JPH08253180A - 自転車用サドル - Google Patents

自転車用サドル

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JPH08253180A
JPH08253180A JP5622995A JP5622995A JPH08253180A JP H08253180 A JPH08253180 A JP H08253180A JP 5622995 A JP5622995 A JP 5622995A JP 5622995 A JP5622995 A JP 5622995A JP H08253180 A JPH08253180 A JP H08253180A
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Kohei Marui
功平 丸井
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Marui Co Ltd
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    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62J—CYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J1/00—Saddles or other seats for cycles; Arrangement thereof; Component parts
    • B62J1/02—Saddles resiliently mounted on the frame; Equipment therefor, e.g. springs
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62J—CYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J1/00—Saddles or other seats for cycles; Arrangement thereof; Component parts

Abstract

(57)【要約】 【目的】 サドル本体(1) からその下方に突出する前・
後脚(14)(15)を具備し、該前・後脚(14)(15)に各別に穿
設された挿入孔に船線(3) の両端部を各別に挿入した自
転車用サドルに於いて、サドル製造時に船線(3) の取付
け作業が円滑に行えるようにする。 【構成】 サイドプレート(12)の下端より更に下方に前
・後脚(14)(15)の少なくとも一方を突出させ、該突出部
に船線挿入用の挿入孔を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は自転車用サドルに関する
もので、該サドル製造時に於けるサドル本体への船線の
取付け作業を容易にしたものである。
【０００２】
【従来技術及び課題】自転車用サドルとして例えば図５
に示す如き構造を有するものがあり、このものでは、全
体が合成樹脂で一体的に形成されたサドル本体(1) と該
サドル本体(1) をその裏面側から支持する金属棒状の船
線(3) から構成されている。サドル本体(1) の先端近傍
下面には船線(3) の前端部を差し込む為の前脚(14)が突
設されている。又、トッププレート(11)の周縁から垂下
するサイドプレート(12)には前記前脚(14)の後方に位置
し且つ船線(3) の後端を差し込む為の後脚(15)が設けら
れている。
【０００３】このものでは、前脚(14)に穿設された挿入
孔(141) に船線(3) の先端を圧入し、その後、該船線
(3) の後端を他方の後脚(15)に穿設した挿入孔(151) に
圧入すると、サドルの組立てが完了する。しかしなが
ら、上記従来のものでは、トッププレート(11)とその周
縁から垂下するサイドプレート(12)で囲まれた狭い凹部
空間(19)内で船線(3) と前・後脚(14)(15)の結合作業を
行う必要があることから、サドル製造時に於ける船線
(3) の取付け作業が煩雑化するという問題があった。
【０００４】特に、競争車のサドルでは極めて横幅の狭
いものがあり、このものではサドル先端部は極端に細く
なっているから、該先端下部に於けるサドル本体(1) の
凹部空間(19)は相当に狭くなる。従って、かかるもので
は、極めて狭い凹部空間(19)内に挿入した船線(3) の先
端部を視覚確認しながらこれを前脚(14)等に圧入する作
業をしなければならず、該船線(3) の組み付け作業が一
層煩雑化する。
【０００５】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、『サドル上面を構成するトッププレート(11)とその
周縁から垂下するサイドプレート(12)を具備するサドル
本体(1) と、上記トッププレート(11)の下面側に突出し
且つ前後に間隔を置いて位置する前・後脚(14)(15)を具
備し、該前・後脚(14)(15)に各別に穿設された挿入孔(1
41) (151) に船線(3) の両端部を各別に挿入した自転車
用サドル』に於いて、サドル製造時に船線(3) の取付け
作業が円滑に行えるようにすることをその課題とする。
【０００６】
【技術的手段】上記課題を解決する為の本発明の技術的
手段は、『サイドプレート(12)の下端より更に下方に前
・後脚(14)(15)を突出させ、該突出部に船線挿入用の挿
入孔(141) (151) を形成した』ことである。
【０００７】
【作用】上記技術的手段は次のように作用する。前・後
脚(14)(15)はサイドプレート(12)の下端より更に下方に
突出していると共に該突出部に船線挿入用の挿入孔が形
成されているから、該挿入孔はサドル本体(1) の下面側
の狭い凹部空間(19)より下方の外部空間に露出した状態
となり、該広い外部空間で船線(3) と前・後脚(14)(15)
の結合作業が行える。
【０００８】
【効果】本発明は次の特有の効果を有する。サドル本体
