JPWO2020170502A1 - ロボット、ロボットの動作方法、及びプログラム - Google Patents

ロボット、ロボットの動作方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

レーザ光により複数の異なる動作を行わせることが可能なロボットを提供する。ロボット(1)は、制御部(1a)と、n個の機能のそれぞれに対応したn個の動作部(1b−1)〜(1b−n)と、レーザ検出部(1c)と、を備える。nは2以上の整数である。レーザ検出部(1c)は、照射されたレーザ光及びその照射場所を検出する。制御部(1a)は、レーザ検出部(1c)で検出された照射場所に応じて、異なる動作部(1b)を動作させる制御を行う。

Description

本開示は、ロボット、ロボットの動作方法、及びプログラムに関する。
特許文献1には、レーザポインタの反射軌跡に応じた命令をロボットが実行する技術が記載されている。
特開2005−52961号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、レーザポインタでロボットに位置を示してロボットに動作を指示することができるものの、ロボットに1種類の動作を行わせることしかできない。
本開示の目的は、レーザ光により複数の異なる動作を行わせることが可能なロボット、ロボットの動作方法、及びプログラムを提供することにある。
本開示の第1の態様に係るロボットは、複数の機能のそれぞれに対応した複数の動作部と、照射されたレーザ光及びその照射場所を検出するレーザ検出部と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記レーザ検出部で検出された前記照射場所に応じて、異なる動作部を動作させる制御を行う、ものである。
本開示の第2の態様に係るロボットの動作方法は、複数の機能のそれぞれに対応した複数の動作部を備えたロボットの動作方法であって、照射されたレーザ光及びその照射場所を検出する検出ステップと、前記検出ステップで検出された前記照射場所に応じて、異なる動作部を動作させる制御を行う制御ステップと、を備えた、ものである。
本開示の第3の態様に係るプログラムは、複数の機能のそれぞれに対応した複数の動作部を備えたロボットの制御コンピュータに、照射されたレーザ光の検出結果を入力して前記レーザ光の照射場所を検出するステップ、或いは、前記レーザ光の照射場所の検出結果を入力するステップ、のいずれか1つのステップと、前記照射場所に応じて、異なる動作部を動作させる制御を行うステップと、を実行させるためのプログラムである。
本開示により、レーザ光により複数の異なる動作を行わせることが可能なロボット、ロボットの動作方法、及びプログラムを提供することができる。
実施形態1に係るロボットの一構成例を示す機能ブロック図である。 実施形態2に係る消火ロボットの一構成例を示す外観図である。 実施形態2に係る消火ロボットにおける検出対象となるレーザ光の一例を示す模式図である。 実施形態2に係る消火ロボットにおける検出対象となるレーザ光の他の例を示す模式図である。 実施形態2に係る消火ロボットにおける検出対象となるレーザ光の他の例、並びに実際のそのレーザ光による指示の例を示す模式図である。 実施形態2に係る消火ロボットにおける検出対象となるレーザ光の他の例、並びに実際のそのレーザ光による指示の例を示す模式図である。 実施形態2に係る消火ロボットにおける検出対象となるレーザ光の他の例、並びに実際のそのレーザ光による指示の例を示す模式図である。 実施形態2に係る消火ロボットにおける検出対象となるレーザ光の他の例、並びに実際のそのレーザ光による指示の例を示す模式図である。 実施形態6に係る消火ロボットでの検出対象となる反射面の一例を示す図である。 ロボットのハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照して、実施形態について説明する。なお、実施形態において、同一又は同等の要素には、同一の符号を付し、重複する説明を省略する場合がある。
<実施形態1>
図1は、実施形態1に係るロボットの一構成例を示す機能ブロック図である。
図1に示すように、本実施形態に係るロボット1は、その全体を制御する制御部1aと、n個の機能のそれぞれに対応したn個の動作部1b−1〜1b−nと、レーザ検出部1cと、を備える。制御部1aは、コントローラとすることができる。また、レーザ検出部1cはレーザ検出装置とすることができ、レーザ検出センサを有することができる。
ここで、nは2以上の整数である。以下、n個の動作部のうち1つを代表して説明する場合には、動作部1bと称する。つまり、ロボット1は、複数の動作部1bを備える。各動作部1bは、異なる機能に対応しており、ある動作部1bを動作させた場合と他の動作部1bを動作させた場合とでは、異なる機能を果たせることになる。
制御部1aは、例えば、CPU(Central Processing Unit)、作業用メモリ、及びロボット1の全体を制御するためのプログラムを記憶した不揮発性の記憶装置などによって実現することができる。なお、この記憶装置は、ロボット1の設定情報などを記憶する記憶部として機能させることもできる。また、この制御部は、例えば集積回路(Integrated Circuit)によって実現することもできる。
レーザ検出部1cは、照射されたレーザ光(建物、煙等の何らかの物質に照射されて反射されたレーザ光)及びその照射場所を検出する。照射されたレーザ光とは、例えば、ポータブルタイプのレーザ照射装置を使用して人などにより照射されたレーザ光を指すことができ、一度に図形として描かれたレーザ光であっても、経時的に軌跡として描かれたレーザ光であってもよい。なお、ポータブルタイプのレーザ照射装置としては、レーザポインタと称されるものが挙げられ、一度に描かれた図形状のレーザ光を検出させる場合には、その図形が一度に照射させるタイプのレーザポインタを用いることができる。
そして、本実施形態の主たる特徴の1つとして、制御部1aは、レーザ検出部1cで検出された照射場所に応じて、異なる動作部1bを動作させる制御を行う。この制御は、異なる機能を有効にする制御であると言える。つまり、ロボット1は、検出されたレーザ光の照射場所に応じて異なる機能の動作を行うように構成されている。
なお、1つの機能に対応した動作部1bは、複数の動作部の集合体で構成されることもでき、この集合体の一部の動作部は他の動作部1bの集合体の一部とすることもできる。例えば、動作部1b−1を構成する複数の動作部のうち一部の動作部は、動作部1b−nを構成する複数の動作部のうちの一部の動作部とすること、或いは動作部1b−nそのものとすることもできる。
以上に説明したように、本実施形態に係るロボット1では、レーザ光により複数の異なる動作を行わせることが可能になる。ロボット1としては、以下の実施形態2等で説明するような消火ロボットをはじめ、他の目的のために製造されたロボットであってもよいし、ドローンのような飛行体、自動車のような路面を移動する移動体など、様々なものが挙げられる。
ここで、複数の機能のそれぞれに対応した複数の動作部1bを備えたロボット1の動作方法及びプログラムについて補足する。本実施形態に係るロボット1は、その動作を説明したように、次のような検出ステップ及び制御ステップを備えた動作方法を実行することができる。上記検出ステップは、照射されたレーザ光及びその照射場所を検出する。上記制御ステップは、上記検出ステップで検出された照射場所に応じて、異なる動作部1bを動作させる制御を行う。その他の例については、本実施形態で説明した通りである。
