JP2017136307A - 棒状化粧品容器の抜け防止構造 - Google Patents

棒状化粧品容器の抜け防止構造 Download PDF

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Abstract

【課題】製造段階から、既に棒紅等の棒状化粧品の基端部側の外周面に弾性舌片の凸部を起因とする傷(縦方向の溝)ができるという問題点を解消すること共に、押え爪片で棒紅等の棒状化粧品が筒状皿体から抜けないようにその基端部の外周面の一部を前記弾性舌片の内壁面で面接触状態に喰い込むようにして押え付けること。【解決手段】内筒皿部材の周側壁に切欠を介して弾性変位可能な押え爪片を形成し、この押え爪片の外面に凸部を設け、外筒部材を内筒皿部材に外嵌合すると、外筒部材の内壁面が前記凸部を押し付け、これにより押え爪片は周側壁に接続する基部を基準として半径内方向に位置変位し、その内壁面が固形状の棒状化粧品の外周面の一部に面接触状態に喰い込み、該棒状化粧品を支持する棒状化粧品容器の抜け防止構造。【選択図】図5

Description

本発明は、棒状化粧品容器の抜け防止構造に関する。
例えば特許文献1には、「略中央部より下部に、下端に達するように一対の軸心方向の切欠部が形成された縦長状の外筒部材と、この外筒材内を上下移動可能に取付けられ、かつ外周部に一対の長い垂直切欠部より外方へ突出する一対の係合ピンを有する口紅等の棒状化粧品を支持する内筒皿部材と、前記外筒部材の下部外周部を回転可能に覆うと共に、前記内筒皿部材の一対の係合ピンと係合する一対の螺旋溝が内壁面に形成された螺旋部材とを備える棒状化粧品容器」が記載されている。
この種の口紅等の棒状化粧品は、周知のように、棒状化粧品が「皿体」とか、「中皿」と称される内筒皿部材から容易に抜けない「棒状口紅等の抜け防止構造」が要求されている。
そこで、特許文献2や特許文献3は、棒状化粧品容器の抜け防止構造に関する技術文献である。これらの特許文献に記載の「棒紅等の抜け防止構造」は、それぞれ、皿体或いは中皿の周側壁にU字形状、V字形状等の切欠を介して弾性舌片を形成し、この弾性舌片の内面に凸部を設けるものである。例えば特許文献2の第3図には、皿体の周側壁にU字形状の切欠4を形成することにより、弾性変位可能な下向き弾性舌片5を形成し、この下向き弾性舌片5の略中央部に任意形状の凸部6を設けたものである(符号は特許文献2に記載のもの)。
しかしながら、弾性舌片5の内面に凸部6を突設する構造では、例えば軟らかい棒紅を筒状皿体に差し込むと、前記凸部6を通過する必要があるので、棒紅の側面に該凸部6の横幅に相当する傷ができるので、好ましいものではない。確かに、特許文献2や特許文献3の棒紅等の抜け防止構造は、いわゆる棒紅の紅肉に凸部が喰い付くので、棒紅が周方向に回らないという利点がある。しかしながら、前記傷は縦方向の溝であることから、差し込み方向とは逆方向(抜ける方向)の対策としては不十分なものである。また製造段階から、既に棒紅の紅肉に凸部を起因とする傷(縦方向の溝)ができるという問題点もある。そこで、現在、このような問題点を解消することが期待されている。そこで、このような問題点を解決するために本発明が出現した。
特許第5258183号公報 実公平5−34575号公報 実公平6−4839号公報
本願発明の主たる目的は、製造段階から、既に棒紅等の棒状化粧品の基端部側の外周面に押え爪片の凸部を起因とする傷(縦方向の溝)ができるという問題点を解消する共に、棒紅等の棒状化粧品が筒状皿体から抜けないようにその基端部の外周面の一部を前記押え爪片の内壁面で面接触状態に喰い込むようにして押え付けることである。
