JPH08266333A - 棒状化粧材繰出容器 - Google Patents

棒状化粧材繰出容器

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JPH08266333A
JPH08266333A JP7240535A JP24053595A JPH08266333A JP H08266333 A JPH08266333 A JP H08266333A JP 7240535 A JP7240535 A JP 7240535A JP 24053595 A JP24053595 A JP 24053595A JP H08266333 A JPH08266333 A JP H08266333A
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JP
Japan
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stick
cosmetic material
cylinder
push rod
shaped
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JP7240535A
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English (en)
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Atsushi Oba
淳 大庭
Tomoya Minamino
朋哉 南野
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Suzuno Kasei Co Ltd
Original Assignee
Suzuno Kasei Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 最小3部品で構成可能で、また射出成形の金
型を簡単化できると共に生産性を向上できる棒状化粧材
繰出容器を提供する。 【構成】 本発明の棒状化粧材繰出容器1においては、
メネジ付き筒(尾筒5)には、メネジ41を拡径するた
めのスリット42が切り込まれている。また先筒3と尾
筒5の連結部は、メネジ付き筒(尾筒5)が内側とな
り、同期係合筒(先筒3)が外側となって嵌合し、メネ
ジ41の拡径を防止するように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、棒状化粧材(口紅やア
イライン等)の繰出容器に関する。特には、部品点数を
極力減らすことができ、また、製造工程を極力合理化す
ることのできる棒状化粧材繰出容器に関する。さらに棒
状化粧材を支持する支持部の改良された棒状化粧材繰出
容器に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来技術1 図9は、従来の、最も部品点数の少ない3部品式の棒状
化粧材繰出容器を示す断面図である。図9の棒状化粧材
繰出容器201は、先筒203と、押棒204と、尾筒
205の3部品より形成されている。各部品は、一般的
に、プラスチック(POMやABS等)の射出成形品で
ある。
【0003】先筒203は、上下に抜けている内孔13
を有し、中空円筒状をしている。内孔13内には、押棒
204が軸方向(図の上下方向)摺動自在に収められて
いる。ここで、押棒204の外面の同期係合縦リブ21
5は、先筒内孔13内面の同期係合縦溝15内にはまり
込んで上下に摺動するので、先筒203と押棒204は
同期回転する(回動不能である)。
【0004】押棒204の先端部は、腔部を有する棒状
化粧材支持部73となっており、棒状化粧材202の尾
部をこの腔部に差し込んで、棒状化粧材202を押棒2
04にくわえさせることができるようになっている。そ
の結果、押棒204が上下に動くと、棒状化粧材202
は、押棒204に駆動されて(連動して)、先筒203
の内孔13内を上下に移動し、先筒203の先端開口1
1から繰出し・引込みされる。
【0005】尾筒205も中空円筒状をしており、先筒
203に対して、同軸にかつ回動自在に連結される。両
筒の連結部は、先筒203の下半部の外周に、尾筒20
5の上半部が嵌合する方式となっている。両筒が軸方向
に抜けないように、連結部には環状凸部47、環状凹部
27のような抜け止めが設けられている。
【0006】尾筒205の下半部内面には、メネジ21
1が切られている。このメネジ211には、押棒204
尾端外面に突設されているオネジ突起213が螺合して
いる。したがって、押棒204と尾筒205とを相対的
に回動させると、押棒204のオネジ突起213が尾筒
205のメネジ211のラセン溝を進んで、押棒204
が上下に駆動される。ここで、前述のように、押棒20
4は先筒203と同期回転するので、先筒203と尾筒
205を相対的に回動させると、押棒204を動かすこ
とができ、結局、棒状化粧材202を繰出し・引込みで
きる。なお、メネジ211は、棒状化粧材繰出容器20
1のストローク+α分だけ切られている。
【0007】尾筒205の尾端には、エンドフランジ5
