JPH08254063A - 扉の蝶番構造 - Google Patents

扉の蝶番構造

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JPH08254063A
JPH08254063A JP5715995A JP5715995A JPH08254063A JP H08254063 A JPH08254063 A JP H08254063A JP 5715995 A JP5715995 A JP 5715995A JP 5715995 A JP5715995 A JP 5715995A JP H08254063 A JPH08254063 A JP H08254063A
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Masayuki Igarashi
正行 五十嵐
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KYOEI IND
Kyoei Kogyo Co Ltd
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KYOEI IND
Kyoei Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 扉の大きな開度を確保しつつ、扉をスムーズ
に開閉動作させることができる扉の蝶番構造を提供す
る。 【構成】 本体に設けられた本体側ベース11に、第1
リンク13の一端部13aを回動自在に取り付け、該第
1リンク13の他端部13bに第2リンク15の一端部
15aを取り付け、該第2リンク15の他端部15bを
扉側に設けられた扉側ベース12に回動自在に取り付
け、第3リンク16の一端部16aを前記本体側ベース
11に、他端部16bを前記扉側ベース12にそれぞれ
回動自在に取り付け、更に、該第3リンク16の一端部
16aと前記第1リンク13の一端部13aとに互いに
噛合するギヤ部13c,16dを形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は書庫、間仕切等に用いら
れる扉の蝶番構造に関し、更に詳しくは、扉の開度を大
きくできるとともに、扉をスムーズに開閉動作させるこ
とができる扉の蝶番構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、書庫、間仕切等の本体前面に
は該本体開口部を開閉する扉が蝶番を介して枢着されて
いる。この種の書庫、間仕切等においては外観の美しさ
が要求されるので、一般に、扉は本体の開口部だけでな
く本体前面の外縁部近傍まで覆う大きさに形成される。
特に壁面書庫等のように複数個の書庫が並設される場
合、閉扉時に隣接する扉の間に大きな隙間を作らないよ
うに扉のサイズが定められる。したがって、このような
扉を本体前面或いは隣接する書庫の扉と干渉しないよう
に、また、本体内部の引出し或いは収納物等の出し入れ
に支障が生じないように、スムーズに大きく開動させる
ことができる蝶番構造が必要になる。そして大型の重い
扉であっても支障なく開閉動可能に支持できる蝶番構造
が必要になる。
【0003】上記の要求を満たすためには、扉を開方向
に回動させるときに先ず扉全体を本体の前方に移動させ
ることができる蝶番構造が必要である。そこで幾つかの
蝶番構造が提案されているが、代表的なものについて説
明すると、実開昭63−89078号公報に開示された
扉の蝶番構造は、本体に取り付けられる取付板の両端と
ヒンジアームの両端とを各々連結板を介して連結して四
節リンク構造を構成し、このヒンジアームの延長端に更
に枢軸を介して扉を回動可能に支持したものとなってい
る。この蝶番構造によれば、四節リンクにより、先ずヒ
ンジアームを本体の前方に移動させることができ、さら
に扉をヒンジアームに対し回動させることで扉を大きく
開くことができる。一方、実開平1−138080号公
報に開示されている扉の蝶番構造は、本体に取り付けら
れる取付板に2つのピンを介して2つの連結板の一端部
を各々連結し、さらに両連結板の他端部に梃子板の両端
部を各々ピンを介して連結することにより、四節リンク
を構成し、上記梃子板と連結板とを連結する2つのピン
のうちの一方に扉を枢支したものとなっている。この蝶
番構造においても、扉を開けるときに四節リンクの動作
により扉全体を本体の前方に移動させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た2つの従来例においては、扉の開度を大きくとるため
に、扉は四節リンクのうちの1つに対し枢支されて四節
リンクの動きとは独立して回動する構成となっているた
め、本体に対する扉の開閉動作が一定のものにならず、
操作し難いという問題があった。また、扉は四節リンク
のうちの1つに対し1つの枢支ピンを介して枢支されて
いるにすぎないため、大型で重い扉の場合、十分な支持
強度を確保することが難しく、使用している間に扉が動
きにくくなったり、ガタが生じやすいという問題があっ
