JP3962521B2 - 棒状化粧材繰出容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、長軸、短軸を有する棒状化粧材における小径の繰出容器、特にはアイブロウ、アイライナー、リップライナー等の芯材を収容する繰出容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
先筒と容器本体を回動可能に連結し、先筒に摺動溝を設けて、押棒の先端に爪片を設けて、化粧材保持部とし、この爪片が前記先筒の摺動溝に係合するとともに摺動可能とした発明は、実開昭60−33919号において公開されている。この考案の目的は、容器全体を細く形成し、また、芯筒内壁面と化粧材との間の間隔が小さいので、芯筒内で化粧材が曲がることなく外的衝撃に対して確実に保護することを目的として考案されている。
【0003】
前述した目的を解決する方法として、図14に示す芯筒301の透孔302に摺動溝303をを設けて外筒305内に雌ネジ306を形成し、これに杵体312の後端の突起313が螺合し、また前端には爪片310による芯チャック308を形成し、この爪片が前記芯筒301の摺動溝303に係合する事により回転止機構としている。
【0004】
この考案は、前述の容器全体を細径に仕上げる。また、芯筒内で化粧材と容器内壁面との間隔を最小とするという目的に対しては、大変優れた発明である。しかし、棒状化粧材繰出容器における、化粧材保持部、芯チャックは、化粧材が細径になるほど確実な保持が必要となってくる。例えば、通常比較的径の太い口紅等では、カップ型の芯チャックに口紅の元部を強制挿入する事でその保持を行い、全長の1/3〜1/4位の長さをその芯チャック内に固着して使用している。しかし、アイブローやアイライナー等は、化粧材の芯径が2mm〜3mm(長さは25mm〜35mm位)であり、この様な細径の化粧材芯を保持する化粧材保持部は、全長の1/5〜1/6位の長さを芯チャック内に固着することになる。 上記実開昭60−33919号においては、化粧材芯の保持を爪片で行うことを特徴とし、まさにこの爪片はプラスチックの長方形の板にすぎない。
【0005】
上記の理由から、実際に使用する場合に、負荷により杵体及び爪片が変形等を生じる恐れがある点として。
(1)爪片自体を回転止機構として使用している。
(2)爪片の下降限、上昇限における、逆ネジリ負荷(使用者は上昇限において、それ以上回転させる力で回そうとするし、下降限においては、逆回転させない保証もない)に対応がされていない。
(3)第3図の杵体312後端の突起313と、爪片310迄の距離がストロークとなるが、爪片310と突起313とが離れているため、細径な杵体312は上昇限で強い力でよじられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記問題に鑑み、長軸と短軸を有する棒状化粧材を爪片を利用して確実に保持摺動する手段を用い、尚かつ、繰上上昇限、繰下下降限で正回転、逆回転等の負荷に対しても爪片が変化しないとともに、更に先筒の横断面の形状に対して最大の長軸を有する棒状化粧材芯を収容可能な、安全な繰出容器を提供する事を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、棒状化粧材繰出容器の第1の発明においては、先筒と容器本体を回動可能に連結し先端に棒状化粧材を保持する化粧材保持部を形成した押棒を内挿し、前記先筒と容器本体の回動を以て棒状化粧材の進退を行う棒状化粧材繰出容器であって、先筒にはその断面が長軸と短軸を有する棒状化粧材が摺動可能なこの棒状化粧材に相似した貫通孔を設け、前記先筒の貫通孔内には前記短軸側に対峙して軸方向に延びる一対の摺動溝を形成し、この摺動溝に前記押棒の先端の一対の爪片が位置し、前記爪片によって棒状化粧材を保持する化粧材保持部とし、前記押棒の軸方向の下方には、ねじ部として、前記爪片と同列上の軸方向に、列状に係合突起を設け、前記容器本体に前記係合突起と螺合係合する螺合機構部を有し、前記押棒に設けた係合突起が前記螺合機構部よりも先筒側で前記摺動溝に係合することで前記押棒が先筒と同期に回動する回転止め手段を構成すると共に、前記押棒先端の爪片下部に前記貫通孔と相似形の断面をもつ中継部を設け、前記中継部と前記貫通孔が係合することによっても、前記先筒と前記押棒とが同期回動する回転止め手段が構成され、さらに前記中継部には前記爪片と同列上に、前記摺動溝と係合する係合条部が形成され、前記係合条部の幅と、前記係合突起の幅が同じである。