1が内側に張り出すように設けられている。このエンド
フランジ51に、押棒204の尾端が当たると、押棒2
04の後退限が定まる。別の表現をすれば、エンドフラ
ンジ51は、押棒204が尾筒205から外へ抜け出さ
ないよう抜け止め役割を果たす。
【0008】従来技術1の問題点 上述の容器は、先筒203、押棒204及び尾筒205
の3部品で構成されており、この種の容器としては最小
限の部品点数である。しかし、従来技術1の棒状化粧材
繰出容器には、以下の問題点があった。
【0009】 尾筒205のメネジ211が長いた
め、金型(コア)の製作費が高くなっていた。また、ネ
ジのリード角が低い場合(細いネジの場合)コアの回転
抜き出しが必要となり、尾筒の生産能率(射出成形機1
台で単位時間あたりに生産できる部品の数)が悪かっ
た。結局尾筒のコストが高くつくため、3部品という小
部品点数のメリットが生かしきれなかった。
【0010】なお、先筒との連結部の環状凹部23の成
形は、金型コアピンの回転抜き出しの制約があるため
に、後加工(切削加工)となるので、一層尾筒のコスト
が高くなっていた。また、尾筒のコストを下げるために
は、尾筒のメネジを短くして、押棒のオネジを長くする
ことも考えられるが、そうすると、メネジのない逃げ孔
を尾筒の尾端側内面に設ける必要が生じ、その逃げ孔成
形用のコアピンは、尾筒の尾端側から抜くしかないの
で、エンドフランジ51の成形が不可能となって、尾栓
が必要となり4部品となってしまう。また、押棒の製造
コストが上がって、結局コスト的には同じことになって
しまう。
【0011】 容器を細くしにくかった。いうのは、
尾筒のコアピン(外面がねじ状)にある程度強度をもた
せる必要があることから、容器を余り細くできなかった
のである。
【0012】 容器の長さが限定されていた。という
のは、尾筒のメネジの長さが繰出容器のストローク分と
なるため、通常繰出ストローク分しかメネジ長を切る必
要がない事と、余り長いメネジ長ではコアピンをそれだ
け回転させるため、製品の取り出しに無理がでていたの
である。
【0013】従来技術2 図10は、本発明と同一出願人に係る特開平6−209
822号の図5に開示された棒状化粧材繰出容器と基本
的に同じ繰出し機構を有する棒状化粧材繰出容器を示す
断面図である。
【0014】図10の棒状化粧材繰出容器の特徴は、押
棒304の下半部外面に一列に並ぶ突起311が形成さ
れていることである。特開平6−209822号の図5
においては、押棒外面の突起は4列形成されているが、
繰出し機構の本質としては同じである。すなわち、特開
平6−209822号にいう一群の突起は、一列に並ぶ
突起をも含むものである。
【0015】突起311は、一定のピッチで、押棒30
4の軸方向に直線状に一列に形成されている。これらの
突起311は、尾筒305の中段部内面のメネジ部31
3のメネジと螺合して、あたかもオネジのような役割を
果たす。しかし、押棒304の下半部外面全体に正規の
オネジを切るのにかかるほど手間(金型加工、成形)
は、この突起付押棒の製作においてはかからない。この
点で、この一列(一群)の突起311を有する押棒30
4は極めて画期的な発明である。
【0016】さらに、一列の突起311は、図9の棒状
化粧材繰出容器の押棒204外面の同期係合縦リブ21
5の役割も果たす。すなわち、図10に示されているよ
うに、先筒303の内孔下半部に軸方向に切られている
同期係合縦溝15中に、突起311のうちの上から3個
までがはまり込んでおり、先筒303と押棒304との
回転止め(同期係合部)となっている。このように、こ
の一列の突起311は、単に押棒製造コスト面の効果を
有するのみならず、多様で有意義な新機構の構成要素と
しても用いることができる。
【0017】上述のような特性を有する押棒304を用
いているので、図10の棒状化粧材繰出容器において
は、尾筒305のメネジ部313の長さが短くてすみ、
尾筒305の製造コストを安くすることもできる。
【0018】従来技術2の問題点 しかし、図10の棒状化粧材繰出容器を3部品で構成す
ることはできない。というのは、尾筒305内孔のメネ
ジ部313より下の部分(逃げ孔315)は、メネジ部
313よりも内径が大きくなければならないので、逃げ
孔315成形用のコアピンは下方向に抜かねばならず、
したがって尾筒305の下端には大きな穴が開いてしま
い、押棒304の脱落を防止するための尾栓306が別
部品として必要になるからである。もちろん、尾筒30
5を有底筒状とし、メネジ部313を別部品としてもよ
いが、いずれにせよ、全部で4部品となってしまう。
【0019】さらに、繰出しが遅い容器用のピッチの緩
やかなメネジを成形する場合には、射出成形金型のコア
ピンを回転させながら抜かなければならないため、金型
の費用が高くなると共に、生産性が落ちる。
【0020】本発明は、最小3部品で構成可能で、また
射出成形の金型を簡単化できると共に生産性を向上でき
る棒状化粧材繰出容器を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の棒状化粧材繰出容器は、棒状化粧材の進退
