JP2003507084A - 安定した前進後退機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 壁および前記壁内に２つの長手トラックを有する内スリーブ、を含み、各前記長手トラックは他方の長手トラックに対して略円周方向で対峙位置ある。外スリーブは前記内スリーブに対して回転するように前記内スリーブの周りに適合する。前記外スリーブは内壁、外壁、および前記内壁に沿った４つの螺旋溝を有する。ステック製品用ホルダカップは前記内スリーブに適合する。前記ホルダカップは、内面および外面、第一セットラグ、および第二セットラグを有するシエルからなり、各前記セットの１つのラグは前記長手トラックに延びて前記４つの螺旋溝の１つと係合する。伝統的な１セットのラグに対して２セットのラグを有することにより、前記ホルダカップの傾斜は大幅に減少する。前記ホルダカップが前進後退位置間で軸方向へ移動するときに、第一セットラグにより生じるトルクは第二セットラグにより生じるトルクと等しくかつ反対になる。２つの反対力が相互を消失し、そのケース内で移動するときに前記ホルダカップを定常維持し、それによりステック製品の損傷の危険を減少する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】 発明の分野 本発明はステック製品、特に、リップステックを包囲する、ステック製品用の
ホルダカップを含むケースに関する。更に具体的には、本発明は、前記ホルダカ
ップ内でステック製品が消費者により使用できる前進位置と、損傷を与えること
なくステック製品を保存できるようにカバーにより前記ケースが被覆される後退
位置との間での前記ホルダカップの移動を可能にするケースに関する。 発明の背景 典型的リップステックケースにおいて、前記ホルダカップを前進位置と後退位
置との間で移動させるために、前記ケースは相互に対して回転する内スリーブお
よび外スリーブを有する。前記内スリーブは壁および前記壁に延在する長手トラ
ックを有する。前記外スリーブは、前記内スリーブに対して回転するように前記
内スリーブの周りに設置される。前記外スリーブは、内壁、外壁、および前記内
壁の実質的長手に沿って延在する螺旋溝を有する。前記ホルダカップは、前記内
スリーブの長手トラックに延びて前記外スリーブの螺旋溝と係合する少なくとも
１つのラグを有する。前記内外スリーブが回転するときに、前記ホルダカップの
ラグは前記長手トラックおよび前記螺旋溝により形成された通路に追従し、それ
により前進位置と後退位置との間で前記ホルダカップを移動させる。 前記ホルダカップを前進および後退位置間で容易に移動させるために、前記ホ
ルダカップは典型的には１対のラグを有する。前記ホルダカップが１つ、または
１対の対峙ラグを有するか否かによってその操作時にある種の問題が生じる。即
ち、唯一ラグ、または一対のラグの使用はホルダカップを不安定にする。前記ケ
ースの前記内外スリーブが相互に対して回転するときに、前記ホルダカップのラ
グにトルクが加わる。このトルクは前記ホルダカップを前進または後退させ、か
つ前記ホルダカップをそのラグの軸を中心に回転させ、そのようにして前記ケー
ス内で移動するときに前記ホルダカップを傾斜（ｓｋｅｗ）させる。 適正に機能させるために、前記ホルダカップは不当な干渉または抵抗を伴うこ
となく前進および後退位置間で移動できるものでなければならない。従って、一
定の空間、ただし小さい空間が前記ホルダカップと内スリーブとの間に必要とさ
れ、この空間はそのケースの個別構成要素の製造許容量により変化する。この空
間、およびその寸法の変化は、前記ホルダカップを軸回転させるものである。代
表的には、前記ステック製品は、ベースでホルダカップ内に保持される細長い円
筒形であり、それによりステック製品の主要部をホルダカップから突出させる。
前記ラグがホルダカップ上に設置されるので、前記ラグの軸を中心とする僅かな
回転がステック製品の先端近くでジグザグになり、典型的には前記ホルダカップ
内のステック製品を前記内スリーブの内面と接触させるほどになり、それにより
ステック製品を変形させかつ前記ケースの機能を妨害する。 本発明の目的は、前記ホルダカップの傾斜を減少させかつ前記ケースの簡単操
作を連続的に可能にするステック製品ケースを提供することにある。 本発明の他の目的は、製造の簡単なステック製品ケースを提供することにある
。 更に、本発明の目的は、包装の美観を妨害することなく相対的に簡単な製品で
あるステック製品ケースを提供することにある。 発明の概要 本発明は、壁および前記壁内に２つの長手トラックを有する内スリーブを有し
、各前記長手トラックは他方のトラックに対して略円周方向で対峙位置ある。外
スリーブが前記内スリーブに対して回転するように前記内スリーブの周りに取り
