JP7116497B2 - 塗布容器 - Google Patents

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Description

本開示は、内部に塗布材が収容される塗布容器に関する。
従来から、塗布材を収容する塗布容器としては種々のものが知られている。特開2019―37382号公報には、固形状の塗布材を繰り出すための塗布材繰出容器が記載されている。塗布材繰出容器は、容器前部を構成する先筒と、容器後部を構成する容器本体と、を備える。先筒は、塗布材繰出容器の軸線が延びる方向である軸線方向に延びる細長い筒状を呈する。
先筒は、その前端部に、軸線方向に対して傾斜する先筒傾斜面を有する。先筒の前端部には、塗布材が露出する開口部が形成されている。先筒傾斜面は、先筒の前端から斜め後方に傾斜している。開口部は、先筒の側面の片側が切り欠かれた形状とされており、先筒の前端から斜め後方に延在している。塗布材は、軸線方向に交差する長軸方向、並びに、軸線方向及び長軸方向の双方に交差する短軸方向に延びる形状とされている。また、塗布材は、長軸方向に沿って延びる先端と、先端から斜め後方に延びる塗布材傾斜面とを有する。
特開2019―37382号公報
前述した塗布材繰出容器では、塗布材が長軸方向に沿って延びる先端を有することにより、塗布材の先端を皮膚等の被塗布部に塗布して細い線を描くことが可能となる。ところで、塗布材で細い線を描けるようにするために扁平状の固形状の塗布材を薄くすると、塗布材の折損が生じる懸念がある。すなわち、薄い塗布材によって塗布を行うときに、塗布材が折れたり崩れたりする可能性がある。また、塗布材を保持する先筒の先端部を薄くすると、当該先端部の曲率が大きくなる(曲率半径が小さくなる)。よって、先端部の曲率が大きい部分が使用者の皮膚等に接触したときに、使用者に違和感を感じさせる可能性がある。
本開示は、塗布材の折損を抑制することができると共に、使用者に与える違和感を低減させることができる塗布容器を提供することを目的とする。
本開示に係る塗布容器は、扁平状をなす固形状の塗布材を前方に露出させる塗布容器であって、塗布材を内部に収容すると共に、塗布材が露出する開口を有する先筒を備え、前方から見たときに、開口は、先筒の軸線が延びる方向である軸線方向に対して交差する長軸方向に延びると共に、軸線方向及び長軸方向の双方に交差する短軸方向を有し、先筒は、短軸方向から見たときに長軸方向の一方側に位置する先筒の先端から長軸方向の他方側且つ後方に向かって先筒の外側に膨らむように湾曲する前縁を有し、長軸方向の他方側から見たときに、開口は、先端から後方にスリット状に延びており、長軸方向の他方側から見たときに、先端から先筒の外側に膨らむように湾曲しながら後方に延びる外面を有する先筒の先端部には、開口の短軸方向の両側に位置する第1塗布材保持部が形成され、スリット状に延びる開口の長軸方向の一方側に位置する第2塗布材保持部を備え、長軸方向の一方側から見たときに、先筒の先端は前方に膨らむように湾曲しており、第2塗布材保持部は、短軸方向から見たときに先端から長軸方向の一方側且つ後方に向かって先筒の外側に膨らむように湾曲しており、先筒の外形は、先端から長軸方向の一方側且つ後方に向かって先筒の外側に膨らむように湾曲している第1曲線と、先端から短軸方向の一方側且つ後方に向かって先筒の外側に膨らむように湾曲している第2曲線と、先端から長軸方向の他方側且つ後方に向かって先筒の外側に膨らむように湾曲している第3曲線と、先端から短軸方向の他方側且つ後方に向かって先筒の外側に膨らむように湾曲している第4曲線と、によって定められ、先端部における第2曲線の曲率半径は、先端部における第4曲線の曲率半径と同一であり、先端部における第1曲線の曲率半径は、先端部における第2曲線及び第4曲線の曲率半径よりも小さく、先端部における第3曲線の曲率半径は、先端部における第2曲線及び第4曲線の曲率半径よりも大きく、且つ、先端から離れるに従って徐々に大きくなっている。
この塗布容器では、扁平状をなす固形状の塗布材を収容する先筒を備える。よって、扁平状をなす塗布材によって細い線を描くことができる。先筒の開口は長軸方向及び短軸方向に延びている。先筒は、長軸方向の一方側に位置する先端から長軸方向の他方側且つ後方に向かって先筒の外側に膨らむように湾曲する前縁を有する。従って、前縁が膨らむように湾曲しているので、前縁が皮膚等に接触したときにおける使用者に対する違和感を低減させることができる。長軸方向の他方側から見たときに、開口は先端から後方にスリット状に延びている。よって、スリット状に延びる開口から塗布材が露出することによって、塗布材によって細い線を容易に描くことができる。また、スリット状の開口の短軸方向の両側には第1塗布材保持部が形成される。従って、スリット状の開口から露出する塗布材を短軸方向の両側から第1塗布材保持部によって保持することができるので、扁平状の塗布材の折損を抑制することができる。また、各第1塗布材保持部は、先筒の先端から先筒の外側に膨らむように湾曲しながら後方に延びているので、第1塗布材保持部が皮膚等に接触したときにおける使用者への違和感を低減させることができる。
