JP7123719B2 - 飛行ロボットおよび監視システム - Google Patents

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Description

本発明は、監視対象エリア内に進入または進入のおそれがある対象移動物をエリア外へ追い払う飛行ロボットおよび監視システムに関する。
従来、飛行ロボットを用いたシステムとして、例えば下記特許文献1に開示されるように、監視場所に飛行ロボットを飛行させて撮影する撮影システムが知られている。
ところで、近年、山間部の線路上に鹿や猪などの野生動物が進入し、列車に衝突して撥ねられる事故が多発している。この場合、列車の遅延が生じ、運行に大きな影響がある。このため、線路上や線路に近づく鹿を事前に追い払いたいという要望があった。
そこで、山間部の線路上に鹿や猪などの野生動物が進入した際の線路上の動物対策の一つとして、特許文献1で用いられるような飛行ロボットで巡回し、線路上の動物を威嚇して線路外へ追い払うことが考えられる。
特開2014-177162号公報
しかしながら、特に、鹿等の動物は谷形状の場所に現れる傾向がある。この場合、谷形状のような地形の底部ではGPS(Global Positioning System) 衛星、又は準天頂衛星からの位置情報を取得するのが困難であるため、GPS位置情報等に基づき飛行ロボットの飛行制御を行い、線路上または線路に近づく鹿を威嚇して追い払うことができないという問題がある。
本発明は、上記課題を解決しようとするものであり、位置情報が取得できない場合でも監視対象エリア内に進入した対象移動物または進入のおそれがある対象移動物を状況に応じて追い払うことが可能な飛行ロボットおよび監視システムを提供することを目的としている。
上記した目的を達成するために、本発明に係る飛行ロボットは、監視対象エリア内に進入した対象移動物を検知した検知情報を取得する検知情報取得手段と、
位置情報を取得する位置情報取得手段と、
3D地図情報と、飛行ロボットが追従可能なガイドの位置を示すガイド位置情報と、前記監視対象エリア内で前記位置情報が取得できる確度が低い特定エリアを示す特定エリア位置情報を記憶する記憶手段と、
前記位置情報取得手段にて取得した前記位置情報に基づいて飛行制御を行い、前記監視対象エリア内で前記対象移動物の検知情報を取得すると、前記対象移動物を前記監視対象エリアの外へ放逐するように飛行制御する飛行制御手段とを備え、
前記対象移動物の位置が前記特定エリア内である場合、対象移動物の位置周辺の前記ガイドの存否に応じて、前記特定エリアへ進入するか否かを判定することを特徴とする。
また、本発明に係る監視システムは、位置情報を取得する位置情報取得手段と、該位置情報取得手段にて取得した前記位置情報に基づいて飛行制御を行う飛行制御手段とを有する飛行ロボットと、
監視対象エリア内に進入した対象移動物を検知する検知手段と、
3D地図情報と、前記飛行ロボットが追従可能なガイドの位置を示すガイド位置情報と、前記位置情報が取得できる確度が低い特定エリアを示す特定エリア位置情報を記憶する記憶手段と、
前記監視対象エリア内で前記対象移動物を検知すると、前記対象移動物を前記監視対象エリアの外へ放逐するように前記飛行ロボットを飛行制御する制御部を備え、
前記対象移動物の位置が前記特定エリア内である場合、検知した前記対象移動物の位置周辺の前記ガイドの存否に応じて、前記特定エリアへ進入するか否かを判定することを特徴とする。
さらに、本発明に係る飛行ロボットまたは監視システムは、前記特定エリアが谷形状の所定高度未満の位置であり、
前記監視対象エリアが鉄道車両の線路及びその周辺であり、前記ガイド位置情報が線路の位置情報であってもよい。
また、本発明に係る飛行ロボットまたは監視システムの前記記憶手段は、前記鉄道車両の運行情報を記憶し、
本発明に係る飛行ロボットの前記飛行制御手段は、前記鉄道車両の通過時刻が近くなると巡回を行うよう飛行制御し、
本発明に係る監視システムの前記制御部は、前記鉄道車両の通過時刻が近くなると飛行ロボットが巡回を行うよう飛行制御してもよい。
