JPH08246633A - 後付手摺の支柱固定装置 - Google Patents

後付手摺の支柱固定装置

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JPH08246633A
JPH08246633A JP7815195A JP7815195A JPH08246633A JP H08246633 A JPH08246633 A JP H08246633A JP 7815195 A JP7815195 A JP 7815195A JP 7815195 A JP7815195 A JP 7815195A JP H08246633 A JPH08246633 A JP H08246633A
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寿麿 中谷
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) [目的] コンクリート躯体の状況に対応して,支柱ブ
ラケットを用いて,簡易に後付手摺の支柱を垂直同高に
立設する。 [構成] コンクリート躯体1上に起立ボルト2を立設
し,これに固定長孔6,15を介してべース部材4,支
柱ブラケット13を配置して,これらの湾曲歯合面7,
16により,固定長孔15の幅の回動調整を行って支柱
ブラケット13を水平にしてナット20止めし,支柱ブ
ラケット13の支柱受部18に支柱22を嵌挿して,長
孔19の幅の上下調整を施してボルトナット24でこれ
を固定する。これによって起立ボルト2を基準に簡易な
工事ができ,コンクリート躯体の波打ちや勾配の不均一
性に対して後付手摺の支柱22をそれぞれ垂直同高に立
設できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,屋上パラペット,ベラ
ンダ等のコンクリート躯体に手摺を後付設置するに用い
る後付手摺の支柱固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明者は,特願平6−79652号に
よって,べース部材と支柱ブラケットにより手摺支柱を
立設するようにしたこの種の支柱固定装置を提案済であ
る。
【0003】これによれば,例えばコンクリート躯体上
に載置配設し,厚肉基板の上面に凹湾曲の湾曲摺接面を
有するべース部材と,該べース部材上に載置配設し,厚
肉基板の下面に上記凹湾曲の湾曲摺接面に凹凸対接摺接
し,これに回動可能な凸湾曲の湾曲摺接面を,厚肉基板
上に一対の対向起立壁による嵌入部をそれぞれ有する支
柱ブラケットと,上記厚肉基板同士を中実一体のべース
体とするように,べース部材の固定長孔と支柱ブラケッ
トの固定孔を介して支柱ブラケットの厚肉基板側からコ
ンクリート躯体に打込んでべース部材と支柱ブラケット
を密着重合状にコンクリート躯体に固定したホールイン
アンカーによる固定金具と,支柱ブラケットの嵌入部を
被嵌した支柱を一対の対向起立壁に,上下方向調整自在
に固定したボルトナットとを備えてなるものとされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この例示のものによる
上記支柱固定装置は,例えば屋上パラペットの既設のコ
ンクリート躯体に典型的に見られる如くに,コンクリー
ト現場打設の現場施工や構造荷重による梁の垂れ下り等
に起因するコンクリート躯体の長手方向に凹凸面をなす
波打ちに対応し,また水切り用にコンクリート躯体の交
差方向に勾配を付したものに出現する勾配の不均一性に
対応して,支柱ブラケットの回動による垂直出しと,支
柱の上下方向調整によるその高さズレの吸収とによっ
て,手摺の各支柱をコンクリート躯体の状況如何に拘ら
ず垂直同高に立設することができるとともにべース部材
と支柱ブラケットの密着重合状のコンクリート躯体への
固定による厚肉基板同士の中実一体のべース体化等によ
って支柱の固定強度を充分に確保するものとなし得る。
【0005】しかし乍ら,この場合固定金具は,未固定
のべース部材に支柱ブラケットを載置配設した上,支柱
ブラケット側からコンクリート躯体に打込むから,コン
クリート躯体の穿設孔,べース部材の固定長孔,支柱ブ
ラケットの固定孔の位置出しを精密に行う必要があり,
工事が煩雑化し易く,また振動等による位置ズレが生じ
ると,固定金具の打込み不良やコンクリート躯体穿設孔
周辺のクラックや欠けを招いたりして,同じく工事が煩
雑化し易いという問題点を残している。