布材を長軸方向の一方側から第2塗布材保持部によって保持することができるので、塗布材の折損をより確実に抑制することができる。
長軸方向の他方側から見た開口の軸線方向の長さは、前方から見た開口の長軸方向の長さ以上であってもよい。この場合、スリット状に延びる開口から先筒の側方に露出する塗布材の長さが長いことにより、塗布容器を傾けて細い線を容易に描くことができる。すなわち、先筒の先端から後方にスリット状に延びる開口において、長軸方向の他方側から見た開口の長さが前方から見た開口の長さ以上であることにより、塗布容器を寝かせたり立たせたりして塗布容器を傾けながら細い線を自在に描くことができる。また、被塗布部に対して塗布容器が傾いている状態であっても細い線を自在に描くことができるので、種々の傾き角度で細い線を容易に描くことができる。
先筒には、先端部から後方に延びており短軸方向から見たときに後方に向かうに従って先筒の幅が太くなるように傾斜するテーパ面を有する胴部が形成され、短軸方向から見たときに、長軸方向の他方側に位置するテーパ面の軸線に対する平均傾斜角度は、長軸方向の一方側に位置するテーパ面の軸線に対する平均傾斜角度よりも大きくてもよい。この場合、スリット状に延びる開口側のテーパ面の平均傾斜角度が大きい。よって、平均傾斜角度が大きいテーパ面に沿って設けられる開口から露出する塗布材を被塗布部に当てることにより、塗布容器を傾けながら細い線を容易に描くことができる。
前方から見たときの開口の中心の位置は、軸線よりも長軸方向の他方側に偏っていてもよい。この場合、スリット状に延びる開口が長軸方向の他方側に偏っていることにより、開口から露出する塗布材によって細い線を容易に描くことができる。
先筒には、先端部から後方に延びており後方に向かうに従って先筒の幅が太くなるように傾斜するテーパ面を有する胴部が形成され、テーパ面は、窪むように湾曲する凹部を含んでもよい。この場合、テーパ面が凹部を含むことにより、胴部の一部を細くすることができるので、塗布を行っているときに胴部を使用者の視線の邪魔になりにくくすることができる。また、胴部がテーパ面に凹部を含むことにより、先筒の肉厚を一定に近づけることができる。従って、先筒の成形時に生じうるヒケを抑制することができる。
凹部は、先筒を長軸方向に沿って見たときに、窪むように湾曲していてもよい。この場合、先筒を長軸方向に沿って見たときに凹部が窪んで見えるので、使用者に先筒の短軸方向を認識させやすくすることができる。従って、使用者に塗布容器を持ちやすいと感じさせることができるので、塗布容器の使用性を高めることができる。
本開示によれば、塗布材の折損を抑制することができると共に、使用者に与える違和感を低減させることができる。
実施形態に係る塗布容器を短軸方向から見た側面を示す側面図である。 図1の塗布容器を前方から見た正面図である。 図1の塗布容器を長軸方向の一方側から見た側面図である。 図1の塗布容器のAーA線断面図である。 図3の塗布容器のB-B線断面図である。 (a)は、図1の塗布容器を長軸方向の他方側から見た側面図である。(b)は、(a)の塗布容器の先端部を拡大した側面図である。 図1の塗布容器から塗布材が露出した状態を示す側面図である。 図1の塗布容器の開口を示すように塗布容器の先筒を拡大した斜視図である。 図1の塗布容器の先筒を拡大した側面図である。 図1の塗布容器の先筒の立体描画方法を説明する図である。 (a)及び(b)は、変形例に係る塗布容器を示す側面図である。 図11の塗布容器を前側から見た正面図である。 図11の塗布容器を図11とは異なる方向から見た側面図である。
以下では、図面を参照しながら本開示に係る塗布容器の実施形態について説明する。図面の説明において、同一又は相当する要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。また、図面は、説明の容易のため、一部を簡略化又は誇張して描いている場合があり、寸法比率及び角度は図面に記載のものに限定されない。
図1は、実施形態に係る塗布容器1を示す側面図である。図1に示されるように、本実施形態に係る塗布容器1は、軸線方向D1に沿って延びる棒状を呈する。本開示において、「軸線」とは、塗布容器の先筒の中心軸を示しており、「軸線方向」とは、塗布容器の先筒の軸線が延びる方向、及び塗布材が前進する方向を示している。「軸線方向」は、例えば、塗布容器1の長手方向と一致する。
塗布容器1にはキャップが着脱自在となっており、図1は当該キャップを外した状態を示している。当該キャップを外した状態において、塗布容器1は、先筒2と、中筒3と、容器本体4とを外観構成として備える。以下では、容器本体4から見て先筒2が設けられる方向を「前」とし、先筒2から見て容器本体4が設けられる方向を「後」として説明する。但し、これらの方向は、説明の便宜のためのものであって、方向を限定するものではない。
図2は、塗布容器1を前方から見た正面図である。図1及び図2に示されるように、塗布容器1は、例えば、内部に収容された塗布材Mを繰り出す(押し出す)ペンシルである。先筒2は、軸線方向D1に延びる細長い筒状を呈する。一例として、先筒2は、ABS樹脂(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレンの共重合合成樹脂)で成形されている。