本発明によれば、監視対象エリア内で、対象移動物を検知した場合、飛行ロボットが、GPS位置情報等が取得できる確度が低い場所であってもガイド位置情報のガイドが存在する場所であればガイド位置情報を取得できる範囲で対象移動物を追跡し、対象移動物を監視対象エリアの外に追い立てるように飛行ロボットを飛行制御してエリア外へ追い払うこと可能である。
本発明に係る飛行ロボットを含む監視システムの概略構成を示すブロック図である。 監視対象エリアの一例を示す図である。 本発明に係る監視システムの動作を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について、図1~3を参照しながら詳細に説明する。
[本発明の概要について]
本発明は、監視対象エリアの監視中(巡回中を含む)に、監視対象エリアに進入した対象移動物または進入のおそれがある対象移動物を追い払う飛行ロボットや監視システムに関する。
本発明では、予め3D地図情報(3次元の地理情報)を記憶しておき、対象移動物を検知した場所で飛行ロボットを降下したときにGPS位置情報が取得できる確度が低い場所(特定エリア)では飛行ロボット(ドローン)は降下しないが、線路等の画像追跡上の目印となるガイドが存在する場所であれば飛行ロボットを降下し、ガイド位置情報のガイドが取得できる範囲内で飛行して対象移動物を監視対象エリアから追い払うように飛行ロボットを飛行制御する。
[監視対象エリアについて]
監視対象エリアは、飛行ロボットの巡回による監視が可能な1または複数の領域である。例えば図2では、線路及びその周辺領域が監視対象エリアS1である。
なお、監視対象エリアS1には、例えば山間部の谷底のように、飛行ロボットを降下したときにGPS位置情報を取得できる感度が低い場所も含まれる。このエリアを特定エリアS2とする。また、対象移動物Tは、鹿や猪などの野生動物や人などであり、車など飛行ロボット3による威嚇効果がないものは除くものとする。さらに、GPS位置情報を取得できる確度が低い特定エリアS2としては、山間部の谷底以外に、樹木が密集した場所、トンネルの中、高層ビルに囲まれた場所なども含まれる。
[監視システムの構成について]
図1に示すように、監視システム1は、検知装置2、飛行ロボット3、ロボポート4、監視センタ5を備えて概略構成される。
検知装置2は、監視対象エリアS1内或いは周辺などに配置され、レーザセンサ、マイクロ波センサ、超音波センサ、画像センサなどの各種センサで構成される。検知装置2は、監視対象エリアS1内に進入した対象移動物Tを検知し、対象移動物Tを検知したときに検知信号を有線通信若しくは無線通信のネットワークを介して監視センタ5に送信する。例えば検知装置2をレーザセンサで構成した場合は、監視対象エリアS1に対し、レーザ光を所定周期で走査して走査範囲への対象移動物Tを検知すると、監視センタ5に検知信号を送信する。
飛行ロボット3は、図1に示すように、監視対象エリアS1内に進入した対象移動物Tを検知した検知情報を取得する検知情報取得手段3aと、衛星からの電波を受信してGPS位置情報を取得する位置情報取得手段3bと、GPS位置情報と3D地図情報(3次元の地理情報)に基づいて飛行制御を行う飛行制御手段3cとを備え、GPS位置情報と高度センサによる高度情報を用いて自己位置(緯度、経度、高度)を算出する機能、可視光カメラ、赤外線カメラなどの撮像装置による撮影機能などを含む構成である。
飛行ロボット3は、通常の状態ではロボポート4に待機しており、監視センタ5から飛行指示があると、障害物を回避しながら自律的に飛行し、巡回スケジュールの飛行ルートに従って監視対象エリアS1を巡回し、周囲の撮影を行って画像を監視センタ5に送信し、全ての監視対象エリアS1の巡回を終えるとロボポート4に帰還する。
なお、飛行ロボット3は、予め3D地図情報を不図示の記憶手段に記憶しておき、巡回スケジュールの開始時間になると、GPS位置情報と高度情報から自己位置(緯度、経度、高度)を算出し、3D地図情報に基づいて自律飛行して飛行ルートに従って監視対象エリアS1を巡回することもできる。
