JPH0525536Y2 - - Google Patents

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JPH0525536Y2
JPH0525536Y2 JP1987051940U JP5194087U JPH0525536Y2 JP H0525536 Y2 JPH0525536 Y2 JP H0525536Y2 JP 1987051940 U JP1987051940 U JP 1987051940U JP 5194087 U JP5194087 U JP 5194087U JP H0525536 Y2 JPH0525536 Y2 JP H0525536Y2
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cosmetic
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groove
outer cylinder
recess
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は棒状の化粧料を繰出し得るようにした
繰出し容器に関する。
〔従来の技術〕
従来より、口紅容器等として多用されている繰
出し容器としては、例えば実開昭60−73419号公
報に記載されているものが知られている。
これは第3図及び第4図に示すように、化粧料
用基台1の側面から係合突起2を突設するととも
に、この係合突起2が係合する直線状の誘導溝3
を形成した内筒4を前記化粧料用基台1に外嵌
し、そして前記内筒4に、螺旋溝5を有する外筒
6を回動自在に遊嵌し、この螺旋溝5に前記係合
突起2を係合せしめてある。
前記化粧料用基台1にはアダプタ11を介して
化粧料10が取り付けられるようになつており、
前記外筒6を回転させることにより化粧料10を
出没させることができるように構成されている。
また、誘導溝3の上部には段部30が形成され
ており、かつこの段部30において、化粧料用基
台1が繰り出す方向へ外筒6を回転させた際に前
記係合突起2が当接する側と反対の内側面31に
突起32が設けられている。
この突起32は、化粧料用基台1が大部分繰り
出された位置で、化粧料用基台1のそれ以上の繰
り出しを停止させるものであり、段部30は、化
粧料用基台1が大部分繰り出された位置で下方に
押圧されても下降することなく保持され、化粧が
安定してできるようにしたものである。
そして、化粧料用基台1の繰出し時には係合突
起2がAに示す軌跡を描いて上昇し、段部30の
上方に位置する前記突起32で軽く係合しつつ移
動する。
一方、化粧料用基台1の繰り下げ時には前記突
起32には係合せず係合突起2がBに示す軌跡を
描いて下降する。
このように、この形式の繰出し容器において
は、繰出し時に化粧料の上昇を停めることができ
るため、棒状の化粧料のそれ以上の出過ぎを抑制
でき、そして、化粧料をその位置で保持できるの
で、化粧料の大部分を使用するまで化粧料を保持
できるものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、前記した従来のものにおいては、繰
出し時に化粧料の上昇を上部の位置で停めて化粧
料の出過ぎを防止し、そして、その位置で化粧料
を保持できるが、その化粧料を保持する位置は、
化粧料の大部分を使用できる位置である。
したがつて、化粧料が或る程度使用され、短く
なると問題はないが、化粧料が新しく長い場合
は、化粧料が内筒4より出過ぎて折損し、或は化
粧料の基部がぐら付くなどの虞れがある。
本考案は前記事項に鑑みてなされたもので、化
粧料を使用することにより、化粧料用基台1に押
圧力が加えられても、化粧料用基台1をその位置
に保持できる繰り出し容器を、化粧料が新しく長
い場合にも、化粧料が折損或はぐら付くなどしな
い繰出し容器とすることを技術的課題とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は前記技術的課題を解決するために、化
粧料用基台1の側面から係合突起2を突設し、こ
の係合突起2が係合する直線状の誘導溝3を形成
した内筒4を前記化粧料用基台1に外嵌し、そし
て前記内筒4に、螺旋溝5を有する外筒6を回動
自在に遊嵌し、この螺旋溝5に前記係合突起2を
係合せしめ、かつ、前記誘導溝3の上端部には、
化粧料用基台1を繰り出す方向へ外筒6を回転さ
せた際に前記係合突起2が当接する側の内側面7
から、円周方向に延出する上端導入溝3aを設
け、誘導溝3の下端部には、前記上端導入溝3a
と逆方向に延出する下端導入溝3bを設けた繰出
し容器において以下のような構成とした。
即ち、前記誘導溝3の略中央部の内側面7に
は、前記上端導入溝3aと同一方向に延出する凹
所8が形成されている。
この凹所8は係合突起2の進行方向側の切欠面
に傾斜部9が形成されており、落ち込んだ係合突
起2が円滑に脱出できるようになつている。
〔作用〕
本考案は、化粧料10が新しく長いときには、
化粧料用基台1を誘導溝3の中央部まで繰り出
し、係合突起2を誘導溝3の中央部に設けた凹所
8に係合させ、化粧料10を外筒6の外部に半分
程突出させて使用する。
そうすると、化粧料10が長くても、外筒6の
外部に突出しているのは、化粧料10の半分であ
るので、化粧料10の先端部に横向きの力が加わ
つても、化粧料10が折損したり、また、ぐら付
いたりしない。
そして、化粧料10の突出した部分を使い尽く
したら、化粧料用基台1をさらに繰り出して、化
粧料用基台1の係合突起2を誘導溝3の上端導入
溝3aに係合させ、残つた化粧料10を外筒6の
外部に突出させて化粧料を使用する。
そして、前記係合突起2は、化粧料用基台1が
繰り出す方向へ外筒6を回転させた場合にだけ誘
導溝3の内側面7に形成された凹所8に落ち込
み、再び同方向に外筒6を回転させて凹所8から
脱出する際には、前記凹所8に形成された傾斜部
9により係合突起2の脱出が容易となる。
一方、化粧料用基台1の繰り下げ時には前記係
合突起2は直線状の誘導溝3に沿つて降下するた
め引つ掛かり等はなく円滑に降下する。
〔実施例〕
本考案の実施例を第1図及び第2図に基づいて
説明する。
棒状の化粧料10を支持する化粧料用基台1の
側面には係合突起2が突設されており、この化粧
料用基台1に外嵌される内筒4には前記係合突起
