JP2939215B2 - カートリッジ式棒状化粧材繰出容器 - Google Patents

カートリッジ式棒状化粧材繰出容器

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JP2939215B2
JP2939215B2 JP9278002A JP27800297A JP2939215B2 JP 2939215 B2 JP2939215 B2 JP 2939215B2 JP 9278002 A JP9278002 A JP 9278002A JP 27800297 A JP27800297 A JP 27800297A JP 2939215 B2 JP2939215 B2 JP 2939215B2
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container
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淳 大庭
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Suzuno Kasei Co Ltd
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    • A45D40/00Casings or accessories specially adapted for storing or handling solid or pasty toiletry or cosmetic substances, e.g. shaving soaps or lipsticks
    • A45D40/20Pencil-like cosmetics; Simple holders for handling stick-shaped cosmetics or shaving soap while in use
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    • A45D2040/208Holders for stick-shaped cosmetics whereby the stick can move axially relative to the holder the relative movement being made by a rotating action, e.g. effected by a screw

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  • Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、棒状化粧材(口紅
やアイライン等)のカートリッジ式の繰出容器に関す
る。より具体的には、オネジの働きと、必要に応じて回
転止用リブの働きとをする一群の突起が外面に設けられ
た押棒を用いた、構造が簡単で製造しやすいカートリッ
ジ式棒状化粧材繰出容器に関する。
【0002】
【従来の技術】棒状化粧材の繰出容器には、カートリッ
ジ式のものとそうでないものとがある。カートリッジ式
の容器では、各カートリッジ毎に異なる色彩の芯材(以
下棒状化粧材という)が内蔵されており、該カートリッ
ジを容器本体に適宜交換して装着することにより所望の
色彩の化粧材を使用することができる。
【0003】図11は、実公平3−50814に開示さ
れた従来のカートリッジ式容器の容器本体の構造を示す
断面図である。この容器本体200の内部には、押棒2
01と内筒207とが収められている。押棒201の基
部203の外周にはオネジ205が切られている。また
押棒の基部以外の外面には突条206が切られている。
一方、内筒207の内面には、オネジ205と螺合する
メネジ209が内筒全長にわたって切られている。内筒
207の外面には突条213が切られており、この突条
213には、外筒215内面に切られている溝211が
係合する。
【0004】この容器本体200の外筒215の先端開
口217にカートリッジを挿入し、カートリッジ側の回
り止めと押棒201の突条206とを係合させた後、カ
ートリッジと容器本体とを相対的に回転させる(例えば
どちらかを止めてどちらかを回す)と押棒201が軸方
向に進退する。非カートリッジ式の容器では、棒状化粧
材は押棒201の先端に設けられたチャックに差込まれ
ており、棒状化粧材周囲の筒体等が押棒201の突条2
06と係合する等の手段を用いて、押棒201(オネジ
205)と内筒207(メネジ209)とを相対的に回
転させる。いずれにせよ、押棒は容器本体の軸方向に進
退し、棒状化粧材を繰出し・引込みさせることができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の繰出機構におい
ては、押棒に形成されたオネジと回転止め用凹凸(リブ
等)、及び、容器本体内に形成されたメネジが必須の要
素であった。そのためそれらの要素を各部品に形成する
ため複雑な設計又は加工方法を採らねばならなかった。
例えば実公平3−50814(図11)の繰出機構にお
いては次のような問題点があった。 内筒207のメ
ネジ209が長いため、成形・加工に手間がかかってい
た。
【0006】 成形・加工上の制約(例えば、射出成
形コアピンの強度・加工)からメネジ209の径を小さ
くするができず、そのため容器全体を小径とすることが
できなかった。 押棒201の外周ほぼ全長にわたっ
てオネジを切ればこれと螺合するメネジの長さは短くて
すむ。しかし、そうすると押棒のオネジの表面に回り止
めのための突条又は溝を設けなければならないため、
12に示すように押棒の形が複雑にならざるをえなかっ
た。図12において、押棒305の外面にはオネジがほ
ぼその全長にわたり切られており、オネジ山323の外
面にはリブ321が設けられている。オネジは、容器本
体の301のメネジ部311と螺合し、リブ321はカ
ートリッジ341内の係合溝351と係合し、カートリ
ッジと押棒は同期回転する。この図とは逆に、押棒オネ
ジ外面に溝を切り、カートリッジ側にリブを立ててもよ
い。
【0007】 外周にオネジの切られた押棒を割型を
用いた射出成形で作ろうとすると、型抜き時のアンダー
カット防止のため、ネジの径とピッチに対する制約が厳
しく、いきおいピッチの短いネジにならざるをえない。
そのため、繰出機構の操作性に問題が生じていた。
【0008】本発明は、構造が簡単で小径化でき、かつ
