JP3522826B2 - 繰上式棒状化粧料容器 - Google Patents

繰上式棒状化粧料容器

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JP3522826B2
JP3522826B2 JP10091294A JP10091294A JP3522826B2 JP 3522826 B2 JP3522826 B2 JP 3522826B2 JP 10091294 A JP10091294 A JP 10091294A JP 10091294 A JP10091294 A JP 10091294A JP 3522826 B2 JP3522826 B2 JP 3522826B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、口紅や眉墨、アイシャ
ドウ、アイライナー、その他の棒状化粧料を収容する繰
上式棒状化粧料容器に関し、特に、収容された棒状化粧
料を最後まで使用できるようにして容器内に棒状化粧料
の残量が零にでき、さらに受皿と押出皿との間に隙間が
できて使用時に化粧料が下がってしまわないもの、ま
た、容器内に棒状化粧料の残量を零にするため押出皿を
収容しても容器の全高を可及的に低くしたものについて
である。
【0002】
【従来の技術】従来の繰上式棒状化粧料容器は、内面に
螺旋溝を刻設した外筒に、軸方向の案内孔を有する内筒
を回転可能で進退不可に内嵌めし、外周から突起を突設
した筒体の棒状化粧料の受皿を内筒に内嵌めすると共に
突起を前記案内孔をとおして螺旋溝内に遊合させ、内筒
あるいは外筒を回転させることにより受皿を昇降させ、
必要に応じて棒状化粧料を外筒から突出させて使用して
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】棒状化粧料はその基端
部分が受皿の筒体内に保持されているので、筒体内に保
持されている棒状化粧料は外筒から突出せず、使用しに
くいものであった。例えば、口紅用筒体内の棒状化粧料
を使用しようとする時は、紅筆で取り出したり、あるい
は金具などを使用して掻き出したりしてから使用してい
た。このように、紅筆あるいは金具により棒状化粧料を
取り出しても、筒体内の棒状化粧料を残量零になるまで
取り出すことはできず、残量棒状化粧料の取り出しにも
時間がかかっていた。
【0004】また、受皿内の棒状化粧料の残量を零にす
るため、図12に示すように内筒104の受皿111 より基端
側に押出皿116 を収容して押出皿116 の外周から突出し
た案内突起115 を内筒104 の案内孔103 および外筒 (図
示せず) の螺旋溝に遊合している。図12の状態は押出皿
116 が受皿111 にまさに進入する直前の状態で、最大繰
り上げ時の位置である。この場合、受皿111 の突起113
は停止溝117 の終端に位置し、押出皿116 の案内突起11
5 は案内孔103 内に位置して、突起113 は案内突起115
とAだけずれた位置にある。
【0005】この図12の最大繰り上げ状態で棒状化粧料
110 を装着すると、繰り下げ時、図13に示すように、受
皿111 の突起113 は停止溝117 内に位置し、終端から入
口まで移動する間は受皿111 は繰り下がらないが、押出
皿116 は繰り下がり、図示のように受皿111 下端と押出
皿116 上端との間には隙間Cが生じ、棒状化粧料110使
用時に棒状化粧料110 が下がってしまう。
【0006】それで、受皿111 と押出皿116 との間に隙
間ができて使用時に棒状化粧料110が下がってしまわな
いようにしなければならない。また、容器内に棒状化粧
料の残量を零にするため押出皿を収容すると、繰り上げ
