JP3241927B2 - 棒状化粧品繰出し容器 - Google Patents

棒状化粧品繰出し容器

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JP3241927B2
JP3241927B2 JP09050894A JP9050894A JP3241927B2 JP 3241927 B2 JP3241927 B2 JP 3241927B2 JP 09050894 A JP09050894 A JP 09050894A JP 9050894 A JP9050894 A JP 9050894A JP 3241927 B2 JP3241927 B2 JP 3241927B2
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は棒状化粧品の繰出し容器
に関する。
【0002】
【従来の技術】
【発明が解決しようとする課題】口紅等の棒状化粧品繰
出し容器は、実開平4−80416号が示すように通常
基筒部を除いてその上方筒部分を縦割溝付きのガイド筒
とする主筒と、上記ガイド筒の上端外面に周設した係合
突条下面へ、上端面を係合させてガイド筒外面へ回動可
能に嵌合させた雌ねじ筒と、上記ガイド筒内へ摺動自在
に嵌合させた短筒外面から、上記縦割溝内へ挿通させて
係合ピンを突出し、該ピン先端を上記雌ねじ筒の螺溝内
へ係合させた棒状化粧品装着筒とで形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記繰出し容器は、主
筒の基筒部を正方向へ回動させることで棒状化粧品を繰
出し使用するが、該使用時に棒状化粧品がその装着筒と
共に落ち込みするいわゆるズグミ現象を生ずることがあ
った。
【0004】上記従来例容器はそのズグミ防止のため基
筒部上端とガイド筒下端との連結部に設けた上向き段部
に突部を付設して該突部を雌ねじ筒下端へ接触させた
り、又雌ねじ筒内面にガイド筒外面へ接触する突部を付
設するが、上向き段部に突部を設けた場合は、ガイド筒
に対する雌ねじ筒の上下動を防止できるものの、それ等
両筒の径差による横方向のブレを防止できず、又雌ねじ
筒内面に突部を付設した場合は上記雌ねじ筒の上下動を
防止できないこととなる。
【0005】本発明は、上記雌ねじ筒外面には金属製の
化粧筒が一体に固着させてあることに着目して、基筒部
をガイド筒よりも小外径化すると共に雌ねじ筒よりも下
方まで化粧筒下部を垂下しておき、上記小外径化した基
筒部の上部に付設した弾性受座上面へ雌ねじ筒下端面を
圧接させることで上下方向における雌ねじ筒のガタ付き
を除去し、又上記基筒部から下外方へ突設した複数の弾
性片の下端部外面へ、その弾性に抗して弾性片が内方押
込みされた状態に化粧筒下端部を嵌合させることで、化
粧筒下端部の、従って該化粧筒と一体に固着させた雌ね
じ筒下部の横ブレも防止できるよう設けたものであり、
このようにして上記ズグミを防止できるよう、併せて雌
ねじ筒付き化粧筒に対する主筒の回動を、円滑に、しか
も確実な手応えにより棒状化粧品繰出しの過不足をなく
して、適度に行えるよう設けたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】基筒部2を除いてその上
方筒部分を縦割溝3、3付きのガイド筒4とする主筒1
と、上記ガイド筒の上端外面に周設した係合突条5下面
へ上端面を係合させて、ガイド筒4外面へ回動可能に嵌
合させた雌ねじ筒15と、上記ガイド筒4内へ摺動自在に
嵌合させた短筒21外面から、上記縦割溝3、3内へ挿通
させて係合ピン22、22を突出し、該ピン先端を上記雌ね
じ筒の螺溝17、17内へ係合させた棒状化粧品装着筒20と
で形成した棒状化粧品繰出し容器において、上記基筒部
2を、ガイド筒4下端から内向きフランジ8を介して垂
下する小外径筒に形成すると共に、該基筒部の上部に付
設した弾性を有する外向きフランジ状ないし複数の突片
状受座13a 、13b の外端部上面へ上記雌ねじ筒15の下端
面を弾性圧接させ、又上記受座下方の基筒部部分から外
向きフランジ14を介して斜下外方へ複数弾性片11を突設
