JPH08261003A - 船外機の発電機配置構造 - Google Patents

船外機の発電機配置構造

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JPH08261003A
JPH08261003A JP7068088A JP6808895A JPH08261003A JP H08261003 A JPH08261003 A JP H08261003A JP 7068088 A JP7068088 A JP 7068088A JP 6808895 A JP6808895 A JP 6808895A JP H08261003 A JPH08261003 A JP H08261003A
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JP
Japan
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generator
crankshaft
pulley
ring gear
engine
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JP7068088A
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Takayuki Osakabe
孝幸 刑部
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Yamaha Marine Co Ltd
Original Assignee
Sanshin Kogyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リングギヤとの干渉を回避でき、かつ増速比
を確保しながらエンジン全体をコンパクト化できる船外
機の発電機配置構造を提供する。 【構成】 縦置きに配置されたクランク軸5の上端5b
にリングギヤ61付きフライホイール60を装着した船
外機に発電機65を上記クランク軸5と平行に配置する
場合に、上記クランク軸5のフライホイール60より上
側に駆動プーリ66を装着し、上記発電機65の従動プ
ーリ67を上記リングギヤ61より下側にかつ上向きに
配置する。また上記リングギヤ61の外周より半径方向
外側に中間軸68を配置し、該中間軸68の上側中間プ
ーリ70を上側ベルト72で上記駆動プーリ66に連結
するとともに、下側中間プーリ71を下側ベルト73で
上記従動プーリ67に連結し、クランク軸方向に見たと
き上記発電機65の一部が上記リングギヤ61と重なる
ようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クランク軸縦置きエン
ジンを搭載した船外機の発電機配置構造に関する。
【0002】
【従来の技術】船外機では、クランク軸が航走時に略垂
直をなすように搭載されたクランク軸縦置きエンジンが
採用されている。この種の船外機における発電機の配置
構造として、従来、図10及び図11に示すものがあ
る。これはクランク軸100のフライホイール101よ
り上側に駆動プーリ102を装着し、発電機103をエ
ンジン104のVバンク付近に配置し、該発電機103
の従動プーリ105と上記駆動プーリ102とをベルト
106で連結して構成されている。また上記リングギヤ
107にはスタータモータ108のスタータギヤ109
が噛合しており、該スタータモータ108はエンジン1
04の一側に配置されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
配置構造では、発電機103を船外機全体で見ると後端
となるVバンク部分に配置しており、またベルトのテン
ション機能を付与するために発電機を後方に移動可能に
支持していることから、それだけエンジンの前後方向寸
法が大きくなり、船外機全体が大型化するという問題が
ある。
【0004】また上記従来構造では、発電機の増速比を
確保するために従動プーリを小径化する必要があり、小
径にするとベルト強度を確保するためにベルト幅を大き
く設定する必要があり、その結果エンジン高さ方向寸法
が大きくなり、この点からも船外機全体が大型化すると
いう問題がある。
【0005】本発明は上記従来の状況に鑑みてなされた
