JP2001054426A - 両軸繰出機構及びこれを有する容器 - Google Patents

両軸繰出機構及びこれを有する容器

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JP2001054426A
JP2001054426A JP2000216850A JP2000216850A JP2001054426A JP 2001054426 A JP2001054426 A JP 2001054426A JP 2000216850 A JP2000216850 A JP 2000216850A JP 2000216850 A JP2000216850 A JP 2000216850A JP 2001054426 A JP2001054426 A JP 2001054426A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数が少なくてすみ製造コストを低減で
きる両軸繰出機構及ぴこれを有する容器を提供する。 【解決手段】 本発明の両軸繰出式棒状材容器100
は、内孔にメネジ133を有する中間筒105と、この
両端にそれぞれ回動自在に連結された端筒101、及び
107とを備える。また、中間筒105及び端筒10
1、107内には、軸方向に進退する押棒103を備え
る。押棒103は、上記メネジ133と螺合するオネジ
121を有するとともに、両端部に棒状材保持用のチャ
ック117を有する。押棒103と、それぞれの端筒1
01、107との間に同期係合部(バット119、同期
係合溝113)が設けられていることを特徴とする。な
お、中間筒側に同期係合部を設け、端筒側にメネジを設
けてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、棒状化粧材(アイ
ライナーやアイブロウ、アイシャドウ、口紅)等の棒状
材を容器の両端から繰り出し・引き込みできる両軸繰出
式棒状材容器に関する。特には部品点数が少なく製造コ
ストを低減できる両軸繰出式棒状材容器に関する。な
お、本発明は化粧材を主に念頭においたものではある
が、その他の棒状材(糊、鉛筆等)の繰出容器にも適用
できる。また、本発明は、そのような両軸繰出式棒状化
粧材容器等の繰出機構として好適な両軸繰出機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図11は、実公昭63−29454号に
開示された両軸繰出式棒状材容器の断面図である。この
両軸繰出式棒状材容器の詳しい説明は省略するが、同容
器を構成する部品は、キャップを除いても、第1芯筒9
06、第1摺動体909(チャック910一体)、中具
927、コイル体913、軸筒926、軸杆924(チ
ャック923一体)、ストッパー914、ワッシャー9
18、ネジ筒901、スプリング917、第2芯筒91
5の11点にも達する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図11の棒状化粧材容
器のように多数の部品を使用していたのでは、部品の製
造コスト及び組み立てコストが増大し、とても使い捨て
の繰出容器としては間尺に合わなくなる。本発明は、部
品点数が少なくてすみ製造コストを低減できる両軸繰出
機構及ぴこれを有する容器を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の両軸繰出機構は、中間筒内に該筒と螺合す
る押棒を配設し、該中間筒の両端にそれぞれ回動自在に
端筒を連結し、該端筒に貫通孔を挿通するとともに押棒
と同期回転する同期係合部を設けたことを特徴とする。
また、内孔に同期係合部を有する中間筒と、該中間筒の
両端にそれぞれ回動自在に連結されるとともに貫通する
内孔部に螺旋部を有する端筒とを有し、該螺旋部と螺合
するとともに該中間筒と同期回転する押棒を内挿したこ
とを特徴とする。なお、本発明においてメネジ、オネジ
は、同様の働きをするネジ状の突起(1個でもよい)又
は溝をも含むものである。
【0005】また、本発明の両軸繰出機構は、 内孔に
メネジを有する中間筒と、 この中間筒の両端に、それ
ぞれ回動自在に連結された端筒と、 上記メネジと螺合
するオネジを有し、中間筒及ぴ端筒内で進退する押棒
と、を備え; 押棒と、それぞれの端筒との間に同期係
合部が設けられており、 上記中間筒と端筒とを相対的
に回動させることにより上記押棒を進退させることを特
徴とする。また、内孔に同期係合部を有する中間筒と、
この中間筒の両端にそれぞれ回動自在に連結されてい
るとともに、内孔にメネジを有する端筒と、 上記メネ
ジと螺合するオネジを有するとともに、上記同期係合孔
と同期係合する押棒と、を備え; 上記中間筒と端筒と
を相対的に回動させることにより上記押棒を進退させる
ことを特徴とする。
【0006】本発明の両軸繰出式棒状材容器は、 内孔
にメネジを有する中間筒と、 この中間筒の両端に、そ
れぞれ回動自在に連結された端筒と、 上記中間筒及ぴ
端筒内で進退する押棒であって、上記メネジと螺合する
オネジを有するとともに、両端部に棒状材保持用のチャ
ック又は備品の設けられた押棒と、を備え; 押棒(チ
ャック等含む)と、それぞれの端筒との間に同期係合部