し、又上記雌ねじ筒15下端よりも下方まで垂下させて雌
ねじ筒15外面へ金属製化粧筒16を一体に固着嵌合させ、
弾性に抗し内方押込みした状態で上記各弾性片11の下外
面へ化粧筒16下端部を回動可能に嵌合させた。
【0007】
【作用】図示例において、雌ねじ筒15の上端面は、ガイ
ド筒4の上端外面に周設した係合突条5下面へ係合し、
又下端面を基筒部の上部に付設した弾性を有する外向き
フランジ状受座13a 、図2の場合は弾性を有する複数の
突片状受座13b の各外端部上面へ圧接させてあるから、
ガイド筒4に対して雌ねじ筒15が上下動することはな
い。又雌ねじ筒15外面へ一体に固着嵌合させた金属製の
化粧筒16下部は、雌ねじ筒下端よりも下方まで垂下し
て、上記受座下方の基筒部部分から外向きフランジ14を
介して斜下外方へ突出する複数弾性片11の下端部外面
へ、各弾性片が弾性に抗して内方押込みされた状態に化
粧筒下端部を回動可能に嵌合させているから、ガイド筒
4に対する化粧筒16の、従って雌ねじ筒15の横ブレも防
止できる。尚該化粧筒下部の横ブレ防止では、雌ねじ筒
上部での横ブレを防止できない筈であるが、本来ガイド
筒4と雌ねじ筒15との径差は僅かであるから、化粧筒下
端側での横ブレ防止で雌ねじ筒上端側での横ブレも、繰
出し容器使用者が殆ど感じない程度に減少でき、このよ
うにして所謂ズグミの発生を防止できる。又受座13a、1
3b は雌ねじ筒15下端面へ、かつ複数弾性片11は化粧筒
下端部内面へ、それぞれ弾性圧接しているから、雌ねじ
筒付き化粧筒に対する主筒1の回動の際、上記弾性圧接
により適度の摩擦抵抗が生じ、惰性による主筒の回動を
防止する。
【0008】
【実施例】まず図1が示す第1実施例について説明する
と、1は主筒で該主筒の下部が形成する基筒部2を除い
てその上方筒部分は左右に縦割溝3、3を有するガイド
筒4とし、その上端部外面には係合突条5を周設してい
る。基筒部2は、ガイド筒4下端から内向きフランジ8
を介して垂下し、その上部にガイド筒4よりも後述雌ね
じ筒の肉厚分だけ大外径でかつ弾性変形可能な外向きフ
ランジ状受座13a を有し、又その下方からやや小外径の
外向きフランジ14を介して斜下外方へ複数の弾性片11を
突出する。各弾性片の下端部外面にはそれぞれ突条12を
横設している。上記受座上面には、放射線状に複数の突
条を付設してもよい。後述のつまみ筒を嵌合させる場合
は弾性片11よりも下方の基筒部外面に滑止め突条9を多
数縦設し、又基筒部の下部内面に係合突条10を周設する
とよい。
【0009】上記ガイド筒4外面へは雌ねじ筒15を回動
可能に嵌合させ、又雌ねじ筒15外面へは金属製の化粧筒
16を一体に固着させている。雌ねじ筒はその上端面をガ
イド筒上端の係合突条5下面へ係合させ、又下端面を受
座13a の外周部上面へ圧接させる。該圧接は受座13a の
弾性により行う。化粧筒16はその上部を雌ねじ筒15上方
へ突出させてその上端部をガイド筒上端面上方で内方へ
弯曲させ、又下部を弾性片11下部外面へ、各弾性片がそ
の弾性に抗して内方へ押込みされた状態で回動可能に嵌
合されている。図示例では突条12が化粧筒の下部内面に
圧接している。
【0010】20は棒状化粧品装着筒で、ガイド筒4内へ
摺動自在に嵌合させた短筒21外面から、縦割溝3、3内
へ挿通させて係合ピン22、22を突出し、該ピン先端を雌
ねじ筒15の螺溝17、17内へ係合させている。短筒内面に
は棒状化粧品を確実に保持させるための縦リブ23および
突部24を付設している。
【0011】25は既述基筒部2へ固着させて底壁26周縁
から周壁27を起立するつまみ筒で、その周壁27内へは化
粧筒16下部を回動可能に嵌合させている。図示例におい
て底壁26から上端外面に係合突条28を周設する嵌合筒29
を起立してその係合突条28下面を基筒部の下部内面の係
合突条10上面へ係合させ、又周壁下部内面に縦設したリ
ブ30を基筒部外面の滑止め突条9間へ回動不能に噛合せ
ている。該つまみ筒を設けることで、基筒部の長さを短
くしても繰出し繰込み操作が不便となることはなく、従