製造しやすいカートリッジ式棒状化粧材繰出容器を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明では、軸方向
に移動可能な押棒を備えた筒状の容器本体と、この容器
本体の先端に着脱自在に取り付けられて前記押棒の動き
に応じて化粧材を繰り出すことのできるカートリッジと
を備えたカートリッジ式棒状化粧材繰出容器に おいて、
前記押棒の外面に軸方向に一定のピッチで配された一群
の突起を設け、前記容器本体側にラセン溝を備え、この
ラセン溝に前記一群の突起の一部を係合させるととも
に、前記カートリッジ側に回り止め溝を備え、この回り
止め溝に前記一群の突起の一部を係合させることにより
前記カートリッジと前記押棒が同期回転をするようにし
た。
【0010】第2の発明では、軸方向に移動可能な押棒
を備えた筒状の容器本体と、この容器本体の先端に着脱
自在に取り付けられて前記押棒の動きに応じて化粧材を
繰り出すことのできるカートリッジとを備えたカートリ
ッジ式棒状化粧材繰出容器において、前記押棒の外面に
軸方向に一定のピッチで配された一群の突起を設け、前
記容器本体側にラセン溝を備え、このラセン溝に前記一
群の突起の一部を係合させるとともに、前記容器本体先
端側かつ前記押棒の外周に前記容器本体と回転可能に配
置された回り止め部材を備え、この回り止め部材に回り
止め溝を設け、この回り止め溝に前記一群の突起の一部
を係合させ、前記回り止め部材に前記カートリッジを同
期回転するように着脱可能とすることにより前記カート
リッジと前記押棒を同期回転させる。
【0011】第3の発明では、前記押棒を前記容器本体
の基端側に付勢する付勢手段を備えた。
【0012】第4の発明では、前記ラセン溝は前記容器
本体に配設されたメネジ部材の内周面に設けられるとと
もに、前記付勢手段は前記メネジ部材と前記押棒基端側
との間に懸架されたスプリングであり、このスプリング
が限界を超えて収縮しないように前記押棒の前進限を定
めるストッパ機構を備えた。
【0013】第5の発明では、前記ストッパ機構は、前
記押棒外周に前記突起がないフラット部を備え、このフ
ラット部において前記押棒とラセン溝を空回りさせる機
構である。
【0014】第6の発明では、前記ストッパ機構は、前
記押棒外周面に設けられたストッパ突起を備え、このス
トッパ突起と前記メネジ部材下端部の当接により前記押
棒の前進を規制する機構である。
【0015】第7の発明では、前記カートリッジ側と容
器本体側との間に回転摩擦部材を備えた。
【0016】
【発明の作用】本発明においては、カートリッジ筒内に
納められた棒状化粧材を繰り出すため、カートリッジを
容器本体に装着した後に、カートリッジと容器本体とを
相対的に回転させる。この場合、カートリッジの装着時
にカートリッジ側の回り止め溝に押棒外周面の一群の突
起が係合することにより、カートリッジと押棒は同期的
に回転する。このため、押棒は容器本体に対して回転す
るが、容器本体側のラセン溝と押棒外面の一群の突起と
は螺合しているので、回転する押棒外面の突起は、順次
ラセン溝内をスパイラルな動きをしながら進み、これに
伴い押棒は回転しながら軸方向に進む。なお、回転を逆
にすると軸方向の動きは逆動作(退く動作)となる。こ
のような動作によって押棒は進退する。
【0017】このような作用をするためには、上記一群
の突起が、上記ラセン溝に螺合する仮想のスパイラル空
間の一部を占めるように配列されていて、例えば上記一
群の突起が、上記ラセン溝のピッチの整数倍のピッチ
で、上記押棒の軸方向に直線的に配列されていることが
好ましい。突起がラセン溝の壁と干渉することがない
し、押棒の設計・製造が容易だからである。ここで整数
とは一般的に1、つまり突起の軸方向のピッチがラセン
溝のピッチと等しくてよい。整数として2、3、4等と
してもよい(突起が歯ヌケになる)ことはもちろんであ
る。なお、一群の突起のピッチ、リード、ねじれ方向
は、ある程度自由に選択することもできる。例えば、軸
方向に一直線に並んでいる突起を採用すれば、リード無
限大のネジ(スプライン)となる。
【0018】また、回り止め溝は、カートリッジと押棒
を実質的に同期回転させるものであればよい。例えば、
一群の突起を押棒の軸方向に直線的に配列するととも
に、回り止め溝を直線溝とし、押棒の突起がまっすぐ溝
内へ入って進んでいくような形態を採ることができる。
この場合、押棒と容器本体側との相対的な回転が妨げら
れない程度であれば、縦溝がややスパイラルになってい
てもかまわない。すなわち、回り止め溝は、ラセン溝と
は異なる態様で、押棒外面の一群の突起と係合するもの
であればよく、例えば、回り止め溝をラセン溝とピッチ
の異なるラセン溝としてもよいし、あるいは、ネジレ方
向が逆のラセン溝としてもよい。また、回り止め溝と突
起との係合部に多少のバックラッシュ、ガタがあって、
その分だけ回動してもかまわない。 なお、実施の形態と
の関係においては、実施の形態における係合溝25、係
合溝37、係合溝65、係合溝119、係合溝527
は、回り止め溝に相当する。
【0019】また、第2の発明では、回り止め部材(例
えば実施の形態における回り止め部材461)は容器本
体側に設けられるので、カートリッジ側の構成を簡略化
することができる。
【0020】また、第3の発明では、押棒を容器本体の
基端側に付勢する付勢手段を備えられるので、カートリ
ッジを容器本体から取り外し、回り止め溝と一群の突起
の係合を解除すると、押棒は容器本体基端側に自動的に
引き戻される。なお、メネジ部材は、それ自体が単一の
部品である必要はなく、他の構成部品の一部に形成され
たものであってもよい。
【0021】また、第4〜第6の発明では、ストッパ機
構により押棒の前進限が定められる。すなわち、第5の
発明では、フラット部において押棒外面の突起が無くな
ることにより、押棒とラセン溝が空回りして押棒の前進
がストップする。また、第6の発明では、ストッパ突起
(例えば、実施の形態における基端フランジ7の面8)
がメネジ部材に当接することにより押棒の前進が規制さ
れる。したがって、付勢手段であるスプリングが限界を
超えて収縮させられることはない。また、押棒 が前進限
に達することにより、使用者に化粧材を使い切ったこと
を知らせることができる。
【0022】また、第7の発明では、カートリッジ側と
容器本体側との間に回転摩擦部材(例えば、実施の形態
における板バネ77、Oリング145、Oリング42
6)が設けられるので、カートリッジと容器本体を回転
させたときに、両者の相対回転位置が回転摩擦部材の摩
