JP2018055362A - 監視システム - Google Patents

監視システム Download PDF

Info

Publication number
JP2018055362A
JP2018055362A JP2016189994A JP2016189994A JP2018055362A JP 2018055362 A JP2018055362 A JP 2018055362A JP 2016189994 A JP2016189994 A JP 2016189994A JP 2016189994 A JP2016189994 A JP 2016189994A JP 2018055362 A JP2018055362 A JP 2018055362A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flying robot
obstacle
flight
mode
patrol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016189994A
Other languages
English (en)
Inventor
神山 憲
Ken Kamiyama
憲 神山
青木 文男
Fumio Aoki
文男 青木
友博 成尾
Tomohiro Naruo
友博 成尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Secom Co Ltd
Original Assignee
Secom Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Secom Co Ltd filed Critical Secom Co Ltd
Priority to JP2016189994A priority Critical patent/JP2018055362A/ja
Publication of JP2018055362A publication Critical patent/JP2018055362A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Emergency Alarm Devices (AREA)
  • Alarm Systems (AREA)

Abstract

【課題】巡回時と侵入検知時で異なる判断基準で飛行経路を作成し、飛行ロボットを制御することで適切な運用を行う。【解決手段】監視領域内の予め設定された監視位置に飛行ロボットを飛行させて警備情報を収集させる巡回モードでは、NG地点の有無に関わらず予め設定した所定の監視位置を巡回する飛行経路を設定し、飛行ロボットの巡回時の巡回履歴を監視装置5の記憶部42に記憶する。監視領域内で異常を検知すると飛行ロボットを異常検知箇所へ飛行させる対処モードでは、記憶部42に記憶された巡回履歴に基づいて飛行ロボットの現在位置から異常検知箇所までの到達可能性を評価し、当該評価に基づいて飛行経路を設定する。【選択図】図5