が設けられていることを特徴とする。ここで、中間筒側
に同期係合部を設け、端筒側にメネジを設けてもよい。
【0007】押棒を端筒又は中間筒の一方と同期係合さ
せ、他方と螺合させているので、端筒と中間筒を相対的
に回動させることにより、押棒を両筒内で軸方向に進退
させることができる。この場合、一般的には、中間筒1
本、端筒2本、押棒1本(チャック1個一体化)、及
び、別体チャック1個の計5部品で両軸繰出式棒状材容
器を形成できる。あるいは、押棒とチャック2個を一体
化した場合には、部品数はさらに1個減って4部品とな
る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の1態様の両軸繰出機構
は、 内孔にメネジを有する中間筒と、 この中間筒の
両端にそれぞれ回動自在に連結されているとともに、内
孔に同期係合溝を有する端筒と、 一群の突起が外面に
突設されている押棒と、を備え:上記一群の突起が、上
記メネジと螺合するオネジの役割と、上記同期係合溝と
係合する縦リブとしての役割の双方を果し、 上記中間
筒と端筒とを相対的に回動させることにより上記押棒を
進退させることを特徴とする。また本発明の1態様の両
軸繰出式棒状化粧材容器は、内孔にメネジを有する中間
筒と、 この中間筒の両端にそれぞれ回動自在に連結さ
れているとともに、内孔に同期係合溝を有する端筒と、
一群の突起が外面に突設されているとともに、両端に
それぞれチャック又は備品が設けられている押棒と、を
備え; 上記一群の突起が、上記メネジと螺合するオネ
ジの役割と、上記同期係合溝と係合する縦リブとしての
役割の双方を果し、 上記中間筒と端筒とを相対的に回
動させることにより上記押棒を進退させることを特徴と
する。
【0009】すなわち、押棒の外周に、仮想のスパイラ
ル空間の一部を占めるように、かつ列状に一群の突起を
配して、これらの突起群を選択的に組合せることによ
り、これらの突起は、オネジの役割と、同期係合縦リブ
の役割のいずれをも果す。一般のオネジの場合は、同期
係合縦リブをオネジ外径よりも大きくしなければならな
いが、本態様では、当然のことながら、オネジとリブが
同径ですむので、容器の径を細くすることができる。ま
た、このような押棒を割型で成形すれば、金型の加工が
簡単ですむ。また、リード角の低いネジを形成する場合
にも、ネジのアンダーカットが生じるおそれがない。
【0010】本発明の両軸繰出式棒状材容器において
は、 上記押棒の両端部にそれぞれストッパーが形成さ
れており、 上記中間筒には、その内孔に突出している
段部が形成されており、 該ストッパーが該段部と当接
して上記押棒のストローク限が定まることが好ましい。
なお、本発明でいうストッパーとは、押棒やチャック上
に形成された突起、バット、チャックの根元を含むもの
である。
【0011】最も簡単なストローク限の定め方として
は、押棒先端のチャックを端筒の内孔の細くなっている
部分(段)に当接させ、押棒がそれ以上前進できないよ
うにする方法がある。しかし、この場合、容器の使用者
が、前進限で無理に繰り出そうとすると、端筒が前に押
されて、端筒が中間筒から外れてしまう(連結解除の)
おそれがある。しかし、この態様では、そのような場合
でも、押棒の前進力は直接端筒に働くことはないので、
端筒外れを防止できる。
【0012】さらに、本発明の両軸繰出式棒状材容器に
おいては、上記ストッパーがベンドストッパーであっ
て、 組立時に該ストッパーが上記メネジを通過する際
は該ストッパーは内側にベンドし、組立後は該ストッパ
ーが外側に張り出して該メネジを通過不能となることが
好ましい。このようなベンドストッパーであれば、押棒
に一体化しても、メネジその他の部品と組み立てが可能
である。この態様の場合、押棒とチャックとを一体化し
易いため、部品点数は最低4(中間筒、端筒2、押棒
1)である。
【0013】本発明の両軸繰出式棒状材容器において
は、上記中間筒がプラスチック成形品であり、 該中間
筒内孔のメネジが、軸方向に1山のみ形成されたメネジ
状突起であり、 このメネジ状突起が、該中間筒内孔の
上下から挿入される2本の金型コアピンの端面間におい
て、該中間筒と一体に成形されていることが好ましい。
【0014】このように成形すれば、メネジ一体の中間
筒を能率よく製造できる。また、コアピンの回転抜き出
しや、ストリッパー方式に伴う以下のような問題点のな
い、好ましい形状のメネジを成形できる。すなわち、コ
アピンの回転抜き出し法は、成形品取出しに比較的時間
がかかるのと、金型の仕組みが複雑になることから、部
品のコストが高くなる。ストリッパー方式では、ネジの
リード角が低く(ネジが細く)かつネジ山が高い(しっ
かりした)ネジを成形することは、一般的にはできな
い。
【0015】本発明の両軸繰出式棒状材容器において
は、上記一群の突起が、上記メネジと螺合する仮想のス
パイラル空間内に延びる舟形形状を有することが好まし
い。
【0016】舟形とは、長手方向の前と後ろが船の舳先
のように細くなっているとの意味である。このようにな
っていると、突起がメネジとかみ合う時に、引っかかり
なくスムーズにかみ合う。特に、メネジが切れ目によっ
て分断されているような場合は、この効果は大きい。ま
た、舟形突起の長さを切れ目の巾よりも長くしておけ