上記のプログラムは、ロボット1の制御コンピュータ(制御部1a)に、次の第1ステップと第2ステップを実行させるためのプログラムであると言える。上記第1ステップは、照射されたレーザ光の検出結果を入力してそのレーザ光の照射場所を検出するステップ、或いは、そのレーザ光の照射場所の検出結果を入力するステップ、のいずれか1つである。上記第2ステップは、照射場所に応じて、異なる動作部1bを動作させる制御を行うステップである。その他の例については、本実施形態で説明した通りである。
<実施形態2>
実施形態2について、図1とともに図2〜図8を併せて参照しながら、実施形態1との相違点を中心に説明するが、実施形態1で説明した様々な例が適用できる。図2は、実施形態2に係る消火ロボットの一構成例を示す外観図である。
本実施形態に係るロボットは、図2に示すように消火ロボット10である。消火ロボット10は、本体部11、放水ノズル取付台12、放水ノズル13、ホース14、タイヤ15、及びカメラ16を備えることができる。
ホース14は、放水時には、その一端を貯水池などに設けておくことができ、他端に放水ノズル13が取り付けられている。放水ノズル13は、放水ノズル取付台12に取り付けられており、その放水角度と放水方向が本体部11側からの制御により、つまり制御部1aからの制御により、変更可能となっている。タイヤ15は、消火ロボット10を移動させる移動機構(移動部)の一部であり、本体部11側からの制御により、回転や回転軸の方向の変更などが可能になっている。
カメラ16は、撮像部の一例であり、ここでは撮影し易いように本体部11の前方側に設けられている。カメラ16は、その撮影方向を変更可能にする機構を設けておくことができ、またズーム機能などを持たせておくこともできる。
また、消火ロボット10は、図示しないが、実施形態1で説明した制御部1a、複数の動作部1b、レーザ検出部1cを備える。ここでの複数の動作部1bのうちの1つがタイヤ15を含む移動部であり、他の1つが、主に放水ノズル取付台12、放水ノズル13、及びホース14で例示された放水部である。また、消火ロボット10は、レーザ検出部1cの一部としてカメラ16が本体部11に設けられている。なお、制御部1aなどの図2で図示しない部分は、本体部11の内部に設けておくことができる。
本実施形態に係る制御部1aは、レーザ検出部1cで検出された照射場所の特徴に応じて、異なる動作部1bを動作させる制御を行う。以下では、異なる動作部1bの例として、主に上述した移動部及び放水部を挙げて説明するが、他の動作部であってもよい。また、照射場所の特徴とは、照射場所の属性と称することもできる。
レーザ検出部1cは、カメラ16で取得された画像から照射場所の特徴を解析する解析部を有することができる。なお、この解析部は、制御部1aとは別個に設けることができるが、制御部1aとともに1つの制御回路に搭載することもできる。また、解析部は、画像のエッジや色などを判定することで行うことができ、予め登録しておいた複数の特徴の中からどの特徴に該当するかにより、特徴を判定することができる。例えば、路面であるとアスファルトの黒色で判定ができ、それ以外の場合には建物と判定することもできる。
また、解析部は、人工知能を搭載すること、例えばディープラーニングにより構築されたCNN(Convolutional Neural Network)等の学習モデルを有することができる。この学習モデルは、画像のデータを入力し、その特徴(例えば、建物、路面、人物、他の人工物のいずれであるのかを示す属性)を出力するように構成することができる。なお、学習モデルは、消火ロボット10の外部に搭載し、無線通信などを介して入力データ及び出力データのやりとりを行うように構成することもできる。また、解析部は、上述したような例に限らず、他の手法を用いて特徴を解析することもできる。
なお、無線通信を行うために、消火ロボット10は、図示しない無線通信部を有することができる。この無線通信部は、例えば無線LAN(Local Area Network)規格に基づく無線通信を行うように構成することができる。また、この無線通信部は、Bluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)など、IEEE802.15規格をはじめとする他の無線通信規格に基づく無線通信を行うように構成することもできる。例えば、上記無線通信部は、長距離のデータ通信が低消費電流で可能なLPWA(Low Power Wide Area)基地局と無線接続可能な通信部とすることもできる。LPWAは、独自網を用いたLPWAであってもよいし、携帯電話網を用いたLPWAであってもよい。前者のLPWAとしては、例えば、LoRaWAN(Long Range Wide Area Network)(登録商標)、SigFox(登録商標)、Wi−Fi HaLow(IEEE 802.11ah)などが挙げられる。後者のLPWAとしては、例えば、3GPP(Third Generation Partnership Project) LTE(Long Term Evolution)−M、3GPP NB−IoTなどが挙げられる。なお、NB−IoTはNarrow Band - Internet of Thingsの略である。
そして、制御部1aは、解析部で解析された照射場所の特徴に応じて、放水部を動作させる制御を行うか、或いは移動部を動作させる制御を行う。
次に、照射されるレーザ光について例示する。図3は、実施形態2に係る消火ロボットにおける検出対象となるレーザ光の一例を示す模式図で、図4は、そのようなレーザ光の他の例を示す模式図である。
レーザ光は、図3に示す格子画像(マス目状の画像)21として照射することができる。この場合、カメラ16を有するレーザ検出部1cは、格子画像21が描画されたレーザ光を検出できるように構成しておく。なお、格子画像は、格子画像21で例示する格子数に限らず、図示する左右側と上下側とで異なる数であってもよい。
また、レーザ光は、図4に示す同心円22として照射することができる。この場合、カメラ16を有するレーザ検出部1cは、同心円22が描画されたレーザ光を検出できるように構成しておく。
その他、例えば、レーザ検出部1cは、直線、矢印、十字(クロス)のいずれか1が描画されたレーザ光を検出するように構成しておくことができる。なお、十字は斜め十字であってもよい。無論、レーザ検出部1cは、これ以外の他の形状も検出可能に構成することができ、また、複数の形状を検出するように構成することもできる。
また、消火ロボット10は、レーザ検出部1cで検出対象とするレーザ光の形状を設定する設定部を備えることもできる。この設定部は、別途設けた操作部を有することができ、或いは、別途設けた無線通信部を介して外部のPC(Personal Computer)や携帯電話機(スマートフォンと称されるものを含む)等の端末からの操作を受信するように構成することもできる。設定内容は、例えば、制御部1a内などに設けられたメモリに記憶しておくことができる。また、設定部は、レーザ光の形状と併せて又は形状の代わりに、レーザ光のサイズを設定するように構成することもできる。
次に、図5〜図8を併せて参照しながら、レーザ光等の具体例について説明する。図5〜図8はいずれも、消火ロボット10における検出対象となるレーザ光の他の例、並びに実際のそのレーザ光による指示の例を示す模式図である。図5〜図8では、いずれも、実際の建物等にレーザ光が照射された異なる例を挙げている。
図5では、マンション等のビルBuから火災が発生し、或る窓から炎Frと煙Smが出ている状況を示している。なお、図5では、このビルBuの住人Mrが取り残され、消防隊員Ffが屋上に配置されている状況を示している。
このような状況において、図示しない消防隊員がビルBuの前方などから、放水したい箇所に向けて、レーザポインタにより斜め十字形状のレーザ光23を照射する。カメラ16は、ビルBuやその前の道路Rdを含む画像を撮影し、解析部がそれの特徴を解析する。