付けられている。前記外スリーブは内壁、外壁、および前記内壁に沿った４つの
螺旋溝を有する。前記内スリーブに前記ステック製品用のホルダカップが取り付
けられている。前記ホルダカップは、内面、外面、第一セットのラグおよび第二
セットのラグを有するシエルを有し、各前記セットの１つのラグは同一長手トラ
ックに延びて前記４つの螺旋溝の１つと係合する。 伝統的な１セットのラグに対して２セットのラグを有することにより、前記ホ
ルダカップの傾斜（ｓｋｅｗｉｎｇ）は大幅に減少する。前記ホルダカップが前
進位置および後退位置間で軸路に沿って移動するときに、第一セットのラグによ
り生じるトルクは第二セットのラグにより生じるトルクと等しくかつ反対になる
。２つの反対力が相互の力を消失し、そのケース内で移動するときに前記ホルダ
カップを定常維持し、それによりステック製品の損傷の危険を減少する。 発明の詳細な説明 解説目的から、本発明はリップステックケースに関して使用するものとして説
明される。本実施例は、単に図解例であり、いかなる意味においても本発明をリ
ップステックに限定しない。当分野の通常の知識を有する者に明らかなように、
本開示は、限定的でないが、デオドラント、リップバルム、メイキャップファン
デーション、透明化粧ステック、抗アクネステック、コンシーラ、サンスクリー
ンステック等のいずれのステック製品にも使用できる。 図面を参照すると、図１は本発明のケースの１実施形態を示す。このケースは
壁６、および前記壁６内に２つの長手トラック７および７’を有する中空内スリ
ーブ５を含む。前記長手トラック７および７’は相互に対して略円周方向で対峙
して位置決めされている。前記内スリーブ５に対して回転するように前記内スリ
ーブ５の周りに外スリーブ１０が取り付けられている。前記外スリーブ１０は内
壁１１、外壁１２、および前記内壁１１に沿った４つの螺旋溝１３，１４，１５
，１６を有する。 ステック製品２１用のホルダカップ２０が前記内スリーブ５へ取り付けられて
いる。前記ホルダカップ２０は、内面２３および外面２４を有するシエル２２か
らなる。第一セットのラグ２５および２５’、ならびに第二セットのラグ２６お
よび２６’がホルダカップ２０の外面２４から突出している。内スリーブ５内に
設置されるときに、ラグ２５および２６は長手トラック７に延び、かつラグ２５
’および２６’は長手トラック７’に延びる。各ラグ２５，２５’，２６および
２６’はそれぞれ外スリーブ１０の螺旋溝１３，１４，１５および１６と係合す
る。好適には、各セット２５，２５’および２６，２６’は前記ホルダカップの
軸に直角の同一水平面上に位置決めされ、かつそのセット内の他のラグから円周
方向に略１８０度離隔している。更に好適には、第一セットおよび第二セットの
ラグは相互に対して垂直方向に整列している。換言すれば、図１に例示されたよ
うに、第一平面上に位置決めされかつ第二平面上に位置決めされた第二セットの
ラグ２６および２６’上方に整列される。 伝統的な１セットのラグに対して２セットのラグを有することにより、前記ホ
ルダカップの傾斜は大幅に減少する。前記ホルダカップが前進位置および後退位
置間で軸方向へ移動するときに、第一セットのラグにより生じるトルクは第二セ
ットのラグにより生じるトルクと等しくかつ反対になる。２つの反対力が相互に
より消失し、そのケース内で移動するときに前記ホルダカップを定常維持し、そ
のようにして内スリーブ５の壁６との接触によるステック製品の損傷の危険を減
少する。 図２に更に明瞭に示されたように、長手トラック７は好適には第一上側セグメ
ント３０、第二上側セグメント３１、第一下側セグメント３２、および第二下側
セグメント３３を有する。図２に示されていないが、長手トラック７’について
も同様の上下側セグメントが存在し、相違点は単に長手トラック７’の側セグメ
ントが長手トラック７の側セグメントに対して対称的であることである。各トラ
ックの側セグメントは、前記ホルダカップが前進位置のときに前記上側セグメン
ト内にかつ前記ホルダカップが後退位置のときに前記下側セグメント内に自動的
に位置決めされるように、相互に対称的であることが必要である。これらの側セ
グメントが相互に対して対称的でない場合には、前記ラグは側セグメントへ侵入
しない。 前記上側セグメント３０および３１は前進位置で前記ホルダカップを保持し、
他方、リップステックは消費者が前記ホルダカップのラグをそれぞれの面３５お
よび３６へ当接させることにより使用できる。仮に、面３５および３６が存在し
ない場合には、ステック製品使用時に生じる力によって前記ホルダカップは前記
長手トラックを下へ移動して後退位置へ戻り、それにより使用を困難にする。同
様に、下側セグメント３２および３３は後退位置において前記ホルダカップ２０
を保持する作用をする面３７および３８を有する。面３７および３８が存在しな
