JP7249139B2 - 自動巡回システム - Google Patents

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Description

本発明は、自動巡回システムに関する。
建設作業現場において、作業中の事故原因になりうる不安全要素を抽出し、是正するための巡視が行われている。例えば、まず、巡回作業員は、確認及び撮影した不安全要素を指示書として書き出す。次に、是正作業員は、指示書に基づいて不安全要素を是正し、是正した箇所を撮影して是正報告書を作成する。構造物の内部の撮像において、固定的な設備を必要とせず、人手を省くことが可能な撮像システム(特許文献1参照)等が知られている。
特開2017-059955号公報
ところで、構造物の内部を巡回する移動装置に不安全場所を撮影させることが望まれている。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、施工中の構造物の不安全場所の巡視を自動化することのできる自動巡回システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示の一様態は、施工中の構造物の情報及び所定条件に基づいて抽出された不安全場所の抽出データを記憶する記憶装置と、抽出データに基づいて巡回経路及び撮影対象を選定する選定装置と、巡回経路に沿って移動し、撮影対象を撮影する巡回ロボットと、を備える、自動巡回システムである。
なお、上記の自動巡回システムの様態において、選定装置によって選定された、巡回経路及び撮影対象を巡回ロボットに送信する送信装置を備えることが好ましい。
なお、上記の自動巡回システムの様態において、巡回ロボットは、構造物の施工状況に応じて、少なくとも巡回経路及び撮影対象のいずれか一つを変更することが好ましい。
なお、上記の自動巡回システムの様態において、巡回ロボットは、構造物の地図データ及び予め設定された初期位置を記憶する記憶部と、移動距離を計測する計側部と、初期位置及び移動距離に基づいて、現在位置を算出する算出部と、を備えることが好ましい。
なお、上記の自動巡回システムの様態において、記憶装置は、構造物の三次元モデルを含む建築情報データを有し、抽出データは、建築情報データから抽出されることが好ましい。
なお、上記の自動巡回システムの様態において、建築情報データは、三次元モデルの時系列データを含むことが好ましい。
なお、上記の自動巡回システムの様態において、巡回ロボットが撮影した撮影画像に基づいて、不安全場所が不安全であるか否かを判定する人工知能を含む判定装置を備えることが好ましい。
なお、上記の自動巡回システムの様態において、撮影対象、撮影画像の撮影位置、及び判定装置による判定結果をユーザに通知する通知装置を備えることが好ましい。
本開示によれば、施工中の構造物の不安全場所の巡視を自動化できるという効果を奏する。
図1は、第1実施形態に係る自動巡回システムを示すブロック図である。 図2は、構造物の三次元モデルの一例を示す斜視図である。 図3は、構造物の三次元モデルの一例を示す斜視図である。 図4は、第1実施形態の自動巡回システムの動作の一例を示すフローチャートである。 図5は、第1実施形態の自動巡回システムの動作の一例を示すフローチャートである。 図6は、第2実施形態に係る自動巡回システムを示すブロック図である。
以下に、本発明に係る自動巡回システムの実施形態について図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施形態の記載に限定されるものではない。また、以下の実施形態における構成要素には、当業者が置換可能且つ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。また、以下に記載した構成要素は発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の改変を行ってもよい。さらに、以下に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。なお、以下の実施形態の説明において、同一構成には同一符号を付し、異なる構成には異なる符号を付すものとする。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態の自動巡回システム1について説明する。図1は、第1実施形態に係る自動巡回システムを示すブロック図である。自動巡回システム1は、記憶装置10と、選定装置12と、送信装置14と、判定装置16と、通知装置18と、巡回ロボット30と、を備える。巡回ロボット30は、駆動装置32と、撮像装置34と、制御装置36と、を備える。