【0008】
第2の発明においては、先筒と容器本体を回動可能に連結し先端に棒状化粧材を保持する化粧材保持部を形成した押棒を内挿し、前記先筒と容器本体の回動を以て棒状化粧材の進退を行う棒状化粧材繰出容器であって、先筒にはその断面が長軸と短軸を有する棒状化粧材が摺動可能なこの棒状化粧材に相似した貫通孔を設け、前記先筒の貫通孔内には前記短軸側に対峙して軸方向に延びる一対の摺動溝を形成し、この摺動溝に前記押棒の先端の一対の爪片が位置し、前記爪片によって棒状化粧材を保持する化粧材保持部とし、前記押棒の軸方向の下方には、ねじ部として、前記長軸の両端方向に、軸方向に列状に係合突起を設け、前記容器本体に前記係合突起と螺合係合する螺合機構部を有し、前記押棒に設けた係合突起が前記螺合機構部よりも前記先筒側では前記貫通孔の長軸側に係合することで前記押棒が先筒と同期に回動する回転止め手段を構成する。
【0009】
第3の発明は第1または第2の発明において前記先筒の摺動溝に位置する前記各爪片の外周面または前記摺動溝の摺動当接面の少なくとも一方に摺動当接部を備え、少なくとも前記爪片間に棒状化粧材を保持した時は、前記各爪片が前記摺動当接部を介して前記摺動当接面に常時当接するようにした。
【0010】
第4の発明は第1〜第3の発明において、前記押棒の後部には、ストッパー部が設けられ、このストッパー部の上端面が前記容器本体内の螺合機構部の下端面に当接する事で繰上上昇限が決定されるとともに、前記先筒の摺動溝が前記押棒の繰出ストロークより長く設定されている。
【0011】
第5の発明は第1〜第4の発明において、前記押棒の後部には、ストッパー部が設けられ、このストッパー部の下端面が前記容器本体底面に当接することによって後退限が決定される。
【0012】
第6の発明は第2の発明において、前記押棒先端の爪片下部に前記貫通孔と相似形の断面をもつ中継部を設け、前記中継部と前記貫通孔が係合することによっても、前記先筒と前記押棒とが同期回動する回転止め手段が構成される。第7の発明は第6の発明において、前記中継部には前記爪片と同列上に、前記摺動溝と係合する係合条部が形成される。
【0013】
【作用及び効果】
以上の手段を講じることにより、棒状化粧材繰出容器の第1、第2の発明においては、先筒と容器本体の回動を以て内挿されている押棒の先端に形成されている化粧材保持部に保持されている棒状化粧材の進退をおこなうものである。
【0014】
化粧材保持部より延設される押棒の棒軸部分にはねじ部として係合突起が形成されており、このねじ部としての係合突起が容器本体前部に設けられた螺合機構部と螺合係合する事により、繰出機構が構成される。
【0015】
先筒には長軸と短軸を有する非円形の棒状化粧材が摺動可能な、相似断面を持つ貫通孔が設けられており、この貫通孔表面には長軸に対峙する摺動溝が短軸側に形成されている。また、化粧材保持部は押棒先端に形成されている複数の爪片によって構成され、この爪片が摺動溝に位置して摺動するので、棒状化粧材を短軸側で保持することとなり力学的に最も効率よく保持する事が可能となる。
【0016】
また、本発明の爪片及び摺動溝は、先筒の短軸側に位置させているため、先筒の長軸側の構成は先筒の肉厚と棒状化粧材芯径のみとなり、爪片やその爪片が摺動する摺動溝等が介在することがないので、先筒の長軸側の外形に対して最長の長軸を持つ棒状化粧材芯を使用することが可能となる。
【0017】
第3の発明において、先筒の摺動溝に位置する長軸に対峙する短軸側に設けられた、化粧材保持部を形成する各爪片の外周面、又は、前記摺動溝の摺動当接面の少なくとも一方に摺動当接部を備え、少なくとも前記爪片間に棒状化粧材を支持した時は、前記爪片が前記当接部を介して前記摺動当接面に常時当接するようにしてある為、爪片間の寸法は計画された棒状化粧材を保持する寸法より拡がる事もなく、確実にこれを保持摺動する。
【0018】
第4の発明においては、押棒の後部にはストッパー部を設け、このストッパー部上端面と容器本体前部の螺合機構を構成している螺合機構部の後端面とが当接する事により、押棒の繰上上昇限が決定されるものである。さらに先筒に形成されている摺動溝は、上述の押棒の繰出ストロークよりも長く設定されているものであるが、これにより棒状化粧材芯の繰上上昇限においてても化粧材保持部を形成している爪片は、摺動溝先端部に当接して変形するようなことはない。
