JP2023183800A - 棒状部材の繰出容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】棒状部材の前進及び/又は後退の限界位置からの更なる前進及び/又は後退操作を効果的に阻止可能な繰出容器を提供する。【解決手段】繰出容器100は、雌ネジ部92が形成された後筒体6及び後筒体6に回転可能に連結された前筒5と、軸部21、雄ネジ部22及び押圧部23,41を有し、棒状部材101を保持し、前筒5と共に回転且つ前後移動する軸部材2と、一端が後筒体6又は前筒5に固定されたバネ部材30、バネ部材の内部に配置され、他端がバネ部材の他端と固定されて被押圧部を構成し、一端にラチェット部38が形成され、バネ部材の一端に対し、前後に移動可能なクラッチ部材35を有し、軸部材に装着されるクラッチ組立体3と、軸部材の移動で押圧部が被押圧部を押圧すると、ラチェット部の一端のバネ部材の一端からの突出量が増加し、後筒体又は前筒に設けられた規制部と係合し、ラチェット部の周方向の回転が規制される。【選択図】図1
Description
本発明は、棒状部材の繰出容器に関する。
アイブロウ、アイライナー等の小径且つ比較的柔軟な棒状部材を繰り出す繰出容器が知られている。このような棒状部材の繰出容器は、内周に雌ネジ部が形成された後筒と、後筒に対して相対回転可能に連結された前筒と、前筒及び後筒の内部の孔部に配置され、前端に棒状部材を保持すると共に後部に雌ネジ部と噛み合う雄ネジ部が形成された軸部材と、を備えるものが一般的である。
そして、前筒と後筒とを相対回転させると、雄ネジ部と雌ネジ部とが相対回転し、雄ネジ部が形成された軸部材の前端に保持された棒状部材が、前筒の開口部より繰り出されていく。
そして、前筒と後筒とを相対回転させると、雄ネジ部と雌ネジ部とが相対回転し、雄ネジ部が形成された軸部材の前端に保持された棒状部材が、前筒の開口部より繰り出されていく。
ここで、棒状部材は、限界位置まで繰り出されると、それ以上前進しないように規制される。この前進の限界位置において、更に前筒と後筒とを相対回転させようとすると、軸部材に負荷が加わり、軸部材が破壊されたり、またネジの噛み合い部分が破壊されたりする可能性がある。
このため、従来、軸部材の後部に円筒体を設け、この円筒体の外周壁から後筒の雌ネジ部に螺合する繰出容器において、円筒体の外周壁に弾性を有する係合突起を突設させた繰出容器がある。このような繰出容器は、繰出の前進の限界位置及び後退の限界位置において、軸部材に更に回転負荷が加わると、係合突起が雌ネジ部の山部を乗り越えて隣の谷部に移動する。この際の、カチカチというクラッチ音により、前進及び後退の限界位置であることを使用者に知らせることで、棒状部材と繰出容器の保護を行っている。(特許文献1参照)。
しかし、上記従来技術の棒状部材の繰出容器は、クラッチ音が発生するので耳障りであると共に、係合突起が衝突する際の振動により、柔軟な棒状部材が破損したり軸部材の前端から離脱したりする可能性がある。
本発明は、棒状部材の前進及び/又は後退の限界位置における、さらなる前進及び/又は後退操作を効果的に阻止可能な、棒状部材の繰出容器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は内周に雌ネジ部が形成された後筒体、及び、前記後筒体に対して相対回転可能に連結された前筒を有する外装筒と、前記外装筒の内部の孔部に配置され前端に棒状部材を保持する軸部材であって、軸部、前記軸部の後側に設けられた、前記雌ネジ部と噛み合う雄ネジ部、及び、前記軸部の外周に設けられた押圧部を有し前記前筒と共に前記後筒体に対して相対回転しつつ、前記孔部を前後に移動する軸部材と、前後に伸縮可能で、一端が前記後筒体又は前記前筒の一方に対して回転不能且つ前後に移動不能に固定され、他端が前記一方に対して前後に移動可能なバネ部材、及び、前記バネ部材の内部に配置され、他端が前記バネ部材の他端と固定されて、該バネ部材の他端とで被押圧部を構成し、一端にラチェット部が形成され、一端が前記後筒体又は前記前筒の一方に対して回転不能且つ前記バネ部材の一端に対して、前後に移動可能なクラッチ部材、を有し、前記軸部材の外周に装着されるクラッチ組立体と、を備え、前記前筒と前記後筒体との相対回転による前記軸部材の前進又は後退によって、前記押圧部が前進又は後退して前記被押圧部を押圧すると、前記バネ部材が収縮して、前記ラチェット部の一端が前記バネ部材の一端から突出し、又は前記ラチェット部の一端が前記バネ部材の一端から突出する突出量が増加し、前記後筒体又は前記前筒の他方に対して回転不能に設けられた規制部と係合し、前記ラチェット部の相対回転が規制される、棒状部材の繰出容器を提供する。
前記クラッチ組立体は、前記バネ部材の一端が、前記後筒体に対して、回転不能及び前後に移動不能に固定された後側クラッチ組立体と、前記バネ部材の一端が、前記前筒に対して、回転不能及び前後に移動不能に固定された前側クラッチ組立体と、を備え、前記後側クラッチ組立体又は前記前側クラッチ組立体の一方の前記ラチェット部は、前記規制部としての前記後側クラッチ組立体又は前記前側クラッチ組立体の他方の前記ラチェット部と係合し、前記ラチェット部の相対回転が規制されることが好ましい。
前記後筒体は、前記前筒に対して回転可能に連結され、前記後側クラッチ組立体の前記バネ部材の前端を回転及び前後に移動不能に固定する中筒と、前記中筒の後側に連結された後筒と、前記後筒の内部に配置され、内周に前記雌ネジ部が形成された内筒と、を備えることが好ましい。
また、本発明は、内周に雌ネジ部が形成された後筒体、及び、前記後筒体に対して相対回転可能に連結された前筒を有する外装筒と、前記外装筒の内部の孔部に配置され前端に棒状部材を保持する軸部材であって、軸部、前記軸部の後側に設けられた、前記雌ネジ部と噛み合う雄ネジ部、及び、前記軸部の外周に設けられた押圧部を有し前記前筒と共に前記後筒体に対して相対回転しつつ、前記孔部を前後に移動する軸部材と、他端が被押圧部を構成し一端にラチェット部が形成され、前記後筒体又は前記前筒の一方に対して回転不能且つ前後に移動可能なクラッチ部材と、一端が前記後筒体又は前記前筒の一方に対して前後に移動不能に配置され、他端が前記クラッチ部材の他端側と共に前後に移動して伸縮可能なバネ部材と、を備え、前記前筒と前記後筒体との相対回転による前記軸部材の前進又は後退によって、前記押圧部が前進又は後退して前記被押圧部を押圧すると、前記ラチェット部が前進又は後退し、前記後筒体又は前記前筒の他方に対して回転不能に設けられた規制部と係合し、前記ラチェット部の相対回転が規制される棒状部材の繰出容器を提供する。
前記軸部の少なくとも一部がスプリングであり、前記前筒が前記後筒体に対して傾いていてもよい。