記憶装置10、選定装置12、送信装置14、判定装置16、通知装置18、撮像装置34、及び制御装置36は、それぞれ、演算処理装置、記憶装置及び通信インターフェース(I/F)のうちいずれかによって構成されるか、又はこれらの組み合わせによって構成される。演算処理装置は、予め定められる制御プログラムを実行する。演算処理装置は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等である。記憶装置は、各種の制御プログラム及び各種の制御処理に用いられる情報が記憶される。記憶装置は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等である。記憶装置10、選定装置12、送信装置14、判定装置16及び通知装置18は、互いに共通の演算処理装置、記憶装置又は通信インターフェースを備えていてもいいし、それぞれ複数の場所に離れて配置されていてもよい。
記憶装置10は、不安全場所の抽出データD1を記憶する。不安全場所とは、安全でない可能性がある場所である。不安全場所は、施工中の構造物50(図2及び図3参照)の情報及び所定条件に基づいて抽出される。不安全場所の抽出は、現場作業者が行ってもよいし、所定のシステムが行うようにしてもよい。不安全場所の具体例は後述にて説明する。
選定装置12は、記憶装置10から抽出データD1を取得する。選定装置12は、抽出データD1に基づいて、巡回経路及び撮影対象を選定する。巡回ロボット30の巡回経路は、巡回ロボット30の特性を考慮して、巡回ロボット30が移動可能な範囲内において選定される。巡回ロボット30の特性は、例えば、巡回ロボット30の形状、大きさ、移動可能な段差の上限、旋回時の最小半径等である。撮影対象は、不安全場所の一部又は全体である。
送信装置14は、選定装置12が選定した巡回経路及び撮影対象を巡回ロボット30に送信する。具体的には、送信装置14は、巡回経路の情報である巡回経路データD2と撮影対象の情報である撮影対象データD3とを、巡回ロボット30に送信する。巡回経路データD2は、例えば、撮影位置及び方向のデータを含む。撮影対象データD3は、例えば、不安全場所の名称、位置、被撮影方向等のデータを含む。
判定装置16は、巡回ロボット30から撮影対象の撮影画像を受け取る。判定装置16は、巡回ロボット30から撮影した撮像対象の情報である撮影対象データD4と、撮影画像の撮影位置の情報である撮影位置データD5と、を受信する。撮影対象データD4は、例えば、撮影対象の名称等のデータを含む。撮影位置データD5は、例えば、撮影対象の位置、撮影位置及び撮影方向等のデータを含む。判定装置16は、人工知能を含む。人工知能は、巡回ロボット30が撮影した撮影画像に基づいて、不安定場所が不安全であるか否かを判定する。判定装置16は、撮影対象データD4と、撮影位置データD5と、判定装置16による判定結果である判定結果データD6とを、通知装置18に送信する。
通知装置18は、撮影対象データD4、撮影位置データD5及び判定結果データD6を受信する。通知装置18は、巡回ロボット30が撮影した撮影対象と、撮影画像の撮影位置と、判定装置16による判定結果とを、ユーザに通知する。
巡回ロボット30は、巡回経路に沿って移動し、撮影対象を撮影する。巡回ロボット30は、例えば、脚を有する四足歩行ロボット、車輪を有する車輪移動ロボット、又は無人航空機等である。
駆動装置32は、制御装置36によって制御される。駆動装置32は、巡回ロボット30を動作させる。制御装置36は、駆動装置32を制御することによって、巡回ロボット30の、直進、旋回、階段の昇降、撮像装置34の撮影方向の変更等を制御する。
撮像装置34は、巡回経路データD2及び撮影対象データD3に基づいて、所定の位置において撮影対象を撮影する。撮像装置34によって撮影された撮影画像は、静止画でも動画でもよい。撮像装置34によって撮影された撮影画像と、撮像対象の情報である撮影対象データD4と、撮影画像の撮影位置の情報である撮影位置データD5とは、判定装置16に送信される。
制御装置36は、送信装置14から巡回経路データD2及び撮影対象データD3を受信する。制御装置36は、巡回経路データD2及び撮影対象データD3に基づいて、駆動装置32を駆動することにより巡回ロボット30を巡回経路に沿って移動させ、所定の位置において撮像装置34に撮影対象を撮影させる。制御装置36は、記憶部36aと、計側部36bと、算出部36cと、を備える。