擦により保持される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例に係る繰出
機構と容器の図面を参照しつつ説明する。図1は、本発
明の繰出容器に用いる押棒の一実施例を表す図である。
図2は、図1の押棒をA−A断面にて見た断面図であ
る。押棒1の外面には一群の突起3が設けられている。
この例では、突起3は押棒軸方向に直線的にピッチP
で、円周方向には90°張り分けで4列、配列されてい
る。突起3の形状は、この例では半球であるが、その他
の形状、たとえば三角すい、四角すい、円すい、頂部を
切除したこれらのすい形、三角柱、四角柱、多角柱、円
柱、だ円柱であってもよい。押棒1の先端5は棒状化粧
材等を押す(又は引く)部分であり、基端フランジ7の
面8は、後述のメネジ部材端部と当接してストロークエ
ンドを決める面となる。また、面9は、戻しスプリング
を掛け渡す面となる。先端5、基端フランジ7の形状も
この例に限定されるものではない。押棒1本体の断面形
状も円形に限られるものではなく、適当な多角形等であ
ってもよい。
【0024】図3は、図1の押棒の一群の突起と係合す
るラセン溝の切られたメネジ部材の断面図である。メネ
ジ部材11の内面13にはラセン溝15が、この例では
4条に切られている。溝の条数は何条でもよいが、他条
にした方がラセン筒の長さを短くできる利点がある。こ
の例では、ラセン溝15の断面形状も、ラセン山17の
断面形状も台形であるが、その他の形状、例えばサイン
カーブ、円弧、三角、四角等であってもよい。メネジ部
材のラセン溝が切られている部分の長さは、最低、押棒
の突起が一個常に係合しているような長さあればよい。
数ケの突起が常に係合している状態が、強度上や円滑な
動作上好ましい。
【0025】図4は、図1の押棒の一群の突起と係合す
る係合溝の切られた溝付部材の断面図である。溝付部材
21の内面23には直線状の回り止め溝である係合溝2
5が4列切られている。係合溝25相互間は突条27で
仕切られている。この係合溝25には、押棒1の突起3
の直線列がそのまま直線的に入ってくる。この状態では
溝付部材21と押棒1とは相対的に回転できなくなる
(同期回転する)。溝付部材21を固定し、メネジ部材
11を一回転させると、ラセン溝の1リード分(4ピッ
チ分)押棒は進退する。メネジ部材を固定して溝付部材
を回転させても同じである。
【0026】溝付部材21の係合溝を直線溝以外の溝と
することもできる。要は、溝の壁(溝間の凸部)と押棒
外周の突起とが干渉せず、溝が押棒外周の突起の全てを
受け入れるものであればよいのである。例えば、メネジ
部材11のラセン溝15の倍のリードを持ったラセン溝
としてもよい場合がある。この場合は、溝付部材を固定
してメネジ部材を一回転させるとメネジ部材のラセン溝
のリード1/2分押棒は進退する。溝付部材の製造上か
らは、直線溝とすることが作りやすい。
【0027】この実施例の押棒、メネジ部材、溝付部材
の材料、製造方法は特に限定されるものではないが、押
棒は型成形(割型)で製造するのに適している。外面の
突起は単純な形状でもよく、アンダーカットが生じるお
それがないので、設計・製造が容易である。棒状化粧材
の容器用としては、これらの部品にはプラスチック材の
射出成形品が好適である。
【0028】図5は、本発明の参考となる繰出容器の一
例を表す断面図である。棒状化粧材33は先筒31内に
軸方向(図の上下方向)に移動可能なように収められて
いる。棒状化粧材33の基端(図の下側端)は、押棒5
1の先端に設けられた腔部53に嵌合して保持されてい
る。
【0029】先筒31内面には係合溝37が直線的に切
られており、先筒31が繰出機構の溝付部材を兼ねてい
る。先筒31には、容器本体筒41が、回動自在に同軸
で嵌合している。容器本体筒41の内部にはメネジ部4
5が一体に形成されており、繰出機構のメネジ部材とし
て作用する。メネジ部45の内面には一条のラセン溝4
7が切られており、この溝には押棒51の突起57が螺
合している。容器本体筒41と先筒31の嵌合部には、
環状凸部39と環状凹部43よりなる回動自在の係止部
が設けられていて、先筒31が容易に抜けないようにな
っている。このような係止手段としては、他に、板バ
ネ、Oリング、各種形状の穴・突起係合を用いることが
できる。容器本体筒41の基端49には尾栓59が装着
されており、押棒51の基端フランジ55下面と当接し
て、押棒の基端側ストロークエンドを決めている。図5
に示されているように、先筒31の基端は、容器本体筒
41のメネジ部45の上端で途切れており、押棒51外
周の突起57は、メネジ部45のラセン溝47と、他の
何物をも介することなく螺合している。
【0030】押棒51の外面には突起57が、4本の列
状で、あるピッチで設けられている。一つの列は隣りの
列と1/4ピッチずつ軸方向にズレて、周方向に90°
回った位置に設けられている。この容器の作用について
説明する。例えば、容器本体筒41を左手の指で持っ
て、右手の指で先筒31を回すと、押棒51は先筒31
と同期回転する(押棒突起57が先筒係合溝37内に入
り込んでいるため)。そのため、メネジ部45のラセン
溝47と係合している押棒突起57は、ラセン溝に沿っ
て回転しながら軸方向に移動し、押棒が繰り出され(又
は引込まれ)ていく。この押棒の軸方向の動きと連動し
て棒状化粧材33も繰り出され(又は引込まれ)る。
【0031】図6は、本発明の参考となる繰り出し容器
の他の一例を表す断面図である。この容器では、先筒3
1の側にメネジ部61があり、容器本体筒41側に係合
溝65があり、図5の容器と逆になっている。これでも
前述と同様の繰り出し動作が可能である。ただし、図5
の容器の場合は、棒状化粧材33と先筒31とが同期回
転するため、棒状化粧材33は先筒の先端口35からま
っすぐ出入りするけれども、図6の容器の場合は、棒状
化粧材33は同先端口35から回転しながら出入りす
る。この点が両者は異なる。なお、容器本体筒41と押
棒51との間の回り止めは、押棒51下端のフランジに
突起を設け、容器本体筒41内面に軸方向溝を設け、こ
の突起と溝とを係合させる方法により行ってもよい。
【0032】図7は、本発明の一実施例に係るカートリ
ッジ式棒状化粧材繰出容器の容器本体を表す断面図であ
る。この実施例では、メネジ部83が、容器本体70
内部に収められている内筒81の内面に形成されてい
る。内筒81は外筒71の中に収められており、両筒は
結合部79で(凹凸等)で係合し合って共回りする。外