【0006】また支柱ブラケットと支柱との関係は,支
柱が支柱ブラケットの嵌入部を被嵌するから,そのボル
トナットが外部に露出するものとなり易いという問題点
を残している。
【0007】本発明は上記支柱固定装置のかかる問題点
に鑑みてなされたもので,その解決課題とする処は,該
支柱固定装置の長所を継承し,第1にコンクリート躯体
側の事情に対応して支柱ブラケットの回動による垂直出
しを可能とするとともに支柱の固定強度を充分に確保し
且つ工事を簡易且つ確実になし得るようにした後付手摺
の支柱固定装置を提供するにあり,第2にこれに加えて
コンクリート躯体の状況如何に拘らず支柱を常に垂直同
高とし得るものとし,第3に同じくこれに加えて支柱の
固定強度を更に向上し得るものとし,第4に同じくこれ
に加えて支柱ブラケットと支柱との固定部位の露見を防
止し得るものとした後付手摺の支柱固定装置をそれぞれ
提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記第1の課題に添い,
コンクリート躯体上に起立突設した起立ボルトを基準に
してべース部材と支柱ブラケットを配設し,支柱ブラケ
ットの固定長孔によりその垂直出しを行い得るように
し,その固定を起立ボルトに対する支柱ブラケット側の
締着ナットによるとともに凹凸対面歯合の厚肉基板同士
の中実一体のべース体とするようにこれらを密着重合状
とし,また支柱を支柱ブラケットの支柱受部に嵌挿固定
するようにしたものであって,即ち本発明請求項1を,
コンクリート躯体上に起立突設した起立ボルトと,該起
立ボルトを固定長孔に挿通してコンクリート躯体上に載
置配設し,厚肉基板の上面に凹湾曲の湾曲歯合面を有す
るべース部材と,上記起立ボルトを固定長孔に挿通して
該べース部材上に載置配設し,厚肉基板の下面に上記凹
湾曲の湾曲歯合面に凹凸対面歯合し,上記固定長孔の範
囲で回動可能とする凸湾曲の湾曲歯合面を,厚肉基板上
に一対の対向起立壁又は囲繞起立壁による支柱受部をそ
れぞれ有する支柱ブラケットと,上記各厚肉基板同士を
中実一体のべース体とするように上記起立ボルトに支柱
ブラケットの支柱受部内で締着してべース部材と支柱ブ
ラケットを密着重合状にコンクリート躯体に固定した締
着ナットと,支柱ブラケットの支柱受部に嵌挿した支柱
を上記対向起立壁又は囲繞起立壁に固定した貫通乃至複
数個別のボルトナット又は複数の固定ネジとを備えてな
ることを特徴とする後付手摺の支柱固定装置,請求項2
を,請求項1のべース部材の凹湾曲の湾曲歯合面と支柱
ブラケットの凸湾曲の湾曲歯合面に代えて,べース部材
に凸湾曲の湾曲歯合面を,支柱ブラケットに凹湾曲の湾
曲歯合面を配設してなることを特徴とする後付手摺の支
柱固定装置とし,上記第2の課題に添い,支柱と支柱ブ
ラケットの関係,態様を,支柱上下方向調整自在とした
ものであって,即ち本発明請求項3を,請求項1又は2
の支柱ブラケットにおける対向起立壁又は囲繞起立壁へ
の支柱の固定を貫通乃至複数個別のボルトナットで行う
とともに起立壁と支柱とのボルト孔のうち一方を長孔と
し,他方を丸孔とすることにより,支柱を上下方向調整
自在としてなることを特徴とする後付手摺の支柱固定装
置とし,上記第3の課題に添い,べース部材と支柱ブラ
ケットの関係,態様を,支柱ブラケットの対向起立壁間
ブラケット受部への嵌挿によるものとし,またこれを開
口側で抜止保持するものとしたものであって,即ち本発
明請求項4を,請求項1乃至3のいずれかのべース部材
が,厚肉基板上に配設した一対の対向起立壁によるブラ
ケット受部を備え且つ該ブラケット受部に支柱ブラケッ
トを嵌挿してなることを特徴とする後付手摺の支柱固定
装置とし,更に上記第4の課題に添い,支柱の固定部位
を目隠しカバーによって追加的に目隠しするものとした
ものであって,即ち本発明請求項5を,請求項1乃至4
のいずれかのべース部材が,支柱を固定した一対の対向
起立壁又は囲繞起立壁のボルトナット又は固定ネジを被
覆目隠しする着脱自在の目隠しカバーを追加的に備えて
なることを特徴とする後付手摺の支柱固定装置とし,こ
れらをそれぞれ発明の要旨として,上記課題解決の手段
としたものである。
【0009】
【実施例】以下実施例を示す図面に従って本発明を更に
具体的に説明すれば,1は,例えば屋上パラペットのコ
ンクリート躯体,2はこのコンクリート躯体1上に起立
突設した起立ボルト,4はべース部材,13は支柱ブラ
ケット,22は支柱,24は本例においてべース部材4