本発明の棒状化粧品容器の抜け防止構造は、内筒皿部材の周側壁に切欠を介して弾性変位可能な押え爪片を形成し、この押え爪片の外面に凸部を設け、外筒部材を前記内筒皿部材に外嵌合すると、前記外筒部材の内壁面が前記凸部を押し付け、これにより前記押え爪片は前記周側壁に接続する基部を基準として半径内方向に位置変位し、その内壁面が固形状の棒状化粧品の外周面の一部に面接触状態に喰い込み、該棒状化粧品を支持することを特徴とする。
上記構成に於いて、押え爪片の凸部は押え爪片の自由端部の外面に一体成形され、また押え爪片は舌片状に複数個形成され、これらの押え爪片は、周方向に互いに対峙する位置又は周方向に所定間隔を有する位置のいずれかであることを特徴とする。また外筒部材の上部内壁面を、該上部内壁面に段差状に連続する下部内壁面に比して内径寸法が大きい拡径とし、この拡径に内筒皿部材の押え爪片の凸部が位置するときは、外筒部材の内壁面の押圧により該押え爪片は略半径内方向に位置変位しない一方、前記下部内壁面に押え爪片の凸部が位置するときは、外筒部材の内壁面の押圧により該押え爪片は半径内方向に位置変位することを特徴とする。また、例えば棒状化粧品容器は、略中央部より下部に軸心方向の長い垂直切欠部が形成された外筒部材と、この外筒材内を上下移動可能に取付けられ、かつ外周部に長い垂直切欠部より外方へ突出する係合ピンを有すると共に、棒状化粧品を支持する内筒皿部材と、前記外筒部材の下部外周部を回転可能に覆うと共に、前記係合ピンと係合する螺旋溝が内壁面に形成された螺旋部材とを備えることを特徴とする。さらに、棒状化粧品容器が、前記のように繰出し型構造である場合には、前記長い垂直切欠部の上端縁は、棒状化粧品容器の使用時の第2上死点であり、一方、前記上端縁から横或いは斜め方向にコースが変わって該垂直切欠部に上方方向に連続する短い垂直切欠部の上端縁は、棒状化粧品を前記内筒皿部材に差し込むための第1上死点であることを特徴とする
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は、次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(a)請求項1に記載の発明は、特許文献2や特許文献3が抱えていた欠点、すなわち、棒紅等の棒状化粧品を内筒皿部材(皿体)に差し込む際、該棒状化粧品の基端部の外周面が、内筒皿部材に設けた弾性舌片の内側凸部を起因とする傷(縦方向の溝)ができるという問題点を解消することができる。付言すると、本発明は、外側凸部を有する押え爪片の内壁面で基端部の外周面の一部を、いわば面接触状態に喰い込むようにして押え付けるので、棒状化粧品が筒状皿体から容易に抜けないようにすることができる。
(b)請求項2に記載の発明は、押え爪片の凸部は、押え爪片の自由端部の外面に一体成形され、また押え爪片は舌片状に複数個形成され、これらの押え爪片は、周方向に互いに対峙する位置又は所定間隔を有する位置のいずれかであるから、固形状の棒状化粧品の外周面をバランス良く挟持することができる。
(c)請求項3に記載の発明は、縦長状の外筒部材の上部内壁面を、該上部内壁面に段差状に連続する下部内壁面に比して内径寸法が大きい拡径とし、この拡径に内筒皿部材の押え爪片の凸部が位置するときは、外筒部材の内壁面の押圧により該押え爪片は略半径内方向に位置変位しない一方、前記下部内壁面に押え爪片の凸部が位置するときは、外筒部材の内壁面の押圧により該押え爪片は略半径内方向に位置変位するので、固形状の棒状化粧品が、例えば比較的軟らかな棒紅(口紅)の場合であっても、内筒皿部材に対する差し込み時、従来の如く、棒紅(口紅)の基端部側の外周面に傷(縦方向の溝)を付けない。また、ユーザの使用時、固形状の棒状化粧品の外周面をバランス良く挟持することができる。