図5の例では、解析部は、レーザ光23が照射されていること、並びにその周囲の画像からそれがビルの窓であるという特徴を検出することができる。制御部1aにおいて、窓(又は窓及び炎)に予め放水部を対応付けておくことで、制御部1aは、このような検出結果に基づき放水部を動作させるように制御することができる。よって、消防隊員は、消火ロボット10による放水場所をレーザ照射装置で指示することができる。
図6では、図5と同じ状況において、図示しない消防隊員(又は消防隊員Ff)が道路Rdに向けて、レーザポインタにより直線状にレーザ光24を照射する。なお、レーザ光24は分かり易いように直線状に描いているが、例えば、レーザ光23と同じ斜め十字形状を道路Rdの手前側から奥側に向かって移動させていくこともできる。
図6の例では、解析部は、レーザ光24が照射されていること、並びにその周囲の画像からそれが道路であるという特徴を検出することができる。制御部1aにおいて、道路に予め移動部を対応付けておくことで、制御部1aは、このような検出結果に基づき移動部を動作させるように制御することができる。具体的には、制御部1aは、その直線に沿って(又はその軌跡に沿って)、消火ロボット10を移動させるように移動部を制御することができる。よって、消防隊員は、消火ロボット10の移動をレーザ照射装置で指示することができる。
図7では、図5と同じ状況において、解析部がレーザ光23の照射を検出できなかった場合に、より大きな十字形状のレーザ光25を照射した状態を示している。レーザ光23の照射を検出できなかったことは、例えば消防隊員がレーザ光23の照射を行ったにも拘わらず放水されないことを確認することで判断することができる。そのような判断を行った消防隊員は、新たにそれより大きなレーザ光25を照射させる。なお、図5と図7の違いから分かる例に限らず、レーザポインタによるレーザ光の向きは、レーザポインタを把持する向きにより回転することがある。
そして、レーザ検出部1cは、照射場所の検出ができない場合、検出対象とするレーザ光の形状及び/又はサイズを変更する。例えば、レーザ検出部1c(又は制御部1a)は、一定期間、レーザ光が検出できず(或いはレーザ光は検出できるもののその場所の特徴が検出できず)に照射場所の検出ができない場合、レーザ検出部1cでの検出対象の形状及び/又はサイズを変更する。形状はより判別しやすい形状とすることが好ましく、サイズは大きくすることが好ましい。
図7の例では、解析部は、レーザ光25が照射されていること、並びにその周囲の画像からそれがビルの窓であるという特徴を検出することができる。図5の例について上述したように、制御部1aにおいて、窓(又は窓及び炎)に予め放水部を対応付けておくことで、制御部1aは、このような検出結果に基づき放水部を動作させるように制御することができる。よって、消防隊員は、消火ロボット10による放水場所を、放水できるように指示方法を変えながらレーザ照射装置で指示することができる。
また、レーザ光23,25への放水やレーザ光24に沿った移動について説明したように、制御部1aは、レーザ検出部1cで検出されたレーザ光の照射範囲に合わせるような動作を行うように、制御対象の動作部1bを制御することができる。これにより、制御対象が放水部であれば放水範囲を十字を含めるような範囲に合わせることができ、制御対象が移動部であれば直線が示す範囲まで移動させることができる。
また、煙Smにレーザ光が照射された場合のように、レーザ光の照射範囲が不明確になる場合がある。そのような場面への対処として、レーザ検出部1cは、照射されたレーザ光の照射範囲(照射範囲の境界)を算出する算出部(範囲推測部)を有することができる。この算出部は、制御部1aとは別個に設けることができるが、制御部1aとともに1つの制御回路に搭載することもできる。特に十字、マス目、同心円などでは、煙の部分や、木立や割れた窓等、物体の凹凸部分に照射されるなどしてその一部が欠けていた場合であっても、この算出部を設けておくことで、幾何学的な計算で照射範囲を算出することができる。つまり、この算出部を設けておくことでレーザ光を照射範囲が分かるように復元することができる。なお、この算出部においても学習モデルを利用することができる。
また、この算出部は、照射場所の判定に用いることもできる。つまり、制御部1aは、算出された照射範囲からその照射場所を判定するように構成することもできる。例えば、レーザ検出部1cの解析は、算出された照射範囲内の画像から特徴を解析し、制御部1aはその解析結果を受けて照射場所を判定するように構成することができる。
また、制御部1aは、照射範囲の代わりに照射中心を利用して動作を制御することもできる。すなわち、制御部1aは、レーザ検出部1cで検出されたレーザ光の照射中心に合わせるような動作を行うように、制御対象の動作部1bを制御することもできる。これにより、制御対象が放水部であれば放水中心を十字の交点にするように合わせることができる。
レーザ光の照射範囲が不明確になる場合があり、そのような場面への対処として、レーザ検出部1cは、照射されたレーザ光の照射中心を算出する算出部(中心推測部)を有することもできる。この算出部は、制御部1aとは別個に設けることができるが、制御部1aとともに1つの制御回路に搭載することもできる。特に十字、マス目、同心円などでは、上述した例のようにその一部が欠けていた場合であっても、この算出部を設けておくことで、幾何学的な計算で照射中心を算出することができる。つまり、この算出部を設けておくことでレーザ光を照射中心が分かるように復元することができる。なお、この算出部においても学習モデルを利用することができる。
また、この算出部は、照射場所の判定に用いることもできる。つまり、制御部1aは、算出された照射中心からその照射場所を判定するように構成することもできる。例えば、レーザ検出部1cの解析は、算出された照射中心を中心とする一定範囲内の画像から特徴を解析し、制御部1aはその解析結果を受けて照射場所を判定するように構成することができる。
さらに、制御部1aは、図3で例示した格子画像21のような格子画像の格子形状に応じて、異なる動作部1bを動作させる制御を行うように構成することができる。格子形状は、例えば検出された格子画像の格子の角度で判定することができる。
図8に示すように、ビルBuの側壁面に格子画像21が照射されている場合について、説明する。この場合、格子画像21の格子の角度は鋭角になる。一方で、図示しないが、ビルBuの正面に照射された場合には格子の角度は90度近いものとなる。なお、路面に照射された場合にもよりビルBuの正面よりは格子形状が鋭角になる。
よって、制御部1aは、格子の角度が所定角度より鋭角であった場合には消火ロボット10を消化効率の良い場所に移動させ、所定角度より鈍角であった場合には放水を行うように制御を行うことができる。このように、制御部1aは、格子形状に応じて異なる動作部1bを動作させることができる。なお、この場合においても、照射場所の判定は、レーザ光以外の部分の画像を解析した結果を利用することもできる。また、格子画像の判定処理においても、学習モデルを利用することができる。
また、レーザ検出部1cは、QRコード(登録商標。以下同様。)等の2次元コードが描画されたレーザ光を検出するように構成しておくこともできる。特に、照射場所の検出ができない場合について上述したように、投影対象の条件が良好でない場合もある。しかし、良好である場合、或いは良好であると仮定して最初の照射を行う場合、2次元コードをレーザ光で照射することもできる。そして、消火ロボット10では、2次元コードの解析を行い、2次元コードの機能の一つであるアライメントパターンによる中心位置推定を行うこともできる。これにより、消防隊員の指示通りの場所に放水を実行することができる。
