JP2582727B2 - 手摺支柱立設装置 - Google Patents

手摺支柱立設装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,新築又は既築のベラン
ダ,廊下,屋上パラペット等コンクリート躯体に手摺を
設置するに用いる手摺支柱立設装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種手摺を設置するには,手摺支柱の
下端をコンクリート躯体に直接に埋込み固定するか,立
設部材として直付用のブラケットを用いて,これをコン
クリート躯体に載置固定し,ブラケットの手摺支柱挿入
部に手摺支柱下端を挿入して,ボルトナット,ネジ等の
固定金具による固定手段によってブラケットに手摺支柱
を固定するものとされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,手摺支
柱下端をコンクリート躯体に埋込み固定する場合には,
コンクリートと手摺支柱材質のアルミとの熱膨張率の違
いにより,手摺支柱や手摺の変形を招いたり,コンクリ
ートとアルミとの接触によって手摺支柱のアルカリ腐食
を招いたりするという問題点がある。また上記ブラケッ
トを用いる場合には,このような問題点を解消し得る
が,一方でコンクリート躯体の状態により手摺の設置を
なし得ないケースが生じ易いという問題点がある。
【0004】即ちブラケットを用いて手摺を設置する場
合には,手摺支柱を垂直且つ同一高さの同高に立設する
ことが不可欠であるが,一般にコンクリート躯体は,コ
ンクリートを現場打設した現場施工のものとされるか
ら,その長手方向に向けて凹凸面をなすように波打った
り,水切り用に交差方向に向けて傾斜させた場合にあっ
ては特にその傾斜角度が大きく異なって変化しているこ
とも多く,また手摺をリフォームする必要のある,特に
既築の建物にあっては,長年月に亘る構造荷重を受けて
梁が垂れ下ることによって,コンクリート躯体の波打ち
が更に促進されていることも多い。
【0005】従ってこのような状態のコンクリート躯体
に対して,その長手方向所定間隔にブラケットを設置す
ると,ブラケットは,コンクリート躯体の凹凸や傾斜に
応じて区々の方向を向き,垂直な手摺支柱に対して角度
のズレを生じ,更にコンクリート躯体の波打ちによる高
低差に応じて設置高さが異なり,同一長さ寸法の手摺支
柱に対して高さのズレを生じ,結局手摺支柱の挿入や固
定の障害となり,手摺設置の立設やこれによる手摺の設
置をなし得ないことになる。
【0006】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
で,その解決課題とする処は,いずれもブラケットを用
いながら,第1にコンクリート躯体の傾斜に対応し得る
手摺支柱立設装置を提供し,第2に更にコンクリート躯
体の,高低差に対応し得る手摺支柱立設装置を提供する
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明請求項1は,一対
の起立壁の対向面に湾曲部を具備したコンクリート躯体
上面載置用のブラケットと,上記一対の起立壁とこれに
垂直挿入した手摺支柱間に介設し,外側面に湾曲摺接部
を具備して該湾曲摺接部を上記各湾曲部にそれぞれ回動
自在に係合配設した一対のピース状回動スペーサーと,
これらブラケット,回動スペーサー及び手摺支柱を一体
的に固定する固定手段とを備えてなることを特徴とする
手摺支柱立設装置に係り且つこれを発明の要旨とし,請
求項2は,上記一対のピース状回動スペーサーの下端に
連結ブリッジを追加的に設け,これら回動スペーサーを
コ字状一体に連結した一体スペーサーとしてなることを
特徴とする請求項1の手摺支柱立設装置に係り且つこれ
を発明の要旨とし,請求項3は,上記ブラケット,回動
スペーサー及び手摺支柱の固定手段を,ブラケット又は
回動スペーサーと手摺支柱のいずれかの上下方向に向け
た長孔とその余の透孔を介するボルトナットと,回動ス
ペーサー回動防止用のネジとによって構成したことを特
徴とする請求項1又は2の手摺支柱立設装置に係り且つ
これを発明の要旨として,それぞれ上記第1の課題解決