(d)請求項4に記載の発明は、内筒皿部材の係合ピンが外筒部材の垂直切欠部と螺旋部材の螺旋溝によって上下移動し、外筒部材の上部より口紅を出没させて使用する、いわゆる繰出し型の棒状化粧品容器に適用することができる。
(e)請求項5に記載の発明は、長い垂直切欠部の上端縁は、棒状化粧品容器の使用時の第2上死点であり、一方、前記上端縁から横或いは斜め方向にコースが変わって該垂直切欠部に上方方向に連続する短い垂直切欠部の上端縁は、棒状化粧品を前記内筒皿部材に差し込むための第1上死点であるから、いわば、二段繰出しが可能となり、本願発明の主たる目的を達成する口紅等の棒状化粧品容器の抜け防止構造を得ることができる。
図1乃至図8は本発明の第1実施形態を示す各説明図、図9乃至図12は本発明の第2実施形態を示す各説明図。
第1実施形態の縦断面説明図。 外筒部材の斜視図。 外筒部材の縦断面概要説明図(ハッチングは省略)。 内筒皿部材の斜視図。 内筒皿部材の縦断面概要説明図(ハッチングは省略)。 図5の6−6線拡大断面図。 (a)外筒部材の拡径に内筒皿部材の押え爪片の凸部が位置するときの概略説明図。(b)外筒部材の内壁面に接触する押え爪片の状態を示す拡大概略説明図。 (a)外筒部材の下部内壁面に押え爪片の凸部が位置するときの概略説明図。(b)押え爪片の内壁面が棒状化粧品の外周面の一部に面接触状態に喰い込こんだ状態を示す拡大概略説明図。 第2実施形態の外筒部材を示す縦断面概要説明図(ハッチングは省略)。 差し込み時、内筒皿部材の押え爪片の位置の説明図。 使用時、内筒皿部材の押え爪片の位置の説明図。 第2実施形態の縦断面説明図。
図1乃至図8は、本発明の第1実施形態の棒状化粧品容器(以下、「収納容器」という)である。この収納容器1は、例えばハカマ部材2と、このハカマ部材2内に挿入される内壁面に一対の螺旋溝3が形成された螺旋部材4と、この螺旋部材4内へ略中央部にリング状係止部分5が外方に突出するように形成され、かつ下部が回転可能に取付けられる縦長状の外筒部材6と、この外筒部材6の下部に軸心方向に形成された一対の長い垂直切欠部7と、外筒部材6内に上下移動可能に取付けられた固形化した口紅等の棒状化粧品8を支持する内筒皿部材9と、この内筒皿部材9の下部側の外周壁に形成され、かつ外筒部材6の前記垂直切欠部7及び螺旋部材4の前記螺旋溝3に同時に係合する単数又は複数個の係合ピン10と、ハカマ部材2の上部と嵌合し、かつ外筒部材6のリング状係止部分5と係止して抜け脱を防止すると共に、上部側の外周壁にキャップ嵌合部11が形成されたキャップ嵌合部材12と、前記キャップ嵌合部11と着脱可能に嵌合する外筒部材6の上部を覆うキャップ13とから成る。
そして、前記一対の垂直切欠部7、7は、例えば図3で示すように、外筒部材6の下端から略リング状係止部分5に至るまで、横方向かつ上下方向に所定幅を有して直線状に切欠されている。このような構造は、特許文献1に記載されているので、細部的事項の説明は割愛する。
上記構成の収納容器1は、ハカマ部材2と外筒部材6の上部とを手で持って回動させることにより、内筒皿部材9の一対の係合ピン10が外筒部材6の一対の垂直切欠部7と螺旋部材4の一対の螺旋溝3によって上下移動して、外筒部材6の上部より口紅8を出没させて使用することができる。
さて、図2乃至図8を参照にして、本発明の特定要件に関係する各部材の構造を説明する。図2は外筒部材6の斜視図、図3は外筒部材6の縦断面説明図である。これらの図で示すように、縦長状の外筒部材6は、全体が「竹」の一部を切ったように、長い略円筒状の筒体とし、その略中央部に外に半円状に膨らませてリング状係止部分5を設け、このリング状係止部分5を基準にして、下部筒部分6aと、この下部筒部分6aに連続する上部筒部分6bとを有している。