Description

本発明は、所定の監視領域を飛行ロボットにより監視する監視システムに関する。
従来、自律制御により予め定められた経路を巡回し、監視領域内の異常の有無の確認、撮影等を行う移動ロボットが知られている。このような移動ロボットとしては、駆動エネルギを供給するための電源手段としてバッテリを採用したものが知られている。
下記特許文献1には、移動ロボットが走行時に変化するバッテリの電圧レベルを検出し、バッテリの電圧レベルが予め設定された所定レベル以下に低下すると警告信号を送信することが記載されている。
特開2006−285547号公報
ところで、近年ドローンと称される空中を飛行するための飛行手段を備えた自律型の飛行ロボットが登場し、当該飛行ロボットを用いて所定の施設等の点検を行うことが実施されている。
そして、上述した飛行手段を備えた自律型の飛行ロボットを巡回業務に用いた場合には、飛行ロボットが飛行経路を飛行中に障害物に衝突すると地上に落下し、地上にいる人、構造物に被害が発生する危険性を伴う。このため、この種の自律型の飛行ロボットでは、地上を走行する移動ロボットよりも衝突回避に対して厳しい設定がなされている。
また、飛行ロボットは、重量的な制限により地上を走行する移動ロボットよりも稼動可能時間が短いのが一般的である。加えて、風、雨等の天候による影響も地上走行型の移動ロボットよりも受け易い。
そのため、飛行ロボットが飛行中に前方或いは下方に障害物を検知し、障害物を回避して迂回できない場合、その場で障害物がなくなるまで待機するか、所定時間待機しても障害物がなくならない場合は、他の飛行経路を再計算により算出し、再計算した経路で迂回する。例えば障害物が人や車であれば、その場で人や車がいなくなるまで待機するか、所定時間待機しても人や車がいなくならない場合は、再計算した他の飛行経路で迂回する。また、例えば障害物が風などで揺れる木であれば、その場で木の揺れが収まるまで待機するか、所定時間待機しても木の揺れが収まらない場合は、再計算した他の飛行経路で迂回する。
しかしながら、飛行ロボットは、経路変更によりバッテリを通常よりも消費することになるので、バッテリ残量が所定以下になると予め決められた飛行経路を完遂することなく、帰還しなければならない場合もある。
障害物が例えば植栽等の揺れ、通行人、通行車両等の場合、巡回時に常に障害物として検知するかどうかは当然のことながら不確定である。
一方で、監視領域内で異常を検知すると、飛行ロボットを異常検知箇所に飛行させる対処モードを備える場合、上記のような障害物検知により異常検知地点に到達できないことは好ましくない。
本発明は、上記課題を解決しようとするものであり、巡回時と異常検知時で異なる判断基準で飛行経路を作成し、飛行ロボットを制御することで適切な運用を行うことが可能な監視システムを提供することを目的としている。
上記した目的を達成するために、本発明に係る監視システムは、飛行手段を備えた飛行ロボットと、
監視領域内の異常を検知する異常検知手段と、
前記飛行ロボットに遠隔から飛行経路を指示して飛行制御を行う監視装置とを含む監視システムであって、
前記監視システムは、
前記監視領域内の予め設定された監視位置に前記飛行ロボットを飛行させ、当該飛行ロボットに警備情報を収集させる巡回モードと、
前記異常検知手段が、異常を検知すると前記飛行ロボットを当該異常を検知した異常検知箇所へ飛行させる対処モードとを設定可能であり、
前記監視装置は、
設定されたモードに応じて前記飛行ロボットを制御させる制御手段と、
前記飛行ロボットの現在位置から目的地までの飛行経路を、前記設定されたモードに応じて算出した飛行経路候補から設定する経路設定手段と、
前記飛行ロボットと通信する通信手段と、
前記巡回モードにおいて、前記飛行ロボットの巡回時の巡回履歴を記憶する記憶手段とを備え、
前記対処モードにおいて、前記飛行経路候補に対し、前記巡回履歴に基づいて現在位置から前記異常検知箇所までの到達可能性を評価し、当該評価に基づいて前記飛行経路を設定することを特徴とする。
また、本発明に係る監視システムは、前記経路設定手段が、前記巡回モードにおいては、前記巡回履歴を考慮せず飛行経路を設定してもよい。
さらに、本発明に係る監視システムは、前記飛行ロボットが、飛行中に障害物を検知する障害物検知手段を備え、
前記監視装置が、
前記巡回モードにおいて、前記飛行ロボットが飛行中に前記障害物により通過不能と判定すると、当該障害物位置を前記巡回履歴に記憶し、
前記経路設定手段が、
前記対処モードにおいて、現在位置から異常検知箇所への飛行経路候補上に過去に障害物を検知した前記障害物位置が含まれる場合、当該位置における通過可能率に基づき前記評価を行うようにしてもよい。
また、本発明に係る監視システムは、前記飛行ロボットが、前記障害物を検知し、当該障害物により通過不能と判定すると、当該障害物を検知した位置において一時待機するとともに、当該一時待機した時間を前記障害物位置に関連づけて前記巡回履歴に記憶し、
前記経路設定手段が、
前記対処モードにおいて、異常検知箇所への飛行経路候補上に過去に障害物を検知した前記障害物位置が含まれる場合、当該位置において記憶されている前記待機時間が長いほど前記評価が低くなるように算出してもよい。
さらに、本発明に係る監視システムは、前記経路設定手段が、前記対処モードにおいて、前記巡回履歴に基づき算出した飛行経路候補と、前記巡回履歴を考慮せず算出した飛行経路候補との到達時間差が所定時間以上の場合、前記巡回履歴を考慮せず算出した飛行経路候補を飛行経路として設定してもよい。
また、本発明に係る監視システムは、前記巡回履歴を考慮せず飛行経路を設定した場合、前記障害物検知手段にて障害物と判定する基準を過去の障害物の検知回数が少ないほど緩和してもよい。
本発明の監視システムによれば、監視領域内の予め設定された監視位置に飛行ロボットを飛行させて警備情報を収集させる巡回モードと、監視領域内で異常検知手段が異常を検知すると飛行ロボットを異常検知箇所へ飛行させる対処モードとが設定可能である。監視装置は、飛行ロボットの現在位置から目的地までの飛行経路を、設定されたモードに応じて算出した飛行経路候補から経路設定手段にて設定する。そして、監視装置は、巡回モードにおいて、飛行ロボットの巡回時の巡回履歴を記憶手段に記憶する。また、監視装置は、対処モードにおいて、飛行経路候補に対し、巡回履歴に基づいて現在位置から異常検知箇所までの到達可能性を評価し、この評価に基づいて飛行経路を設定する。そして、監視装置は、通信手段にて飛行ロボットと通信し、設定されたモードの飛行経路を飛行するように制御手段にて飛行ロボットを制御させる。かかる構成により、巡回時と侵入検知時で異なる判断基準で飛行経路を作成し、飛行ロボットを制御することで適切な運用を行うことができる。
また、本発明の監視システムによれば、経路設定手段は、巡回モードにおいて、巡回履歴を考慮せず飛行経路を設定する。かかる構成により、巡回履歴に関係なく、所定の巡回経路を飛行経路として飛行ロボットを巡回させることができる。
さらに、本発明の監視システムによれば、飛行ロボットは、障害物検知手段にて飛行中に障害物を検知する。監視装置は、巡回モードにおいて、飛行ロボットが飛行中に障害物により通過不能と判定すると、この障害物位置を巡回履歴に記憶する。経路設定手段は、対処モードにおいて、現在位置から異常検知箇所への飛行経路候補上に過去に障害物を検知した障害物位置が含まれる場合、この位置における通過可能率に基づき評価を行う。かかる構成により、対処モードにおいて、現在位置から異常検知箇所への飛行経路候補上に過去に障害物を検知した障害物位置が含まれる場合、この位置における通過可能率を加味した評価に基づいて飛行経路を設定することができる。
また、本発明の監視システムによれば、飛行ロボットは、障害物を検知し、当該障害物により通過不能と判定すると、当該障害物を検知した位置において一時待機するとともに、一時待機した時間を障害物位置に関連づけて巡回履歴に記憶する。経路設定手段は、対処モードにおいて、異常検知箇所への飛行経路候補上に過去に障害物を検知した障害物位置が含まれる場合、この位置において記憶されている待機時間が長いほど評価が低くなるように算出する。かかる構成により、飛行ロボットがホバリングにより待機する地点が対処経路に含まれにくくすることができる。
さらに、本発明の監視システムによれば、経路設定手段は、対処モードにおいて、巡回履歴に基づき算出した飛行経路候補と、巡回履歴を考慮せず算出した飛行経路候補との到達時間差が所定時間以上の場合、巡回履歴を考慮せず算出した飛行経路候補を飛行経路として設定する。かかる構成により、到達時間に著しく差がある場合は、巡回履歴を無視し、巡回履歴を考慮せず設定した飛行経路を選択することができる。
また、本発明の監視システムによれば、巡回履歴を考慮せず飛行経路を設定した場合、障害物検知手段にて障害物と判定する基準を過去の障害物の検知回数が少ないほど緩和する。言い換えれば、障害物検知手段にて障害物と判定する基準を過去の障害物の検知率が高いほど緩和する。かかる構成により、障害物を判定する際、過去の障害物の検知回数(検知率)に応じて最適な判定基準を定めることができる。
本発明に係る監視システムのイメージ図である。 飛行ロボットが巡回する監視位置を含む監視領域を俯瞰した図である。 本発明に係る監視システムの全体構成を模式的に示した図である。 飛行ロボットのブロック構成図である。 監視装置のブロック構成図である。 本発明に係る監視システムの巡回モードにおける監視装置の動作を説明するフローチャートである。 本発明に係る監視システムの巡回モードにおける飛行ロボットの動作を説明するフローチャートである。 本発明に係る監視システムの対処モードにおける監視装置の動作を説明するフローチャートである。 本発明に係る監視システムの対処モードにおける飛行ロボットの動作を説明するフローチャートである。 飛行経路の具体例を示す説明図である。 飛行経路の他の具体例を示す説明図である。