する内孔を有する先筒と、この先筒に対して軸方向に連
結された、該軸回りに相対的に回動自在の尾筒と、先筒
及び尾筒内に軸方向摺動自在に収められた、棒状化粧材
を軸方向に駆動する押棒と、を備えた棒状化粧材繰出容
器であって;上記押棒の外面にはオネジが設けられてお
り、上記先筒又は尾筒の一方(メネジ付き筒)の連結部
の内面には、押棒のオネジと螺合するメネジが、設けら
れており、該メネジ付き筒には、メネジを拡径するため
のスリットが切り込まれており、メネジの設けられてい
ない方の尾筒又は先筒(同期係合筒)の内面、及び、上
記押棒の外面には、該同期係合筒と押棒とを軸方向摺動
自在かつ回動不能に係合させる同期係合部が設けられて
おり、上記先筒と尾筒の連結部は、メネジ付き筒が内側
となり、同期係合筒が外側となって嵌合し、メネジの拡
径を防止するように構成されていることを特徴とする。
【0022】
【作用】本発明の棒状化粧材繰出容器の繰出し・引込み
メカニズムは、上述の従来の棒状化粧材繰出容器と同じ
である。すなわち、同期係合筒−押棒−オネジが同期回
転し、メネジ付き筒−メネジが同期回転する。なお、メ
ネジ付き筒とメネジとは、部品点数削減の点からは一体
であることが好ましい。そして、オネジとメネジとは螺
合している。ここで、同期係合筒とメネジ付き筒とを相
対的に回転させれば(一方を固定して一方を回せば)、
オネジがメネジ中を進んで押棒が進退し、押棒の進退に
ともない、それに駆動される棒状化粧材が先筒の先端か
ら繰出し・引込みされる。
【0023】メネジ付き筒のスリットの作用について説
明する。スリットは、例えば、メネジ付き筒のメネジ部
に、軸方向に伸びて一端がメネジ付き筒の端に開口する
ように切られている。そして、スリットを開く方向に力
がかかった時には、スリットが開いてメネジが外に開い
て、ネジの内径があたかも広がったようになる。
【0024】このようにメネジが拡径するのは、例え
ば、メネジ付き筒成形用のコアピンを軸方向にストレー
トに抜く(無理抜きする)時に、コアピン外側のオネジ
状部が、成形されたメネジ部を通過する時などである。
あるいは、押棒の尾端に径大部が形成されているような
場合で、かつ、この径大部をメネジ部を通して押棒と尾
筒を組み立てるような場合である。このような径大部
は、容器全体組立後は、メネジに当接して、押棒の繰出
し限を定めるストッパーとなる。
【0025】ところで、組立後で棒状化粧材繰出容器を
使用している時には、スリットが開いてメネジが拡径し
てはマズイ。メネジとオネジの螺合が外れるからであ
る。そのために、本発明では、メネジ付き筒のメネジ部
(連結部でもある)の外側には、同期係合筒が嵌合して
ハチ巻きのような形となり、メネジの拡径(スリットの
開き)を防止することとしている。
【0026】本発明の他の一態様の棒状化粧材繰出容器
は、棒状化粧材の進退する内孔を有する先筒と、この先
筒に対して軸方向に連結された、該軸回りに相対的に回
動自在の尾筒と、先筒及び尾筒内に軸方向摺動自在に収
められた、棒状化粧材を軸方向に駆動する押棒と、を備
えた棒状化粧材繰出容器であって;上記先筒又は尾筒の
一方(メネジ付き筒)の内面には、メネジが設けられて
おり、メネジの設けられていない方の尾筒又は先筒(同
期係合筒)の内面、及び、上記押棒の外面には、該同期
係合筒と押棒とを軸方向摺動自在かつ回動不能に係合さ
せる同期係合部が設けられており、上記押棒の外面に
は、上記メネジと螺合する仮想のスパイラル空間の一部
を占めるように一群の突起が配列されており、この一群
の突起が該スパイラル空間内に延びる舟形形状を有する
ことを特徴とする。
【0027】舟形とは、長手方向の前と後ろが船の舳先
のように細くなっているとの意味である。このようにな
っていると、突起がメネジとかみ合う時に、引っかかり
なくスムーズにかみ合う。特に、メネジがスリットによ
って分断されているような場合は、この効果は大きい。
また、舟形突起の長さをスリットの巾よりも長くしてお
けば、常に螺合が外れることなく、ネジのかみ合いがス
ムーズで、カチカチ音がしたり回転が引っかかるような
ことがない。船形突起(図3参照、符号37)と単なる
突起(図10参照、符号371)の違いの一つとして、
船形突起は、その角度及び長さが、既定のある螺旋ピッ
チに対応しているのに対し、図10にみる突起311
は、その形状が断面円であったり三角であったりしても
よく、特定のピッチの螺旋に対応していない。そのた
め、船形突起は、その角度に対応し特定のピッチの雌ネ
ジと螺合させて使用することに限定される。しかし、船
形突起は、上述のようにスリットの入った雌ネジ筒と組
み合わせるのに非常に有効である。一方、単なる突起
は、螺旋ピッチを任意に選定することが可能である。す
なはち、突起を1つ飛ばし2つ飛ばしで使用することも
可能であり、特定のピッチには限定されないという特徴
をもつ。
【0028】本発明の他の一態様の棒状化粧材繰出容器
は、棒状化粧材を繰出し・引込みする棒状化粧材繰出容
器であって;コイルスプリング状の棒状化粧材支持部を
有することを特徴とする。ここで、棒状化粧材支持部
は、押棒と一体に形成されていても、あるいは別体のチ
ャックであってもよい。
【0029】コイルスプリング状の支持部は、棒状化粧
