JPH056900Y2 - - Google Patents

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JPH056900Y2
JPH056900Y2 JP16349286U JP16349286U JPH056900Y2 JP H056900 Y2 JPH056900 Y2 JP H056900Y2 JP 16349286 U JP16349286 U JP 16349286U JP 16349286 U JP16349286 U JP 16349286U JP H056900 Y2 JPH056900 Y2 JP H056900Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、口紅容器やアイライナー容器等棒状
化粧料を容器内外に出入させる棒状化粧料繰出容
器に関する。
〔従来の技術〕
棒状化粧料を容器本体の開口部から出入せしめ
て使用する棒状化粧料繰出容器としては、実開昭
58−112216号公報、実開昭60−173231号公報、実
開昭60−176716号公報等に記載されている口紅容
器、実開昭55−25858号公報に記載されている固
形化粧料繰出容器、実公昭54−21182号公報に記
載されているアイブローペンシル容器、実開昭57
−42704号公報に記載されているカートリツジ式
アイブローペンシル容器などがある。
これらにおいて共通した構造は、そのいずれも
が容器本体内に繰出体を設け、容器本体と繰出体
のいずれか一方に容器本体の基部側から先端開口
部側に向かう螺旋溝を設けるとともにいずれか他
方に螺旋溝に係合する係合突起を設け、前記繰出
体を容器本体に対して相対的に回転自在とし、繰
出体の容器本体に対する相対的な回転による係合
突起の螺旋溝内での移動により繰出体を容器本体
内でその底部側から開口部側へと進退移動せしめ
て繰出体に係合した棒状化粧料を容器本体の開口
部から出入せしめている点で、ここで問題とすべ
き最大の共通点はいずれの従来例においても螺旋
溝のピツチが容器本体の基部側から先端開口部側
に至るまで一定であり、従つて、同一回転量によ
る棒状化粧料の繰出量はどの部分でも一定である
という点である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このような従来の繰出容器に棒状化粧料を装填
して使用する場合、使い初めには棒状化粧料の先
端が容器本体の開口部に臨んでいるため、繰出体
のわずかな回転のみで直ちに棒状化粧料はその先
端を開口部から突出させることができる。しか
し、使用の程度が進み棒状化粧料が短くなると、
棒状化粧料を容器本体内に収容した場合にその先
端が容器本体内に深く位置することとなり、繰出
体の容器本体に対する相対的回転を何度も繰り返
さなければならなくなり、操作が面倒となる。
本考案は、このような点に鑑みなされたもの
で、棒状化粧料の使用の程度が進むにつれて繰出
量を多くすることのできる棒状化粧料繰出容器と
することを技術的課題とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、前記技術的課題を解決するため、容
器本体1内に繰出体4を設け、容器本体1と繰出
体4のいずれか一方に容器本体1の基部側から先
端開口部側に向かう螺旋溝5を設けるとともに、
いずれか他方に螺旋溝5に係合する係合突起11
を設け、前記繰出体4を容器本体1に対して相対
的に回転自在とし、繰出体4の容器本体1に対す
る相対的な回転による係合突起11の螺旋溝5内
での移動により繰出体4を容器本体1内でその基
部側から開口部側へと進退移動せしめて繰出体4
に係合した棒状化粧料3を容器本体1の開口部か
ら出入せしめる棒状化粧料3繰出容器において、
次のような手段をとつた。
すなわち、前記螺旋溝5のピツチを容器本体1
の基部側から先端開口部側に行くにつれて徐々に
大きくして棒状化粧料繰出容器とした。
〔作用〕
棒状化粧料3を使い初めの場合には、棒状化粧
料3は長くてその先端が容器本体1の開口部に臨
んでおり、これを支持する繰出体4は容器本体1
内の基部側に位置している。そして、この基部側
の螺旋溝5のピツチは螺旋溝5中最小になつてい
るため、容器本体1内に対する繰出体4の回転に
よる繰出量も最小になつている。
棒状化粧料3を使うにつれてそれが短くなる
と、わずかな繰出量では容器本体1の開口部から
棒状化粧料3を突出させることができないので、
繰出体4の繰出量を大きくする必要がある。この
点、螺旋溝5のピツチが容器本体1の開口部側へ
行くにつれて大きくなるので、わずかな回転で繰
出量を大きくとれ、よつて、短くなつた棒状化粧