また、この場合、2次元コードに細かい指示内容を重畳することにより、さらに細かい指示を行うことも可能である。つまり、このような描画を行うことで、制御部1aは、描画画像に含まれる情報を併せて利用して、動作部1bの選択や制御対象として選択された動作部1bの制御を行うことができる。なお、レーザ検出部1cは、バーコードが描画されたレーザ光を検出するように構成しておくこともできる。
また、上述した消火ロボット10は、放水部を有することから放水ロボットと称することができる。但し、消火ロボット10は、水を撒く機能の代わりに、或いはその機能と併せて、消火剤を撒く機能を搭載することができる。つまり、放水部の代わりに、或いは放水部と合わせて、消火剤を撒く部位を設けておくこともできる。後者の場合、放水部と、消火剤を撒く部位とは、異なる動作部1bに該当させるように制御を行うことができる。なお、消火剤としては、例えば、泡消火剤や粉末消火剤などが挙げられる。
以上に説明したように、本実施形態に係る消火ロボット10では、実施形態1と同様に、レーザ光により複数の異なる動作を行わせることが可能になり、特に消火と移動とをレーザ光の照射場所を変えることで指示分けすることができる。なお、本実施形態で説明した様々な例は、消火に関する点を除き、消火ロボット以外のロボットに適用することができる。
<実施形態3>
実施形態3について、実施形態1,2との相違点を中心に説明する。但し、実施形態3は、適宜、実施形態1,2で説明した様々な例が適用できる。
本実施形態に係るシステム(以下、本システム)は、上述したようなロボット1(又は消火ロボット10)を複数備えたシステムである。よって、本システムでは、これらのロボット1が連携して動作を行うことを可能に構成することができる。
本システムでは、各ロボット1は、互いの位置を認識できるように構成されることができる。そして、各ロボットの制御部1aは、認識された互いの位置に応じて、動作を異ならせることができる。ここでいう動作を異ならせるとは、動作対象の動作部1bを異ならせてもよいし、同じ動作部1bであっても動作方向などの動作方法を異ならせてもよい。
例えば、制御部1aは、自機が消火対象に一番近いため放水部を動作させる、一番遠いため近くに移動するなどの制御を行うことができる。このように、制御部1aは、他のロボットの位置と、動作が必要になる位置(例えば消火位置)と、自機の位置と、の関係から、動作の種類や動作を実行するか否かを決めることもできる。
補足的に、互いの位置の認識方法の例について説明する。複数のロボット1は、無線ネットワーク接続で接続されるとともに、位置情報取得部を備えることで、互いの位置情報を送受することができる。この位置情報取得部としては、例えばGPS(Global Positioning System)システム、みちびき(準天頂衛星システム)、Wi−Fi(登録商標)等の技術を用いた取得部とすることができる。また、カメラ16で例示した撮影部で撮影した画像だけで他のロボットの位置を判定するように構成することもできる。撮影した画像には、他のロボットも写り込んでいるためである。
また、各ロボット1のレーザ検出部1cは、照射されたレーザ光に重畳された自機を示す情報を検出するように構成することもできる。例えば、レーザ光にロボット1のIDを含むコマンドを重畳させておき、自機のIDへのコマンドに基づきロボット1毎に動作を行うことができる。
本システムによれば、複数のロボット1が自律的に作業できるよう、レーザを用いて作業を同時に指示することができる。消火ロボットの場合、例えば移動、放水位置の指示を消火ロボット毎に分けて指示することができる。特に、今後の労働人口減少にともなう人手不足により、危険作業はロボット化が進むと予想されるため、本システムのように、複数のロボット1へ同時に指示し各ロボット1に自律的に作業させることは有益となる。
<実施形態4>
実施形態4について、実施形態1,2との相違点を中心に説明する。但し、実施形態4は、適宜、実施形態1〜3で説明した様々な例が適用できる。
本実施形態に係る消火ロボットは、図1のロボット1の構成を有する図2の消火ロボット10と同様に、制御部1aと、水又は消火剤を撒く消火部と、レーザ検出部1cと、を備える。但し、本実施形態におけるレーザ検出部1cは、照射されたレーザ光を検出すればよい。また、本実施形態に係る消火ロボットでは、1つの動作部としての上記消火部が備えられていればよい。
そして、本実施形態における制御部1aは、レーザ検出部1cで検出されたレーザ光が示す位置に水又は消火剤を撒くように、上記消火部を制御する。
また、本実施形態に係る消火ロボットも、消火ロボットを移動させる移動部を備えることが望ましい。そして、制御部1aは、レーザ検出部1cで検出されたレーザ光の位置が路面を示す位置である場合には、路面上においてレーザ光が示す方向に移動させるように、移動部を制御すればよい。
水又は消火剤を撒く消火部を備えた消火ロボットの動作方法及びプログラムについて補足する。本実施形態に係る消火ロボットは、その動作を説明したように、次のような検出ステップ及び制御ステップを備えた動作方法を実行することができる。上記検出ステップは、照射されたレーザ光を検出する。上記制御ステップは、上記検出ステップで検出されたレーザ光が示す位置に水又は消火剤を撒くように、上記消火部を制御する。その他の例については、本実施形態で説明した通りである。
上記のプログラムは、上記消火部を備えた消火ロボットの制御コンピュータに、次の入力ステップと制御ステップを実行させるためのプログラムであると言える。上記入力ステップは、照射されたレーザ光の検出結果を入力する。上記制御ステップは、上記入力ステップで入力された検出結果が示すレーザ光の検出位置に水又は消火剤を撒くように、上記消火部を制御する。その他の例については、本実施形態で説明した通りである。
<実施形態5>
実施形態5について、実施形態1との相違点を中心に説明する。但し、実施形態5は、適宜、実施形態1〜4で説明した様々な例が適用できる。
本実施形態に係るロボットは、図1のロボット1と同様に、制御部1aと、複数の機能のそれぞれに対応した複数の動作部1bと、レーザ検出部1cと、を備える。但し、本実施形態におけるレーザ検出部1cは、照射されたレーザ光を検出すればよい。
特に、本実施形態におけるレーザ検出部1cは、レーザ光に埋め込まれた情報を検出する。情報は、レーザ照射装置側で埋め込まれるが、例えば変調などにより埋め込まれる例に限らず、QRコード等の二次元コードなどを描画画像の形状として埋め込むこともできる。そして、制御部1aは、レーザ検出部1cで検出された情報に応じて、異なる動作部1bを動作させる制御を行う。
本実施形態においても、実施形態2で説明したような消火ロボットを採用することができ、その場合、上記複数の動作部1bとして、少なくとも、水又は消火剤を撒く消火部と消火ロボットを移動させる移動部とを備えておくことができる。
複数の機能のそれぞれに対応した複数の動作部を備えたロボットの動作方法及びプログラムについて補足する。本実施形態に係るロボットは、その動作を説明したように、次のような検出ステップ及び制御ステップを備えた動作方法を実行することができる。上記検出ステップは、照射されたレーザ光を検出し、そのレーザ光に埋め込まれた情報を検出する。上記制御ステップは、上記検出ステップで検出された上記情報に応じて、異なる動作部を動作させる制御を行う。その他の例については、本実施形態で説明した通りである。
上記のプログラムは、ロボット1の制御コンピュータ(制御部1a)に、次の第1ステップと第2ステップを実行させるためのプログラムであると言える。上記第1ステップは、照射されたレーザ光の検出結果を入力してレーザ光に埋め込まれた情報を検出するステップ、或いは、上記情報を入力するステップ、のいずれか1つである。上記第2ステップは、上記情報に応じて、異なる動作部を動作させる制御を行う制御ステップである。その他の例については、本実施形態で説明した通りである。
<実施形態6>
実施形態6について、図9を併せて参照しながら、実施形態4との相違点を中心に説明する。図9は、実施形態6に係る消火ロボットでの検出対象となる反射面の一例を示す図である。但し、実施形態6は、適宜、実施形態1〜5で説明した様々な例が適用できる。
本実施形態に係る消火ロボットは、実施形態4に係る消火ロボットと同様に、制御部1aと、水又は消火剤を撒く消火部と、レーザ検出部1cと、を備える。また、本実施形態に係る消火ロボットでも、1つの動作部としての上記消火部が備えられていればよい。但し、実施形態4と異なり、本実施形態におけるレーザ検出部1cは、照射されたレーザ光のうち所定の形状を有する反射面に反射したレーザ光を検出する。無論、実施形態1〜5で説明した通り、上記反射面以外で反射されたレーザ光を検出することもできる。
特に、本実施形態において、上記反射面は、消防隊員の個人防火装備(以下、単に装備品)に設けられているものとする。例えば、図9に示すように、反射面TB−1〜6は、消防隊員Ff−1,Ff−2の消防服やヘルメット等の装備品に取り付け又は埋め込まれた蛍光布等の反射素材で構成することができる。消火ロボットが必要となる現場には、消防隊員が出動しており、装備品に反射面TB−1等を設けておくことで、レーザ検出部1cが反射面TB−1等で反射したレーザ光を検出することができる。
図9において、反射面TB−1、TB−2、TB−3はそれぞれ、消防隊員Ff−1のヘルメット、右腕外側、右脚外側に設けられている。反射面TB−4、TB−5、TB−6はそれぞれ、消防隊員Ff−2のヘルメット、左腕外側、左脚外側に設けられている。そして、反射面TB−1等は、上述したように所定の形状を有するものである。所定の形状としては、例えば、QRコード等の二次元コードなどが挙げられるが、これに限ったものではなく、より単純な幾何学模様などであってもよい。
そして、本実施形態における制御部1aは、レーザ検出部1cで検出されたレーザ光の検出位置からその消防隊員の位置を特定する。なお、位置の特定は、照射中心の算出と同様、幾何学的計算などに基づき行うことができる。また、図9の例のように1人の消防隊員につき複数の反射面を有する場合には、少なくとも1つの反射面による反射レーザ光を検出できれば、その消防隊員の位置を特定することができる。特定した消防隊員の位置は、例えば、PCや携帯電話機等の端末において電子地図上に重畳表示させることができる。他の消防隊員や隊長等は、これを閲覧することで、消防隊員の配置変更の指示などの際に参考にすることができる。
また、反射面TB−1〜3は互いに同じ形状を有することができ、これによりいずれかの反射面が検出できただけで消防隊員Ff−1の位置を特定することができる。同様に、反射面TB−4〜6は互いに同じ形状を有することができる。
また、制御部1aは、レーザ検出部1cで検出されたレーザ光の検出位置から消防隊員の動作の有無を判定するように構成することもできる。また、1又は複数の反射面を時系列で検出した結果に基づき、その反射面に係わる消防隊員の動作の有無を判定することもできる。また、図9で例示したように、1人の消防隊員につき、複数の反射面を設けておくことで、制御部1aは、複数の反射面の位置関係に基づき、その消防隊員の姿勢を判定することができる。制御部1aは、いずれか一方又は双方の判定結果により、例えば、消防隊員が倒れて動けなくなっていることを正確に検知することができる。特に、後述する個人情報を検出できる構成と併用することで、制御部1aは、個々の消防隊員の動作の有無を判定することができるようになる。
また、上記反射面は、消防隊員の前面側、後面側、左側面側、右側面側のうちの少なくとも2箇所に、互いの形状(所定の形状)を異ならせて設けておくこともできる。例えば、消防隊員Ff−1で例示するように右側に設けられた反射面TB−1〜3と、消防隊員Ff−2で例示するように左側に設けられた反射面TB−4〜6とは、異なる形状を有することができる。これにより、消防隊員の左右方向の向きによって検出できる反射面が異なることになる。同様に、消防隊員の前後にも同様の反射面(但し異なる形状の反射面)を設けておくことで、消防隊員が消火ロボット側を向いているのか、或いは反対側を向いているのかによって検出できる反射面を異ならせることができる。
そして、制御部1aは、レーザ検出部1cで検出されたレーザ光に基づき消防隊員の位置及び向きを特定するように構成することができる。これにより、消防隊員が向いている方向が分かるため、他の消防隊員や隊長等は、この情報を端末で閲覧することで、無線通信機などによるその消防隊員への移動等の指示が行い易くなる。さらに、これにより、消防隊員の動作の有無の判定を容易に行うこともできる。
このような向きも特定する構成を採用する場合、さらに、制御部1aは、水又は消火剤を消防隊員の位置及び向きに基づく消火位置に撒くように、消火部を制御するように構成することができる。例えば、制御部1aは、消防隊員が目を向けている方向を推測し、消防隊員の位置からその方向(又はその方向の所定角度下方)に所定距離だけ離れた位置を消火位置として水等を撒くように消火部を制御する。また、同時に照射した別のレーザ光が建物に照射されている場合に限り、このような消火を行わせることもできる。
また、本実施形態に係る消火ロボットも、消火ロボットを移動させる移動部を備えることが望ましい。そして、制御部1aは、特定された消防隊員の位置及び向きに基づく移動位置に移動させるように、移動部を制御することもできる。例えば、制御部1aは、消防隊員が目を向けている方向を推測し、消防隊員の位置からその方向に所定距離だけ離れた位置に消火ロボットが移動するように移動部を制御する。また、同時に照射した別のレーザ光が路面に照射されている場合に限り、このような移動を行わせることもできる。また、制御部1aは、特定された位置及び向きに基づき、或る条件を満たせば消火部を制御し、他の或る条件を満たせば移動部を制御するように構成することもできる。
また、上記所定の形状は、個々の消防隊員を特定するための個人情報(役割を特定するための個人情報であってもよい)を示す形状を含むことができる。そして、レーザ検出部1cは、検出レーザ光を解析するなどしてこの個人情報を検出する。所定の形状としてはQRコード等の二次元コードなどを用いることができるが、単なる幾何学形状であっても消防隊員毎に区別しておけばこのような検出は可能である。
そして、制御部1aは、レーザ検出部1cで検出された個人情報に応じた制御を行うように構成することもできる。つまり、本実施形態に係る消火ロボットは、実施形態5で説明したレーザ光に埋め込まれた情報の代わりに、反射面として形成された情報を用いることができると言える。例えば、消防隊員Ff−1が放水専門の隊員、消防隊員Ff−2が救助専門の隊員、他の消防隊員が路面上での消火ロボット等の誘導専門の隊員である場合など、専門毎に異なる形状の反射面を設けておき、レーザ検出部1cがそれを検出する。制御部1aは、個人情報に応じた制御として、例えば、検出された消防隊員が放水専門であった場合には消火部、誘導専門であった場合には移動部を制御することができる。なお、個人情報に応じた制御はこれに限ったものではない。
水又は消火剤を撒く消火部を備えた消火ロボットの動作方法及びプログラムについて補足する。本実施形態に係る消火ロボットは、その動作を説明したように、次のような検出ステップ及び制御ステップを備えた動作方法を実行することができる。上記検出ステップは、消防隊員の個人防火装備に設けられた所定の形状を有する反射面で反射されたレーザ光を検出する。上記制御ステップは、上記検出ステップで検出されたレーザ光の検出位置からその消防隊員の位置を特定する。その他の例については、本実施形態で説明した通りである。
