JP3612776B2 - 火災用ロボット設備 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、火災時に消火を行う火災用ロボット設備に関するもので、特に火災用ロボットに流体継手及び給受電装置を設けた火災用ロボット設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の火災用ロボットとして、特開昭64−29274号や特開昭63−122472号が知られている。
前者の火災用ロボットは火災時に火災地点まで移動し、搭載した消火剤を放出するか、又は、予め設備上移動しない定点に設けられた消火剤送液管の給水ジョイントと火災用ロボットの消火剤取込ジョイントとを接続し、そこから消火剤を供給し、それを消火剤送液管の先端に設けた消火用ノズルから放出するように構成されている。
【0003】
後者の火災用ロボットは消火剤を積んでおり、火災時にロボットに搭載されている電池により電動モータを駆動し、火災地点まで移動し、消火剤を放出するように構成されている。
この電池が放電した場合には、正規電圧に充電されている電池と交換するか、もしくは、電池をコンセントに接続し、充電器を介して充電するかしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前者の従来例には次の様な問題がある。
(1)消火剤送液管の固定給水口と消火剤取込口とを接続する際に、その給水ジョイントを取込ジョイントに固定させるための支持具が必要なため、設備費及び保守の面から問題があった。
【0005】
(2)両ジョイントの接触面間には、水漏れを防止するためパッキンを介在せしめている。しかし、このパッキンは老朽化すると水漏れが生じるので、交換しなければならない。その上、パッキンの老朽程度を監視しなければならないので、保守点検が面倒である。
【0006】
後者の従来例には次の様な問題がある。
(1)電池交換する場合は、常に交換用電池を用意しておくとともに、その電圧を規定電圧に維持しておかねばならず、その維持管理が面倒である。
【0007】
(2)充電する場合には、電圧低下するごとにコンセントにいちいち接続する必要があるとともに、充電が完了したらコンセントを取り外す必要があり、非常に面倒である。
(3)電池を動力源としているので、長時間にわたる給電は困難である。そのため、火災用ロボットの行動範囲や消火あるいは火災監視などの能力に制約を受ける。
【0008】
この発明は、上記事情に鑑み、火災用ロボットの流体継手の着脱を簡単、かつ、確実に行えるようにすることを目的とする。
【0009】
他の目的は、火災用ロボットの電池をコンセントに接続することなく簡単に充電するとともに、該火災用ロボットの行動範囲や消火あるいは火災監視などの能力に制約を受けない様にすることである。更に他の目的は、充電式畜電池を用いる事無く火災用ロボット設備を制御することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明は、次の様に構成することにより前記目的を達成しようとするものである。
【0011】
第1の発明は、火災用ロボットの移動経路に沿って供給管部を配設し、該供給管部と火災用ロボットの受給管部とを流体継手を介して連通せしめるとともに、該火災用ロボットに給電するための給受電装置を備えた火災用ロボット設備であって;前記流体継手が、縮径された放出口を備え、圧力流体の圧力エネルギを速度エネルギに変換する供給管体と、該放出口と連通間隔を介して対向する受給口を備え、前記圧力流体の速度エネルギを圧力エネルギに変換する受給管体と、からなる非接触式流体継手であ;該給受電装置が、火災用ロボットに設けられた充電式電池を充電する非接触式受電手段と、前記移動経路に沿って少なくとも一ヶ所に配設され、かつ、該非接触式受電手段に給電する非接触式給電手段と、からなるスポット式給受電装置であることを特徴とする火災用ロボット設備、である。
【0012】
第2発明は、火災用ロボットの移動経路に沿って供給管部を配設し、該供給管部と火災用ロボットの受給管部とを流体継手を介して連通せしめるとともに、該火災用ロボットに給電するための給受電装置を備えた火災用ロボット設備であって;前記流体継手が、縮径された放出口を備え、圧力流体の圧力エネルギを速度エネルギに変換する供給管体と、該放出口と連通間隔を介して対向する受給口を備え、前記圧力流体の速度エネルギを圧力エネルギに変換する受給管体と、からなる非接触式流体継手であり;前記給受電装置が、該移動経路に沿って延伸して設置された給電用配線と、該火災用ロボットに設けられ、かつ、該給電用配線に流れる電流を無接触で検出する受電コイルと、からなる全線式給受電装置であることを特徴とする火災用ロボット設備、である。
【0013】
【作用】