筒71を金属薄円筒製として、容器の高級感も出すこと
ができる。内筒81のメネジ部83は、内筒内面の一
部に設ければよい(ネジ一周分もあれば十分である)。
この点が、図11に示されている従来例の内筒207の
内面においては全長に渡ってメネジ209が切られてい
るのと、大きく異なっている。射出成形によるにせよ、
切削加工によるにせよ、長いメネジを形成するのは、手
間がかかり、生産性の悪い作業である。本実施例では、
押棒91のほぼ全長に渡ってラセン溝85と係合する突
起93が設けられているので、押棒が進退しても、その
突起と係合するメネジは押棒進退ストローク分の長さは
不要で、一群の突起の一部と確実に係合する最小限の長
さがあればよい。そのため、内筒81の製造が楽であ
る。
【0033】この実施例では、容器本体内には、スプリ
ング89が押棒91を取巻くように組み込まれており、
押棒を後退方向に付勢している。スプリング89は、内
筒81のメネジ部83が張り出している段部の端面
と、押棒91のフランジ部95の端面とに挾持されてい
る。このスプリングは押し勝手となっており、押棒91
を図の下方向に付勢している。容器の内筒81、外筒7
1の下端には、尾栓99が装着されており、押棒91の
最下端位置を決めている。スプリング89があるため、
押棒91の回転がフリーになると、押棒は繰り出し位置
から最後退位置に回転しながらオートリターンする。そ
のため、カートリッジ交換時には押棒は常に最後退位置
となっていて、新しいカートリッジを入れた時に不用意
に棒状化粧材が繰り出されるようなことがないので、棒
状化粧材の破損の恐れがない。
【0034】この実施例の容器本体70の容器筒開口7
3内面には板バネ75が取り付けられている。この板バ
ネは、カートリッジ着装時に、図8に示されているカー
トリッジ筒103の柄106の部分を圧迫して、着装を
確実とすると共に、容器本体とカートリッジとの間に適
当な回転抵抗を与えている。また、板バネ75には凸段
部77が設けられており、これがカートリッジ柄106
の凹段部107と係合して、カートリッジの抜け止めの
役割を果たす。又は、カートリッジ着装時に、両段部が
はまり込む際のカチリという音や手の感触によって、使
用者に着装完了を伝え、快い使用感を与える。両段部の
凹凸関係は本実施例の逆であってもよい。
【0035】図8は、図7の容器本体に装着されるカー
トリッジを表す断面図である。カートリッジ筒103
は、先端に棒状化粧材(図示せず)出し入れのための開
口105を有し、内部にはスリット軸111を内包して
いる。またカートリッジ筒103の基部(図の下側)に
は、一対の係止穴109が穿設されており、この係止穴
には上記スリット軸111の突起片113が係合する。
このため、スリット軸111とカートリッジ筒103と
は、軸方向及び回転方向に互いに固定される。
【0036】スリット軸111は円筒形状でありプラス
チック等の弾性素材により形成されていて、周面の長手
方向に一対のスリット115が設けられている。スリッ
ト軸111内部に収納するチャック121は円筒形状で
あり、その先端部は化粧材を保持可能な形状(例えば腔
部)とし、下端部周面には一対の突起部123を構成し
ている。この突起部は、前述のスリット軸111のスリ
ット115より突き出ており、この突起部123とスプ
リング129の下端とが当接している。スプリング12
9は、スリット軸111の外周面に巻装されていて、上
端をカートリッジ筒内段部に係止し、下端をチャック1
21の突起部123に係止しているため、チャック12
1は常時下方に付勢されている。チャック121をスリ
ット軸111内部へ装着する際は、スリット軸111が
弾性素材のため、スリット115を簡単に拡げて装着が
可能である。
【0037】スリット軸111の基端口117の内面に
は係合溝119が切られており、この溝内に図7に示さ
れている押棒91の直列状の突起93が入ってきて係合
する。そのため、カートリッジの容器本体への装着後
は、押棒91、スリット軸111、カートリッジ筒10
3は同期回転する。また押棒91の先端はチャック12
1の尾端と当接する。この状態で容器本体の外筒71
(内筒81、メネジ部83も一体同期回転する)とカ
ートリッジ筒103とを相対的に回転させると、押棒の
突起93がラセン溝85に沿って上下するため、押棒9
1が進退し、それと連動してチャック121及びこれに
把持された棒状化粧材も進退する。
【0038】図9は、本発明の参考となる繰出容器の要
部を表す断面図である。図10は、図9の機構のスパイ
ラル状係合突条部を示す図であって、(A)は図9のA
−A断面を、(B)は(A)のB−B断面を表す。この
参考例では、押棒171外面の一群の突起173は、容
器筒161内面に設けられたスパイラル状の係合突条1
63と係合している。係合突条163は、スパイラル状
に容器筒161内面に設けられており、押棒171外面
の一群の突起の少くとも一個は、その上面で、また同突
起の少くとも一個は、その下面で、突条164と係合す
る。そのため、押棒171は軸方向に一定位置を保持さ
れる。押棒と容器筒とが相対的に回転すると、突起は係
合突条に沿って摺動し、押棒は進退する。突条163
は、図10(A)、(B)に示されているように、スパ
イラル一周期分設ける必要はない。そのため、容器筒1
61をプラスチック射出成形で成形する場合にも、回転
抜き出し形のコアピンを使用しなくとも製造することが
できる。
【0039】図13は、本発明の参考例に係る口紅容器
の断面図である。この口紅容器の基本構成は、図5の棒
状化粧材繰出容器とほぼ同じである。すなわち、口紅3
60は、その基部(図の下側)において、チャック37
3に差し込まれて支持されている。チャック373は、
押棒371と一体物である。チャック373と口紅36
0は、押棒371の進退に伴って、先筒361の内孔3
63内を摺動する。先筒361先端口362の端面(上
端面)は斜めに切り取られたような形状をしている。同
様に、口紅360の先端も斜めになっている。
【0040】先筒361の基部は回り止め部365とな
っている。この回り止め部365の内面の回り止め溝3
66と、押棒外面の突起375とは、回動不能かつ軸方
向摺動自在に係合する。そのため、押棒371と先筒3
61とは同期回転する。回り止め部365の外周面は、
容器筒391の先端内孔393に回動自在に嵌合してい
る。回り止め部365の外周面には、0リング溝367
が切られており、同溝に0リング380が装着されてい
