JP2019016119A - 火災監視システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 遮蔽物があっても素早く、確実で効率よく消火活動を行うことができると共に、屋内や廊下等の美観を損ねず施工コストが少ない火災監視システムを提供する。【解決手段】飛行ロボット2が無線基地局4を通して制御装置3が作成した飛行経路により防護領域E内を巡回し、防護領域E内を撮影部204で撮影して地図情報を修正する。火災が発生した際には、飛行ロボット2が火災の火源Xを判別し、火源Xを消火するために火源Xの周囲を旋回しつつ、撮影した入力画像から最適な放水位置を算出した後、制御装置3は飛行ロボット21に消火栓装置7から消火用ホース708を前記の放水位置まで運搬させ、火源Xに放水して火災を消火する。【選択図】図1

Description

本発明は、無人の小型マルチコプター等の所謂ドローンと呼ばれる飛行ロボットを使用した火災監視システムに関するものである。
従来、建物においては、屋内や廊下等の防護領域に設置された煙式や熱式等の火災感知器と、火災感知器からの信号を受けて火災警報の鳴動等を行う火災受信機からなる火災監視システムが設けられている。そして前記火災監視システムは、天井面に設置されたスプリンクラーヘッドや放水砲等の消火装置と連動して消火システムを構成している。この消火システムでは火災感知器が火災を検出すると、火災情報を火災受信機に送信し、火災受信機は火災を検出した火災感知器のアドレスから火源位置を検出し、火源位置の近傍にある消火装置に対し、該火源位置に向けて消火作業を行うよう命令する。
特開平11−276632号公報
しかし、従来の火災監視システムに用いられる火災感知器は、パーテーション、棚や荷物等の消火遮蔽物があると、火源が遮蔽物に隠れてしまい火災が広がるまで火源の位置を検出できないという問題があった。特許文献1による回避消火装置は、遮蔽物の有無を検出して効率よい消火活動をするものである。しかし、複数の炎センサの出力レベルにより、火源の近くにある遮蔽物の位置を判断するため、火源近くの遮蔽物を検出することはできても、火源から離れている遮蔽物を検知することはできなかった。そして、放水砲は側壁の上方の定位置に固定されているため、火源が遮蔽物の下にあったり、火源までの射線上に遮蔽物があると、該遮蔽物が放水障害となって効率よく消火が行えないという問題があった。また、遮蔽物を避けて、あらゆる方向から放水可能とするために多数の放水砲を設置すると、天井裏や壁内に複雑な配管を行わなければならず、施工コストがかかると共に室内の美観を損ねるという問題があった。また、特許文献1に示す消火ロボットは、レール等の移動経路を室内の床などに設置しなければならず、施工コストがかかると共に室内の美観を損ねるという問題があった。
そこで、本発明は、遮蔽物があっても素早く、確実で効率よく消火活動を行うことができると共に、屋内や廊下等の美観を損ねず施工コストが少ない火災監視システムを提供することを課題とするものである。
本発明は、上記の課題を解決するためのものであり、以下の構成を有する。
(1)本発明は、飛行ロボットを用いた火災監視システムにおいて、火災検知用情報から火災を検知する火災検知手段と、防護領域内を飛行する前記飛行ロボットを前記防護領域内の地図情報に基づいて所定の飛行経路で飛行させる制御手段とを備え、前記火災検知手段が火災を検知すると、前記飛行ロボットを火災の周囲を所定の距離で旋回させつつ前記火災検知手段により火災検知用情報を検知させると共に、前記火災検知用情報から放水位置を設定する放水位置設定手段を設けたことを特徴とする火災監視システムである。
本発明によれば、飛行ロボットにより火源の位置を精度良く特定することができるので、建物内に火災監視のための機器を多数施工する必要がない。例えば、特許文献1のように火災感知器の検出範囲をオーバーラップさせるために火災感知器を天井に密に設置したり、天井や壁等に赤外線カメラを設置したりする必要がない。従って、従来の火災監視システムに比べて室内の美観損ねることがなく施工コストを少なくすることができる。
ここで、火災検知用情報とは、例えばカメラで火災の火源を撮影した入力画像、赤外線センサを使用した赤外線炎検知装置により検知した火災の火源が発するCO共鳴放射のスペクトル、サーモグラフィーカメラで火災の火源を撮影したサーモグラフィー画像やこれらの組み合わせ等の火災を検知するための情報をいう。また、火災検知手段とは、前記火災検知用情報から火災を検知するカメラ、センサ等の装置や火災検知用情報から火災を検知するプログラム又はこれらの組み合わせたものをいう。例えば火災検知手段としてカメラを使用する場合は、カメラの入力画像を火災検知用情報として、入力画像の高輝度の部分や煙の挙動から火源を特定する。次に、制御手段とは飛行ロボットを所定の経路で飛行させる装置や制御プログラム又はこれらの組み合わせたものをいう。また、放水位置設定手段は、例えば、火災検知手段がカメラを使用するものである場合は、飛行ロボットを火源の周囲を旋回させて撮影し、高輝度の範囲が最も広い入力画像を撮影した飛行位置を放水位置として設定するものである。また火災検知手段が赤外線炎検知装置である場合は、火源の周囲を旋回させてCO共鳴放射を検知し、最も強いCO共鳴放射スペクトルを検知した飛行位置を放水位置として設定するものである。また火災検知手段としてサーモグラフィーカメラを使用する場合は、火源の周囲を旋回させてサーモグラフィー画像を撮影し、最も高温を示したサーモグラフィー画像を撮影した飛行位置を放水位置として設定するものである。また高輝度の照明を火源として誤認しないように火災検知手段としてカメラと赤外線炎検知装置又はサーモグラフィーカメラを組み合わせることができる。この場合は、赤外線炎検知装置又はサーモグラフィーカメラで火源を検知して、火源の位置を特定した後、カメラで火源を撮影した入力画像の内、高輝度の範囲が広い入力画像を撮影した飛行位置を放水位置として設定する。このように火源の高輝度の範囲が広い部分、CO共鳴放射のスペクトルの強度が強い部分や高温な部分へ放水すれば消火を効果的に行うことができる。