に設けた目隠しカバーをそれぞれ示す。
【0010】起立ボルト2は,図示省略の後付手摺の各
支柱4位置において,コンクリート躯体1に,例えばド
リルで孔開けした穿孔3にエポキシ系接着剤を入れた
上,下端を挿入して埋込み接着固定してそれぞれ上方に
起立突設したものとしてある。
【0011】べース部材4は,コンクリート躯体1にお
ける位置調整を可能とする固定長孔6を透設した厚肉基
板5とその上面に凹湾曲の湾曲歯合面7を有し,本例に
あって厚肉基板5上に配設した一対の対向起立壁8によ
るブラケット受部9を備え,更に該一対の対向起立壁8
の対向面両端部にブラケット受部9の開口側を画する突
起10を備えたものとして,例えばアルミダイキャスト
で鋳造成型した一体成型のものとしてあり,該べース部
材4は,起立ボルト2を固定長孔6に挿通して,本例に
あって,固定長孔6をコンクリート躯体1交差方向に向
けるとともに一対の対向起立壁8を同様とし,そのブラ
ケット受部9の開口を,コンクリート躯体1の交差方向
に向けるようにして,コンクリート躯体1上に載置配設
したものとしてある。
【0012】支柱ブラケット13は,固定長孔15を透
設した厚肉基板14とその下面に上記べース部材4の凹
湾曲の湾曲歯合面7に凹凸対面歯合し,上記固定長孔1
5の範囲で回動可能とする凸湾曲の湾曲歯合面16を,
厚肉基板14上に,本例において囲繞起立壁17による
支柱受部18をそれぞれ有し,該囲繞起立壁17の対向
壁に上下の長孔19を透設したものとしてある一方,囲
繞起立壁17の外法寸法を,べース部材4のブラケット
受部9の内法寸法に合わせる一方,一対の対向起立壁8
における突起10の間隔より小となるようにして,同じ
く例えばアルミダイキャストで鋳造成型した一体成型の
ものとしてあり,該支柱ブラケット13は,上記起立ボ
ルト2を固定長孔15に挿通してべース部材4上に載設
配置したものとしてあり,本例にあって,この載設配置
は,べース部材4の一対の対向起立壁8によるブラケッ
ト受部9に支柱ブラケット13を嵌挿し,またブラケッ
ト受部9の開口側を画する突起10間に,これら突起1
0を揺動ストッパーとするように位置するように行って
あり,これによりべース部材4の湾曲歯合面7と支柱ブ
ラケット13の湾曲歯合面16との安定した凹凸対面歯
合下において,歯合位置を変化する如くにして上記固定
長孔15及び突起10間の範囲でべース部材4に対して
支柱ブラケット13を回動可能として,コンクリート躯
体1の勾配の状況如何に拘らず,即ちべース部材4の載
置配設勾配の如何に拘らず,支柱ブラケット13を水平
設置し得るように回動調整自在の載置配設を行うものと
ある。
【0013】締着ナット20は,各厚肉基板5,14同
士を中実一体のべース体とするように上記起立ボルト2
に支柱ブラケット13の支柱受部18内で締着してべー
ス部材4と支柱ブラケット13を密着重合状にコンクリ
ート躯体1に固定したものとしてあり,即ち本例にあっ
てべース部材4の湾曲歯合面7とこれに水平設置した支
柱ブラケット13の湾曲歯合面16との上記安定した凹
凸対面歯合下において,支柱ブラケット13側からワッ
シャー21を介した締着ナット20を起立ボルト2に締
着することによって,厚肉基板5,14同士を中実一体
のべース体とする如くにべース部材4と支柱ブラケット
13とを密着重合して強固にコンクリート躯体1に固定
したものとしてある。
【0014】支柱22は,上記図示省略の後付手摺を構
成する所定間隔矩形断面のアルミ押出材製のものにし
て,対向壁の下端にそれぞれ丸孔23を透設したものと
してあり,該支柱22は,支柱ブラケット13の支柱受
部18に嵌挿し,上記囲繞起立壁17に貫通ボルトナッ
ト24によって固定したものとしてあり,本例にあって
この固定は,上記囲繞起立壁17の上下の長孔19と支
柱22の丸孔23を介して貫通ボルトナット24を貫通
締着することによって支柱22を上下方向調整自在に行
ってある。支柱ブラケット13は水平設置してあるか
ら,これにより支柱22は自ずと垂直出しがなされる一
方,上下方向調整自在によって,コンクリート躯体1の
波打ちに対して長手方向所定間隔の各支柱22が高さズ
レを吸収して,支柱22は更に同高のものとして,結局
垂直同高の立設が可能となるようにしてある。
【0015】一方,目隠しカバー25は,べース部材4
が,支柱22を固定した囲繞起立壁17のボルトナット
24を被覆目隠しする着脱自在のものとして備えたもの
としてあり,本例にあって目隠しカバー25は,一対の