第1の発明の作用について説明する。火災用ロボットを火災発生地点に向って移動経路を進行させ、火災発生地点近傍の供給管部の放出口と火災用ロボットの受給管部の受給口とを連通間隔を介して対向させる。この時、非接触式受電手段が、非接触式給電手段に近接して給電が開始され充電式蓄電池が充電される。
【0014】
そして、供給管部に圧力流体を供給すると、該圧力流体は放出口で絞り込まれ、圧力エネルギは速度エネルギに変換される。そのため、該流体は、所定の速度を有するようになる。その後、該流体は所定の速度で連通間隔を飛び受給口に供給される。受給口に流入した該流体は、受給管部内で再び圧力エネルギに変換された後、出口から排出される。
【0015】
又、第2の発明では、火災用ロボットの受電体は、給電用配管から無接触で受電しながら電動モータを駆動させ、火災発生地点近傍の供給管部で停止し、供給管部の放出口と受給管部の受給口とを連通間隔を介して対向させる。供給管部に圧力流体を供給すると、該圧力流体は放出口で絞り込まれ、圧力エネルギは速度エネルギに変換される。そのため、該流体は、所定の速度を有するようになる。その後、該流体は所定の速度で連通間隔を飛び受給口に供給される。
受給口に流入した該流体は、受給管部内で再び圧力エネルギに変換された後、出口から排出される。
【0016】
【実施例】
この発明の第1実施例を図1〜図10により説明する。トンネルの走行路の側壁上部又は真上にモノレ−ル30を設け、該モノレ−ル30に車輪11を介して火災用ロボット10を設ける。
【0017】
この火災用ロボット10は、例えば、消火、火災監視用の消火用ロボットであり、間隔をおいて複数配設されている。前記モノレ−ル30は、火災用ロボットの走行を案内する移動経路で、例えば、前記トンネルの他、石油化学工場などのプラント設備の敷地、工場内、ビルなどの建物内や建物外、屋内展示場、屋内競技場、などの消火対象物に沿って配設される。
【0018】
このモノレ−ル30には前記火災用ロボット10を待機させるロボットステ−ション31が間隔をあけて複数設けられている。このロボットステ−ション31は開閉自在なボックスである。
【0019】
モノレ−ル30には、所定間隔、例えば、25m間隔、に移動定点32が設けられている。この移動定点32は火災用ロボット10が消火、或いは火災監視のため移動する時の停止位置である。
【0020】
火災用ロボット(移動式ロボット本体)10には、充電式蓄電池20が設けられており、この蓄電池20は、電動モ−タ12、モニタノズル13の方向制御用モ−タ21、電動ポンプ15、制御装置17、アンテナ19付きの送受信器18などに電源を供給する。
【0021】
前記電動モ−タ12はチェ−ンなどを介して車輪11を正転/逆転させ火災用ロボット10を走行させる。又、電動ポンプ15は、連結配管16に設けられているが、該連結配管16は延伸装置23を介して受給管部130に接続されている。前記受給管部130の先端部には、接触式流体継手110が設けられている。
【0022】
22は監視用テレビカメラ、40は消火剤の貯蔵部、41は火災受信機44とアンテナ43を有する送受信器42とが接続されている制御盤、45は火災受信機44に接続され、かつ、トンネルの側壁に間隔をおいて複数配設された火災感知器、をそれぞれ示す。この火災感知器45として、例えば、熱、煙、炎の光、ガス、臭いなどによる各種感知器があるが、必要に応じて適宜選択される。
なお、47は連絡管33を介して供給配管100に接続され、かつ、制御盤41により制御される給水ポンプである。
【0023】
供給配管100は、モノレール30に沿って配設され、該配管100には移動定点32に対応して複数の供給管部120が設けられている。この供給管部120には、弁135と接触式流体継手110が設けられている。
【0024】
前記接触式流体継手110は図4に示す様に、供給管部120と受給管部130とから構成されている。
【0025】
供給管部120の供給路123は直径Dに形成されているが、その先端部は絞り込まれ、断面円錐台状をなしている。放出口121の直径dは、前記直径Dに比べ大幅に縮径されている。両直径の割合d/Dは必要に応じて適宜決定されるが、例えば、d/Dは1/5が選ばれる。
【0026】
供給管部120の先端にはフランジ122が設けられている。この供給管部120の先端面は接触面124をなしているが、この接触面124は、平滑に、かつ、軸心Cに対して垂直状に形成されている。
【0027】
受給管部130には受給路133が設けられているが、この受給路133は、出口136に向って次第に広がっている。受給口131の直径wは前記放出口121の直径dより若干大きく形成されている。該両直径の割合d/wは必要に応じて適宜選択され、例えば、d/wは0.9が選ばれる。
前記放出口121と受給口131とは対向しており、両口121、131の軸心は該流体継手110の軸心C上に位置している。
【0028】
受給管部130の後端には、フランジ132が設けられている。この受給管部130の後端面は、接触面134をなしているが、この接触面134は平滑に、かつ、軸心Cに対して垂直状に形成されている。