材を弾力を持って保持できるので、容器に振動がかかっ
ても、棒状化粧材に傷や折れが生じることがない。ま
た、化粧材を支持部にセットした状態で化粧材に引っ張
りがかかっても、スプリングが前方に延びることにより
吸収されるため、化粧材の抜け強度も高くなる。さら
に、容器を組立後に、容器の口から化粧材(温められて
柔らかくなっている)を充填する(直接充填)ような工
程を取る場合には、コイルスプリングのつるの間に化粧
材が侵入して、化粧材がガッチリと支持部に保持され
る。なお、このコイルスプリング状の支持部は、従来か
ら知られている一般的な繰出機構を有する繰出容器にも
応用できるものである。
【0030】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図1は、
本発明の一実施例に係る棒状化粧材繰出容器を示す図で
ある。(A)は、組み立て断面図、(B)は尾筒の断面
図である。図2は、図1(A)のII−II断面の断面
図である。図3は、図1(A)の押棒の側面図である。
【0031】図1(A)の棒状化粧材繰出容器1は、先
筒3、押棒4、尾筒5の3部品からなっている。先筒3
は、棒状化粧材2や押棒4の摺動する内孔13を有する
中空円筒である。下部1/4程度は、内径が大きくなっ
ており、尾筒5の上部の外周に嵌合されている。先筒3
の内孔13の中段部には同期係合縦溝15が軸方向に切
られている。この同期係合縦溝15には、図2にも示さ
れているように、押棒4外面の一群の突起37が入って
係合し、先筒3と押棒4が同期係合する。
【0032】押棒4の先端は、コイルスプリング状の化
粧材支持部31となっている。コイルスプリングの真中
の穴の部分に棒状化粧材の尾端が挿入されて、棒状化粧
材が押棒に固定される。これにより、棒状化粧材は、押
棒と連動する。
【0033】押棒4の下半部外面には、図3に示されて
いるように、舟形の突起37が180°振り分けで2列
設けられている。また、突起37が、押棒4の外面の2
条の仮想オネジの一部分を占めるように配置されてい
る。これらの突起37は、縦に伸びる同期係合リブの役
割と、オネジの役割を果たす。すなわち、同期係合リブ
として先筒の同期係合縦溝15と係合し、オネジとして
尾筒5のメネジ41と螺合する。
【0034】突起37は、細いだ円状のプロフィルを有
しており、前後が細くなっている。また、押棒の射出成
形パーティングラインである、図3の左右の縁の線を避
けて、同パーティングラインを90°振分けた線を中心
として設けられている。また、後述する尾筒5のスリッ
ト42の巾よりも、突起37の巾は広くなっている。こ
のため、突起37とメネジ41の螺合がスムーズであ
る。
【0035】押棒4の尾端は径大部39となっている。
径大部39の外形は、突起37の山の径とほぼ同じであ
る。径大部39の下端面が尾筒5のエンドフランジ51
上面に当接することにより、押棒4の引込み限が定ま
る。また、径大部39の上端面(段部)がメネジ41に
当接することにより、押棒4の繰出し限が定まる。な
お、径大部39を尾筒5内に入れる時は、尾筒5のスリ
ット42を開いて、メネジ41を拡径して径大部39を
押し込む。
【0036】尾筒5は底付きの中空円筒状をしている。
尾筒5の上半部の連結部43は、やや細くなっており、
かつ、スリット42が、上端面から尾端側に向かって切
り込まれている。スリット42は180°振り分けに2
列切り込まれている。尾筒5の連結部43の内孔上端部
には、メネジ41が形成されている。メネジ41は、約
半周ずつ、2条形成されている。
【0037】尾筒5の上半部の外形がやや細くなってい
る連結部43は、先筒3の下半部の内径がやや太くなっ
ている連結部19の嵌合穴21にはまり込んで、先筒3
と尾筒5とが連結される。なお、尾筒連結部43の根元
の環状凸部47が、先筒連結部19の尾端直上の環状凹
部23にはまり込んで抜け止めの役割を果たす。また、
Oリング6によって、尾筒5と先筒3との間に、適度な
回動摩擦が付与される。このOリング6の摩擦の効果
は、部品間のガタ付きをなくして高級感を出すこと等で
ある。もちろん、Oリングがなくても充分に作動するも
のである。
【0038】尾筒5のスリット42の作用は、メネジ4
1に外方向の力が加わった時に、メネジ41が外に広が
り(拡径し)易くすることである。図1の棒状化粧材繰
出容器では、尾筒5が底(エンドフランジ51)付きと
なっているため、押棒4を尾筒5の上部から中に入れる
必要がある。ところが、押棒4の尾端はストロークエン
ド設定のための径大部39となっているため、普通のま
までは径大部39がメネジ41に干渉して押棒4が尾筒
5に入っていかない。しかし、スリット42があるた
め、押棒4の径大部39をメネジ41に当てて押し込む
と、スリット42が開いてメネジ41が外に広がり、径
大部39をメネジ41に通過させることができる。ま
た、化粧材を細かいピッチッで繰り出したい場合、当然
螺旋ピッチは小さくなるが、通常の場合、メネジ部材の
射出成形時にコアピンを回転させながら抜かなければな
らないのにたいして、スリット42がある場合は、コア
ピンの無理抜きが可能となる。つまり、船形突起とスリ
