JPH0621393Y2 - 棒状化粧品容器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、口紅，リップクリーム，チック等の棒状化
粧品を容器から繰り出して使用する棒状化粧品容器に関
するものである。

〔従来の技術〕 一般に、口紅等の棒状化粧品の容器として、第３図に示
すようなものが使用されている。すなわち、この容器
は、両側にガイド突起１が突設された繰出筒２と、両側
に相対峙して縦溝穴３が穿設された内筒４と、内周面に
ら線溝５が刻設された外筒６とを備えている。そして、
この容器は、縦溝穴３にガイド突起１を係合させた状態
で、繰出筒２を内筒４内に収容し、縦溝穴３を挿通して
内筒４から突出しているガイド突起１にら線溝５を係合
させながら外筒６を内筒４の外周面に外嵌することによ
り組み立てられる。図において、７は繰出筒２に固着さ
れた棒状化粧品であり、８ａ，８ｂは縦溝穴３の上端部
および下端部にそれぞれ設けられた係止用の横穴であ
る。この容器は、内筒４の把持部４ａと外筒６をそれぞ
れ別々の手で持ち、それらを相対回転させることにより
繰出筒２を上記縦溝穴３に沿つて上下移動させるように
なつている。そして、不使用時には、繰出筒２を下降さ
せてそのガイド突起１を縦溝穴３の下端の横穴８ｂに位
置決めして不用意に繰出筒２が上昇しないように、ま
た、使用時には、繰出筒２を上昇させてガイド突起１を
縦溝穴３の上端の横穴８ａに位置決めすることにより口
紅使用時に口紅に加わる下向き荷重によつて繰出筒２が
不用意に下降しないようになつている。

〔考案が解決しようとする問題点〕

しかしながら、上記容器は口紅等の使用時には繰出筒２
を上昇させガイド突起１を上記横穴８ａに位置決めせざ
るを得ない。すなわち、繰出筒２を縦溝穴３の中間部分
に位置させ口紅等の上端を少しだけ出して使用しようと
しても、繰出筒２のガイド突起１が係合する個所がない
ため、口紅等の唇への押圧によつて口紅等が繰出筒２と
ともにスライドして内筒４内に下降してしまうからであ
る。したがつて、先に述べたように口紅等の使用時には
繰出筒２を最上部まで上昇させる必要があるが、このよ
うにすると、口紅等が使用時の押圧力で途中から折れた
りしたり、また口紅等の先端が内筒４からかなり突出す
るため口紅等の使用時に左右に揺れて使い勝手が悪いと
いう問題が生じている。

そこで、内容物が使用時の圧力によりこれを保持してい
る中皿とともに下端まで下降しないようにしたものとし
て、実開昭５５−７８１８５号公報に示す繰り出し式容
器が開示されている。このものは、上記中皿（この中皿
の側面に突ダボが突設されている）と、外筒と、ラセン
溝が形成されたラセン筒と、ガイド溝が形成されたガイ
ド筒とを備え、突ダボを円柱状に形成し、ガイド筒のガ
イド溝を階段状ガイド溝に形成したものであり、口紅等
を下方へ押圧する力が作用した場合に、中皿の突ダボの
下降を階段状ガイド溝でストツプさせて口紅等が下降し
ないようにしている。しかしながら、この公報には、中
皿の突ダボを階段状ガイド溝の各角部で仮止めすること
が開示されておらず、また、この公報の第１図を見て
も、中皿の突ダボを上記各角部で挟圧状に仮止めしうる
構造になつていない。したがつて、この繰り返し式容器
では、中皿をガイド溝の所望の位置（例えば、中間部
分）に仮止めすることができないという問題がある。