る。この0リング380は、先筒361と容器筒391
とを相対回転させる際に適当な摺動抵抗を与える。回り
止め部365外周面の係止突起368と、容器筒先端内
孔393の係止凹部395とは、係合して両筒の抜け止
め(回動は自在)となる。
【0041】押棒371外面には、軸方向直線状に、あ
るピッチで一群の突起375が突設されている。この突
起375は、メネジ部材381内面のラセン溝383と
螺合している。メネジ部材381は、その外面のローレ
ット385と、容器筒391内面のローレット397と
によって、容器筒391と回動不能に係止されている。
なお、この口紅容器の容器筒391は、底部399を有
する円筒状をしている。図13の口紅容器の先筒361
と容器筒391とを相対的に回転させると、押棒371
とメネジ部材381とが相対的に回転して、押棒37
1、チャック373、口紅360が繰出し、引っ込みさ
れる。
【0042】図13の口紅容器においては、押棒371
の前進限を定めるためのストッパー突起377が、押棒
371下端部外面に設けられている。このストッパー突
起377は、メネジ部材381のラセン溝383とは螺
合せず(対応する部分にラセン溝が無い)、同部材38
1の下端面に当接する。そのため、それ以上は押棒37
1は上昇(前進)できない。このようなストッパー突起
377が存在するので、メネジ部材381を押棒371
の下から押棒にねじ込むことはできない。そのため、メ
ネジ部材381をC字形の切欠きを有するリング状とし
て、押棒371の横からはめ込むようにしている。
【0043】図14は、他の一例の係る棒状化粧材繰出
容器の容器本体の断面図である。(A)は押棒が後退限
にある状態を、(B)は押棒が前進限にある状態を示
す。本実施例の容器本体400は、容器外筒401、容
器内筒431、メネジ部材411、押棒441、スポン
ジチップ457及びキャップ459の各部品より構成さ
れている。外筒401は円筒状で、容器本体400の上
中部外周を覆っている。内筒431は中空円筒状をして
おり、先端部(上部)が径の絞られた回り止め部421
となっている。回り止め部421の外面は、カートリッ
ジとの連結部となっており、円形突起427が突設され
ている。ここに、後述する(図15)カートリッジ筒後
端の環状凹部529がはまり込んで、カートリッジ47
1と容器本体401とが連結される。
【0044】回り止め部421の内面には、回り止め溝
423が軸方向に延びるように4列切られている。この
回り止め溝423は、押棒441外面に軸方向に直線状
に配列された一群の突起445と係合して、内筒431
と押棒441とが軸方向摺動自在に同期回転する。な
お、外筒401と内筒431とは、固着(圧入、接着
等)されているので、結局外筒401と押棒441とが
同期回転する。
【0045】メネジ部材411は、円筒状をしている。
メネジ部材411の内孔面にはラセン溝413が2条切
られている。ラセン溝の条数は1条でも複数でもよい。
このラセン溝413には、押棒441外面の一群の突起
445が螺合して、両者は、メネジとオネジの組合せと
同様の機構を形成する。メネジ部材411の外面には、
上下方向に伸びる同期係合リブ415が8本切られてい
る。このリブ415は、カートリッジが容器本体に装着
されると、カートリッジ筒481下部内面の同期係合溝
527(図15)に入り込んで係合し、カートリッジ筒
がメネジ部材と同期回転するようになっている。
【0046】本実施例の押棒441の外面には、一群の
突起445が設けられている。突起445は、円周方向
に見ると、90℃振り分けで4列に、ある一定のピッチ
で配列されている。そのうち、180°対向する2列
は、同じ軸方向位置(高さ)にそろって並んでいる。こ
れらの突起は、例えば、突起445−1、突起445−
2、突起445−3、………というように見ていくと、
押棒71の外周面上にスパイラル状に配列されており、
そのリードは上下の突起列のピッチの2倍となってい
る。このスパイラル状に配列された突起は、ネジ山の働
きをする。本実施例の棒状化粧材繰出容器の各部品は、
プラスチックの射出成形品である。材質は、ABS(ア
クリロニトリル−ブタジエン−スチレン)、POM(ポ
リオキシメチレン)等である。
【0047】図14の容器本体400には、押バネ45
1が組込まれている。この押バネ451は、押棒441
の基部フランジ449上端面と、容器内筒431内孔の
内段部433端面との間に、押棒を取り巻くように収め
られていて、両面の間で押し勝手に、押棒を後退方向に
付勢している。押バネ451があるので、容器本体から
カートリッジを抜いてメネジ部材411の回転がフリー
になると、押棒は繰出し位置から最後退位置に真直ぐ
(回転しないで)オートリターンする。そのため、カー
トリッジ交換時には、押棒は常に最後退位置となってお
り、新しいカートリッジを装着したときに不用意に棒状
化粧材が繰出されるようなことがなく、棒状化粧材の破
損を予防できる。また、オートリターンの際、押棒と容
器筒とが相対的に回転しないので、押バネ451にねじ
れ力が働くことがなく、よりスムーズな動きが得られ
る。
【0048】この例では、押棒441の最後退位置は、
押棒の先端部にはめ込まれている抜け止めリング410
の下端面が、メネジ部材411の上端面と当接すること
によって定められる。抜け止めリング410は、円筒リ
ングの一部を切欠いたC字状断面をしている。この抜け
止めリング410は、押棒441の外周に削設されたリ
ング溝443に、C字切欠きを広げてはめ込まれてい
る。この抜け止めリング410は、図14(B)に示さ
れているように、押棒の先端部についてカートリッジ筒
内に繰り出される。押棒が後退して、抜け止めリング4
10の下端面がメネジ部材411の上端面と当たるとそ
れ以上押棒を後退させることができなくなる。このよう
な構造のため、容器内筒431の後端(下端)口には、
尾栓を取付ける必要はない。なお、この後端口には、刷
毛やブラシを取付けることもでき、棒状化粧材繰出容器
を多様な態様の化粧用具とすることもできる。図14の
ものにおいては、チップホルダー455に保持されてい
るスポンジチップ457が取り付けられている。チップ
457はキャップ459に覆われている。
【0049】容器内筒431上部の回り止め部421外
面にリング状に切られた0リング溝425には、Oリン
グ426が装着されている。このOリングの役割は、カ
ートリッジ筒481(図15)と容器内筒431との間
に一定の回転抵抗を与えることである。もしこの回転抵