ット入メネジ部材の組み合わせにより、ストロークの細
かい繰出が、安価な容器で実行できる。
【0039】尾筒5の底は、上述のように、エンドフラ
ンジ51となっている。これは、別体の尾栓を不要とし
て部品点数を1つ減らすためである。そうなると、尾筒
5の射出成形用のコアピンを図の下方向には抜けなくな
り、上に抜くしかなくなる。その際、メネジ41下の空
洞部のコアピンは、抜く時に当然メネジ41と干渉す
る。空洞部の径はメネジ41の山の内径よりも大だから
である。ところが、この干渉も、スリット42の作用で
メネジ41が外に広がるため、問題なく処理される。し
たがって、コアピンを上方向に真っ直ぐ抜いても(いわ
ゆる無理抜きしても)、メネジ41が削り取られるよう
なことがない。
【0040】図1の棒状化粧材繰出容器の組立時におい
ては、尾筒5内に押棒4の尾部を入れて、尾筒5と押棒
4とを組立てた後、先筒3の下から押棒4と尾筒5を先
筒3内に押し込む。この組立終了後は、尾筒連結部43
は、先筒連結部19に外周部を取り囲まれて、あたかも
ハチ巻きを巻いたか、リングを外周にハメ込まれたよう
な形となる。そのため、スリット42があっても、メネ
ジ41が外に広がるようなことはなくなる。そのため、
メネジ41と押棒4のオネジ状の突起37との螺合が解
除されるようなことはない。図1の実施例においては、
先筒の側に押棒の突起37と係合する縦溝15をストロ
ーク分とった上に、ストレート部33を先筒円断面内孔
13と同じストローク分の長さとっているため、繰出容
器がやや長めにできているが、押棒のストレート部33
と先筒円断面内孔13とを短くすることで、容器の長さ
は短くすることも充分可能である。その場合、化粧材2
は縦溝15のある内孔を摺動することとなるが問題はな
い。
【0041】組立て後の繰出し・引込み操作について
は、図9や10の従来の棒状化粧材繰出容器と同様であ
る。
【0042】図4は、本発明の他の1実施例に係る棒状
化粧材繰出容器を示す図である。(A)は組立状態を示
す断面図であり、(B)は先筒を示す断面図である。図
5は、図4の棒状化粧材繰出容器の押棒の側面図であ
る。図6は、図4の棒状化粧材繰出容器のIV−IV断
面の断面図である。この棒状化粧材繰出容器も、先筒6
3、押棒64、尾筒65の3部品からなる。
【0043】図4の棒状化粧材繰出容器が図1の棒状化
粧材繰出容器と異なる点のひとつは、先筒63側にメネ
ジ41があって、尾筒65側に同期係合縦溝75がある
点である。また、それに合わせて、両筒の連結部の嵌合
関係も、先筒63がオス、尾筒65がメスとなってい
る。
【0044】異なる点の2つ目は、図5に示されている
ように、押棒64の外面に、舟形の突起37と、舟形で
ない突起71の2種類が設けられていることである。舟
形でない突起71は、ちょうどパーティングライン上に
並ぶように(舟形突起71中心からの振り分けで)設け
られている。
【0045】舟形でない突起71は、もっぱら、回り止
め(同期係合)のために用いられる。すなわち、図6に
示されているように、舟形突起37は、尾筒65内孔の
逃げ溝77中で、両サイドがスキマの開いた遊んだ状態
となっている。一方、舟形でない突起71は、同期係合
縦溝75の側面に当たっており、ピチッと回り止めとな
っている。
【0046】このように、舟形突起37はオネジの役割
を果たし、舟形でない突起71は同期係合リブの役割を
果たすように分担させた理由は、次のとうりである。す
なわち、押棒の突起が逃げ溝77内のものだけである
と、繰り出した時に、舟形突起37にあたる分だけ空回
転してしまう。特に直接充埴の化粧材においてこの空回
転が化粧材の折れの原因となるので、これを防ぐため
に、突起71を設けたのである。
【0047】図7は、本発明の他の一実施例に係る4部
品型の口紅容器を示す図である。(A)は組立状態の断
面図、(B)は尾筒の縦断面図、(C)は尾筒の横断面
図である。図7の口紅容器は、キャップ81、先筒8
3、皿付押棒84、尾筒85からなっている。
【0048】図7の口紅容器の基本的メカニズムは、図
1の棒状化粧材繰出容器と同じである。しかし、皿付押
棒84と先筒83の同期係合が、皿付押棒84の皿91
外面の同期係合突起93と、先筒83内面の同期係合縦
溝15の係合によってなされる点が異なる。なお、図1
の棒状化粧材繰出容器と異なり、Oリングがないのは、
一般に口紅容器は繰出しのネジピッチが細く、ネジのオ
ートロックが良く効くため、カップダウンのおそれがな
いからである。また、押棒の舟形突起は一列であり、図
7(C)に示されているように、パーティングラインに
直角方向の接線に対して接するように舟形突起が設けら
れている。もちろん、180°振り分けで、同様に同一
形状で2条2列の突起としてもよい。
【0049】皿付き押棒84の断面は、舟型突起37の
部分を考慮外とすれば、基本的に円断面である。もし、
この断面を小判型のような非円形断面とし、かつこの非
円形断面を押棒84の回り止めに用いるとすれば、尾筒
85(又は先筒)が射出成形時にアンダーカットとなっ
て成形できなくなる。
【0050】図8は、本発明の一態様の棒状化粧材繰出
容器における押棒のコイルスプリング状化粧材支持部の