また、棒状化粧品嵌合用の受筒を複数個所で仮止めする
ことができるものとして、実開昭６１−１０３０１７号
公報に示す棒状化粧品繰出し容器が開示されている。こ
のものは、上記受筒（この受筒の外面に係合ピンが突設
されている）と、内面にら条溝が形成された回動筒と、
ガイド長孔が穿設された主筒部材とを備え、係合ピンを
将棋の駒に似た六角形体状に、もしくは、円柱状に形成
し、ガイド長孔に複数形成された突子を、上記六角形体
状の係合ピンに対しては縦断面直角三角形に、もしく
は、円柱状の係合ピンに対しては縦断面半（楕）円形に
形成し、これにより、上記突子を、係合ピンが上向きに
通り抜けることができるが下向きに通り抜けることので
きない構造にしたものである。したがつて、このもので
は、係合ピンがガイド長孔の上端部と下端部との間で昇
降自在になっておらず、口紅等が主筒部材から飛び出し
た状態でキャツプで蓋する場合が生じる。このため、キ
ヤツプの長さを長くしなければならなくなつて棒状化粧
品繰出し容器が大形化するうえ、キャツプで蓋するとき
に上記飛び出した口紅等にキヤツプが当たるという問題
がある。

また、口紅棒を保持している昇降カツプをスロツトの中
間部分で仮止めすることができるものとして、特開昭５
３−１０２１４９号公報に示す口紅棒容器が開示されて
いる。このものは、上記昇降カツプ（この昇降カツプの
外面に突片が突設されている）と、内面にらせん溝が形
成された外側スリーブと、スロツトが形成された内側ス
リーブとを備え、上記スロツトを、水平方向部分と、こ
の水平方向部分の両端からそれぞれ上方および下方に延
びる２つの垂直方向部分とで構成し、上記スロツトの水
平方向部分と垂直方向部分とが交差する部分に凸部を設
けることにより、上記交差する部分を幅狭部に形成して
いる。このものでは、昇降カツプの突片がソロツトの上
端部と下端部との間で昇降自在になつており、かつ上記
水平方向部分に仮止めすることができる。しかしなが
ら、このものでは、昇降カップの突片がスロツトの水平
方向部分に設けた右側の凸部とその上側の平坦面とに、
もしくは、左側の凸部とその下側の平坦面とに比較的長
い間挟圧されているため、早期に破損等し、耐久性に劣
るという問題がある。しかも、上記突片が凸部を通り過
ぎる時に、聞き取りやすい大きな音（例えば、「カチ
リ」とか「パチン」とかいう音）がせず、このため、係
止すべき位置を通り過ぎてしまつてもこれに気付かずに
そのまま突片を移動させ続けてしまうことがあり、一度
で上記水平方向部分に仮止めすることができないという
問題もある。

この考案は、このような事情に鑑みなされたもので、使
い勝手がよく、耐久性に優れ、棒状化粧品を中間位置に
確実に位置決めすることのできる棒状化粧品容器の提供
をその目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

上記の目的を達成するため、この考案の棒状化粧品容器
は、有底円筒体からなる内筒の下部側を把持部に形成
し、その上部側に左右一対の縦溝穴を内筒の中心軸を中
心に線対称の状態で穿設し、上記内筒の内部に、両側に
円柱状のガイド突起が突設された棒状化粧品保持用の繰
出筒を、上記ガイド突起を上記内筒の縦溝穴に係合させ
た状態で収容し、上記内筒の上部側の外周に、内周面に
ら線溝が刻設された外筒を、上記縦溝穴を挿通して内筒
から突出しているガイド突起に上記ら線溝を係合させた
状態で外嵌した棒状化粧品容器であつて、上記縦溝穴
を、その中間部分に設けられた水平の第１溝穴部分と、
この第１溝穴部分の一端部から上端部分まで延びる垂直
の第２溝穴部分と、上記第１溝穴部分の他端部から下端
部分まで延びる垂直の第３溝穴部分とを有する縦溝穴に
形成し、上記第１溝穴部分の左右両端部に一対の突起を
設け、一方の突起を縦断面半円形に形成し、他方の突起
を、その中央先端が尖鋭で両側面が凹曲面状の縦断面山
形に形成し、上記ガイド突起を上記縦溝穴の上端部と下
端部との間で昇降自在にするとともに、各一対の突起で
挟んで仮止めしうるように構成したという構成をとる。