前は図14に示すように受皿211 の基端に押出皿216 の先
端を位置させ、繰り上げ後は図15に示すように押出皿21
6 の押出部214 が受皿211 の筒体212 に進入できるよう
に設定されたものである。このように受皿211 の棒状化
粧料210 を筒体212 内から押し出すためには、受皿211
の筒体212 の長さと押出皿216 の押出部214 の長さを同
一に設定する必要がある。受皿211 の棒状化粧料210 を
押し出すため、押出皿216 を受皿211 の基端側に設置す
ると、容器内に押出皿211 が収容されるためどうしても
容器としての高さが高くならざるを得ず、大型化し使用
や携帯に不便なものとなる。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、上記
の事情に鑑み、繰上式棒状化粧料容器に収容された棒状
化粧料を残量が零になるように、しかも簡単に筒体内の
棒状化粧料が取り出せて、さらに、受皿と押出皿との間
に隙間ができて使用時に棒状化粧料が下がってしまわな
いようにすべく、内面に螺旋溝を刻設した外筒に、上端
に円周方向の停止溝を連ねる軸方向の案内孔を有する内
筒を回転可能で進退不可に内嵌めし、対向する箇所の
周から突起を突設した筒体の棒状化粧料の受皿を内筒に
内嵌めすると共に突起を前記案内孔を通して螺旋溝内に
遊合させ、受皿より基端側に、受皿の筒体内を進退でき
る押出部と対向する箇所の外周から突設した案内突起と
を有する押出皿を内筒に内嵌めすると共に案内突起を前
記案内孔を通して螺旋溝に遊合させ、両突起先端間距離
を両案内突起先端間距離より短く設定し、受皿の突起は
螺旋溝を乗り越えて外筒の内面に当接して回転でき、内
筒の停止溝に案内される程度に突出長さを設定し、押出
皿は押出部が受皿の筒体に進入し棒状化粧料を押し出
し、棒状化粧料の残量が零にできるように押出皿の押出
部の長さを設定した繰上式棒状化粧料容器において、前
記案内孔を上部縦孔と下部縦孔と上部縦孔下端と下部縦
孔上端とを連結する前記停止溝と同じ長さで対称方向の
水平孔とにより形成し、上部縦孔の長さを、上部縦孔の
下端が、受皿の下端に押出皿の上端を位置させた最大繰
り上げ時の押出皿の案内突起を受け入れる位置になるよ
うに形成した繰上式棒状化粧料容器とした。
【0008】また、本発明は、受皿に収容した棒状化粧
料の残量を零とするため、受皿の基端側に押出皿を収容
しても容器全体としての全高を可及的に低くすべく、内
面に螺旋溝を刻設した外筒に、上端に円周方向の停止溝
を連ねる軸方向の案内孔を有する内筒を回転可能で進退
不可に内嵌めし、対向する箇所の外周から突起を突設し
た筒体の棒状化粧料の受皿を内筒に内嵌めすると共に突
起を前記案内孔を通して螺旋溝内に遊合させ、受皿より
基端側に、受皿の筒体内を進退できる押出部と対向する
箇所の外周から突設した案内突起とを有する押出皿を内
筒に内嵌めすると共に案内突起を前記案内孔を通して螺
旋溝に遊合させ、両突起先端間距離を両案内突起先端間
距離より短く設定し、受皿の突起は螺旋溝を乗り越えて
外筒の内面に当接して回転でき、内筒の停止溝に案内さ
れる程度に突出長さを設定し、押出皿は押出部が受皿の
筒体に進入し棒状化粧料を押し出し、棒状化粧料の残量
が零にできるように押出皿の押出部の長さを設定した繰
上式棒状化粧料容器において、押出皿を受皿内に収容
し、受皿の基端側に基端に開口する軸方向のスリットを
刻設し、前記スリットに押出皿の案内突起を位置させ容
器の高さを可及的に低くした繰上式棒状化粧料容器とし
た。
【0009】
【作用】内筒あるいは外筒の回転により上昇して受皿の
突起が停止溝の終端に当接後、突起は螺旋溝を乗り越え
て外筒の内面に当接して回転し、押出皿は押出部が受皿
の筒体に進入し筒体に保持されていた棒状化粧料の基端