一例を示す図である。(A)は側面図、(B)は平面図
である。
【0051】コイルスプリング状化粧材支持部101
は、押棒4´の先端に、押棒と一体に形成されている。
コイル103は、スパイラル状に、押棒4´の先端から
上方に伸びている。コイル103の内面には、リブ10
5が内方に突き出すように設けられている。このリブ1
05は、化粧材に食い込んで、化粧材をより確実に保持
するものである。押棒4´の先端の内側は、やや凹んだ
凹部107となっており、棒状化粧材の尾端の座りがよ
いようになっている。また、リブ105はつけなくて
も、化粧材外径寸法よりやや小径にスプリング内径をす
る事により弾力的に柔らかく化粧材を支持する事が可能
である。また、化粧材の引抜においても、スプリングが
縦方向への延びとなり化粧材に食いつくため、抜け強度
向上にも有効である。
【0052】このようなコイルスプリング型の化粧材支
持部は、棒状化粧材を弾力をもって保持できるので、容
器に振動がかかっても、棒状化粧材に傷や折れが生じる
ことがない。また、容器を組立後に、容器の口から化粧
材(温められて柔らかくなっている)を充填する(直接
充填)ような工程を取る場合には、コイルスプリングの
つるの間に化粧剤が侵入して、化粧材がガッチリと支持
部に保持される。
【0053】図11は、本発明の他の一実施例に係る棒
状化粧材繰出容器に用いられるチャックの側面図であ
る。この実施例の棒状化粧材繰出容器は、軸方向に繰出
し可能な押棒を備えた容器本体と、この容器本体の先端
に着脱自在に取付けられ、棒状化粧材を軸方向摺動自在
に内蔵するカートリッジと、からなり、容器筒とカート
リッジ筒とを相対的に回転させることにより押棒をカー
トリッジ筒内で進退させる棒状化粧材繰出容器であっ
て;上記カートリッジが、コイルスプリング状の棒状化
粧材支持部を有するチャックを具備することを特徴とす
る。
【0054】図11のチャック401は、コイルスプリ
ング状の化粧材支持部403を有し、この化粧材支持部
403内孔に棒状材の尾部を差し込んで保持する。化粧
材支持部403の先端(左端)は平くなっており、かつ
内面にテーパー402が設けられている。そのため、化
粧材を入れやすくなっている。チャック401の中央外
面にはバット405が外側に突出するように設けられて
いる。このバットは、このチャック401の装着される
カートリッジ(図示されず)内孔の縦溝と係合する。
【0055】チャック401の尾端側(図の右側)の外
面はバネ係止部406となっている。バネ係止部406
には、チャック401のオートリターン用の引きバネ
(図示されず)が係止される。同部406に2ケ設けら
れているバネ係止突起407は、引きバネのバネ線を引
っ掛けて止めるためのものである。2ケのバネ係止突起
407、407’の間のスリット409は、バネ係止部
406に窓のように貫通して開けられている。このスリ
ット409があるため、バネを装着する際に、両突起4
07、407’を指でつまんでやれば両突起の間隔がせ
ばまって、バネ線を通過させ易くなる。チャック401
尾端の押棒当接部411には棒状化粧材繰出容器の本体
側の押棒(図示されず)が当接して、チャック401及
び棒状材を進退させる。
【0056】図12は、図11のチャックに棒状材を付
けて、棒状材に横方向の力を働かせた状態を示す側面図
である。図11に示されているように、コイルスプリン
グ状の化粧材支持部403が根元から曲がって棒状材2
を支えている。もし、化粧材支持部403にそのような
弾力性がない場合は、棒状材2に無理がかかって折れて
しまうが、本実施例の容器ではそのようなことはない。
なお、化粧材支持部403のコイルスプリングの条数は
2条以上でもよい。また、バット405やバネ係止突起
407、スリット409、等は用途によって、あっても
なくてもよい。
【0057】図13は本発明の他の一実施例に係る口紅
容器を示す側面断面図である。図13の口紅421は、
ラセン筒423、回転筒427、皿433の3部品から
なる。このうち、ラセン筒423及び回転筒427は、
従来からある口紅容器と同様のものである。すなわち、
ラセン筒423の内面にはラセン溝425が切られてお
り、回転筒427の上部には、上下に延びるスリット4
29が切られている。
【0058】回転筒427のスリット429には、皿4
33から側方に突出するバット435がはまり込んでい
る。このバット435の頭は、スリット429からさら
に側方に出てラセン筒423のラセン溝425に螺合し
ている。したがって、ラセン筒423と回転筒427と
を相対的に回転させると、皿433がラセン溝425に
沿って移動し、口紅2が繰り出し・引き込みされる。な
お、このような機構そのものも従来の代表的な容器と同
様である。
【0059】図13の口紅容器の新規な特徴は、皿43
3の口紅支持部431にある。図14は、図13の口紅
容器の棒状材支持皿を示す側面図である。皿433上に
は、コイルスプリング状の口紅支持部431が形成され
ている。この口紅支持部431は、スパイラル状のつる
439と、このつる439の先端部に設けられたリング
437とからなる。リング437は、口紅をしっかり抜