ば、常に螺合が外れることなく、ネジのかみ合いがスム
ーズで、カチカチ音がしたり、回転が引っかかるような
ことがない。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照しつつさらに詳しく説明す
る。図1は、本発明の1実施例に係る両軸繰出式棒状材
容器の側面断面図である。図1の両軸繰出式棒状材容器
100は、図の上から下に向かって、端筒A101、押
棒103(チャックA117一体物)、中間筒105、
端筒B107及びチャックB108の5部品で構成され
ている。
【0018】端筒A101は、内孔111を有するバイ
ブ状の部品である。上半分が肉厚のつまみ部120とな
っており、下半分が中間筒105への挿入部127とな
っている。内孔111内は、チャックA117が軸方向
に摺動ずる。チャックA117に保持される棒状化粧材
(図示されず)は、先端口110から繰り出し・引き込
みされる。内孔111内には、軸方向に延びる同期係合
溝113が切られており、この溝113内を、チャック
A117外面に突設されているバット119が軸方向に
摺動し、端筒A101と押棒103とが同期係合(一般
的には回動不能・軸方向摺動自在)する。なお、内孔1
11は、先端口110に近づくに従い細くなる。また、
同期係合溝113は、内孔110の手前で途切れてい
る。したがって、チャックA117(バット119含
む)は、内孔110の手前でそれ以上前進できなくな
る。
【0019】端筒101の挿入部127は、上述のよう
に、中間筒105の連結部126の内孔内に挿入され
る。両者の挿入部(連結部)には、環状の凹凸125が
形成されており、両筒101と105を回動自在に連結
する。なお、中間筒105の先端と端筒A101の段部
123との間は軽く接触するかわずかに隙間が開く程度
である。図の下部に示されている端筒B107は、端筒
A101と対称で同一形状・寸法である。図中、同じ数
字にダッシュのついた符号で示す部品・部分は同じもの
である。
【0020】押棒103は、その上端部にチャックA1
17が一体に成形されており、その他の外周部分は全長
にわたってオネジ121が切られている。押棒103の
下端には、別体のチャックB108が取り付けられてい
る。この取り付けは、チャックB108から突出する芯
軸141と、押棒103下端面に掘り込まれた芯穴14
2の嵌合及び接着による。
【0021】図1では、上下のチャックA117、チャ
ックB108は同じ形状・寸法である。凹部115に棒
状化粧材(図示されず)の尾部をくわえて棒状化粧材を
保持する。チャック外周に突設されたバット119(羽
根状の出っ張り)は、上述のように端筒A、Bの同期係
合溝113と同期係合する。ここで、押棒103のオネ
ジ121の外径は、内孔111の内径よりやや小で、バ
ット119はオネジ121よりも外側に出っ張っている
(そうでないと同期係合溝113の中に入らない)。し
たがって、チャックB108を中間筒105のメネジ1
33に通すことができないため、チャックB108を別
体として、押棒103をメネジ133に通した後に、チ
ャックB108を押棒103の下端に取り付けることと
している。
【0022】中間筒105は、全体として同径のパイプ
状のものである。上下方向の中段部は、肉厚のメネジ部
131となっており、メネジ133が形成されている。
このメネジ133は、上述のように、押棒103のオネ
ジ121と螺合する。
【0023】図1の両軸繰出式棒状材容器100の一般
的な組立て手順は次のとおりである。 押棒103を中間筒105内に挿入してネジ込む。 押棒103の下端部を中間筒105の下側に出し
て、押棒103にチャックB108を取り付ける。 端筒A101、端筒B107を、それぞれ中間筒1
05に差し込む。このとき、チャックのバット119を
端筒の同期係合溝113に合わせる。
【0024】組み立て後、それぞれの端筒101又は1
08と中間筒105とを相対的に回動させる(例えばど
ちらかを固定しどちらかを回す)と、端筒と同期係合し
ている押棒103と中間筒のメネジ133とが回って押
棒103が繰り出し・引き込みされる。なお、押棒10
3は1本物であるので、棒状化粧材の片方が繰り出され
るときは他方は引き込まれる。
【0025】図2は、本発明の他の1実施例(端筒メネ
ジ型)に係る両軸繰出式棒状材容器を示す断面図であ
る。(A)は全体の側面断面図、(B)はBB断面図で
ある。図2と図1において、下2桁が同じ符号(例えば
201と101)で示されている部品、部分は同じ名称
のものである。図2の両軸繰出式棒状材容器200も、
図の上から下に向かって、端筒A201、押棒203
(チャックA217一体物)、中間筒205、端筒B2
07及びチャックB208の5部品で構成されている。
【0026】図2の両軸繰出式棒状材容器200が図1
の両軸繰出式棒状材容器と異なる点は以下である。 (1)中間筒205内面には同期係合孔234があり、
これと押棒203とが同期係合する。すなわち、図2
(B)に示されているように、中間筒205の同期係合
部232には、小判型の同期係合孔234が形成されて
おり、これに同じく小判型の押棒軸体228が嵌合して
いる。両者の形状から、押棒軸体228は、同期係合孔
234内に回動不能(軸方向摺動自在)である。したが