(1) の下面側の狭い凹部空間から外れた広い外部空間で
船線(3) 端部の固定作業ができるから、サドル製造時に
於ける船線(3) の取付け作業が円滑に行える。
【０００９】
【実施例】次に、上記した本発明の実施例を図面に従っ
て説明する。図１〜図３は本発明実施例のサドル本体
(1) に船線(3) を取付けた状態を図示している。サドル
本体(1) は、合成樹脂で射出成形されたベース(16)とそ
の上面に敷設されたスポンジ状のクッションシート(17)
と更にその上面を被覆する化粧用の外装シート(18)で構
成されている。
【００１０】ベース(16)の先端近傍にはその下面から一
体的に突出した前脚(14)が設けられていると共に、該ベ
ース(16)の後端近傍には左右一対の後脚(15)(15)が下方
に向けて突設されている。サドル本体(1) の前部に位置
する上記前脚(14)は垂下部(142) とこれの下端から後方
に屈曲する水平部(143) で略Ｌ字状に構成されており、
これにより、上記前脚(14)の屈曲部が弾性変形してクッ
ション性が確保されるようになっている。又、上記前脚
(14)の水平部(143) はサドル本体(1) の周縁に垂下形成
されたサイドプレート(12)の下端より更に下方に突出し
ていると共に、該水平部(143) の自由端には後方に開放
する挿入孔(141) が穿設されている。
【００１１】他方、サドル本体(1) の後部に位置する後
脚(15)(15)はベース(16)と一体成形されていると共に、
該後脚(15)の中程から下端近傍には、図２，図３に示す
ように前後に貫通する挿入孔(151) が穿設されている。
そして、該挿入孔(151) にはエラストマーから成る緩衝
部材(100) (101) が圧入されるようになっており、該緩
衝部材(100) (101) で挟圧される態様でこれら両者間に
船線(3) が取付けられる。又、上記挿入孔(151) は、上
記前脚(14)の挿入孔(141) と同様にサドル本体(1) の周
縁に設けられたサイドプレート(12)の下端より更に下方
に位置しており、該挿入孔(151) はサドル本体(1) を後
方から見た場合に露見できるようになっている。更に、
上記後脚(15)には、上記挿入孔(151) の軸線と直交する
態様で下端から切り込みを入れて形成した切欠(155) が
設けられており、該切欠(155) を介して緩衝部材(100)
(101) の装填状態が外部から露見できるようにしてい
る。
【００１２】船線(3) は金属棒を略Ｖ字状に屈曲して形
成されていると共に、その後端近傍には屈曲部(33)が形
成されてその屈曲先端部が後方を向いた形状となってい
る。このものでは、船線(3) の先端屈曲部を前脚(14)の
挿入孔(141) に圧入し、その後、前脚(14)や後脚(15)(1
5)を弾性変形させながら船線(3) の後端を後脚(15)(15)
の挿入孔(151) (151) に挿入し、更に、該挿入孔(151)
内に緩衝部材(100)(101) を圧入する。即ち、挿入孔(15
1) の後端開放部から船線(3) の下方空間に緩衝部材(10
1) を圧入すると共に、該船線(3) の上方空間に緩衝部
材(100) を圧入するのである。そして、この船線(3) の
取付け作業時には前脚(14)に穿設した挿入孔(141) や後
脚(15)に穿設した挿入孔(151) がサイドプレート(12)の
下端から更に下方に露出しているから、前記サイドプレ
ート(12)が船線(3) の取付け作業時に邪魔にならず、こ
れにより、該船線(3) の取付け作業が簡便に行える。
又、船線(3) の後端部近傍には屈曲部(33)が形成されて
いることから、船線(3) が後方に移動した場合は上記屈
曲部(33)が後脚(15)に透設して該船線(3) が抜け止め状
態となる。従って、上記挿入孔(151) が前後に貫通して
いても、船線(3) の脱落が防止できる利点がある。
【００１３】尚、上記実施例では前・後脚(14)(15)に穿
設した挿入孔(141) (151) を共にサイドプレート(12)の
下端より下方に位置させたが、前脚(14)又は後脚(15)の
何れか一方のみを上記サイドプレート(12)の下端より下
方に突出させ、該突出部に挿入孔(141) 又は挿入孔(15
1) を形成するようにしてもよい。前脚(14)又は後脚(1
5)の何れか一方の挿入孔(141) (151) がサドル本体(1)
の構成壁に接近していても船線(3) の取付け作業は比較
的円滑に行えるからである。即ち、先ず船線(3)の一端
を把持すると共にその他端をトッププレート(11)とその
周縁のサイドプレート(12)で囲まれた凹部空間(19)に差
し込み、該他端をサドル本体(1) の構成壁近傍に位置す
る上記挿入孔に挿入する。この場合、作業者が把持する
船線(3) の一端は未だサドル本体(1) に固定されておら
ず自由状態になっているから、船線(3) の両端部の内、
サドル本体(1) に対して最初に固定する端部の固定作業
が比較的円滑に行える。そして、爾後、未だ固定されて
いない船線(3) の端部を、サドル側面(12)の下端より更
に下方に突出する前脚(14)又は後脚(15)に対して既述と
同様のに結合する。
【００１４】尚、上記実施例では後脚(15)の挿入孔(15
1) にのみ緩衝部材(100) (101) を装填したが、前脚(1
4)の挿入孔(141) に、船線(3) を包囲する態様で緩衝材
を装填しても良い。これにより、サドルに着座した際の
クッション性が一層改善される。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明実施例のサドル本体(1) に船線(3) を取
付けた状態の断面図
【図２】本発明実施例のサドル本体(1) に船線(3) を取
付けた状態の背面図
【図３】本発明実施例のサドル本体(1) に船線(3) を取
付けた状態の底面図
【図４】後脚(15)の要部の拡大断面図
【図５】従来例の説明図
【符号の説明】
(1) ・・・サドル本体 (3) ・・・船線 (11)・・・トッププレート (12)・・・サイドプレート (14)・・・前脚 (15)・・・後脚