以下、本発明を実施するための形態について、添付した図面の図1〜11を参照しながら詳細に説明する。
[本発明の概要について]
本発明に係る監視システムは、所定の監視領域を飛行ロボットにより監視するものであり、監視領域内の巡回飛行時とセンサ等が侵入者を検知した異常検知時に対する緊急対処飛行時とにおける飛行経路の生成条件を異ならせる機能を有する。
具体的には、過去の巡回飛行時に進行不能等のNG地点が記憶されている場合でも、その後の巡回飛行時には、NG地点の有無に関わらず所定の飛行経路を選択する。これに対し、異常検知時の対処飛行時は、過去の巡回時の履歴を参照し、NG発生の可能性(場所、高度、時間帯等)を考慮して、異常検知地点への到達可能性が高い飛行経路を選択する。
すなわち、巡回時には緊急性がないため、所定の飛行経路を飛行することを優先するが、異常検知時には検知地点に到着することを優先的に考えた経路選択を行う。これにより、監視領域を飛行ロボットにより監視するにあたって適切な運用が可能となる。
[監視システムの構成について]
図1や図3に示すように、本実施の形態の監視システム1は、上記機能を実現するため、異常検知装置2、ロボポート3、飛行ロボット4、監視装置5、センタ装置6を備えて構築され、所定の監視領域Eを監視するものであり、飛行ロボット4をロボポート3に待機させる「待機モード」の他、下記で説明するように、「巡回モード」と「対処モード」を動作モードとして備える。
[巡回モードについて]
巡回モードは、予め設定した所定の監視位置を巡回するモードである。飛行ロボット4は、巡回モードにおいて、所定の監視位置付近に到着すると、所定時間ホバリングを行うとともに回転しながら周囲の撮影を行い、センタ装置6へ映像を送信する。具体的には、図2に示すように、監視領域Eにおいて、例えばロボポート3(基準位置P0)→監視位置P1→監視位置P2→監視位置P3→監視位置P4→監視位置P5→ロボポート3(基準位置P)の順番に飛行経路が決められた飛行経路の巡回を行う場合、飛行ロボット4がロボポート3から離陸した後、監視位置をP1→P2→P3→P4→P5の順番に移動して巡回し、監視領域Eにおける監視位置P1〜P5で一定時間停止して警備情報(例えば撮影画像)を収集してロボポート3に帰還する。尚、飛行ロボット4は移動中も警備情報を収集してもよい。
飛行ロボット4が収集した警備情報は、監視装置5を介してセンタ装置6に送信される。センタ装置6は、飛行ロボット4から監視装置5を介して送信される警備情報をモニタに表示し、監視領域Eにおける飛行経路上や監視位置(重要監視位置)に異常が無いかの安全確認を行う。或いは、飛行ロボット4内のメモリに警備情報を記憶し、飛行ロボット4がロボポート3に帰還した後、警備情報が格納されたメモリーカード等を飛行ロボット4から回収する。
[対処モードについて]
対処モードは、異常検知装置2にて異常を検知したときに異常検知箇所へ飛行ロボット4を飛行させるモードである。飛行ロボット4は、対処モードにおいて、異常検知箇所或いは異常検知装置2が検知した物体情報(人、車、火災など)に応じた対処(追跡、撮影)を行う。すなわち、対処モードでは、待機モード或いは巡回モード中に監視領域Eに侵入物体を検知するなどの異常を異常検知装置2(図1ではレーザセンサ)が検知すると、監視装置5に通報を行う。監視装置5は、飛行ロボット4の動作モードを「対処モード」に移行させ、異常検知箇所までの飛行経路を算出して設定し、ロボポート3へ通報を行い、飛行ロボット4に監視領域Eへ向かって飛行するよう指示する。飛行ロボット4は、異常検知箇所へ到着すると、画像撮影を開始し、撮影画像を監視装置5を介してセンタ装置6に送信する。
[異常検知装置の構成について]
異常検知装置2は、例えば図1に示す監視領域Eに設置され、監視領域Eでの異常を検知するセンサであり、例えばレーザ光を所定周期で走査して走査範囲Sへの侵入物体Mを検知するレーザセンサや、マイクロ波センサ、超音波センサ、画像センサなどの各種物体検知センサが採用可能である。また、火災検知センサ、赤外線センサなどを異常検知装置2として採用することもできる。
[ロボポートの構成について]
ロボポート3は、飛行ロボット4の待機場所であり、監視装置5からの指示を受け、飛行ロボット4の離陸や着陸を行うための設備を備える。また、ロボポート3は、飛行ロボット4が着陸するときに飛行ロボット4をポート内に収容する機構を備え、飛行ロボット4をポート内に収容したときに、飛行ロボット4のバッテリ充電を行う充電装置を備える。
[飛行ロボットの構成について]
飛行ロボット4は、通常時にロボポート3(基準位置P0)に待機し、異常検知装置2が異常を検知すると、監視装置5から指示された飛行経路で目的地に向けて飛行する。飛行ロボット4は、ロボポート3での充電が完了するごとに巡回モードに移行して巡回飛行を行う。尚、巡回モードでは、所定のスケジュールに従って監視領域を定期巡回するように設定してもよい。
飛行ロボット4は、図4に示すように、ロータ11、ロータ駆動部12、飛行状態検知部13、位置情報受信部14、高度センサ15、撮影部16、照明17、アンテナ18、測距センサ19、照度センサ20、記憶部21、電源22、ロボ制御部23を備える。
ロータ11は、例えば4つの回転体で構成され、飛行ロボット4の機体を上昇・下降・方向転換、前進などの飛行をするようにロータ駆動部12によって駆動される。
ロータ駆動部12は、飛行ロボット4の機体を上昇・下降・方向転換、前進などの飛行をするため、後述するロータ制御手段33bの制御により、ロータ11の各回転体を駆動する。
飛行状態検知部13は、飛行ロボット4の飛行状態を検知するものであり、例えば飛行ロボット4の向きを検知する方位センサ、飛行ロボット4の姿勢や加速度を検知する加速度センサやジャイロセンサなどの各種センサで構成される。これら各種センサの検知結果は、飛行ロボット4の飛行状態情報として後述する姿勢制御手段33に入力される。
位置情報受信部14は、例えば全地球測位システム(GNSS:Global Navigation Satellite System)などの衛星測位システムを利用し、飛行ロボット4の現在位置を検知する。位置情報受信部14にて検知した飛行ロボット4の現在位置は、飛行ロボット4の位置情報(GNSS信号)として後述する自己位置測位手段33aに入力される。
高度センサ15は、ロボ制御部23の制御により、気圧センサの気圧値や飛行ロボット4の機体から鉛直下方に投受光されるレーザなどにより飛行ロボット4の現在高度を計測する。高度センサ15にて計測した飛行ロボット4の現在高度は、高度情報として後述する自己位置測位手段33aに入力される。
撮影部16は、例えば撮像素子を用いたカメラで構成され、飛行ロボット4の周囲(例えば前方や下方など)をカラー画像にて撮影する。撮影部16は、後述する撮影制御手段34により撮影の許可(禁止解除)・禁止、撮影角度が制御される。撮影部16にて撮影した画像は、後述する撮影制御手段34に入力される。
照明17は、撮影部16による撮影を補助するLED照明などの照明器具で構成され、後述する照明制御手段35により点灯・消灯が制御される。照明17は、飛行中の飛行ロボット4の周囲が暗くなって設定照度以下となったときに点灯する。
アンテナ18は、ロボット本体に設けられ、小電力無線、WiFi通信などにより監視装置5との間で無線通信を行う。
測距センサ19は、ロボ制御部23の制御により、飛行ロボット4の機体の水平方向又は鉛直下方に電磁波、可視光線、音波などを投受光し、飛行ロボット4の機体と周辺との距離を計測する。測距センサ19としては、例えばレーザセンサ、マイクロ波センサ、赤外線センサ、超音波センサなどを用いることもできる。測距センサ19による計測結果は、飛行ロボット4の周囲情報として後述する障害物検知手段32に入力される。
照度センサ20は、必要に応じて設けられるものであり、飛行ロボット4の周囲の明るさを検出する。照度センサ20の検出結果は、照度情報として後述する照明制御手段35に入力される。
記憶部21は、飛行ロボット4が飛行中のときに撮影部16が撮影した画像を逐次記憶する。また、記憶部21は、監視装置5から受信した飛行経路情報、検知物体情報(位置、大きさ、移動方向など)を一時記憶する。
電源22は、例えばリチウムポリマー電池などの充電式電池で構成され、ロボポート3にて待機中に充電され、飛行ロボット4の各部に必要な電力を供給する。電源22のバッテリ残量は、所定周期で後述する通信制御手段31から監視装置5に送信される。
ロボ制御部23は、後述する図7及び図9の処理を含め、飛行ロボット4の全体を統括制御するものであり、通信制御手段31、障害物検知手段32、姿勢制御手段33、撮影制御手段34、照明制御手段35を備える。
通信制御手段31は、アンテナ18を介して監視装置5と無線通信を行い、飛行ロボット4の現在位置情報、バッテリ残量等の状態情報を監視装置5に送信したり、撮影部16で撮影したライブ画像を監視装置5に送信する。また、通信制御手段31は、監視装置5から検知物体情報、飛行経路、帰還指示等の指示情報を受信する。
障害物検知手段32は、測距センサ19にて検知した飛行ロボット4の周囲情報に基づいて飛行ロボット4の周辺における障害物の有無を判定する。
姿勢制御手段33は、飛行状態検知部13からの各種検知信号、位置情報受信部14からの位置情報、高度センサ15からの高度情報に基づいて飛行ロボット4の飛行中の姿勢を制御するものであり、自己位置測位手段33a、ロータ制御手段33bを備える。
自己位置測位手段33aは、位置情報受信部14が受信した位置情報(GNSS信号)、及び高度センサ15が測定した高度情報を用いて自己位置(緯度、経度、高度)を算出する。
ロータ制御手段33bは、監視装置5から飛行指示を受けると、現在の飛行経路に対応した飛行高度を中心として障害物を回避しながら移動し、監視装置5から指示された目標値になるようにロータ駆動部12を制御して飛行ロボット4の高度や速度を制御する。