の手段とする一方,その態様によっては更に第2の課題
解決の手段とするものであり,また請求項4は,上記手
摺支柱の長孔又は透孔に代えて,該手摺支柱の上下方向
高さ調整用に所定調整寸法に応じた長孔又は下端開口の
スリットとしてなることを特徴とする請求項3の手摺支
柱立設装置に係り且つこれを発明の要旨として,上記第
1及び第2の課題解決の手段とするものである。
【0008】
【実施例】以下実施例を示す図面に従って本発明を更に
具体的に説明すれば,図1乃至図7において1は,スラ
ブから手摺基台をなすように所定高さに起立した手摺設
置対象のコンクリート躯体,3はアルミ製手摺の手摺支
柱,6はアルミ製手摺3の下桟,10はコンクリート躯
体1上面に手摺支柱を立設するに用いるブラケット,3
0は同じく回動スペーサーをそれぞれ示す。
【0009】本例において手摺支柱3は,図示省略のパ
イプ手摺,格子組み手摺等各種手摺の長手方向両端部又
は長手方向所定間隔に配設した,方形又は矩形の角柱形
にしてアルミ押出材製中空のものとし,その下方一対の
対向壁に上下方向に長孔4を透設したものとしてある。
長孔4は,手摺支柱3の対向側面に,その一側面におい
て下端より3mm,他側面において下端より6mm離隔し
て,それぞれ上方に31mm長さの対向壁面間段差状に透
設したものとしてあり,これにより,後述のとおり該手
摺支柱3は上下方向高さ調整用のものとし,その調整寸
法を後述のボルトナットの径を除いた上下方向23mmに
設定したものとしてある。
【0010】ブラケット10は,回動スペーサー30と
ともに手摺支柱3を立設するための複数部材による手摺
立設部材を構成するものとしてあり,該ブラケット10
は,一対の起立壁15の対向面に湾曲部16を具備した
コンクリート躯体1上面載置用のものとしてある。
【0011】即ち本例においてブラケット10は,一対
の張出基板11の内側に垂直に起立した一対の対向壁1
3間に架設状とし,且つ該一対の対向壁13とともに方
形又は矩形の挿入部19を区画するように一対の起立壁
15を起立配設したアルミ鋳物の鋳造一体のものとして
ある。このとき一対の対向壁13は手摺支柱3の外法寸
法に対応した内法寸法を有する垂直面をなすものとする
一方,一対の起立壁15は手摺支柱3の外法寸法より幅
広の開口を形成するように離隔間隔を大きく設定してあ
り,また一対の起立壁15の対向面には,挿入部19を
湾曲拡開するようにそれぞれ凹陥状とし,同一曲率半径
の湾曲平滑の面をなす凹陥の湾曲部16を具備する一
方,該一対の起立壁15にはそれぞれ丸孔とした透孔1
7を透設したものとしてある。
【0012】回動スペーサー30は,ブラケット10に
おける上記一対の起立壁15とこれに垂直挿入した手摺
支柱3間に介設し,外側面に湾曲摺接部32を具備して
該湾曲摺接部32を上記各湾曲部16にそれぞれ回動自
在に係合配設したものとしてある。
【0013】即ち本例において回動スペーサー30は,
各湾曲部16毎にこれと手摺支柱3間に介設するアルミ
押出材製中空のピース状にして同形一対のものとしてあ
り,手摺支柱3側の内側面を垂直平坦の支柱対接部31
とし,上記湾曲部16側の外側面を,膨出状とし,湾曲
部16と同一曲率半径の湾曲平滑の面をなす膨出の湾曲
摺接部32を具備する一方,これら回動スペーサー30
の湾曲摺接部32位置には,それぞれ上下方向に向けた
長孔33を透設したものとしてあり,これにより該回動
スペーサー30は,その湾曲摺接部32をブラケット1
0の湾曲部16に嵌合状に係合することにより,湾曲摺
接部32が湾曲部16に回動摺接自在となって,支柱対
接部31の角度を可変とするように回動自在としてあ
る。
【0014】このように構成したブラケット10と一対
の回動スペーサー30による手摺支柱3の立設は,コン
クリート躯体1上面に,一対の起立壁15がこれと交差
方向に位置するように載置し且つ固定したブラケット1
0に回動スペーサー30を係合配設し,回動スペーサー
30の支柱対接部31間に手摺支柱3下端を挿入して,
これらブラケット10,回動スペーサー30及び手摺支
柱3を,固定手段により一体的に固定することによって
行うものとしてある。
【0015】本例にあってこの固定手段は,上記ブラケ