【0019】
前記第1の発明においては、押棒の先端には長軸と短軸を有する棒状化粧材を保持する相似断面の短軸側に爪片を設けることにより保持部を形成し、この爪片は先筒の摺動溝を摺動可能とするものであり。
【0020】
この爪片と同列上の軸方向には係合突起が設けられており、これが容器本体内の螺旋体に形成されている螺旋溝と螺合係合するとともに、前記螺旋溝を抜けた係合突起が先筒内の摺動溝に係合して回転止機能を構成している。つまり、この列状の突起は容器本体内の螺旋溝においては繰出機構として働き、螺旋溝を螺合係合して抜けた状態では先筒内で摺動溝と回転不能に係合することで、先筒内で回転止めの役割を果たすということになる。そのため、細径な押棒でもよじれが棒軸全体に及ぶことを防止できる。
【0021】
前記第2の発明においては、押棒の先端には爪片を短軸側に設けることにより長軸と短軸を有する棒状化粧材を保持する化粧材保持部を形成し、押棒の長軸の両端方向に列状に係合突起を設けるものである。この突起は、容器本体内の螺合機構部に形成された螺旋溝と螺合係合し、螺旋溝を抜けた後には先筒内において貫通孔内を移動していくものである。
【0022】
長軸が極端に長く、短軸側が短く設定されている扁平率の高い棒状化粧材を保持するためには、必然的に短軸側に配される爪片の幅は広くなる。しかしこの爪片と同列上に係合突起を設けることは扁平率が高いと寸法上形成できなくなる。そのため、長軸側の両端に係合突起を形成し、摺動溝は爪片のみの摺動を行い、押棒は貫通孔と係合しながら摺動させることで爪片に不要な負荷が掛かることを防止し、長軸側が極端に長い棒状化粧材でも安定した摺動保持が行えるものである。即ち、円形に近い長軸と短軸を有する化粧材芯の場合には、中継部に形成した爪片下部の係合条部を爪片の幅より周方向に大きくして回転止めに使用し、長軸方向に長く扁平率の高い化粧材芯の場合は中継部そのものの形状を回転止めとして使用することができる。
【0023】
第1あるいは第6の発明においては、押棒先端の爪片下部の中継部が、先筒の貫通孔と回転不能に係合して摺動することにより、回転止め手段とするものであって、爪片にはよじれの原因となる左右からの圧力が摺動時に一切かからないので、安定した保持が行えるものである。
【0024】
第1あるいは第7の発明においては、前記中継部には前記爪片と同列上に、前記摺動溝と係合する係合条部が形成される。押棒が進出するにつれ、螺旋体との螺合係合を終えた突起は次々と摺動溝に係合し摺動して行くわけであるが、係合条部と係合突起は同幅であるため、係合突起も回転止めの役割を果たしながら進出していくことになる。
【0025】
そのため、進退する際に係合条部のみならず、係合突起も回転止めとして先筒内の摺動溝と係合して摺動するため、押棒のストローク分の棒軸部分全長に回転止めが形成されているのと同じ結果となり、押棒全体がよじれることがないものである。
【0026】
【実施例】
本発明を添付図面によって、以下に詳細に説明する。図1〜図3は、本発明の前提となる参考例の棒状化粧材繰出容器1であり、図1は化粧材芯の長軸を横方向(短軸側)より見た一部縦断面図であり、図2は図1におけるA−A断面を表し、図3は各部材をそれぞれ詳細に示した分解斜視図である。
【0027】
図1における棒状化粧材繰出容器1は、先筒10と、これに回動可能に連結された容器本体20、容器本体20内周に設けられ、後述する押棒30の一条ねじであるねじ部35と螺合係合する螺旋溝56、そして押棒30より構成される。
【0028】
先筒10の先端には、楕円芯材Aが最小間隔で通過可能な開口孔11を備え、開口孔11と同形寸法で貫通孔14が設けられている。貫通孔14の短軸13側には、長軸15に対峙して一対の摺動溝12が形成され、押棒30の先端の一対の爪片31は、この摺動溝12内に位置して化粧材保持部39を形成し楕円芯材Aを保持している。
【0029】
爪片31の下部には中継部33を設けてあり、図1においては中継部33は楕円芯材Aと相似の楕円形状をしている。また、この中継部33には、爪片31より延設した係合条部34が設けられ、この係合条部34の幅は爪片31の幅より僅かに大きく製作されており、前記先筒10内の摺動溝12に係合して回転止めの役割を果たすものである。この際に爪片31と係合条部34の関係は、回動時の横方向からの過大な負荷が爪片に掛からなければ良いものである。
【0030】