〔作用〕

すなわち、この棒状化粧品容器は、縦溝穴の中間部分に
設けられた第１溝穴部分の左右両側部に一対の突起を設
けてこの部分を幅挟部に形成しているため、繰出筒のガ
イド突起が上記幅挟部で仮止めされる。したがつて、口
紅等の棒状化粧品をこれまでのように一杯に突出させる
ことなく、中位の突出度で使用することができ、口紅等
の折損や使用時における口紅等の揺れを回避することが
できるようになる。しかも、上記一対の突起のうち、一
方の突起を縦断面半円形に形成し、他方の突起を、その
中央先端が尖鋭で両側面が凹曲面状の縦断面山形に形成
したため、上記両突起間に形成される空間が、従来例
（特開昭５３−１０２１４９号公報）におけるスロツト
の水平方向部分の右側の凸部とその上側の平坦面との間
に形成される空間、もしくは、左側の凸部とその下側の
平坦面との間に形成される空間に比べて広くなる。この
ため、ガイド突起が両突起に突部しはじめる時期が上記
従来例より遅く、かつ、ガイド突起が両突起から離れる
時期が上記従来例より早くなる（すなわち、ガイド突起
が両突起に挟圧されている時間が上記従来例より短くな
る）。したがつて、上記挟圧時にガイド突起に作用する
負荷が軽減され、その分、破損等しにくくなつて耐久性
に優れたものになる。さらに、上記のように、他方の突
起を、その中央先端が尖鋭で両側面が凹曲面状の縦断面
山形に形成したため、ガイド突起が両突起から離れると
きに、聞き取りやすい大きな音（例えば、「カチリ」と
か「パチン」とかいう音）がする。このため、この音で
ガイド突起が係止すべき位置にあることが確認でき、確
実に上記縦溝穴の中間部分に位置決めすることができ
る。

つぎに、この考案を実施例にもとづいて詳しく説明す
る。

〔実施例〕

第１図はこの考案の一実施例を示している。すなわち、
図において、１１は有底円筒体からなる金属製の内筒で
あり、下部側がやや大径の把持部１２に形成されてい
る。１３は内筒１１の上部側の側面に穿設された左右一
対の縦溝穴であり、内筒１１の中心軸を中心として左右
対称に形成されている。この縦溝穴１３は、第２図に示
すように、中央部の水平の段部（第１溝穴部分）１４
と、この段部１４の一端部から上端部まで垂直に延びる
第２溝穴部分１３ａと、上記段部１４の他端部から下端
部まで垂直に延びる第３溝穴部分１３ｂとからなるかぎ
形に形成され、上端部および下端部にそれぞれ外向きの
横穴１５ａ，１５ｂが設けられている。１６はそれぞれ
縦溝穴１３の角部近傍における一方の縁部から縦溝穴１
３内に突出した半円状の小突起であり、１７は縦溝穴１
３の他方の縁部に、小突起１６と略対峙状態で突設され
た小突起である。この小突起１７は、中央が尖鋭に形成
されているとともに、その両側面が凹曲面状に形成され
ており、これにより、山形に形成されている。１８（第
１図参照）は有底円筒状の金属製繰出筒であり、左右両
側に、内筒１１の縦溝穴１３と係合可能な円柱状のガイ
ド突起１９が突設されている。この繰出筒１８は、口紅
２０の根本部を収容して保持するようになつており、ガ
イド突起１９を縦溝穴１３に係合させた状態で内筒１１
内に昇降自在に収容される。なお、上記ガイド突起１９
の直径は、縦溝穴１３の小突起１６および１７が設けら
れた幅挟部の幅と略等しく設定されており、繰出筒１８
の昇降の際、ガイド突起１９は小突起１６（１７）を乗
り越えて移動する。２１は円筒状の金属製外筒であり、
内周面に２本のら線溝２２が外筒２１の中心軸を中心と
して左右対称に刻設されている。この外筒２１は、縦溝
穴１３を挿通して内筒１１から突出する繰出筒１８のガ
イド突起１９に、ら線溝２２を係合させた状態で、内筒
１１の上部側に外嵌され、内筒１１に対して相対回転自
在になる。このため、外筒２１を内筒１１に対して相対
回転させると、その回転に伴い、外筒２１のら線溝２２
と内筒１１の縦溝穴１３との交点が上下に移動する。ガ
イド突起１９は上記縦溝穴１３とら線溝２２の双方に係
合しているため、必然的に上記交点に位置決めされるこ
とになり、上記交点の上下移動に追従して移動する。そ
の結果、上記ガイド突起１９が設けられている繰出筒１
８が昇降（上下移動）する。なお、この外筒２１の外周
には、有天円筒状のキヤツプ（図示せず）が着脱自在に
取り付けられるようになつており、不使用時に外筒２１
および口紅２０を被覆保護するようになつている。