って、押棒203と中間筒205が同期係合する。な
お、軸体228と同期係合孔234の形状は、これに限
定されるものではなく、非円形の様々な形状(六角、四
角、三角、リブ付等)を使用できる。
【0027】(2)メネジ212が端筒201、207
の内孔に形成されており、これと押棒203端部のオネ
ジ状突起218が螺合する。すなわち、端筒201、2
07の内孔には、先端口210近傍を除いて、メネジ2
12が切られている。そして、押棒203の両端部チャ
ック217、208内寄りには、オネジ状の突起218
が突設されている。突起218はメネジ212と螺合し
ている。ここで、端筒201又は207と、中間筒20
5を相対的に回動させると、押棒203が両筒内で軸方
向に進退する。そうすると、チャック217、208に
保持される棒状化粧材(図示されず)は、端筒201、
207に対して回動しながら軸方向に繰り出し・引き込
みされる。そして、押棒203の繰り出し限は、オネジ
状突起218が先端口210ストレート内孔の肩に当接
することにより定まる。
【0028】図3は、本発明の他の1実施例(一群の突
起型)に係る両軸繰出式棒状材容器を示す断面図であ
る。(A)は全体の側面断面図、(B)はBB断面図で
ある。図3と図1において、下2桁が同じ符号(例えば
301と101)で示されている部品、部分は同じ名称
のものである。図3の両軸繰出式棒状材容器300は、
図の上から下に向かって、端筒A301、押棒303
(チャックA317、B317’一体物)、中間筒30
5及び端筒B307の4部品で構成されている。
【0029】図3の両軸繰出式棒状材容器の図1の両軸
繰出式棒状材容器に対する相違点は以下である。 (1)押棒303の外周に一群の突起が設けられてお
り、これがオネジの役割と同期係合縦リブの役割の双方
を果す。すなわち、押棒303の外周には、軸方向に4
列に、一定ピッチで多数の小判型突起322が突設され
ている。これらの突起322は、図の中段部において
は、中間筒305内面のメネジ333と螺合している。
そして、同部以外においては、端筒301、307内孔
の同期係合縦溝313に係合している(入り込んでい
る)。つまり、同じ一群の突起322が、メネジ333
と螺合するオネジの役割と、同期係合縦溝313と係合
する縦リブの役割の双方を果しているのである。このよ
うな一群の突起322は、押棒303をプラスチック射
出成形で作る場合、金型の加工が楽である。また、細か
いピッチのネジの場合もアンダーカットとならず割り型
で成形できる。
【0030】(2)押棒303の両端にチャック31
7、317’が一体に成形されており、部品点数が1個
少ない。この実施例では、チャック317の外面に突出
するバットは不要であり、両端のチャック317、31
7’は押棒303の軸部の径と同じ径である。したがっ
て、中間筒305のメネジ333を、チャック317、
317’が通り抜けることができる。そのため、組み立
て上の支障がないので、押棒303の両端部にチャック
317、317’を一体に成形して、部品点数を1個減
らすことができる。
【0031】図4は、図3の棒状化粧材容器の変形例に
係る棒状化粧材容器の押棒を示す側面図である。いずれ
の押棒も、押棒の片端に化粧材302’、302”が装
着されており、他端に化粧用の用具が装着されている。
すなわち、図4(A)の押棒303’では、押棒30
3’の上端にはチャック317が一体に形成されてお
り、同チャック317’は、化粧材302’の尾部を保
持している。一方、同押棒303’の下端には、ブラシ
308が、その柄381を押棒303’の穴380内に
差し込まれて装着されている。この押棒を有する容器で
は、押棒303’を上に進めれば化粧材302’が繰り
出され、押棒303’を下に進めれば、ブラシ308が
繰り出される。
【0032】図4(B)の押棒303”では、押棒30
3”の上端には同じくチャック317”が一体に形成さ
れており、同チャック317”は化粧材302”の尾部
を保持している。一方、押棒303”の下端には、刷毛
309が、刷毛ホルダー391を介して装着されてい
る。この押棒を有する容器では、押棒303”を上に進
めれば化粧材302”が繰り出され、押棒303”を下
に進めれば、刷毛309が繰り出される。
【0033】図5は、本発明の他の1実施例(舟型突起
型、異形棒状化粧材)に係る両軸繰出式棒状材容器を示
す断面図である。(A)は全体の側面断面図、(B)は
BB断面図、(C)はCC断面図である。また、図6
は、図5の棒状化粧材容器の押棒の詳細を示す図であ
る。図5と図1において、下2桁が同じ符号(例えば4
01と101)で示されている部品、部分は同じ名称の
ものである。図5の両軸繰出式棒状材容器400は、図
の上から下に向かって、端筒A401、押棒403(チ
ャックA417、B417’一体物)、中間筒405、
端筒B407、メネジ部材406及びOリング408の
6部品で構成されている。
【0034】図5の両軸繰出式棒状材容器の特徴は以下
である。 (1)前後の棒状化粧材の形状・寸法が異なる。すなわ
ち、図の上側の棒状化粧材は大径・楕円形であるのに対
して、図の下側の棒状化粧材は小径・円形である。それ
と関連して、上側のチャック417は大きく、下側のチ
ャック417’は小さい。