撮影制御手段34は、撮影部16の撮影開始や終了、撮影部16が撮影した画像を取得して通信制御手段31から監視装置5へライブ画像を送信するなどの処理を行う。また、撮影制御手段34は、監視装置5からの指示に従って撮影の許可(禁止解除)/禁止、撮影角度の制御を行う。
照明制御手段35は、撮影画像の輝度情報、あるいは必要に応じて設けられた照度センサ20の照度情報に基づいて照明17のオン/オフを制御する。
飛行ロボット4は、上記のように構成され、監視装置5から飛行指示を受信して離陸すると、基本的に予め定められた所定の動作を自律的に行う。例えば対処モードにおいて監視装置5からは目的地、飛行経路、検知物体情報を受信し、当該目的地に到着すると、検知物体が車両であれば、自律的に下降し、車体ナンバーの撮影を行い、撮影後再び上昇してロボポート3への帰還を行う。尚、監視装置5から都度、飛行ロボット4に対し、上昇下降指示、撮影開始、終了指示を送信して制御するようにしてもよい。
[監視装置の構成について]
監視装置5は、図5に示すように、通信部41、記憶部42、制御部43を含んで構成され、例えば特定小電力無線やWiFiを用いて飛行ロボット4との間で通信を行い、飛行ロボット4から送信された各種情報に基づき、飛行ロボット4に各種制御指示を行う機能を有する。
通信部41は、小電力無線或いはWiFi通信などの無線通信にて飛行ロボット4との間で通信を行い、飛行ロボット4から飛行状態情報としての位置(緯度、経度、高度)、速度等の情報を受信し、必要に応じて飛行ロボット4に各種制御信号を送信して制御する。また、通信部41は、飛行ロボット4が撮影したライブ画像を受信すると、センタ装置6等へ送信する。
記憶部42は、ROM/RAMなどからなり、飛行ロボット4が飛行する領域を緯度、経度、高度の3次元にて表した飛行領域マップ、監視領域Eに関する各種情報である監視領域情報、巡回モードにおける監視地点情報、過去の巡回モードにおいて巡回時の巡回履歴(通過不能の地点情報など)、飛行ロボット4を制御するための各種パラメータ、これら以外に監視装置5の機能を実現するための各種プログラムを記憶する。
制御部43は、後述する図6及び図8の処理を含め、監視装置5の全体を制御するもので、記憶部42からソフトウェアモジュールを読み出してCPU等にて各処理を行うため、飛行制御手段43a、状態確認手段43b、モード設定手段43c、経路設定手段43dを含んで構成される。
飛行制御手段43aは、飛行ロボット4の飛行を制御するものであり、通信部41を介して飛行ロボット4から位置情報/速度情報、バッテリ残量等の情報を取得し、対処指示、巡回指示、帰還指示等を行う。
状態確認手段43bは、ロボポート3との間で通信を行い、飛行ロボット4の状態を確認するものであり、ロボポート3に待機中の飛行ロボット4の機能(充電状態を含む)が正常か否かを定期的に確認する。
モード設定手段43cは、飛行ロボット4の動作モードを設定するものであり、前述した巡回モード、対処モード、待機モードを動作モードとして備える。
モード設定手段43cにて巡回モードが設定されている状態において、飛行ロボット4は、所定の監視位置付近に到着すると、所定時間ホバリングを行うとともに回転しながら周囲の撮影を行い、センタ装置6へ映像を送信する。
モード設定手段43cにて対処モードが設定されている状態において、飛行ロボット4は、異常検知箇所或いは異常検知装置2が検知した物体情報(人、車、火災など)に応じた対処(追跡、撮影)を行う。
モード設定手段43cにて待機モードが設定されている状態では、ロボポート3の充電装置による飛行ロボット4のバッテリ充電、状態確認手段43bによる飛行ロボット4の状態確認等を行う。
経路設定手段43dは、飛行ロボット4の飛行経路候補を算出し、1又は複数の飛行経路候補から飛行経路を設定するものであり、各モードに応じた目的地までの飛行経路を設定して飛行ロボット4に送信する。
経路設定手段43dは、巡回モードにおいて、予め設定した一または複数の監視位置(重要監視位置など)付近を通過するような飛行経路を算出して設定し、飛行ロボット4に送信する。
経路設定手段43dは、巡回モードにおいて、巡回中に飛行ロボット4が障害物を検知して迂回経路を要求してくると、再度飛行経路を設定して飛行ロボット4へ送信する。この飛行経路の設定は、過去の通過不能な場所等が記憶された巡回履歴は参照せずに飛行経路を設定する。
経路設定手段43dは、対処モードにおいて、異常検知装置2が異常検知した位置情報に基づき、異常検知箇所までの飛行経路を設定して飛行ロボット4へ送信する。また、経路設定手段43dは、異常検知装置2が検知した検知物体が移動すると、飛行経路を再設定して飛行ロボット4へ送信する。この飛行経路の設定は、過去の巡回履歴に基づき、通過可能性が低い経路は選択しないように算出して設定する。これについては後に詳しく説明する。
[センタ装置の構成について]
センタ装置6は、例えば警備会社などが運営する施設であり、監視センタ内等に設けられる。センタ装置6は、飛行ロボット4が撮影した映像を監視装置5を介して受信し、受信した映像を表示する1又は複数のコンピュータからなる監視卓6aを備える。センタ装置6の監視卓6aは、各種機器を制御し、監視装置5から受信した異常信号を記録するとともに、異常の情報をディスプレイに表示し、監視員が監視対象となる複数の監視領域Eを監視する。
また、監視員の判断によって監視卓5aを操作することにより任意の場所に飛行ロボット4を向かわせる飛行指示(飛行ルート指示、目標位置や速度の指示、離陸指示、帰還指示、上昇指示など)を行うこともできる。
[巡回モードにおける動作について]
図6および図7は監視システム1の巡回モードにおける監視装置5及び飛行ロボット4の動作を説明したものである。
尚、本実施の形態において、巡回モードでは、飛行ロボット4がロボポート3にて充電完了すると巡回を開始し、巡回が終了すると待機モードに移行して充電を再び行うように設定してあるものとする。また、予め設定されたスケジュールに基づいて飛行ロボット4が巡回を行うようにしてもよいことは言うまでもない。
[巡回モードにおける監視装置の動作について]
巡回モードにおける監視装置5の動作について図6を参照しながら説明する。
監視装置5は、ロボポート3に待機中の飛行ロボット4の充電が完了し、充電完了通知をロボポート3または飛行ロボット4から受信したか否かを判定する(S100)。
監視装置5は、充電完了通知を受信したと判定すると(S100−Yes)、巡回モードへ移行する(S101)。
監視装置5は、巡回モードへ移行すると、監視位置を通過する巡回経路(飛行経路)を算出して設定する(S102)。
尚、巡回経路は、毎回変更するようにしてもよく、また、プライバシー上の問題や、騒音の問題を考慮して充電が完了した時間帯に基づいて異なる飛行経路となるようにしてもよい。
監視装置5は、巡回経路を設定すると、飛行ロボット4(またはロボポート3)に対し巡回指示を送信する(S103)。
そして、監視装置5は、飛行ロボット4から現在の位置情報、バッテリ残量等の情報を受信すると(S104)、飛行ロボット4から受信した情報に含まれるバッテリ残量が所定量以上であるか否かを判定する(S105)。ここでは、飛行ロボット4がロボポート3や飛行経路上で充電が可能な最も近い位置まで飛行可能な電力に余裕を持たせた量を所定量として、バッテリ残量が所定量以上か否かを判定する。
監視装置5は、バッテリ残量が所定量以上であると判定すると(S105−Yes)、飛行ロボット4から受信した情報(検知情報)より、飛行中に回避不能の障害物が有るか否かを判定する(S106)。
監視装置5は、回避不能の障害物が有ると判定すると(S106−Yes)、飛行経路の再計算を行う(S107)。そして、回避不能の位置情報を時間帯等の情報とともに巡回履歴として記憶部42に記憶し(S108)、ロボポート3(または飛行ロボット4)から帰還通知が有るか否かを判定する(S110)。
尚、巡回において、S106で回避可能であったと判定しても、飛行ロボット4が障害物を検知し、この障害物により通過不能と判定すると、その場に一時待機し、その後通過可能となった場合には、そのときの位置情報を一時待機時間とともに巡回履歴として記憶部42に記憶するようにしてもよい。
監視装置5は、S105において、バッテリ残量が所定量以上ではないと判定すると(S105−No)、飛行ロボット4に対し帰還指示を送信し(S109)、S110に移行する。
監視装置5は、S106において、回避不能の障害物が無いと判定すると(S106−No)、S110に移行する。
そして、監視装置5は、ロボポート3(または飛行ロボット4)から帰還通知が有ると判定し(S110−Yes)、飛行ロボット4がロボポート3に帰還すると、待機モードへ移行する(S111)。
監視装置5は、ロボポート3(または飛行ロボット4)から帰還通知が無いと判定すると(S110−No)、S104の処理に戻る。
次に、巡回モードにおける飛行ロボット4の動作について図7を参照しながら説明する。
飛行ロボット4は、待機モードにおいて、ロボポート3に待機した状態で充電が完了したか否かを判定する(S200)。
飛行ロボット4は、待機モードにおいて、充電が完了したと判定すると(S200−Yes)、充電完了通知を監視装置5へ送信する(S201)。
飛行ロボット4は、監視装置5へ充電完了通知を送信すると、監視装置5から巡回開始指示を受信したか否かを判定する(S202)。飛行ロボット4は、監視装置5から巡回開始指示を受信したと判定すると(S202−Yes)、ロボポート3から離陸を行い、巡回を開始する(S203)。
飛行ロボット4は、巡回中、所定周期で自己の位置情報(緯度/経度/高度)及びバッテリ残量等の情報を監視装置5へ送信する(S204)。
そして、飛行ロボット4は、巡回中に監視装置5から帰還指示が有るか否かを常時確認する(S205)。飛行ロボット4は、監視装置5から帰還指示が有ることを確認すると(S205−Yes)、ロボポート3への帰還動作に移行する(S218)。