本発明によれば、棒状部材の前進及び/又は後退の限界位置における、さらなる前進及び/又は後退操作を効果的に阻止可能な、棒状部材の繰出容器を提供することができる。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照して説明する。図1は、棒状部材101を含む第1実施形態の繰出容器100の斜視図であり、一部の部材を断面で示す。第1実施形態の棒状部材101は、例えばアイブロウ、アイライナー、軟質色鉛筆芯等の小径且つ比較的柔軟な芯部材である。以下、繰出容器100における棒状部材101が突出する側を前、その反対側を後として説明する。
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照して説明する。図1は、棒状部材101を含む第1実施形態の繰出容器100の斜視図であり、一部の部材を断面で示す。第1実施形態の棒状部材101は、例えばアイブロウ、アイライナー、軟質色鉛筆芯等の小径且つ比較的柔軟な芯部材である。以下、繰出容器100における棒状部材101が突出する側を前、その反対側を後として説明する。
図2は、繰出容器100の分解斜視図であり、一部の部材を断面で示す。図3は、繰出容器100の中央部の斜視図であり、一部の部材を断面で示す。図4は、繰出容器100の中央部の一部の部材の断面斜視図である。
第1実施形態の繰出容器100は、外装筒1と、外装筒1の内部を前後に延びる孔部11に配置され、孔部11内を前後に移動可能な軸部材2と、軸部材2の外周に装着されたクラッチ組立体3とを備える。以下、軸部材2の延びる方向を前後方向又は軸A方向として説明する。
(外装筒1)
外装筒1は、前筒5と、後筒体6とを備える。前筒5と後筒体6とは、互いに相対回転可能に連結されている。後筒体6は、中筒7と、後筒8と、内筒9とを備える組立体であるが、これに限定されず、後筒体6は一体部材であってもよい。
外装筒1は、前筒5と、後筒体6とを備える。前筒5と後筒体6とは、互いに相対回転可能に連結されている。後筒体6は、中筒7と、後筒8と、内筒9とを備える組立体であるが、これに限定されず、後筒体6は一体部材であってもよい。
(前筒5)
前筒5は、前筒前部51と、前筒前部51から後方に延びる前筒後部52とを備える。
前筒5は、前筒前部51と、前筒前部51から後方に延びる前筒後部52とを備える。
前筒前部51は、後端から前側に向かって徐々に縮径し、前端に棒状部材101が繰り出される開口部58が設けられている。前筒前部51の内部を延びる前筒前孔部53aは、前筒後部52の内部を延びる前筒後孔部53bより径が小さい。前筒前孔部53aには、軸A方向に沿って延びる4本の直進案内溝54が設けられている。直進案内溝54は、開口部58のわずかに手前まで延びている。
前筒後部52の外面の前側には、円周に沿って前筒環状凸部55が設けられている。前筒後部52の内面の後側には、円周に沿って前筒環状凹部56が設けられ、その前筒環状凹部56が設けられている部分には、軸Aに沿って所定長さ延び且つ前筒環状凹部56よりも更に窪んだ、前筒係合凹部57が、円周上における軸Aを挟んで対向する2箇所(図2及び図4において1箇所のみ図示)に設けられている。
(後筒体6)
後筒体6は、上述したように中筒7と後筒8と内筒9とを備える組立体であるが、これに限定されず、中筒7と後筒8と内筒9とは一体部材であってもよい。中筒7と後筒8と内筒9とは、互いに回転不能且つ前後方向にも移動不能であり、一体となって前筒5に対して相対回転する。
後筒体6は、上述したように中筒7と後筒8と内筒9とを備える組立体であるが、これに限定されず、中筒7と後筒8と内筒9とは一体部材であってもよい。中筒7と後筒8と内筒9とは、互いに回転不能且つ前後方向にも移動不能であり、一体となって前筒5に対して相対回転する。
(中筒7)
中筒7は、中筒前部71と、中筒前部71から後方に延びる中筒後部72とを備える。
中筒7は、中筒前部71と、中筒前部71から後方に延びる中筒後部72とを備える。
中筒前部71の内面の前側には、円周に沿って中筒環状前凹部73が設けられている。前筒後部52が中筒前部71の内部に挿入されると、前筒環状凸部55が、中筒前部71の内面に設けられた中筒環状前凹部73と嵌合する。これにより、前筒5と中筒7とが互いに回転可能且つ前後に移動不能に連結される。
中筒後部72の外面の前側には、円周に沿って中筒環状凸部74が設けられている。中筒後部72の内面の前側には、円周に沿って中筒環状後凹部75が設けられ、中筒環状後凹部75が設けられている部分には、軸Aに沿って延びる中筒環状後凹部75よりも更に窪んだ、図4に示す中筒係合凹部76が、円周上における軸Aを挟んで対向する2箇所(図4において1箇所のみ図示)に設けられている。
また、中筒後部72の外面の中筒環状凸部74よりも後側には、図2に示す軸A方向に延びる複数の凸条部77が、周方向に等間隔で設けられている。
(後筒8)
後筒8は、外径は略一定であるが、内径側には、後側から、小径部82と、中径部83と、大径部84とが設けられている。小径部82と中径部83との間に段部85、中径部83と大径部84との間に段部86が形成されている。後筒8の前端の内周には、円周に沿って後筒環状凹部81が設けられている。
後筒8は、外径は略一定であるが、内径側には、後側から、小径部82と、中径部83と、大径部84とが設けられている。小径部82と中径部83との間に段部85、中径部83と大径部84との間に段部86が形成されている。後筒8の前端の内周には、円周に沿って後筒環状凹部81が設けられている。
大径部84の内面には、段部86から前側に向かって軸A方向に延びる複数の凹条部87が、周方向に等間隔で設けられている。
中筒7の中筒後部72が後筒8の内部に挿入されると、中筒環状凸部74が、後筒8の後筒環状凹部81と嵌合し、凹条部87が、前述の中筒後部72の外面に設けられた凸条部77と嵌合し、中筒7が後筒8に対して回転不能且つ前後に移動不能に連結される。
中径部83の内面には、段部85から前側に向かって軸A方向に延びる複数の凹条部88が、周方向に等間隔で設けられている。
(内筒9)
内筒9は、後筒8の中径部83の内部に配置され、後端91が、小径部82と中径部83との間の段部85と当接し、軸Aにおける後方向の移動が制限される。内筒9の内面の後側には、後述する雄ネジ部22と噛み合う雌ネジ部92が形成されている。
内筒9は、後筒8の中径部83の内部に配置され、後端91が、小径部82と中径部83との間の段部85と当接し、軸Aにおける後方向の移動が制限される。内筒9の内面の後側には、後述する雄ネジ部22と噛み合う雌ネジ部92が形成されている。
内筒9の外面には、後端から前側に向かって軸A方向に延びる複数の凸条部98が、周方向に等間隔で設けられている。
内筒9が後筒8の中径部83に挿入されると、凸条部98が後筒8の中径部83の内面に設けられた凹条部88と嵌合するので、内筒9は後筒8に対して回転不能に連結される。また、内筒9は、後端が後筒8の段部85、前端が中筒7の後端面によって挟まれるので、内筒9の前後への移動も制限される。