2が係合する直線状の誘導溝3が形成されてい
る。
この誘導溝3に上端及び下端には内筒4の円周
方向に延出した上端導入溝3aと下端導入溝3b
が設けられている。
前記内筒4には、内面に螺旋溝5が形成された
外筒6が回動自在に遊嵌されており、さらに前記
係合突起2をこの螺旋溝5に係合せしめてある。
そして、上端導入溝3aは、化粧料用基台1を
繰り出す方向へ外筒6を回転させた際に前記係合
突起2が当接する側の内側面7から、円周方向に
延出するように形成し、下端導入溝3bは、前記
上端導入溝3aと逆方向に延びるように形成して
ある。
以上の構成は一般的な繰出し容器と同様であ
る。
前記誘導溝3の中央部には、化粧料用基台1が
繰り出す方向へ外筒6を回転させた際に前記係合
突起2が当接する側の内側面7に凹所8が形成さ
れている。
この凹所8は第2図に示すように、導入側面を
急峻に落ち込ませてあるとともに係合突起2の進
行方向F側の切欠面に傾斜部9を形成したもので
ある。凹所8をこのように形成することによつ係
合突起2の落ち込み時には係合突起2の下向きの
力に対向するロツク効果を期待でき、さらに係合
突起2が上昇して離脱する時には離脱が円滑に行
われるようになつている。
以下、動作例を第2図を参照しつつ説明する。
まず、化粧料10を繰り出すために外筒6を矢
示G方向に回転させると、係合突起2は誘導溝3
の内側面7に沿つて上昇する。そして内側面7の
中央部に形成された凹所8に落ち込みロツクされ
る。
そして、化粧料が新しく長い場合は、前記凹所
8に化粧料用基台1の係合突起2に係合した位置
で、化粧料10は略半分が外筒6の外部に突出す
る。
さらに同方向に外筒6を回転させると係合突起
2は凹所8から脱出する。この際、前記凹所8に
形成された傾斜部9により係合突起2の脱出が容
易となる。
一方、化粧料用基台1の繰り下げ時には前記係
合突起2は内側面7とは逆の面、即ち、直線状の
誘導溝3cに沿つて降下するため引つ掛かり等は
なく円滑に降下する。
なお、化粧料10の最大繰出し時には前記係合
突起2は前記上端導入溝3aに導入されロツクさ
れる。また、化粧料10の収容時には前記係合突
起2は前記導入溝3bに導入されロツクされる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、誘導溝3は、外筒6の繰出し
方向への回転時に係合突起2が当接する側の内側
面7の略中央部に凹所8を形成したので、化粧料
10が長い場合は化粧料用基台1を中途の凹所8
で停止させて下降を防止た状態で使用でき、化粧
料10の繰出し過ぎにともなう切損や、化粧料の
ぐら付きを防止できる。また、化粧料10が使用
され短くなつた場合は外筒6を回動することによ
り係合突起2を凹所8から離脱させ、係合突起2
を上端誘導溝3aに係合させて残りの化粧料10
を使用することができる。
したがつて中途停止状態で化粧料10に押圧力
をかけても、係合突起2は既に凹所8に当接して
おり化粧料が降下することはない。
また、係合突起2を直線的に降下させるとがで
きて化粧料用基台1の繰り下げ操作を極めて円滑
に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の実施例を示し、第
1図は分解斜視図、第2図は要部の側面図、第3
図及び第4図は従来の繰出し容器を示し、第3図
は分解斜視図、第4図は部分的側面図である。 1……化粧料用基台、2……係合突起、3……
誘導溝、4……内筒、5……螺旋溝、6……外
筒、7……螺旋溝の内側面、8……凹所、9……
傾斜部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 化粧料用基台1の側面から係合突起2を突設
    し、この係合突起2が係合する直線状の誘導溝3
    を形成した内筒4を前記化粧料用基台1に外嵌
    し、そして前記内筒4に、螺旋溝5を有する外筒
    6を回動自在に遊嵌し、この螺旋溝5に前記係合
    突起2を係合せしめ、かつ、前記誘導溝3の上端
    部には、化粧料用基台1を繰り出す方向へ外筒6
    を回転させた際に前記係合突起2が当接する側の
    内側面7から、円周方向に延出する上端導入溝3
    aを設け、誘導溝3の下端部には、前記上端導入
    溝3aと逆方向に延出する下端導入溝3bを設け
    た繰出し容器において、 前記誘導溝3の略中央部の内側面7には、前記
    上端導入溝3aと同一方向に延出する凹所8が形
    成されており、この凹所8は係合突起2の進行方
    向側の切欠面に傾斜部9が形成されていることを
    特徴とする繰出し容器。
JP1987051940U 1987-04-06 1987-04-06 Expired - Lifetime JPH0525536Y2 (ja)

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JP1987051940U JPH0525536Y2 (ja) 1987-04-06 1987-04-06

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JP1987051940U JPH0525536Y2 (ja) 1987-04-06 1987-04-06

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JPS63158218U JPS63158218U (ja) 1988-10-17
JPH0525536Y2 true JPH0525536Y2 (ja) 1993-06-28

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ID=30876663

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017136307A (ja) * 2016-02-05 2017-08-10 株式会社コーセー 棒状化粧品容器の抜け防止構造

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KR102282237B1 (ko) * 2019-10-29 2021-07-27 (주)연우 출몰식 용기
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