飛行ロボット4は、巡回中、監視装置5から帰還指示が無ければ(S205−No)、センサの検知にて飛行ロボット4の周囲(例えば前方又は下方)に障害物が有るか否かを確認する(S206)。
飛行ロボット4は、障害物が有ることを確認すると(S206−Yes)、現在の飛行経路を維持したまま障害物に対して回り込み、或いは上昇、下降を試行し回避可能か否か判定する(S207)。
飛行ロボット4は、障害物を回避可能と判定すると(S207−Yes)、回避動作を行う(S208)。
飛行ロボット4は、障害物を回避不能で障害物により通過不能と判定すると(S207−No)、その場にて所定時間、ホバリングし(S209)、所定時間が経過したか否か判定する(S210)。飛行ロボット4は、所定時間が経過していないと判定すると(S210−No)、S206に戻り、所定時間が経過したと判定すると(S210−Yes)、監視装置5に回避不可通知を送信して通知する(S211)。
すなわち、S210において、所定時間経過しても障害物が無くならず回避不能であって、障害物により通過不能である場合、監視装置5に回避不可通知を送信して通知する(S211)。例えば、一時的に滞留する人、停車している車両、風に揺れる植栽等は、所定時間経過する前に障害物として検知しなくなる可能性がある。しかし、前述のように飛行ロボット4はバッテリ容量が少ないため長時間ホバリングするとロボポート3へ帰還できなくなる。
また、S210の所定時間経過する前に障害物が無くなれば(S206−No)、S213へ進む。
飛行ロボット4は、S211の回避不可通知に対する応答として、監視装置5から送信される迂回経路を受信すると(S212)、監視地点である目標位置に到着したか否か判定する(S213)。
そして、飛行ロボット4は、目標位置に到着したと判定すると(S213−Yes)、所定の警備情報の収集を行う(S214)。具体的には所定時間ホバリングを行い、回転動作しながら撮影を行い、撮影映像を記録するとともに、センタ装置6へ撮影映像を送信する。或いは画像処理により異常の有無を検知する。
次に、飛行ロボット4は、飛行経路上に設定された全ての目標位置(監視位置)で警備情報の収集が終了したか否かを判定する(S215)。尚、この判定では、障害物により経路の迂回を行った結果、設定された監視位置への巡回を省略した場合は、省略した監視位置を除く。
飛行ロボット4は、全ての目標位置で警備情報の収集が終了したと判定すると(S215−Yes)、ロボポート3への帰還動作に入る(S216)。そして、飛行ロボット4は、ロボポート3に帰還したか否かを判定し(S217)、ロボポート3に帰還したと判定すると(S217−Yes)、待機モードへ移行する。
尚、巡回モード中に、異常検知装置2が異常を検知した場合、対処可能であれば対処モードへ移行する場合もありえる。この対処可能か否かの判定はバッテリ残量等に応じて行われる。また、S205において監視装置5から帰還指示が有ると、飛行ロボット4は帰還動作に入るが、その際に監視装置5からは基本的にロボポート3から現在位置までの経路を戻る経路が指示される。しかし、バッテリ残量等により異なる経路が指示された場合、帰還途中に障害物を検知する可能性がある。その場合は、S206からS213までと同じ動作を行うか、或いはバッテリ残量からロボポート3まで帰還できないと判定された場合、所定の避難場所に不時着するよう制御する。
[対処モードにおける動作について]
図8、図9は監視システム1の対処モードにおける監視装置5と飛行ロボット4の動作を説明したものである。
尚、飛行中に飛行ロボット4が障害物を検知した場合の迂回方法は巡回モードと同様であるが、ここでは説明を省略する。
まず、対処モードで巡回中に異常検知装置2が異常を検知した場合の監視装置5の動作について図8を参照しながら説明する。
監視装置5は、異常検知装置2による異常の検知が有るか否かを判定する(S300)。
監視装置5は、異常検知装置2による異常の検知が有ると判定すると(S300−Yes)、飛行ロボット4が対処可能か否かを判定する(S301)。この判定では、主に充電状態の確認、故障の有無等の確認が行われる。
監視装置5は、飛行ロボット4が対処可能であると判定すると(S301−Yes)、対処モードに設定する(S302)。
監視装置5は、対処モードに設定すると、飛行ロボット4の現在位置と異常検知位置に応じた飛行経路候補を算出し、1又は複数の飛行経路候補から飛行経路の設定を行う(S303)。ここでの飛行経路は、過去の巡回履歴を参照し、異常検知箇所への到達可能性が高い経路が選択される。飛行経路の設定方法については後述する。
監視装置5は、飛行経路を設定すると、設定した飛行経路を飛行ロボット4に送信して、対処指示を行う(S304)。
その後、監視装置5は、位置情報、バッテリ残量の情報を飛行ロボット4から所定間隔で取得する(S305)。
また、監視装置5は、検知物体の種類(人、車)、サイズ、移動方向、現在位置の情報を異常検知装置2から所定間隔で取得する(S306)。
そして、監視装置5は、飛行ロボット4から取得した情報に基づいてバッテリ残量の確認を行い、バッテリ残量が所定量以上か否かを判定する(S307)。ここでは、飛行ロボット4がロボポート3や飛行経路上で充電が可能な最も近い位置まで飛行可能な電力に余裕を持たせた量を所定量として、バッテリ残量が所定量以上か否かを判定する。
監視装置5は、バッテリ残量が所定量以上ではないと判定すると(S307−No)、S311へ進む。
監視装置5は、バッテリ残量が所定量以上であると判定すると(S307−Yes)、目標位置が変更したか否かを判定する(S308)。ここでは、異常検知装置2からの情報により、検知物体の位置が移動しているか否かを判定する。
そして、監視装置5は、検知物体の位置が移動し、目標位置が変更したと判定すると(S308−Yes)、飛行経路候補を再計算し(S309)、再計算した飛行経路候補から飛行経路を再設定して飛行ロボット4へ送信する(S310)。尚、飛行経路の再設定についても、過去の巡回履歴を参照して、新たに設定された目標位置に到達可能性が高い経路が選択される。
監視装置5は、バッテリ残量が所定量以上ではないと判定したとき(S307−No)、目標位置が変更していないと判定したとき(S308−No)、再設定した飛行経路を飛行ロボット4へ送信したとき(S310)、帰還指示を送信するか否かを判定する(S311)。監視装置5は、飛行ロボット4から受信したバッテリ残量が所定未満であって、ロボポート3へ帰還が不能であると判定すると、帰還指示をロボポート3へ送信する。この帰還指示は、センタ装置6の監視員による手動入力でも、監視装置5が自動で判定して送信するようにしてもよい。尚、監視装置5は、帰還指示を送信しないと判定すると(S311−No)、S305の処理に戻る。
そして、監視装置5は、帰還指示を送信すると判定し(S311−Yes)、ロボポート3へ帰還指示を送信すると、ロボポート3(または飛行ロボット4)から帰還通知が有るか否かを判定する(S312)。
監視装置5は、ロボポート3(または飛行ロボット4)から帰還通知が有ると判定すると(S312−Yes)、飛行ロボット4がロボポート3へ帰還したと判断し、待機モードへ移行する(S313)。
次に、飛行ロボット4の対処モードにおける動作について図9を参照しながら説明する。
飛行ロボット4は、待機中或いは巡回中に監視装置5から対処指示を受信したか否かを判定する(S400)。飛行ロボット4は、監視装置5から対処指示を受信したと判定すると(S400−Yes)、その対処指示による対処が可能であるか否かを判定する(S401)。
飛行ロボット4は、対処指示による対処が可能であると判定すると(S401−Yes)、監視装置5から対処情報(目標位置、飛行経路等)を取得し(S403)、対処を開始する(S404)。
飛行ロボット4は、バッテリ残量が不十分等で対処指示による対処が不可能であると判定すると(S401−No)、その旨を監視装置5へ通知して対処指示をキャンセルする(S402)。
飛行ロボット4は、S404にて対処を開始すると、この対処中において、自己の位置情報、バッテリ残量等の情報を監視装置5へ所定周期で送信する(S405)。
また、飛行ロボット4は、監視装置5から異常検知装置2が検知した検知物体の種類、位置、移動方向、速度、サイズなどの情報あるいは監視装置5からの指示情報(帰還指示、強制着陸指示、撮影指示、撮影禁止指示等)を所定間隔で受信する(S406)。
そして、飛行ロボット4は、対処中に監視装置5から帰還指示を受信したか否かを判定し(S407)、帰還指示を受信したと判定すると(S407−Yes)、帰還動作に移行する(S415)。
飛行ロボット4は、対処中に監視装置5から帰還指示を受信していないと判定すると(S407−No)、監視装置5から飛行経路の変更情報を受信したか否かを判定する(S408)。
飛行ロボット4は、監視装置5から飛行経路の変更情報を受信したと判定すると(S408−Yes)、飛行経路を更新する(S409)。
その後、飛行ロボット4は、目標位置に到着したか否かを判定する(S410)。そして、飛行ロボット4は、目標位置に到着したと判定すると(S410−Yes)、所定高度まで降下して警備情報の収集を行う(S411)。具体的には検知物体が車両であればナンバープレートの撮影、人であれば所定距離を保ちつつ追跡を行う。
飛行ロボット4は、警備情報の収集が完了すると、対処が終了したか否かを判定する(S412)。飛行ロボット4は、対処が終了したと判定すると(S412−Yes)、ロボポート3への帰還動作に入る(S413)。そして、飛行ロボット4は、ロボポート3に帰還したか否かを判定し(S414)、ロボポート3に帰還したと判定すると(S414−Yes)、待機モードへ移行する。
尚、図9のフローチャートでは省略しているが、警備情報の収集中に検知物体が移動すると再度飛行経路を再計算して追跡を行い、またバッテリ残量が所定以下になると監視装置5から帰還指示を受信して帰還動作を行うようにしてもよい。