【0029】
この接触面134は、Oリング137を介して前記接触面124に当接しているが、両接触面124、134間にはわずかな隙間があり、この隙間が吸引部Gを形成している。
【0030】
この吸引部Gは放出口121、受給口131と連通し、通水時には、両口121、131間における圧力と同圧、即ち、負圧となっている。なお、両接触面124、134の面積の大きさは、必要に応じて適宜選択されるが、その面積が大きくなるに従って吸引力が増大する。
【0031】
モノレール30に間隔をおいて配設されたロボットステーション31と移動定点32には、それぞれ非接触式給電装置(手段)401、402が設けられている。
【0032】
この非接触式給電装置401、402はモノレール30に沿って所定間隔、例えば、全長1000mのモノレールに25mおきに設けられており、その給電装置の全長は、例えば、5mであり火災用ロボット10の停止位置が多少ずれても火災用ロボット10に給電ができるようになっている。この給電装置は第1の非接触式給電装置401と第2の非接触式給電装置402とから構成されている。
【0033】
この給電装置401、402は、図3に示す様に、コ字状の磁性体401a、402aに巻かれた給電用配線401b、402bを備えている。この配線401b、402bは腐食を防止するため樹脂により被覆されている。
【0034】
第1の非接触式給電装置401は、ロボットステーション31内に設けられ、かつ、給電回路C1に配設されている。第2の非接触式給電装置402は、移動定点32に設けられ、かつ、前記給電回路C1と別個に形成された給電回路C2に配設されている。
【0035】
第1及び第2の非接触式給電装置401、402を高周波電流の供給先切り替え装置412を介して高周波電源装置411に接続している。
【0036】
火災用ロボット(移動式ロボット本体)10には、非接触式受電装置321が設けられている。この装置321は、図3に示す様に、コ字状の磁性体321aに巻かれた受電コイル321bを備えている。この受電コイル321bは電源変換装置322に接続されている。
【0037】
この電源変換装置322は、受電コイル321bによって受電された高周波電流を直流電流に変換して充電式畜電池20を充電したり、電動モータ12、モニタノズル13の方向制御用モータ21、電動ポンプ15、制御装置17、アンテナ19付きの送受信機18などに電源を供給する。
【0038】
火災用ロボット10のブロック回路図を図5により説明する。図5において、MPU10はマイクロコンピュータ、ROM11は図7、図8にフローチャートで示す動作プログラムを記憶するリードオンリメモリ、EEPROM11は火災用ロボット10の自己アドレス、制御に必要なロボット毎に異なる設定値等を記憶した電気的に書き換え可能なEEPROMをそれぞれ示す。なお、EEPROM11の代わりにディップスイッチ等を用いてもよい。
【0039】
RAM11は作業領域としてのランダムアクセスメモリ、CB11は電動モータ12の制御回路、CB12はモニタノズル13の方向制御モ−タ21の制御回路、CB13は電動ポンプ15の制御回路、CB14は、延伸装置23の制御回路、CB15は弁135の放水制御回路、CB16は監視用テレビカメラ22の制御回路、CB17は充電式蓄電池20の充電監視回路、PN11は各種スイッチやテンキー等(図示せず)が設けられた入力操作部、DP11は各種表示灯やLCD等の表示器(図示せず)が設けられた表示部、MS11は定点カウント用のマイクロスイッチ、IF11〜IF19、IF101、IF102はインターフェース、をそれぞれ示す。なお、IF19は送受信器18接続用インターフェースである。
【0040】
制御盤41のブロック回路図を図6により説明する。図6において、MPU20はマイクロコンピュータ、ROM21は図9、図10にフローチャートで示す動作プログラムを記憶するリードオンリメモリ、EEPROM21は複数の火災用ロボット10の各アドレス、火災用ロボット10ごとに必要な火災用ロボット毎に異なる設定値等を記憶した電気的に書き換え可能なEEPROM、をそれぞれ示す。尚、EEPROM21の代わりにディップスイッチ等を用いてもよい。
【0041】
RAM21は作業領域としてのランダムアクセスメモリ、TRX21は火災受信機44と信号の授受を行う火災情報送受信回路、TM1、TM2は充電時間を決めるタイマ、CB21は高周波電源装置411の制御装置回路、CB22は制御盤41により制御される給水ポンプ47の制御装置、PN21は各種スイッチやテンキー等(図示せず)が設けられた入力操作部、DP21は各種表示灯やLCD等の表示器や監視用テレビカメラ22からの映像信号に基づき表示するブラウン管、等(図示せず)が設けられた表示部、IF21〜IF28はインターフェース、をそれぞれ示す。尚、IF28は送受信器42接続用インタフェ−スである。前記TM1、TM2は省略することも可能である。
【0042】