対向起立壁8間の端縁に添い,ブラケット受部9の開口
を塞ぐように湾曲プレート状とし,その内面上下端に直
交方向に突出した一対の係止片26,27を有するアル
ミ押出材製のものとしてあり,該目隠しカバー25のべ
ース部材4への着脱自在の配設は,本例にあって,べー
ス部材4における厚肉基板5に設けた係止段部11と,
一対の対向起立壁8の突起10上端に設けた同じく係止
段部12に対して一対の係止片26,27を弾発的に引
掛係止することによってべース部材4に固定し,また先
細のものでこれを引起すことによって取外し可能となる
ようにして行ってあり,これにより貫通ボルトナット2
4は,その前後を各目隠しカバー25によってそれぞれ
露見しないように被覆目隠しするものとし,支柱22の
固定装置の外観を良好なものとしてある。
【0016】なおこのとき本例の支柱ブラケット13に
あってその湾曲歯合面16は,支柱22の中心線と各目
隠しカバー25の上端を結ぶ線との交点を中心点とする
円弧による湾曲面としてあるので,目隠しカバー25間
位置が支柱25の最小の振れ部位となり,従って,例え
ば支柱22の外法寸法を55mmの一般的なものとして,
支柱ブラケット13のベース部材4に対する傾斜を50
としたとき,支柱22と目隠しカバー25との隙間は
0.5mm程度存在すればこれを吸収することが可能であ
り,該目隠しカバー25に外観を損うような溝が露出す
るのを可及的に防止するものとしてある(このため本例
にあっては図面に隙間の図示を省略した)。
【0017】図示した例は以上のとおりとしたが,更に
上記べース部材の凹湾曲の湾曲歯合面と支柱ブラケット
の凸湾曲の湾曲歯合面とするのが,支柱ブラケットの安
定した凹凸湾曲歯合の確保の上からより好ましいが,こ
れに代えてべース部材に凸湾曲の湾曲歯合面を,支柱ブ
ラケットに凹湾曲の湾曲歯合面を配設することができ,
またべース部材をピース状部材として対向起立壁を備え
ないものとして支柱ブラケットを該べース部材上にその
まま載置配設するようにして締着ナットで同様に固定す
るようにすること,支柱ブラケットの支柱受部を,上記
囲繞起立壁によるものに代えて,一対の対向起立壁によ
るものとし,該対向起立壁に支柱を固定するようにする
こと,支柱の固定に,上記貫通ボルトナットに代えて,
複数個別のボルトナット又は複数の固定ネジを用いるよ
うにし,このとき必要に応じて支柱内側に受ナットを固
着したり,ネジ受け用に支柱内側を肉盛したものとする
こと,支柱を上下方向調整自在とする構成により,ボル
トナットを用いるとき,上記支柱ブラケットの長孔,支
柱の丸孔の関係を逆にして,起立壁と支柱とのボルト孔
のうち一方を長孔とし,他方を丸孔とする関係を確保す
るようにすること,べース部材に着脱自在の目隠しカバ
ーを配設するにつき,該目隠しカバーの下端をべース部
材の厚肉基板にネジ止めするものとし,また上記弾発的
な係止によるとき,目隠しカバーが一対の対向起立壁端
面を覆い,上端の係止片を該対向起立壁端面に設けた係
止溝に対して係止するようにすることが可能であり,こ
れらを含めて本発明の実施に当ってコンクリート躯体,
起立ボルト,べース部材,支柱ブラケット,締着ナッ
ト,支柱ボルトナット,ネジ,必要に応じて用いる目隠
しカバーの各具体的形状,構造,材質,これらの関係,
これらに対する付加,設置の向きや態様,手順等は,上
記各発明の要旨に反しない限り様々な態様のものとで
き,以上に示したものに殊更限定するには及ばない。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上のとおりに構成したから,
請求項1は,交差方向の勾配不均一性等コンクリート躯
体側の事情に対応して支柱ブラケットの回動による垂直
出しを可能とし,べース部材と支柱ブラケットの中実一
体のべース体とするような密着重合状の固定と,支柱の
嵌挿固定とによって,これらの固定強度を充分に確保し
且つ起立ボルトを基準にしたべース部材と支柱ブラケッ
トの固定を可能として,支柱の立設工事を簡易且つ確実
になし得るようにした後付手摺の支柱固定装置を提供す
ることができる。
【0019】請求項2は,これに加えて長手方向の波打
等コンクリート躯体の状況如何に拘らず所定間隔の各支
柱を常に垂直同高に立設可能なものとすることができ
る。
【0020】請求項3は,同じくこれに加えて,支柱ブ
ラケットがべース部材に対接した嵌挿となるから,支柱
ブラケットの載置配設とその固定を安定化して,更に支