もので、船外機全体の大型化を抑制できる船外機の発電
機配置構造を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、縦置
きに配置されたクランク軸の上端にリングギヤ付きフラ
イホイールを装着した船外機の上記クランク軸と平行に
発電機を配置するようにした発電機配置構造において、
上記クランク軸のフライホイールより上側部分に駆動プ
ーリを装着し、上記発電機を上記リングギヤより下側に
かつ従動プーリが上向きとなるよう配置し、上記リング
ギヤの外周より半径方向外側に中間軸を配置し、該中間
軸の上側中間プーリを上側ベルトで上記駆動プーリに連
結するとともに、下側中間プーリを下側ベルトで上記従
動プーリに連結し、クランク軸方向に見たとき上記発電
機の少なくとも一部が上記リングギヤと重なっているこ
とを特徴としている。
【0007】請求項2の発明は、上記中間プーリがテン
ショナープーリを兼用しており、上記中間軸がクランク
軸との軸間距離,及び上記発電機との軸間距離の両方が
変化する方向に移動可能に支持されていることを特徴と
している。
【0008】請求項3の発明は、エンジンのクランク軸
芯を含みエンジンを左右に2分する平面を挟んだ一側に
上記発電機を、他側に上記リングギヤを駆動するスター
タモータを配置したことを特徴としている。なお、上記
平面は、V型エンジンの場合はVバンクの2等分線を含
むこととなり、また直列エンジンの場合はシリンダ軸線
を含むこととなる。
【0009】
【作用】本発明に係る配置構造では、発電機の従動プー
リとフライホイール上側の駆動プーリとを中間軸の上側
プーリ及び下側プーリを介して連結したので、発電機の
配置位置上の自由度を向上でき、クランク軸方向に見て
発電機の一部がリンギヤと重なるように発電機をクラン
ク軸に近接させて配置することができ、船外機全体を小
型化できる。
【0010】また駆動プーリと従動プーリとを上下一対
の中間プーリを介して連結したので、各中間プーリの径
を変化させることにより発電機の増速比を任意に設定で
きる。これにより発電機の増速比を確保しながら上側中
間プーリを比較的大径に設定することができ、そのため
必要なベルト強度を確保しつつベルト幅を小さくでき、
それだけエンジン高さ寸法を縮小でき、この点からも船
外機全体を小型化できる。
【0011】請求項2の発明では、中間軸をクランク軸
との軸間距離,及び発電機との軸間距離の両方を変化さ
せるように移動可能に支持したので、上側,下側中間プ
ーリを両ベルトのテンショナーとして機能させることが
できる。
【0012】請求項3の発明では、発電機をエンジンの
一側に、スタータモータを他側に配置したので、カウリ
ング内の空きスペースを有効利用して発電機,スタータ
モータをバランスよくコンパクトに配置でき、この点か
らも小型化に寄与できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図に基づいて説
明する。図1ないし図9は本発明の一実施例による船外
機の発電機配置構造を説明するための図であり、図1,
図2,図3はそれぞれ本実施例船外機の平面図,右側面
図,左側面図、図4,図5はそれぞれ本実施例のオルタ
ネータの配置構造を示す平面図,右側面図、図6はベー
パセパレータタンクの断面図、図7,図8はそれぞれ本
実施例エンジンの吸気部分を示す断面平面図,断面側面
図、図9は上記エンジンの全体構成図である。なお、図
中、前(F)は船首側を、後(R)は船尾側をそれぞれ
示しており、また左, 右とは船首側から船尾側を見た状
態での左,右を示す。
【0014】本実施例の船外機50は、図9の下部に示
すように、推進器51が配設されたロアケース52の上
部にアッパケース53を接続し、これの上部に本実施例
エンジン1が収容されたトップカウル54を接続して構
成されており、該船外機50は図示しない船体の船尾に
揺動可能に枢支されている。
【0015】上記エンジン1は、クランク軸5を航走時
に略垂直をなすように縦置きに配置したV型6気筒2サ
イクルエンジンであり、これはシリンダブロック2に左
右Vバンクをなすように形成されたシリンダボア2a内
にピストン3を摺動自在に挿入配置し、該ピストン3を
コンロッド4でクランク軸5のクランクピン5aに連結
