供給管体への圧力液体の供給を停止する
と、吸引部は大気圧となるので吸引力がなくなり両管体
は分離する。このように、簡単に、しかも確実に流体継
手の着脱をすることができる。
【0098】(3)非接触式流体継手を設けたので、供
給管体に供給された圧力流体の圧力エネルギは放出口に
より速度エネルギに変換された後、所定速度で連通間隔
を通って受給口に供給されるとともに、受給管体内で再
び圧力エネルギに変換される。そのため、供給管体に供
給された圧力流体を効率良く受給管体に渡すことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す火災用ロボット設備
の概略図である。
【図2】火災用ロボットの拡大縦断面図である。
【図3】スポット式給受電装置の概略図である。
【図4】接触式流体継手の拡大断面図である。
【図5】火災用ロボットのブロック回路図である。
【図6】制御盤のブロック回路図である。
【図7】火災用ロボットのプログラムのフローチャート
の前半部を示す図である。
【図8】火災用ロボットのプログラムのフローチャート
の後半部を示す図である。
【図9】制御盤のプログラムのフローチャートの前半部
を示す図である。
【図10】制御盤のプログラムのフローチャートの後半
部を示す図である。
【図11】使用状態を示す斜視図である。
【図12】第2実施例を示す斜視図で、図11に相当す
る図である。
【図13】本発明の第3実施例を示す火災用ロボット設
備の概略図である。
【図14】火災用ロボットの拡大断面図である。
【図15】全線式給受電装置の概略図である。
【図16】非接触式流体継手の拡大断面図である。
【符号の説明】
10 火災用ロボット 13 消火用ノズル 60 壁面防護用ノズル 110 接触式流体継手 120 供給管体 124 接触面 130 受給管体 134 接触面 321 非接触式受電装置 401 非接触式給電装置 402 非接触式給電装置 510 非接触式流体継手 520 供給管体 530 受給管体 610 非接触式給電装置 620 非接触式給電装置 650 非接触式受電装置 G 吸引部 WD 連通間隔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−327785(JP,A) 特開 昭57−81359(JP,A) 特開 平6−189403(JP,A) 特開 平6−79011(JP,A) 特開 平6−285180(JP,A) 実開 昭61−88754(JP,U) 実開 平6−66206(JP,U) 実開 昭62−17800(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A62C 27/00 507 A62C 31/00

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動式ロボットは壁面防護用ノズルを備え
    ている移動経路に配設された移動式ロボットと、該移動
    式ロボットを制御する制御装置と、該ロボットに給電す
    るための給受電装置と、を備えた壁面防護用ロボット設
    備。
  2. 【請求項2】前記移動式ロボットが、消火用ノズルを有
    することを特徴とする請求項1記載の壁面防護用ロボッ
    ト設備。
  3. 【請求項3】移動経路に配設された移動式ロボットと、
    該移動式ロボットを制御する制御装置と、該移動式ロボ
    ットに給電するための給受電装置と、を備えたロボット
    設備であって;前記移動式ロボットが、互いに独立な消
    火用ノズル付き消火用ロボットと壁面防護用ノズル付き
    壁面防護ロボットとからなることを特徴とする壁面防護
    用ロボット設備。
  4. 【請求項4】前記給受電装置が、移動式ロボットに設け
    られた充電式電池を充電する非接触式受電手段と、前記
    移動経路に沿って配設され、かつ、該非接触式受電手段
    に給電する非接触式給電手段と、からなるスポット式給
    受電装置であることを特徴とする請求項1、2又は、3
    記載の壁面防護用ロボット設備。
  5. 【請求項5】前記給受電装置が、該移動経路に沿って延
    伸して設置された給電用配線と、該移動式ロボットに設
    けられ、かつ、該給電用配線に流れる電流を無接触で検
    出する受電コイルと、からなる全線式給受電装置である
    ことを特徴とする壁面防護用ロボット設備。
  6. 【請求項6】移動経路に配設され、かつ、受給管体を有
    する移動式ロボットと、該移動式ロボットを制御する制
    御装置と、該受給管体と該移動経路に沿って配設された
    供給管体とを連通せしめる流体継手と、を備えた移動式
    ロボット設備であって;前記移動式ロボットが、壁面防
    護用ノズルを備えており、 前記流体継手が、該供給管体の接触面と受給管体の接触
    面とを当接させ、該供給管体の縮径された放出口と受給
    管体の受給口とを連通せしめた接触式流体継手であっ
    て、前記両管体の接触面間に前記放出口及び受給口と連
    通する吸引部を備えていることを特徴とする壁面防護用
    ロボット設備。
  7. 【請求項7】移動経路に配設され、かつ、受給管体を有
    する移動式ロボットと、該移動式ロボットを制御する制
    御装置と、該受給管体と該移動経路に沿って配設された
    供給管体とを連通せしめる流体継手と、を備えた移動式
    ロボット設備であって;前記移動式用ロボットが、壁面
    防護用ノズルを備えており、 前記流体継手が、縮径された放出口を備え、圧力流体の
    圧力エネルギを速度エネルギに変換する供給管体と、該
    放出口と連通間隔を介して対向する受給口を備え、前記
    圧力流体の速度エネルギを圧力エネルギに変換する受給
    管体と、からなる非接触式流体継手であることを特徴と
    する壁面防護用ロボット設備。
  8. 【請求項8】前記移動式ロボットが、消火用ノズルを有
    することを特徴とする請求項6又は7記載の壁面防護用
    ロボット設備。
  9. 【請求項9】移動式ロボットが、壁面及び周囲温度監視
    装置を備えていることを特徴とする請求項1、2、3、
    4、5、6、又は7記載の壁面防護用ロボット設備。
  10. 【請求項10】制御装置が、壁面及び周囲温度監視装置
    の検出結果に基づいて壁面防護ノズルを制御することを
    特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、又は7記載
    の壁面防護用ロボット設備。
JP07679195A 1995-03-31 1995-03-31 壁面防護用ロボット設備 Expired - Fee Related JP3477543B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07679195A JP3477543B2 (ja) 1995-03-31 1995-03-31 壁面防護用ロボット設備