中継部33の下方の軸方向には棒軸38が延設され、この表面に一条の雄ねじ部35が設けられ、押棒後部にはストッパー部40としてのベンド片45が突出している。このベンド片45の上端面47と螺旋溝56下端面57との当接によって、繰上上昇限が決定される。
【0031】
上記のように構成された棒状化粧材繰出容器1の、先筒10と容器本体20とを回動させると、容器本体20側では螺旋溝56に係合している押棒30の一条ねじ部35が繰出機構として働き、先筒10側では、押棒30の爪片31下部中継部33に設けた係合条部34が先筒10の摺動溝12に係合する事によって回転止め機能が働くため、押棒30は先筒10と同期の回転をしながら上昇することによって楕円芯材Aは先筒10先端の開口孔11より突出を始める。
【0032】
さらに回動すると、前述したように押棒30後部のストッパー部40のベンド片45の上端面47と、螺旋溝56の下端面57との当接をもって繰上上昇限となる。
【0033】
先筒10と容器本体20を逆に回動すると、上記繰出機構により押棒30は後退を始め、中継部33の下端面37と容器本体20内螺旋溝56の上端面59の当接をもって押棒30の後退限となる。
【0034】
参考例の棒状化粧材繰出容器の特徴は、先筒10の開口孔11を含む貫通孔14は、楕円芯材Aと最小の間隔を以て摺動を可能としているため、楕円芯材Aは常時軸方向に先筒10内径でサポートされていながら摺動溝12に位置する一対の爪片31により確実に保持されている。
【0035】
この一対の爪片31の後部面には、摺動突起32が設けられ、楕円の棒状化粧材芯Aが爪片31間に挿入されたときにはこの摺動突起32が摺動溝12の摺動面に当接する事によって爪片31間の保持寸法を計画された寸法に維持している。
【0036】
本参考例では、爪片31の後部面に摺動突起を設けて摺動当接部としているが、逆に先筒10の摺動溝12内周面に凸条を設けて爪片31の後部に当接させても良く、いずれにしろ摺動突起32は常時摺動面に当接している。
【0037】
また、先筒10の摺動溝12の長さは、押棒30の移動ストロークより長く取ることにより、爪片31の摺動溝12先端部への当接を避け、さらに回転止め機能は爪片31下部の中継部33の係合条部34によって行われ、係合条部34の幅は爪片31の幅より大きく製作されているために、爪片31は、楕円芯材Aを保持摺動することのみを役割とし、繰出及び回転止め機能に関与していない。
【0038】
また、本参考例においては以下の特徴も見られるものである。図2に示されている押棒30内の破線部分は、棒軸38と、ねじ部35である、ねじ部35の外径は先筒10に設けられている貫通孔14よりも小径でなければ押棒30が先筒10の貫通孔14内を移動することが不可となるために、押棒30の棒軸38が細径となる。そのため、楕円芯材Aは横断面がやや大径、または短軸側の寸法が大きめの、真円に近い楕円形の芯材に適する、棒状化粧材繰出容器となる。
【0039】
また、押棒30は射出成形で製作されるプラスティックで製造されるものが多いため、割型モールドで押棒は製作されるためにねじ部は緩やかなピッチとなる(ねじのピッチが粗いとアンダーカットで割型が抜けなくなってしまう)。そのため、繰出ストロークが緩やかな楕円芯材に向いていることとなる。
【0040】
また、押棒30の棒軸38表面のねじは連続したネジ部35であるため、容器本体20内の螺旋溝56に変わるものとして、ネジ部35に係合する単なる突起による螺合機構部であってもよい。
【0041】
図3を参照しながら、本参考例の棒状化粧材繰出容器1の組み付け方法を説明すると、容器本体20前部の螺合機構部50内の螺旋溝56に、押棒30の棒軸38を、後部ベンド片45より挿入していき、次に螺旋溝56に押棒30のねじ部35を螺合係合させていく。螺合機構部50の上端面59に押棒30の中継部33の下端面37を載置させ、次に先筒10の摺動溝12に爪片31を摺動させつつ先筒10の外周に設けた凸部18と容器本体20内周前部に形成した凹環状部23を嵌合させて、組付けを完了する。
【0042】
次に、図4〜図8に示されている本発明の第1実施例の棒状化粧材繰出容器101についての説明をする。
【0043】
図4は第1実施例における、長軸を横方向(短軸側)より見た一部縦断面図を表し、図5は図4におけるA−A断面図によって爪片131による楕円芯材Aの保持部139を表し、図6は図4のB−B断面図であり、中継部133の横断面と、破線によって押棒130の棒軸138と、ねじに代わる係合突起135とを示している。図7は、短軸を横方向(長軸側)より見た押棒130が上昇限にある一部縦断面図を示し、図8は各部材の分解斜視図を示している。
【0044】
以下、添付図面に沿って第1実施例の棒状化粧材繰出容器101を説明する。棒状化粧材繰出容器101は先筒110これに回動可能に連結された有底な容器本体120、及びこれに内挿される押棒130、押棒130の軸方向に配列された係合突起135に螺合係合する螺旋部材150及びストッパー部材140、先筒110と容器本体120との間で摺動するOリング3により構成される。
【0045】
図1における棒状化粧材繰出容器1と、図4における第1実施例の棒状化粧材繰出容器101との違いは、螺合機構部50の代わりに螺旋部材150を別体で設けたことと、押棒のねじ部35に代わるものとして係合突起135を採用したことにある。上記2つの違いによる、棒状化粧材繰出容器1と棒状化粧材繰出容器101との違いを、以下に詳細に説明する。
【0046】
図4に示す如く、棒状化粧材は、押棒130先端の爪片131によって形成された化粧材保持部139によって、その尾部をしっかりと保持されている。爪片131は、先筒110内の摺動溝112に位置し、棒状化粧材の短軸113側で長軸115と対峙する形で棒状化粧材Aを保持し、爪片131下部は、中継部133となっており、ここに爪片131列下に係合条部134が形成され、先筒110の摺動溝112に係合している。係合条部134の列下には、係合突起135が連なり、係合条部134の幅134Lと、係合突起135の幅135Lは同寸に設計され、図4においては係合条部134と同様に先筒110の摺動溝112に係合している。
【0047】
押棒130の棒軸138上には、さらに係合突起135が、押棒130後部に設けられたストッパー部材140まで設けられていて、容器本体120の段部129に載置され、容器本体120と同期の回転をする手段を設けられた螺旋部材150内の螺旋溝156に螺合係合して、繰出機構を構成している。
【0048】
第1実施例の特徴は、押棒130の後部に設けたストッパー部材140の後端面146と、容器本体120の底面との当接をもって、押棒の後退限としていることにある。
【0049】
そのため図8における押棒130に示されているように、螺旋部材150に螺合係合している押棒130の係合突起135は、螺旋部材150をくぐり抜けた係合突起135bとくぐり抜ける前の係合突起135aに分けられ、係合突起135bは先筒110の摺動溝112に係合して、回転止め機能として働いていることがわかる。
【0050】
また、押棒130のストッパー部材140の後端面146、もしくは押棒後端136と容器本体120の底面126に当接させて後退限を定めることによって、係合突起135を係合突起135bとして先筒110の摺動溝112内で常時係合させることが可能となっている。
【0051】
図6の、中継部133の断面図において、破線の円形は先筒110の貫通孔114に通過可能な押棒130の棒軸138を表し、摺動溝112に係合している係合突起135bが同様の破線で示されている。
【0052】
図7は、押棒130に取り付けられたストッパー部材140の上端面147と、螺旋部材150の下端面157が当接した繰上上昇限の状態を示した一部縦断面図であり、長軸側より押棒130を表すと、係合突起135が先筒110内の摺動溝112内に係合して係合突起135bになっている状態が示されている。
【0053】
第1実施例の押棒130に設けた係合条部134と、これに続く係合突起135のそれぞれの幅は等しく134L=135Lとして設定されている。これは係合条部134も係合突起135も、回転止め機能として使用されているということであるが、係合条部の幅134Lが係合突起の幅135Lより大きくなることはない。
【0054】
本実施例の特徴は、化粧材保持部を構成する爪片131に左右上下の負荷がかからないものである。
【0055】
第1実施例の一つの特徴は、細径な棒状化粧材芯でも安全に使用できる繰出容器の提供を目的とするため、繰上上昇限においてさらに回動する回動力がかけられても、押棒130の係合突起135bが螺旋部材150より先筒側で全て摺動溝112に係合しているため、左右のねじれに対して爪片131が安定した棒状化粧材の保持を行える。
【0056】