従って、本発明によれば、火源の周りに放水障害となる遮蔽物を避けて、消火に効果的な位置から火源に放水できるので、効率よく消火活動を行うことができる。
(2)また、本発明は、前記飛行ロボットに撮影部を設け、前記撮影部が前記防護領域内を撮影した画像から前記防護領域内の地図情報を修正することを特徴とする(1)記載の火災監視システムである。
本発明によれば、防護領域内の地図情報により飛行経路等を決める飛行ロボットにおいて、新たに撮影部で防護領域内を撮影して、防護領域の地図情報を修正することにより防護領域内のパーテーション、棚や荷物等の放水障害となる遮蔽物の配置が変更された場合に対応することができる。
(3)また、本発明は、前記防護領域内に火災感知器を設け、前記制御手段は、前記火災感知器が火災を感知すると、前記火災感知器の位置情報から前記火災感知器が設けられている位置の近傍まで前記飛行ロボットを飛行させることを特徴とする(1)又は(2)記載の火災監視システムである。
本発明によれば、防護領域内に設置された火災感知器の位置情報により火災が発生した場所を特定できるので、飛行ロボットが火災の発生した場所から離れた位置にいたとしても、飛行ロボットを火災が発生した防護領域に向かわせることができる。
(4)また、本発明は、前記放水位置に順位付けを行うことを特徴とする(1)乃至(3)のいずれかに記載の火災監視システムである。
本発明によれば、複数台の飛行ロボットを使用して放水させる場合に、撮影した火源の入力画像における高輝度の範囲の広さ、消火栓と火源の位置関係、消火栓から火源までのホースの運搬距離等の条件により放水位置を順位付けすることにより、複数台の飛行ロボットを効率よく放水位置に配置させることができる。
(5)また、本発明は、前記防護領域内に設けられた、消火用ホースを有する消火栓の位置情報と、前記防護領域内の地図情報と、前記放水位置の位置情報とから、前記消火栓の位置から前記放水位置まで、前記消火用ホースを運搬するための飛行経路を作成すること特徴とする請求項(1)乃至(4)のいずれかに記載の火災監視システムである。
飛行ロボットが、消火栓に接続された消火用ホースを消火栓箱等から引き出して火源まで這わせるためには、防護領域内の消火栓から火源までに配置されたパーテーション、棚や荷物等の遮蔽物を避ける等して、消火用ホースを運搬しなければならない。また消火用ホースは長さが限られているため、遮蔽物の上を越えて消火用ホースを這わせなければならない場合もある。本発明によれば、防護領域内に設けられた消火用ホースを有する消火栓の位置情報と、防護領域内の地図情報と、放水位置の位置情報とから、消火栓の位置から放水位置までの消火用ホースを運搬するための飛行経路を作成することで、パーテーション、棚や荷物等の遮蔽物を避ける等して消火栓から火源まで効率よく消火用ホースを這わせることができる。
本発明によれば、飛行ロボットを用いて防護領域内で発生した火源と遮蔽物の位置を正確に把握して、最適な位置から放水することができるので効率よく消火活動を行うことができる。また飛行ロボットを防護領域内での火源位置の特定に使用するため、防護領域内に多数の火災監視装置を設置する必要がないので、火災監視装置により室内の美観を損ねることがなく、施工コストが少なくて済む火災監視システムを提供することができる。
本発明の一実施形態における火災監視システム1の構成を示す概略説明図である。 本発明の一実施形態における飛行ロボット2,21,22を示す図である。 発明の一実施形態における飛行ロボット2の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態における制御装置3、火災受信機5、消火栓装置7の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態における消火栓装置を示すものである。 本発明の一実施形態における飛行ロボット2,21、制御装置3、火災受信機5、消火栓装置7の動作を説明するフローチャートである。
本発明は、火災監視システムである。以下、本発明を実施するための形態について説明する。
図1は本発明の一実施形態における火災監視システムの構成を示す概略説明図である。本発明の火災監視システム1は、飛行ロボット2,21、制御手段としての制御装置3、無線基地局4、火災受信機5、火災感知器6、消火栓装置7から構成されている。この火災監視システム1では、通常、単体又は複数の飛行ロボット2,21が無線基地局4を通してあらかじめ作成された建物の地図情報に基づき制御装置3が作成した所定の飛行経路により防護領域E内を巡回監視し、防護領域E内を撮影して地図情報としての三次元マッピング情報を修正している。そして火災が発生した際には、飛行ロボット2が火災の火源Xを判別し、火源Xを消火するために火源Xの周囲を所定の距離で旋回しつつ、撮影した入力画像から最適な放水位置を算出した後、制御装置3は飛行ロボット21に消火栓装置7から消火用ホース708を前記の放水位置まで運搬させ、火源Xに放水して火災を消火する。また火災が発生した防護領域E内に飛行ロボット2が存在しない場合は、火災を感知した火災感知器6により、火災受信機5を通して制御装置3に火災を感知した火災感知器6の場所を通知する。そして制御装置3は火災が発生した防護領域Eに飛行ロボット2を移動させる。なお、8はポンプ、9は水源、10は防護領域E内に配置された棚等の遮蔽物である。次に、火災監視システム1の各構成について説明する。