上記下部筒部分6aには、前述したように下端から略リング状係止部分5に至るまで、横方向かつ上下方向に所定幅を有して直線状に切欠された垂直案内部が設けられている。実施形態の垂直案内部は、一対の長い垂直切欠部7、7であり、これらの長い垂直切欠部は、互いに対峙している。この長い垂直切欠部は単数でも良いが、内筒皿部材9を上下方向に案内する機能を有することから、内筒皿部材9のスムースな作動性を考慮し、複数個であることが望ましい。
一方、上部筒部分6bの上端部は、例えば「竹」を斜めに切った如く、上端が傾斜状となっている。もちろん、前記上端部は水平状にカットされた平らなものであっても良い。
しかして、実施形態では、上部筒部分6bの上部内壁面15を、該上部内壁面に段差状に連続する下部内壁面17に比して内径寸法が大きい拡径としている。
ところで、前記「段差状」を、ここでは水平状態の環状段差部16と表現する。この環状段差部16を基準にすると、前記上部内壁面15の内径と下部内壁面17の内径との寸法差は、例えば図3、図7、図8の構成から判断するとやや微妙なものであるが、発明の課題を考慮して前記内径差を設定している。
したがって、前記拡径に、後述する内筒皿部材9の押え爪片25の凸部26が位置するときは、外筒部材6の内壁面(実施形態では内径寸法が大きい上部内壁面15)の押圧により、該押え爪片25は略半径内方向に位置変位しない一方、前記下部内壁面17に押え爪片25の凸部26が位置するときは、外筒部材6の内壁面(実施形態では内径寸法が小さい下部内壁面)17の押圧により該押え爪片25は半径内方向に位置変位する。
なお、上部筒部分6bの下部内壁面17の内径と下部筒部分6aの内壁面の内径は同一であることから、ここでは、上部筒部分6bの上部内壁面15に対して、上部筒部分6bの下部内壁面17と下部筒部分6aの内壁面18の両方を合わせて「残余の内壁面」という。したがって、実施形態の外筒部材6の上端部の内径は、残余の内壁面の内径よりも若干大きい。
次に、図4は内筒皿部材9の斜視図、図5は内筒皿部材の縦断面説明図、そして、図6は図5の6−6線拡大断面図である。これらの図で示すように、内筒皿部材9は、全体が長い略円筒状の筒体とし、その略中央部寄りの部位或いは上端部寄りの部位に略円盤状の水平仕切部20を設け、この水平仕切部20を基準にして、前述した係合ピン10を有する下部筒部分9aと、この下部筒部分9aに連続する上部筒部分9bとを有している。なお、内筒皿部材9の内壁面の適宜箇所にリブを設けることも可能である。
ところで、前記水平仕切部20の略中心部に円形、角形等の貫通孔20aが形成されている。この貫通孔20aは、例えば固形化した口紅等の棒状化粧品8を内筒皿部材9の上部筒部分9bの内壁面21に差し込むとき、内部の空気を下部筒部分9aの内壁面22側に逃がす機能を有する。なお、貫通孔20aはあっても、なくても良いし、また必ずしも中心部に設ける必要はなく、さらに、複数個設けても良い。
さて、実施形態では、内筒皿部材9の上部筒部分9bの周側壁に、例えば略U字形状の切欠24を介して弾性変位可能な押え爪片25を形成し、この押え爪片25の外面にやや横長状の凸部26を設けている。この凸部26の形状は特に問わない。また単数又は複数を問わない。付言すると、発明の課題を達成することができるのであれば、凸部26を含む押え爪片25の形状は特に問わず、円形、多角形、W字形等でも良く、また弾性変位する方向はどの方向であっても良い。さらに、複数の場合には、上下の位置は異なっていても良い。であるから、切欠24の形状は任意に設計変更し得る事項である。