[飛行経路の具体的な設定例について]
次に、飛行経路の具体的な設定例について図10、図11を参照しながら説明する。
図10は過去の巡回モードで巡回時に通過不能となった地点があった場合の対処モード時の飛行経路の具体例を示す説明図である。
図10において、NG1は過去の巡回モードで巡回時に飛行ロボット4が通過不能となった地点を示す。この通過不能となった地点NG1の情報は、監視装置5の記憶部42に巡回履歴として記憶される。また、監視装置5の記憶部42には、地点NG1の位置情報とともに、この地点NG1を含む所定範囲内でのNGの発生回数、通過不能で迂回したか、所定時間その場でホバリング待機した後に通過可能となったかなどの回避情報、発生時間帯、或いは気象条件(風速、雨量等)等の情報が合わせて記憶される。
今、異常検知装置2が異常検知箇所Paとして異常検知したとする。飛行ロボット4がロボポート3にて待機している場合、図10の2つの飛行経路候補Ra,Rbのうち、飛行経路候補Raが異常検知箇所Paまでの最短時間で到達可能な経路となる。しかし、飛行経路候補Ra上には過去の巡回モードの巡回中に通過不能である地点NG1が含まれているものとする。この場合、異常検知箇所Paまで緊急に急行する必要があるので、飛行経路候補Raを選択すると、地点NG1で通過不能となり、地点NG1から引き返すのは望ましくない。そこで、通過不能となる可能性が高い場合は、ロボポート3から異常検知箇所Paに向かう飛行経路として飛行経路候補Rbが選択される。
具体的な経路選択の判定例としては、ロボポート3から異常検知箇箇所Paまでの到達可能性を評価値として算出し、当該評価値に基づき飛行経路を算出する。例えば、通過不能となった位置周辺における、通過可能率を評価値=通過可能回数/巡回回数として算出する。
そして、飛行経路候補の中から、上記評価値が所定閾値以上(例えば80%以上)の場合に飛行経路として選択可能とする。尚、通過不能となった位置が複数ある場合は、各位置ごとに算出した評価値を乗算していく。尚、ここでは、上述のように異常検知箇所までの到達可能性を算出した評価値に基づき飛行経路を設定するようにしているが、過去の巡回可能回数に基づき飛行経路候補の良否を評価し、当該評価結果に基づき飛行経路を設定するようにしてもよい。
また、飛行ロボット4は、障害物を検知した場合、その場で一時ホバリングして待機し、障害物がなくなればそのまま通過する。このように、結果的に通過可能となった位置における待機時間を位置情報とともに監視装置5に送信し、巡回履歴に位置情報に待機時間を関連づけて記憶し、経路設定時に当該位置における待機時間の平均値、或いは合計値が多いほど上記評価値が小さくなるように重みをかけるようにしてもよい。これにより、例えば結果的に通過可能であったが、ある程度足止めされる傾向にある位置の情報を評価値に反映できる。尚、ここでの一時待機時間は、予め設定した所定時間待機して、それでも障害物がなくならなければ経路を変更する。或いは、バッテリ残量とロボポート3までの距離から、ロボポート3へ帰還できる最大時間を算出し、当該最大時間が経過するまで一時待機するようにしてもよい。
さらに、時間帯に応じた通過率の分析を行い、傾向があれば、時間帯に応じた評価を行ってもよい。例えば、ある位置における通過可能率が70%である場合、上述のように所定閾値を80%とすると飛行経路として設定されない。しかし、昼間は過去90%通過可能であり、夜間は過去60%の通過可能率であったとする。この場合、トータルの通過率を評価値として使用せず、時間帯に応じた評価を行い、現在時刻が昼間であれば飛行経路として設定するようにしてもよい。
また、過去に通過不能となった地点における天候情報を記憶しておき、天候情報により通過不能となる傾向があれば、これを上記閾値に反映させるようにしてもよい。例えば、風速が所定以上の場合に、通過不能となる傾向がある場合は、風速が大きいほど上記評価値の値が小さくなるような重みをかけるようにしてもよい。
さらに、図10において飛行経路候補Raと飛行経路候補Rbを選択したときに予測される到達時間に所定以上の差がある場合は、評価値が所定閾値に満たない飛行経路候補Raを飛行経路として設定するようにしてもよい。この場合、異常検知装置2による異常検知の種類に応じ、上記飛行経路の設定の判定を緊急に対応すべき重要度に応じて行うようにしてもよい。例えば、異常検知手段として火災センサが検知した場合は、早期の状況判断が必要となるため、上述のように到達時間に基づく判定を行うようにしてもよい。
また、地点NG1にて通過不能か否かを判定する基準を巡回モードと比較して緩和するようにしてもよい。具体的には、過去の通過可能率が高いほど障害物と判定する基準を緩和するようにしてもよい。例えば、障害物と判定する基準として障害物からの受信波の振幅値に対する閾値を緩和したり、通行可能かどうかを判定するための飛行ロボット4と障害物の距離値に対する閾値を緩和するようにしてもよい。
上述のように緊急で対処する必要がない巡回モードにおいては、過去の巡回履歴に関わらず、所定の飛行経路を設定するようにし、緊急かつ確実に異常検知場所への到達対処が求められる対処モードにおいては、過去の巡回履歴に基づいて飛行経路を設定することで、適切な運用が可能となる。
次に、図11は異常検知装置2にて検知した検知物体の移動に基づき飛行経路を変更する例である。
車両Dが時刻D(t−2)の時点の位置P(t−2)では、飛行経路R(t−2)が選択されていたが、車両Dが移動して時刻D(t)で位置P(t)に停止したとする。この場合、検知物体の位置情報に基づいて飛行経路候補を再計算したところ、過去の巡回時にNGとなった地点NG2が最短経路R(t)上に存在するものとする。
ここでは、過去の巡回時に地点NG2で樹木W1とW2が風で揺れて枝が経路R(t)上にはみ出して通過不能となる事例があった場合を想定して説明する。
この場合、過去の巡回履歴より通過不能となる可能性が高い場合は、飛行経路候補R(t)は飛行経路として選択されず、地点NG2の樹木W1とW2を避けた別の飛行経路候補R‘(t)が飛行経路として選択される。
この判定では、上記のような過去の発生履歴の他、風速に応じて通過不能となる可能性を判定するようにしてもよい。具体的には、風速が所定以上の場合は、通過不能となる可能性が高いため、風速が大きくなるほど上述の評価値が低くなるような重みをかけるようにしてもよい。
尚、風速の判定は飛行ロボット4または監視装置5にて行うことができる。この場合、飛行ロボット4の無風時におけるモータの回転数とこの場合における移動距離・移動速度の値とを予め測定しておき、飛行ロボット4または監視装置5にて現時点のモータの回転数と実際の移動距離・移動速度の値とを求め、両者を比較することにより、現時点の風速を推測して飛行ロボット4周囲の風速を判定する。
また、地面や壁面等に設置された固定型の複数の風速計を用い、飛行ロボット4の飛行ルートの各位置における風速(風の強さ)を測定してもよい。この場合の風速計としては、プロペラ等の回転子を利用し、プロペラの回転数により風速を換算する機械式の風速計や、超音波方式やレーザードップラー方式などを利用した電気式の風速計など種々の風速計を用いることができる。
さらに、飛行ロボット4自身が風速計を搭載してもよい。この場合、自らの移動速度などの移動制御に係る情報を考慮して風速計の出力を補正し、実際の風速に近い値を求めることが好適である。
このように、本実施の形態の監視システムによれば、動作モードとして、監視領域E内の予め設定された監視位置に飛行ロボット4を飛行させて警備情報を収集させる巡回モードと、監視領域E内で異常検知装置2が異常を検知すると飛行ロボット4を異常検知箇所へ飛行させる対処モードとが設定可能である。監視装置5は、飛行ロボット4の現在位置から目的地までの飛行経路を、設定されたモードに応じて算出した飛行経路候補から設定する。そして、監視装置5は、巡回モードにおいて、飛行ロボット4の巡回時の巡回履歴を記憶部42に記憶する。また、監視装置5は、対処モードにおいて、飛行経路候補に対し、巡回履歴に基づいて現在位置から異常検知箇所までの到達可能性を評価し、この評価に基づいて飛行経路候補から飛行経路を設定する。そして、監視装置5は、通信部41を介して飛行ロボット4と通信し、設定されたモード(巡回モードまたは対処モード)の飛行経路を飛行ロボット4が飛行するように制御部43にて飛行ロボット4を制御させる。かかる構成により、巡回時と侵入検知時で異なる判断基準で飛行経路を作成し、飛行ロボット4を制御することで適切な運用を行うことができる。
以上、本発明に係る監視システムの最良の形態について説明したが、この形態による記述および図面により本発明が限定されることはない。すなわち、この形態に基づいて当業者等によりなされる他の形態、実施例および運用技術などはすべて本発明の範疇に含まれることは勿論である。
1 監視システム
2 異常検知装置
3 ロボポート
4 飛行ロボット
5 監視装置
6 センタ装置
6a 監視卓
11 ロータ
12 ロータ駆動部
13 飛行状態検知部
14 位置情報受信部
15 高度センサ
16 撮影部
17 照明
18 アンテナ
19 測距センサ
20 照度センサ
21 記憶部
22 電源
23 ロボ制御部
31 通信制御手段
32 障害物検知手段
33 姿勢制御手段
33a 自己位置測位手段
33b ロータ制御手段
34 撮影制御手段
35 照明制御手段
41 通信部
42 記憶部
43 制御部
43a 飛行制御手段
43b 状態確認手段
43c モード設定手段
43d 経路設定手段
D 車両
D(t),D(t−1),D(t−2) 時刻
E 監視領域
M 侵入物体
NG1,NG2 通過不能な地点
P0 基準位置
P1,P2,P3,P4,P5 監視位置
Pa 異常検知箇所
P(t),P(t−2) 車両の位置
Ra,Rb,R(t),R’(t),R(t−2) 飛行経路
S 走査範囲
W1,W2 樹木