図2は本発明の一実施形態における飛行ロボットを示す図であり、図2(a)は飛行ロボット2の正面図、図2(b)は、飛行ロボット21の正面図、図2(c)は飛行ロボット22の側面図である。飛行ロボット2,21,22は、飛行ロボット本体200の前後に計4枚のロータ210を有するクアッドコプタ型のドローンである。飛行ロボット本体200の前後左右には、撮影部204が設けられている。また撮影部204の下方には測距センサ205が設けられ、更に飛行ロボット本体200の前後左右に設けられている。また飛行ロボット本体200の上部には高度センサ206が設けられている。そして飛行ロボット2の下部には外部接続部211が設けられており、外部アタッチメントが取付けられるようになっている。
図2(b)に示す飛行ロボット21は、飛行ロボット本体200の外部接続部211に外部アタッチメントとしてロボットハンド212aを備えたロボットハンドアタッチメント212が取付けられている。ロボットハンドアタッチメント212は後述する制御部201に操作され、ロボットハンド212aの把持動作が行われる。
また、図2(c)に示す飛行ロボット22は飛行ロボット本体200の外部接続部211に外部アタッチメントとして消火用ホース接続部213aと消火用ノズル213bを有する消火用ノズルアタッチメント213が取付けられている。消火栓装置7の種類によっては、飛行ロボット21の代わりに飛行ロボット22が用いられる。なお、上記飛行ロボット21,22は、飛行ロボット2の飛行ロボット本体200の外部接続部211に各種の外部アタッチメントを取り付けたもので、その他の部品等については共通であり、同じ符号で示す。
図3は、本発明の一実施形態における飛行ロボット2の構成を示すブロック図であり、飛行ロボット2は、制御部201、記憶部202、通信部203、撮影部204、測距センサ205、高度センサ206、飛行ユニット部207、外部入出力部208、電源部209から構成される。
制御部201はCPU、ROM、入出力インターフェース等から構成されるマイクロコンピュータで構成され、制御部201内のROMや記憶部202に記憶されたプログラムによって各部や外部入出力部208に接続されたアタッチメントを制御する。記憶部202はROMやRAM等で構成され、前記のプログラムの他、撮影部204が撮影した火源の入力画像により火災を検知する火災検知手段としての火災検知プログラムと後述する放水位置設定手段としての放水位置設定プログラムを記憶する。更に、通信部203が制御装置3から受信した防護領域Eにおける三次元マッピング情報による飛行経路や、撮影部204が撮影した入力画像、火災検知用情報として撮影部204が撮影した火源の入力画像、上記放水位置設定プログラムにより算出した放水位置、測距センサ205が測定した飛行ロボット20と遮蔽物間の距離、高度センサ206が測定した高度やそれらのデータから作成された三次元マッピング情報の修正情報、飛行ロボット2等の位置情報等のデータを記憶する。
通信部203は、3GやWiFi等の無線通信によって無線基地局4を介して制御装置3と無線通信を行い、制御装置3からの飛行経路情報、撮影部204が撮影した入力画像による三次元マッピング情報、放水位置設定プログラムにより制御部201が算出した放水位置、無線基地局4の位置情報等のデータを送受信する。撮影部204は、映像用カメラ、モーショントラッキングカメラ、深度カメラ、赤外線カメラや、これら複数のカメラの幾つかを併用したカメラ装置等から構成され、飛行ロボット本体200の前後左右に設けられている。撮影部204で撮影された画像は、例えば、三次元マッピング情報の修正や火災検知プログラムや、放水位置設定プログラムに使用される。
測距センサ205は、レーザーセンサ、マイクロ波センサ、赤外線センサ、超音波センサ等から構成され、飛行ロボット本体200の前後左右に設けられ、飛行ロボット本体200と防護領域E内の壁や棚等の遮蔽物10又は火源Xとの距離を測定する。高度センサ206は前記測距センサ205で述べたセンサに加えて気圧センサ等で構成され、飛行ロボット本体200の飛行高度を測定する。
火災検知プログラムは、例えば、撮影部204が撮影した火源Xの入力画像を入力画像がカラー画像である場合はモノクロ画像に変換し、入力画像の輝度が一定値よりも高い部分を火源Xと判別する。また、放水位置設定プログラムにより火源Xを撮影しつつ旋回して飛行し、高輝度の範囲が最も広い入力画像を撮影した飛行位置を最適な放水位置と判断する。飛行ユニット部207は、4つのロータ210とその駆動モータ、及び飛行ロボット本体200の向き、速度、高度、姿勢等を制御する方位センサ、加速度センサ、ジャイロセンサ等から構成され、飛行ロボット本体200の飛行を制御する。外部入出力部208は、外部接続部211に接続された機器を操作するために使用される。電源部209はリチウムイオンやリチウムポリマー等の充電池から構成される。