した構造のものである。また上記シリンダブロック2の
後合面に締結されたシリンダヘッド6の内面には上記ピ
ストン3の頭面とで燃焼室を構成する燃焼凹部6aが形
成されており、該凹部6aには点火プラグ7が挿着され
ている。
【0016】上記シリンダブロック2の前合面に締結さ
れたクランクケース8内には一対のバンクをなす各気筒
毎にクランク室8a,8bが独立して形成されており、
該各クランク室8a,8bにはクランク軸5のクランク
ピン5a部分が位置している。各クランク室8a,8b
はシリンダ壁内に形成された掃気通路9を介して各シリ
ンダボア2aに連通している。
【0017】また上記クランクケース8の前壁には各ク
ランク室8a,8bに連通する各吸気通路28が開口し
ており、該各吸気通路28内にはそれぞれリードバルブ
10が横置きに配置されている。このリードバルブ10
は横断面三角形状のバルブボディ10aの斜辺部分に通
気口10cを形成し、該通気口10cを弁板10bで開
閉するように構成されている。また上記各リードバルブ
10の基部(フランジ部)は保持プレート15に締結さ
れており、該保持プレート15はクランクケース8の吸
気開口28端面に固定されている。
【0018】上記保持プレート15はこれの上流側合面
に当接された全気筒共通のインテークマニホールド11
と共にクランクケース8に共締め固定されており、該マ
ニホールド11には上記各クランク室8a,8bにそれ
ぞれ連通する分岐通路11a,11bが形成されてい
る。また上記インテークマニホールド11にはスロット
ルボディ12が接続されており、該スロットルボディ1
2の上流端開口は各気筒共通の中空箱状のサイレンサ1
3に連通している。
【0019】上記スロットルボディ12は上記各分岐通
路11a,11bに連通する吸気通路12a,12bを
有しており、該各吸気通路12a,12b内には該通路
の開口面積を可変制御するスロットルバルブ18が配設
されている。この左右の両スロットルバルブ18に共通
する弁軸19は上記スロットルボディ12を貫通して突
出しており、該突出部同士は図示しないリンク機構で連
結されている。
【0020】上記インテークマニホールド11の右側壁
には、各クランク室8a,8bの入口に配設された各リ
ードバルブ10の上流側に向かって燃料を噴射するイン
ジェクタ16が装着されており、該インジェクタ16の
噴射ノズル16aはスロットルバルブ18の下流側に位
置している。また上記インテークマニホールド11には
これの長手方向(上下方向)複数箇所に支持ボス部(図
示せず)が一体形成されており、該該支持ボス部にイン
ジェクタレール(燃料供給レール)17が上下方向に向
けて架け渡して固定されている。該インジェクタレール
17は棒状のもので、これの燃料通路17a内に上記各
インジェクタ16の導入口16bが挿入されている。
【0021】図4及び図5に示すように、上記エンジン
1のクランク軸5の上端5bにはフライホイール60が
装着されており、該クランク軸5のフライホイール60
上面部分には後述するオルタネータ65を回転駆動する
駆動プーリ66がクランク軸5と同軸をなすように固着
されている。上記フライホイール60の外周面にはリン
グギヤ61が結合されており、該リングギヤ61には上
記クランク軸5と平行に配置されたスタータモータ62
のスタータギヤ62aが噛合している。このスタータモ
ータ62は上記エンジン1の左側部のシリンダヘッド2
とクランクケース8との境界付近に配置されており、図
示しない取付けボスを介してエンジン1に固定されてい
る。
【0022】上記エンジン1のスタータモータ62と略
反対側(右側部)に上述のオルタネータ65が配置され
ている。即ち、クランク軸5の軸芯を含みエンジンを2
分する平面Aを挟んだ一側A1にオイルネータ65が、
他側A2にスタータモータ62が配置されている。上記
オルタネータ65は上記クランク軸5と平行にかつ上向
きに配置されており、クランクケース8にブラケット等
を介して固定されている。上記オルタネータ65の上端
には従動プーリ67が装着されており、該オルタネータ
65は上記従動プーリ67の上面が上記リングギヤ61
の下面より若干下方に位置し、かつクランク軸方向に見
て従動プーリ67がリングギヤ61とラップするよう配
置されている。
【0023】また上記エンジン1の右側のオルタネータ
65後方には中間軸68がクランク軸5と平行に配置さ
れており、該中間軸68はリングギヤ61の半径方向外
側に位置している。この中間軸68には一対の上側,下
側中間プーリ70,71が回転自在に装着されている。
該上側中間プーリ70と上記駆動プーリ66とは第1ベ
ルト72により連結され、下側中間プーリ71と上記従
動プーリ67とは第2ベルト73により連結されてい
る。これによりクランク軸5の回転は駆動プーリ66か
ら両中間プーリ70,71を介して従動プーリ67に増
速して伝達されるようになっている。
【0024】また上記中間軸68の下部は支持部材74
により支持されており、該支持部材74は図示しないス
テーを介してシリンダブロック2に取付けられている。
この支持部材73は中間軸68とクランク軸5との軸間
距離L1,及びオルタネータ65との軸間距離L2が両
方とも長くなる方向(図示矢印a方向)に移動可能に支
持されており、これにより上記両中間プーリ70,71
はテンショナーとして機能するようになっている。
【0025】図1〜図3,及び図9に示すように、上記
エンジン1の燃料供給装置30は船体側に搭載された燃
料タンク31の燃料を水分離フィルタ33bを介して3
つのダイヤフラム式低圧ポンプ33aで吸引する低圧燃
料系32aと、該低圧燃料系30aからの燃料をベーパ
セパレータタンク34内に貯溜するとともに、該ベーパ
セパレータタンク34内の燃料を電磁式高圧ポンプ35
によりフューエルフィルタ36を介して上記インジェク
タレール17に供給する高圧燃料系32bとを備えてい
る。
【0026】なお、図9の上部において、55は上記ベ
ーパセパレータタンク34内の気化燃料を含むベーパを
吸気系に吸引させるベーパ排出通路、56は上記ベーパ
中の気体燃料を分離するキャニスタ、57は上記吸気系
から吸気等がベーパセパレータタンク34側に逆流する
のを防止する逆止弁である。
【0027】そして上記低圧燃料系32aはクランク軸
方向に見て上記クランクケース8上流側のインテークマ
ニホールド11を挟んだ左側部に配置されており、上記
高圧燃料系32bは右側部に配置されている。上記各低
圧ポンプ33aはクランク軸方向に間隔をあけて配列さ
れており、クランクケース8の左側壁に一体形成された
取付け座8cにボルト締め固定されている。また最下部
の低圧ポンプ33aの前方に上記水分離フィルタ33b
が配置されており、該フィルタ33bはインテークマニ
ホールド11に図示しないブラケットを介して固定され
ている。
【0028】上記ベーパセパレータタンク34は上記オ
ルタネータ65の下方に配置されており、クランクケー
ス8の右側壁に図示しないブラケットを介して固定され
ている。該ベーパセパレータタンク34の前方に上記フ
ューエルフィルタ36が配置されている。上記高圧ポン
プ35は、図6に示すように、ベーパセパレータタンク
34内の船尾側に収容配置されており、船首側が燃料貯
溜部となっている。この燃料貯溜部にはフロート38が
上下に揺動自在に配設されており、該フロート38は上
記貯溜部内の燃料の液面が高くなると図示実線側に揺動
して後述する燃料補給口37aをニードル弁38aによ
り閉じ、低くなると図示二点鎖線側に揺動して開き、こ
れによりベーパセパレータタンク34内の燃料量を一定
に保持するものである。ここで、上記ベーパセパレータ
タンク34の船尾側に高圧ポンプ35を、船首側の燃料
貯溜部にフロート38を配置したので、フルチルト時に
液面が図6の一点鎖線で示すように変動した場合は、フ
ロート38が油面が高くなった場合と同様に実線で示す
位置に回動して燃料補給口37aを閉じ、これによりオ
ーバーフローを防止できる。
【0029】上記ベーパセパレータタンク34は、下側
ケース34aの上面開口に上側ケース34bを接合して
なる2分割構造のもので、該上側ケース34bの天壁に
は燃料補給口37a,燃料供給口37b,燃料戻り口3
7cがそれぞれ接続形成されている。上記燃料供給口3
7bには高圧ポンプ35の吐出口35aが接続されてい
る。また上記下側ケース34aの底壁は高圧ポンプ35
側に向かって傾斜しており、この傾斜面に沿ってフィル
タ39が配設されている。これにより液面の変動による
空気の吸い込みを防止し、かつガス欠時にも燃料を最後
まで吸い込めるようになっている。なお、55aは燃料
から分離したベーパを排出するベーパ出口であり、該出
口55aに上記ベーパ排出通路55が接続されている。
【0030】上記燃料タンク31に接続された燃料ホー
ス40は水分離フィルタ33bを介して各低圧ポンプ3
3aの吸引口に接続されている。この各低圧ポンプ33
aの吐出口には補給ホース41が接続されており、該補
給ホース41はクランク軸5方向に上方に延び、ここか
ら最上部のスロットルボディ12の上面を廻り込んで上
記ベーパセパレータタンク34の燃料補給口37aに接
続されている。
【0031】上記ベーパセパレータタンク34の燃料供
給口37bには供給ホース42が接続されている。該供
給ホース42はフューエルフィルタ36の下面に接続さ
れ、該フィルタ36の上面から下方にUターンしてイン
ジェクタレール17の下端部に接続されている。また該
インジェクタレール17の上端部にはリターンホース4
3が接続されており、該リターンホース43はベーパセ
パレータタンク34の燃料戻り口37cに接続されてい
る。上記燃料供給口37bとフューエルフィルタ36と
を接続する供給ホース42の途中には逆止弁44(図2
参照)が介設されている。該逆止弁44はエンジン休止
中にインジェクタレール17内の高圧燃料が逆流して圧
力低下を起こすのを防止するためのものである。なお、
上記逆止弁44はフューエルフィルタ36とインジェク
タレール17との間に介設してもよい。
【0032】次に本実施例の作用効果について説明す
る。本実施例の燃料供給装置30は、燃料タンク31内
の燃料を各低圧ポンプ33aで吸い上げてベーパセパレ
ータタンク34内に貯溜し、該貯溜部内の燃料を高圧ポ
ンプ35でインジェクタレール17の下端部に圧送す
る。そしてインジェクタレール17の下端から導入され
た加圧燃料の一部は各インジェクタ16によってエンジ
ンに噴射供給され、残りはベーパセパレータタンク34
に戻される。
【0033】そして本実施例では、低圧燃料系32aを
構成する各低圧ポンプ33a,水分離フィルタ33bを
エンジン1のインテークマニホールド11を挟んだ左側
に、高圧燃料系32bを構成するベーパセパレータタン
ク34,フューエルフィルタ36及びインジェクタレー
ル17を右側にそれぞれ分離して配置したので、狭いス
ペースに上記各部品を配置する場合のレイアウト上の自
由度を向上でき、エンジン全体のコンパクト化を図るこ
とができる。
【0034】また上記高圧燃料系32bを構成するベー
パセパレータタンク34及びインジェクタレール17を
エンジン1の右側にまとめて配置したので、ベーパセパ
レータタンク34からインジェクタレール17への高圧
燃料の供給経路を短縮できる。
【0035】本実施例では、駆動プーリ66の回転を中
間軸68を介してオルタネータ65の従動プーリ67に
伝達したので、従来のVバンク部分にオルタネータを配
置し、該オルタネータと駆動プーリとを直接連結する場
合に比べて上記オルタネータ65の配置位置上の自由度
を向上でき、該オイルネータ65とフライホイール6
0,及びリングギヤ61との干渉を回避しながらクラン
ク軸方向に見てリングギヤ61と従動プーリ67とがラ
ップする程度までオルタネータ65をクランク軸5に近
接させて配置できる。その結果、船外機50全体の前後
寸法及び左右寸法を小さくできる。
【0036】また駆動プーリ66と従動プーリ67とを
上側中間プーリ70,下側中間プーリ71を介して連結
したので、各中間プーリ70,71の径を適宜変化させ
ることによりオルタネータ65の増速比を任意に設定で
きる。これにより上側中間プーリ70を大径にすること
で第1ベルト72の幅寸法を小さくすることができ、従
来の直接連結する場合に比べて船外機全体の高さを小さ
くできる。
【0037】ちなみに従来の直接連結方式の場合、駆動
プーリと従動プーリとの間で必要な増速比を確保する必
要があり、そのため従動プーリを比較的小径にせざるを
得ず、これに伴ってベルトの幅寸法、つまり駆動プーリ
の厚さが厚くなり、その結果、エンジン高さが高くなる
という問題があった。
【0038】さらにまた上記オルタネータ65をエンジ
ン1の右側でかつベーパセパレータタンク34の上方に
配置し、スタータモータ62をエンジン左側でかつ水分
離フィルタ33bの後方に配置したので、これらの各部
品をバランス良くコンパクトに配置することができ、エ
ンジン全体の小型化に寄与できる。
【0039】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明に係る船外
機の発電機配置構造によれば、発電機の従動プーリとフ
ライホイールの駆動プーリとを中間軸の上側プーリ,下
側プーリを介して連結したので、発電機の配置位置上の
自由度を拡大でき、クランク軸方向に見て発電機の一部
がリングギヤと重なるようにクランク軸に近接させて発
電機を配置でき、船外機全体を小型化できる効果があ
り、また発電機の増速比を確保しながらベルト幅を小さ
くでき、この点からも船外機全体を小型化できる。
【0040】請求項2の発明では、中間軸をクランク軸
との軸間距離,及び発電機との軸間距離の両方を変化さ
せるように移動可能に支持したので、上側,下側中間プ
ーリを両ベルトのテンショナーに兼用できる効果があ
る。
【0041】請求項3の発明では、発電機をエンジンの
一側に、スタータモータを他側に配置したので、カウリ
ング内の空きスペースを有効利用して発電機,スタータ
モータをバランスよくコンパクトに配置でき、船外機全
体の小型化に寄与できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による発電機配置構造を備え
た船外機の平面図である。
【図2】上記実施例船外機の右側面図である。
【図3】上記実施例船外機の左側面図である。
【図4】上記実施例のオルタネータの配置構造を説明す
るための平面図である。
【図5】上記配置構造の右側面である。
【図6】上記実施例船外機のベーパセパレータタンクの
断面図である。
【図7】上記実施例船外機用エンジンの吸気系を示す断
面平面図である。
【図8】上記実施例吸気系の断面左側面図である。
【図9】上記実施例船外機の全体構成図である。
【図10】従来の配置構造を示す平面図である。
【図11】従来構造の側面図である。
【符号の説明】
1 エンジン 5 クランク軸 50 船外機 60 フライホイール 61 リングギヤ 62 スタータモータ 65 オルタネータ(発電機) 66 駆動プーリ 67 従動プーリ 68 中間軸 70 上側中間プーリ 71 下側中間プーリ 72 上側ベルト 73 下側ベルト L1,L2 軸間距離
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02M 15/02 F02M 15/02 B F02N 11/00 F02N 11/00 J

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦置きに配置されたクランク軸の上端に
    リングギヤ付きフライホイールを装着した船外機の上記
    クランク軸と平行に発電機を配置するようにした発電機
    配置構造において、上記クランク軸のフライホイールよ
    り上側部分に駆動プーリを装着し、上記発電機を上記リ
    ングギヤより下側にかつ従動プーリが上向きとなるよう
    に配置し、上記リングギヤの外周より半径方向外側に中
    間軸を配置し、該中間軸の上側中間プーリを上側ベルト
    で上記駆動プーリに連結するとともに、下側中間プーリ
    を下側ベルトで上記従動プーリに連結し、クランク軸方
    向に見たとき上記発電機の少なくとも一部が上記リング
    ギヤと重なっていることを特徴とする船外機の発電機配
    置構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記中間プーリがテ
    ンショナープーリを兼用しており、上記中間軸がクラン
    ク軸との軸間距離,及び上記発電機との軸間距離の両方
    が変化する方向に移動可能に支持されていることを特徴
    とする船外機の発電機配置構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、エンジンのク
    ランク軸芯を含みエンジンを左右に2分する平面を挟ん
    だ一側に上記発電機を、他側に上記リングギヤを駆動す
    るスタータモータを配置したことを特徴する船外機の発
    電機配置構造。
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