JP3034570U - 手摺用支柱の取付装置 - Google Patents

手摺用支柱の取付装置

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JP3034570U JP1996008728U JP872896U JP3034570U JP 3034570 U JP3034570 U JP 3034570U JP 1996008728 U JP1996008728 U JP 1996008728U JP 872896 U JP872896 U JP 872896U JP 3034570 U JP3034570 U JP 3034570U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数が少なく、安価で、また施工がし易
く、しかも汎用性の高い手摺用支柱の取付装置を提供す
る。 【解決手段】 手摺用支柱の取付装置10の基板12
は、躯体に固着される。ボルト14は、笠木Hの貫通孔
を通って表面上に突出する。突出したボルト14に第1
のナット16が螺着される。次に、ボルト14にバネワ
ッシャ18および平ワッシャ20が嵌合される。次に、
ボルト14には、支柱受部材22が螺着される。この螺
着は、支柱受部材22全体をその軸周りに回転させるよ
うにしてボルト14と第2のナット24とを螺合させる
ことにより行われる。次に、第1のナット16を第2の
ナット24方向に締め込む。そして、支柱受部材22に
中空の角筒状の手摺用支柱Cが嵌合され、たとえば2個
のビスで両者が固着される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は手摺用支柱の取付装置に関し、特に、たとえば建築物の屋上やベラ ンダその他の場所の周囲壁、腰壁、パラペットなどの躯体に手摺用支柱を取り付 けるための、手摺用支柱の取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来および本願の取付装置は、建築物の屋上やベランダその他の場所のたとえ ばコンクリートブロックなどからなる躯体Pの上に手摺を取り付けるために用い られるものである。手摺には、手摺用支柱が複数本形成される。手摺用支柱は、 通常、アルミ押し出し形材で断面略ロの字や断面円形の中空柱状に形成される。 図4は、この考案の背景となる従来の手摺用支柱の取付装置の一例を示す左側 面図であり、図5はその正面図である。また、図6はその使用状態の一例を示す 図解図である。 図4および図5に示す取付装置1は、基板2を含む。基板2は、躯体Pの上に 載置されてアンカーボルトAで固着される。基板2の略中央部には、後述するボ ルトB全体を挿入しうる貫通孔2aが形成される。 基板2の上には、略逆U字形状の笠木受部材3が固着される。笠木受部材3上 には、笠木Hが載置される。笠木Hは、躯体Pの頂部を被覆するためのものであ り、雨水を排水するためにその主面が水平ではなく傾斜して形成される。そのた め、笠木受部材3は、笠木Hの傾斜した面を受けて支持する必要があるので、図 4に示すように、笠木Hと当接する面が、あらかじめ笠木Hの主面の傾斜角度に 応じて傾斜して形成されている。また、笠木受部材3の主面の略中央部には、ボ ルトBの軸を挿通するための貫通孔が形成されている。 笠木受部材3の上に載置された笠木Hの上には、支柱受部材4が載置される。 支柱受部材4は、底面板4aとその対向した辺縁部から起立するようにして形成 された一対の側面板4bおよび4cを含む。底面板4aの略中央部には、後述す るボルトBの軸を挿通させるための貫通孔が形成される。そして、その貫通孔に 連通してナットNが配置される。また、互いに対向した一対の側面板4bおよび 4cは、底面板4aから鉛直上方へ延び出し一体に形成される。そのため、前記 ナットNは、側面板4bおよび4cに囲まれる。また、この場合、支柱受部材4 の底面板4aは笠木Hと同じ角度で傾斜しているため、鉛直方向に延びる側面板 4bと底面板4aとの間の角度は鈍角となり、側面板4cと底面板4aとの間の 角度は鋭角となる。 ボルトBは、基板2の裏面側から貫通孔2aを通じて取り付けられ、笠木受部 材3の裏面にボルトBの頭部が当接される。ボルトBの軸部は、笠木受部材3、 笠木Hおよび支柱受部材4のそれぞれを下方から上方へ向かって厚み方向に挿通 する。そして、ボルトBの軸部にはワッシャが嵌め込まれ、ナットNが支柱受部 材4側から螺着される。ナットNを締め込むことにより、笠木受部材3、笠木H および支柱受部材4が一体に固定される。