この構成において、不使用時には、繰出筒１８を下降さ
せそのガイド突起１９を縦溝穴１３の下端部の横穴１５
ｂに位置決めして不用意に繰出筒１８が上昇しないよう
にし、その状態で、キヤツプを外筒２１に外嵌させてお
く。使用に際しては、キヤツプを取り外して外筒２１を
露呈させ、ついで内筒１１の把持部１２を外筒２１に対
して相対的に一方向に回転させる。その結果、繰出筒１
８が縦溝穴１３に沿って上昇して口紅２０が外筒２１の
上端開口部から突出し使用可能状態になる。この際、こ
の容器には、縦溝穴１３の中央部に段部１４が形成され
ているとともに、上端に横穴１５ａが設けられているた
め、その段部１４または横穴１５ａに繰出筒１８のガイ
ド突起１９を位置決めすることにより、口紅２０全体を
外筒２１の上端から突出させたり、口紅２０の半分だけ
を外筒２１の上端から突出させたりすることもできる。
これらの場合、第２図に示すように、小突起１６および
１７がガイド突起１９に当接して抵抗となるため、化粧
時の押圧により口紅２０が繰出筒１８とともに、内筒１
１の下部側にスライド移動するというようなことがな
い。また、ガイド突起１９が図示のＡ位置，Ｂ位置で仮
止め可能であり、両位置はその高さが微妙に異なるた
め、口紅の突出量の微妙な調節が可能となる。また、上
記のようにしてガイド突起１９を段部１４または横穴１
５ａに位置決めする際、ガイド突起１９が小突起１６お
よび１７を乗り越えるため、パチンという音が生じると
ともに、その手応えを感じることができる。したがつ
て、それを合図としてガイド突起１９が段部１４または
横穴１５ａに位置決めされたことを知ることができる。
また、使用後は、外筒２１と内筒１１を相対的に他方向
に回転させ口紅２０を内筒１１内に後退させる。この
際、ガイド突起１９が小突起１６および１７によつて上
方への飛び出しを防止された状態で横穴１５ｂに位置す
ることとなるため、口紅２０の不用意の突出が防止され
る。さらに、小突起１６および１７が２個１組となつて
縦溝穴１３の両縁部に略対峙状態で設けられているた
め、ガイド突起１９を確実に停止させることができると
ともに、小突起１７が山形に形成されているため、この
山形がガイド突起１９の移動の際に、ガイド作用をしガ
イド突起１９が容易に移動できるようになる。そのう
え、上記円柱状のガイド突起１９が小突起１６および１
７に挟圧されている時間が従来例（特開昭５３−１０２
１４９号公報）と比べて短くなり、耐久性に優れる。