図4は、本発明の一実施形態における火災受信機5、制御装置3、消火栓装置7の構成を示すブロック図である。制御装置3は、建物の防災要員や管理者等がいる管理室に設置され、制御部301、記憶部302、火災受信機通信部303、消火栓装置通信部304、飛行ロボット通信部305から構成される。制御部301は、制御部201と同様にマイクロコンピュータで構成され、制御部301内のROMや記憶部302に記憶されたプログラムによって各部を制御する。記憶部302は、ROMやRAM等で構成され、前記のプログラムの他、飛行ロボット2から送信された防護領域E内の三次元マッピング情報、放水位置、飛行ロボット2,21,22の飛行経路、飛行ロボット2,21,22、無線基地局4、火災感知器6、消火栓装置7の位置情報、消火栓装置識別情報等のデータを記憶する。火災受信機通信部303は、火災受信機5との間で通信を行い、火災が発生した際に感知した火災感知器6の位置情報を受信する。消火栓装置通信部304は、消火栓装置7との間で通信を行い、消火栓装置7を操作する動作信号や後述する準備完了通知等を送受信する。飛行ロボット通信部305は、3GやWiFi等の無線通信によって無線基地局4を介して飛行ロボット2,21,22間で通信を行い、飛行ロボットの飛行経路等の制御や飛行ロボット2,21,22からの各種データ等を送受信する。
なお、無線基地局4はビーコン信号を送信しており、飛行ロボット2,21,22と制御装置3は無線基地局4の位置情報とビーコン信号の電波の強さから、防護領域E内の飛行ロボット2,21,22の位置情報を取得することができる。
火災受信機5は、防災センターに設置され、図4に示すように制御部501、記憶部502、制御装置通信部503、火災感知器通信部504、発信機通信部505、火災報知部506から構成される。制御部501は制御部201と同様にマイクロコンピュータで構成され、制御部501内のROMや記憶部502に記憶されたプログラムによって各部を制御する。記憶部502は、ROMやRAM等で構成され、前記のプログラムの他、火災感知器6及び消火栓装置7の位置情報を記憶する。制御装置通信部503、火災感知器通信部504、発信機通信部505はそれぞれ制御装置3、火災感知器6、発信機11間で通信を行う。火災報知部506は火災感知器6や発信機11からの通信により防災センターの防災センター要員に音声や警告灯等で火災の発生を報知する。
消火栓装置7は、図4に示すように制御部701、電動の消火栓弁702、扉開閉装置703、ホルダーアーム回動装置704、制御装置通信部705、発信機11から構成される。図5(a)は消火栓装置7のホース収納部706の扉707を開いた状態を示す正面図である。
図5は、本発明の一実施形態における消火栓装置7を示す。図5(a),(b)は、消火栓装置7,71のホース収納部706の扉707を開いた状態を示す正面図である。消火栓装置7,71は、防護領域Eや防護領域Eの近傍に設置される。図5(a)において、消火栓装置7では、消火栓箱700の上部に発信機11が、下部にはホース収納部706が設けられ、ホース収納部706の内部には消火栓弁702が設けられている。そして消火栓弁702の一次側には図1に示すようにポンプ8と水源9に接続された配管が接続され、二次側には消火用ホース708が接続されている。消火用ホース708の先端には消火用ノズル接続部710が備えられており、消火用ノズル711が取付けられている。消火用ホース708は消火用ホースホルダー709に設けられた複数のフック(図示せず)に折り畳んだ状態で掛けられて収納されている。また消火用ホースホルダー709の上方には、ホルダーアーム回動装置704における鉛直方向の軸704aの廻りに回動自在に枢支されたホルダーアーム704bが設けられている。図5(a)において、上記ホルダーアーム704bには消火用ノズルホルダー704cにより消火用ノズル711が保持されている。扉707は扉開閉装置703に回動自在に軸着され、消火栓装置7に内蔵された駆動装置(図示せず)により回動される。
制御部701は制御部201と同様にマイクロコンピュータで構成され、制御部701内のROMに記憶されたプログラムによって各部を制御する。制御装置通信部705は制御装置3との間で通信を行う。制御部701は制御装置3からの指示により、消火栓弁702の開放・閉鎖動作、扉開閉装置703による扉707の開閉動作、ホルダーアーム回動装置704の回動動作を行う。
図5(b)の消火栓装置71は図5(a)の消火栓装置7の変形例であり、消火用ノズル接続部710が消火用ノズル接続部ホルダー704dで保持されている。なお、図5(a)の消火用ノズルホルダー704c及び図5(b)の消火用ノズル接続部ホルダー704dはホルダーアーム704bに着脱自在に設けられ、用途に応じて夫々交換できるようになっている。図5(b)の消火栓装置71は、図5(a)における消火栓装置7の消火用ノズルホルダー704cに代えて消火用ノズル接続部ホルダー704dを設けているもので、その他の部品については共通であり、同じ符号で示す。
次に、本発明の実施形態における火災監視システム1の動作処理について図6を用いて説明する。制御装置3の制御部301は、記憶部302に記憶された予め防護領域E内の配置図等から作成された三次元マッピング情報に基づいて、飛行ロボット2が防護領域E内を監視するための巡回飛行の所定の飛行経路を作成する。(S1)。そして、無線基地局4を介して飛行ロボット2に飛行経路のデータを送信する(S2)。飛行ロボット通信部305を介して受信した飛行経路のデータに基づいて、飛行ロボット2は、制御部201の制御により防護領域E内を巡回飛行すると共に、撮影部204で撮影した防護領域E内の入力画像及び測距センサ205の測定データから、新たに防護領域E内の三次元マッピング情報を作成する(S3)。制御部201は三次元マッピング情報を通信部203により制御装置3に送信する(S4)。そして、制御装置3の制御部301は飛行ロボット2から送信された三次元マッピング情報を基に最新の三次元マッピング情報に修正し(S5)、最新の三次元マッピング情報から巡回飛行の飛行経路の修正を行う(S6)。