【0035】(2)チャック417の根元段部424及
びベンドストッパー441(押棒下方外面)でストロー
ク限が定められている。すなわち、押棒403の上端の
チャック417は、その他の押棒の部分(押棒軸部43
0)よりも一段太くなっており、その根元は段部424
となっている。この段部424は、押棒403が図の下
に進んだときに、メネジ部材406の上端面に当接して
押棒の下降限が定まる。また、押棒403の下端のチャ
ック417’の根元には、その他の押棒の部分(押棒軸
部430)よりも一段外に突出するベンドストッパー4
41が形成されている。このベンドストッパー441
は、押棒403が図の上方に進んだときに、メネジ部材
406の下端面に当接して押棒の上昇限が定まる。この
ようなストローク設定法では、押棒403の前進規制力
がメネジ部材406と中間筒405との嵌合力により定
まるので、きわめて強い。メネジ部材と中間筒とが一体
物の場合はさらに強固である。
【0036】(3)ベンドストッパー441の存在によ
り、押棒403の両端に突出部がありながら、押棒を両
チャック417を含んでの一体物とできる。押棒403
の後端(下端)部には、ベンドストッパー441が、側
方に突出するように設けられている。このベンドストッ
パー441は、外から内側に力がかかると内側にベンド
するが、上から下に力がかかるとほぼそのままの形態を
維持する。したがって、このベンドストッパー441
は、組立時に押棒403がメネジ部材406のメネジ4
33を通る際には内側にベンドして、支障なく通過し、
その組立後には元の形態に復帰して、ベンドストッパー
441がメネジ433を通過できなくなる。
【0037】ベンドストッパー441の構造について説
明する。すなわち、押棒下部には縦長の肉ぬすみ穴44
3が開けられている。そして、この穴443の両側の押
棒外面には、ベンドストッパー441が二つ対向して突
設されている。ベンドストッパー441は、その下面が
下に行くに従って細くなるスロープとなっており、その
上面は押棒軸芯に直角な直立面となっている、そして両
面の間は、同じ高さの平行面となっている。平行面の上
下中心線と肉ぬすみ穴441の中心とが一致する。
【0038】ここで、ベンドストッパー441に外から
内方向の力が加わると、肉ぬすみ穴441の巾が狭まる
ように押棒の余肉部が内側に変形して、ベンドストッパ
ー441が内側につぼむ。つまり、スロープを細い穴に
押し込むとベンドストッパー441が内側につぼまって
その穴に入っていく。一方、直立面を何かに当てても、
ベンドストッパー441を両側から挟むような力は働か
ないため、ベンドストッパーが内側につぼまるようなこ
とはない。このような構造によって、上述のベンドスト
ッパー(ワンウェイストッパー)としての作用を果すの
である。
【0039】(4)中間筒405とは別体のメネジ部材
406を有する。すなわち、中間筒405の中段部には
メネジ433を有する筒状のメネジ部材406が、中間
筒405の内径部に嵌め込まれている。両者の間にはロ
ーレット435が存在し、強固に回り止めされている。
このメネジ部材406の存在理由は、中間筒405の製
造を楽にするためである。中間筒405は相当細長いパ
イプ体であり、かつ両端部内面に環状凹部425がある
ため、メネジ433を一体で成形するにはプラスチック
射出成形が困難となる。なぜなら、メネジ433成形用
のコアピンと、環状凹部425成形用のコアピンとを別
物とせねばならず(製品よりの抜き方が異なる)、金型
の設計・製作が大変になる。そこで、メネジ433の部
分をメネジ部材406としてとし、中間筒405の成形
を楽にしている。
【0040】(5)押棒403外周に一群の舟型突起4
22が存在する。すなわち、押棒403の外周には、舟
型の突起422が、180°振り分けで2列設けられて
いる。舟形とは、長手方向の前と後ろが船の舳先のよう
に細くなっているとの意味である。このようになってい
ると、突起がメネジとかみ合う時に、引っかかりなくス
ムーズにかみ合う。特に、メネジがスリットによって分
断されているような場合は、この効果は大きい。また、
舟形突起の長さをスリットの巾よりも長くしておけば、
常に螺合が外れることなく、ネジのかみ合いがスムーズ
で、カチカチ音がしたり回転が引っかかるようなことが
ない。なお、舟型突起422と90°振り分けで設けら
れている突起422’は単なる丸ボッチ(球体の一部)
であるが、この突起422’の役割は螺合をよりスムー
ズにすることである。
【0041】(6)Oリング408を有する。すなわ
ち、下側の端筒407の挿入部427’外面に切られた
溝444にOリング408が組み込まれている。Oリン
グ408によって、中間筒と端筒との間に、適度な回動
摩擦を付与し、部品間のガタ付きをなくして高級感を出
すことができる。また、ネジのリード角が立っていると
きは、いわゆるカップダウン(棒状化粧材が押されると
引っ込む)が起きやすいが、このOリングはその防止効
果もある。
【0042】(7)環状凸部434、434’ 端筒401、407の挿入部427、427’外面・端
部には環状凸部434、434’が突出している。この
環状凸部は、端筒401、407と中間筒405とのガ
タツキを最小限とするためのものである。
【0043】図7は、本発明の他の1実施例(メネジー