けないように保持する部分であり、つる439は弾力を
付与する部分である。このような口紅支持部の構成によ
り、確実かつ弾力的に口紅を支持することができる。ま
た、リング437は図14とは逆に、下側にあって化粧
材を受けても良い。
【0060】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の棒状化粧材繰出容器は以下の効果を発揮する。 押棒の尾端に径大部があるような場合であっても、
メネジを拡径させて尾筒内に押棒を組み込むことができ
るので、尾栓を一体化したような形状の尾筒を製造可能
となり、最小3部品で棒状化粧材繰出容器を構成でき
る。 メネジの奥に径大のフラット円孔があるような部品
についても射出成形時にいわゆる無理抜きができるた
め、部品の生産性が高い。
【0061】 舟形のオネジ状突起を有する場合は、
突起がメネジとかみ合う時に、引っかかりなくスムーズ
にかみ合う。特に、メネジがスリットによって分断され
ているような場合は、この効果は大きい。また、舟形突
起の長さをスリットの巾よりも長くしておけば、常に螺
合が外れることなく、ネジのかみ合いがスムーズで、カ
チカチ音がしたり回転が引っかかるようなことがない。
【0062】 船形オネジの最大長(終端)を、押棒
横断面パーティングラインの直角方向の接線に対して接
するようにすることもできるので、スリットの巾もある
程度大きくできる。さらに、船形オネジとスリット付メ
ネジの組合せにより、ストロークの細い繰出容器を安価
な価格で提供できる。 コイルスプリング状の化粧材支持部を有する場合
は、棒状化粧材を弾力を持って保持できるので、容器に
振動がかかっても、棒状化粧材に傷や折れ又は抜けが生
じることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る棒状化粧材繰出容器を
示す図である。(A)は、組み立て断面図、(B)は尾
筒の断面図である。
【図2】図1(A)のII−II断面の断面図である。
【図3】図1(A)の押棒の側面図である。
【図4】本発明の他の1実施例に係る棒状化粧材繰出容
器を示す図である。(A)は組立状態を示す断面図であ
り、(B)は先筒を示す断面図である。
【図5】図4の棒状化粧材繰出容器の押棒の側面図であ
る。
【図6】図4の棒状化粧材繰出容器のIV−IV断面の
断面図である。
【図7】本発明の他の一実施例に係る4部品型の口紅容
器を示す図である。(A)は組立状態の断面図、(B)
は尾筒の断面図、(C)は尾筒の横断面図である。
【図8】本発明の一態様の棒状化粧材繰出容器における
押棒のコイルスプリング状化粧材支持部の一例を示す図
である。(A)は側面図、(B)は平面図である。
【図9】従来の、最も部品点数の少ない3部品式の棒状
化粧材繰出容器を示す断面図である。
【図10】本発明と同一出願人に係る特開平6−209
822号の図5に開示された棒状化粧材繰出容器と基本
的に同じ繰出し機構を有する棒状化粧材繰出容器を示す
断面図である。
【図11】本発明の他の一実施例に係る棒状化粧材繰出
容器に用いられるチャックの側面図である。
【図12】図11のチャックに棒状材を付けて、棒状材
に横方向の力を働かせた状態を示す側面図である。
【図13】本発明の他の一実施例に係る口紅容器を示す
側面断面図である。
【図14】図13の口紅容器の棒状材支持皿を示す側面
図である。
【符号の説明】
1、61、81 繰出容器 2 棒状化粧材 3、63、83 先筒 4、64、84
押棒 5、65、85 尾筒 6、66 Oリン
グ 11 先端開口 13 内孔 15 同期係合縦溝 19 連結部 21 嵌合穴 23 環状凹部 31 化粧材支持部 33 ストレート
部 35 突起付設部 37 突起 39 径大部 41 メネジ 42 スリット 43 連結部 45 Oリング溝 47 環状凸部 49 基部 51 エンドフラ
ンジ 71 突起 73 棒状化粧材
支持部 75 同期係合縦溝 77 逃げ溝 81 キャップ 91 皿 93 同期係合突起 97 キャップ抜
け止め 101 コイルスプリング状化粧材支持部 103 コイル 105 リブ 107 凹部 211 メネジ 213 オネジ突起 215 同期係合
縦リブ 311 突起 313 メネジ部 31
5 逃げ孔部 401 チャック 402 テーパ 403 化粧材支持部 405 バット 406 バネ係止部 407 バネ係止
突起 409 スリット 411 押棒当接
部 421 口紅容器 423 ラセン筒 425 ラセン溝 427 回転筒 429 スリット 431 口紅支持
部 433 皿 435 バット 437 リング 439 つる

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状化粧材の進退する内孔を有する先筒
    と、 この先筒に対して軸方向に連結された、該軸回りに相対
    的に回動自在の尾筒と、 先筒及び尾筒内に軸方向摺動自在に収められた、棒状化
    粧材を軸方向に駆動する押棒と、 を備えた棒状化粧材繰出容器であって;上記押棒の外面
    にはオネジが設けられており、 上記先筒又は尾筒の一方(メネジ付き筒)の連結部の内