このようにして飛行ロボット2が撮影した画像から最新の三次元マッピング情報を作成するため、防護領域E内における遮蔽物10のレイアウトが変わった場合に、防護領域E内の三次元マッピング情報を修正することができる。なお、制御装置3が作成した飛行経路上に遮蔽物10があっても、飛行ロボット2は、撮影部204が撮影した画像及び測距センサ205の測定データから制御部201により、その遮蔽物10を判断して、遮蔽物10に衝突することなく自律して飛行することができる。
次に、火災受信機5が火災感知器6から火災信号を受信したときは(S7)、火災受信機5の制御部501は、記憶部502に記憶された火災を感知した火災感知器6の位置情報を、制御装置通信部503を介して制御装置3に送信する(S8)。制御部301は受信した火災感知器6の位置情報から火災感知器6の近傍までの飛行経路を作成して無線基地局4を介して飛行ロボット2へ送信する(S9)。飛行ロボット2は受信した飛行経路により火災感知器6の近傍まで飛行する。制御部201は撮影部204が撮影した入力画像から火源Xを判別し、撮影部204の深度カメラや測距センサ205により火源Xの位置を特定する(S10)。制御部201は、火源Xの位置情報を通信部203により制御装置3に送信する(S11)。制御部301は、受信した火源Xの位置情報により、火源Xを中心として所定の距離を保ちつつ撮影部204を火源Xに向けながら旋回飛行するための飛行経路を作成し(S12)、無線基地局4を介して飛行ロボット通信部305により当該飛行経路を飛行ロボット2へ送信する(S13)。
飛行ロボット2は、制御部201の制御により受信した飛行経路で火源Xの周りを所定の距離で旋回しつつ、撮影部204により、火源Xを撮影する(S14)。ここで、撮影した飛行位置と撮影した入力画像を一つのデータとして、例えば、撮影した飛行位置が6箇所の場合はA1〜A6の6つのデータとして、それぞれ飛行位置及び撮影した入力画像を記憶部202に記憶する。制御部201は、A1〜A6の入力画像の内、一定の輝度以上である高輝度の範囲が最も広い入力画像を撮影した飛行位置を最適な放水位置と判断する(S15)。制御部201は、例えば、A1の飛行位置が最適な放水位置と判断された場合は、A1のデータに放水位置番号として「1」を付与する。次に制御部201は放水位置のデータとしてA1のデータを通信部203により制御装置3へ送信する(S16)。
ここで、制御部301は飛行ロボット2から送信された放水位置番号1を付与されたA1の飛行位置から火源Xの位置に最も近い消火栓装置7を特定し、特定された火源Xの位置に近い消火栓装置7から放水位置(A1の飛行位置)までの消火用ホース708の運搬飛行経路を、例えば、消火用ホース708の長さや遮蔽物の有無により三次元マッピング情報から作成する。この場合原則として遮蔽物10の上空を飛行しない飛行経路を作成するが、消火用ホース708の長さより飛行経路が長い場合は遮蔽物10の上空を飛行する飛行経路を作成する。また制御部301は、飛行ロボット21の位置から上記特定された消火栓装置7までの飛行経路(準備飛行経路)を作成する(S17)。
次に、制御部301は消火栓装置7へ扉開閉装置703とホルダーアーム回動装置704を動作させるよう動作信号を消火栓装置通信部304により送信する(S18)。そして動作信号を受信した制御部701は、扉開閉装置703により扉707を開き、その後にホルダーアーム回動装置704によりホルダーアーム704bを消火栓装置7の前方に向けて回動させる(S19)。このようにホルダーアーム704bが回動することにより、消火用ノズル711がホース収納部706から外部に迫り出すため、飛行ロボット21のロボットハンド212aが、消火用ノズル711を容易に把持することができる。制御部701はホルダーアーム704bを回動させると制御装置通信部705により制御装置3へ準備完了通知を送信する(S20)。制御部301は、準備完了通知を受信すると、運搬飛行経路と準備飛行経路を、無線基地局4を介して飛行ロボット通信部305により飛行ロボット21へ送信する(S21)。
運搬飛行経路と準備飛行経路を受信した飛行ロボット21の制御部201は、準備飛行経路に基づいて、飛行ロボット21を消火栓装置7まで移動させる。飛行ロボット21は消火栓装置7へ到着すると制御部201は記憶部202に記憶された動作プログラムに従い、撮影部204で消火用ノズル711の位置を認識させて、ロボットハンド212aで消火用ノズル711を把持する(S22)。そして、飛行ロボット21は、運搬飛行経路に基づいて、消火用ホース708を運搬して放水位置まで移動すると(S23)、制御部201は通信部203により制御装置3へ放水準備完了通知を送信する(S24)。
放水準備完了通知を受信した制御部301は消火栓装置7へ消火栓弁開放信号を消火栓装置通信部304により送信する(S25)。消火栓弁開放信号を受信した制御部701は消火栓弁702を開放する(S26)。消火栓弁702を開放すると連動してポンプ8が駆動し、水源9の消火用水は一次側から消火栓弁702を介して二次側の消火用ホース708へ供給され、消火用ノズル711から火源へ放水が開始され(S27)、最適な放水位置から火災を消火することができる。