巡回スケジュールは、飛行ロボット3が巡回する監視対象エリアS1の飛行ルートの日程を示すものである。なお、線路及びその周辺が監視対象エリアS1の場合には、列車の運行時刻に応じた飛行ルートにより巡回スケジュールが決定されるようにしてもよい。また、巡回スケジュールは、例えば過去の画像情報などから対象移動物Tが進入する確率が高い場所を含む特定エリアS2を優先して日程を組むこともできる。
飛行ロボット3は、巡回スケジュールの飛行ルートに従って監視対象エリアS1を巡回飛行しているとき、或いはロボポート4に待機中に、検知装置2が対象移動物Tを検知し、監視センタ5から飛行指示があると、障害物を回避しながら対象移動物Tを検知した場所に向かって自律飛行または準自律飛行するようにしてもよい。
なお、例えば図2に示すような鉄道車両の線路及びその周辺が監視対象エリアS1の場合、列車の運行時刻が近い時間帯において検知装置2が線路に進入した対象移動物T(図2の例では、鹿)を検知すると、監視センタ5からの飛行指示により、対象移動物Tを検知した場所に向かって飛行ロボット3を飛行制御させてもよい。
飛行ロボット3は、対象移動物Tを検知した場所に到着すると、その場所から降下したときにGPS位置情報を取得できる確度が低い特定エリアS2であれば、降下せずに、必要に応じて対象移動物Tを検知した場所の上空から対象移動物Tを威嚇したり、監視センタ5に通報する。
また、飛行ロボット3は、対象移動物Tを検知した場所から降下したときにGPS位置情報を取得できる確度が低い特定エリアS2であっても、ガイド位置情報のガイドが存在する場所であれば、その場所から降下し、飛行ロボット3で撮影した画像を処理してガイド位置情報が取得できる範囲内でガイドを目印に飛行して対象移動物Tを追跡し、対象移動物Tが監視対象エリアS1の外に向かうように追い立て対象移動物Tを監視対象エリアS1から放逐する(追い払う)。例えば対象移動物Tが鹿であれば、鹿の背後から追跡して追い立てたり、監視対象エリアS1の外から鹿に誘導音(鹿笛の音)を発する。
なお、飛行ロボット3は、対象移動物Tを検知した場所に到着してからの様子を撮影し、撮影した画像を監視センタ5に送信するようにしてもよい。
また、飛行ロボット3は、監視センタ5と通信可能でGPS位置情報が取得できる状況であれば、都度、監視センタ5からの上昇下降指示、撮影開始、終了指示を受信して制御することもできる。
ロボポート4は、飛行ロボット3の待機場所であり、監視センタ5からの指示を受け、飛行ロボット3の離陸や着陸を行うための設備を備える。また、ロボポート4は、着陸する飛行ロボット3をポート内に収容する機構を備え、飛行ロボット3をポート内に収容したときに、飛行ロボット3に対して接触又は非接触にて給電を行う機能を有する。
監視センタ5は、例えば警備会社などが運営する施設内に設けられ、飛行ロボット3が撮像した画像を受信し、受信した画像を表示する1又は複数のコンピュータからなる監視卓11を備える。
監視卓11は、監視員が監視対象エリアS1を監視するため、図1に示すように、通信手段11a、記憶手段11b、飛行制御手段11cを備え、各種機器を制御し、通信手段11aを介して検知装置2や飛行ロボット3から受信した情報を記録するとともに、異常の情報をディスプレイに表示する。
記憶手段11bは、飛行ロボット3が監視対象エリアS1を巡回するために必要な3D地図情報(3次元の地理情報)、対象移動物T情報、障害物情報、特定エリア情報、ガイド位置情報などを記憶する。また、記憶手段11bは、例えば図2に示すような線路が監視対象エリアS1の場合、列車の運行情報(運行する列車ごとの時刻表)を記憶する。
特定エリア情報は、対象移動物Tを検知した場所から飛行ロボット3が降下したときにGPS位置情報が取得できる確度が低い場所(特定エリアS2)の位置を特定する情報である。例えば監視対象エリアS1において、山間部の谷底、樹木が密集した場所、トンネル内部、高層ビルに囲まれた場所などは、飛行ロボット3が所定高度以下まで降下するとGPS位置情報が取得できない恐れがある。このような場所を3D地図情報に基づいて一般的な知見に基づきGPS位置情報が取得できない恐れがある場所を、確度が低い場所(特定エリアS2)として位置情報を記憶しておく。或いは実際にGPS端末を用いて位置情報が全く取得できない、或いは安定して取得できない場所を実測しておき、GPS位置情報が取得できる確度が低い場所(特定エリアS2)として記憶するようにしてもよい。