(軸部材2)
軸部材2は、円柱又は円筒状の軸部21と、軸部21から連続して軸部21の後方に延びる円筒状で外面に雄ネジが形成された雄ネジ部22と、軸部材2の前端に取り付けられた保持部材4とを備える。軸部21の後側の外面には、突起24が設けられている。雄ネジ部22の前側には外面に貫通孔25が設けられた延在筒部22aが延びている。軸部21の後側が延在筒部22aの内部に挿入されると、突起24が貫通孔25に嵌り、軸部21と雄ネジ部22とが互いに回転不能且つ軸A方向に移動不能に連結される。
雄ネジ部22は雌ネジ部92と噛み合う。また、雄ネジ部22は延在筒部22aより大径であるので、雄ネジ部22の前端面は、延在筒部22aを囲む円環形状となり、この前端面が後側押圧部23となっている。
軸部材2は、円柱又は円筒状の軸部21と、軸部21から連続して軸部21の後方に延びる円筒状で外面に雄ネジが形成された雄ネジ部22と、軸部材2の前端に取り付けられた保持部材4とを備える。軸部21の後側の外面には、突起24が設けられている。雄ネジ部22の前側には外面に貫通孔25が設けられた延在筒部22aが延びている。軸部21の後側が延在筒部22aの内部に挿入されると、突起24が貫通孔25に嵌り、軸部21と雄ネジ部22とが互いに回転不能且つ軸A方向に移動不能に連結される。
雄ネジ部22は雌ネジ部92と噛み合う。また、雄ネジ部22は延在筒部22aより大径であるので、雄ネジ部22の前端面は、延在筒部22aを囲む円環形状となり、この前端面が後側押圧部23となっている。
(保持部材4)
保持部材4は、軸部材2の外周に互いに均等な4か所より前側に延びる4つの部材で構成されている。保持部材4は軸Aと直交する断面で見ると、円柱部材に十字のすり割り溝が形成された形状である。図1に示すように棒状部材101は、4つの部材で構成される保持部材4に後端部分の外周を挟み込まれた状態で、軸部材2に保持される。また、保持部材4の後端は、前側押圧部41を構成している。
保持部材4は、軸部材2の外周に互いに均等な4か所より前側に延びる4つの部材で構成されている。保持部材4は軸Aと直交する断面で見ると、円柱部材に十字のすり割り溝が形成された形状である。図1に示すように棒状部材101は、4つの部材で構成される保持部材4に後端部分の外周を挟み込まれた状態で、軸部材2に保持される。また、保持部材4の後端は、前側押圧部41を構成している。
前筒5の後側に中筒7と後筒8とが取り付けられ、後筒8の内部に内筒9が配置されて外装筒1が形成される。外装筒1の前後に延びる孔部11に、軸部材2が配置されると、内筒9の雌ネジ部92と、軸部材2の雄ネジ部22とが噛み合い、保持部材4は、前筒5の直進案内溝54に嵌る。
(クラッチ組立体3)
クラッチ組立体3は、前側クラッチ組立体3A及び後側クラッチ組立体3Bの2つが設けられている。前側クラッチ組立体3Aと後側クラッチ組立体3Bとは、互いに前後方向の向きが異なる以外は同形であるので、区別して説明する必要のない場合、クラッチ組立体3として説明する。クラッチ組立体3は、バネ部材30と、クラッチ部材35とを備える。
クラッチ組立体3は、前側クラッチ組立体3A及び後側クラッチ組立体3Bの2つが設けられている。前側クラッチ組立体3Aと後側クラッチ組立体3Bとは、互いに前後方向の向きが異なる以外は同形であるので、区別して説明する必要のない場合、クラッチ組立体3として説明する。クラッチ組立体3は、バネ部材30と、クラッチ部材35とを備える。
(バネ部材30)
バネ部材30は樹脂製で、一端に配置された固定環部32と、他端に配置された移動環部33と、固定環部32と移動環部33との間に配置された複数(本実施形態では3個)の中間環部34と、固定環部32と中間環部34との間、中間環部34間、及び中間環部34と移動環部33との間を連結する連結部31とを有する。バネ部材30の材質は、樹脂製に限定されず、金属製であっても良い。
バネ部材30は樹脂製で、一端に配置された固定環部32と、他端に配置された移動環部33と、固定環部32と移動環部33との間に配置された複数(本実施形態では3個)の中間環部34と、固定環部32と中間環部34との間、中間環部34間、及び中間環部34と移動環部33との間を連結する連結部31とを有する。バネ部材30の材質は、樹脂製に限定されず、金属製であっても良い。
固定環部32は円筒形で、外面に円周に沿って固定環環状凸部32aが設けられている。更に固定環環状凸部32aが設けられている部分には、軸Aに沿って延び且つ固定環環状凸部32aよりも更に突出した固定環係合凸部32bが、円周上における軸Aを挟んで対向する2箇所に形成されている。
移動環部33は円筒形で、内面に、軸Aに沿って所定長さ延びる、移動環係合凹部33aが、円周方向に互いに均等な距離離間した4箇所に形成されている。更に、内面における移動環係合凹部33aよりも奥には、円周に沿って設けられた移動環環状凸部33bが形成されている。
中間環部34は、円形の輪の一部が切り欠かれたC字状の部材である。
連結部31は、固定環部32と、その固定環部32と軸A方向に隣り合う中間環部34との対向する側面の間、中間環部34と、その中間環部34と軸A方向に隣り合う中間環部34との対向する側面の間、中間環部34とその中間環部34と軸A方向に隣り合う移動環部33との対向する側面の間に、軸Aの延びる方向に対して斜めにかけ渡され、固定環部32と中間環部34との間、中間環部34間、及び中間環部34と移動環部33との間を連結する。
(クラッチ部材35)
クラッチ部材35は円筒形で、バネ部材30の内部に配置されている。クラッチ部材35には、バネ部材30の移動環部33側となる一端側の外面の端部の、円周方向において互いに等間隔で離間した4箇所に、クラッチ係合凸部36が形成されている。
クラッチ部材35の外面におけるクラッチ係合凸部36よりもわずかに他端側には、円周に沿ってクラッチ環状凹部37が形成されている。
更に、クラッチ部材35は、バネ部材30の固定環部32となる他端側の外面の端部に、円周方向の互いに等間隔で離間した4箇所から、軸A方向に突出したラチェット部38を備える。
クラッチ部材35は円筒形で、バネ部材30の内部に配置されている。クラッチ部材35には、バネ部材30の移動環部33側となる一端側の外面の端部の、円周方向において互いに等間隔で離間した4箇所に、クラッチ係合凸部36が形成されている。
クラッチ部材35の外面におけるクラッチ係合凸部36よりもわずかに他端側には、円周に沿ってクラッチ環状凹部37が形成されている。
更に、クラッチ部材35は、バネ部材30の固定環部32となる他端側の外面の端部に、円周方向の互いに等間隔で離間した4箇所から、軸A方向に突出したラチェット部38を備える。
クラッチ組立体3のバネ部材30の内部にクラッチ部材35が配置されると、クラッチ組立体3のクラッチ環状凹部37が、バネ部材30の移動環環状凸部33bに嵌合する。そして、クラッチ組立体3のクラッチ係合凸部36が、バネ部材30の移動環係合凹部33aに嵌合する。
これにより、クラッチ部材35がバネ部材30に対して回転不能になると共に、クラッチ部材35の他端とバネ部材30の他端とが固定される。そして、バネ部材30の他端側の端面と、クラッチ部材35の他端側の端面とが、一体となって、前側押圧部41又は後側押圧部23によって押圧される被押圧部39となる。
これにより、クラッチ部材35がバネ部材30に対して回転不能になると共に、クラッチ部材35の他端とバネ部材30の他端とが固定される。そして、バネ部材30の他端側の端面と、クラッチ部材35の他端側の端面とが、一体となって、前側押圧部41又は後側押圧部23によって押圧される被押圧部39となる。
(前側クラッチ組立体3A)
クラッチ組立体3のうちの前側クラッチ組立体3Aの固定環環状凸部32aは、前筒5の前筒環状凹部56に嵌合する。そして、固定環係合凸部32bは前筒係合凹部57に嵌合し、前筒5に対して前側クラッチ組立体3Aが回転不能になる。
クラッチ組立体3のうちの前側クラッチ組立体3Aの固定環環状凸部32aは、前筒5の前筒環状凹部56に嵌合する。そして、固定環係合凸部32bは前筒係合凹部57に嵌合し、前筒5に対して前側クラッチ組立体3Aが回転不能になる。
(後側クラッチ組立体3B)
クラッチ組立体3のうちの後側クラッチ組立体3Bの固定環環状凸部32aは、中筒7の中筒環状後凹部75に嵌合する。そして、固定環係合凸部32bは中筒係合凹部76に嵌合し、中筒7に対して後側クラッチ組立体3Bが回転不能になる。
なお、クラッチ組立体3は、上述したようにバネ部材30とクラッチ部材35を備える組立体であるが、第1実施形態のように別々に形成されたバネ部材30とクラッチ部材35とを組み立てたものに限定されず、例えば二色成形やインサート成形などにより、両者が一体部材として構成されたものも含まれる。
クラッチ組立体3のうちの後側クラッチ組立体3Bの固定環環状凸部32aは、中筒7の中筒環状後凹部75に嵌合する。そして、固定環係合凸部32bは中筒係合凹部76に嵌合し、中筒7に対して後側クラッチ組立体3Bが回転不能になる。
なお、クラッチ組立体3は、上述したようにバネ部材30とクラッチ部材35を備える組立体であるが、第1実施形態のように別々に形成されたバネ部材30とクラッチ部材35とを組み立てたものに限定されず、例えば二色成形やインサート成形などにより、両者が一体部材として構成されたものも含まれる。
図5は、第1実施形態の繰出容器100の動作を説明する図であり、(b)は軸部材2が前進の限界位置(上死点)にある状態、(c)は後退の限界位置(下死点)にある状態、(a)は、前進限界位置及び後退限界位置以外の進退可能位置にある状態を示す。
図5(a)の進退可能位置にある状態において、前筒5を後筒体6に対して、棒状部材101が繰り出されるように相対回転させる。
そうすると、雌ネジ部92(図5には不図示で図1等に示す)に対して雄ネジ部22が回転して軸部材2が前進する。
このとき、軸部材2の前端の保持部材4は、前筒5の直進案内溝54に沿って前筒5に対して前進する。
そうすると、雌ネジ部92(図5には不図示で図1等に示す)に対して雄ネジ部22が回転して軸部材2が前進する。
このとき、軸部材2の前端の保持部材4は、前筒5の直進案内溝54に沿って前筒5に対して前進する。
軸部材2が前進していくと、図5(b)に示すように、雄ネジ部22の前側に設けられた後側押圧部23が、後側クラッチ組立体3Bのバネ部材30の後端の後側被押圧部39Bを押圧する。
後側クラッチ組立体3Bのバネ部材30の固定環部32は中筒7に固定されているので、後側被押圧部39Bが押圧されるとバネ部材30が収縮する。
このとき、クラッチ部材35の後端とバネ部材30の移動環部33とは固定されているので、クラッチ部材35の後端は前側に押圧される。しかし、クラッチ部材35の前端は、固定環部32に固定されていないので、後側クラッチ組立体3Bのクラッチ部材35の前端のラチェット部38は、バネ部材30の前端より突出している状態から、更に前側に突出する。
なお、後側クラッチ組立体3Bのクラッチ部材35の後端が前側に押圧されていない状態で、クラッチ部材35の前端のラチェット部38は、バネ部材30の前端より突出していなくてもよい。その場合、クラッチ部材35の後端が前側に押圧されると、ラチェット部38は、バネ部材30の前端より突出していない状態から、前側に突出する。
後側クラッチ組立体3Bのバネ部材30の固定環部32は中筒7に固定されているので、後側被押圧部39Bが押圧されるとバネ部材30が収縮する。
このとき、クラッチ部材35の後端とバネ部材30の移動環部33とは固定されているので、クラッチ部材35の後端は前側に押圧される。しかし、クラッチ部材35の前端は、固定環部32に固定されていないので、後側クラッチ組立体3Bのクラッチ部材35の前端のラチェット部38は、バネ部材30の前端より突出している状態から、更に前側に突出する。
なお、後側クラッチ組立体3Bのクラッチ部材35の後端が前側に押圧されていない状態で、クラッチ部材35の前端のラチェット部38は、バネ部材30の前端より突出していなくてもよい。その場合、クラッチ部材35の後端が前側に押圧されると、ラチェット部38は、バネ部材30の前端より突出していない状態から、前側に突出する。
この状態で、前側クラッチ組立体3Aの前側被押圧部39Fは、保持部材4の後面に設けられた前側押圧部41によって押圧されていないので、前側クラッチ組立体3Aのラチェット部38は図5(a)の位置から移動しない。
後側クラッチ組立体3Bのラチェット部38は、前側クラッチ組立体3Aに対して相対回転しながら前進して前側クラッチ組立体3Aのラチェット部38と噛み合う。
そうすると前側クラッチ組立体3Aと後側クラッチ組立体3Bとのそれ以上の相対回転が規制される。ゆえに前筒5と後筒体6との相対回転も規制される。これにより、軸部材2の前進が限界位置(上死点)となる。
後側クラッチ組立体3Bのラチェット部38は、前側クラッチ組立体3Aに対して相対回転しながら前進して前側クラッチ組立体3Aのラチェット部38と噛み合う。
そうすると前側クラッチ組立体3Aと後側クラッチ組立体3Bとのそれ以上の相対回転が規制される。ゆえに前筒5と後筒体6との相対回転も規制される。これにより、軸部材2の前進が限界位置(上死点)となる。
なお、直進案内溝54が開口部58の手前までしかないので、保持部材4の前端が直進案内溝54の前端までくると、保持部材4及び軸部材2の前進は規制される。
ここで、本願のようなクラッチ組立体3が配置されていない場合、前筒5の後筒体6に対する回転は可能である。ゆえに、前筒5の後筒体6に対する相対回転を続けてしまう可能性がある。
そうすると、軸部材2の前端の前進が規制されているにもかかわらず、後端の雄ネジ部22は前進しようとするので、軸部21が撓んだり、軸部21に回転力が加わったりする。これにより、軸部21が破損したり、雌ネジ部92と雄ネジ部22との噛み合いが外れたりする可能性がある。
ここで、本願のようなクラッチ組立体3が配置されていない場合、前筒5の後筒体6に対する回転は可能である。ゆえに、前筒5の後筒体6に対する相対回転を続けてしまう可能性がある。
そうすると、軸部材2の前端の前進が規制されているにもかかわらず、後端の雄ネジ部22は前進しようとするので、軸部21が撓んだり、軸部21に回転力が加わったりする。これにより、軸部21が破損したり、雌ネジ部92と雄ネジ部22との噛み合いが外れたりする可能性がある。
しかし、第1実施形態によると、保持部材4の前端が直進案内溝54の前端までくるときと同時又はそれよりも前に、クラッチ組立体3によって前筒5の後筒体6に対する回転が規制される。したがって、前筒5の後筒体6に対する相対回転を続けてしまう可能性が低減され、軸部21への回転負荷が加わらず、軸部21が撓んだり、軸部21に回転力が加わったりすることがなく、軸部21が破損したり、雌ネジ部92と雄ネジ部22との噛み合いが外れたりする可能性が低減される。
更に、棒状部材101がアイブロウ、アイライナー等の比較的柔軟な部材の場合、軸部21の撓み等によって棒状部材101が折れたりする可能性があるが、実施形態の場合は、軸部21に回転力が加わったりすることがないため、そのような棒状部材101の折れ等が防止される。
更に、棒状部材101がアイブロウ、アイライナー等の比較的柔軟な部材の場合、軸部21の撓み等によって棒状部材101が折れたりする可能性があるが、実施形態の場合は、軸部21に回転力が加わったりすることがないため、そのような棒状部材101の折れ等が防止される。
第1実施形態の場合、特許文献1のような、軸部材に更に回転負荷が加わると係合突起が雌ネジ部の山部を乗り越えて隣の谷部に移動する際のカチカチというクラッチ音が発生しないため、静音性に優れている。更に、係合突起が衝突する際の振動が発生しないため、柔軟な棒状部材101が破損したり軸部材の前端(保持部材4)から離脱したりすることが防止される。
図5(a)の状態から図5(c)の状態にする場合も同様である。
図5(a)の進退可能位置にある状態において、前筒5を後筒体6に対して、棒状部材101が後退するように相対回転させる。
そうすると、雌ネジ部92(図5には不図示で図1等に示す)に対して雄ネジ部22が回転して軸部材2が後退する。
このとき、軸部材2の前端に固定された保持部材4は、前筒5の直進案内溝54に沿って前筒5に対して後退する。
図5(a)の進退可能位置にある状態において、前筒5を後筒体6に対して、棒状部材101が後退するように相対回転させる。
そうすると、雌ネジ部92(図5には不図示で図1等に示す)に対して雄ネジ部22が回転して軸部材2が後退する。
このとき、軸部材2の前端に固定された保持部材4は、前筒5の直進案内溝54に沿って前筒5に対して後退する。
軸部材2が後退していくと、図5(c)に示すように、保持部材4の後面である前側押圧部41が、前側クラッチ組立体3Aのバネ部材30の前端の前側被押圧部39Fを押圧する。
前側クラッチ組立体3Aのバネ部材30の固定環部32は前筒5に固定されているので、前側被押圧部39Fが押圧されるとバネ部材30が収縮する。
このとき、クラッチ部材35の前端とバネ部材30の移動環部33とは固定されているので、クラッチ部材35の前端は後側に押圧される。しかし、クラッチ部材35の後端は、固定環部32に固定されていないので、前側クラッチ組立体3Aのクラッチ部材35の後端のラチェット部38がバネ部材30の後端より突出している状態から、更に後側に突出する。
なお、前側クラッチ組立体3Aのクラッチ部材35の前端が後側に押圧されていない状態で、クラッチ部材35の後端のラチェット部38は、バネ部材30の後端より突出していなくてもよい。その場合、クラッチ部材35の前端が後側に押圧されると、ラチェット部38は、バネ部材30の後端より突出していない状態から、後側に突出する。
前側クラッチ組立体3Aのバネ部材30の固定環部32は前筒5に固定されているので、前側被押圧部39Fが押圧されるとバネ部材30が収縮する。
このとき、クラッチ部材35の前端とバネ部材30の移動環部33とは固定されているので、クラッチ部材35の前端は後側に押圧される。しかし、クラッチ部材35の後端は、固定環部32に固定されていないので、前側クラッチ組立体3Aのクラッチ部材35の後端のラチェット部38がバネ部材30の後端より突出している状態から、更に後側に突出する。
なお、前側クラッチ組立体3Aのクラッチ部材35の前端が後側に押圧されていない状態で、クラッチ部材35の後端のラチェット部38は、バネ部材30の後端より突出していなくてもよい。その場合、クラッチ部材35の前端が後側に押圧されると、ラチェット部38は、バネ部材30の後端より突出していない状態から、後側に突出する。
この状態で、後側クラッチ組立体3Bの後側被押圧部39Bは、雄ネジ部22の前側に設けられた後側押圧部23によって押圧されていないので、後側クラッチ組立体3Bのラチェット部38は図5(a)の位置から移動しない。
前側クラッチ組立体3Aのラチェット部38は、後側クラッチ組立体3Bに対して相対回転しながら後ろに移動して後側クラッチ組立体3Bのラチェット部38と噛み合う。
そうすると前側クラッチ組立体3Aと後側クラッチ組立体3Bとのこれ以上の相対回転が規制される。ゆえに前筒5と後筒体6との相対回転も規制される。これにより、軸部材2の後退が限界位置(下死点)となる。
前側クラッチ組立体3Aのラチェット部38は、後側クラッチ組立体3Bに対して相対回転しながら後ろに移動して後側クラッチ組立体3Bのラチェット部38と噛み合う。
そうすると前側クラッチ組立体3Aと後側クラッチ組立体3Bとのこれ以上の相対回転が規制される。ゆえに前筒5と後筒体6との相対回転も規制される。これにより、軸部材2の後退が限界位置(下死点)となる。
以上、この場合も、クラッチ組立体3によって前筒5の後筒体6に対する回転が規制される。したがって、前筒5の後筒体6に対する相対回転を続けてしまう可能性が低減され、軸部21への回転負荷が加わらず、軸部21が撓んだり、軸部21に回転力が加わったりすることがなく、軸部21が破損したり、雌ネジ部92と雄ネジ部22との噛み合いが外れたりする可能性が低減される。
更に、棒状部材101がアイブロウ、アイライナー等の比較的柔軟な部材の場合、軸部21の撓み等によって棒状部材101が折れたりする可能性があるが、実施形態の場合は、軸部21に回転力が加わったりすることがないため、そのような棒状部材101の折れ等が防止される。
また、特許文献1のような、軸部材に更に回転負荷が加わると係合突起が雌ネジ部の山部を乗り越えて隣の谷部に移動する際のカチカチというクラッチ音が発生しないため、静音性に優れている。更に、係合突起が衝突する際の振動が発生しないため、柔軟な棒状部材101が破損したり軸部材の前端(保持部材4)から離脱したりすることが防止される。
更に、棒状部材101がアイブロウ、アイライナー等の比較的柔軟な部材の場合、軸部21の撓み等によって棒状部材101が折れたりする可能性があるが、実施形態の場合は、軸部21に回転力が加わったりすることがないため、そのような棒状部材101の折れ等が防止される。
また、特許文献1のような、軸部材に更に回転負荷が加わると係合突起が雌ネジ部の山部を乗り越えて隣の谷部に移動する際のカチカチというクラッチ音が発生しないため、静音性に優れている。更に、係合突起が衝突する際の振動が発生しないため、柔軟な棒状部材101が破損したり軸部材の前端(保持部材4)から離脱したりすることが防止される。
以上、本発明の第1実施形態においては、クラッチ組立体3として、前側クラッチ組立体3A及び後側クラッチ組立体3Bの2つが設けられ、前側クラッチ組立体3Aと後側クラッチ組立体3Bとの一方に対して、他方は、一方の回転を規制する規制部として機能する。
しかし、本発明はこれに限定されず、前側クラッチ組立体3Aと後側クラッチ組立体3Bの一方のみ備え、他方のクラッチ組立体の代わりに、一方のクラッチ組立体に対して相対回転を規制できるラチェット部のみ規制部として配置されていてもよい。
しかし、本発明はこれに限定されず、前側クラッチ組立体3Aと後側クラッチ組立体3Bの一方のみ備え、他方のクラッチ組立体の代わりに、一方のクラッチ組立体に対して相対回転を規制できるラチェット部のみ規制部として配置されていてもよい。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図6は、第2実施形態の棒状部材101の繰出容器200の部分断面図である。
第2実施形態の繰出容器200が第1実施形態の繰出容器100と異なる点は、軸部材202の延びる方向である軸B方向が折れ曲がり、軸部材202の一部である軸部221がバネ状体(スプリング)で形成されている点と、前筒5の中心軸B1と後筒8の中心軸B2とが同一直線上になく、前筒5の中心軸B1が後筒8の中心軸B2に対して所定角度で傾いている点である。その他の第1実施形態と同一の構造については同一の符号を付し、説明を省略する。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図6は、第2実施形態の棒状部材101の繰出容器200の部分断面図である。
第2実施形態の繰出容器200が第1実施形態の繰出容器100と異なる点は、軸部材202の延びる方向である軸B方向が折れ曲がり、軸部材202の一部である軸部221がバネ状体(スプリング)で形成されている点と、前筒5の中心軸B1と後筒8の中心軸B2とが同一直線上になく、前筒5の中心軸B1が後筒8の中心軸B2に対して所定角度で傾いている点である。その他の第1実施形態と同一の構造については同一の符号を付し、説明を省略する。
保持部材4は、後端から後側に延びる延在部225を備え、雄ネジ部22は、前端から前側に延びる延在部224を備える。バネ状体である軸部221の前端の内径側に、保持部材4の後端から延びる延在部225が圧入され、軸部221の後端の内径側に、雄ネジ部22の前端から延びる延在部224が圧入されている。これにより、軸部221と、保持部材4と、雄ネジ部22とが一体となっている。
このように、軸部材202の一部がバネ状体で形成されることで、繰出容器200の操作時に前筒5の中心軸B1と後筒8の中心軸B2が同一直線上にない外装筒1の内部を、軸部221が外装筒1の内部の形状にあわせて折れ曲がり前進又は後退することができる。
このように、軸部材202の一部がバネ状体で形成されることで、繰出容器200の操作時に前筒5の中心軸B1と後筒8の中心軸B2が同一直線上にない外装筒1の内部を、軸部221が外装筒1の内部の形状にあわせて折れ曲がり前進又は後退することができる。
第1実施形態の繰出容器100の場合、棒状部材101は、繰出容器100において使用者が把持する後筒8の中心軸と同軸上に延びている。このため、棒状部材101を接触させる接触部分の位置や形状によっては、棒状部材101を接触部分に接触させにくい場合がある。
しかし、第2実施形態の繰出容器200によると、棒状部材101が後筒8の中心軸の延びる方向に対して傾いているので、使用者が後筒8を把持した状態で、第1実施形態の繰出容器100では接触させにくかった部分に、棒状部材101を接触し易くできる場合があり、使い易い(持ち易い)。
しかし、第2実施形態の繰出容器200によると、棒状部材101が後筒8の中心軸の延びる方向に対して傾いているので、使用者が後筒8を把持した状態で、第1実施形態の繰出容器100では接触させにくかった部分に、棒状部材101を接触し易くできる場合があり、使い易い(持ち易い)。
第2実施形態も、前側クラッチ組立体3Aと後側クラッチ組立体3Bとを備える。そして前側クラッチ組立体3Aと後側クラッチ組立体3Bとによって前筒5の後筒体6に対する回転が規制される。したがって、前筒5の後筒体6に対する相対回転を続けてしまう可能性が低減され、軸部221への回転負荷が加わらず、軸部221が撓んだり、軸部221に回転力が加わったりすることがなく、軸部221が破損したり、雌ネジ部92と雄ネジ部22との噛み合いが外れたりする可能性が低減される。また、軸部221と延在部224及び延在部225との圧入部の嵌合が摩耗等により破損しない。
更に、棒状部材101がアイブロウ、アイライナー等の比較的柔軟な部材の場合、軸部21の撓み等によって棒状部材101が折れたりする可能性があるが、実施形態の場合は、軸部21に回転力が加わったりすることがないため、棒状部材101の折れ等が防止される。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図7は、第3実施形態の繰出容器300の中央部の斜視図であり、一部の部材を断面で示す。図8は、繰出容器300の中央部の、一部の部材の断面斜視図である。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図7は、第3実施形態の繰出容器300の中央部の斜視図であり、一部の部材を断面で示す。図8は、繰出容器300の中央部の、一部の部材の断面斜視図である。
第3実施形態の繰出容器300が第1実施形態の繰出容器100と異なるのは、クラッチ組立体303の構造、並びに、クラッチ組立体303を受ける前筒5の前筒後部352の内面の溝構造及び中筒7の中筒後部372の内面の溝構造である。それ以外の構造は第1実施形態と同様であるので、同一の符号を付して説明を省略する。
(クラッチ組立体303)
クラッチ組立体303として、前側クラッチ組立体303A及び後側クラッチ組立体303Bの2つが設けられ、それぞれがバネ部材330とクラッチ部材335とを備える点は第1実施形態と同様である。