記憶部36aは、構造物50(図2及び図3参照)の地図データ及び予め設定された巡回ロボット30の初期位置を記憶する。初期位置は、巡回経路の始点である。記憶部36aは、送信装置14から受信した巡回経路データD2及び撮影対象データD3を記憶する。計側部36bは、巡回ロボット30の移動距離を計測する。移動距離の測定方法は、特に限定されない。移動距離の測定方法は、例えば、加速度センサ、レーザ、超音波、撮像画像等を用いる方法である。算出部36cは、記憶部36aに記憶された初期位置と計側部36bが計測した移動距離とに基づいて、巡回ロボット30の現在位置を算出する。制御装置36は、算出された現在位置と記憶部36aに記憶される巡回経路とに基づいて、巡回ロボット30を移動させるよう、駆動装置32を制御する。制御装置36は、算出された現在位置と撮影対象データD3に基づいて、撮像装置34に撮影対象を撮影させる。制御装置36は、撮像装置34が撮影した撮像画像と、撮影された撮影対象データD4と、撮影画像の撮影位置データD5と、を判定装置16に送信する。
施工中の実際の構造物50(図2及び図3参照)は、抽出データD1を生成する際の構造物50の情報に一致しない場合がある。すなわち、巡回ロボット30の巡回経路に、障害物が存在する可能性がある。障害物は、例えば、未施工の場所、資材置き場、立入禁止の目印等である。実施形態の巡回ロボット30は、構造物50の施工状況に応じて、少なくとも巡回経路及び撮影対象のいずれか一つを変更可能である。制御装置36は、巡回経路、又は撮影位置と撮影対象との間に障害物を検知した場合、記憶部36aに記憶される巡回経路データD2及び撮影対象データD3を書き換える。制御装置36は、例えば撮像装置34、レーザ又は超音波等によって障害物を検知する。
次に、施工中の構造物50の情報、所定条件、及び不安全場所の具体例について説明する。図2及び図3は、構造物の三次元モデルの一例を示す斜視図である。なお、図2及び図3は、構造物50の内部の構造を示すため、水平な切断面より下方の構成のみ示している。三次元モデルは、実施形態において、BIM(Building Information Modeling)である。三次元モデルは、少なくとも、構造物50における、柱、梁、床、壁及び天井等の躯体の三次元情報を含む。
構造物50は、本実施形態において、床の端部52と、段差54と、開口部56と、を含む。開口部56は、例えば、エレベータ等が設置される空間である。所定条件は、本実施形態において、構造物50の床の端部52から水平方向で所定距離L1以下であることを含む。すなわち、不安全場所62は、実施形態において、床の端部52から水平方向で所定距離L1までの領域である。所定条件は、本実施形態において、構造物50の段差54から水平方向で所定距離L2以下であることを含む。すなわち、不安全場所64は、実施形態において、段差54から水平方向で所定距離L2までの領域である。所定条件は、本実施形態において、構造物50の開口部56から水平方向で所定距離L3以下であることを含む。すなわち、不安全場所66は、実施形態において、開口部56から水平方向で所定距離L3までの領域である。
所定条件は、構造物50の資材置き場から水平方向で所定距離以下であることを含んでもよい。実施形態においては、床に存在する不安全場所を例示したが、不安全場所はこれらに限定されない。不安全場所として抽出する対象は、柱、壁、梁、又は天井等であってもよい。例えば、所定条件は、床の端部52から鉛直方向で所定距離以下であることを含んでもよい。所定条件は、段差54から鉛直方向で所定距離以下であることを含んでもよい。所定条件は、開口部56から鉛直方向で所定距離以下であることを含んでもよい。例えば、柱又は壁に設けられた凸部の近傍、梁又は天井から吊下げられた構造物の近傍等を不安全場所とする所定条件が設定されてもよい。
次に、自動巡回システム1の動作について説明する。図4及び図5は、第1実施形態の自動巡回システムの動作の一例を示すフローチャートである。図4は、巡回ロボット30が移動を開始するまでのフローチャートである。図5は、巡回ロボット30が巡回経路に沿って移動している状態におけるフローチャートである。
図4に示すように、まず、ステップS10において、ユーザは、記憶装置10に不安全場所の抽出データD1を記憶させる。ステップS12において、選定装置12は、記憶装置10に記憶されている不安全場所の抽出データD1に基づいて巡回経路及び撮影対象を選定する。ステップS14において、送信装置14は、選定装置12が選定した巡回経路及び撮影対象を、巡回経路データD2及び撮影対象データD3として、巡回ロボット30に送信する。巡回ロボット30の制御装置36は、巡回経路データD2及び撮影対象データD3を受信する。制御装置36の記憶部36aは、巡回経路データD2及び撮影対象データD3を記憶する。