部が押し出される。繰り下げ時、受皿の突起は水平状の
停止溝に押出皿の案内突起は前記停止溝と同じ長さの水
平孔に位置し、受皿と押出皿は同時に下降するので、受
皿と押出皿との間には隙間は生じない。
【0010】また、本発明は、押出皿を受皿内に収容
し、受皿の基端側に基端に開口する軸方向のスリットを
刻設し、前記スリットに押出皿の案内突起を位置させ、
押出皿は受皿内に進入させ容器の高さを可及的に低くす
る。
【0011】
【実施例】本発明を、添付する図面に示す具体的実施例
に基づいて以下詳細に説明する。図1および図2に示す
ように、内面に右ネジの螺旋溝1を刻設した外筒2に、
上端に円周方向の停止溝17を下端に係合溝19をそれぞれ
連ねる軸方向の案内孔3を対向する位置に有する内筒4
を回転可能で進退不可に内嵌めする。停止溝17の長さ
は、後述の押出皿16が受皿11に入って残った棒状化粧料
を押し出すストロークに対応するように設定する。
【0012】内筒4を外筒2に回転可能で進退不可にす
るには、内筒4を外筒2に内嵌めし、内筒4外周の基端
寄りの円環溝5に外筒2の基端部分の一部をカシメて突
出させた突出部6を嵌める。内筒4の回転を容易にする
ためにその基端部に把持の際滑らないようにローレット
を刻設した把持部7に形成してある。口紅などの棒状化
粧料10を保持する受皿11は、内筒4に内嵌まりする円筒
状の筒体12の外周の対向する位置から突起13が突出さ
れ、その突起13は前記内筒4の案内孔3を通り外筒2の
内面に刻設してある螺旋溝1に遊合する。
【0013】内筒4を回転させると受皿11はその突起13
が案内孔3内に位置させてあるので内筒4と共に回転
し、しかも受皿11の突起13はさらに外筒2の螺旋溝1に
遊合しているので、内筒4の回転に伴って同じく回転と
同時に螺旋溝1に沿って昇降する。棒状化粧料10を使用
する際は、内筒4の把持部7を把持して右回しして棒状
化粧料10を外筒2の先端より突出させ使用する。不使用
時には内筒4の把持部7を左方向に回転すると棒状化粧
料10は外筒2内に没入し、受皿11の突起13を係合溝19に
係合させると、棒状化粧料10は外筒2の先端から不用意
に突出させることなく収容できる。
【0014】また、前記受皿11の基端側に、受皿11の筒
体12内を進退できる押出部14と内筒4内を摺動する摺動
部18と摺動部18の外周から突出した案内突起15とを有す
る押出皿16の摺動部18を内筒4に内嵌めすると共に案内
突起15を前記案内孔3を通して螺旋溝1に遊合させる。
押出部14が受皿11の筒体12に進入し棒状化粧料10の残量
が零にできるように、押出皿16の押出部14の長さを受皿
11の筒体12と等しい長さに設定する。押出部14は図示例
では有底のものが示されているが、必ずしもこれに限ら
れず、要は棒状化粧料10を押し出せる形状であればよ
い。
【0015】図3に示すように、突起13は外筒2の螺旋
溝1を乗り越えて外筒2の内面に当接して回転でき、内
筒4の停止溝17に案内される程度に突出長さを短く設定
しておく。突起13は筒体12の対向する箇所から突設して
あり、押出皿16の案内突起15も同様に対向する箇所から
突設してあるが、両突起13先端間距離は両案内突起15先
端間距離より短く設定してある。
【0016】本発明では、内筒4の案内孔3を、受皿11
と押出皿4との間に隙間ができて、使用時に化粧料10が
下がってしまわないように、上部縦孔31と、下部縦孔32
と、上部縦孔31先端と下部縦孔32上端と前記停止溝17と
同じ長さで停止溝17と対称方向の水平孔33とにより形成
する。次に、この繰上式棒状化粧料容器の作動について
説明する。
【0017】使用する際は、内筒4の把持部7を把持し
て右回しして棒状化粧料10を外筒2の先端より突出させ