って基筒部を短く、ガイド筒を長く設けることで該ガイ
ド筒内へ収納される棒状化粧品長さを大とすることが出
来る。
【0012】31は周壁32下部をつまみ筒25上部の小外径
部外面へ嵌合させたキャップである。既述各部材のう
ち、化粧筒16を除く各部材はすべて合成樹脂製とする。
図2が示す第2実施例は、上記第1実施例における基筒
部2上部の外向きフランジ状受座13a を、複数の突片状
の受座13b に代えたものである。その他部分については
第1実施例と同じである。
【0013】
【発明の効果】本発明は既述構成とするもので、化粧筒
16内面へ一体に固着嵌合させて、ガイド筒4外面へ回動
可能に嵌合させた雌ねじ筒15上端面をガイド筒上端外周
の係合突条5下面へ係合させると共にその下端面を、ガ
イド筒4よりも小外径とした基筒部2の上部に付設した
弾性を有する外向きフランジ状ないし複数突片状の受座
13a 、13b の外端部上面へ圧接させたから、ガイド筒4
に対して雌ねじ筒付き化粧筒16が上下動することがな
く、又雌ねじ筒下端よりも下方まで垂下した化粧筒16下
部を、上記受座13a 、13b の下方の基筒部部分から外向
きフランジ14を介して斜下外方へ突設した複数の弾性片
11外面へ、弾性に抗して弾性片が内方押込みされた状態
に、かつ回動可能に嵌合させたから、ガイド筒4に対す
る化粧筒16下部の横ブレも防止でき、該化粧筒下部の横
ブレ防止で化粧筒上部における横ブレも、繰出し容器使
用者が殆ど感じない程度にまで減少できるから、このよ
うにして棒状化粧品使用時におけるズグミを防止するこ
とが出来る。又上記受座13a 、13b および弾性片11を雌
ねじ筒15の下端面および化粧筒16の下部内面へそれぞれ
弾性圧接させたから、雌ねじ筒の長さおよび化粧筒の径
に多少の誤差があっても支障がなく、よってその誤差の
許容範囲を大とすることが出来ると共に、該雌ねじ筒付
き化粧筒16は下方向においても、又径方向においても適
度の弾性をもって主筒外面へ嵌合されることとなるか
ら、主筒回動の際の摩擦抵抗を適度のものとすることが
出来、従って雌ねじ筒付き化粧筒に対する正逆両方向へ
の主筒の回動を、上記摩擦抵抗による手応えの下で、棒
状化粧品繰出しの過不足を生ずることなく確実かつ容易
に行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明容器の縦断面図である。
【図2】 第2実施例容器の縦断面図である。
【符号の説明】
1…主筒 2…基筒部 4…ガイド筒 15…雌ねじ筒 16…化粧筒

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基筒部2を除いてその上方筒部分を縦割
    溝3、3付きのガイド筒4とする主筒1と、上記ガイド
    筒の上端外面に周設した係合突条5下面へ上端面を係合
    させて、ガイド筒4外面へ回動可能に嵌合させた雌ねじ
    筒15と、上記ガイド筒4内へ摺動自在に嵌合させた短筒
    21外面から、上記縦割溝3、3内へ挿通させて係合ピン
    22、22を突出し、該ピン先端を上記雌ねじ筒の螺溝17、
    17内へ係合させた棒状化粧品装着筒20とで形成した棒状
    化粧品繰出し容器において、上記基筒部2を、ガイド筒
    4下端から内向きフランジ8を介して垂下する小外径筒
    に形成すると共に、該基筒部の上部に付設した弾性を有
    する外向きフランジ状ないし複数の突片状受座13a 、13
    b の外端部上面へ上記雌ねじ筒15の下端面を弾性圧接さ
    せ、又上記受座下方の基筒部部分から外向きフランジ14
    を介して斜下外方へ複数弾性片11を突設し、又上記雌ね
    じ筒15下端よりも下方まで垂下させて雌ねじ筒15外面へ
    金属製化粧筒16を一体に固着嵌合させ、弾性に抗し内方
    押込みした状態で上記各弾性片11の下外面へ化粧筒16下
    端部を回動可能に嵌合させたことを特徴とする棒状化粧
    品繰出し容器。
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