料3でもすばやく繰り出すことができる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
〈実施例 1〉 この実施例は第1図及び第2図に示したよう
に、口紅容器に本考案を具体化したもので、この
口紅容器は内壁面に螺旋溝5を形成した容器本体
としての外筒1と、この外筒1内に回転自在に嵌
挿された中筒2と、中筒2内にその軸方向に向か
つて進退自在に設けられるとともに棒状の口紅3
を支持する繰出体4とを備えている。
そして、前記外筒1の基端部内には環状溝6が
形成され、この環状溝6に嵌合する環状突起7が
前記中筒2の基端部外周に設けられ、中筒2の外
筒1からの抜け止めとなつている。また、外筒1
の先端開口部には筒状の端部装飾体8が取り付け
られている。そして、外筒1の内壁面の螺旋溝5
は対向して2条設けられ、そのそれぞれのピツチ
は外筒1の基端側から先端開口部側に行くにつれ
て次第に大きくなるよう設定されている。
次に、前記中筒2は基端が閉塞されて有底筒と
なつているとともに、先端が外筒1の先端開口部
から延出しており、外筒1内に位置する部分に軸
方向に向かう一対のスリツト9が設けられてい
る。
また、前記繰出体4は筒状に形成され、先端に
口紅の基端を支持する受皿部10が設けられてい
るとともに、基端に前記一対のスリツト9に対応
して一対の係合突起11が突設され、この一対の
係合突起11はそれぞれ前記一対のスリツト9を
貫通して前記2条の螺旋溝5内にそれぞれ係合し
ている。
次に、この実施例の動作例について説明する。
外筒1の先端開口部から突出している中筒2部
分を持つて外筒1を回転させると、係合突起11
がスリツト9に規制されるため、中筒2とともに
繰出体4の回転が規制され、よつて、係合突起1
1が外筒1の螺旋溝5内を移動して行き、螺旋溝
5のピツチに従つて中筒2内をその軸方向に向か
つて進退する。
そして、棒状の口紅3が長い場合すなわち使い
始めの場合、中筒2内に口紅3を完全に収容しき
つた際、口紅3の先端は中筒2の先端開口部の近
くに臨んでおり、よつてわずかな繰出量すなわち
外筒1のわずかな回転で口紅3を繰出せる。その
際、繰出体4の係合突起11の位置は螺旋溝5の
最もピツチの小さな部分にある。
使用の程度が進むにつれ、口紅3の長さも短く
なるので、口紅3を収容して係合突起11が外筒
1の最も基端寄りの位置となるようにした場合、
その位置から繰出体4を進出させて口紅3の先端
を中筒2の先端開口部から突出させるには、大き
な繰出量を必要とする。この点、この口紅容器で
は螺旋溝5のピツチが外筒1の基端から先端開口
部に行くにつれて次第に大きくなるので、外筒1
の1回転に対する繰出量も係合突起11が外筒1
の先端開口部側に行くにつれて大きくなる。従つ
て、少ない回転量で短い口紅3を繰り出すことが
できる。
〈実施例 2〉 次に、実開昭58−58409号公報に記載されてい
るカートリツジ式アイライナー容器に本考案を具
体化した場合を第3図に基づいて説明する。
外筒1a内に内筒21を嵌合して容器本体1を
形成してあり、内筒21の内壁面には容器本体1
の基端から先端に行くにつれて次第にピツチの大
きくなる螺旋溝5が形成されており、また内筒2
1内には一側に軸方向のスリツト22を形成した
ガイド管23が回転自在に内挿されている。この
ガイド管23の先端に回転駒24が連結されてお
り、この回転駒24は外筒1a内で回転自在とな
つているとともに、ガイド管23に続く貫通孔2
4aを有している。そして、この貫通孔24aは
6角形等の非円形に形成され、さらに、ガイド管
23とこの貫通孔24a内に貫通孔24aに対応
して6角柱に形成された繰出体としての押出棒4
が軸方向に進退自在でかつ回転駒24とともに回
転自在に設けられている。そして、押出棒4の基
端には螺旋溝5にスリツト22を介して係合する
係合突起11が突設されている。
一方、回転駒24には板ばねで形成した連結筒
24bが接続され、この連結筒24bにカートリ
ツジ26の基端が嵌入固定されるようになつてい
る。このカートリツジ26は筒状のカートリツジ
本体27内に化粧料支持体28を摺動自在に設
け、この化粧料支持体28に棒状のアイライナー
3を支持せしめ、さらに、この化粧料支持体28
をばね29で基端開口部側へと付勢したものであ
る。
そして、このカートリツジ26を連結筒24b
内に嵌入し、カートリツジ26を持つて容器本体
たる外筒1を回すと、カートリツジ26とともに
回転駒24とガイド管23が回転規制され、押出
棒4も回転駒24を介して回転規制されるため、
押出棒4の係合突起11が螺旋溝5に案内され押
出棒4を進出させる。そして、進出する押出棒4