使用する。不使用時には内筒4の把持部7を左方向に回
転させて棒状化粧料10を外筒2内に没入させ受皿11の突
起13を係合溝19に係合させて棒状化粧料10を収容する。
棒状化粧料10の使用を続行していくと、棒状化粧料10は
徐々に消費されてゆき、棒状化粧料10は受皿11の筒体12
内のみに残存するようになる。この受皿11の筒体12内の
棒状化粧料10を使用しようとする時は、内筒4の把持部
7をさらに右方向に回すと、図3および図4に示すよう
に、受皿11の突起13は外筒2の螺旋溝1を乗り越えて外
れて突起13は外筒2内面に当接し内筒4の停止溝17に案
内されて受皿11は軸方向へ進退せずに回転する。一方、
押出皿16は内筒4の回転に伴いその案内突起15が内筒4
の案内孔3を通り外筒2の螺旋溝1に遊合しているた
め、その押出部14が受皿11の筒体12内に進入し筒体内4
に残存していた棒状化粧料10を全量押し出す。棒状化粧
料10は保持されている受皿11の筒体12内に押出部14が進
入してくるので、棒状化粧料10の筒体12内への残量は零
となり、しかも内筒4を単に回転させるだけでよいので
操作は至極簡単である。
【0018】また、筒体12内の棒状化粧料10を取り出し
た後は、内筒4を左方向に回すと受皿11の突起13は再び
螺旋溝1に遊合し、さらに左方向に回すと受皿11は螺旋
溝1および案内孔3に沿って回転しながら下方に下降す
る。最大繰り上げ状態は、図5に示すとおりである。す
なわち、受皿11の突起13は停止溝17の終端に位置し、押
出皿16の案内突起15は上部縦孔31の下端に位置する。
【0019】ここで、繰り下げると、その当初は図6に
示すように、停止溝17の長さと水平孔33の長さが等しい
ので、受皿11の突起13が停止溝17の入口に位置する際、
下部縦孔32の上端に位置し、受皿11と押出皿16との間に
は隙間は生じない。その後は、受皿11の突起13は上部縦
31、押出皿16の案内突起15は下部縦孔32をそれぞれ下
降し、受皿11と押出皿16との間には隙間は生じない。こ
の繰上式棒状化粧料容器ではどの繰り上げ、繰り下げ状
態においても受皿11と押出皿16との間には隙間は生じ
ず、使用中に棒状化粧料が下がるようなことはない。
【0020】また、図7に示すように、受皿61は押出皿
66を収容できる長さにするため基端側を延設して基端に
開口する縦方向のスッリト41を対向する位置に刻設す
る。押出皿66の基端外周から案内突起65を突出させ、こ
の案内突起65をスリット41に嵌入させ、図8に示すよう
に、内筒54の案内孔53にさらに嵌入して、外筒の螺旋溝
に遊合させる。
【0021】図14に示すように、従来の受皿211 の筒体
212 の高さをLとすると、筒体212内の棒状化粧料210
を押し出すため押出皿216 の押出部214 の高さもL必要
であった。本発明では、押出皿66の押出部64が筒体62内
に進入する長さL1 だけ押出皿66の高さを短くできる。
【0022】図8は繰り上げ前の状態で、繰り上げると
図9に示す状態となる。なお、図示の例ではスリット41
は突起63より下に形成してあるが、必要があれば突起63
より高く形成することは自由である。また、押出皿76を
平板状に形成すると、図10に示すような状態となり、受
皿71には中間部外周に突起73が突設されており、スリッ
トが受皿71の上端近傍まで刻設されている。図10は繰り
上げ前の状態で図11が繰り上げ後の状態であって、押出
皿76を板状にすると容器の高さは受皿71のみの高さと殆
ど変わらない。
【0023】
【発明の効果】本発明は、上述のように、内面に螺旋溝
を刻設した外筒に、上端に円周方向の停止溝を連ねる軸
方向の案内孔を有する内筒を回転可能で進退不可に内嵌
めし、対向する箇所の外周から突起を突設した筒体の棒