Claims (6)

  1. 飛行手段を備えた飛行ロボットと、
    監視領域内の異常を検知する異常検知手段と、
    前記飛行ロボットに遠隔から飛行経路を指示して飛行制御を行う監視装置とを含む監視システムであって、
    前記監視システムは、
    前記監視領域内の予め設定された監視位置に前記飛行ロボットを飛行させ、当該飛行ロボットに警備情報を収集させる巡回モードと、
    前記異常検知手段が、異常を検知すると前記飛行ロボットを当該異常を検知した異常検知箇所へ飛行させる対処モードとを設定可能であり、
    前記監視装置は、
    設定されたモードに応じて前記飛行ロボットを制御させる制御手段と、
    前記飛行ロボットの現在位置から目的地までの飛行経路を、前記設定されたモードに応じて算出した飛行経路候補から設定する経路設定手段と、
    前記飛行ロボットと通信する通信手段と、
    前記巡回モードにおいて、前記飛行ロボットの巡回時の巡回履歴を記憶する記憶手段とを備え、
    前記対処モードにおいて、前記飛行経路候補に対し、前記巡回履歴に基づいて現在位置から前記異常検知箇所までの到達可能性を評価し、当該評価に基づいて前記飛行経路を設定することを特徴とする監視システム。
  2. 前記経路設定手段は、前記巡回モードにおいては、前記巡回履歴を考慮せず飛行経路を設定することを特徴とする請求項1に記載の監視システム。
  3. 前記飛行ロボットは、飛行中に障害物を検知する障害物検知手段を備え、
    前記監視装置は、
    前記巡回モードにおいて、前記飛行ロボットが飛行中に前記障害物により通過不能と判定すると、当該障害物位置を前記巡回履歴に記憶し、
    前記経路設定手段は、
    前記対処モードにおいて、現在位置から異常検知箇所への飛行経路候補上に過去に障害物を検知した前記障害物位置が含まれる場合、当該位置における通過可能率に基づき前記評価を行う請求項1または2に記載の監視システム。
  4. 前記飛行ロボットは、
    前記障害物を検知し、当該障害物により通過不能と判定すると、当該障害物を検知した位置において一時待機するとともに、当該一時待機した時間を前記障害物位置に関連づけて前記巡回履歴に記憶し、
    前記経路設定手段は、
    前記対処モードにおいて、異常検知箇所への飛行経路候補上に過去に障害物を検知した前記障害物位置が含まれる場合、当該位置において記憶されている前記待機時間が長いほど前記評価が低くなるように算出する請求項3に記載の監視システム。
  5. 前記経路設定手段は、前記対処モードにおいて、前記巡回履歴に基づき算出した飛行経路候補と、前記巡回履歴を考慮せず算出した飛行経路候補との到達時間差が所定時間以上の場合、前記巡回履歴を考慮せず算出した飛行経路候補を飛行経路として設定する請求項3又は4の何れか一項に記載の監視システム。
  6. 前記巡回履歴を考慮せず飛行経路を設定した場合、前記障害物検知手段にて障害物と判定する基準を過去の障害物の検知回数が少ないほど緩和することを特徴とする請求項5に記載の監視システム。
JP2016189994A 2016-09-28 2016-09-28 監視システム Pending JP2018055362A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016189994A JP2018055362A (ja) 2016-09-28 2016-09-28 監視システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016189994A JP2018055362A (ja) 2016-09-28 2016-09-28 監視システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018055362A true JP2018055362A (ja) 2018-04-05