上記のプログラムは、上記消火部を備えた消火ロボットの制御コンピュータに、次の入力ステップと制御ステップを実行させるためのプログラムであると言える。上記入力ステップは、消防隊員の個人防火装備に設けられた所定の形状を有する反射面で反射されたレーザ光の検出結果を入力する。上記制御ステップは、上記入力ステップで入力された検出結果が示すレーザ光の検出位置から消防隊員の位置を特定する。その他の例については、本実施形態で説明した通りである。
<他の実施形態>
上述した各実施形態では、ロボットの各部の機能について説明したが、ロボットとしてこれらの機能が実現できればよく、その外形も例示したものに限らない。また、レーザ光は、人の指示によりレーザ照射装置から発することを前提に説明したが、このレーザ照射装置(レーザ光を照射する照射部)はロボット側又は他の装置側に設けておくこともできる。また、複数台のロボットを備えたシステムにおいては、その1又は複数のロボットにレーザ照射装置を備えておくことができる。そして、次のような学習モデルを構築しておき、それを利用することができる。すなわち、この学習モデルは、火災の現場などを撮影した画像データを入力して、レーザ照射装置での照射場所やレーザ光の形状などを出力させる学習モデルとすることができる。このような学習モデルにより、ロボット等に搭載されたレーザ照射装置から適切な照射場所にレーザ光を照射させることができる。
また、各実施形態に係るロボットは、次のようなハードウェア構成を有することができる。図10は、各実施形態に係るロボットのハードウェア構成の一例を示す図である。
図10に示すロボット100は、プロセッサ101、メモリ102、及びインタフェース103を有する。インタフェース103はレーザ光を検出する検出デバイスに接続されることができる。各実施形態で説明した各部の機能は、プロセッサ101がメモリ102に記憶されたプログラムを読み込んで、インタフェース103から入力された情報に基づき実行することにより実現される。このプログラムは、各実施形態で説明したプログラムとすることができる。
上述の例において、上記プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)を含む。さらに、この例は、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/Wを含む。さらに、この例は、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、上記プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
なお、本開示は上述した様々な実施形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。また、本開示は、それぞれの実施形態を適宜組み合わせて実施されてもよい。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
<付記>
(付記1)
複数の機能のそれぞれに対応した複数の動作部と、
照射されたレーザ光及びその照射場所を検出するレーザ検出部と、
制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記レーザ検出部で検出された前記照射場所に応じて、異なる動作部を動作させる制御を行う、
ロボット。
(付記2)
前記制御部は、前記レーザ検出部で検出された前記照射場所の特徴に応じて、異なる動作部を動作させる制御を行う、
付記1に記載のロボット。
(付記3)
前記レーザ検出部は、撮像部と、前記撮像部で取得された画像から前記照射場所の特徴を解析する解析部と、を有する、
付記2に記載のロボット。
(付記4)
前記制御部は、前記レーザ検出部で検出されたレーザ光の照射範囲に合わせるような動作を行うように、制御対象の動作部を制御する、
付記1〜3のいずれか1項に記載のロボット。
(付記5)
前記レーザ検出部は、照射されたレーザ光の照射範囲を算出する算出部を有する、
付記1〜4のいずれか1項に記載のロボット。
(付記6)
前記制御部は、前記レーザ検出部で検出されたレーザ光の照射中心に合わせるような動作を行うように、制御対象の動作部を制御する、
付記1〜5のいずれか1項に記載のロボット。
(付記7)
前記レーザ検出部は、照射されたレーザ光の照射中心を算出する算出部を有する、
付記1〜6のいずれか1項に記載のロボット。
(付記8)
前記レーザ検出部は、2次元コードが描画されたレーザ光を検出する、
付記1〜7のいずれか1項に記載のロボット。
(付記9)
前記レーザ検出部は、直線、矢印、十字、同心円のいずれか1が描画されたレーザ光を検出する、
付記1〜8のいずれか1項に記載のロボット。
(付記10)
前記レーザ検出部は、格子画像が描画されたレーザ光を検出する、
付記1〜8のいずれか1項に記載のロボット。
(付記11)
前記制御部は、前記格子画像の格子形状に応じて、異なる動作部を動作させる制御を行う、
付記10に記載のロボット。
(付記12)
前記レーザ検出部で検出対象とするレーザ光の形状又はサイズの少なくとも一方を設定する設定部を備えた、
付記1〜11のいずれか1項に記載のロボット。
(付記13)
前記レーザ検出部は、前記照射場所の検出ができない場合、検出対象とするレーザ光の形状又はサイズの少なくとも一方を変更する、
付記12に記載のロボット。
(付記14)
前記ロボットは、水又は消火剤を撒く機能と、前記ロボットを移動させる移動機能と、を有する消火ロボットである、
付記1〜13のいずれか1項に記載のロボット。
(付記15)
付記1〜14のいずれか1項に記載のロボットを複数備えたシステム。
(付記16)
各ロボットは、互いの位置を認識できるように構成され、
各ロボットの前記制御部は、認識された互いの位置に応じて、動作を異ならせる、
付記15に記載のシステム。
(付記17)
各ロボットの前記レーザ検出部は、照射されたレーザ光に重畳された自機を示す情報を検出する、
付記15又は16に記載のシステム。
(付記18)
前記レーザ光を照射する照射部を備えた、
付記15〜17のいずれか1項に記載のシステム。
(付記19)
複数の機能のそれぞれに対応した複数の動作部を備えたロボットの動作方法であって、
照射されたレーザ光及びその照射場所を検出する検出ステップと、
前記検出ステップで検出された前記照射場所に応じて、異なる動作部を動作させる制御を行う制御ステップと、
を備えた、ロボットの動作方法。
(付記20)
複数の機能のそれぞれに対応した複数の動作部を備えたロボットの制御コンピュータに、
照射されたレーザ光の検出結果を入力して前記レーザ光の照射場所を検出するステップ、或いは、前記レーザ光の照射場所の検出結果を入力するステップ、のいずれか1つのステップと、
前記照射場所に応じて、異なる動作部を動作させる制御を行うステップと、
を実行させるためのプログラム。
(付記21)
水又は消火剤を撒く消火部と、
照射されたレーザ光を検出するレーザ検出部と、
制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記レーザ検出部で検出されたレーザ光が示す位置に前記水又は消火剤を撒くように、前記消火部を制御する、
消火ロボット。
(付記22)
前記消火ロボットを移動させる移動部を備え、
前記制御部は、前記レーザ検出部で検出されたレーザ光の位置が路面を示す位置である場合には、路面上において前記レーザ光が示す方向に移動させるように、前記移動部を制御する、
付記21に記載の消火ロボット。
(付記23)
水又は消火剤を撒く消火部を備えた消火ロボットの動作方法であって、
照射されたレーザ光を検出する検出ステップと、
前記検出ステップで検出されたレーザ光が示す位置に前記水又は消火剤を撒くように、前記消火部を制御する制御ステップと、
を備えた、消火ロボットの動作方法。