先筒2は、塗布材Mが露出する開口2cを有する。塗布材Mは、扁平状をなす固形状とされている。塗布材Mは、例えば、板状化粧料であるが、板状描画材等であってもよい。本実施形態において、塗布材Mはアイブロウであってもよく、この場合、塗布容器1はアイブロウ繰出容器である。
開口2cは、軸線方向D1に対して交差する長軸方向D2、並びに、軸線方向D1及び長軸方向D2の双方に交差する短軸方向D3、に延びる扁平状を呈する。軸線方向D1、長軸方向D2及び短軸方向D3は、例えば、互いに直交している。短軸方向D3から見たときに、先筒2は、長軸方向D2の一方側(図1では上側)に位置する先端2bを有する。
短軸方向D3(図1の紙面に直交する方向)から見たときに、先筒2は、長軸方向D2の一方側に位置する先端2bから長軸方向D2の他方側(図1では下側)且つ後方に向かって先筒2の外側に膨らむように湾曲する前縁2dを有する。本開示において、「外側に膨らむように湾曲する」とは、ある物の2点を結ぶ直線よりも当該物の外側に湾曲している態様を示しており、例えば、回転中心が当該物の内側に位置すると共に曲線状に膨張する部分を示している。本実施形態において、前縁2dは、回転中心が先筒2の内側に位置すると共に曲率半径が徐々に変化する曲線を含んでいてもよい。
一例として、中筒3は、POM(ポリアセタール)で成形されると共に、略円筒状に形成されている。中筒3は、先筒2の後側において先筒2に軸線方向D1に係合する。中筒3は、軸線方向D1に延びる外周面3bと、外周面3bの前側に位置する傾斜面3cと、外周面3bにおいて突出する第1凸部3dと、外周面3bの第1凸部3dよりも前方において突出する第2凸部3fとを有する。
傾斜面3cは、前方に向かうに従って中筒3が縮径するように傾斜するテーパ面である。例えば、中筒3は、複数の第1凸部3d、及び複数の第2凸部3fを備える。一例として、第1凸部3d及び第2凸部3fの数は各々3である。例えば、3つの第1凸部3dは中筒3の周方向に沿って等間隔に配置されており、3つの第2凸部3fは中筒3の周方向に沿って等間隔に配置されている。中筒3の径方向外側から見た第1凸部3dの形状は、例えば、円形状であり、中筒3の径方向外側から見た第2凸部3fの形状は軸線方向D1に延びる直線状とされている。第1凸部3d及び第2凸部3fには、先筒2を覆う前述したキャップが係合する。
図3は、長軸方向D2の一方側(先端2b側)から塗布容器1を見た側面図である。図3に示されるように、先筒2は、長軸方向D2の一方側から見たときに、先端2bに向かって前方に膨らむように湾曲する先端部2fと、先端部2fから後方に延びるテーパ面2gを有する胴部2hとを備える。本開示において、「先端部」とは、先端を含む先筒の前側の一定の領域を示しており、例えば、テーパ面の前端から曲線状に湾曲する部分を示している。
本実施形態において、先端部2fは、テーパ面2gの前端から先端2bに向かって前側に膨らむように湾曲している。例えば、先端部2fは、前方に向かうに従って曲率半径が徐々に小さくなる曲線を含んでいてもよい。胴部2hのテーパ面2gは、先端部2fから後方に向かうに従って先筒2が徐々に太くなるように傾斜する先筒2の外周面である。
先筒2を長軸方向D2に沿って見たときに、先筒2のテーパ面2gは、胴部2hの幅が狭くなるように窪む凹部2jを有する。凹部2jは、例えば、先筒2の前側において僅かに窪む部位を示している。例えば、先筒2は、短軸方向D3に沿って並ぶ一対の凹部2jを備える。しかしながら、先筒の凹部の態様は、凹部2jに限られず、例えば、先筒2の全周に環状に形成された凹部であってもよい。
図4は、図1のA-A線断面図である。図5は、図3のB-B線断面図である。図4及び図5に示されるように、塗布容器1は、前述した容器前部を構成する先筒2と、中筒3と、容器後部を構成する容器本体4と、容器本体4の内部に収容される移動体5と、容器本体4の内部において移動体5を保持する保持部材6と、移動体5の前側において塗布材Mを保持する塗布材保持部7と、を備える。
本実施形態において、先筒2、中筒3、移動体5及び保持部材6は、塗布材Mを前方に繰り出す繰出機構10を構成する。前述したように、本実施形態に係る塗布材Mは、板状を呈する。例えば、塗布材Mは、前端M1と、前端M1から長軸方向D2の他方側且つ後方に向かって塗布材Mの外側に膨らむ湾曲部M2とを有する。
塗布材Mの短軸方向D3の厚さT1は、例えば、0.4mm以上且つ2.0mm以下である。また、厚さT1の下限は0.6mm、0.7mm又は0.8mmであってもよいし、厚さT1の上限は0.9mm又は1.5mmであってもよい。例えば、本実施形態に係る塗布材Mの厚さT1は、従来の塗布材と比較して薄いので、細い線を容易に描くことが可能である。なお、厚さT1の値は、前述した例に限られず適宜変更可能である。
先筒2は、前述した前縁2d、先端部2f及び胴部2hを有する前側筒部2Aと、前側筒部2Aの後方に位置する後側筒部2Bとを含んでいる。前側筒部2Aは塗布容器1の外方に露出する部位であり、後側筒部2Bは前方から中筒3に挿入される部位である。前側筒部2Aは、前側筒部2Aの後端から先筒2が縮径する方向に延びる段差部2kを有する。前側筒部2Aは、後側筒部2Bに対して段差部2kから拡径すると共に、段差部2kから前方に向かうに従って徐々に縮径している。
例えば、段差部2kの後面に中筒3の前端が対向する。後側筒部2Bは、中筒3に挿入される挿入部とされている。先筒2は、段差部2kの後側に位置する後側筒部2Bが中筒3に挿入されることにより、中筒3に軸線方向D1に係合され且つ相対回転可能に係合される。
後側筒部2Bは、先筒2の径方向(例えば短軸方向D3)に沿って並ぶ一対の弾性突部2sを備える。弾性突部2sは、中筒3の内周面に弾性力によって当接する部位であり、先筒2の径方向外側に突出するように設けられる。弾性突部2sの周囲には、先筒2の内外を連通する切り欠き2tが形成されており、切り欠き2tによって弾性突部2sは先筒2の径方向に弾性を有している。
前側筒部2Aの内部には、塗布材Mを収容する収容空間2pが軸線方向D1に沿って延びている。先筒2は、例えば、収容空間2pの前側に塗布材挿通部2rを有する。塗布材挿通部2rは、収容空間2pと開口2cとの間において軸線方向D1に延在している。収容空間2pの短軸方向D3の長さは、塗布材挿通部2rの短軸方向D3の長さよりも長い。テーパ面2gに含まれる凹部2jは、例えば、収容空間2pよりも先筒2が肉厚とされている塗布材挿通部2rの外側に設けられてもよい。この場合、先筒2の肉厚を均一に近づけることができる。
開口2cの長軸方向D2の一方側には、塗布材Mを保持する第2塗布材保持部2wが設けられる。第2塗布材保持部2wについては後に詳述する。また、開口2cの中心軸Xは、軸線Lから長軸方向D2の他方側(図5では下側)にずれている。すなわち、軸線方向D1に沿って開口2cを見たときの開口2cの中心の位置は、軸線Lから長軸方向D2の他方側に偏っている。このように開口2cの中心の位置が長軸方向D2の他方側にずれていることにより、例えば、長軸方向D2の一方側に位置する第2塗布材保持部2wが相対的に厚くなっている。
中筒3は、その前端から後端に向かって、前側筒部3A、後側筒部3B及びバネ部3Cをこの順に具備している。前側筒部3Aは、前述した外周面3b、傾斜面3c、第1凸部3d及び第2凸部3fを備える。中筒3のバネ部3Cは、塗布容器1の落下時等の外力作用時に、内部に伝わる衝撃を緩和して塗布容器1及び塗布材Mを保護する。例えば、バネ部3Cは、塗布材Mの後退限においてクラッチ回転を行うときに、移動体5を保持部材6に取り付けるための螺合部20を螺合復帰させる機能を有する。
前側筒部3Aと後側筒部3Bとの間には、中筒3の径方向外側に突出すると共に容器本体4の前端に入り込む鍔部3Dが設けられる。後側筒部3Bの外周面には、環状突起3gと凹部3hとが設けられる。例えば、中筒3を型成形によって製造するときには、成形型の内部に樹脂等の材料を注入する注入口が凹部3hの中心に配置される。
バネ部3Cは、環状突起3g及び凹部3hの後方に設けられる。バネ部3Cは、軸線方向D1に伸縮可能とされている樹脂バネである。バネ部3Cは、本体部3jと、本体部3jの周面に沿って螺旋状に延び且つ本体部3jの内外を連通するスリット3kとによって形成されている。バネ部3Cは、外力が付与されたときに収縮することによって衝撃を緩和する。
移動体5は、例えば、PBT(ポリブチレンテレフタレート)で成形されると共に、丸棒状に形成されている。移動体5は、塗布材保持部7から後方に延びる軸体部5cを備える。軸体部5cは、塗布材保持部7から後方に延在する軸体である。軸体部5cの外面には、螺合部20の一方を構成する雄螺子5dが形成されている。
例えば、雄螺子5dは、軸体部5cの軸線方向D1の全体にわたって形成されている。移動体5は、例えば、塗布材保持部7に軸線方向D1に係合する。また、移動体5は、例えば、移動体5に形成された溝部が先筒2の内面に形成された突条に係合することによって、先筒2に対して回転方向(周方向)に係合する。
保持部材6は、例えば、POMで成形されると共に略円筒状に形成されている。保持部材6は、その前端から軸線方向D1に延びる前側筒部6bと、前側筒部6bの後方において拡径する後側筒部6cとを備える。前側筒部6bの内面には、螺合部20の他方を構成する螺旋状の突起6dが形成されている。後側筒部6cは、容器本体4の内壁4bと先筒2の後端2qとの間に軸線方向D1に挟まれている。
以上の塗布容器1において、中筒3に対して先筒2を相対回転させると、先筒2に対して同期回転する移動体5と、中筒3及び容器本体4に対して同期回転する保持部材6と、が一方向に相対回転する。この相対回転により、移動体5の雄螺子5dと保持部材6の突起6dとによって構成された螺合部20の螺合作用が働く。
上記の螺合作用によって保持部材6から移動体5が前進し、移動体5及び塗布材保持部7が先筒2に対して摺動する。このように、先筒2に対して移動体5と塗布材保持部7が前進すると、塗布材Mが先筒2の先端部2fの開口2cから出現して塗布材Mを使用可能な状態とされる。
次に、先筒2及び塗布材Mについてより詳細に説明する。図6(a)は、塗布容器1を長軸方向D2の他方側(図3の塗布容器1の反対側)から見た側面図である。図6(b)は、図6(a)の先筒2の先端部2fを拡大した側面図である。図7は、塗布材Mが突出している塗布容器1を短軸方向D3から見た側面図である。