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07679195A JP3477543B2 (ja) 1995-03-31 1995-03-31 壁面防護用ロボット設備

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08266670A JPH08266670A (ja) 1996-10-15
JP3477543B2 true JP3477543B2 (ja) 2003-12-10

Family

ID=13615456

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07679195A Expired - Fee Related JP3477543B2 (ja) 1995-03-31 1995-03-31 壁面防護用ロボット設備

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3477543B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101434968B1 (ko) * 2014-03-24 2014-09-23 (주)라인종합건축사사무소 방연막을 구비한 건물 방화문
KR101596913B1 (ko) * 2015-07-13 2016-02-23 (주)정림종합엔지니어링건축사사무소 방연 및 배연 기능을 갖는 방화문
CN106861086A (zh) * 2017-02-15 2017-06-20 陕西陆方安全科技有限责任公司 缆索牵引式智能灭火装置
CN110465023A (zh) * 2019-08-22 2019-11-19 杭州少君科技有限公司 一种移动可控的热感应消防喷头
CN111956975B (zh) * 2020-08-14 2021-11-09 杭州汇点网络科技有限公司 基于电动自行车充电过程中的火灾隐患防护系统和方法
KR102349383B1 (ko) * 2021-04-13 2022-01-12 (주)한길엔지니어링 비상용 소화전

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08266670A (ja) 1996-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3700139B2 (ja) 火源探知機能付火災用ロボット設備
US9345914B1 (en) Automatic fire extinguishing system
JPH08266652A (ja) 避難誘導用ロボット設備
JP3564647B2 (ja) 火災用ロボット設備
JPH08266652A6 (ja) 避難誘導用ロボット設備
JP3832107B2 (ja) トンネル内消火システムの消火方法、消火ロボットおよび巻出しロボット
KR101845009B1 (ko) 스마트 화재 감지 장치
JP7093164B2 (ja) 火災監視システム
US20200391061A1 (en) Extinguishing Robot
JP3477543B2 (ja) 壁面防護用ロボット設備
JPH08266675A (ja) 知能化火災用ロボット設備
US11998780B2 (en) Fire-fighting control system
JPH11128381A (ja) 消火栓装置及び消火栓装置を備えたトンネル防災システム
CN110193152B (zh) 用于建筑物灭火的控制方法、装置和控制系统
JP3612776B2 (ja) 火災用ロボット設備
JP3477541B2 (ja) 火災感知器の自動掃除用ロボット設備
JP6944299B2 (ja) 消火システム
JPH08266667A (ja) 清掃対象物の自動掃除用ロボット設備
JP3477542B2 (ja) 応援給電可能な火災用ロボット設備
JPH08182771A (ja) 火災用ロボット設備
JPH08266671A (ja) 火災用ロボット設備
CN111265799B (zh) 一种阀厅消防系统
US20210128961A1 (en) Control device for operating a fire extinguisher system and extinguisher nozzle
JP3764993B2 (ja) 火災用ロボット設備
KR20210145037A (ko) 사물인터넷을 활용한 화재진압시스템

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081003

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091003

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees