JP2016171442A - 監視システム及び飛行ロボット - Google Patents

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Abstract

【課題】飛行ロボットを目標位置まで迅速に到達可能にする。【解決手段】ロボポート3から設定距離L1以上離れた遠い場所にいる目標物(人)の目標位置P1では、設定高度H1以上を経由して飛行する飛行ルートR1に設定する。ロボポート3から設定距離L1未満の近い場所にいる目標物(車)の目標位置P2では、設定高度H1未満で飛行可能な高度を維持して飛行する飛行ルートR2に設定する。飛行ロボット4は、設定された飛行ルートR1(R2)に従って目標位置P1(P2)まで飛行する。【選択図】図5

Description

本発明は、監視領域内で侵入物体等(例えば不審車両や不審者等)の異常を検知したときに、この異常を検知した位置に飛行して撮影等を行う飛行ロボットと、この飛行ロボットを用いて監視領域の監視を行う監視システムに関する。
従来、自律制御により予め定められた飛行ルートを飛行し、空中より所定の範囲の撮影を行う無人飛行体としては、例えば下記特許文献1に開示されるものが知られている。特許文献1では、無人飛行体として自律制御機能を具備したヘリコプターを利用し、測量区域内に設定された基準地点を含む航空映像を、飛行しながらカメラで連続的に撮影して記録を行っている。
特開2006−27331号公報
ところで、上述した特許文献1に開示される無人飛行体を監視用途として用いる場合には、監視領域内で侵入物体等(例えば不審車両や不審者等)を検知したときに、その状況をいち早く知るため、無人飛行体を待機場所からより迅速に目標位置に到達できるように制御することが望まれていた。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、飛行ロボットが目標位置まで迅速に到達することが可能な監視システム及び飛行ロボットの実現を目的とするものである。
上記した目的を達成するために、本発明に係る監視システムは、監視領域内での異常を検知する異常検知手段と、
飛行機能を備えた飛行ロボットと、
前記飛行ロボットと無線通信して飛行状態を制御する飛行制御装置を備えた監視システムであって、
前記飛行制御装置は、
前記異常検知手段からの異常通報に基づき目標位置を設定する目標位置設定手段と、
前記目標位置と前記飛行ロボットとの距離に応じて経由する飛行高度を選択し、前記目標位置までの飛行ルートを設定する飛行ルート設定手段と、
前記目標位置へ前記飛行ルートに従い向かうように前記飛行ロボットへ飛行指示する飛行制御手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る監視システムは、前記飛行ルート設定手段が、前記目標位置と前記飛行ロボットとが設定距離以上の場合は、前記飛行ルートを設定高度以上を経由するよう設定し、前記設定距離未満である場合は、前記設定高度未満の高度を維持して飛行するルートを設定してもよい。
さらに、本発明に係る監視システムは、前記異常検知手段が、監視領域内への侵入物体の位置を追跡可能であり、
前記飛行ルート設定手段が、前記侵入物体の位置と前記飛行ロボットの位置との距離に応じて前記飛行ルートを再設定してもよい。
また、本発明に係る監視システムは、前記飛行ロボットが撮影手段を備え、前記設定高度以上を飛行している場合は、前記飛行ロボットからの撮影を禁止してもよい。
さらに、本発明に係る飛行ロボットは、監視領域内での異常の検知による異常通報に基づき目標位置を設定する目標位置設定手段と、
前記目標位置までの距離に応じて経由する飛行高度を選択し、前記目標位置までの飛行ルートを設定する飛行ルート設定手段とを備え、
前記目標位置へ前記飛行ルートに従い向かうように飛行することを特徴とする。
本発明の監視システムによれば、異常検知手段は、監視領域内での異常を検知する。飛行制御装置は、飛行機能を備えた飛行ロボットと無線通信して飛行状態を制御し、目標位置設定手段と飛行ルート設定手段と飛行制御手段を備える。目標位置設定手段は、異常検知手段からの異常通報に基づき目標位置を設定する。飛行ルート設定手段は、目標位置と飛行ロボットとの距離に応じて経由する飛行高度を選択し、目標位置までの飛行ルートを設定する。飛行制御手段は、目標位置へ飛行ルートに従い向かうように飛行ロボットへ飛行指示する。かかる構成により、監視領域内の異常通報に基づいて目標位置を設定し、この目標位置と飛行ロボットとの距離に応じて目標位置までの飛行ルートが設定されるので、飛行ロボットを待機場所から目標位置まで飛行ルートに従って迅速に飛行させることが可能になる。
また、本発明の監視システムによれば、飛行ルート設定手段は、目標位置と飛行ロボットとが設定距離以上の場合は、飛行ルートを設定高度以上を経由するよう設定し、設定距離未満である場合は、設定高度未満の高度を維持して飛行するルートを設定する。かかる構成により、目標位置と飛行ロボットとが設定距離以上であれば、設定高度以上を経由する飛行ルートに設定されるので、設定高度以上において飛行ロボットを高速で飛行させることが可能となり、より迅速に飛行ロボットを目標位置まで飛行させることができる。また、目標位置と飛行ロボットとが設定距離未満であれば、設定高度未満の高度を維持して飛行する飛行ルートに設定されるので、安全性を保ちながら飛行ロボットを飛行して目標位置まで移動させることができる。
さらに、本発明の監視システムによれば、異常検知手段は、監視領域内への侵入物体の位置を追跡する。飛行ルート設定手段は、異常検知手段が追跡する侵入物体の位置と飛行ロボットの位置との距離に応じて飛行ルートを再設定する。かかる構成により、監視領域内の侵入物体の移動に伴って最適な飛行ルートを再設定し、飛行ロボットを侵入物体に向けて効率的に飛行させることができる。
また、本発明の監視システムによれば、飛行ロボットが撮影手段を備え、設定高度以上を飛行している場合は、飛行ロボットからの撮影を禁止する。かかる構成により、飛行ロボットが設定高度以上を飛行して移動しているときは、飛行ロボットからの撮影を禁止するので、監視領域以外のプライバシーに関わる領域を誤って撮影することもなく、プライバシーを確保することができる。
さらに、本発明の飛行ロボットによれば、目標位置設定手段は、監視領域内での異常の検知による異常通報に基づき目標位置を設定する。飛行ルート設定手段は、目標位置までの距離に応じて経由する飛行高度を選択し、目標位置までの飛行ルートを設定する。そして、目標位置へ飛行ルートに従い向かうように飛行する。かかる構成により、飛行制御装置からの指示に頼らず飛行ロボット単体の判断により待機場所から目標位置まで迅速に飛行することができる。
本発明に係る監視システムの概要を示すイメージ図である。 本発明に係る監視システムの全体構成を示す模式図である。 本発明に係る監視システムにおける飛行ロボットのブロック構成図である。 本発明に係る監視システムにおける飛行制御装置のブロック構成図である。 本発明に係る監視システムにおける飛行ロボットの具体的な制御例を示す説明図である。 本発明に係る監視システムにおける飛行制御装置が実行する対処処理のフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について、添付した図面の図1〜6を参照しながら詳細に説明する。
[本発明の概要について]
本発明は、監視領域内で侵入物体等(例えば不審車両や不審者等)の異常を検知すると、この異常を検知した位置へ飛行ロボットを飛行して、監視領域の目的箇所の撮影等を行う監視システムに関する。この監視システムにおける飛行ロボットは、異常を検知した位置に基づいて設定される目標位置に移動する場合、目標位置が設定距離以上の遠方であれば、低速で設定高度まで上昇してから高速で飛行し、目標位置付近に接近すると低速で降下して撮影を行う。一方、飛行ロボットは、目標位置が設定距離未満の近傍であれば、設定高度未満の低高度で移動し目標位置まで飛行する。これにより、目標位置まで迅速に到達することが可能となる監視システムや飛行ロボットを実現する。
[監視システムの構成について]
図1及び図2に示すように、本実施の形態の監視システム1は、異常検知手段2、ロボポート3、飛行ロボット4、飛行制御装置5、監視センタ6によって構築される。監視システム1では、図1に示すように、監視領域E内で発生した異常(例えば監視領域E内へ侵入してきた不審車両Mなど)を異常検知手段2が検知すると、この異常の検知が異常検知手段2から飛行制御装置5に通報される。飛行制御装置5は、異常検知手段2から異常の検知の通報があると、ロボポート3を介して飛行ロボット4に飛行指示する。飛行ロボット4は、飛行制御装置5からの飛行指示に従って監視領域Eへ向かって飛行し、監視領域Eの異常発生箇所の周辺に設定された目的箇所(例えば目標物Mを含む周辺領域)を撮影する。監視センタ6は、飛行ロボット4から飛行制御装置5を介して送信される撮影画像をモニタに表示し、監視領域Eの監視を行う。以下、監視システム1を構築する各部の構成について説明する。なお、本例で用いる飛行ルートとは、飛行ロボット4が飛行する経路、すなわち、飛行経路を意味するものである。
[異常検知手段の構成について]
異常検知手段2は、監視領域Eで侵入物体等(不審車両や不審者等)の異常を検知したとき、或いは火災、ガラス等の破壊を検知したときに異常検知信号を出力し、飛行制御装置5に監視領域E内の異常を通報する各種センサで構成される。侵入物体の検知として、具体的には、レーザセンサ、マイクロ波センサ、超音波センサ、画像センサなどの各種物体検知センサ、赤外線センサなどで異常検知手段2を構成することができ、その他火災を検知する火災検知センサ、ガラス破壊を検知するガラス破壊検知センサなどを異常検知手段2として構成することができる。例えばレーザセンサで異常検知手段2を構成した場合には、図1に示すように、レーザ光を所定周期で走査し、斜線で示す走査範囲Sに侵入した異常対象の目標物(侵入物体)Mを検知したときに、例えばLANなどを介して飛行制御装置5に異常検知信号を送信して監視領域E内の異常を通報する。また、監視領域E内への目標物Mの位置を追跡し、目標物Mの位置情報(緯度、経度、高度)を飛行制御装置5に逐次送信する。
[ロボポートの構成について]
ロボポート3は、飛行ロボット4の待機場所であり、飛行制御装置5からの指示を受け、飛行ロボット4の離陸や着陸を行うための設備を備える。また、ロボポート3は、飛行ロボット4が着陸するときに飛行ロボット4をポート内に収容する機構を備え、飛行ロボット4をポート内に収容したときに、飛行ロボット4に対して接触又は非接触にて給電を行う機能を有する。
[飛行ロボットの構成について]
飛行ロボット4は、飛行制御装置5から飛行指示を受けていない通常の状態ではロボポート3に待機しており、異常検知手段2が異常を検知して飛行制御装置5に通報があると、飛行制御装置5からの指示により、飛行高度に応じた速度で障害物を避けながら目標位置(目的地)Pに向かって飛行する。
飛行ロボット4は、図3に示すように、ロータ11、ロータ駆動部12、飛行状態検知部13、位置情報受信部14、高度センサ15、撮影部16、照明17、アンテナ18、測距センサ19、照度センサ20、記憶部21、電源22、ロボ制御部23を備える。
ロータ11は、例えば4つの回転体で構成され、飛行ロボット4の機体を上昇・下降・方向転換、前進などの飛行をするようにロータ駆動部12によって駆動される。
ロータ駆動部12は、飛行ロボット4の機体を上昇・下降・方向転換、前進などの飛行をするため、後述するロータ制御手段33bの制御により、ロータ11の各回転体を駆動する。
飛行状態検知部13は、飛行ロボット4の飛行状態を検知するものであり、例えば飛行ロボット4の向きを検知する方位センサ、飛行ロボット4の姿勢や加速度を検知する加速度センサやジャイロセンサなどの各種センサで構成される。各種センサの検知結果は、飛行ロボット4の飛行状態情報として後述する姿勢制御手段33に入力される。
位置情報受信部14は、例えば全地球測位システム(GNSS:Global Navigation Satellite System)などの衛星測位システムを利用し、飛行ロボット4の現在位置を検知する。位置情報受信部14にて検知した飛行ロボット4の現在位置は、飛行ロボット4の位置情報(GNSS信号)として後述する自己位置測位手段33aに入力される。
高度センサ15は、ロボ制御部23の制御により、気圧センサの気圧値や飛行ロボット4の機体から鉛直下方に投受光されるレーザなどにより飛行ロボット4の現在高度を計測する。高度センサ15にて計測した飛行ロボット4の現在高度は、高度情報として後述する自己位置測位手段33aに入力される。
撮影部16は、例えば撮像素子を用いたカメラで構成され、飛行ロボット4の周囲(例えば前方や下方など)をカラー画像にて撮影する。撮影部16は、後述する撮影制御手段34により撮影の許可(禁止解除)・禁止、撮影角度などが制御される。撮影部16にて撮影した画像は、後述する撮影制御手段34に入力される。
照明17は、撮影部16による撮影を補助するLED照明などの照明器具で構成され、後述する照明制御手段35により点灯・消灯が制御される。照明17は、飛行ロボット4が設定高度H1未満を飛行中の条件下において、飛行中の飛行ロボット4の周囲が暗くなって設定照度以下となったときに点灯する。これに対し、照明17は、飛行ロボット4が設定高度H1以上を飛行中の条件下において点灯が禁止される。
アンテナ18は、ロボット本体に設けられ、小電力無線、Wi−Fiなどで、飛行制御装置5との間で無線通信を行う。
測距センサ19は、ロボ制御部23の制御により、飛行ロボット4の機体の水平方向又は鉛直下方に電磁波、可視光線、音波などを投受光し、飛行ロボット4の機体と周辺との距離を計測する。測距センサ19としては、例えばレーザセンサ、マイクロ波センサ、赤外線センサ、超音波センサなどを用いることもできる。測距センサ19による計測結果は、飛行ロボット4の周囲情報として後述する障害物検知手段32に入力される。
照度センサ20は、必要に応じて設けられるものであり、飛行ロボット4の周囲の明るさを検出する。照度センサ20の検出結果は、照度情報として後述する照明制御手段35に入力される。
記憶部21は、飛行ロボット4が飛行中のときに撮影部16が撮影した画像を逐次記憶する。
電源22は、例えばリチウムポリマー電池などの充電式電池で構成され、飛行ロボット4の各部に必要な電力を供給する。
ロボ制御部23は、飛行ロボット4の全体を統括制御するものであり、図3に示すように、通信制御手段31、障害物検知手段32、姿勢制御手段33、撮影制御手段34、照明制御手段35を備える。
通信制御手段31は、アンテナ18を介して飛行制御装置5と無線通信を行い、各種情報(飛行制御装置5から飛行ロボット4への飛行ルート指示、目標位置や速度の指示、離陸指示、帰還指示、飛行ロボット4から飛行制御装置5への飛行状態情報、位置情報、高度情報など)の送受信を行う。また、通信制御手段31は、撮影部16が撮影したライブ画像を無線通信により飛行制御装置5に送信する。
障害物検知手段32は、測距センサ19にて検知した飛行ロボット4の周囲情報に基づいて飛行ロボット4の周辺における障害物の有無を判定する。
姿勢制御手段33は、飛行状態検知部13からの各種検知信号、位置情報受信部14からの位置情報、高度センサ15からの高度情報に基づいて飛行ロボット4の飛行中の姿勢を制御するものであり、自己位置測位手段33a、ロータ制御手段33bを備える。
自己位置測位手段33aは、位置情報受信部14が受信した位置情報(GNSS信号)、及び高度センサ15が測定した高度情報を用いて自己位置(緯度、経度、高度)を算出する。
ロータ制御手段33bは、障害物検知手段32による障害物の有無に応じて障害物を回避しつつ、ロータ駆動部12を制御して飛行ロボット4の高度や速度を飛行制御装置5から指示された目標値になるよう制御する。
撮影制御手段34は、撮影部16の撮影開始や終了、撮影部16の撮影角度の制御、撮影部16が撮影した画像を取得して通信制御手段31から飛行制御装置5へライブ画像を送信するなどの処理を行う。また、撮影制御手段34は、飛行制御装置5からの指示に従って撮影の許可(禁止解除)/禁止、撮影角度の制御を行う。
照明制御手段35は、撮影画像の輝度情報、あるいは必要に応じて設けられた照度センサ20の照度情報を飛行制御装置5に送信し、この送信に伴う飛行制御装置5からの指示に従って照明17のオン/オフを制御する。
なお、照明制御手段35は、撮影画像の輝度情報、又は照度センサ20の照度情報から飛行ロボット4の周囲の照度が設定照度以下か否かを判別し、この判別結果を飛行制御装置5に送信することもできる。
[飛行制御装置の構成について]
飛行制御装置5は、例えば監視領域E内の所定箇所や監視領域Eの近傍に設置される。飛行制御装置5は、例えばLANなどを介して異常検知手段2と接続され、監視領域E内の異常時に異常検知手段2からの異常検知信号を受信する。飛行制御装置5は、異常検知手段2から異常検知信号を受信したときに、飛行ロボット4との間で無線通信し、飛行ロボット4から送信される各種情報に基づき、飛行ロボット4に各種制御指示を行う監視装置の機能を備える。なお、飛行制御装置5は、監視センタ6の監視卓6aから飛行ロボット4による撮影指示、所定位置への飛行指示等の各種指示を受信すると、飛行ロボット4に各種制御指示を行う。
飛行制御装置5は、飛行ロボット4の飛行を制御するものであり、図4に示すように、通信部41、記憶部42、制御部43を備える。
通信部41は、飛行ロボット4との間で例えば小電力無線やWi−Fi通信などの無線通信を行い、飛行ロボット4から飛行状態情報としての位置(緯度、経度、高度)、速度等の情報を受信し、この受信した情報に応じた各種制御信号を飛行ロボット4に送信する。また、通信部41は、監視センタ6の監視卓6aから飛行ロボット4の飛行指示を受信すると、この飛行指示に従った各種制御信号を飛行ロボット4に送信する。さらに、通信部41は、飛行ロボット4の撮影部16が撮影した画像をインターネット等の広域ネットワーク(WAN)上に構築された仮想専用ネットワーク(VPN)を介して監視センタ6に送信する。
記憶部42は、例えばROM,RAMなどで構成され、飛行ロボット4が飛行する領域を緯度、経度、高度の3次元にて表現した飛行領域マップ、監視領域Eに関する各種情報である監視領域情報、飛行ロボット4と通信を行うためのデータや飛行ロボット4の飛行を制御するための各種パラメータ、ロボポート3の位置情報(緯度、経度情報)、監視領域E内における異常検知手段2の種別と、異常検知手段2の設置位置情報(緯度、経度情報)、これら以外に飛行制御装置5の機能を実現するための各種プログラムが記憶されている。
制御部43は、記憶部42からソフトウェアモジュールを読み出し、CPU等にて各処理を行い、各部を統括制御するものであり、目標位置設定手段43a、飛行ルート設定手段43b、飛行制御手段43c、撮影制御手段43d、状態確認手段43eを備える。
目標位置設定手段43aは、異常検知手段2から異常通報があったときに、異常検知手段2からの目標物Mの位置情報に基づいて目標位置を設定する。
飛行ルート設定手段43bは、目標位置設定手段43aにて設定された目標位置と、ロボポート3に待機する飛行ロボット4の待機位置との間の距離に応じて経由する飛行高度を選択し、目標位置までの飛行ロボット4の飛行ルートを設定する。
ここで、目標位置までの飛行ロボット4の飛行ルートの設定について図5を参照しながら説明する。図5において、ロボポート3から設定距離L1以上離れた遠い場所にいる目標物(人)の目標位置P1に飛行ロボット4を飛行させる場合には、目標位置P1とロボポート3に待機する飛行ロボット4の待機位置P0との間の距離が設定距離L1以上なので、設定高度H1以上を経由して飛行する飛行ルートR1に設定する。これに対し、ロボポート3から設定距離L1未満の近い場所にいる目標物(車)の目標位置P2に飛行ロボット4を飛行させる場合には、目標位置P2とロボポート3に待機する飛行ロボット4の待機位置P0との間の距離が設定距離L1未満なので、設定高度H1未満で飛行可能な高度を維持して飛行する飛行ルートR2に設定する。
また、飛行ルート設定手段43bは、飛行ロボット4が目標位置に向かって飛行中のときに、目標物Mの位置情報を異常検知手段2から取得するとともに、飛行ロボット4から飛行ロボット4の位置情報を取得し、取得した目標物Mの位置と飛行ロボット4の位置との間の距離に基づいて目標物Mまでの到達時間を算出し、算出した到達時間に応じて飛行ルートを再設定する。これにより、監視領域E内の目標物Mの移動に伴って最適な飛行ルートを再設定する。なお、飛行ルート設定手段43bは、取得した目標物Mの位置と飛行ロボット4の位置との間の距離に基づいて飛行ルートを再設定してもよい。
飛行制御手段43cは、通信部41を介して飛行ロボット4から飛行状態情報、位置情報、高度情報を取得し、飛行ロボット4の目標位置、速度などの飛行ロボット4の飛行に関わる制御信号を飛行ロボット4に通信部41を介して送信し、設定された飛行ルートに従って目標位置まで飛行ロボット4の飛行を制御する。例えば目標位置が設定距離L1以上の遠方であれば、飛行ロボット4を設定高度H1以上まで上昇させてから高速(例えば5〜15m/s)で飛行するように速度を制御し、飛行ルートに従って目標位置まで飛行ロボット4の飛行を制御する。また、目標位置が設定距離L未満の近傍であれば、飛行ロボット4が基準速度以下の低速(例えば2〜3m/s:障害物を検知したときに回避可能な速度)で飛行するように速度を制御し、飛行ルートに従って目標位置まで飛行ロボット4の飛行を制御する。
撮影制御手段43dは、飛行ロボット4の撮影部16による撮影を制御するもので、通信部41を介して飛行ロボット4から取得した現在位置における高度情報に基づいて撮影許可信号(撮影禁止解除信号)又は撮影禁止信号を通信部41を介して飛行ロボット4に送信する。例えば現在位置における飛行ロボット4の高度情報が設定高度H1以上のときは、撮影部16の撮影を禁止する撮影禁止信号を通信部41を介して飛行ロボット4に送信する。これに対し、現在位置における飛行ロボット4の高度情報が設定高度H1未満のときは、撮影部16の撮影を許可する撮影許可信号(撮影禁止解除信号)を通信部41を介して飛行ロボット4に送信する。なお、撮影制御手段43dは、必要に応じて撮影部16の撮影角度を制御するための撮影角度制御信号を通信部41を介して飛行ロボット4に送信することもある。
また、撮影制御手段43dは、飛行ロボット4から取得した撮影画像の輝度情報や照度情報を用いて、飛行中の飛行ロボット4の周囲の照度が設定照度以下か否かを判別し、この判別結果と上述した高度情報に基づいて飛行ロボット4の照明17をオン/オフするオン/オフ制御信号を飛行ロボット4に送信する。すなわち、撮影制御手段43dは、飛行ロボット4が例えば夜間などの周囲が暗い設定照度以下を飛行中で、かつ飛行ロボット4が設定高度H1以上を飛行中のときは、照明17の点灯を禁止するためオフ制御信号を通信部41を介して飛行ロボット4に送信する。これに対し、飛行ロボット4が例えば夜間などの周囲が暗い設定照度以下を飛行中で、かつ飛行ロボット4が設定高度H1未満を飛行中のときは、照明17を点灯するためオン制御信号を通信部41を介して飛行ロボット4に送信する。
なお、飛行中の飛行ロボット4の周囲の照度が設定照度以下か否かを示す判別結果が飛行ロボット4から送信される場合には、この判別結果に基づいて飛行ロボット4の照明17をオン/オフするオン/オフ制御信号を撮影制御手段43dが飛行ロボット4に送信する。また、飛行中の飛行ロボット4の周囲の照度が設定照度以下か否かの判別には、現在時刻を用いることもできる。
状態確認手段43eは、飛行ロボット4の状態を確認するもので、飛行ロボット4がロボポート3に待機しているときに定期的に飛行ロボット4の機能が正常か否かを確認する。
[監視センタの構成について]
監視センタ6は、図2に示すように、飛行ロボット4が撮影した映像を飛行制御装置5を介して受信し、受信した映像を表示する端末装置などの監視卓6aを備える。また、監視センタ6は、監視員の判断によって監視卓6aを操作することにより任意の場所に飛行ロボット4を向かわせる飛行指示(飛行ルート指示、目標位置や速度の指示、離陸指示、帰還指示など)を行うこともできる。例えば監視員が監視卓6aに表示された映像から監視領域E内への侵入物体(例えば不審車両や不審者など)を発見した場合、監視員が監視卓6aを操作して飛行ロボット4を現場に向かわせる目標位置(緯度、経度)を設定し、この設定された目標位置を制御信号として、飛行制御装置5を介して飛行ロボット4に送信する。
[対処処理について]
次に、監視領域Eで異常が発生したときに、監視システム1の飛行制御装置5が実行する対処処理について図5及び図6を参照しながら説明する。
監視領域E内の異常として、監視領域E内に侵入物体(例えば不審車両や不審者など)があると、この侵入物体を目標物Mとして異常検知手段2が検知する。そして、異常検知手段2は、目標物Mによる異常検知信号を飛行制御装置5に送信し、監視領域E内で異常が発生したことを飛行制御装置5に通報する。また、異常検知手段2は、監視領域E内の目標物Mを追跡し、目標物Mの位置情報(緯度、経度、高度)を飛行制御装置5に逐次送信する。
目標物Mの位置情報は、予め飛行制御装置5の記憶部42に記憶した異常検知手段2の位置情報(緯度、経度)を基準とした目標物Mの相対位置情報に基づき算出する。異常検知手段2の種別に応じて高度情報も取得できる。例えば異常検知手段2がレーザセンサである場合は、センサの設置高さに基づくレーザの照射高が高度情報となる。また、異常検知手段2が火災センサなどの場合は、記憶部42に記憶した火災センサの位置情報(緯度、経度、高度= 設置高さ)が目標物Mの位置情報となる。
図6の対処処理では、まず、異常検知手段2からの異常検知信号の有無により異常検知手段2が異常を検知したか否かを判別する(ST1)。
飛行制御装置5は、異常検知手段2から異常検知信号が入力され、異常検知手段2が異常を検知したと判定すると、飛行ロボット4に向かわせるべき目標位置と飛行ルートを算出して設定する(ST2)。
このとき、目標位置は、例えば異常検知手段2から送信される目標物Mの位置情報(緯度、経度、高度)を飛行領域マップ(地図情報)と照らし合わせて算出し設定する。また、飛行ルートは、ロボポート3上の飛行ロボット4から目標物Mまでの距離に応じて選択し設定する。ロボポート3の位置情報(緯度、経度)は予め飛行制御手段5の記憶部41に記憶されている。例えば図5に示すように、ロボポート3から設定距離L1以上離れた遠い場所が算出した目標位置P1であって、この目標位置P1にいる目標物(人)M1を対象とする場合には、設定高度H1以上を経由して飛行する飛行ルートR1に設定する。また、ロボポート3から設定距離L1未満の近い場所が算出した目標位置P2であって、この目標位置P2にいる目標物(車)M2を対象とする場合には、設定高度H1未満で飛行可能な高度を維持して飛行する飛行ルートR2に設定する。
ここで、ロボポート3上の飛行ロボット4から目標物Mまでの距離に応じて飛行ロボット4が上昇する高さ(高度)を異ならせているのは、以下の理由による。飛行ロボット4は、障害物との突発的な衝突による破損を防止するため、低い設定高度を飛行する場合は基準速度以下の低速での飛行を行う必要がある。同様に、上昇する場合は基準速度以下の低速度に制御する。設定高度H1以上では障害物が少ないため高速での移動が可能である。従って、目標位置が飛行ロボット4から設定距離以上の遠方であれば設定高度H1以上まで低速で上昇したとしても、その後は高速で移動できるので、より速く目標位置に到達できる。
一方、目標位置が飛行ロボット4から設定距離未満の近傍であれば、低速で移動しても設定高度H1未満のまま目標位置に向かう方が速い場合がある。よって、ロボポート3に待機する飛行ロボット4と目標位置の距離に応じて飛行ルートを異ならせる。
そして、ロボポート3から設定高度H1までの上昇時間/速度、設定高度H1から目標物Mまでの降下時間/速度、および各高度における飛行速度は一定の値に制御されるため、ロボポート3上の飛行ロボット4と目標物までの距離に応じてより速く到達できる飛行ルートが選択される。
なお、本例では、図5に示すように、地表H0から飛行下限高度H2(例えば5m)までの高度では飛行ロボット4の飛行を禁止(離着陸時を除く)としている。また、飛行下限高度H2から設定高度H1(例えば10m)までの高度では、撮影部16による撮影を許可するとともに、飛行ロボット4の飛行速度を基準速度以下の低速に制限している。さらに、設定高度H1以上の高度では、撮影部16による撮影を禁止するとともに、飛行ロボット4の高速飛行を可能としている。なお、飛行ロボット4の飛行上限高度は、飛行制限高度(例えば50m)に設定されている。また、離着陸時の速度は低速度(例えば1m/sec)に設定されている。
また、設定高度H1は、飛行ロボット4が飛行する飛行ルート上に存在する建物、電柱などの構造物、樹木等の高さに応じて現場毎に固定値として適宜設定される。これにより、飛行ロボット4の破損リスクを低減して安全を確保しつつ、飛行ロボット4がより早く目標位置Pに到達できるよう制御することができる。
次に、飛行制御装置5は、目標位置P及び飛行ルートが設定されると、ロボポート3を介して飛行ロボット4に目標位置への飛行ルート指示を送信する(ST3)。続いて、飛行制御装置5は、ロボポート3を介して飛行ロボット4に離陸指示を送信する(ST4)。飛行ロボット4は、ロボポート3を介して飛行制御装置5から目標位置への飛行ルート指示、離陸指示を受信すると、ロータ制御手段33bによりロータ駆動部12を制御して各ロータ11を駆動し、ロボポート3から離陸し、飛行ルートに従って飛行し、目標位置に向かって移動する。
次に、飛行制御装置5は、目標位置に向かって飛行する飛行ロボット4の飛行高度が設定高度H1以上か否かを判別する(ST5)。飛行制御装置5は、飛行ロボット4の飛行高度が設定高度H1以上でないと判定すると、後述するST7の処理に移行する。飛行ロボット4の飛行高度が設定高度H1以上であると判定すると、飛行ロボット4の撮影部16による撮影を禁止するため、撮影禁止指令として、飛行ロボット4に撮影禁止信号を送信する(ST6)。
ここで、ロボポート3から離陸した飛行ロボット4を設定高度H1以上まで上昇させるのは、高い高度では障害物が少なく、高速度での移動が可能であり、目標位置に早く到着できるからである。一方、飛行ロボット4の飛行高度が高いと撮影部16にて広範囲の撮影が可能となり、監視領域E以外の領域までが画像に映り込む可能性が有る。このため、飛行制御装置5は、プライバシーを配慮して設定高度H1以上での撮影部16による撮影を禁止するよう制御している。
ここで言う「撮影の禁止」とは、飛行ロボット4本体の記憶部21へ画像の記憶を禁止するが、飛行制御装置5へのライブ映像の送信は許可する場合、或いは双方とも禁止する場合のいずれの場合をも含む。また、撮影の禁止方法として、飛行ロボット4本体制御部による制御、撮影部16としてのカメラ自体の起動禁止制御、飛行制御装置5による指示信号の送信制御のいずれでもよい。
次に、飛行制御装置5は、異常検知手段2からの位置情報により目標物Mの位置が変更したか否かを判別する(ST7)。飛行制御装置5は、目標物Mの位置が変更していないと判定すると、後述するST11の処理に移行する。目標物Mの位置が変更したと判定すると、目標物Mの目標位置を再設定する(ST8)。
そして、目標物Mの変更に伴って目標位置Pが再設定されると、目標位置までの到達時間が短縮可能か否かを判別する(ST9)。目標位置までの到達時間が短縮可能であると判定すると、飛行ルートを変更する指示を飛行ロボット4に送信する(ST10)。
例えば監視領域E内を目標物Mが移動することが追跡可能なレーザセンサを異常検知手段2とした場合には、レーザセンサで検知された目標物Mの位置と飛行ロボット4から取得した現在位置に基づく相対距離に応じて目標位置Pを再設定するとともに、目標位置までの到達時間がより速い飛行ルートを再設定する。
具体的には、例えば目標物Mを検知した時点では、ロボポート3上の飛行ロボット4と目標物Mとの間の距離が設定距離L1以内であるため、低高度のまま目標物Mの目標位置Pの地点まで飛行するように指示した。ところが、目標物Mが飛行ロボット4よりも高速で遠方に離れているときには、相対距離から算出される到達時間が現在の飛行ルートよりも短くなれば、設定高度H1以上まで上昇してから移動する飛行ルートに変更する。
このように、目標物Mと飛行ロボット3との間の相対距離に応じて適切な飛行ルートを再設定することで、より迅速に目標物Mの目標位置Pまで到達することが可能となる。
なお、火災を検知する火災センサを異常検知手段2とした場合には、目標物Mの位置は大きく変動することはなく変更されないので、火災を検知した場所を目標位置Pとして設定するとともに、飛行ロボット4から目標物Mまでの距離に応じて設定された飛行ルートに従って目標位置Pまで飛行ロボット4を飛行するように制御する。
飛行ロボット4は、飛行制御装置5から飛行ルートを変更する指示があると、その指示の飛行ルートに従って飛行するようにロータ制御手段33bがロータ駆動部12を制御して各ロータ11を駆動する。
次に、飛行制御装置5は、飛行ロボット4が目標位置の付近まで飛行して移動したか否かを判別する(ST11)。飛行制御装置5は、飛行ロボット4が目標位置の付近まで移動していないと判定すると、ST5の処理に戻る。飛行制御装置5は、飛行ロボット4が目標位置の付近まで移動したと判定すると、飛行ロボット4に降下指示を送信する(ST12)。飛行ロボット4は、飛行制御装置5から降下指示を受信すると、ロータ制御手段33bによりロータ駆動部12を制御して各ロータ11を駆動し、機体を降下させる。
次に、飛行制御装置5は、飛行ロボット4が降下して飛行高度が設定高度H1以下になったか否かを判別する(ST13)。飛行制御装置5は、飛行ロボット4の飛行高度が設定高度H1以下と判定すると、撮影禁止解除指令(撮影許可指令)として、撮影部16による撮影禁止を解除する撮影禁止解除信号を送信する(ST14)。飛行ロボット4は、飛行制御装置5から撮影禁止解除信号を受信すると、撮影制御手段43dにより撮影部16の撮影を解除し、監視領域Eの目標物Mを含む周辺の撮影を行う。
このように、飛行ロボット4は、ロボポート3から離陸して上昇し、飛行ロボット4の飛行高度が設定高度H1以上になると撮影部16の撮影を禁止する。そして、撮影部16の撮影を禁止した状態で飛行ロボット4が目標位置の付近まで飛行して移動すると下降し、飛行ロボット4の飛行高度が設定高度H1未満になると撮影部16の撮影禁止を解除して目標物(例えば車)Mを含む周辺を撮影部16にて撮影する。
次に、飛行制御装置5は、飛行ロボット4の撮影部16による撮影が終了したか否かを判別する(ST15)。飛行制御装置5は、飛行ロボット4の撮影部16による撮影が終了したと判定すると、異常時の対処処理を終了する。
なお、飛行制御装置5は、上述した対処処理において、飛行ロボット4の撮影部16による撮影が終了したと判定したときに、必要に応じて飛行ロボット4に帰還指示を送信し、飛行ロボット4をロボポート3に帰還させることができる。
また、飛行制御装置5は、上述した対処処理において、飛行ロボット4がロボポート3に待機している初期状態のときに、飛行ロボット4の撮影部16による撮影を禁止するように制御してもよい。この場合、飛行ロボット4がロボポート3から離陸して目標位置Pの付近まで飛行したときに、飛行ロボット4が降下して飛行高度が設定高度H1以下になったか否かを判別する。そして、飛行ロボット4の飛行高度が設定高度H1以下と判定したときに、撮影禁止解除指令(撮影許可指令)として、飛行ロボット4に撮影禁止解除信号を送信する。これにより、飛行ロボット4は、飛行制御装置5から撮影禁止解除信号を受信すると、撮影部16による撮影禁止を解除し、目標物Mを含む周辺を撮影部16にて撮影する。
ところで、飛行ロボット4を目標位置Pに飛行させる際、撮影部16による撮影を行いながら飛行ロボット4を飛行して移動させる場合もあり得る。そこで、飛行制御装置5は、撮影しながら飛行移動が必要か否かを判定するようにしてもよい。この場合、飛行制御装置5は、撮影しながら飛行移動が必要であると判定すると、飛行ロボット4の飛行高度が設定高度H1以下であれば、飛行ロボット4が撮影部16にて撮影しながら飛行移動するように飛行ロボット4に指令を送信する。これにより、目標位置が例えば監視領域E内を移動する侵入物体(例えば不審者や不審車両)であれば、撮影部16にて撮影しながら侵入物体を追跡することができる。また、飛行制御装置5は、撮影しながら飛行移動が必要でないと判定すると、飛行ロボット4を設定高度H1以上の飛行高度で飛行して移動するように飛行ロボット4に指令を送信する。これにより、飛行ロボット4の高速飛行が可能となり、飛行ロボット4を目標位置まで早く到着させることができる。
また、飛行ロボット4が例えば夜間などの周囲が暗い中を飛行しているときは、飛行ロボット4の撮影部16が撮影した画像、照度センサ20の照度情報、現在時刻などの情報に基づいて周囲の照度が設定照度以下と判定した場合に、照明17の点灯を行うようにするが、飛行ロボット4の設定高度がH1以上である場合は照明の点灯を禁止するように制御することで、不用意な点灯による周辺住民への煩わしさを感じさせることなく、かつ、撮影禁止と同等の効果が得られる。
さらに、飛行ロボット4が設定高度H1未満になると、撮影部16としてのカメラによる撮影が可能となるよう制御されるが、一方で障害物との衝突の可能性が高くなるため、移動速度が基準速度以下の低速度に制限される。これにより、測拒センサ19で障害物を検知した場合に低速度であれば回避できる可能性が高く、安全性が向上する。
また、上述した実施の形態では、セキュリティを考慮して、飛行制御装置5が飛行ロボット4から取得した情報に基づいて飛行ロボット4に制御信号を送信して撮影部16の撮影許可(禁止解除)/禁止の制御、照明17の点灯/禁止の制御を行う構成としているが、飛行ロボット4自身が高度センサ15の高度情報、撮影画像の輝度情報、照度センサ20の照度情報、現在時刻などの情報を用いて撮影部16の撮影許可(禁止解除)/禁止の制御、照明17の点灯/禁止の制御を行うようにしてもよい。
さらに、飛行ルートの選択を飛行ロボット4自身で行うようにしてもよい。この場合、飛行ロボット4は、飛行制御装置5が実行する手順と同様の手順により、飛行制御装置5から指示された目標位置に基づいて飛行ルートを選択するように制御する。
以上、本発明に係る監視システム及び飛行ロボットの最良の形態について説明したが、この形態による記述及び図面により本発明が限定されることはない。すなわち、この形態に基づいて当業者等によりなされる他の形態、実施例及び運用技術などはすべて本発明の範疇に含まれることは勿論である。
1 監視システム
2 異常検知手段
3 飛行制御装置
4 ロボポート
5 飛行ロボット
6 監視センタ
6a 監視卓
11 ロータ
12 ロータ駆動部
13 飛行状態検知部
14 GNSS受信部
15 高度センサ
16 撮影部
17 照明
18 アンテナ
19 測距センサ
20 照度センサ
21 記憶部
22 電源
23 ロボ制御部
31 通信制御手段
32 障害物検知手段
33 姿勢制御手段
33a 自己位置測位手段
33b ロータ制御手段
34 撮影制御手段
35 照明制御手段
41 通信部
42 記憶部
43 制御部
43a 目標位置設定手段
43b 飛行ルート設定手段
43c 飛行制御手段
43d 撮影制御手段
43e 状態確認手段
E 監視領域
H0 地表
H1 設定高度
H2 飛行下限高度
M(M1,M2) 目標物
P 目標位置
P0 飛行ロボットの待機位置
P1 設定距離以上の遠い目標位置
P2 設定距離未満の近い目標位置
R1,R2 飛行ルート
S 走査範囲

Claims (5)

  1. 監視領域内での異常を検知する異常検知手段と、
    飛行機能を備えた飛行ロボットと、
    前記飛行ロボットと無線通信して飛行状態を制御する飛行制御装置を備えた監視システムであって、
    前記飛行制御装置は、
    前記異常検知手段からの異常通報に基づき目標位置を設定する目標位置設定手段と、
    前記目標位置と前記飛行ロボットとの距離に応じて経由する飛行高度を選択し、前記目標位置までの飛行ルートを設定する飛行ルート設定手段と、
    前記目標位置へ前記飛行ルートに従い向かうように前記飛行ロボットへ飛行指示する飛行制御手段とを備えたことを特徴とする監視システム。
  2. 前記飛行ルート設定手段は、前記目標位置と前記飛行ロボットとが設定距離以上の場合は、前記飛行ルートを設定高度以上を経由するよう設定し、前記設定距離未満である場合は、前記設定高度未満の高度を維持して飛行するルートを設定することを特徴とする請求項1記載の監視システム。
  3. 前記異常検知手段は、監視領域内への侵入物体の位置を追跡可能であり、
    前記飛行ルート設定手段は、前記侵入物体の位置と前記飛行ロボットの位置との距離に応じて前記飛行ルートを再設定することを特徴とする請求項1又は2記載の監視システム。
  4. 前記飛行ロボットは、撮影手段を備え、前記飛行ロボットが前記設定高度以上を飛行している場合は、前記飛行ロボットからの撮影を禁止することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の監視システム。
  5. 監視領域内での異常の検知による異常通報に基づき目標位置を設定する目標位置設定手段と、
    前記目標位置までの距離に応じて経由する飛行高度を選択し、前記目標位置までの飛行ルートを設定する飛行ルート設定手段とを備え、
    前記目標位置へ前記飛行ルートに従い向かうように飛行することを特徴とする飛行ロボット。
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