図6及び図7に示されるように、先筒2の開口2cは、長軸方向D2の他方側から見たときに、先端2bから後方にスリット状に延びている。すなわち、側面視において、開口2cは軸線方向D1に沿って直線状に延びている。図2、図6(a)、図6(b)及び図7に示されるように、開口2cは、例えば、前縁2dに沿った形状とされている。すなわち、開口2cは、先端2bから長軸方向D2の他方側(図7では下側)且つ後方に向かって先筒2の外側に膨らむように湾曲している。
短軸方向D3から見たときに、先筒2の開口2c及び前縁2dと、塗布材Mの湾曲部M2とは、互いに平行になっていてもよい。すなわち、塗布材Mは、湾曲部M2が開口2c及び前縁2dに沿うように配置される。この場合、塗布材Mの塗布部を湾曲部M2として長く確保できるので、先筒2を傾けながら湾曲部M2の任意の部分を皮膚等の被塗布部に当てることにより、被塗布部に細い線を容易に描くことができる。
先筒2は、例えば、前縁2dの後側において先筒2の内側に窪む凹部2yと、凹部2yと先筒2のテーパ面2gとの間に位置する凸部2zとを有する。側面視における開口2cの長さN1は、前方から見た開口2cの長軸方向D2の長さN2以上である。例えば、開口2cの側方への投影面積は、開口2cの前方への投影面積以上である。
本開示において「側方」とは、軸線方向に交差する方向を示しており、例えば、軸線方向D1に交差(一例として直交)する平面が延在する方向を示している。本実施形態において、「側方」は、軸線方向D1に交差する方向であって、長軸方向D2及び短軸方向D3を含んでいる。
先筒2の側面視(長軸方向D2の他方側から見た場合)において、開口2cは、軸線方向D1に沿って直線状に延びる一対の側部2c1と、一対の側部2c1の後端において一対の側部2c1を互いに接続する接続部2c2とによって画成される。また、塗布材Mは、湾曲部M2の後方に位置する側面部M3と、湾曲部M2及び側面部M3の間に位置する境界部M4とを含んでいる。
開口2cの各側部2c1は、先筒2の先端2bから後方に延びており、接続部2c2は側部2c1の後端から後方に膨らむように湾曲している。開口2cからは、例えば、塗布材Mの前端M1、湾曲部M2、側面部M3及び境界部M4が露出している。側面部M3は、例えば、長軸方向D2に膨らむように湾曲する曲面状とされている。境界部M4は、湾曲部M2の後端において後方に膨らむように湾曲する曲線状とされている。
開口2cの短軸方向D3の一方側及び他方側のそれぞれには、塗布材Mを短軸方向D3から保持する第1塗布材保持部2vが設けられる。第1塗布材保持部2vは、例えば、前述した先筒2の先端部2f、及びテーパ面2gの前側部分に設けられる。各第1塗布材保持部2vは、先筒2の先端2bから先筒2の外側に膨らむように湾曲しながら後方に延在する。
例えば、短軸方向D3に沿って並ぶ一対の第1塗布材保持部2vは、開口2cに対して互いに対称となるように配置される。長軸方向D2の他方側から見た場合において、第1塗布材保持部2vは、例えば、放物線状とされている。しかしながら、第1塗布材保持部2vの形状は、放物線状に限られない。第1塗布材保持部2vの厚さは、後方に向かうに従って徐々に厚くなっている。例えば、開口2cの軸線方向D1の中央における第1塗布材保持部2vの厚さT2は、開口2cの短軸方向D3の長さT3よりも厚い。
図8は、先筒2の前側筒部2Aを拡大した斜視図である。なお、図8では、塗布材Mの図示を省略している。図8に示されるように、先筒2の開口2cは、短軸方向D3を向く内面2c4によって画成されている。また、開口2cの長軸方向D2の一方側(前縁2dの反対側)には、塗布材Mを長軸方向D2の一方側から保持する第2塗布材保持部2wが設けられる。第2塗布材保持部2wは、先筒2の内側において塗布材Mが対向する対向面2w1を有する。対向面2w1は、例えば、長軸方向D2に膨らむように湾曲する曲面状とされている。また、先筒2の内面2c4及び対向面2w1によって、前述した先筒2の塗布材挿通部2rが画成される。
図9は、短軸方向D3から見たときの先筒2の前側筒部2Aを示す側面図である。図9に示されるように、長軸方向D2の一方側(前縁2dの反対側)に位置するテーパ面2gの軸線方向D1に対する平均傾斜角度θ1は、長軸方向D2の他方側(前縁2d側)に位置するテーパ面2gの平均傾斜角度θ2よりも小さい。
平均傾斜角度θ1は、例えば、0.5°以上且つ3.0°以下である。また、平均傾斜角度θ1の下限は0.6°又は0.7°であってもよいし、平均傾斜角度θ1の上限は2.5°又は1.5°であってもよい。一例として、平均傾斜角度θ1は2.11°である。平均傾斜角度θ2は、例えば、2.5°以上且つ5.0°以下である。平均傾斜角度θ2の下限は、2.5°又は3.0°であってもよいし、平均傾斜角度θ2の上限は4.0°又は3.5°であってもよい。一例として、平均傾斜角度θ2は3.02°である。