本実施例の作用について説明する。火災用ロボット10は、電圧監視回路CB17が充電式蓄電池20の充電電圧を監視しており(S102)、電圧が所定電圧に低下したことを検出すると、制御装置17は送受信器18を介して制御盤41に給電要求信号を送信する(S104)。
【0043】
制御盤41は給電要求信号を受信すると、給電要求信号を送信した火災用ロボット10を判別し、要求した火災用ロボット10が停止しているロボットステーション31の非接触式給電装置401の給電用配線401bに高周波電源装置411と電流の供給先切り替え装置412を通じて高周波電流を給電する(S204、S205)。
【0044】
火災用ロボット10は、給電用配線401bに流れる高周波電流を非接触式受電装置321の受電コイル321bを介して電磁誘導により受電するとともに、受電した高周波電流を電源変換装置322で直流電流に変換し、充電式電池20を充電する。
【0045】
電圧監視回路CB17が充電式畜電池20の電圧が規定電圧に回復したことを検出すると(S102)、制御装置17は制御盤41に給電完了信号を出力する(S103)。これにより、制御盤41は高周波電源装置411の動作を停止し、給電を停止する(S207、S202)。
【0046】
火災受信機44が、火災感知器45から火災情報、例えば火災信号を受信すると、その火災信号に基づいて火災発生地点を判別し、その情報を制御盤41に出力する。
【0047】
制御盤41は、火災発生地点の情報に基づき(S203、S206、)、火災用ロボット10を停止させる移動定点32aを判別し(S208)、火災用ロボット10を特定して火災発生地点の情報と移動定点32aの情報、並びに移動指令を送受信機18、42を通じ無線で送信する(S209)。
【0048】
ここで、例えば、火災用ロボット10の特定方法としては、制御盤41から出力したアドレスと各火災用ロボット10に記憶されている自己アドレスが一致した場合に、その火災用ロボット10が火災発生地点の情報と移動命令を受け取る方法が用いられる。
【0049】
又、制御盤41は、送信した移動定点32a並びにその前後の移動定点(即ち火災発生地点近傍の移動定点)に設けられた給電用配線402bに高周波電源装置411と供給先切り替え装置412を通じて高周波電流を給電する(S210)。
【0050】
制御盤41によって指定された火災用ロボット10は、その制御装置17が火災発生地点情報と移動命令を受信すると(S105、S106)、充電式畜電池20の電流を用いて、電動モータ12を正転もしくは逆転して(S109)、ロボットステーション31から制御盤41によって指定された移動定点32aまで移動する(S110〜S112)。制御装置17は、火災用ロボット10が指定された移動定点32aまで移動すると電動モータ12を停止させる(S113)とともに、ジョイント接続命令(S114)が発せられる。このとき、停止した移動定点32aの位置を制御盤41に送信するようにしてもよい。
【0051】
停止位置の判別方法として、フローチャートに示した様に、各移動定点32に突起を設け、一方、火災用ロボット10には移動定点32の突起を検出するマイクロスイッチMS11を設け、該マイクロスイッチが移動定点32を通過する毎に接点を閉じて定点信号を出力し、制御装置17がその定点信号を検出する。この通過した移動定点の数をカウントして(S110、S111)、そのカウントされた数と火災用ロボットが移動命令とともに読込んだ火災地点情報としての通過すべき移動定点の数Kとの大小の比較を行って(S112)、移動停止点32aを判別する。
【0052】
別方法としては、電動モータ12が何回転したかを回転計などで計測することにより、移動停止点を判別する方法もある。又、カウント方法としては、発光素子及び受光素子を設ける方法をとってもよい。
【0053】
そして、移動定点32aに停止した火災用ロボット10は、その受電コイル21bによって移動定点32aに設けられた第2の非接触式給電装置402の給電用配線402bに流れる高周波電流を電磁誘導によって受電し、電源変換装置322によって直流や交流に変換し搭載している各種機器に供給する。
【0054】
火災用ロボット10が停止した場合に、制御盤41が停止信号を受信したならば、操作者が制御盤41を操作し、無線で、監視用テレビカメラ22の回動命令を火災用ロボット10に送る。
そして、上下左右に回動している監視用テレビカメラ22が火災地点を写した場合には制御盤41から監視用テレビカメラ22の回動停止命令を送出する。
【0055】
ここで、上下左右に監視用テレビカメラ22を首振りさせて火災地点を監視用テレビカメラ22の中央に映し出させる。このとき、操作者が映像から火災と判断した場合には、制御盤41から火災確定命令を送出する。
【0056】
火災用ロボット10の制御装置17は、その火災確定命令によって、監視用テレビカメラ22の回転角と俯角を検出して火災位置を判断する(S115)。