抗がないと、カートリッジの引バネ501や押バネ45
1の付勢力により、押棒441、メネジ部材411、及
びカートリッジ筒481が一体となって空回りして、押
棒が最後退位置まで自然にもどってしまうことになる。
なお、カートリッジ筒481と容器内筒431とは、カ
ートリッジ筒の環状凹部と容器内筒の円形突起427
で、軸方向にズレないよう係止されている。
【0050】図14の容器本体400の押棒441の下
部の一部分は、一群の突起445を有しない円筒面のフ
ラット部446となっている。このフラット部446と
なっている。このフラット部446の径は、一群の突起
445が設けられている部分の円筒軸の径と同じであ
る。このフラット部446は、押棒441が前進(上
昇)限にあるとき、図14(B)に示されているよう
に、メネジ部材411と嵌合する位置にくる。したがっ
て、この状態では、カートリッジと容器本体を相対的に
回転させても、メネジ部材411と押棒441とは空回
りする。この空回りにより、使用者は、棒状化粧材が繰
出し限まで来たことを明瞭に感ずることができる。
【0051】なお、フラット部446の長さは、回り止
め部421の長さよりも短くなっている。そのため、フ
ラット部446が回り止め部421を通過する際には、
フラット部より上又は下の突起445が回り止め溝42
3と係合するので、押棒441と回り止め部421とが
空回りすることはない。押棒441は押バネ451やカ
ートリッジの引バネ501(図15)によって後退方向
に付勢されているので、空回りが起こる際、押棒の突起
445がラセン溝に入ったり・出たりして、カチャカチ
ャと音がする。
【0052】図15は、図14の棒状化粧材繰出容器に
装着されるカートリッジを示す図である。(A)は断面
図、(B)は側面図である。このカートリッジは、筒体
481と、芯チャック491と、引バネ501の3部品
からなる。図15のカートリッジの特徴は、芯チャック
491を後退方向に付勢する引バネ501が設けられて
いることと、チャックストッパー486が内突部487
を有するベンド構造となっていることである。
【0053】図15のカートリッジ471のチャックス
トッパー486は、筒体481の側面に、図15(B)
に示されているように、コの字状の切欠きスリット48
8を入れて、舌状に形成されている。このチャックスト
ッパー486の上部内側は、図15(A)に示されてい
るように、わずかに内側に突出した内突部487となっ
ている。芯チャック491のベンド片511の当接部5
13は、スリット488の上部488a内に、弾性によ
って張り出す。そのため、当接部513とチャックスト
ッパー内突部487との干渉量は、当接部513の張り
出し寸法と、チャックストッパー内突部487の内側突
出寸法を合計した寸法となり、チャックベンド片511
単独の張り出し量と比較して大きくとれる。そのため、
芯チャックの抜け出しがより確実に防止できる。
【0054】図15の実施例のカートリッジ471の引
バネ501はコイルスプリングである。引バネ501の
下端部のバネ後端部505は、径大部となっており、カ
ートリッジ筒体481内面下部のバネ後端係止面489
と当接している。このため、バネ後端部505は筒体4
81の先端方向に動かないように係止される。引バネ5
01の上部のバネ先端部503は、芯チャック491下
部のバネ先端係止部497のバネ係止突起498に引っ
かけられて、芯チャック491と連結されている。
【0055】図16は、本発明の他の1実施例に係る棒
状化粧材繰出容器の容器本体600の断面図である。こ
の容器本体600は、図14の実施例の容器本体400
とよく似た構造であるが、メネジと回り止めの関係が逆
になっている。すなわち、図16の実施例の容器本体
00は、押棒の突起と螺合するラセン溝を有するメネジ
465が、容器内筒431の先端部に一体的に設け
られている。さらに、このメネジ部465のさらに先
端側に、押棒の一群の突起と軸方向摺動自在かつ回動不
能に係合する溝を有する回り止め部材461が、容器筒
の先端側に押棒を介して容器筒と回動自在に取り付けら
れている。
【0056】図16の棒状化粧材繰出容器に図15のカ
ートリッジを装着すると、回り止め部材461外面の同
期係合リブ463とカートリッジ筒の同期係合溝527
とが係合し、回り止め部材461とカートリッジ筒48
1とは同期回転して、押棒441が進退する。この際、
押棒はカートリッジ内を相対回転せず(真直ぐ)動く。
一方、押棒は容器筒内を回転しながら進退する。そのた
め、カートリッジを容器本体600から取外して、回り
止め部材461の回転がフリーになると、押バネ451
に押されて、押棒441は容器本体600内で回転しな
がら最後退位置にオートリターンする。
【0057】図14、15、16に示されている棒状化
粧材繰出容器の第一の大きな特徴は、回り止め部材やメ
ネジ部材を容器本体側に組み込むことにより、カートリ
ッジ側の部品を最少としてある点である。そのため、カ
ートリッジのコストを最低に押えることができる。この
種の棒状化粧材繰出容器においては、使用者は、一本の
容器本体に対して複数のカートリッジを購入して使用す
るのが一般的であるので、カートリッジのコストを押え
ることに意義がある。
【0058】第2の大きな特徴は、図15のカートリッ
ジが、図14の容器本体にも図16の容器本体にも使用
できる(互換性がある)ことである。そのため、カート
リッジと容器本体との組合せのバリエーションが多様に
なる。なお、このように互換性があることがかえってマ
ズイ場合は(最終販売者が違う製品間で互換性があると
マズイ)、カートリッジ筒と回り止め部材又はメネジ部
材との係合部の形状を適当に変えることにより、互換性
をなくすこともできる。また、チャック後端と押棒先端
との係合関係を変えて互換性を無くすこともできる。
【0059】第3の大きな特徴は、カートリッジと容器
本体との係合関係が、カートリッジ筒後端内面と容器内
筒先端部外面の部分で全て処理されている点である。す
なわち、カートリッジと容器本体とを適当な摩擦下で回
動自在に連結する機構である係止凹凸部や摩擦部材(0
リング)等は、上記部分に集約されているのである。そ
のため、容器外筒あるいはホルダー等を用いる応用態様
においても、それらの容器外筒、ホルダーやカートリッ
ジに施すべき設計変換が最少ですむ。例えば、容器外筒
等は単純なパイプですむ。つまり、意匠性が特に重視さ
れる高級感あふれる同種容器の様々なバリエーション
を、本実施例の棒状化粧材繰出容器をベースとして容易
に構築できる。