によりカートリツジ26内の化粧料支持体28が
ばね29に抗して押され、アイライナー3がカー
トリツジ26の先端開口部から繰り出される。
以上の動作において、螺旋溝5は徐々にピツチ
が大きくなつているので、係合突起11が容器本
体の先端側に行くほど容器本体の1回転に対する
繰出体たる押出棒4の繰出量が大きくなり、よつ
て、アイライナーが短くなつた場合の繰り出しを
容易に行える。
〈その他〉 以上2つの実施例について述べたが、本考案は
螺旋溝を用いて繰出体を繰り出す棒状化粧料繰出
容器ならばどのようなものにも適用可能で、先に
従来例として挙げた実開昭58−112216号公報、実
開昭60−173231号公報、実開昭60−176716号公報
等に記載されている口紅容器、実開昭55−25858
号公報に記載されている固形化粧料繰出容器、実
公昭54−21182号公報に記載されているアイブロ
ーペンシル容器、実開昭57−42704号公報に記載
されているカートリツジ26式アイブローペンシル
容器などに応用できる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、螺旋溝5のピツチを容器本体
の基端から先端に行くにつれ次第に大きくなるよ
うにしたことで、1回転に対する繰出体4の繰出
量を徐々に大きくでき、よつて、棒状化粧料3が
短くなつた場合の繰出を迅速かつ容易に行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す口紅容器の半
断面図、第2図はその外筒の斜視図で一方の螺旋
溝5のピツチを示す図、第3図は他の実施例を示
す断面図である。 1,1a……容器本体としての外筒、3……棒
状化粧料、4……繰出体(押出棒)、5……螺旋
溝、11……係合突起、21……容器本体として
の内筒。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 容器本体1内に繰出体4を設け、容器本体1と
    繰出体4のいずれか一方に容器本体1の基部側か
    ら先端開口部側に向かう螺旋溝5を設けるととも
    に、いずれか他方に螺旋溝5に係合する係合突起
    11を設け、前記繰出体4を容器本体1に対して
    相対的に回転自在とし、繰出体4の容器本体1に
    対する相対的な回転による係合突起11の螺旋溝
    5内での移動により繰出体4を容器本体1内でそ
    の基部側から開口部側へと進退移動せしめて繰出
    体4に係合した棒状化粧料3を容器本体1の開口
    部から出入せしめる棒状化粧料繰出容器におい
    て、 前記螺旋溝5のピツチを容器本体1の基部側か
    ら先端開口部側に行くにつれて徐々に大きくした
    ことを特徴とする棒状化粧料繰出容器。
JP16349286U 1986-10-27 1986-10-27 Expired - Lifetime JPH056900Y2 (ja)

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JP16349286U JPH056900Y2 (ja) 1986-10-27 1986-10-27

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JPS6368918U JPS6368918U (ja) 1988-05-09
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020049699A1 (ja) * 2018-09-06 2020-03-12 株式会社資生堂 繰出し筒、繰出し容器、及び繰出し筒と被繰出部材との組み付け方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020049699A1 (ja) * 2018-09-06 2020-03-12 株式会社資生堂 繰出し筒、繰出し容器、及び繰出し筒と被繰出部材との組み付け方法
CN112638201A (zh) * 2018-09-06 2021-04-09 株式会社资生堂 送出筒、送出容器、及送出筒与被送出构件的组装方法
JPWO2020049699A1 (ja) * 2018-09-06 2021-08-26 株式会社 資生堂 繰出し筒、繰出し容器、及び繰出し筒と被繰出部材との組み付け方法

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JPS6368918U (ja) 1988-05-09

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