本開示において、「平均傾斜角度」は、軸線方向の各位置における軸線方向に対するテーパ面の傾斜角度の平均値を示している。すなわち、軸線方向に対するテーパ面の傾斜角度は軸線方向の位置によって変化することがあるため、側方(例えば短軸方向)にテーパ面が投影されて形成される線の複数の軸線方向の位置のそれぞれにおける複数の傾斜角度の平均値を「平均傾斜角度」としている。なお、テーパ面が曲面を含み、側方(例えば短軸方向)に当該曲面が投影されて曲線が形成される場合、当該曲線の接線の軸線方向に対する傾斜角度の平均値を用いる。
続いて、図10を参照しながら先筒2の形状の設計について説明する。図10は、立体描画方法によって先筒2を作図する例を示している。この立体描画方法では、軸線方向D1に延びるx軸、長軸方向D2に延びるy軸、及び短軸方向D3に延びるz軸を定める。まず、yz平面上に先筒2の直径に相当する直径を備えた基端円v3を描く(先筒の直径を定める工程)。なお、基端円v3は、先筒2の先端部2fとの反対側(基端側)の部分を示す円に相当する。
そして、xy平面におけるx軸から上方に移動した箇所に、先筒2の先端2bとして点pを定める(先筒の先端を定める工程)。点pから基端円v3の四半円点のそれぞれに向かって曲線u1,u2,u3,u4を描いて先筒2の外形を定める(先筒の外形を定める工程)。
曲線u1,u2,u3,u4は、先筒2の外側に膨らむように湾曲した曲線であり、例えば、曲線u1,u2,u3,u4のそれぞれの曲率半径は点pから離れるに従って大きくなる。点pの付近(例えば先端部2f)における曲線u1の曲率半径は、点pの付近における曲線u2,曲線u3又は曲線u4の曲率半径よりも小さい。点pの付近における曲線u3の曲率半径は、点pの付近における曲線u2又は曲線u4の曲率半径よりも大きい。また、点pの付近における曲線u2の曲率半径は、点pの付近における曲線u4の曲率半径と同一であってもよい。曲線u2及び曲線u4は、xy平面に対して互いに対称となるように描画されてもよい。
点pから基端円v3の四半円点のそれぞれに延びる曲線u1、曲線u2、曲線u3及び曲線u4のそれぞれの途中部分において、曲線u1、曲線u2、曲線u3及び曲線u4を通る閉じた曲線v1及び曲線v2を描画して先筒2の外形を調整する(先筒の外形を調整する工程)。そして、曲線u1、曲線u2、曲線u3、曲線u4、曲線v1、曲線v2及び基端円v3をガイドとして描画したサーフェス曲面を先筒2の表面形状とする(先筒の表面形状を定める工程)。
以上の各工程を経て先筒2の形状を描画することが可能である。先筒2の先端部2fのドーム形状は、例えば、x軸を中心に放物線を回転させて得られた放物面の先端が丸みを帯びたドーム状曲面を、x軸よりも片側(図10では上方)にずらして変形させたドーム形状に相当する。
次に、本実施形態に係る塗布容器1から得られる作用効果について詳細に説明する。図1、図3、図6(a)及び図6(b)に示されるように、塗布容器1では、扁平状をなす固形状の塗布材Mを収容する先筒2を備える。よって、扁平状をなす塗布材Mによって細い線を描くことができる。
先筒2の開口2cは長軸方向D2及び短軸方向D3に延びている。先筒2は、長軸方向D2の一方側に位置する先端2bから長軸方向D2の他方側且つ後方に向かって先筒2の外側に膨らむように湾曲する前縁2dを有する。先筒2は、長軸方向D2の一方側から見たときに先端2bに向かって前方に膨らむように湾曲する先端部2fを有する。従って、前縁2d及び先端部2fが膨らむように湾曲しているので、前縁2d又は先端部2fが皮膚等に接触したときにおける使用者に対する違和感を低減させることができる。
長軸方向D2の他方側から見たときに、開口2cは、先端2bから後方にスリット状に延びている。よって、スリット状に延びる開口2cから塗布材Mが露出することによって、塗布材Mによって細い線を容易に描くことができる。
また、スリット状の開口2cから見て短軸方向D3の一方側及び他方側のそれぞれには第1塗布材保持部2vが形成される。従って、スリット状の開口2cから露出する塗布材Mを短軸方向D3の両側から第1塗布材保持部2vによって保持することができるので、扁平状の塗布材Mの折損を抑制することができる。また、一対の第1塗布材保持部2vのそれぞれは、先筒2の先端2bから先筒2の外側に膨らむように湾曲しながら後方に延びているので、第1塗布材保持部2vが皮膚等に接触したときにおける使用者への違和感を低減させることができる。
図8に示されるように、塗布容器1は、スリット状に延びる開口2cの長軸方向D2の一方側に位置する第2塗布材保持部2wを備えてもよい。この場合、塗布材Mを長軸方向D2の一方側から第2塗布材保持部2wによって保持することができるので、塗布材Mの折損をより確実に抑制することができる。
図2及び図6(b)に示されるように、長軸方向D2の他方側から見た開口2cの軸線方向D1の長さN1は、前方から見た開口2cの長軸方向D2の長さN2以上であってもよい。この場合、スリット状に延びる開口2cから先筒2の側方に露出する塗布材Mの長さN1が長いことにより、被塗布部に対して塗布容器1を傾けながら細い線を容易に描くことができる。
すなわち、先筒2の先端2bから後方にスリット状に延びる開口2cにおいて、長軸方向D2の他方側から見た開口2cの長さN1が前方から見た開口2cの長さN2以上であることにより、塗布容器1を寝かせたり立たせたりして塗布容器1を傾けながら細い線を自在に描くことができる。また、被塗布部に対して塗布容器1が傾いている状態(被塗布部の被塗布面に対して直交する方向に対して塗布容器1の軸線Lが傾いている状態)であっても細い線を自在に描くことができるので、種々の傾き角度で細い線を容易に描くことができる。
図9に示されるように、先筒2には、先端部2fから後方に延びており短軸方向D3から見たときに後方に向かうに従って先筒2の幅が広くなるように傾斜するテーパ面2gを有する胴部2hが形成され、短軸方向D3から見たときに、長軸方向D2の他方側に位置するテーパ面2gの軸線Lに対する平均傾斜角度θ2は、長軸方向D2の一方側に位置するテーパ面2gの軸線Lに対する平均傾斜角度θ1よりも大きくてもよい。この場合、スリット状に延びる開口2c側のテーパ面2gの平均傾斜角度θ2が大きいことにより、平均傾斜角度θ2が大きいテーパ面2gに沿って設けられる開口2cから露出する塗布材Mを被塗布部に当てることにより、塗布容器1を傾けながら細い線を容易に描くことができる。
図5に示されるように、前方から見たときの開口2cの中心(中心軸X)の位置は、軸線Lよりも長軸方向D2の他方側に偏っていてもよい。この場合、スリット状に延びる開口2cが長軸方向D2の他方側に偏っていることにより、開口2cから露出する塗布材Mによって細い線を容易に描くことができる。
図4に示されるように、先筒2には、先端部2fから後方に延びており後方に向かうに従って先筒2の幅が広くなるように傾斜するテーパ面2gを有する胴部2hが形成され、テーパ面2gは、窪むように湾曲する凹部2jを含んでもよい。この場合、テーパ面2gが凹部2jを含むことにより、胴部2hの一部を細くすることができるので、塗布を行っているときに胴部2hを使用者の視線の邪魔になりにくくすることができる。また、胴部2hがテーパ面2gに凹部2jを含むことにより、先筒2の肉厚を一定に近づけることができる。従って、先筒2の成形時に生じうるヒケを抑制することができる。
凹部2jは、先筒2を長軸方向D2に沿って見たときに、窪むように湾曲していてもよい。この場合、先筒2を長軸方向D2に沿って見たときに凹部2jが窪んで見えることや、指の感触で、使用者に先筒2の短軸方向D3を認識させやすくすることができる。従って、使用者に塗布容器1を持ちやすいと感じさせることができるので、塗布容器1の使用性を高めることができる。
以上、本開示に係る塗布容器の実施形態について説明した。しかしながら、本開示は、前述の実施形態に限られるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲において変形してもよい。すなわち、塗布容器の各部品の種類、形状、大きさ、数、材料及び配置態様は、上記の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
以下では、変形例に係る塗布容器21について、図11(a)、図11(b)、図12及び図13を参照しながら説明する。塗布容器21は、初期状態(例えば、初めてキャップを外した状態)において塗布材Mが先筒22から突出している点で前述した塗布容器1とは異なっている。すなわち、先筒22の形状が塗布容器1の先筒2の形状とは異なっている。
短軸方向D3から見たときに、先筒22の前縁22dは、塗布材Mの湾曲部M2よりも先筒22の長軸方向D2の内側に湾曲している。すなわち、前縁22dと湾曲部M2とは平行ではなく、前縁22dの方が湾曲部M2よりも先筒22の内側に湾曲することによって塗布材Mが初期状態において露出している。先筒22は、例えば、前縁22dの後側に先筒22の内側に窪む凹部22yと、凹部22yの後方に位置する凸部22zとを有する。
先筒22では、開口2cから見て短軸方向D3の一方側及び他方側のそれぞれに第1塗布材保持部2vが形成される。一対の第1塗布材保持部2vによって先筒22の開口2cから露出する塗布材Mを短軸方向D3の両側から保持することができるので、塗布材Mの折損を抑制することができる。また、変形例に係る塗布容器21では、初期状態において塗布材Mが先筒22から突出しているので、キャップを外して直ちに塗布材Mを塗布することができ、更なる使用性の向上に寄与する。
以上、変形例に係る塗布容器21について説明した。しかしながら、本開示に係る塗布容器は更に変形可能である。例えば、前述の実施形態では、短軸方向D3に沿って並ぶ一対の第1塗布材保持部2vが開口2cに対して互いに対称となるように配置される例について説明した。しかしながら、一対の第1塗布材保持部は、開口に対して互いに対称となるように配置されていなくてもよく、第1塗布材保持部の形状及び大きさは、前述した要旨の範囲内で適宜変更可能である。第2塗布材保持部についても同様である。
また、前述の実施形態では、先筒2と中筒3との相対回転によって塗布材Mを前方に繰り出す繰出機構10を備えた塗布容器1について説明した。しかしながら、塗布容器の繰出機構は、前述の実施形態に限られず適宜変更可能である。塗布容器は、例えば、繰出機構に代えて、ノック式等の機械的な押出機構、又はスクイーズ式の押出機構を備えていてもよい。