ガイド位置情報は、飛行ロボット3が追従可能で対象移動物Tを追跡する際の目印となるガイドが存在する位置を示す情報であり、例えば鉄道車両の線路など枕木と合わせて画像上で特徴的なパターンを持つものが望ましい。その他、画像上で識別可能であれば、道路、電線などの帯状又は線状で、所定距離以上継続或いは断続的に継続するものでもよい。なお、飛行ロボット3で撮影した画像から画像処理して線路等を抽出するには、予め記憶したパターンとのマッチング等の周知な手法を用いることができる。
飛行制御手段11cは、監視員の判断により、任意の場所に飛行ロボット3を向かわせる飛行指示(飛行ルート指示、目標位置や速度の指示、離陸指示、帰還指示、上昇指示、下降指示など)により飛行ロボット3の飛行を制御する。
飛行制御手段11cは、監視対象エリアS1の監視が開始された状態において検知装置2の検知信号に基づき監視対象エリアS1の異常を確定し、飛行指示を与える信号および対象移動物情報、障害物情報などの各種情報を飛行ロボット3に送信する。
なお、図1では監視センタ5の監視卓11が通信手段11a、記憶手段11b、飛行制御手段11cを備えた構成として説明したが、この構成に限定されるものではない。例えば通信手段11a、記憶手段11b、飛行制御手段11cとして機能する飛行制御装置を監視卓11とは別体に設ける構成としてもよい。この場合、飛行制御装置は、例えば監視対象エリアS1の所定箇所や特定エリアS2の近傍に設置され、有線通信若しくは無線通信のネットワークを介して検知装置2、飛行ロボット3、監視センタ5と通信して各種情報の送受信を行う。
また、飛行ロボット3は、対象移動物Tを検知する検知装置2の機能を兼ね備えた構成としてもよい。この場合、飛行ロボット3は、予め対象移動物Tのパターン画像を不図示の記憶手段に記憶しておき、飛行ロボット3が上空から監視対象エリアS1を不図示の撮像装置にて撮像し、撮像した画像情報と基準画像(監視対象エリアS1に対象移動物Tが存在しない画像)との比較、または飛行ロボット3が上空から特定エリアS2を含む監視対象エリアS1を撮像した前後の画像情報の比較、すなわち、パターンマッチングにより対象移動物Tを検知する。
さらに、飛行ロボット3は、監視卓11の記憶手段11bが記憶する3D地図情報、特定エリア情報、ガイド位置情報などを不図示の記憶手段に記憶しておくこともできる。
[監視システムの動作について]
次に、上述した構成による監視システム1の動作として、監視対象エリアS1内の特定エリアS2に進入または進入のおそれがある対象移動物Tを追い払う進入対処処理について図3のフローチャートを参照しながら説明する。
飛行ロボット3は、巡回スケジュールの開始時間になると、障害物を回避しながら巡回スケジュールの飛行ルートに従って監視対象エリアS1の巡回を開始する(ST1)。
飛行ロボット3が監視対象エリアS1の巡回を開始すると、対象移動物Tが監視対象エリアS1に進入または進入のおそれ有りか否かを判別する(ST2)。この判別は、検知装置2が監視対象エリアS1(周辺を含む)に進入した対象移動物Tを検知したか否かによって行う。進入のおそれが有るか否かは監視対象エリアの設定を本来適切な設定よりも広めに設定することで判定できる。または、飛行ロボット3が巡回先の監視対象エリアS1に到着した際に、対象移動物Tを飛行ロボット3が画像のパターンマッチングにて検知したか否かによって行う。
そして、対象移動物Tが監視対象エリアS1に進入または進入のおそれ有りと判別すると(ST2-Yes)、対象移動物TがGPS位置情報を取得できる確度が低い特定エリアS2にいるか否かを判別する(ST3)。この判別は、対象移動物Tを検知した場所で飛行ロボット3を降下させたときに特定エリア情報で特定される場所であるか否かによって行われる。例えば対象移動物Tが鹿であり、特定エリア情報が谷底の位置情報である場合には、鹿を検知した場所から飛行ロボット3を降下させた場所が谷底の位置であれば、鹿がGPS位置情報の取得困難な位置にいると判定する。