(付記24)
水又は消火剤を撒く消火部を備えた消火ロボットの制御コンピュータに、
照射されたレーザ光の検出結果を入力する入力ステップと、
前記入力ステップで入力された検出結果が示すレーザ光の検出位置に前記水又は消火剤を撒くように、前記消火部を制御する制御ステップと、
を実行させるためのプログラム。
(付記25)
複数の機能のそれぞれに対応した複数の動作部と、
照射されたレーザ光を検出するレーザ検出部と、
制御部と、
を備え、
前記レーザ検出部は、前記レーザ光に埋め込まれた情報を検出し、
前記制御部は、前記レーザ検出部で検出された前記情報に応じて、異なる動作部を動作させる制御を行う、
ロボット。
(付記26)
前記ロボットは、消火ロボットであり、
前記複数の動作部として、少なくとも、水又は消火剤を撒く消火部と前記消火ロボットを移動させる移動部とを備えた、
付記25に記載のロボット。
(付記27)
複数の機能のそれぞれに対応した複数の動作部を備えたロボットの動作方法であって、
照射されたレーザ光を検出し、前記レーザ光に埋め込まれた情報を検出する検出ステップと、
前記検出ステップで検出された前記情報に応じて、異なる動作部を動作させる制御を行う制御ステップと、
を備えた、ロボットの動作方法。
(付記28)
複数の機能のそれぞれに対応した複数の動作部を備えたロボットの制御コンピュータに、
照射されたレーザ光の検出結果を入力して前記レーザ光に埋め込まれた情報を検出するステップ、或いは、前記情報を入力するステップ、のいずれか1つのステップと、
前記情報に応じて、異なる動作部を動作させる制御を行う制御ステップと、
を実行させるためのプログラム。
(付記29)
水又は消火剤を撒く消火部と、
所定の形状を有する反射面で反射されたレーザ光を検出するレーザ検出部と、
制御部と、
を備え、
前記反射面は、消防隊員の個人防火装備に設けられており、
前記制御部は、前記レーザ検出部で検出されたレーザ光の検出位置から前記消防隊員の位置を特定する、
消火ロボット。
(付記30)
前記制御部は、前記レーザ検出部で検出されたレーザ光の検出位置から前記消防隊員の動作の有無を判定する、
付記29に記載の消火ロボット。
(付記31)
前記反射面は、前記消防隊員の前面側、後面側、左側面側、右側面側のうちの少なくとも2箇所に、互いの前記所定の形状を異ならせて設けられており、
前記制御部は、前記レーザ検出部で検出されたレーザ光に基づき前記消防隊員の位置及び向きを特定する、
付記29又は30に記載の消火ロボット。
(付記32)
前記制御部は、前記水又は消火剤を前記消防隊員の位置及び向きに基づく消火位置に撒くように、前記消火部を制御する、
付記31に記載の消火ロボット。
(付記33)
前記消火ロボットを移動させる移動部を備え、
前記制御部は、前記消防隊員の位置及び向きに基づく移動位置に移動させるように、前記移動部を制御する、
付記31又は32に記載の消火ロボット。
(付記34)
前記所定の形状は、個々の前記消防隊員を特定するための個人情報を示す形状を含み、
前記レーザ検出部は、前記個人情報を検出し、
前記制御部は、前記レーザ検出部で検出された前記個人情報に応じた制御を行う、
付記29〜33のいずれか1項に記載の消火ロボット。
(付記35)
水又は消火剤を撒く消火部を備えた消火ロボットの動作方法であって、
消防隊員の個人防火装備に設けられた所定の形状を有する反射面で反射されたレーザ光を検出する検出ステップと、
前記検出ステップで検出されたレーザ光の検出位置から前記消防隊員の位置を特定する制御ステップと、
を備えた、消火ロボットの動作方法。
(付記36)
水又は消火剤を撒く消火部を備えた消火ロボットの制御コンピュータに、
消防隊員の個人防火装備に設けられた所定の形状を有する反射面で反射されたレーザ光の検出結果を入力する入力ステップと、
前記入力ステップで入力された検出結果が示すレーザ光の検出位置から前記消防隊員の位置を特定する制御ステップと、
を実行させるためのプログラム。
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記によって限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2019年2月19日に出願された日本出願特願2019−027468を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
1、100 ロボット
1a 制御部
1b、1b−1、1b−n 動作部
1c レーザ検出部
10 消火ロボット
11 本体部
12 放水ノズル取付台
13 放水ノズル
14 ホース
15 タイヤ
16 カメラ
21 格子画像
22 同心円
23、24、25 レーザ光
101 プロセッサ
102 メモリ
103 インタフェース

Claims (36)

  1. 複数の機能のそれぞれに対応した複数の動作手段と、
    照射されたレーザ光及びその照射場所を検出するレーザ検出手段と、
    制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記レーザ検出手段で検出された前記照射場所に応じて、異なる動作手段を動作させる制御を行う、
    ロボット。
  2. 前記制御手段は、前記レーザ検出手段で検出された前記照射場所の特徴に応じて、異なる動作手段を動作させる制御を行う、
    請求項1に記載のロボット。
  3. 前記レーザ検出手段は、撮像手段と、前記撮像手段で取得された画像から前記照射場所の特徴を解析する解析手段と、を有する、
    請求項2に記載のロボット。
  4. 前記制御手段は、前記レーザ検出手段で検出されたレーザ光の照射範囲に合わせるような動作を行うように、制御対象の動作手段を制御する、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のロボット。
  5. 前記レーザ検出手段は、照射されたレーザ光の照射範囲を算出する算出手段を有する、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載のロボット。
  6. 前記制御手段は、前記レーザ検出手段で検出されたレーザ光の照射中心に合わせるような動作を行うように、制御対象の動作手段を制御する、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載のロボット。
  7. 前記レーザ検出手段は、照射されたレーザ光の照射中心を算出する算出手段を有する、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載のロボット。
  8. 前記レーザ検出手段は、2次元コードが描画されたレーザ光を検出する、
    請求項1〜7のいずれか1項に記載のロボット。
  9. 前記レーザ検出手段は、直線、矢印、十字、同心円のいずれか1が描画されたレーザ光を検出する、
    請求項1〜8のいずれか1項に記載のロボット。
  10. 前記レーザ検出手段は、格子画像が描画されたレーザ光を検出する、
    請求項1〜8のいずれか1項に記載のロボット。
  11. 前記制御手段は、前記格子画像の格子形状に応じて、異なる動作手段を動作させる制御を行う、
    請求項10に記載のロボット。
  12. 前記レーザ検出手段で検出対象とするレーザ光の形状又はサイズの少なくとも一方を設定する設定手段を備えた、
    請求項1〜11のいずれか1項に記載のロボット。
  13. 前記レーザ検出手段は、前記照射場所の検出ができない場合、検出対象とするレーザ光の形状又はサイズの少なくとも一方を変更する、
    請求項12に記載のロボット。
  14. 前記ロボットは、水又は消火剤を撒く機能と、前記ロボットを移動させる移動機能と、を有する消火ロボットである、