た。
【0005】したがって、本発明の目的は、扉の大きな
開度を確保しつつ、扉をスムーズに開閉動作させること
ができる扉の蝶番構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明にあっては、本体の前面の開口部を開閉する
扉の蝶番構造であって、前記本体に設けられた本体側ベ
ースに、第1リンクの一端部を回動自在に取り付け、該
第1リンクの他端部に第2リンクの一端部を取り付け、
該第2リンクの他端部を扉側に設けられた扉側ベースに
回動自在に取り付け、第3リンクの一端部を前記本体側
ベースに、他端部を前記扉側ベースにそれぞれ回動自在
に取り付け、更に、該第3リンクの一端部と前記第1リ
ンクの一端部とに互いに噛合するギヤ部を形成したこと
を特徴としている。
【0007】
【作用】上記構成を有する扉の蝶番構造によれば、扉の
開閉動作すると、第1,第3リンクはギヤ部が噛合して
いるので互いに反対方向に回動し、更に、この第1リン
クには第2リンクが連結されているため、各リンクに支
持された扉は、本体の前面や隣接する書庫等の扉に干渉
することなく扉を開動させることができる。しかも、ギ
ヤ部が噛合して四節リンク機構を構成しているため、扉
は一義的な開閉動作をすることとなるので、扉の開閉操
作がしやすくなり、扉をスムーズに開閉動作させること
ができる。さらに、扉は第1,第2リンク及び第3リン
クに支持されているので、本体に対する支持強度が高く
なり、扉のスムーズな開閉動作を長期間維持することが
できる。さらにまた、扉を180°開成した状態では、
扉の側面部が、本体開口部の内側に突出することを防止
でき、書物等の出入れの邪魔になることがなく、使い勝
手が良好である。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につき
説明する。
【0009】図1乃至図7は本発明の一実施例を示した
もので、図1は書庫1の全体斜視図である。図1を参照
すると、書庫1は前面が開口した書庫本体2と、この本
体2の開口部2aを開閉するための左右一対の扉3,3
とを備えている。このような書庫1は、扉3,3を開け
て本体内の引出し或いは書類等の収納物を出し入れする
ことができる。
【0010】これら扉3,3は、図1中符号イ,ロ,
ハ,ニの四隅に配設された蝶番10…により書庫本体2
に開閉自在に支持されている。
【0011】以下では、符号イの位置に配設された蝶番
10を参照して説明する。
【0012】まず、この隅部の書庫本体2は、図3に示
すように、床部に挿入開口2bが形成され、この挿入開
口2bを介して本体側ベース11の一部が挿入されて固
定されている。
【0013】また、扉3の裏面部3aには、本体側ベー
ス11と対応した位置に、扉側ベース12が固定されて
いる。
【0014】この本体側ベース11には、図2等に示す
ように、第1リンク13の一端部13aが皿リベット1
4により回動自在に取り付けられ、この第1リンク13
の他端部13bに第2リンク15の一端部15aが皿リ
ベット14により回動自在に取り付けられ、更に、この
第2リンク15の他端部15bが皿リベット14により
扉側ベース12に回動自在に取り付けられている。
【0015】また、図2中符号16は第3リンクで、こ
の第3リンク16には、上下方向の中央部に本体側ベー
ス11の先端部が挿入されるスリット16cが形成さ
れ、この第3リンク16の一端部16aが皿リベット1
4を介して本体側ベース11に、他端部16bが皿リベ
ット14を介して扉側ベース12に皿リベット14を介
してそれぞれ回動自在に取り付けられている。
【0016】更に、この第3リンク16の一端部16a
には、略半円周上にギヤ部16dが形成される一方、前
記第1リンク13の一端部13aには、全周に渡ってギ
ヤ部13cが形成され、両ギヤ部13c,16dが互い
に噛合している。
【0017】なお、部位ロ,ハ,ニについても上述と略
同様の構造を呈しているので、説明を省略する。
【0018】次に、作用について説明する。
【0019】まず、図3に示す扉3の閉成状態では、扉
3の側面部3cが書庫本体2の側面部2fの外面2gよ
り隣接する書庫側に突出しないように設定されている。
この状態から、扉3を開成すべく、扉3を矢印方向に回
動させると、両ギヤ部13c,16dが噛合しているた
め、第1リンク13は時計廻りに回動し、第3リンク1
6は反時計廻りに回動する。回動量は、ギヤ比により所
望の値に設定する。そして、図7の(a),(b),
(c)に示すように回動して行き、(d)で全開状態と
なる。全開状態では、扉3は書庫本体2の前面に当たる
ことなく閉成状態から180°回動すると共に、扉3が
180度開いた状態では扉3は閉じた状態と比較して本
体2から扉3一枚の厚さ分だけ前方に移動する。このた
め書庫1が横方向に並設されている場合に、ある書庫1
の扉3を開放する場合に隣の書庫の扉が邪魔になって開
放できないということがない。
【0020】また、上記機構により扉3を開成した場合
には、図7の(d)に示すように、扉3の側面部3c