    面には、押棒のオネジと螺合するメネジが、設けられて
    おり、 該メネジ付き筒には、メネジを拡径するためのスリット
    が切り込まれており、 メネジの設けられていない方の尾筒又は先筒(同期係合
    筒)の内面、及び、上記押棒の外面には、該同期係合筒
    と押棒とを軸方向摺動自在かつ回動不能に係合させる同
    期係合部が設けられており、 上記先筒と尾筒の連結部は、メネジ付き筒が内側とな
    り、同期係合筒が外側となって嵌合し、メネジの拡径を
    防止するように構成されていることを特徴とする棒状化
    粧材繰出容器。
  2. 【請求項2】 上記尾筒が、尾端側にフランジ部を有す
    る有底筒状に形成されている請求項1記載の棒状化粧材
    繰出容器。
  3. 【請求項3】 上記押棒のオネジが、上記メネジと螺合
    する仮想のスパイラル空間の一部を占めるように該押棒
    の外側に配置されている一群の突起からなる請求項1又
    は2記載の棒状化粧材繰出容器。
  4. 【請求項4】 上記押棒外面の一群の突起が、上記メネ
    ジのピッチの整数倍のピッチで、上記押棒の軸方向に直
    線的に配列されており、 上記同期係合筒の内面には軸方向に延びる縦溝が切られ
    ており、 これらの突起と縦溝とが軸方向摺動自在かつ回動不能に
    係合して上期同期係合部を形成する請求項3記載の棒状
    化粧材繰出容器。
  5. 【請求項5】 上記一群の突起が、上記スパイラル空間
    内に延びる舟形形状を有する請求項3又は4記載の棒状
    化粧材繰出容器。
  6. 【請求項6】 上記舟形の長さが、上記スリットの巾よ
    りも長い請求項5記載の棒状化粧材繰出容器。
  7. 【請求項7】 上記押棒がプラスチック射出成形品であ
    って、また、軸方向に延びるパーティングラインで割ら
    れた割型を用いて成形されており、上記一群の突起が該
    パーティングラインにかからないように配置されている
    請求項3〜6いずれか1項記載の棒状化粧材繰出容器。
  8. 【請求項8】 上記メネジ付き筒がプラスチック射出成
    形品であり、成形後に射出成形型のコアピンを軸方向に
    ストレートに抜く無理抜き法により成形されている請求
    項1〜7いずれか1項記載の棒状化粧材繰出容器。
  9. 【請求項9】 上記押棒先端部に、コイルスプリング状
    の棒状化粧材支持部が設けられている請求項1〜8いず
    れか1項記載の棒状化粧材繰出容器。
  10. 【請求項10】 棒状化粧材の進退する内孔を有する先
    筒と、 この先筒に対して軸方向に連結された、該軸回りに相対
    的に回動自在の尾筒と、 先筒及び尾筒内に軸方向摺動自在に収められた、棒状化
    粧材を軸方向に駆動する押棒と、 を備えた棒状化粧材繰出容器であって;上記先筒又は尾
    筒の一方(メネジ付き筒)の内面には、メネジが設けら
    れており、 メネジの設けられていない方の尾筒又は先筒(同期係合
    筒)の内面、及び、上記押棒の外面には、該同期係合筒
    と押棒とを軸方向摺動自在かつ回動不能に係合させる同
    期係合部が設けられており、 上記押棒の外面には、上記メネジと螺合する仮想のスパ
    イラル空間の一部を占めるように一群の突起が配列され
    ており、 この一群の突起が該スパイラル空間内に延びる舟形形状
    を有することを特徴とする棒状化粧材繰出容器。
  11. 【請求項11】 上記舟形突起が、パーティングライン
    に直角方向の接線に対して接するように設けられている
    請求項10項記載の棒状化粧材繰出容器。
  12. 【請求項12】 棒状化粧材を繰出し・引込みする棒状
    化粧材繰出容器であって;コイルスプリング状の棒状化
    粧材支持部を有することを特徴とする棒状化粧材繰出容
    器。
  13. 【請求項13】 軸方向に繰出し可能な押棒を備えた容
    器本体と、 この容器本体の先端に着脱自在に取付けら
    れ、棒状化粧材を軸方向摺動自在に内蔵するカートリッ
    ジと、 からなり、容器筒とカートリッジ筒とを相対的
    に回転させることにより押棒をカートリッジ筒内で進退
    させる棒状化粧材繰出容器であって;上記カートリッジ
    が、コイルスプリング状の棒状化粧材支持部を有するチ
    ャックを具備することを特徴とする棒状化粧材繰出容
    器。
  14. 【請求項14】 上記コイルスプリング状の棒状化粧材
    支持部の先端が平面状に形成されている請求項12又は
    13記載の棒状化粧材繰出容器。
  15. 【請求項15】 上記コイルスプリング状の棒状化粧材
    支持部の先端部内面にテーパが形成されている請求項1
    2、13又は14記載の棒状化粧材繰出容器。
  16. 【請求項16】 上記コイルスプリング状の棒状化粧材
    支持部にリング状の化粧材保持部が付設されている請求
    項12、13、14又は15記載の棒状化粧材繰出容
    器。
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