本発明によれば、飛行ロボット2の撮影部204により撮影した入力画像により三次元マッピング情報を作成・修正することができるので、放水障害となる遮蔽物10を避けながら、火源Xを消火するのに最適な放水位置に到達し、放水することができる。そのため、効率のよい消火ができる。また飛行ロボット2を防護領域内での火災の監視に使用するため、防護領域内に多数の火災監視装置を設置する必要がないので、火災監視装置により室内の美観を損ねることがなく、施工コストが少ない火災監視システムを構築することができる。
なお、図6のS12において、制御部301は、飛行ロボット21に飛行ロボット21から火源の位置に近い消火栓装置7までの飛行経路(上述の準備飛行経路)を作成・送信して、先に飛行ロボット21を消火栓装置7まで飛行させてもよい。この場合に、運搬飛行経路を飛行ロボットが受信する前に消火栓装置7の近傍に到着した場合は、運搬飛行経路を受信するまで消火栓装置7の近傍に待機させておけばよい。
実施例1では消火栓装置7に消火ノズルが取り付けられた消火ホースを用いたため、飛行ロボット21を使用したが、消火栓装置7に代えて消火ノズルを有さない消火栓装置71を設置した場合は、消火用ノズルアタッチメント213が取り付けられた飛行ロボット22を使用する。実施例2の飛行ロボット22を使用した火災監視システム100の動作処理については図6のS1からS16までは同様である。
火災監視システム100のS17以降の動作を説明すると、制御部301は飛行ロボット2から送信された放水位置番号1を付与されたA1の飛行位置から火源Xの位置に近い消火栓装置71を特定し、特定した火源Xの位置に近い消火栓装置71から放水位置(A1の飛行位置)までの消火用ホース708の運搬飛行経路を作成する。また制御部301は飛行ロボット22の位置から上記特定された消火栓装置71までの飛行経路(準備飛行経路)を作成し、制御部301は消火栓装置71へ扉開閉装置703とホルダーアーム回動装置704を動作させるよう動作信号を消火栓装置通信部304により送信する。動作信号を受信した制御部701は扉開閉装置703により扉707を開き、ホルダーアーム回動装置704によりホルダーアーム704bを消火栓装置71の前方に向けて回動させる。このようにホルダーアーム704bが回動することにより、消火用ノズル接続部710がホース収納部706から外部に迫り出すため、飛行ロボット22の消火用ホース接続部213aは、消火用ノズル接続部710と容易に接続することができる。制御部701は、ホルダーアーム704bを回動させると制御装置通信部705により制御装置3へ準備完了通知を送信する。次に、制御部301は、準備完了通知を受信すると運搬飛行経路と準備飛行経路を、無線基地局4を介して飛行ロボット通信部305により飛行ロボット22へ送信する。
運搬飛行経路と準備飛行経路を受信した飛行ロボット22の制御部201は、準備飛行経路に基づいて、飛行ロボット22を消火栓装置71まで移動させる。飛行ロボット22は消火栓装置71に到着すると制御部201は記憶部202に記憶された動作プログラムに従い、撮影部204で消火用ノズル接続部710の位置を認識させて、消火用ホース接続部213aと消火用ノズル接続部710を接続する。そして、飛行ロボット22は、運搬飛行経路に基づいて、消火用ノズルアタッチメント213に接続された消火用ホース708を運搬して放水位置まで移動すると、制御部201は通信部203により制御装置3へ放水準備完了通知を送信する。
放水準備完了通知を受信した制御部301は消火栓装置71へ消火栓弁開放信号を消火栓装置通信部304により送信する。消火栓弁開放信号を受信した制御部701は消火栓弁702を開放する。消火栓弁702を開放すると連動してポンプ8が駆動し、水源9の消火用水は一次側から消火栓弁702を介して二次側の消火用ホース708へ供給され、消火用ノズル213bから火源へ放水が開始され、最適な放水位置から火災を消火することができる。
なお、実施例1及び実施例2では、火源Xの撮影と放水位置の特定に飛行ロボット2を用いたが、飛行ロボット2の代わりに飛行ロボット21又は飛行ロボット22で火源Xの撮影と放水位置の特定を行ってもよい。
先の実施例では、消火用ホース708を運搬する飛行ロボット21は単体であったが、複数の飛行ロボット21を使用して複数箇所の消火栓装置7から消火用ホース708を運搬させ、複数の放水位置から放水させてもよい。この複数の飛行ロボット21を使用した火災監視システム101の動作処理については、実施例1の図6に示すS15までの動作は実施例1と同様であるが、それ以降の動作は相違する。
火災監視システム101の図6に示すS16以降の動作を説明すると、制御部201は放水位置のデータとしてA1〜A6のデータを通信部203により制御装置3へ送信する。制御部301が飛行ロボット2からの位置データA1〜A6のデータを受信したときに、例えば、A1のデータに放水位置番号として「1」を格納されている場合は、残りのA2〜A6のデータに格納された入力画像と飛行位置から順位付けを行い、A2〜A6の放水位置番号として順位が高い順に2〜6の番号を付与し、飛行位置を放水位置として順位付けする。