ット10の透孔17,回動スペーサー30の長孔33及
び手摺支柱3の長孔4を介しこれらを貫通する貫通ボル
トナット41と,回動スペーサー30回動防止用のネジ
42とによって構成してある。
【0016】即ち貫通ボルトナット41は,ブラケット
10の一側起立壁15側からこれらの透孔17,長孔3
3に挿通した貫通ボルトに,他側起立壁15側において
ナットを締着して,ブラケット10の起立壁15間に一
対の回動スペーサー30及び手摺支柱3を締着挟持する
ものとし,また,この締着挟持状態では回動スペーサー
30の回動が生じ,ブラケット10に対して手摺支柱3
が,この回動スペーサー30の回動によって回動するこ
とになるので,回動スペーサー30の回動を防止し,ブ
ラケット10と手摺支柱3の関係を固定化するために上
記ネジ42を螺入するものとしてある。このネジ41
は,本例において一側起立壁15から一方の回動スペー
サー30及び手摺支柱3に至るタップ用のものとしてあ
る。
【0017】従って手摺支柱3は,回動スペーサー30
を介してブラケット10に対して角度の回動自在性が得
られるから,ブラケット10を載置固定したコンクリー
ト躯体1が水平であるときはもとより,これが傾斜して
いるときでも,その傾斜を回動スペーサー30が吸収し
て,手摺支柱3は常に垂直に立設されることになり,更
にこのとき上記のとおり手摺支柱3の長孔4は,対向壁
面間段差状に上下方向高さ調整用とされるから,貫通ボ
ルトナット41のボルト径を除いた上下方向高さの調整
が可能となり,アルミ製手摺を水平に設置するために,
手摺支柱3は隣接相互にそれぞれ同一高さの同高に立設
されることになり,本例の手摺支柱立設装置によれば,
ブラケット10を用いながら,コンクリート躯体1の状
況の如何を問わず垂直同高の手摺支柱3の立設が可能と
なる。
【0018】なお図1乃至図7において2はコンクリー
ト躯体1の穿孔,12は,コンクリート躯体1が幅狭で
も可及的にその内方において,ホールインアンカー等の
固定金具40によるブラケット10固定を行い,固定金
具40の打込みが外方に位置することによるコンクリー
ト躯体1のクラックや損傷を防止するように,張出基板
11に透設し,コンクリート躯体1交差方向に長孔とし
た上記穿孔2への固定金具40打込み用の固定長孔,1
4は一対の張出基板11の端部を被覆する起立被覆壁,
18は一対の起立壁15上面の傾斜ストッパー部,34
は該傾斜ストッパー部18を受座とするようにこれに対
接し,回動スペーサー30の最大回動範囲を画する回動
規制部,35はこれを延設し手摺支柱3との外観を良好
とする対接部,20は張出基板11下端に係止し,起立
被覆壁14間に亘るように設置した固定金具40被覆用
の側面カバー,21は一対の起立壁15上下端に係止
し,固定手段の貫通ボルトナット41,ネジ42被覆用
の前後面カバーである。
【0019】図8乃至図10は,他の例に係る手摺支柱
立設装置を示すもので,本例にあっては,上記例におけ
る一対のピース状回動スペーサー30の下端に連結ブリ
ッジ37を追加的に設け,これら回動スペーサー30を
コ字状一体に連結した一体スペーサー36を用い,また
手摺支柱3の上下方向高さ調整用に下端開口のスリット
5を設けたものとしてある。
【0020】即ち一体スペーサー36は,手摺支柱3の
外法寸法に対応する支柱対接部31の内法寸法を有する
ように,アルミ押出材で一体に成型したものとし,ブラ
ケット10の一対の起立壁15間には,該一対スペーサ
ー36を傾斜させて斜め方向に挿入した後に水平方向に
回動することにより装着して,同様に湾曲部16に対し
て湾曲摺接部32を回動摺接自在としてその支柱対接部
31の角度自在性を得られるようにしてある。
【0021】その余は,カバーを省略した点を除き,前
記例と同様に構成してあるので,重複する説明を省略す
るが,本例にあっても,ブラケット10を用いながら,
コンクリート躯体1の状況の如何を問わず垂直同高の手
摺支柱3の立設が可能となる。
【0022】図示した例は以上のとおりとしたが,本発
明の実施の態様として更に次のものが可能である。
【0023】即ちブラケットについて,これを底基板と
これに起立配設した一対の起立壁とによって,例えばア
ルミ押出材製のものとして構成し,コンクリート躯体へ
の載置固定を一対の起立壁間又はその外側におけるホー
ルインアンカー等固定金具により行うようにすること,
ブラケットのコンクリート躯体への載置固定について,
一体スペーサーを用い,該一体スペーサーに所定の回動
をした後これをブラケットとともに上記固定金具によっ
て同時に固定するようにすること,ブラケットのコンク
リート躯体への載置固定について,上記水切り用の傾斜
に対応するように用いる他,コンクリート躯体長手方向
に一対の起立壁を向けるように配設して,コンクリート
躯体長手方向の波打ちによる傾斜に対応するように用い
ること,一対の起立壁について,その開口側先端を湾曲
状又は手摺支柱に対して線接触状とし,起立壁間開口幅
を手摺支柱外法寸法に対応させ又は可及的に近づけたも
のとすること,一対の起立壁と回動スペーサーとの関係
について,一対の起立壁の対向面湾曲部の一方又は双方
を膨出状の湾曲部とし,これに応じて回動スペーサー湾
曲摺接部の一方又は双方を凹陥状として構成し,回動ス
ペーサーを回動自在に係合配設するようにすること,湾
曲部と湾曲摺接部をそれぞれ平滑の面以外のものとして
構成し,例えば水平方向にして極小ピッチの凹凸リブ面
とし,その凹凸嵌合により回動スペーサーの回動防止手
段とし,固定手段とともにその固定の安定化のためにこ
れを用い,又は回動スペーサーの回動防止用のネジに代
えて固定手段の一部をなすように用いること,同じく湾
曲部と湾曲摺接部の一方又は双方を上下方向のリブ面と
し,リブ接触による係合配設を行うようにすること,固
定手段について,これを一対の起立壁から回動スペーサ
ー及び手摺支柱に至るようにタップ切りして螺入した単
独のタップネジ等の固着具によって構成し,回動スペー
サー及び手摺支柱の角度回動調整,手摺支柱の上下方向
高さ調整後にこれらを一体的に固定することによって,
手摺支柱の垂直とともに高さ調整による同高の立設を行
うようにすること,固定手段についてボルトナットを用
いるとき,一対の起立壁から手摺支柱側に配設固定した
ナットに至る起立壁毎の短寸のボルトナットを用いるよ
うにすること,またこのとき手摺支柱に下端開放のスリ
ットを設け,回動スペーサー側から各起立壁に向けて短
寸のボルトを挿通し,手摺支柱を落し込み状とすること
によってスリットにボルト軸を通した後に,起立壁側で
ナットを締着するように固定すること,固定手段のより
強固な固定のために,ブラケットにおける一対の起立壁
の一方又は双方を,例えば前記例における一対の対向壁
との間にスリットを入れてこれと分離する如くに構成
し,締着による締付け力にスプリング力を効かせるよう
にすること,固定手段にボルトナットを用いる場合の長
孔と透孔について,ブラケットの一対の起立壁に上下方
向の長孔を設け,回動スペーサーと手摺支柱に丸孔によ
る透孔を設けるようにして上記回動自在性を確保するこ
と,手摺支柱の高さ調整について,これを例えば上桟,
下桟等他の手摺部材との関係で確保するようにして,ボ
ルトナットによる固定手段を用いるもその長孔又は透孔
を高さ調整用とは別のボルトナット挿通専用のものとす
ること,手摺支柱について,その形状を円筒又は円柱形
とし回動スペーサーの支柱対接部をこれに面接乃至対接
する形状のものとすること,このときを含めて回動スペ
ーサーをアルミ等の鋳物製とすること,手摺支柱を有す
る手摺の種類をパイプ手摺とし,面状の格子手摺とする
等適宜のものとすること等の態様がそれぞれ又は組合せ
ることによって可能である。
【0024】これらの態様を含めて,本発明の実施に当
って,ブラケット,湾曲部,回動スペーサー又は一体ス
ペーサー,湾曲摺接部,手摺支柱,固定手段の形状,構
造,材質,寸法,数,これらの関係,これら対する付加
等は,上記各発明の要旨に反しない限り様々に変更する
ことができ,以上に具体的に示した例のものに殊更限定
されない。
【0025】
【発明の効果】本発明請求項1は,一対の起立壁の対向
面に湾曲部を具備したコンクリート躯体上面載置用のブ
ラケットと,上記一対の起立壁とこれに垂直挿入した手
摺支柱間に介設し,外側面に湾曲摺接部を具備して該湾