クラッチ組立体303として、前側クラッチ組立体303A及び後側クラッチ組立体303Bの2つが設けられ、それぞれがバネ部材330とクラッチ部材335とを備える点は第1実施形態と同様である。
(バネ部材330)
バネ部材330は、一端に配置された固定環部332と、他端に配置された移動環部333と、固定環部332と移動環部333との間を螺旋状に延びる螺旋部331とを有する。
バネ部材330は、一端に配置された固定環部332と、他端に配置された移動環部333と、固定環部332と移動環部333との間を螺旋状に延びる螺旋部331とを有する。
固定環部332は、後筒体6又は前筒5の一方に対して前後に移動不能に配置される。固定環部332は、大径部332cと、大径部332cから螺旋部331側に延びる小径部332dとを備え、小径部332dの外面には円周に沿って固定環環状凸部332aが設けられている。
移動環部333は円筒形である。
螺旋部331は、固定環部332と移動環部333との間を螺旋状に連結するバネ部である。
移動環部333は円筒形である。
螺旋部331は、固定環部332と移動環部333との間を螺旋状に連結するバネ部である。
(クラッチ部材335)
クラッチ部材335は、筒部335aと、筒部335aの他端側に配置された円板部335bとを有し、このクラッチ部材335には、軸A方向に延びる挿通孔が設けられている。筒部335aは、バネ部材330の内部に配置される。円板部335bは、バネ部材330の移動環部333側となる他端側の端面に接して配置される。
円板部335bの外面には、円周方向において互いに等間隔で離間した4箇所に、案内凹部336が形成されている。
クラッチ部材335は、筒部335aと、筒部335aの他端側に配置された円板部335bとを有し、このクラッチ部材335には、軸A方向に延びる挿通孔が設けられている。筒部335aは、バネ部材330の内部に配置される。円板部335bは、バネ部材330の移動環部333側となる他端側の端面に接して配置される。
円板部335bの外面には、円周方向において互いに等間隔で離間した4箇所に、案内凹部336が形成されている。
更に、クラッチ部材335は、バネ部材330の固定環部332となる一端側の外面の端部に、円周方向の互いに等間隔で離間した4箇所から、第1実施形態と同様に軸A方向に突出したラチェット部338を備える。
図8に示すように、前筒後部352の内面の後側には、円周に沿って前筒環状凹部356が設けられている。また、前筒後部352の内面の前筒環状凹部356よりも前側には、円周方向において互いに等間隔で離間した4箇所に、軸A方向に延びる案内凸条357が設けられている。
中筒後部372の内面の前側には、円周に沿って中筒環状後凹部375が設けられている。また、中筒後部372の外面の中筒環状後凹部375よりも後側には、円周方向において互いに等間隔で離間した4箇所に、軸A方向に延びる案内凸条376が設けられている。
バネ部材330の内部にクラッチ部材335を配置して、円板部335bを移動環部333の端面に当接させた状態のクラッチ組立体303を、外装筒1の孔部11の内部に配置する。
このとき、前側クラッチ組立体303Aは、案内凹部336が前筒後部352の案内凸条357に嵌るように配置する。後側クラッチ組立体303Bは、案内凹部336が中筒後部372の案内凸条376に嵌るように配置する。
このとき、前側クラッチ組立体303Aは、案内凹部336が前筒後部352の案内凸条357に嵌るように配置する。後側クラッチ組立体303Bは、案内凹部336が中筒後部372の案内凸条376に嵌るように配置する。
これにより、前側クラッチ組立体303Aのクラッチ部材335は、前筒5に対して前後に移動可能且つ回転不能になる。後側クラッチ組立体303Bのクラッチ部材335は、中筒7に対して前後に移動可能且つ回転不能になる。
そして、前側クラッチ組立体303Aのクラッチ部材335の円板部335bは前側押圧部41(図7に図示)によって押圧される被押圧部339Fとなる。前側クラッチ組立体303Aにおいて、被押圧部339Fが前側押圧部41によって後側に押圧されると、クラッチ部材335は回転せずに軸A方向に後方に直進する。これにより、円板部335bが押圧されて、それと共にバネ部材330の移動環部333が押圧されて螺旋部331が圧縮し、ラチェット部38が大径部332cの端面よりも後方に更に突出する。
後側クラッチ組立体303Bのクラッチ部材335の円板部335bは後側押圧部23(図1に図示)によって押圧される被押圧部339Bとなる。後側クラッチ組立体303Bにおいて、被押圧部339Bが後側押圧部23によって押圧されると、クラッチ部材335は回転せずに軸A方向に前方に直進する。これにより、円板部335bが押圧されて、それと共にバネ部材330の移動環部333が押圧されて螺旋部331が圧縮し、ラチェット部338が大径部332cの端面よりも前方に更に突出する。
以上、第3実施形態の繰出容器300においても、前側クラッチ組立体303Aと後側クラッチ組立体303Bとを備える。そして前側クラッチ組立体303Aと後側クラッチ組立体303Bとによって前筒5の後筒体6に対する回転が規制される。
したがって、前筒5と後筒体6との過剰な相対回転の可能性が低減される。ゆえに、軸部21への回転負荷が加わらず、軸部21が撓んだり、軸部21に回転力が加わったりすることがなく、軸部21が破損したり、雌ネジ部92と雄ネジ部22との噛み合いが外れたりする可能性が低減される。
したがって、前筒5と後筒体6との過剰な相対回転の可能性が低減される。ゆえに、軸部21への回転負荷が加わらず、軸部21が撓んだり、軸部21に回転力が加わったりすることがなく、軸部21が破損したり、雌ネジ部92と雄ネジ部22との噛み合いが外れたりする可能性が低減される。
更に、棒状部材101がアイブロウ、アイライナー等の比較的柔軟な部材の場合、軸部21の撓み等によって棒状部材101が折れたりする可能性があるが、実施形態の場合は、軸部21に回転力が加わったりすることがないため、棒状部材101の折れ等が防止される。
以上、本発明の実施形態について説明した。本発明は、小径且つ比較的柔軟な棒状部材に対して利用可能であり、アイブロウ、アイライナー、軟質色鉛筆芯等のみならず、棒状の消しゴムや、固形のりにも利用可能である。
第1、第2、第3実施形態においては、バネ部材とクラッチ部材とがクラッチ組立体を構成していたが、これに限定されず、バネ部材とクラッチ部材とが別々に配置されていても良い。
また、クラッチ部材におけるラチェット部の数は、少なくとも1つあれば良く、ラチェット部の形状は、第1、第2、第3実施形態において側面視で略長方形であるが、これに限らず、クラッチ部材の相対回転が規制されれば、側面視で略三角形等の形状であっても良い。