体型中間筒)に係る両軸繰出式棒状化粧材容器を示す断
面図である。(A)は全体の側面断面図、(B)はBB
断面図である。図7と図1において、下2桁が同じ符号
(例えば601と101)で示されている部品、部分は
同じ名称のものである。図7の両軸繰出式棒状化粧材容
器600は、図の上から下に向かって、端筒A601、
押棒603(両チャック−体物)、中間筒605、端筒
B607及びOリング608の5部品で構成されてい
る。図8は、図7の両軸繰出式棒状化粧材容器の中間筒
を示す一部破断斜視図である。
【0044】図7の両軸繰出式棒状化粧材容器の特徴の
第一は、中間筒605に一体にメネジ633が形成され
ていることである。すなわち、中間筒605の中段部の
メネジ部631内面にはメネジ状突起633が形成され
ている。したがって別体のメネジ部材を有するものより
も部品点数が1つ少ない。図7の容器の特徴の第二は、
メネジが軸方向に1山のみ形成されたメネジ状突起63
3であることである。その場合には、上述の射出成形法
により、好ましい形状のネジを有する、長尺中空体であ
る中間筒605を高能率に製造できる。すなわち、中間
筒の射出成形に際して、中間筒605の上方と下方か
ら、2本のコアピンを挿入し、そのコアピンの端面間に
メネジ状突起633に対応する隙間をあけておいて、メ
ネジ状突起633を形成するのである。そうすれば、コ
アピンを回転抜きする必要がない。ここで、メネジ状突
起633では螺合する押棒突起622の数が少なくなっ
て、あるいはネジの欠落部(図8の符号634)が生じ
て、螺合がスムーズでなくなるおそれもあるが、その点
は突起622を舟型として改善している。
【0045】図9は、本発明の他の1実施例(カートリ
ッジ式)に係る両軸繰出式棒状化粧材容器を示す断面図
である。図9と図1において、下2桁が同じ符号(例え
ば801と101)で示されている部品、部分は、以下
に特記するものを除いて、同じ名称のものである。図9
の棒状化粧材繰出容器800は、押棒803を進退可能
に内蔵する容器本体805と、その両端に着脱自在に装
着されるカートリッジ801よりなる。容器本体805
側の、押棒803以外の構成は図7の容器の中間筒60
5と基本的には同様である。
【0046】カートリッジ801は、カートリッジ筒
(カートリッジ801の本体)、チャック817、チャ
ック−押棒連結用板バネ911の各部から構成されてい
る。カートリッジ筒は・中空円筒状をしており、先筒8
01A、内筒801Bの合わせ構造である。カートリッ
ジ筒の内部の内孔811には、チャック817及び棒状
化粧材(一点鎖線)が進退する。
【0047】内筒801Bの内孔には、軸方向に延びる
縦溝813が切り込まれている。この縦溝813内は、
後述するチャック−押棒連結用板バネ911の外側部分
が入り込んで摺動する。内筒801Bの下段部には、該
内筒の左右両側壁を貫通する横穴907が開けられてい
る。この横穴907は、内筒801Bを射出成形する際
に左右に外方向に割れる割型を用いて成形される。横穴
907内には、チャック−押棒連結用板バネ911の外
側部分が外に開いて入り込んでいる。また、横穴907
の下面の内突段部には、チャック−押棒連結用板バネ9
11のバネ後端部919が当接している。ここで、内突
段部は、縦溝813よりも内側に張り出している。
【0048】結局、図9の状態で、チャック−押棒連結
用板バネ911は開位置にあり、また、回板バネ911
がチャックの後端限ストッパーとなっている。すなわ
ち、板バネ911の後端部919が外に開いており、同
部919(内側の爪)は、容器本体805と組んだ場合
においても、押棒803先端のバネ係合部923から離
れる。そのため、押棒803と板バネ911との係合が
解除されており、押棒803とチャック817との連結
も解かれている。また、板バネ911の後端部919が
横穴907下の内突段部と当接しているため、板バネ9
11及びチャック817はこれ以上は下に下がらない
(つまり外に脱出しない)ようになっている。また、板
バネ911は内筒内孔の内径より大きく設定されてお
り、常時内孔の縦溝813を外側に押している。したが
って、押棒803の前進とともに板バネ911が押棒の
先端部921に押し上げられて、板バネのバネ外径部が
内筒横穴907から外れると、板バネ911は縦溝81
3内を前進する。一方、カートリッジを引き抜く際に
は、芯チャックは押棒に係合した状態(詳細後述)で引
き込まれ、後退限近くまでくると、板バネ911は内筒
横穴907内に拡がって、押棒との係合が解除される。
このように図9の棒状化粧材繰出容器のチャック−押棒
連結用板バネ911は、チャックと押棒の連結部材とし
ての役割と、チャックの後端限ストッパーとしての役割
としての役割を果たす。
【0049】カートリッジ801内のチャック817
は、有底筒上の本体にスカート状の垂下部903が付設
された形をしている。チャック本体内の腔部815は、
棒状化粧材の後端部(尾部)をくわえて保持する。垂下
部903はその左右側壁に開けられた板バネ穴905を
有する。この板バネ穴905には、チャック−押棒連結
用板バネ911が通されている。板バネ911は、幅の
狭い板バネであり、その平面的形状は、底辺の中央部を
切り欠いた三角形の形である。そして、その三角形の頂