が、書庫本体2の側面部2fの内面2hより内側(開口
部2a内側)に突出していないため、書物等を出入れす
るのに、扉3の側面部3cが邪魔にならず、使い勝手が
良好である。
【0021】さらに、第1リンク13と第3リンク16
とが互いに噛合され限定された動作を行うことから、各
リンク13,15,16等により四節リンク機構が構成
されることになり、扉3は常に一義的な動きをすること
となるので、扉3の開閉操作がしやすくなり、扉3をス
ムーズに開閉動作させることができる。
【0022】さらにまた、扉3は各蝶番10毎に第1,
第2リンク13,15及び第3リンク16にて支持され
ているので、書庫本体2に対する支持強度が高くなり、
扉3のスムーズな開閉動作を長期間維持することができ
る。
【0023】以上実施例につき説明したが、本発明は上
記実施例の態様のみに限定されるものではなく、例え
ば、各リンク13,15,16等の形状は上記実施例の
形状に限らず他の形状でも良く、また、上記実施例の書
庫1は左右2つの扉3が左右に開く形式のものである
が、左方、右方または上方のみに開く単一の扉を備えた
ものであってもよい。また、本発明は書庫に限らず、扉
を有するものであれば、例えば間仕切り等にも同様に適
用することができる。
【0024】
【発明の効果】以上の説明から明かなように、本発明に
よれば、扉の開閉動作すると、第1,第3リンクはギヤ
部が噛合しており、互いに反対方向に回動し、更に、第
1リンクには第2リンクが連結されているため、各リン
クに支持された扉は、本体の前面や隣接する書庫等の扉
に干渉することなく扉を開動させることができる。しか
も、ギヤ部が噛合して四節リンクを構成しているため、
扉は一義的な開閉動作をすることとなるので、扉の開閉
操作がしやすくなり、扉をスムーズに開閉動作させるこ
とができる。さらに、扉は第1,第2リンク及び第3リ
ンクに支持されているので、本体に対する支持強度が高
くなり、扉のスムーズな開閉動作を長期間維持すること
ができる。さらにまた、扉を180°開成した状態で
は、扉の側面部が、本体開口部の内側に突出することを
防止でき、書物等の出入れの邪魔になることがなく、使
い勝手が良好な扉の蝶番構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る蝶番を使用した書庫の
全体斜視図である。
【図2】同実施例の蝶番を示す分解斜視図である。
【図3】同実施例を示す蝶番の配設状態を示す水平方向
に沿う断面図である。
【図4】同実施例を示す扉全開状態の蝶番の正面図であ
る。
【図5】同実施例を示す扉全開状態の蝶番の平面図であ
る。
【図6】同実施例を示す扉全開状態の蝶番の底面図であ
る。
【図7】同実施例の作用を示す説明図である。
【符号の説明】
1 書庫 2 書庫本体(本体) 3 扉 10 蝶番 11 本体側ベース 12 扉側ベース 13 第1リンク 13a 一端部 13b 他端部 13c ギヤ部 15 第2リンク 15a 一端部 15b 他端部 16 第3リンク 16a 一端部 16b 他端部 16d ギヤ部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体の前面の開口部を開閉する扉の蝶番
    構造であって、前記本体に設けられた本体側ベースに、
    第1リンクの一端部を回動自在に取り付け、該第1リン
    クの他端部に第2リンクの一端部を取り付け、該第2リ
    ンクの他端部を扉側に設けられた扉側ベースに回動自在
    に取り付け、第3リンクの一端部を前記本体側ベース
    に、他端部を前記扉側ベースにそれぞれ回動自在に取り
    付け、更に、該第3リンクの一端部と前記第1リンクの
    一端部とに互いに噛合するギヤ部を形成したことを特徴
    とする扉の蝶番構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008178532A (ja) * 2007-01-24 2008-08-07 Aisin Seiki Co Ltd 車両用シートリクライニング装置
JP2019183462A (ja) * 2018-04-06 2019-10-24 大征工業株式会社 開閉ステー
CN112360266A (zh) * 2020-10-23 2021-02-12 孙平 重型六联杆180°平开铰链

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JP2008178532A (ja) * 2007-01-24 2008-08-07 Aisin Seiki Co Ltd 車両用シートリクライニング装置
JP2019183462A (ja) * 2018-04-06 2019-10-24 大征工業株式会社 開閉ステー
CN112360266A (zh) * 2020-10-23 2021-02-12 孙平 重型六联杆180°平开铰链

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