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 サドル上面を構成するトッププレート(1
    1)とその周縁から垂下するサイドプレート(12)を具備す
    るサドル本体(1) と、上記トッププレート(11)の下面側
    に突出し且つ前後に間隔を置いて位置する前・後脚(14)
    (15)を具備し、該前・後脚(14)(15)に各別に穿設された
    挿入孔(141) (151) に船線(3) の両端部を各別に挿入し
    た自転車用サドルに於いて、サイドプレート(12)の下端
    より更に下方に前・後脚(14)(15)を突出させ、該突出部
    に船線挿入用の挿入孔(141) (151) を形成した自転車用
    サドル。
  2. 【請求項２】 サドル上面を構成するトッププレート(1
    1)とその周縁から垂下するサイドプレート(12)を具備す
    るサドル本体(1) と、上記トッププレート(11)の下面側
    に突出し且つ前後に間隔を置いて位置する前・後脚(14)
    (15)を具備し、該前・後脚(14)(15)に各別に穿設された
    挿入孔(141) (151) に船線(3) の両端部を各別に挿入し
    た自転車用サドルに於いて、サイドプレート(12)の下端
    より更に下方に前脚(14)又は後脚(14)(15)の一方を突出
    させ、該突出部に船線挿入用の挿入孔を形成した自転車
    用サドル。
  3. 【請求項３】 前脚(14)を、トッププレート(11)から伸
    びる垂下部(142) とその下端から後方に屈曲し且つ先端
    部に挿入孔(141) が穿設された水平部(143)とから構成
    した請求項１又は請求項２に記載の自転車用サドル。
  4. 【請求項４】 挿入孔(141) (151) の少なくとも一方に
    緩衝材を装填し、該緩衝材を介して船線(3) を保持する
    ようにした請求項１〜請求項３の何れかに記載の自転車
    用サドル。
  5. 【請求項５】 後脚(15)の挿入孔(151) に挿入された船
    線(3) 部分の前方近傍部を屈曲させた請求項１〜請求項
    ４の何れかに記載の自転車用サドル。
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