なお、操作者が制御盤41を操作し、無線で、監視用テレビカメラ22の回動命令を火災用ロボット10に送る代わりに、火災用ロボット10が停止したら監視用テレビカメラ22が自動的に回動を開始するようにしてもよく、又、回動停止命令と火災確定命令とを1つの信号で行うようにしもよい。
【0057】
又、このとき、制御装置17は停止している移動定点32aの位置情報信号を映像信号に重畳させて送信し、映像の中に表示させるようにしても良い。
【0058】
前述のように、火災用ロボット10が移動停止点32aで停止すると、制御装置17はジョイント接続命令(S114)を発して延伸装置23を駆動させ、一点鎖線の位置にある受給管部130Aを移動して、フランジ132を供給管部120のフランジ122に当て、接触面124、134を当接させる。
【0059】
制御装置17はモニタノズル13の方向制御モータ21を回転制御してモニタノズル13を火災地点に指向させるとともに(S116)、放水制御部に弁開放命令(S117)を送出し、火災用ロボット10に設けられた部材(図示せず)を供給管部120に設けられたマイクロスイッチに当接させ、弁135を開放させる。制御装置17は電動ポンプ15を始動させると共に、送受信器18、42を介して制御盤41に放出開始命令を送信し(S118)、給水ポンプ47を始動させ、接触式流体継手110を通じて貯蔵部40に貯蔵されている消火剤、例えば泡混合液をモニタノズル13から放出させる。
【0060】
この時、制御盤41に放出開始を送信するようにしてもよい。又、弁開放命令は、例えば供給管部120側にマイクロスイッチを、受給管部130側にレバ−を設けておき、このレバ−を倒してマイクロスイッチを動作させるようにしても良い。
【0061】
供給管部120の入口126に流体、例えば、消火用水Sを圧力P1で供給すると、該水Sは供給路123を通りながら放出口121で絞り込まれ、該水の圧力P1は速度水頭に変換された後、放出口121から受給管部130の受給口131に供給されるとともに、受給路133内で再び圧力水頭に変換され、圧力P3で出口136から排出される。
【0062】
この時の放出口121からの放水圧力P2は、ベルヌーイの定理に基いて次式により求められる。
P2=P1−Q/2gS
【0063】
この式において、Qは放出口121の流量、S1は放出口121の断面積、gは重力加速度、をそれぞれ示す。従って、流量Q、圧力P1が一定の場合には放出圧力P2は放出口121の断面積S1の関数となり、断面積S1を選択することにより放水圧力P2の値を負にすることができる。
【0064】
この様に放出口121の放水圧力P2は、供給路123及び受給路133中で最も小さな圧力となる。例えば、供給路123の圧力P1が10kg/cmであり、受給路133の圧力P3が8kg/cmである時には、放水圧力P2は−1kg/cmとなる。
【0065】
この放水圧力P2は、接触面124、134間の吸引部Gの圧力となるので、両接触面124、134は吸引部Gを介して強く引き合い吸着する。これにより両管部120、130は強固に接続されて一体となる。
【0066】
給水中に両管部120、130を互いに反対方向に引っ張っても、前記吸引部Gにおける吸引力のため両者120、130を引き離すことはできない。
しかし、供給管部120への給水を停止すると、前記吸引部Gにおける吸引力はなくなるので、両管部120、130は自動的に吸着が解除され、離れてしまう。
【0067】
なお、火災用ロボットに消火剤、例えば泡混合液の貯蔵部(タンク)及びそのタンクに貯蔵された消火剤量を検出する消火剤量検出部を設け、消火初期においてはタンクから消火剤をモニタノズル13に供給し、消火剤量検出部によって消火剤がないと判別された場合に、消火剤の貯蔵部40から消火剤を供給するようにしてもよい。
【0068】
また、タンクに泡原液のみを貯蔵し、消火剤の貯蔵部からは消火用水のみを供給するようにして、それらを例えば、ラインプロポーションのような混合器を用いて混合した後にモニタノズル13から放出するようにしてもよい。ここで、タンクを設ける場合にはタンクの出口の部分に弁を設けるようにし、それを制御する放水制御部も制御装置17に設ける。
【0069】
消火活動中は、監視用テレビカメラ22から送出される火災発生地点の映像信号を制御盤41のブラウン管(図示せず)に表示し、操作者が鎮火されたか否かを監視し(S119)、鎮火されたと判断した場合には、火災消火完了命令を制御盤41から制御装置17に送出する(S119のN)。
そうすると、電動ポンプ15を停止させると共に、制御装置17から制御盤41に放出停止命令(S120)が発信され、給水ポンプ47を停止させる(S214)。
【0070】
一方、制御装置17は、延伸装置23を駆動させ、火災用ロボット10の受給管部130を縮ませ、その移動定点32aに対応して設けられた供給管部120から切り離すとともに(S121)、火災用ロボット10に設けられた部材(図示せず)をマイクロスイッチから離させることにより弁135を閉じさせ、消火剤、例えば、泡混合液のモニタノズル13から放出を停止させる。