状化粧料の受皿を内筒に内嵌めすると共に突起を前記案
内孔を通して螺旋溝内に遊合させ、受皿より基端側に、
受皿の筒体内を進退できる押出部と対向する箇所の外周
から突設した案内突起とを有する押出皿を内筒に内嵌め
すると共に案内突起を前記案内孔を通して螺旋溝に遊合
させ、両突起先端間距離を両案内突起先端間距離より短
く設定し、受皿の突起は螺旋溝を乗り越えて外筒の内面
に当接して回転でき、内筒の停止溝に案内される程度に
突出長さを設定し、押出皿は押出部が受皿の筒体に進入
し棒状化粧料を押し出し、棒状化粧料の残量が零にでき
るように押出皿の押出部の長さを設定した繰上式棒状化
粧料容器において、前記案内孔を上部縦孔と下部縦孔と
上部縦孔下端と下部縦孔上端とを連結する前記停止溝と
同じ長さで対称方向の水平孔とにより形成し、上部縦孔
の長さを、上部縦孔の下端が、受皿の下端に押出皿の上
端を位置させた最大繰り上げ時の押出皿の案内突起を受
け入れる位置になるように形成した繰上式棒状化粧料容
器であるので、棒状化粧料を容器から残量が零になるま
で取り出すことができ、残量化粧料の取り出しも至極簡
単である。
【0024】また、本発明は、案内孔を上部縦孔と下部
縦孔と上部縦孔下端と下部縦孔上端とを連結する前記停
止溝と同じ長さで対称方向の水平孔とにより形成し、上
部縦孔の長さを、上部縦孔の下端が、受皿の下端に押出
皿の上端を位置させた最大繰り上げ時の押出皿の案内突
起を受け入れる位置になるように形成したので、受皿と
押出皿との間に隙間ができて使用時に化粧料が下がって
しまうようなことはない。
【0025】さらに、本発明は、内面に螺旋溝を刻設し
た外筒に、上端に円周方向の停止溝を連ねる軸方向の案
内孔を有する内筒を回転可能で進退不可に内嵌めし、
向する箇所の外周から突起を突設した筒体の棒状化粧料
の受皿を内筒に内嵌めすると共に突起を前記案内孔を通
して螺旋溝内に遊合させ、受皿より基端側に、受皿の筒
体内を進退できる押出部と対向する箇所の外周から突設
した案内突起とを有する押出皿を内筒に内嵌めすると共
に案内突起を前記案内孔を通して螺旋溝に遊合させ、
突起先端間距離を両案内突起先端間距離より短く設定
し、受皿の突起は螺旋溝を乗り越えて外筒の内面に当接
して回転でき、内筒の停止溝に案内される程度に突出長
さを設定し、押出皿は押出部が受皿の筒体に進入し棒状
化粧料を押し出し、棒状化粧料の残量が零にできるよう
に押出皿の押出部の長さを設定した繰上式棒状化粧料容
器において、押出皿を受皿内に収容し、受皿の基端側に
基端に開口する軸方向のスリットを刻設し、前記スリッ
トに押出皿の案内突起を位置させ容器の高さを可及的に
低くした繰上式棒状化粧料容器であるので、容器の高さ
を可及的に低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体的一実施例で棒状化粧料を収容し
た状態の縦断面図である。
【図2】図1の内筒の斜視図である。
【図3】受皿が停止溝内で可回転で軸方向に進退しない
状態を説明する横断面図である。
【図4】棒状化粧料が残量零になった状態を示す縦断面
図である。
【図5】繰り上げ状態の外筒を除いた要部の正面と縦断
面の2面図である。
【図6】繰り下げ状態の外筒を除いた要部の正面と縦断
面の2面図である。
【図7】受皿の斜視図である。
【図8】本発明の繰り上げ前の縦断面図である。
【図9】本発明の繰り上げ後の縦断面図である。
【図10】本発明の他の例の繰り上げ前の縦断面図であ
る。
【図11】本発明の他の例の繰り上げ後の縦断面図であ
る。
【図12】従来の容器の繰り上げ状態の外筒を除いた要部
の正面と縦断面の2面図である。
【図13】従来の容器の繰り下げ状態の外筒を除いた要部
の正面と縦断面の2面図である。