い場合には、前記ホルダカップが後退位置へ付くときの前記ケースに対する衝撃
が前記ホルダカップを前記長手トラックに沿って移動させ、それにより該ケース
のカバー（図示せず）の内面へステック製品を接触させ、それによりリップステ
ックの使用面を変形させかつリップステックそれ自体を破損する危険が伴う。 図３および４は更に本発明のケースの他の形態を示す。図１の第一形態と同様
に、図３および４のケースは、概ね、壁６、および前記壁６内の２つの長手トラ
ック７および７’を有する中空内スリーブ５を含む。前記内スリーブ５は図１お
よび２を参照して説明したとおりである。外スリーブ１０は内スリーブ５に対し
て回転するように内スリーブ５の周りに取り付けられている。前記外スリーブ１
０は内壁１１、外壁１２、および前記内壁１１に沿った４つの螺旋溝１３，１４
，１５，１６を有する。 ステック製品２１用のホルダカップ２０が前記内スリーブ５へ取り付けられて
いる。前記ホルダカップ２０は、内面２３および外面２４を有するシエル２２か
らなる。第一セットのラグ２５および２５’、ならびに第二セットのラグ２６お
よび２６’がホルダカップ２０の外面２４から張出している。前記内スリーブ５
内に設置されるときに、ラグ２５および２６は長手トラック７に延び、かつラグ
２５’および２６’は長手トラック７’へ延びる。各ラグ２５，２５’，２６お
よび２６’はそれぞれ外スリーブ１０の螺旋溝１３，１４，１５および１６と係
合する。 図３および４によれば、ホルダカップの少なくとも１つのラグは軸回転可能で
ある。図３および４に図示されたように、２つのラグ２５および２５’が軸回転
可能である。ただし、本発明の範囲において１つ、２つ、３つ、または全４個の
ラグが軸回転可能であってよい。前記軸回転可能ラグは第一開放位置（図３を参
照）、または前記ラグが前記ステック製品へ侵入する第二閉鎖位置（図４参照）
を占有できる。これを達成するために、前記ホルダカップ２０のシエル２２は孔
４０を有し、この孔の中に前記ラグが可撓性部材４１により取り付けられる。可
撓性部材４１はラグ２５を第一位置と第二位置間で軸回転させる。前記ラグ２５
は、第一位置において「開放」し、かつ前記ホルダカップ２０へ挿入されるとき
に（図３参照）ステック製品２１に抵触しないように取り付けられる。そのよう
にして、前記ラグ２５はラグ２５上のカム面４２と前記ケース内に位置決めされ
たカム４３との相互作用により第二閉鎖位置へ軸回転する。この相互作用は、外
スリーブ１０が内スリーブ５に対して回転し、それにより前記ホルダカップ２０
が前記ケース内で後退位置へ向かって移動するときに生じる。典型的には、前記
ホルダカップはプラスチック材料により形成され、かつ可撓性部材４１は、図３
および４に示されたように、前記ホルダカップ２０のシエル２２の延長部である
。前記ホルダカップに選択された材料によって、前記ラグ２５を軸回転させるた
めに必要な前記可撓性部材４１の寸法は変化し、かかる寸法はプラスチック材料
の分野において当業者に周知である。 好適には、前記内面４４のカム４３は螺旋溝である。カム４３を形成するため
に、前記螺旋溝の内面４４は、その溝の通路に従って徐々に小さくなる設計であ
る。換言すれば、前記螺旋溝の深さは、前記ホルダカップが前進位置になるとき
に最大となり、かつ前記ホルダカップが後退位置へ移動するにつれて小さくなる
。このことは図３および４から明らかに理解でき、ここでは螺旋溝１３は前記ケ
ースの中央よりも前記ケースの上部でより深くなっている。この深さの減少によ
りカム４３は、前記ホルダカップ２０が後退位置へ移動するときに、前記軸回転
可能ラグ２５のカム面４２を付勢し、それによりラグ２５の可撓性部材を中心と
する回転を可能にし、それによりラグ２５が前記ホルダカップ２０内の適所へ侵
入してステック製品２１を保持する。 前記ラグ２５による前記ステック製品への侵入は前記ホルダカップからのステ
ック製品の除去を阻止する働きをする。前記ステック製品へ侵入する前記ラグ２
５の部は、前記ステック製品を破損または破壊することなく所定位置にステック
製品を保持できる点までステック製品へ前記ラグ２５を進入させることのできる
寸法に形成される。代表例として、前記ラグ２５の侵入部はステック製品へ約１
．０ミリメータから約３．０ミリメータの距離まで進入してよい。 本発明の上述の実施形態の利益は３つある。第一に、第一セットおよび第二セ
ットのラグの使用は、前記ホルダカップが前記前進および後退位置間を移動する
ときに、前記ホルダカップが傾斜する量を相当に減少することにより、前記ホル
ダカップに安定性を付与する。第二に、ステック製品へ侵入してステック製品を
適所に保持する軸回転可能ラグの採用は、時間と共に蒸発してステック製品を収
縮させる揮発成分含有ステック製品への本ホルダカップの効率的使用を可能にす