点付近を、板バネ穴905から、チャック817の垂下
部903内に没入して、チャック817と組み立てられ
ている。
【0050】図9の状態から、カートリッジ801を容
器本体805に装着すると、押棒803(容器本体80
5側の部品)の先端部921はチャック817の垂下部
903内に入り込む。そして、チャック817の底部の
下面と、バネ先端部913を介して当接する。押棒80
3の先端部921の下には、3個つらなったそろばん玉
状の突起・溝であるバネ係合部923が設けられてい
る。チャック−押棒連結用板バネ911が内側にすぼま
ると、バネ後端部919の先端が押棒のバネ係合部92
3の溝の中に入り込んで、板バネ911と押棒803と
が係合する。なお、バネ係合部923の下方の縦リブ9
25は、カートリッジ801の縦溝920と同期係合す
る役割と後退限ストッパーの役割を果す。同縦リブ92
5を含む押棒803の先端部分は、図1の両軸繰出式棒
状化粧材容器の下部チャック108と同様の構造によ
り、押棒803に取り付けられている。図9の右下側に
描かれているカートリッジも同様の構成・作用である。
【0051】図10は、本発明の他の1実施例に係る両
軸繰出式棒状化粧材容器(片方カートリッジ−片方非カ
ートリッジ式)の断面図である。この図の両軸繰出式棒
状化粧材容器9は、上側はカートリッジ式であり、下側
は非カートリッジ式である。つまり、上半分の構造は図
9のカートリッジ式両軸繰出式棒状化粧材容器と同じで
あり、下半分の構造は図5の非カートリッジ式の両軸繰
出式棒状化粧材容器と同じである。上下いずれかを棒状
化粧材ではなく、刷毛やブラシ等の化粧用具を繰り出す
ものにすることも、当然のことながら、可能である。
【0052】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は以下の効果を発揮する。 少ない部品点数で低コストの両軸繰出式棒状化粧材
容器を提供できる。最少部品の容器は、押棒1、メネジ
又は同期係合部付中間筒1、両端筒2の4部品で構成で
きる。 押棒が一群の突起を有するタイプの場合は、容器の
径を細くすることができる。 両端のチャックの径が異なる場合でも、小径チャッ
クの外径にメネジの内径を合わせることにより、押棒は
一体成形が可能である。 両端カートリッジ式や片方のみカートリッジ式、さ
らに棒状化粧材と化粧用備品の組合せ等、様々なバリエ
ーションに富む棒状化粧材容器を提供できる。 図2を除く他の図に示されている実施例において
は、棒状材は、両方の端筒のいずれとも相対的に回動し
ない(まっすぐ進退する)。したがって、棒状材(芯)
と端筒との回動摩擦に主に起因する芯折れが起きにく
い。また、断面が円形でない棒状材や先端がテーパーに
カットされている棒状材の繰出容器としても好適であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係る両軸繰出式棒状化粧材
容器の側面断面図である。
【図2】本発明の他の1実施例(端筒メネジ型)に係る
両軸繰出式棒状化粧材容器を示す断面図である。(A)
は全体の側面断面図、(B)はBB断面図である。
【図3】本発明の他の1実施例(一群の突起型)に係る
両軸繰出式棒状化粧材容器を示す断面図である。(A)
は全体の側面断面図、(B)はBB断面図である。
【図4】図3の棒状化粧材容器の変形例に係る棒状化粧
材容器の押棒を示す側面図である。
【図5】本発明の他の1実施例(舟型突起型、異形棒状
化粧材)に係る両軸繰出式棒状化粧材容器を示す断面図
である。(A)は全体の側面断面図、(B)はBB断面
図、(C)はCC断面図である。
【図6】図5の棒状化粧材容器の押棒の詳細を示す図で
ある。
【図7】本発明の他の1実施例(中間筒メネジー体型)
に係る両軸繰出式棒状化粧材容器を示す断面図である。
(A)は全体の側面断面図、(B)はBB断面図であ
る。
【図8】図7の両軸繰出式棒状化粧材容器の中間筒の詳
細を示す一部破断斜視図である。
【図9】本発明の他の1実施例(カートリッジ式)に係
る両軸繰出式棒状化粧材容器を示す断面図である。
【図10】本発明の他の1実施例に係る両軸繰出式棒状
化粧材容器(片方カートリッジ−片方非カートリッジ
式)の断面図である。
【図11】実公昭63−29454号に開示された両軸
繰出式棒状材容器の断面図である。
【符号の説明】
100 棒状化粧材容器 103 端筒A 103 押棒 105 中間筒 107 端筒B 108 チェックB 110 先端口 111 内孔 113 同期係合溝 115 凹部 117 チャックA 119 バット 120 つまみ部 121 オネジ 123 段部 125 環状凹凸 126 連結部 127 挿入部 141 芯軸 142 芯穴 212 メネジ 218 オネジ状突起 228 押棒軸部 232 同期係合部 234 同期係合孔 301 端筒 302 化粧材 303 押棒 305 中間筒 307 端筒 308 ブラシ 309 刷毛 313 同期係合縦溝 317 チャック 322 突起 333 メネジ 380 穴 381 柄 391 刷毛ホルダー 406 メネジ部材 408 Oリング 422 船型突起 424 チャック段部 430 押棒軸部 434 環状凹部 435 ローレット 441 ベンドストッパー 443 ベンド穴 444 Oリング溝 528 横穴 633 メネジ状突起