ここで、順位付けは、撮影した火源Xの入力画像における高輝度の範囲の広さ、消火栓装置7と放水位置の位置関係や消火栓装置7から放水位置までの消火用ホース708の運搬飛行距離やそれらの組み合わせ等によって決定される。そしてA1〜A6の飛行位置から放水位置番号として順位が高い順に消火栓装置7から放水位置までの運搬飛行経路を作成する。例えば、飛行ロボット21が3台である場合は、運搬飛行経路を放水位置番号の1〜3までの順位に従って順次作成する。なお、前に作成された運搬飛行経路で選択された消火栓装置7は、次に運搬飛行経路を作成する際には、選択されないようにする。また制御部301は、各飛行ロボット21のそれぞれの位置から最も近い位置にある各消火栓装置7までの準備飛行経路をそれぞれ作成する。次に制御部301は各消火栓装置7へ扉開閉装置703とホルダーアーム回動装置704を動作させるよう動作信号を消火栓装置通信部304により送信する。動作信号を受信した制御部701は扉開閉装置703により扉707を開き、ホルダーアーム回動装置704によりホルダーアーム704bを回動させる。制御部701はホルダーアーム704bを回動させると制御装置通信部705により制御装置3へ準備完了通知を送信する。制御部301は準備完了通知を受信すると、各飛行ロボット21へ各運搬飛行経路と各準備飛行経路を、無線基地局4を介して飛行ロボット通信部305により各飛行ロボット21へ送信する。なお、各運搬飛行経路と各準備飛行経路は、作成の際に選択された各消火栓装置7に最も近い各飛行ロボット21へ送信される。
運搬経路と準備飛行経路を受信した各飛行ロボット21の制御部201は各飛行ロボット21を各消火栓装置7まで移動させる。各飛行ロボット21はそれぞれ各消火栓装置7に到着すると制御部201は記憶部202に記憶された動作プログラムに従い、撮影部204で消火用ノズル711の位置を認識させて、ロボットハンド212aで消火用ノズル711を把持する。そして、各飛行ロボット21はそれぞれ各消火用ホース708を運搬して各放水位置まで移動すると、各飛行ロボット21の制御部201は通信部203により制御装置3へ放水準備完了通知を送信する。
制御部301が各飛行ロボット21からの放水準備完了通知を全て受信した後、制御部301は各消火栓装置7へ消火栓弁開放信号を消火栓装置通信部304により送信する。消火栓弁開放信号を受信した各消火栓装置7の制御部701は消火栓弁702を開放する。消火栓弁702を開放すると連動してポンプ8が駆動し、水源9の消火用水は一次側から消火栓弁702を介して二次側の各消火用ホース708へ供給され、各消火用ノズル711から火源Xへ放水が開始されて火災を消火する。本発明によれば、複数台の飛行ロボットを効率よく放水位置に配置させることができると共に効率よく火災を消火することができる。なお、上記実施例1〜3では、制御装置3の火災受信機通信部303と火災受信機5の制御装置通信部503又は消火栓装置通信部304と消火栓装置7,71の制御装置通信部705を有線で接続しているが、無線で接続するようにしてもよい。
上記実施例では飛行ロボット2,21の飛行経路等を決めるための手段として制御装置3を使用したが、他の実施例として制御装置3に加えて飛行ロボット2,21にも制御手段としての機能を設けてもよい。本実施例の火災監視システム102では飛行ロボット2,21間、飛行ロボット2,21と火災受信機5間、飛行ロボット2,21と消火栓装置7間を相互に通信する無線通信装置(図示しない)を飛行ロボット2,21、火災受信機5、消火栓装置7にそれぞれ設ける。そして飛行ロボットの制御部201が自己の位置情報および記憶部202に記憶された三次元マッピング情報に基づいて飛行ロボット2,21の飛行経路、準備飛行経路や運搬飛行経路を作成する。
また制御部201は無線通信装置により火災受信機5から火災を検知した火災感知器6の位置情報を受信し、消火栓装置7へ動作信号を送信し、消火栓装置7から準備完了通知を受信し、飛行ロボット21へ飛行経路と運搬飛行経路を送信することで制御装置3と同等の動作処理をすることができる。従って、本実施例の火災監視システム102においては、制御装置3なしで上記実施例1〜3で示したものと同等の動作処理をすることができる。また、制御装置3と共に火災監視システムを構成する場合は、通常は制御手段として制御装置3を用いるが、制御装置3や無線基地局4が電波障害や故障で使用できない等の異常が発生した場合は、飛行ロボット2,21を制御手段として使用することができる。この実施例では飛行ロボット2と21の記憶部202に記憶された各種データを飛行ロボット2と21間で共有させてもよい。この場合、飛行経路等を作成するのは飛行ロボット2でもよいが、それぞれの位置情報や電源残量等の各種情報に応じて飛行ロボット2の代わりに飛行ロボット21に飛行経路等を作成させてもよい。また飛行ロボット2、21で同じデータを共有していれば一つの飛行ロボットが故障しても他の飛行ロボットが代行して火災監視システム102の動作処理を行うことができる。また、飛行ロボット2,21のそれぞれが飛行経路等を作成する場合は、各飛行ロボット2,21が作成した各飛行経路および選択した最寄りの消火栓装置7の情報を飛行ロボット2,21同士で共有させる。この場合、飛行ロボット2,21が各自に作成した飛行経路が重なる場合や選択した消火栓装置7が競合する場合は、それぞれの位置情報や電源残量等の各種情報に応じて優先度の高い飛行経路を優先させる。そして優先度が高い飛行経路を作成した飛行ロボット2,21に順次各自作成した飛行経路を設定する。次に飛行経路を設定された飛行ロボット2,21は、順次行動を開始する。また優先度が低い飛行経路を作成した飛行ロボット2,21は、すべての飛行ロボットに各飛行経路が設定されるまで、飛行経路や消火栓装置7が重なったり、競合しないように上述した飛行経路の作成・設定作業を繰り返す。