そして、対象移動物Tが特定エリアS2にいない(平地など)と判定すると(ST3-No)、その場所から飛行ロボット3が降下してGPS位置情報に基づき飛行し、対象移動物Tが監視対象エリアS1の外に向かうように追いたて対象移動物Tを監視対象エリアS1から追い払う進入対処処理を行う(ST4)。例えば対象移動物Tが鹿、監視対象エリアS1が線路及びその周辺領域であって線路上に鹿が進入した場合には、飛行ロボット3が降下してGPS位置情報に基づき飛行し、例えば線路上の鹿に背後から近づいて線路の外に向かうように追い立てるように飛行したり、線路上の鹿に誘導音(鹿笛の音)を発して線路の外に向かうように誘導して鹿を線路上から追い払う。
これに対し、対象移動物Tが特定エリアS2にいると判定すると(ST3-Yes)、対象移動物Tを検知した位置の周辺に、ガイド位置情報が記憶されているか否かを判別する(ST5)。そして、ガイド有りと判定すると(ST5-Yes)、飛行ロボット3が降下して、ガイド位置情報のガイドが存在する範囲内で飛行して対象移動物Tを追跡し、対象移動物Tが監視対象エリアS1の外に向かうように追いたて対象移動物Tを監視対象エリアS1から追い払う進入対処処理を行う(ST6)。例えば対象移動物Tが鹿、監視対象エリアS1が線路及びその周辺領域、ガイド位置情報が線路の位置情報であって線路上に鹿が進入した場合には、飛行ロボット3が降下し、ガイドとして線路が存在する範囲で線路の位置情報を目印に鹿を画像追跡して飛行し、例えば線路上の鹿を線路の外に向かうように誘導し、鹿を線路上から追い払う。
ST5において、ガイド位置情報が無しと判定すると(ST5-No)、飛行ロボット3が対象移動物Tを追跡することができないため、必要に応じて飛行ロボット3が上空から対象移動物Tを威嚇したり、監視センタ5に通報する(ST6)。監視センタ5に通報する際には、対象移動物Tが存在する特定エリアS2の画像を送信してもよい。
そして、飛行ロボット3による監視対象エリアS1の巡回が完了したか否かを判別し(ST7)、飛行ロボット3による監視対象エリアS1の巡回が完了したと判定すると(ST7-Yes)、飛行ロボット3がロボポート4に帰還して処理を終了する。
これに対し、飛行ロボット3による監視対象エリアS1の巡回が完了していないと判定すると(ST7-No)、飛行ロボット3が飛行ルートに従って次の監視対象エリアS1に飛行して監視対象エリアS1の巡回を継続し、ST2に戻り、飛行ロボット3による監視対象エリアS1の巡回が完了するまで上述した判別処理を繰り返す。
なお、飛行ロボット3は、上述した図3の動作において、ガイド位置情報のガイドを目印に対象移動物Tを追跡している際、GPS位置情報が取得できる状態に戻った場合には、GPS位置情報に基づき飛行し、対象移動物Tの追跡を行う。すなわち、GPS位置情報が取得できる状況下では、GPS位置情報を優先して飛行ロボット3が対象移動物Tの追跡を行う。
ところで、上述した図3の動作では、監視対象エリアS1の巡回中に対象移動物Tの進入対処処理を行っているが、監視対象エリアS1の巡回中でなくても、検知装置2が監視対象エリアS1(周辺を含む)に進入した対象移動物Tを検知した場合には、監視センタ5からの飛行指示により、飛行ロボット3が対象移動物Tを検知した場所に飛行して進入対処処理を行う。
