JPH08247130A - 部品の曲面部位の締結構造 - Google Patents

部品の曲面部位の締結構造

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JPH08247130A
JPH08247130A JP5008195A JP5008195A JPH08247130A JP H08247130 A JPH08247130 A JP H08247130A JP 5008195 A JP5008195 A JP 5008195A JP 5008195 A JP5008195 A JP 5008195A JP H08247130 A JPH08247130 A JP H08247130A
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JP
Japan
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curved surface
mold member
block
hole
mold
Prior art date
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Pending
Application number
JP5008195A
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English (en)
Inventor
Susumu Matono
進 的野
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Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特に平板状の第1型部材と、内壁面の角部に
曲面を有する第2型部材とを曲面部において締結する場
合、部材の接合面に対して高い強度を得ることが出来る
と共に、製作公差を吸収でき、設計通りの寸法精度で加
工製作が出来る部品の曲面部位の締結構造を提供するこ
とを目的とするものである。 【構成】 第2型部材12の内壁面12aの曲面部12
bには、高強度のアルミニュム製のブロック部材14が
配設され、このブロック部材14は、前記第2型部材1
2の角部の曲面形状に対応して当接係合する曲面部15
を有し、かつ前記第1型部材10及び第2型部材12の
貫通孔11,13と相対向する位置に貫通孔16が形成
され、ブロック部材14の外側面には、スクリュー部材
17の先端部と螺合する公知のプレートナット18が一
体的に取付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、部品の曲面部位の締
結構造にかかわり、更に詳しくは平板状の部材と内壁面
の角部に曲面がある部材とを、角部において内側から効
率良く締め付け固定することを可能とした部品の曲面部
位の締結構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、部材同志をボルト等を用いて締め
付け固定する締結構造としては、例えば、図2に示すよ
うに平板状の平面部品1a,1b同志を締付け固定する
場合、平面部品1a,1bに形成された貫通孔2a,2
bにボルト3を挿通させ、平面部品1bの裏面側から、
バックプレート4及びプレートナット5を介して締付け
固定することにより、強度を増し、各平面部品1a,1
bの製作公差を吸収させて固定する構造が知られてい
る。
【0003】また、図3に示すように平板状の平面部品
1cと、内壁面に曲面部Xを有する略L字状の部品1d
とを、その曲面部Xの近傍にて締付け固定する場合に
は、接合部に、前記平面部品1a,1b同志を締付け固
定する構造のようにバックプレート4や、プレートナッ
ト5を裏面側から使用することが出来ないため、アルミ
ブロック材6にヘリカルコイル7を埋設して、ボルト8
により締付け固定させていた。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】然しながら、上記平
板状の平面部品1cと、内壁面に曲面部Xを有する略L
字状の部品1dとを、アルミブロック材6にヘリカルコ
イル7を用いて締結する構造は、部品の接合面に対して
高い強度を得ることが出来るが、製作公差を吸収させる
ことが難しいと言う問題があった。
【0005】この発明は、かかる従来の課題に着目して
案出されたもので、特に平板状の第1型部材と、内壁面
の角部に曲面を有する第2型部材とを曲面部において締
結する場合、部材の接合面に対して高い強度を得ること
が出来ると共に、製作公差を吸収でき、設計通りの寸法
精度で加工製作が出来る部品の曲面部位の締結構造を提
供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、貫通孔を有する平板状の第1型部材と、前
記第1型部材に当接すると共に、第1型部材と相対向す
る位置に貫通孔を有し、かつ内壁面の角部に曲面を有す
る第2型部材と、前記第2型部材の角部の曲面形状に対
応して当接係合する曲面部を有し、かつ前記第1型部材
及び第2型部材の貫通孔と相対向する位置に貫通孔を備
えたブロック部材と、前記第1型部材,第2型部材及び
ブロック部材の貫通孔に第1型部材側から挿通し、かつ
ブロック部材の側面に設けるプレートナットと螺嵌して
締め付け固定するスクリュー部材とから成ることを要旨
とするものである。また、前記ブロック部材は、高強度
のアルミブロックから成り、更に前記ブロック部材とプ
レートナットとは一体的に形成されるものである。
【0007】
【発明の作用】この発明は上記のように構成され、特に
平板状の第1型部材と、内壁面の角部に曲面を有する第
2型部材とを曲面部において締結する際、第2型部材の
角部の曲面形状に対応して当接係合する曲面部を有し、
かつ前記第1型部材及び第2型部材の貫通孔と相対向す
る位置に貫通孔を備えたブロック部材を用いて、プレー
トナットとスクリュー部材とで締付け固定することによ
り、部材の接合面に対して高い強度を得ることが出来る
と共に、製作公差を吸収でき、設計通りの寸法精度で加
工製作が出来るものである。
【0008】
【発明の実施例】以下、添付図面に基づき、この発明の
実施例を説明する。図1は、この発明を実施した締結構
造の拡大断面図を示し、10は貫通孔11を有する繊維
強化プラスチック(FRP)を主材とした平板状の第1
型部材、12は、アルミニュム材料から成る第2型部材
を示し、この第2型部材12は、前記第1型部材10に
当接すると共に、第1型部材10と相対向する位置に貫
通孔13を有し、かつ内壁面12aの角部には、応力集
中を防止するための曲面部12bが形成されている。
【0009】前記第2型部材12の内壁面12aの曲面
部12bには、高強度のアルミニュム製のブロック部材
14が配設され、このブロック部材14は、前記第2型
部材12の角部の曲面形状に対応して当接係合する曲面
部15を有し、かつ前記第1型部材10及び第2型部材
12の貫通孔11,13と相対向する位置に貫通孔16
が形成されている。
【0010】また、ブロック部材14の外側面には、前
記第1型部材10,第2型部材12及びブロック部材1
4の貫通孔11,13,16に第1型部材10側から挿
通するスクリュー部材17の先端部と螺合する公知のプ
レートナット18が一体的に取付けられている。プレー
トナット18とは、内部にスクリュー部材17と螺嵌す
る左右前後に移動可能な雌ネジを形成した円筒状のネジ
筒をカバー部材により覆って構成したものである。そし
て、前記スクリュー部材17とプレートナット18とを
締め付けることにより、第1型部材10と第2型部材1
2との接合部をブロック部材14を介して強固に締付け
固定するものである。
【0011】次に、この発明の実施例に係る締結方法に
ついて説明する。まず、第2型部材12の内壁面12a
の角部に形成された曲面部12bに、予め角部の曲面形
状に対応して当接係合する曲面部15を形成したブロッ
ク部材14を貫通孔11,13,16を一致させた状態
で、接着剤等により仮止めする。またブロック部材14
の外側面には、プレートナット18が一体的に取付けら
れている。
【0012】このような状態から、第1型部材10側か
ら貫通孔11,13,16内にスクリュー部材17を挿
入すると共に、治具等を用いてスクリュー部材17を回
転させてプレートナット18と螺嵌させ、更にスクリュ
ー部材17を回転させることにより、第1型部材10と
第2型部材12との接合部をブロック部材14を介して
強固に締付け固定するものである。
【0013】このような操作は、片手操作により第1型
部材10側から簡単に行うことが出来、プレートナット
18とスクリュー部材17とで締付け固定することによ
り、部材の接合面に対して高い強度を得ることが出来る
と共に、製作公差を吸収でき、設計通りの寸法精度で加
工製作が出来るものである。
【0014】
【発明の効果】この発明は、上記のように貫通孔を有す
る平板状の第1型部材と、前記第1型部材に当接すると
共に、第1型部材と相対向する位置に貫通孔を有し、か
つ内壁面の角部に曲面を有する第2型部材と、前記第2
型部材の角部の曲面形状に対応して当接係合する曲面部
を有し、かつ前記第1型部材及び第2型部材の貫通孔と
相対向する位置に貫通孔を備えたブロック部材と、前記
第1型部材,第2型部材及びブロック部材の貫通孔に第
1型部材側から挿通し、かつブロック部材の側面に設け
るプレートナットと螺嵌して締め付け固定するスクリュ
ー部材とから成るため、特に平板状の第1型部材と、内
壁面の角部に曲面を有する第2型部材とを曲面部におい
て締結する場合、部材の接合面に対して高い強度を得る
ことが出来ると共に、製作公差を吸収でき、設計通りの
寸法精度で加工製作が出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施した締結構造の拡大断面図であ
る。
【図2】従来の平板状の平面部品同志を締付け固定する
締結構造の断面図である。
【図3】従来の平板状の平面部品と、内壁面に曲面部を
有する略L字状の部品とを、締付け固定する締結構造の
断面図である。
【符号の説明】
10 第1型部材 11 貫通孔 12 第2型部材 12a 内壁面 13 貫通孔 12b 曲面部 14 ブロック部材 15 曲面部 16 貫通孔 17 スクリ
ュー部材 18 プレートナット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貫通孔を有する平板状の第1型部材と、
    前記第1型部材に当接すると共に、第1型部材と相対向
    する位置に貫通孔を有し、かつ内壁面の角部に曲面を有
    する第2型部材と、前記第2型部材の角部の曲面形状に
    対応して当接係合する曲面部を有し、かつ前記第1型部
    材及び第2型部材の貫通孔と相対向する位置に貫通孔を
    備えたブロック部材と、前記第1型部材,第2型部材及
    びブロック部材の貫通孔に第1型部材側から挿通し、か
    つブロック部材の側面に設けるプレートナットと螺嵌し
    て締め付け固定するスクリュー部材とから成ることを特
    徴とする部品の曲面部位の締結構造。
  2. 【請求項2】 前記ブロック部材が、高強度のアルミブ
    ロックから成る請求項1に記載の部品の曲面部位の締結
    構造。
  3. 【請求項3】 前記ブロック部材とプレートナットとが
    一体的に形成された請求項1及び請求項2に記載の部品
    の曲面部位の締結構造。
JP5008195A 1995-03-09 1995-03-09 部品の曲面部位の締結構造 Pending JPH08247130A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009063125A (ja) * 2007-09-07 2009-03-26 Bridgestone Corp 座金及び水槽
JP2015096756A (ja) * 2013-11-15 2015-05-21 株式会社Ihi 低温タンク

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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WO2015072348A1 (ja) * 2013-11-15 2015-05-21 株式会社Ihi 低温タンク
US9857030B2 (en) 2013-11-15 2018-01-02 Ihi Corporation Cryogenic tank with anchored membrane

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