JPH08258740A - 自動車のサイドメンバ - Google Patents

自動車のサイドメンバ

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JPH08258740A
JPH08258740A JP6590595A JP6590595A JPH08258740A JP H08258740 A JPH08258740 A JP H08258740A JP 6590595 A JP6590595 A JP 6590595A JP 6590595 A JP6590595 A JP 6590595A JP H08258740 A JPH08258740 A JP H08258740A
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JP
Japan
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panel
quarter
outer panel
inner panel
rocker
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Pending
Application number
JP6590595A
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English (en)
Inventor
Atsushi Oko
淳 大古
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Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】応用車のプレス成型用金型の新たな投資額を少
なくし、ほこり、又は風切り音若しくは飛石音などのク
オータパネルからの室内への進入を防ぐ。 【構成】フロントピラーアウタパネル12aと、フロン
トピラーアウタパネル12aの上端に続いて設けられた
ルーフサイドアウタレール12bと、フロントピラーア
ウタパネル12aの下端に続いて設けられたロッカアウ
タパネル12cと、ルーフサイドアウタレール12bの
後端及びロッカアウタパネル12cの後端に両後端を連
結するように設けられたクオータインナパネル12dと
が一体的にプレス成形され、クオータインナパネル12
dにクオータアウタパネル14が重ね合わせて固着され
る。また、クオータインナパネル12dの下端がロッカ
インナパネル13とともに閉空間を構成することが好ま
しい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車の車体の側面を構
成する自動車のサイドメンバに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図6(a)に示すように自動車の
車体の側面を構成するサイドメンバAはそれぞれ別々に
プレス加工された4つの部材を溶接して作られていた。
即ち、サイドメンバAの前端部を構成するフロントピラ
ーアウタパネル1aの上端にルーフサイドアウタレール
2aが溶接され、フロントピラーアウタパネル1aの下
端にロッカアウタパネル3aが溶接され、更にロッカア
ウタパネル3a及びルーフサイドアウタレール2aのそ
れぞれの後端にクオータアウタパネル4aが溶接されて
いた。
【0003】しかし、このサイドメンバAでは4つの部
材を溶接するため、完成された状態では分割線が多くて
見栄えが悪く、溶接箇所が多い関係上精度を向上するこ
とが難しかった。また接合部の剛性が上がらず、接合部
の重ね代が軽量化の要請に反するという不具合があっ
た。更には、サイドメンバAが完成された状態で接合部
からほこり、水が室内に進入したり、或いはロッカパネ
ルで発生する風切り音若しくは飛石音などがクオータパ
ネル内部を上方へ伝って人の耳元へ達することもあっ
た。これらの点を解消するために、図6(b)に示すよ
うに同一の材料でプレスにより全部材1b,2b,3
b,4bを一体的に成形するサイドメンバBが知られて
いる。このように一体的に形成することでサイドメンバ
の寸法精度及び見栄えを向上させ、かつ剛性を向上させ
ることができ、また、接合部からのほこり、水の進入を
防ぐことができ、更には軽量化の要請にも添うことがで
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、全部材を一体
的に成形するサイドメンバBでは、車型の異なった応用
車に適用する場合には金型を新たに作製しなければなら
ない不具合がある。例えば小型トラックの通常のシング
ルキャブ用のサイドメンバはシングルキャブより僅かに
長いいわゆるエキストラキャブ等の応用車にはそのサイ
ドメンバを流用することができずに、エキストラキャブ
を製作するにはエキストラキャブ用のサイドメンバをプ
レスするプレス加工用の金型を新たに作製する必要があ
り、投資額の増加を招いていた。また全部材を一体的に
成形するサイドメンバであっても、ロッカ部で発生する
風切り音若しくは飛石音などの進入経路を有効に遮断す
る手段が無く、これらの異音がクオータパネル内部を上
方に伝って人の耳元へ達することを防ぐことができなか
った。本発明の目的は、応用車にサイドメンバの一部を