このように、本実施の形態では、予め地図情報を記憶しておき、対象移動物Tを検知した場所で飛行ロボットを降下したときにGPS位置情報が取得できないおそれがある特定エリアS2では飛行ロボットが降下しない。これに対し、特定エリアS2であっても対象移動物Tの追従可能な目印となるガイド位置情報のガイドが存在する場所であれば、飛行ロボットを降下し、ガイド位置情報に基づき飛行して対象移動物Tを追跡し、対象移動物Tが監視対象エリアS1の外に向かうように追いたて対象移動物Tを監視対象エリアS1から追い払うように飛行ロボットを飛行制御する。これにより、監視対象エリアS1の監視中(巡回中を含む)に、監視対象エリアS1内の特定エリアS2やその周辺で対象移動物Tを検知すると、GPS位置情報が取得できないおそれがある場所であってもガイド位置情報のガイドが存在する場所であれば、ガイド位置情報が取得できる範囲でガイドを目印として対象移動物Tを追跡し、対象移動物Tが監視対象エリアS1の外へ向かうように誘導して対象移動物Tを監視対象エリアS1から追い払うことが可能である。
以上、本発明に係る飛行ロボットおよび監視システムの最良の形態について説明したが、この形態による記述および図面により本発明が限定されることはない。すなわち、この形態に基づいて当業者等によりなされる他の形態、実施例および運用技術などはすべて本発明の範疇に含まれることは勿論である。
1 監視システム
2 検知装置
3 飛行ロボット
3a 検知情報取得手段
3b 位置情報取得手段
3c 飛行制御手段
4 ロボポート
5 監視センタ
11a 通信手段
11b 記憶手段
11c 飛行制御手段
S1 監視対象エリア
S2 特定エリア
T 対象移動物

Claims (6)

  1. 監視対象エリア内に進入した対象移動物を検知した検知情報を取得する検知情報取得手段と、
    位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    3D地図情報と、飛行ロボットが追従可能なガイドの位置を示すガイド位置情報と、前記監視対象エリア内で前記位置情報が取得できる確度が低い特定エリアを示す特定エリア位置情報を記憶する記憶手段と、
    前記位置情報取得手段にて取得した前記位置情報に基づいて飛行制御を行い、前記監視対象エリア内で前記対象移動物の検知情報を取得すると、前記対象移動物を前記監視対象エリアの外へ放逐するように飛行制御する飛行制御手段とを備え、
    前記対象移動物の位置が前記特定エリア内である場合、対象移動物の位置周辺の前記ガイドの存否に応じて、前記特定エリアへ進入するか否かを判定することを特徴とする飛行ロボット。
  2. 位置情報を取得する位置情報取得手段と、該位置情報取得手段にて取得した前記位置情報に基づいて飛行制御を行う飛行制御手段とを有する飛行ロボットと、
    監視対象エリア内に進入した対象移動物を検知する検知手段と、
    3D地図情報と、前記飛行ロボットが追従可能なガイドの位置を示すガイド位置情報と、前記位置情報が取得できる確度が低い特定エリアを示す特定エリア位置情報を記憶する記憶手段と、
    前記監視対象エリア内で前記対象移動物を検知すると、前記対象移動物を前記監視対象エリアの外へ放逐するように前記飛行ロボットを飛行制御する制御部を備え、
    前記対象移動物の位置が前記特定エリア内である場合、検知した前記対象移動物の位置周辺の前記ガイドの存否に応じて、前記特定エリアへ進入するか否かを判定することを特徴とする監視システム。
  3. 前記特定エリアは谷形状の所定高度未満の位置であり、
    前記監視対象エリアが鉄道車両の線路及びその周辺であり、前記ガイド位置情報は線路の位置情報であることを特徴とする請求項1に記載の飛行ロボット。
  4. 前記記憶手段は、前記鉄道車両の運行情報を記憶し、
    前記飛行制御手段は、前記鉄道車両の通過時刻が近くなると巡回を行うよう飛行制御することを特徴とする請求項3に記載の飛行ロボット。
  5. 前記特定エリアは谷形状の所定高度未満の位置であり、
    前記監視対象エリアが鉄道車両の線路及びその周辺であり、前記ガイド位置情報は線路の位置情報であることを特徴とする請求項2に記載の監視システム。
  6. 前記記憶手段は、前記鉄道車両の運行情報を記憶し、
    前記制御部は、前記鉄道車両の通過時刻が近くなると前記飛行ロボットが巡回を行うよう制御することを特徴とする請求項5に記載の監視システム。
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