このとき、ボルトBとナットNは、締 付用治具により締めつけられる。 なお、上述とは反対に、ボルトBの軸部を底面板4b、笠木Hおよび笠木受部 材3のそれぞれを厚み方向に上から下へと挿通し、笠木受部材3の裏面からナッ トNを螺着して3者を一体に固定する場合もある。 そして、支柱受部材4の側面板4bは、取り付けるべき手摺用支柱Cの中空内 部に嵌合され内壁面に当接されて、ビスやリベットなどによって固着される。 こうして従来の取付装置1によって、図6に示すように、手摺用支柱Cが建築 物の躯体Pに取り付けられていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の手摺用支柱の取付装置1では、ナットNが、互いに対向 した一対の側面板4bおよび4cで囲まれているので、施工時に締付用治具を別 途準備しなければならないという問題があった。さらに、ナットNの螺着作業を する必要からナットNの周囲を完全に側面板で囲むことができないため、支柱受 部材の強度を上げることができず、手摺用支柱の長さが長くなればなるほどその 信頼性が低下するという問題があった。 さらに、従来の手摺用支柱の取付装置1では、支柱受部材4が短いため、支持 強度が弱いという問題があった。そのため、支持強度を上げるために、図6に示 すように、いわゆる控柱としての補助支柱Dの本数を多くしなければならないと いう問題があった。 また、従来の手摺用支柱の取付装置1は、支柱受部材4の底面板4aが笠木H の上に載置され、笠木受部材3との間で笠木Hを挟持する構造であるので、傾斜 角度の異なる笠木Hごとに底面板4aと側面板4bとの間の角度が調整された支 柱受部材4を準備しなければ、手摺用支柱を鉛直に立設することができなかった 。すなわち、従来の手摺用支柱の取付装置1は、汎用性が無く不便であった。 また、基板2の上に笠木受部材3を設け、さらにその上に支柱受部材4を設け てボルトナットで固定するという構造のため、部品点数が多く、コストを低減し にくいものであった。
【0004】 それゆえに、この考案の主たる目的は、部品点数が少なく、安価な手摺用支柱 の取付装置を提供することである。 また、この考案の別の目的は、施工がし易く、しかも汎用性が高い手摺用支柱 の取付装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の手摺用支柱の取付装置は、建築物の躯体上に固着されるべき 基板と、基板に一端部が固着され、他端側が周囲に障害物の無い空間に突出して 自由端になるよう形成された支軸部材と、支軸部材からその延長方向へ延び出る よう形成され、取り付けるべき手摺用支柱が固着される支柱受部材とを含む、手 摺用支柱の取付装置である。 請求項2に記載の手摺用支柱の取付装置は、建築物の躯体上に固着されるべき 基板と、基板に一端部が固着され、他端側が躯体表面を被覆している笠木を貫通 して周囲に障害物の無い空間に突出して自由端になるよう形成され、外周面に雄 ねじの切られた支軸部材と、支軸部材の周囲に障害物の無い部分に螺着される第 1のナットと、第1のナットが螺着されてから支軸部材に嵌合される座金と、支 軸部材からその延長方向へ延び出るよう形成され、取り付けるべき手摺用支柱に 固着される支柱受部材とを含む、手摺用支柱の取付装置であって、支柱受部材は 、支軸部材を挿通させるための貫通孔を有し、その下面が座金に当接される底面 板と、貫通孔と連通しつつ底面板の上面に固着され、支軸部材に螺着される第2 のナットと、底面板から略垂直に起立するよう一体に形成され、取り付けるべき 手摺用支柱の中空内部に嵌合され固着される側面板とを含み、周囲に障害物の無 い第1のナットを第2のナット方向へ締め込むことにより、支柱受部材が支軸部 材に固定される、手摺用支柱の取付装置である。 請求項3に記載の手摺用支柱の取付装置は、基板に、それぞれ躯体の長手方向 に長い複数の第1のボルト挿通孔と、第1のボルト挿通孔と直交する方向に長い 複数の第2のボルト挿通孔とが形成された、請求項1または請求項2に記載の手 摺用支柱の取付装置である。 請求項4に記載の手摺用支柱の取付装置は、支柱受部材は、底面板の周囲の少 なくとも3方を囲むようよう底面板と一体に形成された複数枚の側面板を含み、 それら複数枚の側面板が互いの辺縁部にて一体に連結されてなる、請求項2また は請求項3に記載の手摺用支柱の取付装置である。
【0006】
【作用】