第1、第2、第3実施形態においては、バネ部材とクラッチ部材とがクラッチ組立体を構成していたが、これに限定されず、バネ部材とクラッチ部材とが別々に配置されていても良い。
また、クラッチ部材におけるラチェット部の数は、少なくとも1つあれば良く、ラチェット部の形状は、第1、第2、第3実施形態において側面視で略長方形であるが、これに限らず、クラッチ部材の相対回転が規制されれば、側面視で略三角形等の形状であっても良い。
1 外装筒
11 孔部
2,202 軸部材
21,221 軸部
22 雄ネジ部
23 後側押圧部
3,303 クラッチ組立体
3A,303A 前側クラッチ組立体
3B,303B 後側クラッチ組立体
30,330 バネ部材
35,335 クラッチ部材
38,338 ラチェット部
39,39F,39B,339F,339B 被押圧部
4 保持部材
41 前側押圧部
5 前筒
54 直進案内溝
58 開口部
6 後筒体
7 中筒
8 後筒
9 内筒
92 雌ネジ部
100,200,300 繰出容器
101 棒状部材
11 孔部
2,202 軸部材
21,221 軸部
22 雄ネジ部
23 後側押圧部
3,303 クラッチ組立体
3A,303A 前側クラッチ組立体
3B,303B 後側クラッチ組立体
30,330 バネ部材
35,335 クラッチ部材
38,338 ラチェット部
39,39F,39B,339F,339B 被押圧部
4 保持部材
41 前側押圧部
5 前筒
54 直進案内溝
58 開口部
6 後筒体
7 中筒
8 後筒
9 内筒
92 雌ネジ部
100,200,300 繰出容器
101 棒状部材
Claims (5)
- 内周に雌ネジ部が形成された後筒体、及び、前記後筒体に対して相対回転可能に連結された前筒を有する外装筒と、
前記外装筒の内部の孔部に配置され前端に棒状部材を保持する軸部材であって、軸部、前記軸部の後側に設けられた、前記雌ネジ部と噛み合う雄ネジ部、及び、前記軸部の外周に設けられた押圧部を有し前記前筒と共に前記後筒体に対して相対回転しつつ、前記孔部を前後に移動する軸部材と、
前後に伸縮可能で、一端が前記後筒体又は前記前筒の一方に対して回転不能且つ前後に移動不能に固定され、他端が前記一方に対して前後に移動可能なバネ部材、及び、
前記バネ部材の内部に配置され、他端が前記バネ部材の他端と固定されて、該バネ部材の他端とで被押圧部を構成し、一端にラチェット部が形成され、一端が前記後筒体又は前記前筒の一方に対して回転不能且つ前記バネ部材の一端に対して、前後に移動可能なクラッチ部材、を有し、前記軸部材の外周に装着されるクラッチ組立体と、を備え、
前記前筒と前記後筒体との相対回転による前記軸部材の前進又は後退によって、前記押圧部が前進又は後退して前記被押圧部を押圧すると、
前記バネ部材が収縮して、前記ラチェット部の一端が前記バネ部材の一端から突出し、又は、前記ラチェット部の一端が前記バネ部材の一端から突出する突出量が増加し、前記後筒体又は前記前筒の他方に対して回転不能に設けられた規制部と係合し、前記ラチェット部の相対回転が規制される、
棒状部材の繰出容器。 - 前記クラッチ組立体は、
前記バネ部材の一端が、前記後筒体に対して、回転不能及び前後に移動不能に固定された後側クラッチ組立体と、
前記バネ部材の一端が、前記前筒に対して、回転不能及び前後に移動不能に固定された前側クラッチ組立体と、を備え、
前記後側クラッチ組立体又は前記前側クラッチ組立体の一方の前記ラチェット部は、前記規制部としての前記後側クラッチ組立体又は前記前側クラッチ組立体の他方の前記ラチェット部と係合し、前記ラチェット部の相対回転が規制される、
請求項1に記載の棒状部材の繰出容器。 - 前記後筒体は、
前記前筒に対して回転可能に連結され、前記後側クラッチ組立体の前記バネ部材の前端を回転及び前後に移動不能に固定する中筒と、
前記中筒の後側に連結された後筒と、
前記後筒の内部に配置され、内周に前記雌ネジ部が形成された内筒と、を備える、
請求項2に記載の棒状部材出容器。 - 内周に雌ネジ部が形成された後筒体、及び、前記後筒体に対して相対回転可能に連結された前筒を有する外装筒と、
前記外装筒の内部の孔部に配置され前端に棒状部材を保持する軸部材であって、軸部、前記軸部の後側に設けられた、前記雌ネジ部と噛み合う雄ネジ部、及び、前記軸部の外周に設けられた押圧部を有し前記前筒と共に前記後筒体に対して相対回転しつつ、前記孔部を前後に移動する軸部材と、
他端が被押圧部を構成し一端にラチェット部が形成され、前記後筒体又は前記前筒の一方に対して回転不能且つ前後に移動可能なクラッチ部材と、
一端が前記後筒体又は前記前筒の一方に対して前後に移動不能に配置され、他端が前記クラッチ部材の他端側と共に前後に移動して伸縮可能なバネ部材と、を備え、
前記前筒と前記後筒体との相対回転による前記軸部材の前進又は後退によって、前記押圧部が前進又は後退して前記被押圧部を押圧すると、
前記ラチェット部が前進又は後退し、前記後筒体又は前記前筒の他方に対して回転不能に設けられた規制部と係合し、前記ラチェット部の相対回転が規制される、
棒状部材の繰出容器。 - 前記軸部の少なくとも一部がスプリングであり、前記前筒が前記後筒体に対して傾いている、
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の棒状部材出容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022097533A JP2023183800A (ja) | 2022-06-16 | 2022-06-16 | 棒状部材の繰出容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022097533A JP2023183800A (ja) | 2022-06-16 | 2022-06-16 | 棒状部材の繰出容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023183800A true JP2023183800A (ja) | 2023-12-28 |
Family
ID=89333919
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022097533A Pending JP2023183800A (ja) | 2022-06-16 | 2022-06-16 | 棒状部材の繰出容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2023183800A (ja) |
-
2022
- 2022-06-16 JP JP2022097533A patent/JP2023183800A/ja active Pending
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