しかし、押え爪片25の凸部26は、望ましくは該押え爪片の自由端部(下端部)の外面に、例えば周方向に一体成形され、また舌片状に複数個形成され、複数個の場合には、各押え爪片は、周方向に互いに対峙する位置(実施形態2個)に設けられている。もちろん、発明の課題を逸脱しない範囲で、3個、4個、5個という具合に個数を増やし、これらを周方向に所定間隔を有して配設しても良い。また凸部26の位置は自由端部(下端部)の外面に限定するものではなく、発明の課題を達成することができるのであれば、押え爪片25の中央部或いは中央部寄りの部位であっても良い。
また内筒皿部材9は、硬質性の合成樹脂材で長筒状に形成されていることから、指で強く摘まんでも容易に変形しない働き(剛性的機能)、周側壁に接続する基端部25aを残し、例えばU字形状のスリットを介して舌片状に押え爪片25を形成した場合には、その自由端部25bを指で外から半径内方向に押し込むと、該自由端部25b側から前記周側壁の内壁面(実施形態では上部筒部分9bの内壁面)21を内に超えて若干傾倒する働き(弾性変位機能)、その位置変位した状態で前記指を離すと、前記自由端部25bが材質自体の復帰力により、外へ略垂直状態に復帰する働き(弾性復帰変位機能)を有するものである。
そこで、図7及び図8に押え爪片25の働きを概略的に示す。図7の(a)は外筒部材6の拡径に内筒皿部材9の押え爪片25の凸部26が位置するときの概略説明図、図7の(b)は、外筒部材6の内壁面に接触する押え爪片25の状態を示す拡大説明図である。
一方、図8の(a)は、外筒部材6の下部内壁面17に押え爪片25の凸部26が位置するときの概略説明図、図8の(b)は、押え爪片25の内壁面が棒状化粧品8の外周面の一部に面接触状態に喰い込こんだ状態を示す拡大説明図である。
図7と図8の対比から明らかなように、本発明の棒状化粧品容器の抜け防止構造Xは、所定長の外筒部材6を内筒皿部材5に外嵌合すると、或いは所定長の内筒皿部材5を外筒部材6に嵌挿すると、前記外筒部材6の内壁面17が凸部26を押し付け、これにより押え爪片25は周側壁に接続する基部25aを基準として、その自由端部25b側から半径内方向に位置変位し、その内壁面が固形状の棒状化粧品8の外周面の一部に面接触状態に喰い込み、該棒状化粧品8を支持するものである。
したがって、今仮に、固形状の棒状化粧品8を内筒皿部材9の上部筒部分9bに差し込む場合、図7で示すように、内筒皿部材9の上端aと外筒部材6の上部筒部分6bの下辺側の上端bが略位置する所を「皿の上死点位置P1」とするならば、製造時、この上死点位置P1の位置で棒状化粧品8の基端部を内筒皿部材9に差し込むと、該棒状化粧品8の基端部には全く傷が付かない。
一方、上死点位置P1の位置で内筒皿部材9に棒状化粧品8の基端部を差し込んだ後、適宜に内筒皿部材9を下動させ、例えば図8で示すように、押え爪片25の凸部26が外筒部材6の内径寸法が小さい下部内壁面17に押圧される位置(例えば皿の略中間位置、使用位置)P2にすると、弾性舌片の凸部を起因とする傷(縦方向の溝)ができるという問題点を解消すること共に、押え爪片25の内面で棒紅等の棒状化粧品が、いわゆる筒状皿体から抜けないようにその基端部側の外周面の一部を、前記押え爪片25の前記外周面の上下方向に略沿った内壁面により、いわば面接触状態に喰い込むようにして押え付けることができる。
それ故に、本発明の棒状化粧品容器の抜け防止構造Xを適用することができる棒状化粧品容器は、例えば図1で示すように、略中央部より下部に軸心方向の長い垂直切欠部7が形成された縦長状の外筒部材6と、この外筒材内を上下移動可能に取付けられ、かつ外周部に長い垂直切欠部7より外方へ突出する係合ピン10を有すると共に、棒状化粧品8を支持する内筒皿部材9と、前記外筒部材の下部外周部を回転可能に覆うと共に、前記係合ピンと係合する螺旋溝3が内壁面に形成された螺旋部材4とを備えているのが望ましい。