次に、ステップS16において、ユーザは、巡回ロボット30に構造物50の地図データ及び初期位置を入力する。巡回ロボット30の記憶部36aは、構造物50の地図データ及び初期位置を記憶する。ここで、ユーザは、巡回ロボット30を、記憶部36aに入力した初期位置に移動させておく。巡回ロボット30は、自動で初期位置に移動してもよい。初期位置がGPS(Global Positioning System)の電波が届く範囲である場合、巡回ロボット30は、GPS受信機を備え、GPS座標に基づいて初期位置に移動してもよい。初期位置に基点となるマーカを設けてもよい。巡回ロボット30は、マーカに基づいて初期位置に移動してもよい。以上の準備により、巡回ロボット30は、巡回する対象の構造物50の巡回経路の始点に配置される。なお、ステップS16は、ステップS10より前に行ってもよい。この場合、初期位置は予め設定されるものとする。巡回経路は、予め決定された初期位置を始点とするものに限定して選定される。設定された初期位置は、自動巡回システム1の一連の処理が終了した後も、記憶部36aに記憶された状態であることが好ましい。初期位置が既に設定されている場合、ステップS16は、省略されてもよい。
ステップS18において、ユーザは、巡回ロボット30を駆動させる。巡回ロボット30が駆動されると、ステップS20において、制御装置36は、巡回経路データD2及び撮影対象データD3に基づいて、駆動装置32及び撮像装置34を制御する。これにより、巡回ロボット30は、巡回経路に沿って移動し、撮影対象を撮影する。ステップS22において、巡回ロボット30が巡回経路の終点に到着すると、ステップS24において、巡回ロボット30は、停止される。
次に、ステップS20における、巡回ロボット30が巡回経路に沿って移動している状態の自動巡回システム1の動作について、詳細に説明する。巡回ロボット30が駆動されると、自動巡回システム1は、図5に示すステップS30に移行して、処理を開始する。自動巡回システム1は、図5に示すフローチャートの処理を終了すると、巡回ロボット30が巡回経路の終点に到達するまで、所定周期毎にステップS30から処理を開始する。
まず、ステップS30において、制御装置36の計側部36bは、巡回ロボット30の移動距離を計測する。ステップS32において、制御装置36の算出部36cは、記憶部36aに記憶された初期位置と計側部36bが計測した移動距離とに基づいて、巡回ロボット30の現在位置を算出する。
次に、ステップS34において、制御装置36は、巡回経路上に障害物があるか否かを判定する。ステップS34において、制御装置36が、巡回経路上に障害物があると判定した場合、制御装置36の処理はステップS36に移行する。ステップS34において、制御装置36が、巡回経路上に障害物がないと判定した場合、制御装置36の処理はステップS38に移行する。
ステップS36において、制御装置36は、記憶部36aに記憶される巡回経路データD2及び撮影対象データD3を書き換える。これにより、巡回経路及び撮影対象は、変更される。制御装置36は、ステップS36を処理した後、上述したようにステップS30の処理を再開する。
ステップS38において、制御装置36は、巡回経路データD2及び撮影対象データD3に基づいて、現在位置が撮影対象を撮影する位置であるか否かを判定する。ステップS38において、制御装置36が、現在位置が撮影対象を撮影する位置であると判定した場合、制御装置36の処理はステップS40に移行する。制御装置36は、ステップS38において、制御装置36が、現在位置が撮影対象を撮影する位置ではないと判定した場合、上述したようにステップS30の処理を再開する。
ステップS40において、制御装置36は、撮像装置34に撮影対象を撮影させる。ステップS42において、巡回ロボット30は、撮影画像と、撮影した撮影対象の情報である撮影対象データD4と、撮影画像の撮影位置の情報である撮影位置データD5と、を判定装置16に送信する。
ステップS44において、判定装置16の人工知能は、撮影画像に基づいて、撮影対象が不安全場所であるか否かを判定する。ステップS46において、判定装置16は、撮影対象データD4と、撮影位置データD5と、判定結果である判定結果データD6とを、通知装置18に送信する。ステップS48において、通知装置18は、撮影対象、撮影位置及び判定結果をユーザに通知する。制御装置36は、ステップS48が終了すると、上述したようにステップS30の処理を再開する。