柱の固定強度を向上したものとすることができる。
【0021】請求項5は,同じくこれに加えて,支柱ブ
ラケットと支柱との固定部位の露見を防止して外観を良
好なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】支柱固定装置の分解斜視図
【図2】支柱固定装置のコンクリート躯体交差方向縦断
面図
【図3】支柱固定装置のコンクリート躯体長手方向縦断
面図
【図4】支柱固定状態の支柱位置における横断面図
【図5】べース部材の平面図
【図6】べース部材の側面図
【図7】べース部材の中央位置縦断面図
【図8】支柱ブラケットの平面図
【図9】支柱ブラケットの中央位置縦断面図
【符号の説明】
1 コンクリート躯体 2 起立ボルト 4 べース部材 5 厚肉基板 6 固定長孔 7 湾曲歯合面 8 対向起立壁 9 ブラケット受部 13 支柱ブラケット 14 厚肉基板 15 固定長孔 16 湾曲歯合面 17 囲繞起立壁 18 支柱受部 19 長孔 20 締着ナット 22 支柱 23 丸孔 24 貫通ボルトナット 25 目隠しカバー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート躯体上に起立突設した起立
    ボルトと,該起立ボルトを固定長孔に挿通してコンクリ
    ート躯体上に載置配設し,厚肉基板の上面に凹湾曲の湾
    曲歯合面を有するべース部材と,上記起立ボルトを固定
    長孔に挿通して該べース部材上に載置配設し,厚肉基板
    の下面に上記凹湾曲の湾曲歯合面に凹凸対面歯合し,上
    記固定長孔の範囲で回動可能とする凸湾曲の湾曲歯合面
    を,厚肉基板上に一対の対向起立壁又は囲繞起立壁によ
    る支柱受部をそれぞれ有する支柱ブラケットと,上記各
    厚肉基板同士を中実一体のべース体とするように上記起
    立ボルトに支柱ブラケットの支柱受部内で締着してべー
    ス部材と支柱ブラケットを密着重合状にコンクリート躯
    体に固定した締着ナットと,支柱ブラケットの支柱受部
    に嵌挿した支柱を上記対向起立壁又は囲繞起立壁に固定
    した貫通乃至複数個別のボルトナット又は複数の固定ネ
    ジとを備えてなることを特徴とする後付手摺の支柱固定
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1のべース部材の凹湾曲の湾曲歯
    合面と支柱ブラケットの凸湾曲の湾曲歯合面に代えて,
    べース部材に凸湾曲の湾曲歯合面を,支柱ブラケットに
    凹湾曲の湾曲歯合面を配設してなることを特徴とする後
    付手摺の支柱固定装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2の支柱ブラケットにおけ
    る対向起立壁又は囲繞起立壁への支柱の固定を貫通乃至
    複数個別のボルトナットで行うとともに起立壁と支柱と
    のボルト孔のうち一方を長孔とし,他方を丸孔とするこ
    とにより,支柱を上下方向調整自在としてなることを特
    徴とする後付手摺の支柱固定装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかのべース部材
    が,厚肉基板上に配設した一対の対向起立壁によるブラ
    ケット受部を備え且つ該ブラケット受部に支柱ブラケッ
    トを嵌挿してなることを特徴とする後付手摺の支柱固定
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかのべース部材
    が,支柱を固定した一対の対向起立壁又は囲繞起立壁の
    ボルトナット又は固定ネジを被覆目隠しする着脱自在の
    目隠しカバーを追加的に備えてなることを特徴とする後
    付手摺の支柱固定装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102602305A (zh) * 2012-03-21 2012-07-25 北京交通大学 一种接触网立柱竖向调节装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01154952A (ja) * 1987-12-11 1989-06-16 Naka Tech Lab 手摺支柱の支持装置

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