る。前記侵入ラグは、ステック製品が収縮して前記ホルダカップの内壁から離れ
るときに、ステック製品を適所に保持できる摩擦力の提供に役立つ。 最後に、前記軸回転可能ラグに対するカムの作用は前記ケースの潤滑の必要性
を解消する。伝統的回転自在ケースが組み立てられるときに、前記ケースの機構
は、移動部間の円滑摩擦を可能にするためにラノリン等の油により潤滑される。
潤滑剤の使用はステック製品に伴う問題を生じ、多すぎまたは少なすぎる場合に
はケース摩擦を妨害し、かつ付加的工程を必要とするために製造コストを増大さ
せる。本ケースにおける、前記カムおよび前記軸回転可能ラグの使用はかかる潤
滑の必要性を解消する。これは、前記ホルダカップが前進位置および後退位置間
を移動するときに、前記ラグのカム面および前記外スリーブのカム間の摩擦が円
滑作用を提供することによる。 本発明のステック製品ホルダカップの製造に使用される共通材料は、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、アセタール、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、ポリ
エチレンテレフタレート、アクリロニトリルブタジエンスチレン、スチレンアク
リロニトリル、スチレン等を含む。前記ホルダカップの材料選択は意図されるス
テック製品との相容性および選択された材料の製造容易性により一義的に決定さ
れてよい。 好適形態において前記ホルダカップはアセタールである。アセタールは前記可
撓性部材に相当量の可撓性および構造的一体性を付与する厚みでの成形を容易に
する材料である。同様に、アセタールは多くの物質に対して高度の耐薬品性を有
する。 本発明は、選択された材料により様々な既知方法により形成できる。例えば、
前記ホルダカップがプラスチック材料により形成される場合に、適当な製造方法
は射出成形である。本発明を製造する好適方法としての射出成形の使用は、前記
ラグ、前記可撓性部材、および前記シエルの一体的ユニットとしての形成を可能
にする。この方法は同一結果を達成する多部品ホルダカップを結合する組み立て
コストを減少することにより製造コストを削減する。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明のケースの１実施形態の断面図である。

【図２】 本発明の内スリーブの平面図である。

【図３】 ホルダカップが第一開放位置において軸回転可能ラグを有する本発明のケース
の一部の断面図である。

【図４】 ホルダカップが第二閉鎖位置へ前進した軸回転可能ラグを有する本発明のケー
スの一部の断面図である。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ，ＵＧ，ＺＷ )，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ， ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ， ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，Ｃ Ｒ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＤＭ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ ，ＧＢ，ＧＤ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ， ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，Ｋ Ｚ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＡ ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ， ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，Ｓ Ｋ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＴＺ，ＵＡ，ＵＧ ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＡ，ＺＷ

Claims (19)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 壁および前記壁内に２つの長手トラックを有する内スリーブ
   、各前記長手トラックは相互に対して略円周方向で対峙位置ある、 前記内スリーブに対して回転するように前記内スリーブの周りに適合する外ス
   リーブ、前記外スリーブは内壁、外壁、および前記内壁に沿った４つの螺旋溝を