なお、請求項1に記載の本発明は、内筒皿部材9を主要部としているため、先に内筒皿部材9に棒状化粧品8を差し込んでから外筒部材6に装着することが可能であるが、例えば請求項3に記載のような段差のある外筒部材6を用いると、内筒皿部材9の上下動のみで、抜け防止構造Xを利用することが可能となるため、実施形態として好ましいものである。
この欄では、図9乃至図12に示す本発明の第2実施形態の棒状化粧品容器の抜け防止構造X1を説明する。なお、この第2実施形態は、第1実施形態の特徴をそのまま含む利用発明なので、第1実施形態と同一の部分には同一の符号を付して重複する説明を割愛する。図9は第2実施形態の外筒部材6Aを示す縦断面説明図、図10は棒状化粧品の差し込み時(製造時)、内筒皿部材の押え爪片の位置を示す説明図、そして、図11は棒状化粧品容器1Aの使用時、内筒皿部材9の押え爪片25の位置の説明図である。この第2実施形態が前記第1実施形態と主に異なる事項は、棒状化粧品容器1Aが二段式の繰出し型構造となっている。
棒状化粧品容器1Aが二段式の繰出し型構造である場合には、例えば図9で示すように、外筒部材6Aの長い垂直切欠部7の上端縁7aは、棒状化粧品容器1Aの使用時の第2上死点であり、一方、前記上端縁7aから横或いは斜め方向にコースが変わって該長い垂直切欠部7に上方方向に連続する短い垂直切欠部31の上端縁31aは、棒状化粧品8を内筒皿部材9に差し込むための第1上死点である。
したがって、例えば図8、図9、図10等で示すように、この棒状化粧品容器の抜け防止構造X1は、内筒皿部材5の周側壁に切欠24を介して弾性変位可能な押え爪片25を形成し、この押え爪片の外面に凸部26を設け、垂直切欠部を有する外筒部材6Aを前記内筒皿部材9に外嵌合すると、前記外筒部材6Aの下部内壁面17が前記凸部26を押し付け、これにより前記押え爪片25は前記周側壁に接続する基部25aを基準として半径内方向に位置変位し、その内壁面が固形状の棒状化粧品8の外周面の一部に面接触状態に喰い込み、該棒状化粧品8を支持する棒状化粧品容器1Aに適用される。
そこで、好ましい実施形態として、前記外筒部材6Aの上部内壁面15を、該上部内壁面に段差状16に連続する前記下部内壁面17に比して内径寸法が大きい拡径とし、図10の場合で示すように、この拡径に内筒皿部材9の押え爪片25の凸部26が位置するときは、外筒部材6Aの前記上部内壁面15の押圧により該押え爪片は略半径内方向に位置変位しないようにする。
これに対して、図11で示すように、外筒部材6Aの前記下部内壁面17に押え爪片25の凸部26が位置するときは、前記下部内壁面17の押圧により該押え爪片25は略半径内方向に位置変位し、さらに、前記垂直切欠部は、実施形態では、長い垂直切欠部7と、この長い垂直切欠部7に略L字形、略J字形など連通部を介してオフセット状態に連通する上位の短い垂直切欠部31とから成る。
そして、上記長い垂直切欠部7の上端縁7aは、棒状化粧品容器1Aの使用時の第2上死点P2であり、一方、前記短い垂直切欠部31の上端縁31aは、製造時、棒状化粧品8を前記内筒皿部材9に差し込むための第1上死点P1である。このように棒状化粧品容器1Aを二段式の繰出し型構造にしても、本発明の課題を達成することができる。
本発明の棒状化粧品容器の抜け防止構造は、口紅、リップクリーム、スチックアイシャドウ、スチックチーク、スチックファンデーション、コンシーラー、日焼け止め化粧料、アイクリーム、整髪料等の固形化した棒状化粧品を収納する容器に適用することができる。
X、X1…棒状化粧品容器の抜け防止構造、
P1…第1上死点(差し込み位置)、
P2…第2上死点(使用位置)、
1、1A…収納容器、