曲摺接部を上記各湾曲部にそれぞれ回動自在に係合配設
した一対のピース状回動スペーサーと,これらブラケッ
ト,回動スペーサー及び手摺支柱を一体的に固定する固
定手段とを備えてなることを特徴とし,請求項2は上記
一対のピース状回動スペーサーの下端に連結ブリッジを
追加的に設け,これら回動スペーサーをコ字状一体に連
結した一体スペーサーとしてなることを特徴とし,また
請求項3は上記ブラケット,回動スペーサー及び手摺支
柱の固定手段を,ブラケット又は回動スペーサーと手摺
支柱のいずれかの上下方向に向けた長孔とその余の透孔
を介するボルトナットと,回動スペーサー回動防止用の
ネジとによって構成したことを特徴とするから,それぞ
れコンクリート躯体の状況に応じて,その長手方向波打
ちにより又は水切り用に設けた傾斜やその変化に対応
し,手摺支柱を垂直に立設することが可能な手摺支柱立
設装置を提供することができ,また,例えば固定手段を
タップネジ単独で構成する如き態様のものとした場合の
ように,その態様によっては更に手摺支柱の高さ調整を
可能とし,手摺支柱を相互に同一高さの同高に立設する
ことができる。また請求項4は,上記手摺支柱の長孔又
は透孔に代えて,該手摺支柱の上下方向高さ調整用に所
定調整寸法に応じた長孔又は下端開口のスリットとして
なることを特徴とするから,上記垂直の立設に加えて,
同時に手摺支柱の高さ調整を可能とし,手摺支柱を垂直
同高に立設することが可能な手摺支柱立設装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】手摺支柱立設装置の分解斜視図
【図2】手摺支柱の立設状態を示す正面図
【図3】手摺支柱の立設状態を示す側面側縦断面図
【図4】手摺支柱の立設状態を示す横断面図
【図5】水平のコンクリート躯体に手摺支柱を立設した
状態を示す縦断面図
【図6】傾斜のコンクリート躯体に手摺支柱を立設した
状態を示す縦断面図
【図7】傾斜のコンクリート躯体に高さ調整をして手摺
支柱を立設した状態を示す縦断面図
【図8】他の例の手摺支柱立設装置の分解斜視図
【図9】水平のコンクリート躯体に手摺支柱を立設した
状態を示す縦断面図
【図10】傾斜のコンクリート躯体に高さ調整をして手
摺支柱を立設した状態を示す縦断面図
【符号の説明】
1 コンクリート躯体 3 手摺支柱 4 長孔 5 スリット 10 ブラケット 15 起立壁 16 湾曲部 17 透孔 30 回動スペーサー 32 湾曲摺接部 33 長孔 36 一体スペーサー 40 固定手段 41 ボルトナット 42 ネジ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の起立壁の対向面に湾曲部を具備し
    たコンクリート躯体上面載置用のブラケットと,上記一
    対の起立壁とこれに垂直挿入した手摺支柱間に介設し,
    外側面に湾曲摺接部を具備して該湾曲摺接部を上記各湾
    曲部にそれぞれ回動自在に係合配設した一対のピース状
    回動スペーサーと,これらブラケット,回動スペーサー
    及び手摺支柱を一体的に固定する固定手段とを備えてな
    ることを特徴とする手摺支柱立設装置。
  2. 【請求項2】 上記一対のピース状回動スペーサーの下
    端に連結ブリッジを追加的に設け,これら回動スペーサ
    ーをコ字状一体に連結した一体スペーサーとしてなるこ
    とを特徴とする請求項1の手摺支柱立設装置。
  3. 【請求項3】 上記ブラケット,回動スペーサー及び手
    摺支柱の固定手段を,ブラケット又は回動スペーサーと
    手摺支柱のいずれかの上下方向に向けた長孔とその余の
    透孔を介するボルトナットと,回動スペーサー回動防止
    用のネジとによって構成したことを特徴とする請求項1
    又は2の手摺支柱立設装置。
  4. 【請求項4】 上記手摺支柱の長孔又は透孔に代えて,
    該手摺支柱の上下方向高さ調整用に所定調整寸法に応じ
    た長孔又は下端開口のスリットとしてなることを特徴と
    する請求項3の手摺支柱立設装置。
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