第1実施形態において、巡回ロボット30は、撮影画像、撮影対象データD4及び撮影位置データD5を、1枚の撮影毎に判定装置16に送信するが、全ての撮影が終了した後に一括して送信してもよい。すなわち、制御装置36は、ステップS40が終了した後、ステップS30の処理を再開してもよい。この場合、図4に示すステップS24が終了した後、巡回ロボット30は、撮影した全ての撮影画像と、撮影対象データD4と、撮影位置データD5とを、一括して判定装置16に送信する。判定装置16は、全ての撮影対象について、不安全場所であるか否かを判定する。判定装置16は、判定結果を一括して通知装置18に送信してもよい。通知装置18は、全ての撮影対象、撮影位置及び判定結果を一括してユーザに通知してもよい。
以上説明したように、第1実施形態の自動巡回システム1は、施工中の構造物50の情報及び所定条件に基づいて抽出された不安全場所の抽出データD1を記憶する記憶装置10と、抽出データD1に基づいて巡回経路及び撮影対象を選定する選定装置12と、巡回経路に沿って移動し、撮影対象を撮影する巡回ロボット30と、を備える。
これにより、施工中の構造物50の不安全場所の巡視を自動化することができる。不安全場所の巡視を自動化することにより、例えば、巡回ロボット30による巡視を夜中に実施することが可能である。これにより、全体の工期を短縮することができる。また、巡回ロボット30が構造物50を巡視するので、作業員による巡視中の事故を抑制できる。また、施工中の構造物50の情報及び所定条件に基づいて抽出された不安全場所の抽出データD1から巡回経路及び撮影対象を選定するので、巡回ロボット30による巡視を効率的かつ高精度に行うことができる。
自動巡回システム1は、選定装置12によって選定された、巡回経路(巡回経路データD2)及び撮影対象(撮影対象データD3)を巡回ロボット30に送信する送信装置14を備える。このような自動巡回システム1によれば、巡回ロボット30に巡回経路データD2及び撮影対象データD3を容易に入力できる。
自動巡回システム1は、巡回ロボット30は、構造物50の施工状況に応じて、少なくとも巡回経路及び撮影対象のいずれか一つを変更する。このような自動巡回システム1によれば、施工中の実際の構造物50が、抽出データD1を生成する際の構造物50の情報に一致しない場合であっても、未施工の場所、資材置き場、立入禁止の目印等の障害物を避けることができる。
自動巡回システム1は、巡回ロボット30は、構造物50の地図データ及び予め設定された初期位置を記憶する記憶部36aと、移動距離を計測する計側部36bと、初期位置及び移動距離に基づいて、現在位置を算出する算出部36cと、を備える。このような自動巡回システム1によれば、巡回ロボット30が、より正確に巡回経路に沿って移動することができる。
自動巡回システム1は、巡回ロボット30が撮影した撮影画像に基づいて、不安全場所が不安全であるか否かを判定する人工知能を含む判定装置16を備える。このような自動巡回システム1によれば、ユーザの熟練度によらず、効率よくかつ好適に不安全場所を判定することができる。
自動巡回システム1は、撮影対象(撮影対象データD4)、撮影画像の撮影位置(撮影位置データD5)、及び判定装置16による判定結果(判定結果データD6)をユーザに通知する通知装置18を備える。このような自動巡回システム1によれば、複数のユーザ間での情報共有等に有利である。これにより、ユーザの是正指示及び実際の構造物50における不安全場所の是正を効率的に行うことができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態の自動巡回システム2について説明する。図6は、第2実施形態に係る自動巡回システムを示すブロック図である。第2実施形態の自動巡回システム2は、第1実施形態の自動巡回システム1と比較して、抽出装置20を備え、その他の構成は第1実施形態の自動巡回システム1と同様である。第2実施形態の自動巡回システム2において、第1実施形態の自動巡回システム1と同一の構成については同一の参照符号を付して説明を省略し、異なる構成について説明する。
第2実施形態の自動巡回システム2における記憶装置10は、さらに、建築情報データD7及び所定条件D8を記憶する。建築情報データD7は、構造物50の三次元モデルを含む。建築情報データD7は、実施形態において、三次元モデルの時系列データを含む。時系列データは、施工開始時から施工終了時までの構造物50の三次元モデルを複数備えるデータである。所定条件D8は、例えば、構造物50の床の端部52から所定距離以下であることを含む。所定条件D8は、例えば、構造物50の段差54から所定距離以下であることを含む。所定条件D8は、例えば、構造物50の開口部56から所定距離以下であることを含む。所定条件D8は、例えば、構造物50の資材置き場から所定距離以下であることを含む。柱又は壁に設けられた凸部の近傍、梁又は天井から吊下げられた構造物の近傍等を不安全場所とする所定条件D8が設定されてもよい。