【0071】
その後電動モータ開始命令(S122)により電動モータ12を逆転もしくは正転させて火災用ロボット10を走行させ前記ロボットステ−ション31まで到達した時点で電動モータ停止命令(S126)を発信し、電動モータ12を停止し該火災用ロボット10を元の位置に戻すと共に、次の火災に備える。制御装置17が戻った旨を制御盤41に送信すると(S127、S215)、移動定点の給電部がオフとなり給電を停止する(S216)。
【0072】
火災用ロボット10がロボットステ−ション31まで戻ったことを判別する方法としては、フローチャートに示したように、停止した移動停止点32aを起点として通過した移動定点の数をカウントして、その数と移動命令とともに読込んだ火災地点情報としての通過すべき移動定点の数Kとの差が0となった場合にロボットステ−ション31まで戻ったとする方法が採用される(S123〜S125)。
【0073】
別方法としては、電動モータ12が何回転逆回転したかを回転計などで計測することにより、ロボットステ−ショント31に戻ったことを判別する方法もある。又、カウント方法としては前記発光素子及び受光素子を設ける方法を採用しても良い。
【0074】
また、火災用ロボット10が移動停止点32aまで移動して電動モータ12を停止した後、更に所定位置に停止したか否かを判定し、否の場合には位置修正を行うプログラムを設けても良い。
【0075】
更に、火災用ロボット10を正確に指定した移動定点に停止させる為の移動微調整手段を設けても良い。この移動微調整手段として、例えば、火災用ロボット10がロボットステ−ション31から目標の移動定点に向う場合に、火災用ロボット10の移動速度をその途中迄高速で行い、該移動定点近傍に到達したら低速で行って、その移動定点に停止し易い様に速度を制御する方法が用いられる。
【0076】
また、火災用ロボット10の受給管部130と移動定点32aに対応して設けられた給水管部120との接続が完了したことを圧力水が送液されたことを感知する圧力センサを用いて判別し、接続が不良と判別される場合には、消火ロボット10の位置修正を行ない、再度接続を試みるようにしてもよい。
なお、火災位置判別(S115)及び火災監視(S119)を上記の様に監視用テレビカメラ22を用いて行なう代わりに、炎センサを用いて自動制御で行なうようにしてもよい。
【0077】
この発明の第2実施例を図11〜図14により説明するが。図1〜図10と同一図面符号はその名称も機能も同一である。この実施例と第1実施例との相違点は次の通りである。
(1)流体継手として、接触式流体継手の代わりに、非接触式流体継手が用いられていること。
【0078】
(2)給受電装置として、スポット式給受電装置、即ち、火災用ロボットに設けられた受電コイルと、移動経路に沿って複数配設されたコ字状の磁性体に巻かれた給電用配線と、を用いる代わりに、全線式給受電装置、即ち、火災用ロボットに設けられた受電コイルと、移動経路に沿って延伸配設された給電用ループ配線と、を用いることである。
【0079】
この発明の非接触式流体継手を図14により説明する。非接触式流体継手510は供給管体520と受給管体530とから構成されている。両管体520、530は連通間隔WDを介して対向しているが、この連通間隔WDは必要に応じて適宜決定され、例えば、30mmが選択される。
【0080】
供給管体520の供給路523は直径Dに形成されているが、その先端部は絞り込まれ、断面円錐台状をなしている。放出口521の直径dは、前記直径Dに比べ大幅に縮径されている。両直径の割合d/Dは必要に応じて適宜決定されるが、例えば、d/Dは1/5が選ばれる。
【0081】
供給管体520は移動定点32に対向するように、例えば、壁面や地上面に設けられた支持部材524に固定され、その先端部の外周面は円錐台状に形成されている。
【0082】
受給管体530は火災用ロボット10の支持部材534により支持されているが、この受給管体530には受給路533が設けられている。この受給路533は、デフュ−ザ部であり、出口536に向って次第に広がっている。 受給口531には、放出口521に向かって広がる受給ガイド532が設けられている。
【0083】
この受給口531の直径wは前記放出口521の直径dより若干大きく形成されている。該両直径の割合d/wは必要に応じて適宜選択され、例えば、d/wは0.9が選ばれる。前記放出口521と受給口531とは対向しており、両口521、531の軸心は該流体継手510の軸心C上に位置している。
【0084】
次に非接触式給受電装置を図11、図12により説明する。
モノレール30に沿って給電区画毎にループ状の給電用配線610、620が配設されている。この給電用配線610、620は耐腐蝕性の樹脂でコーティングされるとともに、高周波電流の供給先切り替え装置412を介して高周波電源装置411に接続されている。
【0085】