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中間筒内に該筒と螺合する押棒を配設
    し、該中間筒の両端にそれぞれ回動自在に端筒を連結
    し、該端筒に貫通孔を挿通するとともに押棒と同期回転
    する同期係合部を設けたことを特徴とする両軸繰出機
    構。
  2. 【請求項2】 内孔に同期係合部を有する中間筒と、該
    中間筒の両端にそれぞれ回動自在に連結されるとともに
    貫通する内孔部に螺旋部を有する端筒とを有し、該螺旋
    部と螺合するとともに該中間筒と同期回転する押棒を内
    挿したことを特徴とする両軸繰出機構。
  3. 【請求項3】 内孔にメネジを有する中間筒と、 この中間筒の両端に、それぞれ回動自在に連結された端
    筒と、 上記メネジと螺合するオネジを有し、中間筒及ぴ端筒内
    で進退する押棒と、を備え;押棒と、それぞれの端筒と
    の間に同期係合部が設けられており、 上記中間筒と端筒とを相対的に回動させることにより上
    記押棒を進退させることを特徴とする両軸繰出機構。
  4. 【請求項4】 内孔に同期係合部を有する中間筒と、 この中間筒の両端にそれぞれ回動自在に連結されている
    とともに、内孔にメネジを有する端筒と、 上記メネジと螺合するオネジを有するとともに、上記同
    期係合孔と同期係合する押棒と、を備え;上記中間筒と
    端筒とを相対的に回動させることにより上記押棒を進退
    させることを特徴とする両軸繰出機構。
  5. 【請求項5】 内孔にメネジを有する中間筒と、 この中間筒の両端にそれぞれ回動自在に連結されている
    とともに、内孔に同期係合溝を有する端筒と、 一群の突起が外面に突設されている押棒と、を備え;上
    記一群の突起が、上記メネジと螺合するオネジの役割
    と、上記同期係合溝と係合する縦リブとしての役割の双
    方を果し、 上記中間筒と端筒とを相対的に回動させることにより上
    記押棒を進退させることを特徴とする両軸繰出機構。
  6. 【請求項6】 内孔にメネジを有する中間筒と、 この中間筒の両端に、それぞれ回動自在に連結された端
    筒と、 上記中間筒及び端筒内で進退する押棒であって、上記メ
    ネジと螺合するオネジを有するとともに、両端部に棒状
    材保持用のチャック又は備品の設けられた押棒と、を備
    え;押棒(チャック等含む)と、それぞれの端筒との間
    に同期係合部が設けられていることを特徴とする両軸繰
    出式棒状材容器。
  7. 【請求項7】 内孔に同期係合部を有する中間筒と、 この中間筒の両端にそれぞれ回動自在に連結されている
    とともに、内孔部にメネジを有する端筒と、 両端部にそれぞれ設けられたチャック又は備品を有する
    押棒であって、上記メネジと螺合するオネジを有すると
    ともに、上記同期係合孔と同期係合する押棒と、 を備えることを特徴とする両軸繰出式棒状材容器。
  8. 【請求項8】 内孔にメネジを有する中間筒と、 この中間筒の両端にそれぞれ回動自在に連結されている
    とともに、内孔に同期係合溝を有する端筒と、 一群の突起が外面に突設されているとともに、両端にそ
    れぞれチャック又は備品が設けられている押棒と、を備
    え;上記一群の突起が、上記メネジと螺合するオネジの
    役割と、上記同期係合溝と係合する縦リブとしての役割
    の双方を果し、 上記中間筒と端筒とを相対的に回動させることにより上
    記押棒を進退させることを特徴とする両軸繰出式棒状材
    容器。
  9. 【請求項9】 上記押棒の両端部にそれぞれストッパー
    が形成されており、 上記中間筒には、その内孔に突出している段部が形成さ
    れており、 該ストッパーが該段部と当接して上記押棒のストローク
    限が定まる請求項6〜8いずれか1項記載の両軸繰出式
    棒状材容器。
  10. 【請求項10】 上記ストッパーがベンドストッパーで
    あって、 組立時に該ストッパーが上記メネジを通過する際は該ス
    トッパーは内側にベンドし、組立後は該ストッパーが外
    側に張り出して該メネジを通過不能となる請求項9記載
    の両軸繰出式棒状材容器。
  11. 【請求項11】 両端のチャックの外径が互いに異なる
    請求項6〜10いずれか1項記載の両軸繰出式棒状材容
    器。
  12. 【請求項12】 上記端筒の片方又は双方が、棒状材の
    尾部を保持するチャックを軸方向摺動自在に内蔵するカ
    ートリッジであり、上記中間筒が該カートリッジを着脱
    自在に装着する容器本体である請求項6〜11いずれか
    1項記載の両軸繰出式棒状化粧材容器。
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CN113732636A (zh) * 2021-09-08 2021-12-03 哈尔滨轮速科技有限公司 一种电机主轴及其制造工艺

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