〔考案の効果〕

以上のように、この考案の棒状化粧品容器は、縦溝穴の
中間部分に設けられた第１溝穴部分の左右両側部に一対
の突起を設けてこの部分を幅挟部に形成しているため、
繰出筒のガイド突起が上記幅挟部で仮止めされる。した
がつて、口紅等を従来のように最大限に突出させて仮止
めしなくても、中間程度の突出量で仮止めできるように
なる。その結果、口紅等の使用中における折損が防止さ
れ、また唇への押しつけによる口紅の揺れも回避される
ようになり使い勝手がよくなる。しかも、上記一対の突
起のうち、一方の突起を縦断面半円形に形成し、他方の
突起を、その中央先端が尖鋭で両側面が凹曲面状の縦断
面山形に形成したため、上記突起間に形成される空間
が、従来例（特開昭５３−１０２１４９号公報）におけ
るスロツトの水平方向部分の右側の凸部とその上側の平
坦面との間に形成される空間、もしくは、左側の凸部と
その下側の平坦面との間に形成される空間に比べて広く
なる。このため、ガイド突起が両突起に当接しはじめる
時期が上記従来例より遅く、かつ、ガイド突起が両突起
から離れる時期が上記従来例より早くなる（すなわち、
ガイド突起が両突起に挟圧されている時間が上記従来例
より短くなる）。したがつて、上記挟圧時にガイド突起
に作用する負荷が軽減され、その分、破損等しにくくな
つて耐久性に優れたものになる。さらに、上記のよう
に、他方の突起を、その中央先端が尖鋭で両側面が凹曲
面状の縦断面山形に形成したため、ガイド突起が両突起
から離れるときに、聞き取りやすい大きな音（例えば、
「カチリ」とか「パチン」とかいう音）がする。このた
め、この音でガイド突起が係止すべき位置にあることが
確認でき、確実に上記縦溝穴の中間部分に位置決めする
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の一実施例の分解斜視図、第２図はそ
の縦溝穴を示す説明図、第３図は従来例の分解斜視図で
ある。 １１……内筒、１２……把持部、１３……縦溝穴、１
６，１７……小突起、１８……繰出筒、１９……ガイド
突起、２０……口紅、２１……外筒、２２……ら線溝

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−102149（ＪＰ，Ａ) 実開 昭55−78185（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭55−27632（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭53−135783（ＪＰ，Ｕ) 実公 昭12−1776（ＪＰ，Ｙ１) 実公 平１−21622（ＪＰ，Ｙ２)

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】有底円筒体からなる内筒１１の下部側を把
   持部１２に形成し、その上部側に左右一対の縦溝穴１３
   を内筒１１の中心軸を中心に線対称の状態で穿設し、上
   記内筒１１の内部に、両側に円柱状のガイド突起１９が
   突設された棒状化粧品保持用の繰出筒１８を、上記ガイ
   ド突起１９を上記内筒１１の縦溝穴１３に係合させた状
   態で収容し、上記内筒１１の上部側の外周に、内周面に
   ら線溝２２が刻設された外筒２１を、上記縦溝穴１３を
   挿通して内筒１１から突出しているガイド突起１９に上
   記ら線溝２２を係合させた状態で外嵌した棒状化粧品容
   器であって、上記縦溝穴１３を、その中間部分に設けら
   れた水平の第１溝穴部分１４と、この第１溝穴部分１４
   の一端部から上端部分まで延びる垂直の第２溝穴部分１
   ３ａと、上記第１溝穴部分１４の他端部から下端部分ま
   で延びる垂直の第３溝穴部分１３ｂとを有する縦溝穴に
   形成し、上記第１溝穴部分１４の左右両端部に一対の突
   起１６，１７を設け、一方の突起１６を縦断面半円形に
   形成し、他方の突起１７を、その中央先端が尖鋭で両側
   面が凹曲面状の縦断面山形に形成し、上記ガイド突起１
   ９を上記縦溝穴１３の上端部と下端部との間で昇降自在
   にするとともに、各一対の突起１６，１７で挟んで仮止
   めしうるように構成したことを特徴とする棒状化粧品容
   器。