【0060】図17は、本発明の他の一実施例に係る棒
状化粧材繰出容器を示す一部断面側面図である。この繰
出容器が図14等の繰出容器と異なる第一の点は、カー
トリッジと容器本体連結部の構造である。すなわち、
16の棒状化粧材繰出容器においては、カートリッジの
容器本体に対する軸方向係止、回動摩擦抵抗付与は、容
器本体筒601上部の挿入筒部602先端開口483と
カートリッジ外面挿入部479において行われている。
【0061】図17において、カートリッジ471下半
部の挿入部479は、容器本体筒601上部の挿入筒部
602内面に挿入されている。挿入部479には、係止
突起475が突設されており、この係止突起475は挿
入筒部602内面の環状凹部485の中に回動自在には
まり込んでいる。挿入部479の係止突起475の下に
は、0リング溝477が切られており、この溝に0リン
グ480が装着されている。この0リング480は、容
器本体筒とカートリッジとの間に適当な回動抵抗を与え
る。
【0062】係止突起475が環状凹部485と係合し
た状態で、容器本体601の上端面482とカートリッ
ジ471の当接段部473がぴったり接触するか、ほん
のわずかのスキマしかあかないようにすることが、容器
の外観上好ましい。図17のタイプの棒状化粧材繰出容
器においては、容器本体筒上端482と係止凹凸48
5、係止突起475とが近接しており、かつそれらの制
作誤差が容器本体筒とカートリッジ筒の両部品の成形誤
差のみによって支配される。したがって、上記接触部の
精度が良い。
【0063】図17の棒状繰出容器の第2の特徴は、容
器本体筒601が一体物である点である。すなわち、挿
入部479、回り止め部603及び下部筒604が一体
のプラスチック射出成形品である。このため、図14、
16の棒状繰出容器よりも部品点数を少なくして製造コ
ストを下げることができる。なお、容器本体筒601
下端部には、尾栓499がはめ込まれており、押棒44
1の後退限を定めている。また、押棒441を後退方向
に付勢する押バネ451は、容器本体筒601中央部の
仕切り部495と押棒基部フランジ449との間に、押
し勝手に配置されている。
【0064】
【発明の効果】以上の説明から明かなように、本発明の
カートリッジ式棒状化粧材繰出容器においては、押棒外
面に設けられた一群の突起は、容器本体側のラセン溝と
係合することにより押棒を繰り出す手段として作用する
とともに、カートリッジ側の回り止め溝と係合すること
により押棒とカートリッジの回転を規制する手段として
も作用する。すなわち、同じ押棒にある突起(外面突
起)を、一部は螺旋状に絡み合うメネジ構造部として用
い、それ以外の一部の突起を縦に使用し回転を抑止する
回転止めに用いることができる。したがって、カートリ
ッジ式棒状化粧材容器の構成を簡略化し、部品点数を削
減することにより、製造コストを低減するこ とができ
る。
【0065】また、連続ネジの切られている押棒と比べ
て、本発明の容器の押棒は、製造上の制約条件が少ない
ため、細長く、任意のピッチを有する押棒が得られる。
そのため、本発明の繰出容器もコンパクトで高機能なも
のにできる。また、本発明の容器の押棒の外面に、仮想
の連続ネジの要所要所を占めるように配置されている一
群の突起のグループ分け(選択)によっては、得られ
る”ネジ”のピッチ、リード、ねじれ方向をある程度自
由に選択することもできる。また、押棒表面の突起は単
純な形状としうるので、押棒の製造が容易である。特
に、押棒全長の表面にネジを切る場合ではネジ加工又は
全型製作が大変なのと比較すると、この効果が著しい。
また、押棒の突起と係合するメネジ部材の長さが短くて
すむため製造が容易である。また、押棒の基端に係合突
起(又はオネジ)を付けて、容器本体側にメネジを設け
たもの(実公平3−50814等)と比較して、押棒自
体がラセン機能を果たしているため、押棒や容器本体の
外径を細くすることができる。
【0066】また、第2の発明(図15、図16に示し
た実施形態)では、回り止め溝が設けられた回り止め部
材(例えば実施の形態における回り止め部材461)は
容器本体側に設けられるので、カートリッジ側の構成を
簡略化することができる。第3の発明では、押棒を容器
本体の基端側に付勢する付勢手段を備えられるので、カ
ートリッジを容器本体から取り外し、回り止め溝と一群
の突起の係合を解除すると、押棒は容器本体基端側に自
動的に引き戻される。なお、メネジ部材は、それ自体が
単一の部品である必要はなく、他の構成部品の一部に形
成されたものであってもよい。また、第4〜第6の発明
では、ストッパ機構により押棒の前進限が定められる。
すなわち、第4の発明では、フラット部において押棒外
面の突起が無くなることにより、押棒とラセン溝が空回
りして押棒の前進がストップする。また、第5の発明で
は、ストッパ突起(例えば、実施の形態における基端フ
ランジ7の面8 )がメネジ部材に当接することにより押
棒の前進が規制される。したがって、付勢手段であるス
プリングが限界を超えて収縮させられることはない。ま
た、押棒が前進限に達することにより、使用者に化粧材
を使い切ったことを知らせることができる。第7の発明
では、カートリッジ側と容器本体側との間に回転摩擦部
材(例えば、実施の形態における板バネ77、Oリング
145、Oリング426)が設けられるので、カートリ
ッジと容器本体を回転させたときに、両者の相対回転位
置が回転摩擦部材の摩擦により安定するとともに、回転
時には適度な摺動感が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の繰出容器に用いる押棒の一実施例を表
す図である。
【図2】図1の押棒をA−A断面にて見た断面図であ
る。
【図3】図1の押棒の一群の突起と係合するラセン溝の
切られたメネジ部材の断面図である。
【図4】図1の押棒の一群の突起と係合する係合溝の切
られた溝付部材の断面図である。
【図5】本発明の参考となる棒状化粧材の繰出容器の一
例を表す断面図である。
【図6】本発明の参考となる棒状化粧材の繰出容器の他
の一例を表す断面図である。
【図7】本発明の一実施例に係るカートリッジ式の棒状
化粧材繰出容器の容器本体を表す断面図である。
【図8】図7の容器本体に装着されるカートリッジを表
す断面図である。
【図9】本発明の他の一実施例に係る繰出容器の要部を
表す断面図である。
【図10】図9の機構のスパイラル状係合突条部を示す
図であって、(A)は図9のA−A断面を、(B)は
(A)のB−B断面を表す。