Family

ID=61836816

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016189994A Pending JP2018055362A (ja) 2016-09-28 2016-09-28 監視システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018055362A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108981712A (zh) * 2018-08-15 2018-12-11 深圳市烽焌信息科技有限公司 机器人巡逻方法及机器人
JP2020095391A (ja) * 2018-12-11 2020-06-18 株式会社フジタ 自動巡回システム
CN116403302A (zh) * 2023-03-09 2023-07-07 深圳叮当科技技术有限公司 一种施工巡检系统、施工巡检方法及巡检设备
WO2023181168A1 (ja) * 2022-03-23 2023-09-28 日本電気株式会社 監視システム、監視方法及びコンピュータ可読媒体
CN117994736A (zh) * 2024-04-07 2024-05-07 青岛理工大学 三维可视化港口智能监测系统

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000155167A (ja) * 1998-11-19 2000-06-06 Mitsubishi Electric Corp 経路予測装置
JP2009116455A (ja) * 2007-11-02 2009-05-28 Fujitsu Ltd ロボット制御プログラム及びロボット制御装置
JP2009181270A (ja) * 2008-01-30 2009-08-13 Secom Co Ltd 移動ロボット
JP2009181271A (ja) * 2008-01-30 2009-08-13 Secom Co Ltd 移動ロボット
JP2011034518A (ja) * 2009-08-05 2011-02-17 Ihi Corp 水中航走体の自律制御方法及び自律制御型水中航走体
JP2014199548A (ja) * 2013-03-29 2014-10-23 綜合警備保障株式会社 飛行制御システム及び飛行制御方法
JP2014199540A (ja) * 2013-03-29 2014-10-23 綜合警備保障株式会社 侵入検知システム及び侵入検知方法
WO2015163106A1 (ja) * 2014-04-25 2015-10-29 ソニー株式会社 制御装置、撮像装置、制御方法、撮像方法及びコンピュータプログラム
US20150336668A1 (en) * 2014-05-20 2015-11-26 Verizon Patent And Licensing Inc. Unmanned aerial vehicle flight path determination, optimization, and management

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000155167A (ja) * 1998-11-19 2000-06-06 Mitsubishi Electric Corp 経路予測装置
JP2009116455A (ja) * 2007-11-02 2009-05-28 Fujitsu Ltd ロボット制御プログラム及びロボット制御装置
JP2009181270A (ja) * 2008-01-30 2009-08-13 Secom Co Ltd 移動ロボット
JP2009181271A (ja) * 2008-01-30 2009-08-13 Secom Co Ltd 移動ロボット
JP2011034518A (ja) * 2009-08-05 2011-02-17 Ihi Corp 水中航走体の自律制御方法及び自律制御型水中航走体
JP2014199548A (ja) * 2013-03-29 2014-10-23 綜合警備保障株式会社 飛行制御システム及び飛行制御方法
JP2014199540A (ja) * 2013-03-29 2014-10-23 綜合警備保障株式会社 侵入検知システム及び侵入検知方法
WO2015163106A1 (ja) * 2014-04-25 2015-10-29 ソニー株式会社 制御装置、撮像装置、制御方法、撮像方法及びコンピュータプログラム
US20150336668A1 (en) * 2014-05-20 2015-11-26 Verizon Patent And Licensing Inc. Unmanned aerial vehicle flight path determination, optimization, and management

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108981712A (zh) * 2018-08-15 2018-12-11 深圳市烽焌信息科技有限公司 机器人巡逻方法及机器人
JP2020095391A (ja) * 2018-12-11 2020-06-18 株式会社フジタ 自動巡回システム
JP7249139B2 (ja) 2018-12-11 2023-03-30 株式会社フジタ 自動巡回システム
WO2023181168A1 (ja) * 2022-03-23 2023-09-28 日本電気株式会社 監視システム、監視方法及びコンピュータ可読媒体
CN116403302A (zh) * 2023-03-09 2023-07-07 深圳叮当科技技术有限公司 一种施工巡检系统、施工巡检方法及巡检设备
CN116403302B (zh) * 2023-03-09 2024-02-13 深圳叮当科技技术有限公司 一种施工巡检系统、施工巡检方法及巡检设备
CN117994736A (zh) * 2024-04-07 2024-05-07 青岛理工大学 三维可视化港口智能监测系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11868131B2 (en) Flight path determination
EP3662335B1 (en) Model for determining drop-off spot at delivery location
JP6594640B2 (ja) 監視システム
JP6539073B2 (ja) 監視システム及び飛行ロボット
JP6133499B2 (ja) 飛行制限区域における航空制御
JP2018055362A (ja) 監視システム
KR101861045B1 (ko) 맨홀 및 하천 시설물 점검용 드론
JP6539072B2 (ja) 監視システム及び飛行ロボット
JP6080568B2 (ja) 監視システム
JP6509599B2 (ja) 飛行ロボット制御システム及び飛行ロボット
US11873100B2 (en) Drone system, drone, movable body, drone system control method, and drone system control program
JP6578113B2 (ja) 飛行ロボット制御システム及び飛行ロボット
US12001225B2 (en) Drone system, drone, movable body, demarcating member, control method for drone system, and drone system control program
KR20190000439A (ko) 조류퇴치를 위한 무인비행체 및 그 운용방법
US20220024580A1 (en) Drone system, drone, movable body, drone system control method, and drone system control program
JP2021061005A (ja) 処理システム、無人で飛行可能な航空機、及び粉塵状態推定方法
JP7123719B2 (ja) 飛行ロボットおよび監視システム
JPWO2021070274A1 (ja) 処理システム、無人航空機、及び飛行経路決定方法
JP6775981B2 (ja) 監視システム及び物体検知装置
JP6469487B2 (ja) 飛行ロボット制御システム及び飛行ロボット
JP6775980B2 (ja) 監視システム及び物体検知装置
JP2024095443A (ja) 飛行ロボット制御システム及び飛行ロボット制御方法
WO2021070253A1 (ja) 処理システム、無人で飛行可能な航空機、及び粉塵状態推定方法
JP2023126465A (ja) 給電情報決定装置、給電情報決定方法、及びプログラム
JP2024095415A (ja) 飛行ロボット制御システム及び飛行ロボット制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190524

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200526

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200609

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200805

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201117

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201228

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210330