火災用ロボット10には、前記給電用配線610、620から給電を受けるための受電体としての受電コイル650が設けられている。該受電体650で受電した高周波電流は、必要に応じて直流、又は交流に変換して電動モータ642、制御装置17、充電式蓄電池20、監視用モニタカメラ22等に供給される。
【0086】
図13は、給電用配線620と受電コイル650との位置関係を説明する図で、660はループ状に配線された給電用配線620の支持部材、661は火災用ロボット10のアーム663に設けられた補助輪、662は火災用ロボット10の上部に設けられ、上端に車輪641と電動モータ642を有するアームである。 その給電用配線620の間に、間隙を空けて挿入されるように、受電コイル650が火災用ロボット10のアーム662に固定されている。
【0087】
また、図12に示す火災用ロボット10の電源変換装置322は、例えば、受電コイル650と並列に、該受電コイル650と給電用配線620の周波数に共振する共振回路を構成するコンデンサと、該共振回路のコンデンサと並列に接続された整流用ダイオードと、このダイオードに接続され、出力を所定電圧に制御する安定化電源回路と、直流を交流に変換するDC−ACコンバータ等とから構成されている。尚、安定化電源回路は、例えば、電流制限用のコイルと出力調整用トランジスタとフィルタを構成するダイオード及びトランジスタから構成されている。
【0088】
本実施例の作動を説明するが、第1実施例と相違する非接触式流体継手及び全線式給受電装置の作動を中心に説明する。
【0089】
制御盤41は、火災受信機44から火災情報を受信すると、高周波電源装置411から給電用配線620に高周波電流を供給し、火災用ロボット10に電源を無接触で供給するとともに、火災用ロボット10に火災位置情報と移動命令を無線で送信する。火災用ロボット10は受電コイル650で無接触で受電し電源変換装置322で変換された電源により電動モータ12を駆動し、停止予定移動定点まで移動し、テレビカメラ22を動作させ、火災地点の状況を撮影して制御盤41に無線で送信する。
【0090】
なお、給電用配線620と受電コイル650との間の無接触による電源の供給は、給電用配線620を流れる高周波電流により、図13に点線Mで示すように給電用配線620の周囲に交番磁界を生じ、受電コイル650に起電力を発生させる。この起電力により発生した交流電流は電源変換装置322のダイオードで整流され、安定化電源回路により所定の直流電圧にされて出力され、またDC−ACコンバータによって交流電圧として出力され、各種搭載機器12、20、22等に供給される。
【0091】
前述の様に火災用ロボット10が停止予定移動定点32aで停止した後、第1実施例と同様にして受給管部530を伸長させ、受給管部530と供給管部520との間隔を設計通りにする。
【0092】
供給管体520の入口526に流体、例えば、消火用水Sを圧力P1で供給すると、該水Sは供給路523を通りながら放出口521で絞り込まれ、該水の圧力P1は速度水頭に変換され、所定速度となる。
【0093】
このようにして所定の速度を得た該流体は放出口521から噴射され、連通間隔WDを通って受給ガイド532に案内されながら受給口531に供給される。
受給管体530内に流入した該流体Sは、受給路533内で再び圧力水頭に変換され、圧力P3で出口536から排出される。
【0094】
この時、ベルヌーイの定理及び速度エネルギから圧力エネルギへの変換効率を考慮することにより次のような関係式が得られる。
P2=P1−Q/2gS
P3=ε(P2+Q/2gS
【0095】
この式において、P2は放出口521における消火用水の圧力、P3は受給管体530にとりこまれ定常状態となった場合の消火用水の圧力、Qは放出口521の流量、Sは放出口521の断面積、gは重力加速度、ε=0.7〜0.8、をそれぞれ示す。
【0096】
この結果、受給管体530にとりこまれ定常状態となった場合の消火用水Sの圧力P3は、供給管体520に消火用水Sが供給されたときの消火用水の圧力P1の70〜80%が得られる。
【0097】
消火後火災用ロボットが第1実施例と同様な要領で元のロボットステーション31に戻り、戻った旨の信号を制御盤41に発信すると、供給先切り換え装置412が切り換わり給電用配線620への給電が中止されると共に、ロボットステーション31の給電用配線610に給電を開始する。これにより火災用ロボットの受電部を介して充電式蓄電池20が充電される。
【0098】
この発明の第3実施例を説明するが、この実施例と第1実施例との相違点は次の通りである。即ち、流体継手として接触式流体継手の代わりに非接触式流体継手を用いたことである。この非接触式流体継手は、第2実施例で用いたものと同様なので説明を省略する。
【0099】
この発明の第4実施例を説明するが、この実施例と第2実施例との相違点は次の通りである。即ち、流体継手として、非接触式流体継手の代わりに、接触式流体継手を用いたことである。この非接触式流体継手は第1実施例で用いたものと同様なので説明を省略する。