【図11】実公平3−50814に開示された従来のカ
ートリッジ式容器の容器本体の構造を示す断面図であ
る。
【図12】本発明に対する比較例として考えられる繰出
機構を表す断面図である。
【図13】本発明の参考となる口紅容器の断面図であ
る。
【図14】本発明の1実施例に係る棒状化粧材繰出容器
の容器本体の断面図である。(A)は押棒が後退限にあ
る状態を、(B)は押棒が前進限にある状態を示す。
【図15】図14の棒状化粧材繰出容器に装着されるカ
ートリッジの断面図である。
【図16】本発明の他の1実施例に係る棒状化粧材繰出
容器の容器本体の断面図である。
【図17】本発明の他の一実施例に係る棒状繰出容器を
示す一部断面側面図である。
【符号の説明】
1 押棒 3 突起 5 先端 7 基端フランジ 8 面 11 メネジ部材 13 内面 15 ラセン溝 17 ラセン山 21 溝付部材 23 内面 25 係合溝 27 突条 31 先筒 33 棒状化粧材 35 先端口 37 係合溝 39 環状凸部 41 容器本体筒 43 環状凹部 45 メネジ部 47 ラセン溝 49 基端 51 押棒 53 腔部 55 基端フランジ 57 突起 59 尾栓 61 メネジ部 63 ラセン溝 65 係合溝 70 容器本体 71 外筒 73 開口 75 板バネ 77 凸段部 79 回り止め部 81 内筒 83 メネジ部 85 ラセン溝 89 スプリング 91 押棒 93 突起 95 フランジ部 99 尾栓 101 カートリッジ 103 カートリッジ筒 105 先端開口 106 柄 107 凹段部 109 係止穴 111 スリット軸 113 突起片 115 スリット 117 基端口 119 係合溝 121 チャック 123 突起部 129 スプリング 161 容器筒 163 係合突条 171 押棒 173 突起 360 口紅 361 先筒 362 先筒口 363 内孔 365 回り止め部 366 回り止め溝 367 0リング溝 368 係止突起 371 チャック付押棒 373 チャック 375 突起 380 0リング 381 メネジ部材 383 ラセン溝 385 ローレット 391 容器筒 393 先端内孔 395 係止凹部 397 ローレット 399 底部 400 容器本体 401 外筒 403 先端口 410 抜け止めリング 411 メネジ部材 413 ラセン溝 415 同期係合リブ 421 回り止め部 423 回り止め溝 425 0リングみぞ 426 0リング 427 円形突起 431 内筒 433 内段部 435 フランジ部 437 後端延長部 441 押棒 443 リング溝 445 突起 447 基部 449 基部フランジ 451 押バネ 455 チップホルダー 457 スポンジチップ 459 キャップ 461 回り止め部材 463 同期係合リブ 465 メネジ部 471 カートリッジ 481 カートリッジ筒 486 チャックストッパー 487 内突部 488 スリット 488a 上部 489 バネ後端係止部 501 引バネ 505 バネ後端部 511 ベンド片 513 当接部 527 同期係合溝 529 環状凹部

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸方向に移動可能な押棒を備えた筒状の容
    器本体と、 この容器本体の先端に着脱自在に取り付けられて前記押
    棒の動きに応じて化粧材を繰り出すことのできるカート
    リッジと、 を備えたカートリッジ式棒状化粧材繰出容器において、 前記押棒の外面に軸方向に一定のピッチで配された一群
    の突起を設け、 前記容器本体側にラセン溝を備え、 このラセン溝に前記一群の突起の一部を係合させるとと
    もに、 前記カートリッジ側に回り止め溝を備え、 この回り止め溝に前記一群の突起の一部を係合させるこ
    とにより前記カートリッジと前記押棒が同期回転をする
    ようにしたことを特徴とするカートリッジ式棒状化粧材
    繰出容器。
  2. 【請求項2】軸方向に移動可能な押棒を備えた筒状の容
    器本体と、 この容器本体の先端に着脱自在に取り付けられて前記押
    棒の動きに応じて化粧材を繰り出すことのできるカート
    リッジと、 を備えたカートリッジ式棒状化粧材繰出容器において、 前記押棒の外面に軸方向に一定のピッチで配された一群
    の突起を設け、 前記容器本体側にラセン溝を備え、 このラセン溝に前記一群の突起の一部を係合させるとと
    もに、 前記容器本体先端側かつ前記押棒の外周に前記容器本体
    と回転可能に配置された回り止め部材を備え、 この回り止め部材に回り止め溝を設け、 この回り止め溝に前記一群の突起の一部を係合させ、 前記回り止め部材に前記カートリッジを同期回転するよ
    うに着脱可能とすることにより前記カートリッジと前記
    押棒を同期回転させることを特徴とするカート リッジ式
    棒状化粧材繰出容器。
  3. 【請求項3】前記押棒を前記容器本体の基端側に付勢す
    る付勢手段を備えたことを特徴とする請求項1または請
    求項2に記載のカートリッジ式棒状化粧材繰出容器。
  4. 【請求項4】前記ラセン溝は前記容器本体に配設された
    メネジ部材の内周面に設けられるとともに、前記付勢手
    段は前記メネジ部材と前記押棒基端側との間に懸架され
    たスプリングであり、このスプリングが限界を超えて収
    縮しないように前記押棒の前進限を定めるストッパ機構
    を備えたことを特徴とする請求項3に記載のカートリッ
    ジ式棒状化粧材容器。
  5. 【請求項5】前記ストッパ機構は、前記押棒外周に前記
    突起がないフラット部を備え、このフラット部において
    前記押棒とラセン溝を空回りさせる機構であることを特
    徴とする請求項4に記載のカートリッジ式棒状化粧材容
    器。
  6. 【請求項6】前記ストッパ機構は、前記押棒外周面に設
    けられたストッパ突起を備え、このストッパ突起と前記
    メネジ部材下端部の当接により前記押棒の前進を規制す
    る機構であることを特徴とする請求項4に記載のカート
    リッジ式棒状化粧材容器。
  7. 【請求項7】前記カートリッジ側と容器本体側との間に
    回転摩擦部材を備えたことを特徴とする請求項1から請
    求項6のいずれか一つに記載のカートリッジ式棒状化粧
    材繰出容器。
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