流用することにより、応用車の新たな投資額を少なくす
ることができる自動車のサイドメンバを提供することに
ある。本考案の別の目的は、ロッカパネルで発生する風
切り音若しくは飛石音などがクオータパネル内部を上方
に伝って人の耳元へ達することを防ぐことができる自動
車のサイドメンバを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の構成を、実施例に対応する図1を用いて説明
する。本発明は、フロントピラーアウタパネル12a
と、フロントピラーアウタパネル12aの上端に続いて
設けられたルーフサイドアウタレール12bと、フロン
トピラーアウタパネル12aの下端に続いて設けられた
ロッカアウタパネル12cと、ルーフサイドアウタレー
ル12bの後端及びロッカアウタパネル12cの後端に
両後端を連結するように設けられたクオータインナパネ
ル12dとが一体的にプレス成形され、クオータインナ
パネル12dにクオータアウタパネル14が重ね合わせ
て固着されたところにある。また、クオータインナパネ
ル12dの下端がロッカインナパネル13とともに閉空
間を構成することが好ましい。
【0006】
【作用】フロントピラーアウタパネル12aとルーフサ
イドアウタレール12bとロッカアウタパネル12cと
クオータインナパネル12dとを一体的にプレス成形す
る。応用車にまで流用する場合にはクオータインナパネ
ル12dに固着する図5(a)に示すクオータアウタパ
ネル14を図5(b)に示すクオータアウタパネル24
に変更する。クオータインナパネル12dとロッカイン
ナパネル13により中空の閉空間を構成すれば、クオー
タインナパネル12dに更にクオータアウタパネル14
が固着され、クオータインナパネル12dは風切り音若
しくは飛石音などのクオータパネル内への進入を防ぐこ
とができる。更に、クオータアウタパネル14はクオー
タインナパネル12dを介してロッカインナパネル13
と接合されることにより機械的強度がより向上する。
【0007】
【実施例】次に本発明の一実施例を図面に基づいて詳し
く説明する。一般的に自動車のボディーは外形を構成す
るボディーシェルとサイドドア等の開閉機能部品とを備
える。自動車として本実施例では小型トラックを挙げて
説明する。図4に示すように、小型トラックの外形を構
成するボディーシェル11は小型トラック前部を構成す
るフロントボディー11a、運転席後部を仕切るバック
パネル11b、小型トラック側面を構成する一対のサイ
ドメンバ12,12、天井を構成するルーフ11c、及
びアンダボディー11dを備える。このボディーシェル
11の開口部には図示しないドア等の開閉機能部品が取
付けられ、ボディーシェル11の後方には図示しない荷
台が取付けられ、これらのボディーシェル11と荷台と
は図示しないシャシフレームに搭載される。
【0008】サイドメンバ12は自動車の側面を構成す
るアウタ部材と内側から補強するように設けられるイン
ナ部材により構成される。図1に示すように、本実施例
の特徴ある構成は、フロントピラーアウタパネル12a
と、ルーフサイドアウタレール12bと、ロッカアウタ
パネル12cと、クオータインナパネル12dとが同一
の材料から一体的にプレス加工により成形されたところ
にある。ルーフサイドアウタレール12bはフロントピ
ラーアウタパネル12aの上端に続いて設けられ、ロッ
カアウタパネル12cはフロントピラーアウタパネル1
2aの下端に続いて設けられる。ルーフサイドアウタレ
ール12bの後端及びロッカアウタパネル12cの後端
にはそれらの両後端を連結するようにクオータインナパ
ネル12dが設けられる。
【0009】フロントピラーアウタパネル12aと、ル
ーフサイドアウタレール12bには図示しないが、内側
から補強するようにインナ部材であるフロントピラーイ
ンナパネルと、ルーフサイドインナレールが固着され、
ロッカアウタパネル12cの内側にはロッカインナパネ
ル13が固着される。クオータインナパネル12dの下
端はロッカアウタパネル12cが延長して形成され、ロ
ッカインナパネル13とともに閉空間を構成するように
なっている。ルーフサイドアウタレール12bの後端及
びロッカアウタパネル12cの後端は段部12e,12
eを介してクオータインナパネル12dが設けられ、ク
オータインナパネル12dにはクオータアウタパネル1
4が重ね合わせて固着される。クオータアウタパネル1
4は別に独立してプレス加工により成形され、クオータ
アウタパネル14はルーフサイドアウタレール12b及
びロッカアウタパネル12cの両後端を連結するように
クオータインナパネル12dに図1の実線矢印で示すよ
うに重ね合わせて抵抗溶接により固着される。このよう
にしてサイドメンバ12が形成され、中央の閉空間には
後に図示しないサイドドアが開閉可能に取付けられるこ
とになる。
【0010】このように構成されたサイドメンバ12で
はそのロッカパネルが図2及び図3に示すような構造に
なる。即ち、図2に示すようにロッカアウタパネル12
cとロッカインナパネル13の2枚の鋼板によりロッカ
パネル16は中空の閉空間を構成する。このロッカパネ
ル16は中空の閉空間を構成することにより機械的強度
の向上が図られ、ロッカ部で発生する風切り音若しくは