【0100】
この発明の実施例は上記に限定されるものではなく、例えば、給受電装置の給電装置をロボットステーションを除く移動定点のみに配設してもよい。
【0101】
【発明の効果】
この発明は以上の様に構成したので、次のような顕著な効果を奏する。
(1)当接する供給管部の接触面と受給管部の接触面の間に吸引部を設けたので、供給管部に圧力流体を供給すると、放出口近傍が負圧となり、吸引部は負圧となる。そのため、両接触面は互いに引き合うので供給管部と受給管部とは強固に接続され一体となる。又、供給管部への圧力液体の供給を停止すると、吸引部は大気圧となるので吸引力がなくなり両管部は分離する。
このように、本発明によれば、簡単に、しかも確実に流体継手の着脱をすることができる。 又、従来例に比べ流体継手の保守点検が容易となる。
【0102】
(2)供給管部の放出口と受給管部の受給口とを連通間隔をあけて対向せしめたので、供給管部に供給された圧力流体の圧力エネルギは放出口により速度エネルギに変換された後、所定速度で連通間隔を通って受給口に供給されるとともに、受給管部内で再び圧力エネルギに変換される。そのため、供給管部に供給された圧力流体を効率よく受給管部に渡すことができる。
また、従来例と異なり、流体継手を着脱する必要は無いので、取扱が簡単であり、保守点検も容易である。
【0103】
(3)スポット式又は全線式給電受電手段を設けたので、火災用ロボットに十分な電源を供給することができる。そのため、火災用ロボットの行動範囲や消火あるいは火災監視などの能力に制約を受けることがないので、設計通りに火災用ロボットを働かすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す火災用ロボット設備の概略図である。
【図2】火災用ロボットの拡大縦断面図である。
【図3】スポット式給受電装置の概略図である。
【図4】接触式流体継手の拡大断面図である。
【図5】火災用ロボットのブロック回路図である。
【図6】制御盤のブロック回路図である。
【図7】火災用ロボットのプログラムのフローチャートの前半部を示す図である。
【図8】火災用ロボットのプログラムのフローチャートの後半部を示す図である。
【図9】制御盤のプログラムのフローチャートの前半部を示す図である。
【図10】制御盤のプログラムのフローチャートの後半部を示す図である。
【図11】本発明の第2実施例を示す火災用ロボット設備の概略図である。
【図12】火災用ロボットの拡大断面図である。
【図13】全線式給受電装置の概略図である。
【図14】非接触式流体継手の拡大断面図である。
【符号の説明】
10 火災用ロボット
30 モノレ−ル
31 ロボットステ−ション
32 移動定点
110 接触式流体継手
120 供給管部
124 接触面
130 受給管部
134 接触面
321 非接触式受電装置
401 非接触式給電装置
402 非接触式給電装置
510 非接触式流体継手
520 供給管部
530 受給管部
610 非接触式給電装置
620 非接触式給電装置
650 非接触式受電装置
G 吸引部
WD 連通間隔

Claims (2)

  1. 火災用ロボットの移動経路に沿って供給管部を配設し、該供給管部と火災用ロボットの受給管部とを流体継手を介して連通せしめるとともに、該火災用ロボットに給電するための給受電装置を備えた火災用ロボット設備であって;
    前記流体継手が、縮径された放出口を備え、圧力流体の圧力エネルギを速度エネルギに変換する供給管体と、該放出口と連通間隔を介して対向する受給口を備え、前記圧力流体の速度エネルギを圧力エネルギに変換する受給管体と、からなる非接触式流体継手であ
    該給受電装置が、火災用ロボットに設けられた充電式電池を充電する非接触式受電手段と、前記移動経路に沿って少なくとも一ヶ所に配設され、かつ、該非接触式受電手段に給電する非接触式給電手段と、からなるスポット式給受電装置であることを特徴とする火災用ロボット設備。
  2. 火災用ロボットの移動経路に沿って供給管部を配設し、該供給管部と火災用ロボットの受給管部とを流体継手を介して連通せしめるとともに、該火災用ロボットに給電するための給受電装置を備えた火災用ロボット設備であって;
    前記流体継手が、縮径された放出口を備え、圧力流体の圧力エネルギを速度エネルギに変換する供給管体と、該放出口と連通間隔を介して対向する受給口を備え、前記圧力流体の速度エネルギを圧力エネルギに変換する受給管体と、からなる非接触式流体継手であり;
    前記給受電装置が、該移動経路に沿って延伸して設置された給電用配線と、該火災用ロボットに設けられ、かつ、該給電用配線に流れる電流を無接触で検出する受電コイルと、からなる全線式給電受電装置であることを特徴とする火災用ロボット設備。
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