    請求項1〜13のいずれか1項に記載のロボット。
  15. 請求項1〜14のいずれか1項に記載のロボットを複数備えたシステム。
  16. 各ロボットは、互いの位置を認識できるように構成され、
    各ロボットの前記制御手段は、認識された互いの位置に応じて、動作を異ならせる、
    請求項15に記載のシステム。
  17. 各ロボットの前記レーザ検出手段は、照射されたレーザ光に重畳された自機を示す情報を検出する、
    請求項15又は16に記載のシステム。
  18. 前記レーザ光を照射する照射手段を備えた、
    請求項15〜17のいずれか1項に記載のシステム。
  19. 複数の機能のそれぞれに対応した複数の動作手段を備えたロボットの動作方法であって、
    照射されたレーザ光及びその照射場所を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップで検出された前記照射場所に応じて、異なる動作手段を動作させる制御を行う制御ステップと、
    を備えた、ロボットの動作方法。
  20. 複数の機能のそれぞれに対応した複数の動作手段を備えたロボットの制御コンピュータに、
    照射されたレーザ光の検出結果を入力して前記レーザ光の照射場所を検出するステップ、或いは、前記レーザ光の照射場所の検出結果を入力するステップ、のいずれか1つのステップと、
    前記照射場所に応じて、異なる動作手段を動作させる制御を行うステップと、
    を実行させるためのプログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体。
  21. 水又は消火剤を撒く消火手段と、
    照射されたレーザ光を検出するレーザ検出手段と、
    制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記レーザ検出手段で検出されたレーザ光が示す位置に前記水又は消火剤を撒くように、前記消火手段を制御する、
    消火ロボット。
  22. 前記消火ロボットを移動させる移動手段を備え、
    前記制御手段は、前記レーザ検出手段で検出されたレーザ光の位置が路面を示す位置である場合には、路面上において前記レーザ光が示す方向に移動させるように、前記移動手段を制御する、
    請求項21に記載の消火ロボット。
  23. 水又は消火剤を撒く消火手段を備えた消火ロボットの動作方法であって、
    照射されたレーザ光を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップで検出されたレーザ光が示す位置に前記水又は消火剤を撒くように、前記消火手段を制御する制御ステップと、
    を備えた、消火ロボットの動作方法。
  24. 水又は消火剤を撒く消火手段を備えた消火ロボットの制御コンピュータに、
    照射されたレーザ光の検出結果を入力する入力ステップと、
    前記入力ステップで入力された検出結果が示すレーザ光の検出位置に前記水又は消火剤を撒くように、前記消火手段を制御する制御ステップと、
    を実行させるためのプログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体。
  25. 複数の機能のそれぞれに対応した複数の動作手段と、
    照射されたレーザ光を検出するレーザ検出手段と、
    制御手段と、
    を備え、
    前記レーザ検出手段は、前記レーザ光に埋め込まれた情報を検出し、
    前記制御手段は、前記レーザ検出手段で検出された前記情報に応じて、異なる動作手段を動作させる制御を行う、
    ロボット。
  26. 前記ロボットは、消火ロボットであり、
    前記複数の動作手段として、少なくとも、水又は消火剤を撒く消火手段と前記消火ロボットを移動させる移動手段とを備えた、
    請求項25に記載のロボット。
  27. 複数の機能のそれぞれに対応した複数の動作手段を備えたロボットの動作方法であって、
    照射されたレーザ光を検出し、前記レーザ光に埋め込まれた情報を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップで検出された前記情報に応じて、異なる動作手段を動作させる制御を行う制御ステップと、
    を備えた、ロボットの動作方法。
  28. 複数の機能のそれぞれに対応した複数の動作手段を備えたロボットの制御コンピュータに、
    照射されたレーザ光の検出結果を入力して前記レーザ光に埋め込まれた情報を検出するステップ、或いは、前記情報を入力するステップ、のいずれか1つのステップと、
    前記情報に応じて、異なる動作手段を動作させる制御を行う制御ステップと、
    を実行させるためのプログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体。
  29. 水又は消火剤を撒く消火手段と、
    所定の形状を有する反射面で反射されたレーザ光を検出するレーザ検出手段と、
    制御手段と、
    を備え、
    前記反射面は、消防隊員の個人防火装備に設けられており、
    前記制御手段は、前記レーザ検出手段で検出されたレーザ光の検出位置から前記消防隊員の位置を特定する、
    消火ロボット。
  30. 前記制御手段は、前記レーザ検出手段で検出されたレーザ光の検出位置から前記消防隊員の動作の有無を判定する、
    請求項29に記載の消火ロボット。
  31. 前記反射面は、前記消防隊員の前面側、後面側、左側面側、右側面側のうちの少なくとも2箇所に、互いの前記所定の形状を異ならせて設けられており、
    前記制御手段は、前記レーザ検出手段で検出されたレーザ光に基づき前記消防隊員の位置及び向きを特定する、
    請求項29又は30に記載の消火ロボット。
  32. 前記制御手段は、前記水又は消火剤を前記消防隊員の位置及び向きに基づく消火位置に撒くように、前記消火手段を制御する、
    請求項31に記載の消火ロボット。
  33. 前記消火ロボットを移動させる移動手段を備え、
    前記制御手段は、前記消防隊員の位置及び向きに基づく移動位置に移動させるように、前記移動手段を制御する、
    請求項31又は32に記載の消火ロボット。
  34. 前記所定の形状は、個々の前記消防隊員を特定するための個人情報を示す形状を含み、
    前記レーザ検出手段は、前記個人情報を検出し、
    前記制御手段は、前記レーザ検出手段で検出された前記個人情報に応じた制御を行う、
    請求項29〜33のいずれか1項に記載の消火ロボット。
  35. 水又は消火剤を撒く消火手段を備えた消火ロボットの動作方法であって、
    消防隊員の個人防火装備に設けられた所定の形状を有する反射面で反射されたレーザ光を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップで検出されたレーザ光の検出位置から前記消防隊員の位置を特定する制御ステップと、
    を備えた、消火ロボットの動作方法。
  36. 水又は消火剤を撒く消火手段を備えた消火ロボットの制御コンピュータに、
    消防隊員の個人防火装備に設けられた所定の形状を有する反射面で反射されたレーザ光の検出結果を入力する入力ステップと、
    前記入力ステップで入力された検出結果が示すレーザ光の検出位置から前記消防隊員の位置を特定する制御ステップと、
    を実行させるためのプログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体。
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