飛石音などが室内へ進入しないようにしている。ロッカ
アウタパネル12cとロッカインナパネル13が溶接さ
れたドア17に対応する箇所にはウエザストリップ16
aが設けられ、後工程で取付けられるドア17が閉じた
状態での密閉性を確保する。
【0011】また、クオータインナパネル12dの下端
では、図3に示すように、クオータインナパネル12d
とロッカインナパネル13の2枚の鋼板により中空の閉
空間が構成され、クオータインナパネル12dには更に
クオータアウタパネル14が固着される。この2重構造
により更なる機械的強度の向上が図られ、ロッカ部で発
生する風切り音若しくは飛石音などのクオータパネル内
への進入経路をクオータインナパネル12dが有効に遮
断する。
【0012】更に、図5(a)に示す本実施例のサイド
メンバ12を図5(b)に示すエクストラキャブのサイ
ドメンバ22に変更するときには、サイドメンバ12の
後端のクオータアウタパネル14をクオータアウタパネ
ル24に変更し、その他の部分を流用する。なお、上記
実施例では小型トラックを例にして説明したが、普通乗
用車でもよい。また、上記実施例では図5にエクストラ
キャブに本実施例のサイドメンバを流用した例を示した
が、ワゴン車のサイドメンバに本実施例のサイドメンバ
を流用してもよい。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ク
オータアウタパネルを除くアウタ部材とクオータインナ
パネルとを同一の材料から一体的にプレス成形したの
で、種々のクオータアウタパネルを溶接することによ
り、同一のサイドメンバを流用して種々のサイドメンバ
を作り出すことができ、応用車のプレス成型用の金型の
新たな投資額を少なくすることができる。また、クオー
タインナパネルとロッカインナパネルにより中空の閉空
間を構成すれば、クオータインナパネルに更にクオータ
アウタパネルが固着されることにより更なる機械的強度
の向上が図られ、また、風切り音若しくは飛石音などの
クオータパネル内への進入経路をクオータインナパネル
が有効に遮断する。その結果、その風切り音若しくは飛
石音などがクオータパネル内部を上方へ伝って人の耳元
に達することを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の自動車のサイドメンバの組立斜
視図。
【図2】図1のC−C線断面図。
【図3】図1のD−D線断面図。
【図4】本発明実施例のサイドメンバを含む組立斜視
図。
【図5】本発明実施例のサイドメンバの一部を流用した
応用車のサイドメンバの側面図。
【図6】従来例を示す図1に対応する斜視図。
【符号の説明】 12a フロントピラーアウタパネル 12b ルーフサイドアウタレール 12c ロッカアウタパネル 12d クオータインナパネル 13 ロッカインナパネル 14 クオータアウタパネル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントピラーアウタパネル(12a)と、
    前記フロントピラーアウタパネル(12a)の上端に続いて
    設けられたルーフサイドアウタレール(12b)と、前記フ
    ロントピラーアウタパネル(12a)の下端に続いて設けら
    れたロッカアウタパネル(12c)と、前記ルーフサイドア
    ウタレール(12b)の後端及び前記ロッカアウタパネル(12
    c)の後端に前記両後端を連結するように設けられたクオ
    ータインナパネル(12d)とが一体的にプレス成形され、 前記クオータインナパネル(12d)にクオータアウタパネ
    ル(14)が重ね合わせて固着されたことを特徴とする自動
    車のサイドメンバ。
  2. 【請求項2】 クオータインナパネル(12d)の下端がロ
    ッカインナパネル(13)とともに閉空間を構成する請求項
    1記載の自動車のサイドメンバ。
JP6590595A 1995-03-24 1995-03-24 自動車のサイドメンバ Pending JPH08258740A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102011116647A1 (de) 2010-06-07 2012-04-26 Suzuki Motor Corp. Obere Seitenstruktur eines Fahrzeuges
KR101241228B1 (ko) * 2011-10-27 2013-03-13 기아자동차주식회사 차량용 프레임 유닛

Cited By (3)

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DE102011116647A1 (de) 2010-06-07 2012-04-26 Suzuki Motor Corp. Obere Seitenstruktur eines Fahrzeuges
DE102011116647B4 (de) * 2010-06-07 2021-05-20 Suzuki Motor Corp. Obere Seitenstruktur eines Fahrzeuges
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