抽出装置20は、記憶装置10から、建築情報データD7及び所定条件D8を取得する。抽出装置20は、建築情報データD7及び所定条件D8に基づいて、不安全場所を抽出する。抽出装置20は、抽出した不安全場所の抽出データD1を記憶装置10に送信する。記憶装置10は、抽出装置20から受信した不安全場所の抽出データD1を記憶する。
以上説明したように、第2実施形態の自動巡回システム2は、記憶装置10は、構造物50の三次元モデルを含む建築情報データD7を有し、抽出データD1は、建築情報データD7から抽出される。
これにより、三次元モデルを含む建築情報データD7から抽出するので、実際の施工中の構造物50を全て作業員により確認する場合に比べて、巡視中の事故を抑制でき、施工中の構造物50の不安全場所を容易に抽出することができる。また、不安全場所の抽出を自動化することにより、一定の法則で高精度な抽出データD1を生成することができる。
自動巡回システム2は、建築情報データD7は、三次元モデルの時系列データを含む。このような自動巡回システム2によれば、施工状況に基づいて、より高精度な不安全場所の抽出データD1を生成することができる。具体的には、建築情報データD7が未施工の場所及び資材置き場等、施工状況に応じて変化する場所の情報を含むので、所定の時点における不安全場所の抽出データD1を生成することができる。施工中の実際の構造物50が抽出データD1を生成する際の構造物50の情報に一致しない可能性が低くなる。このため、巡回ロボット30が障害物に遭遇しにくくなるので、巡回ロボット30による巡視の効率が向上する。
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態の内容によって実施形態が限定されるものではない。例えば、選定装置12及び判定装置16の少なくとも一方は、巡回ロボット30に含まれてもよい。
1、2 自動巡回システム
10 記憶装置
12 選定装置
14 送信装置
16 判定装置
18 通知装置
20 抽出装置
30 巡回ロボット
32 駆動装置
34 撮像装置
36 制御装置
36a 記憶部
36b 計側部
36c 算出部
50 構造物
52 床の端部
54 段差
56 開口部
62、64、66 不安全場所
L1、L2、L3 所定距離
D1 抽出データ
D2 巡回経路データ
D3 撮影対象データ
D4 撮影対象データ
D5 撮影位置データ
D6 判定結果データ
D7 建築情報データ
D8 所定条件
S10、S12、S14、S16、S18、S20、S22、S24、S30、S32、S34、S36、S38、S40、S42、S44、S46、S48 ステップ

Claims (7)

  1. 柱、梁、床、壁及び天井の少なくとも1つを含む施工中の構造物の三次元モデルを含む建築情報データ、並びに所定条件に基づいて抽出された前記施工中の構造物の内部における施工状況に基づく不安全場所の抽出データを記憶する記憶装置と、
    前記構造物の内部の巡回経路に沿って移動し、前記不安全場所の一部又は全体である撮影対象を撮影する巡回ロボットと、
    前記建築情報データ、前記抽出データ、及び前記巡回ロボットが移動可能な範囲に基づいて、前記撮影対象と、前記撮影対象を撮影する撮影実行位置及び被撮影方向と、前記撮影実行位置を通る前記巡回経路と、を選定する選定装置と、を備える自動巡回システム。
  2. 前記選定装置によって選定された、前記巡回経路及び前記撮影対象を前記巡回ロボットに送信する送信装置を備える請求項1に記載の自動巡回システム。
  3. 前記巡回ロボットは、
    前記構造物の地図データ及び予め設定された初期位置を記憶する記憶部と、
    移動距離を計測する計側部と、
    前記初期位置及び前記移動距離に基づいて、現在位置を算出する算出部と、を備える請求項1又は2に記載の自動巡回システム。
  4. 前記巡回ロボットは、前記構造物の施工状況に応じて、少なくとも前記巡回経路及び前記撮影対象のいずれか一つを変更する請求項に記載の自動巡回システム。
  5. 前記建築情報データは、前記三次元モデルの時系列データを含む請求項1から4のいずれか1項に記載の自動巡回システム。
  6. 前記巡回ロボットが撮影した撮影画像に基づいて、前記不安全場所が不安全であるか否かを判定する人工知能を含む判定装置を備える請求項1からのいずれか一項に記載の自動巡回システム。
  7. 前記撮影対象、前記撮影画像の撮影実行位置、及び前記判定装置による判定結果をユーザに通知する通知装置を備える請求項に記載の自動巡回システム。
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