図1に見られる参考例において、押棒30の棒軸38は、ねじ部35の外形が先筒10の貫通孔14を通過するために細いものとするしかなく(図2参照)、また回転止めも押棒30の中継部33の係合条部34であるため、細径な芯材には不向きな構造となっているのに対し、第1実施例は細径な長軸短軸を備える、脆弱な棒状化粧材芯に対して、無理のない摺動が行えることを特徴としている。
【0057】
本実施例においては、螺旋部材150は、生産性向上のため、ねじ抜きのないストリッパー方式でプラスティックの成型品として製造するため、螺旋ピッチはやや粗いものとなっている。
【0058】
先筒110の凹溝116に設置されたOリング3は、先筒110と容器本体120の間に介在して、回動時の抵抗となることでこのピッチの粗い螺旋溝156に係合している押棒130のカップダウンを防止している。そのため、このOリング3がないと押棒130は、棒状化粧材Aの化粧する圧力に負けてカップダウン現象を起こす。
【0059】
組み付け及び作動は、参考例に準ずるものである。
【0060】
次に図9〜図13を参照しつつ、本発明における第2実施例を説明する。第2実施例の棒状化粧材芯Cは、長軸215方向に長く、短軸213方向に短い扁平率の高い楕円形状をなしている。
【0061】
これは、短軸側に爪片を設けることで化粧材芯を保持する本発明の特徴によって、棒状化粧材芯は先筒の断面対して長軸方向に最も長い寸法が取れ、長軸と短軸を有する棒状化粧材芯を効率よく内挿する事が可能となる。
【0062】
第2実施例の棒状化粧材芯Cは、長軸方向に長い楕円芯として設定しているが、もちろんこの形態に限るものではなく、長軸方向に長い菱形や長方形でもよい。
【0063】
図9においては、短軸側より見た一部縦断面図であり、図10は図9のC−C断面図を表し、棒状化粧材芯Cの保持状態を示した図で、図11は押棒230の立体図を表し、図12はこの押棒230をA−Aでカットした状態を示す断面図であり、図13は、先筒210の先端を特殊に成形する一例を示した外観斜視図であって、今までの棒状化粧材繰出容器にはない化粧法が可能な棒状化粧材繰出容器を示した図である。
【0064】
図9に見られる第2実施例の、棒状化粧材繰出容器201は、先筒210に連結された容器本体220とこの中に内挿される押棒230及び容器本体220前部に着装され、先筒210との回動摺動に使用されるOリング4と尾栓5により構成されている。
【0065】
先筒210は、先端に開口孔211と、これに続く貫通孔214の長軸215に対峙して一対の摺動溝212が形成され、この摺動溝212に通過可能な爪片231と、中継部233より以下の棒軸238の部分には長軸方向の両端に列状の係合突起235が、押棒後部に固着されたストッパー部材240の上端面247まで続いている。
【0066】
容器本体220は前部を先筒210内に連結された筒状体で、前端部に螺合機構部250aを備え、この内部に螺旋溝256を設けてある。押棒230の棒軸238上の係合突起235は、この螺旋溝256に螺合係合する事によって、繰出機能を構成している。
【0067】
本実施例においては、参考例と異なり中継部233を回転止め機能として用いているが、長軸側に長い棒状化粧材芯の場合には、中継部233の形状そのものを回転止め機能として用いても何ら問題はない。
【0068】
その場合、摺動溝212は爪片231の通過する軌道を作るだけで繰出作用、回転止め作用には何の役割を持つものではない。
【0069】
本実施例における後退限は、中継部233の下端面237と、容器本体220前端部の螺合機構部250aの前端面259に当接する事によって決定される。
【0070】
本実施例の棒状化粧材繰出容器の特徴は、押棒230の棒軸238の長軸の両方向に係合突起235が形成され、図10に示すようにこの係合突起235は繰り出されるに従い、貫通孔214内を移動するように設計されていることにある。これによって細径な異形芯を爪片231で形成される化粧材保持部239に保持し、爪片231に作動における負荷をかけることなく摺動を可能とさせていることにある。
【0071】
また、係合突起235を貫通孔に係合するようにしておけば、繰上上昇限でさらに回動して回転力をかけても、押棒230の係合突起235が貫通孔214に係合する事によって、押棒230のねじれを防止することが出来る。
【0072】
この押棒上の係合突起によって、先筒側でもこれを回転止め機能としている点は第1実施例における図4と似ているが、第2実施例においては、短軸側に係合突起を設け、これを先筒側の摺動溝に係合する事は実質上不可能なことである。これを説明すると、まず棒状化粧材芯Cは長軸側に長いため、必然的にこれを保持する爪片231は横幅の広いものとなる。
【0073】
本実施例においては、一本の摺動溝212に対して一本の爪片231としているが、これは一対に限るものではなく、対峙する平行な2本の摺動溝を設けて、これに通過可能な2本の平行した爪片231を長軸に対峙して設けて各2本の爪片が長軸に対峙するようにしても良い。
【0074】
この爪片231の幅と同等の長さの係合突起を設けた場合、これに螺合係合する螺旋筒が設計不可能となってしまう。第1実施例と同様に、無理に短軸側に係合突起を設け、これに容器本体側の螺旋筒に螺合係合させるとともに先筒側で摺動溝に係合させようとすると、爪片231の幅が小さくならざるを得ないとともに、押棒の棒軸も細くなってしまう。
【0075】
以上の結果により、長軸側に長い本実施例の棒状化粧材繰出容器に使用されるような棒状化粧材芯Cの場合は、先筒210側の回転止めとしては、中継部233の形状そのものを回転止めとしても、中継部233に設けた爪片231下部の係合条部234を回転止めとしてもよいが、係合突起235は長軸方向に設けてこれを繰り出しとともに次々と貫通孔214に係合させて、安全な繰出を実現させている。
【0076】
そのため、図11、図12に明らかなように、押棒230の棒軸238断面は、先筒210の貫通孔214に通過可能な略長方形として製作され、係合突起235はこの貫通孔に相似した係合突起として棒軸238上に整列している。
【0077】
このように極端な楕円をした本実施例における棒状化粧材芯Cのような芯材は、図13に示すように先筒210の先端の形状を形成し、芯材が長軸の軸方向の片側で化粧可能な方法をとることによって今までにない化粧法が実現可能となる。
【0078】
また、Oリング4は第2実施例におけるOリング3と同様な意味を持つものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における参考例の棒状化粧材繰出容器を短軸側より見た一部縦断面図である。
【図2】図1に記載されている棒状化粧材繰出容器のA−A断面図である。
【図3】図1に記載されている棒状化粧材繰出容器の分解斜視図である。
【図4】本発明における第1実施例を示す棒状化粧材繰出容器を短軸側より見た一部縦断面図である。
【図5】図4に記載されている棒状化粧材繰出容器のA−A断面図である。
【図6】図4に記載されている棒状化粧材繰出容器のB−B断面図である。
【図7】図4に記載されている棒状化粧材繰出容器の長軸側より見た一部縦断面図である。
【図8】第1実施例の棒状化粧材繰出容器の分解斜視図である。
【図9】本発明における第2実施例である棒状化粧材繰出容器を短軸側より見た一部縦断面図である。
【図10】図9に記載されている棒状化粧材繰出容器のC−C断面図である。
【図11】第2実施例の棒状化粧材繰出容器において使用される押棒の斜視図である。
【図12】図11に記載されている押棒のA−A断面図である。
【図13】第2実施例の棒状化粧材繰出容器の先筒先端の形状を示す外観斜視図である。
【図14】従来例の一部縦断面図である。
【符号の説明】
1・・・・ 棒状化粧材繰出容器
A・・・・ 楕円芯材
101・・ 棒状化粧材繰出容器
3・・・・ Oリング
C・・・ 棒状化粧材芯
201・・ 棒状化粧材繰出容器
4・・・・ Oリング
5・・・・ 尾栓
10・・・ 先筒
11・・・ 開口孔
12・・・ 摺動溝
13・・・ 短軸
14・・・ 貫通孔
15・・・ 長軸
18・・・ 凸部
20・・・ 容器本体
23・・・ 凹環状部
30・・・ 押棒
31・・・ 爪片
32・・・ 摺動突起
33・・・ 中継部
34・・・ 係合条部
35・・・ 一条ねじ
37・・・ 下端面
38・・・ 棒軸
39・・・ 化粧材保持部
40・・・ ストッパー部
45・・・ ベンド片
47・・・ 上端面
50・・・ 螺合機構部
56・・・ 螺旋溝
59・・・ 上端面
110・・ 先筒
112・・ 摺動溝
113・・ 短軸
114・・ 貫通孔
115・・ 長軸
116・・ 外径
120・・ 容器本体
129・・ 段部
130・・ 押棒
131・・ 爪片
133・・ 中継部
134・・ 係合条部
134L・ 係合条部幅
135・・ 係合突起
135L・ 係合突起幅
135a・ 係合突起
135b・ 係合突起
138・・ 棒軸
139・・ 保持部
140・・ ストッパー部材
146・・ 後端面