なお、上記実施例3と4において、飛行ロボット21を飛行ロボット22に、消火栓装置7を消火栓装置71に代えても同様の効果がある。また、飛行ロボット2,21,22については、上記実施例の構成と機能に限定されず、同等の構成等を有するものであればよい。例えば、飛行ロボット2,21,22では撮影部204と測距センサ205を前後左右に設けたが、撮影部204と測距センサ205を各1つずつ設けて、飛行ロボットがその場で360°回転して周囲の障害物等を撮影・計測する構成としてもよい。また上記放水位置、飛行位置、飛行経路、運搬飛行経路は三次元マッピング情報の三次元座標及び飛行ロボット2、21,22における前後の方向の情報を含むものである。
また、飛行ロボット2,21,22に火災検知手段として撮影部204のカメラを使用し、放水位置設定手段として撮影部204で撮影した入力画像を使用して放水位置を設定する構成としたが、上記実施例に限定されるものではない。例えば、飛行ロボット2,20,21に火災検知手段としてCO共鳴放射を検知する赤外線炎検知装置を設けて火災を検知して火源の位置を特定し、放水位置設定手段として火源の周囲を旋回させてCO共鳴放射を検知し、最も強いCO共鳴放射スペクトルを検知した飛行位置を放水位置として設定する構成としてもよい。また飛行ロボット2,20,21に火災検知手段としてサーモグラフィーカメラを設けて火災を検知して火源の位置を特定し、放水位置設定手段として火源の周囲を旋回させてサーモグラフィー画像を撮影し、最も高温を示したサーモグラフィー画像を撮影した飛行位置を放水位置として設定する構成にしてもよい。更に、高輝度の照明を火源として誤認するのを防止するために、火災検知手段として赤外線炎検知装置又はサーモグラフィーカメラ及びカメラを使用し、赤外線炎検知装置又はサーモグラフィーカメラで火源を検知して、火源の位置を特定した後、カメラで火源を撮影した入力画像の内、高輝度の範囲が最も広い入力画像を撮影した飛行位置を放水位置として設定する構成にしてもよい。
また、上記実施例では、消火栓装置7、71に扉開閉装置703を設けたが、扉707の開動作に扉開閉装置703を使用せず、ホルダーアーム回動装置704を回動させる際に扉707の内側に当接させて押し開けるようにしてもよい。更に上記実施例とは別の消火用ノズルアタッチメントと消火栓装置として、消火用ノズル接続部710の開口部を消火栓装置の前方に向けて保持するホルダーを消火栓装置に設けると共に、飛行ロボットのロータ210が消火栓装置に接触しないように消火用ホース接続部の位置を後方に延長させた消火用ノズルアタッチメントを使用した構成としてもよい。
1,100,101,102 火災監視システム、2,21,22 飛行ロボット、200 飛行ロボット本体、201 制御部、202 記憶部、203 通信部、204 撮影部、205 測距センサ、206 高度センサ、207 飛行ユニット部、208 外部入出力部、209 電源部、210 ロータ、211 外部接続部、212 ロボットハンドアタッチメント、212a ロボットハンド、213 消火用ノズルアタッチメント、213a 消火用ホース接続部、213b 消火用ノズル、3 制御装置、301 制御部、302 記憶部、303 火災受信機通信部、304 消火栓装置通信部、305 飛行ロボット通信部、4 無線基地局、5 火災受信機、501 制御部、502 記憶部、503 制御装置通信部、504 火災感知器通信部、505 発信機通信部、506 火災報知部、6 火災感知器、7,71 消火栓装置、700 消火栓箱、701 制御部、702 消火栓弁、703 扉開閉装置、704 ホルダーアーム回動装置、704a 軸、704b ホルダーアーム、704c 消火用ノズルホルダー、704d 消火用ノズル接続部ホルダー、705 制御装置通信部、706 ホース収納部、707 扉、708 消火用ホース、709 消火用ホースホルダー、710 消火用ノズル接続部、711 消火用ノズル、8 ポンプ、9 水源、10 遮蔽物、11 発信機

Claims (5)

  1. 飛行ロボットを用いた火災監視システムにおいて、
    火災検知用情報から火災を検知する火災検知手段と、
    防護領域内を飛行する飛行ロボットを前記防護領域内の地図情報に基づいて所定の飛行経路で飛行させる制御手段と
    を備え、
    前記火災検知手段が火災を検知すると、前記飛行ロボットを火災の周囲を所定の距離で旋回させつつ前記火災検知手段により火災検知用情報を検知させると共に、前記火災検知用情報から放水位置を設定する放水位置設定手段を設けたことを特徴とする火災監視システム。
  2. 前記飛行ロボットに撮影部を設け、前記撮影部が前記防護領域内を撮影した画像から前記防護領域内の地図情報を修正することを特徴とする請求項1記載の火災監視システム。
  3. 前記防護領域内に火災感知器を設け、
    前記制御手段は、前記火災感知器が火災を感知すると、前記火災感知器の位置情報から前記火災感知器が設けられている位置の近傍まで前記飛行ロボットを飛行させることを特徴とする請求項1又は2記載の火災監視システム。
  4. 前記放水位置に順位付けを行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の火災監視システム。
  5. 前記防護領域内に設けられた、消火用ホースを有する消火栓の位置情報と、
    前記防護領域内の地図情報と、
    前記放水位置の位置情報とから、
    前記消火栓の位置から前記放水位置まで、前記消火用ホースを運搬するための飛行経路を作成すること特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の火災監視システム。
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