2…ハカマ部材、
3…螺旋溝、
4…螺旋部材、
5…リング状係止部分、
6、6A…外筒部材、
6a、9a…下部筒部分、
6b、9b…上部筒部分、
7…長い垂直切欠部、
7a…長い垂直切欠部の上端縁、
8…棒状化粧品、
9…内筒皿部材、
11…キャップ嵌合部、
12…キャップ嵌合部材、
13…キャップ、
20…水平仕切部、
24…切欠、
25…押え爪片、
25a…基部、
26…凸部、
15…外筒部材6、6Aの上部内壁面、
17…外筒部材6、6Aの下部内壁面、
31…短い垂直切欠部、
31a…短い垂直切欠部の上端縁。

Claims (5)

  1. 内筒皿部材の周側壁に切欠を介して弾性変位可能な押え爪片を形成し、この押え爪片の外面に凸部を設け、外筒部材を前記内筒皿部材に外嵌合すると、前記外筒部材の内壁面が前記凸部を押し付け、これにより前記押え爪片は前記周側壁に接続する基部を基準として半径内方向に位置変位し、その内壁面が固形状の棒状化粧品の外周面の一部に面接触状態に喰い込み、該棒状化粧品を支持する棒状化粧品容器の抜け防止構造。
  2. 請求項1に於いて、押え爪片の凸部は押え爪片の自由端部の外面に一体成形され、また押え爪片は舌片状に複数個形成され、これらの押え爪片は、周方向に互いに対峙する位置又は周方向に所定間隔を有する位置のいずれかであることを特徴とする棒状化粧品容器の抜け防止構造。
  3. 請求項1又は請求項2に於いて、外筒部材の上部内壁面を、該上部内壁面に段差状に連続する下部内壁面に比して内径寸法が大きい拡径とし、この拡径に内筒皿部材の押え爪片の凸部が位置するときは、外筒部材の内壁面の押圧により該押え爪片は略半径内方向に位置変位しない一方、前記下部内壁面に押え爪片の凸部が位置するときは、外筒部材の内壁面の押圧により該押え爪片は半径内方向に位置変位することを特徴とする棒状化粧品容器の抜け防止構造。
  4. 請求項1に於いて、棒状化粧品容器は、略中央部より下部に軸心方向の長い垂直切欠部が形成された外筒部材と、この外筒材内を上下移動可能に取付けられ、かつ外周部に長い垂直切欠部より外方へ突出する係合ピンを有すると共に、棒状化粧品を支持する内筒皿部材と、前記外筒部材の下部外周部を回転可能に覆うと共に、前記係合ピンと係合する螺旋溝が内壁面に形成された螺旋部材とを備えることを特徴とする棒状化粧品容器の抜け防止構造。
  5. 内筒皿部材の周側壁に切欠を介して弾性変位可能な押え爪片を形成し、この押え爪片の外面に凸部を設け、垂直切欠部を有する外筒部材を前記内筒皿部材に外嵌合すると、前記外筒部材の内壁面が前記凸部を押し付け、これにより前記押え爪片は前記周側壁に接続する基部を基準として半径内方向に位置変位し、その内壁面が固形状の棒状化粧品の外周面の一部に面接触状態に喰い込み、該棒状化粧品を支持する棒状化粧品容器の抜け防止構造であって、前記外筒部材の内壁面の上部内壁面を、該上部内壁面に段差状に連続する下部内壁面に比して内径寸法が大きい拡径とし、この拡径に内筒皿部材の押え爪片の凸部が位置するときは、外筒部材の前記上部内壁面の押圧により該押え爪片は略半径内方向に位置変位しない一方、前記下部内壁面に押え爪片の凸部が位置するときは、該下部内壁面の押圧により押え爪片は半径内方向に位置変位し、さらに、前記垂直切欠部は、長い垂直切欠部と、この長い垂直切欠部にオフセットした状態で連通する上位の短い垂直切欠部とから成り、前記長い垂直切欠部の上端縁は、棒状化粧品容器の使用時の第2上死点であり、一方、前記短い垂直切欠部の上端縁は、棒状化粧品を前記内筒皿部材に差し込むための第1上死点であることを特徴とする棒状化粧品容器の抜け防止構造。
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