【図14】従来の他の例の容器の繰り上げ状態の外筒を除
いた要部の正面と縦断面の2面図である。
【図15】従来の他の例の容器の繰り下げ状態の外筒を除
いた要部の正面と縦断面の2面図である。
【符号の説明】
1…螺旋溝 2…外筒 17…停止溝 3…案内孔 4…内筒 13…突起 12…筒体 10…棒状化粧料 11…受皿 14…押出部 15…案内突起 16…押出皿 31…上縦孔 32…下縦孔 33…水平孔 41…スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−49107(JP,A) 実開 昭57−30111(JP,U) 実開 昭62−76916(JP,U) 実開 平6−72518(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A45D 40/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内面に螺旋溝を刻設した外筒に、上端に
    円周方向の停止溝を連ねる軸方向の案内孔を有する内筒
    を回転可能で進退不可に内嵌めし、対向する箇所の外周
    から突起を突設した筒体の棒状化粧料の受皿を内筒に内
    嵌めすると共に突起を前記案内孔を通して螺旋溝内に遊
    合させ、受皿より基端側に、受皿の筒体内を進退できる
    押出部と対向する箇所の外周から突設した案内突起とを
    有する押出皿を内筒に内嵌めすると共に案内突起を前記
    案内孔を通して螺旋溝に遊合させ、両突起先端間距離を
    両案内突起先端間距離より短く設定し、受皿の突起は螺
    旋溝を乗り越えて外筒の内面に当接して回転でき、内筒
    の停止溝に案内される程度に突出長さを設定し、押出皿
    は押出部が受皿の筒体に進入し棒状化粧料を押し出し、
    棒状化粧料の残量が零にできるように押出皿の押出部の
    長さを設定した繰上式棒状化粧料容器において、前記案
    内孔を上部縦孔と下部縦孔と上部縦孔下端と下部縦孔上
    端とを連結する前記停止溝と同じ長さで対称方向の水平
    孔とにより形成し、上部縦孔の長さを、上部縦孔の下端
    が、受皿の下端に押出皿の上端を位置させた最大繰り上
    げ時の押出皿の案内突起を受け入れる位置になるように
    形成したことを特徴とする繰上式棒状化粧料容器。
  2. 【請求項2】 内面に螺旋溝を刻設した外筒に、上端に
    円周方向の停止溝を連ねる軸方向の案内孔を有する内筒
    を回転可能で進退不可に内嵌めし、対向する箇所の外周
    から突起を突設した筒体の棒状化粧料の受皿を内筒に内
    嵌めすると共に突起を前記案内孔を通して螺旋溝内に遊
    合させ、受皿より基端側に、受皿の筒体内を進退できる
    押出部と対向する箇所の外周から突設した案内突起とを
    有する押出皿を内筒に内嵌めすると共に案内突起を前記
    案内孔を通して螺旋溝に遊合させ、両突起先端間距離を
    両案内突起先端間距離より短く設定し、受皿の突起は螺
    旋溝を乗り越えて外筒の内面に当接して回転でき、内筒
    の停止溝に案内される程度に突出長さを設定し、押出皿
    は押出部が受皿の筒体に進入し棒状化粧料を押し出し、
    棒状化粧料の残量が零にできるように押出皿の押出部の
    長さを設定した繰上式棒状化粧料容器において、押出皿
    を受皿内に収容し、受皿の基端側に基端に開口する軸方
    向のスリットを刻設し、前記スリットに押出皿の案内突
    起を位置させ容器の高さを可及的に低くしたことを特徴
    とする繰上式棒状化粧料容器。
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