   有する、および 前記内スリーブに適合するホルダカップを有し、前記ホルダカップは、 内面および外面を有するシエル、および 前記外面上に位置決めされた第一セットのラグおよび第二セットのラグを有し
   、 各セットの１つのラグは同一前記長手トラックに延びて前記４つの螺旋溝の１
   つと係合する、ステック製品用ケース。
2. 【請求項２】 各前記長手トラックは第一上側セグメント、第二上側セグメ
   ント、第一下側セグメント、および第二下側セグメントを有する、請求項１のケ
   ース。
3. 【請求項３】 ステック製品が前記ホルダカップ内に設置されている、請求
   項１のケース。
4. 【請求項４】 前記ステック製品がリップステック、デオドラント、リップ
   バルム、メイキャップファンデーション、透明化粧ステック、抗アクネステック
   、コンシーラ、およびサンスクリーンステックから成る群から選択されている、
   請求項３のケース。
5. 【請求項５】 前記ホルダカップは前記内スリーブおよび外スリーブの相対
   的回転により位置決めされる前進および後退位置間で軸路内を移動自在である、
   請求項１のケース。
6. 【請求項６】 第一セットのラグおよび第二セットのラグは相互に対して垂
   直方向に整列している、請求項１のケース。
7. 【請求項７】 第一セットのラグは水平軸上に位置決めされかつそのセット
   内の他のラグから円周方向に略１８０度離隔している、請求項１のケース。
8. 【請求項８】 第二セットのラグは水平軸上に位置決めされかつそのセット
   内の他のラグから円周方向に略１８０度離隔している、請求項１のケース。
9. 【請求項９】 少なくとも１つのラグは軸回転可能であり、かつ第一開放位
   置、および前記ラグが前記ステック製品へ侵入する第二閉鎖位置を占有できる、
   請求項５のケース。
10. 【請求項１０】 前記軸回転可能ラグはカム面を有し、かつ前記軸回転可能
    ラグが係合する前記螺旋溝はカムとして作用する内面を有し、前記外スリーブが
    前記内スリーブに対して回転するときに、前記カムおよびカム面は前記ラグを第
    二閉鎖位置へ軸回転させるように相互作用する、請求項９のケース。
11. 【請求項１１】 壁および前記壁内に２つの長手トラックを有する内スリー
    ブ、各前記長手トラックは他方の長手トラックに対して略円周方向で対峙位置あ
    る、 前記内スリーブに対して回転するように前記内スリーブの周りに適合する外ス
    リーブ、前記外スリーブは内壁、外壁、および前記内壁に沿った４つの螺旋溝を
    有する、および 前記内スリーブに適合し、かつ前記内スリーブおよび前記外スリーブの相対的
    回転によって前進位置および後退位置間で軸路内を移動自在であるホルダカップ
    を有し、 前記ホルダカップは、 内面および外面を有するシエル、および 前記外面上に位置決めされた第一セットのラグおよび第二セットのラグを有し
    、 各前記セットの１つのラグは前記長手トラックに延びて前記４つの螺旋溝の１
    つと係合する、ステック製品用ケース。
12. 【請求項１２】 前記長手トラックは第一上側セグメント、第二上側セグメ
    ント、第一下側セグメント、および第二下側セグメントを有する、請求項１１の
    ケース。
13. 【請求項１３】 前記軸回転可能ラグはカム面を有し、かつ前記軸回転可能
    ラグが係合する前記螺旋溝はカムとして作用する内面を有し、前記外スリーブが
    前記内スリーブに対して回転するときに、前記カムおよびカム面は前記ラグを第
    二閉鎖位置へ軸回転させるように相互作用する、請求項１１のケース。
14. 【請求項１４】 ステック製品が前記ホルダカップ内に設置されている、請
    求項１１のケース。
15. 【請求項１５】 前記ステック製品がリップステック、デオドラント、リッ
    プバルム、メイキャップファンデーション、透明化粧ステック、抗アクネステッ
    ク、コンシーラ、およびサンスクリーンステックから成る群から選択されている
    、請求項１４のケース。
16. 【請求項１６】 前記軸回転可能ラグは第二閉鎖位置にありかつ前記ステッ
    ク製品へ侵入している、請求項１４のケース。
17. 【請求項１７】 第一セットのラグおよび第二セットのラグは相互に対して
    垂直方向に整列している、請求項１１のケース。
18. 【請求項１８】 第一セットのラグは水平軸上に位置決めされかつそのセッ
    ト内の他のラグから円周方向に略１８０度離隔している、請求項１１のケース。
19. 【請求項１９】 第二セットのラグは水平軸上に位置決めされかつそのセッ
    ト内の他のラグから円周方向に略１８０度離隔している、請求項１１のケース。