また、前述の実施形態では、塗布材Mがアイブロウであり、塗布容器1がアイブロウ繰出容器である例について説明した。しかしながら、本開示に係る塗布容器は、例えば、アイライナー、コンシーラー又はリップライナー等、種々の塗布材に対しても適用させることができる。更に、本開示に係る塗布容器は、筆記具、デザイン用ペンシル、及び描画材等にも適用させることができる。
1,21…塗布容器、2,22…先筒、2A…前側筒部、2b…先端、2B…後側筒部、2c…開口、2c1…側部、2c2…接続部、2c4…内面、2d,22d…前縁、2f…先端部、2g…テーパ面、2h…胴部、2j…凹部、2k…段差部、2p…収容空間、2q…後端、2r…塗布材挿通部、2s…弾性突部、2t…切り欠き、2v…第1塗布材保持部、2w…第2塗布材保持部、2w1…対向面、2y,22y…凹部、2z,22z…凸部、3…中筒、3A…前側筒部、3b…外周面、3B…後側筒部、3c…傾斜面、3C…バネ部、3d…第1凸部、3D…鍔部、3f…第2凸部、3g…環状突起、3h…凹部、3j…本体部、3k…スリット、4b…内壁、5…移動体、5c…軸体部、5d…雄螺子、6…保持部材、6b…前側筒部、6c…後側筒部、6d…突起、7…塗布材保持部、10…繰出機構、20…螺合部、D1…軸線方向、D2…長軸方向、D3…短軸方向、L…軸線、M…塗布材、M1…前端、M2…湾曲部、M3…側面部、M4…境界部、p…点、u1,u2,u3,u4,v1,v2…曲線、v3…基端円、X…中心軸、θ1,θ2…平均傾斜角度。

Claims (6)

  1. 扁平状をなす固形状の塗布材を前方に露出させる塗布容器であって、
    前記塗布材を内部に収容すると共に、前記塗布材が露出する開口を有する先筒を備え、
    前方から見たときに、前記開口は、前記先筒の軸線が延びる方向である軸線方向に対して交差する長軸方向に延びると共に、前記軸線方向及び前記長軸方向の双方に交差する短軸方向を有し、
    前記先筒は、前記短軸方向から見たときに前記長軸方向の一方側に位置する前記先筒の先端から前記長軸方向の他方側且つ後方に向かって前記先筒の外側に膨らむように湾曲する前縁を有し、
    前記長軸方向の他方側から見たときに、前記開口は、前記先端から後方にスリット状に延びており、
    前記長軸方向の他方側から見たときに、前記先端から前記先筒の外側に膨らむように湾曲しながら後方に延びる外面を有する前記先筒の先端部には、前記開口の前記短軸方向の両側に位置する第1塗布材保持部が形成され、
    スリット状に延びる前記開口の前記長軸方向の一方側に位置する第2塗布材保持部を備え、
    前記長軸方向の一方側から見たときに、前記先筒の前記先端は前方に膨らむように湾曲しており
    前記第2塗布材保持部は、前記短軸方向から見たときに前記先端から前記長軸方向の一方側且つ後方に向かって前記先筒の外側に膨らむように湾曲しており、
    前記先筒の外形は、
    前記先端から前記長軸方向の一方側且つ後方に向かって前記先筒の外側に膨らむように湾曲している第1曲線と、
    前記先端から前記短軸方向の一方側且つ後方に向かって前記先筒の外側に膨らむように湾曲している第2曲線と、
    前記先端から前記長軸方向の他方側且つ後方に向かって前記先筒の外側に膨らむように湾曲している第3曲線と、
    前記先端から前記短軸方向の他方側且つ後方に向かって前記先筒の外側に膨らむように湾曲している第4曲線と、
    によって定められ、
    前記先端部における前記第2曲線の曲率半径は、前記先端部における前記第4曲線の曲率半径と同一であり、
    前記先端部における前記第1曲線の曲率半径は、前記先端部における前記第2曲線及び第4曲線の曲率半径よりも小さく、
    前記先端部における前記第3曲線の曲率半径は、前記先端部における前記第2曲線及び第4曲線の曲率半径よりも大きく、且つ、前記先端から離れるに従って徐々に大きくなっている、
    塗布容器。
  2. 前記長軸方向の他方側から見た前記開口の前記軸線方向の長さは、前方から見た前記開口の前記長軸方向の長さ以上である、
    請求項1に記載の塗布容器。
  3. 前記先筒には、前記先端部から後方に延びており前記短軸方向から見たときに後方に向かうに従って前記先筒の幅が太くなるように傾斜するテーパ面を有する胴部が形成され、
    前記短軸方向から見たときに、前記長軸方向の他方側に位置する前記テーパ面の前記軸線に対する平均傾斜角度は、前記長軸方向の一方側に位置する前記テーパ面の前記軸線に対する平均傾斜角度よりも大きい、
    請求項1又は2に記載の塗布容器。
  4. 前方から見たときの前記開口の中心の位置は、前記軸線よりも前記長軸方向の他方側に偏っている、
    請求項1~3のいずれか一項に記載の塗布容器。
  5. 前記先筒には、前記先端部から後方に延びており後方に向かうに従って前記先筒の幅が太くなるように傾斜するテーパ面を有する胴部が形成され、前記テーパ面は、窪むように湾曲する凹部を含む、
    請求項1に記載の塗布容器。
  6. 前記凹部は、前記先筒を前記長軸方向に沿って見たときに、窪むように湾曲している、
    請求項5に記載の塗布容器。
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