147・・ 上端面
150・・ 螺旋部材
156・・ 螺旋溝
157・・ 下端面
210・・ 先筒
211・・ 開口孔
212・・ 摺動溝
213・・ 短軸
214・・ 長軸側
220・・ 容器本体
230・・ 押棒
231・・ 爪片
233・・ 中継部
234・・ 係合条部
235・・ 係合突起
237・・ 下端面
238・・ 棒軸
240・・ ストッパー部材
247・・ 上端面
250a・ 螺旋機構部
256・・ 螺旋溝
259・・ 先端面

Claims (7)

  1. 先筒と容器本体を回動可能に連結し先端に棒状化粧材を保持する化粧材保持部を形成した押棒を内挿し、前記先筒と容器本体の回動を以て棒状化粧材の進退を行う棒状化粧材繰出容器であって、
    先筒にはその断面が長軸と短軸を有する棒状化粧材が摺動可能なこの棒状化粧材に相似した貫通孔を設け、
    前記先筒の貫通孔内には前記短軸側に対峙して軸方向に延びる一対の摺動溝を形成し、この摺動溝に前記押棒の先端の一対の爪片が位置し、前記爪片によって棒状化粧材を保持する化粧材保持部とし、
    前記押棒の軸方向の下方には、ねじ部として、前記爪片と同列上の軸方向に、列状に係合突起を設け、
    前記容器本体に前記係合突起と螺合係合する螺合機構部を有し、
    前記押棒に設けた係合突起が前記螺合機構部よりも先筒側で前記摺動溝に係合することで前記押棒が先筒と同期に回動する回転止め手段を構成すると共に
    前記押棒先端の爪片下部に前記貫通孔と相似形の断面をもつ中継部を設け、前記中継部と前記貫通孔が係合することによっても、前記先筒と前記押棒とが同期回動する回転止め手段が構成され、さらに
    前記中継部には前記爪片と同列上に、前記摺動溝と係合する係合条部が形成され、
    前記係合条部の幅と、前記係合突起の幅が同じである
    ことを特徴とする棒状化粧材繰出容器。
  2. 先筒と容器本体を回動可能に連結し先端に棒状化粧材を保持する化粧材保持部を形成した押棒を内挿し、前記先筒と容器本体の回動を以て棒状化粧材の進退を行う棒状化粧材繰出容器であって、
    先筒にはその断面が長軸と短軸を有する棒状化粧材が摺動可能なこの棒状化粧材に相似した貫通孔を設け、
    前記先筒の貫通孔内には前記短軸側に対峙して軸方向に延びる一対の摺動溝を形成し、この摺動溝に前記押棒の先端の一対の爪片が位置し、前記爪片によって棒状化粧材を保持する化粧材保持部とし、
    前記押棒の軸方向の下方には、ねじ部として、前記長軸の両端方向に、軸方向に列状に係合突起を設け、
    前記容器本体に前記係合突起と螺合係合する螺合機構部を有し、
    前記押棒に設けた係合突起が前記螺合機構部よりも前記先筒側では前記貫通孔の長軸側に係合することで前記押棒が先筒と同期に回動する回転止め手段を構成
    することを特徴とする棒状化粧材繰出容器。
  3. 前記先筒の摺動溝に位置する前記各爪片の外周面または前記摺動溝の摺動当接面の少なくとも一方に摺動当接部を備え、少なくとも前記爪片間に棒状化粧材を保持した時は、前記各爪片が前記摺動当接部を介して前記摺動当接面に常時当接するようにした事を特徴とする請求項1または2に記載の棒状化粧材繰出容器。
  4. 前記押棒の後部には、ストッパー部が設けられ、このストッパー部の上端面が前記容器本体内の螺合機構部の下端面に当接する事で繰上上昇限が決定されるとともに、前記先筒の摺動溝が前記押棒の繰出ストロークより長く設定されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の棒状化粧材繰出容器。
  5. 前記押棒の後部には、ストッパー部が設けられ、このストッパー部の下端面が前記容器本体底面に当接することによって後退限が決定されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の棒状化粧材繰出容器。
  6. 前記押棒先端の爪片下部に前記貫通孔と相似形の断面をもつ中継部を設け、前記中継部と前記貫通孔が係合することによっても、前記先筒と前記押棒とが同期回動する回転止め手段が構成されることを特徴とする請求項2に記載の棒状化粧材繰出容器。
  7. 前記中継部には前記爪片と同列上に、前記摺動溝と係合する係合条部が形成されることを特徴とする請求項6に記載の棒状化粧材繰出容器。
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