請求項1に記載の手摺用支柱の取付装置では、基板が建築物の躯体上に固着さ れる。支軸部材は、基板から周囲に障害物の無い上方空間に向かって突出し起立 するよう形成され、その延長方向へ延び出るようにして支柱受部材が形成される 。そして、支柱受部材に手摺用支柱を固着することにより、たとえばパラペット などの躯体に対して手摺用支柱を取り付けることができる。 請求項2に記載の手摺用支柱の取付装置では、躯体表面が笠木で被覆されてい る場合に、支軸部材が躯体を被覆する笠木を貫通して突出される。突出した支軸 部材には、第1のナットが螺着されて、その上に座金が嵌合される。そして、支 柱受部材をその軸周りに回転させて第2のナットと支軸部材の雄ねじとを螺着す る。それから、第1のナットを第2のナット方向へ締め込んで底面板の下面を座 金に当接させ、第1のナットと第2のナットとの間に底面板を挟持させて固定す る。このとき、第1のナットは、支柱受部材より先に支軸部材に螺着されており 、その周囲を取り囲む障害物がないので、ナットの螺着作業がし易い。 請求項3に記載の手摺用支柱の取付装置では、第1および第2のボルト挿通孔 により躯体上における基板の固着位置の微調整を行いやすい。そのため、施工時 における手摺用支柱と支柱受部材との中心合わせが行いやすい。 請求項4に記載の手摺用支柱の取付装置では、複数枚の側面板が互いの辺縁部 にて一体に連結されているので支柱受部材の強度が上がる。
【0007】
【考案の効果】
請求項1の考案によれば、部品点数が少なく、したがって安価な手摺用支柱の 取付装置を得ることができる。しかも、この考案の構成によれば、支柱受部材を 長く形成することができるので、支柱を支持する強度が上がる。そのため、従来 の手摺用支柱の取付装置を用いた場合に比べて、補助支柱の本数を少なくするこ とが可能である。 また、請求項2の考案によれば、上述の効果に加えて、支柱受部材の内部にナ ットが隠れてしまわない構造なので施工がし易く、特殊な締付用治具が不要であ る。また、支柱受部材は笠木の形状と係わりなく形成できるので、どのような傾 斜角度の笠木に対しても適用することができ汎用性が高い。 さらに、請求項3の考案によれば、上述の効果に加えて、基板の位置の微調整 が行いやすく、手摺用支柱との中心合わせが行いやすいので施工がし易い。また 、支柱受部材は笠木の形状と係わりなく形成できるので、どのような傾斜角度の 笠木に対しても適用することができ汎用性が高い。 また、請求項4の考案によれば、上述の効果に加えて、支柱受部材の強度が強 い手摺用支柱の取付装置を得ることができる。
【0008】 この考案の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行 う以下の考案の実施の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0009】
【考案の実施の形態】
【実施例】 図1は、この考案の一実施例を示す分解斜視図である。図2は、図1に示す手 摺用支柱の取付装置の断面図である。 図1に示す取付装置10は、平面矩形の基板12を含む。基板12の4隅近傍 には、それぞれ基板12の長手方向に長い長孔状の第1のボルト孔12aが形成 される。また、基板12の長手方向両端近傍の幅方向中央部には、幅方向に長い 長孔状の第2のボルト孔12bが形成される。第1および第2のボルト孔12a および12bにアンカーボルトが挿通され、基板12が躯体P上に固着される。 第1および第2のボルト孔12aおよび12bをそれぞれ長孔状に形成すること により、施工時に取付位置の微調整を行いやすい。
【0010】 また、この手摺用支柱の取付装置10は、支軸部材としてのボルト14を含む 。ボルト14の一端部は、基板12に溶接にて固着され、他端側は基板12の表 面に対して垂直に起立するよう形成され、周囲に障害物の無い空間に突出する。 ボルト14の長さは、少なくとも、躯体Pから後述する笠木を貫通して突出しう る長さに形成される。 ボルト14には、第1のナット16が螺着される。次に、ボルト14には、第 1のナット16の上に載置されるようにして、座金としてのバネワッシャ18が 嵌合される。さらに、バネワッシャ18の上から別の座金としての平ワッシャ2 0が嵌合される。
【0011】 また、この手摺用支柱の取付装置10は、断面コ字形の略角筒状の支柱受部材 22を含む。支柱受部材22は、底面板22aとその3方の辺縁部から起立する ようにして形成された3枚の側面板22b,22cおよび22dを含む。 底面板22aの略中央部には、ボルト14を挿通させるための貫通孔が形成さ れる。そして、その貫通孔に連通して第2のナット24が配置され、底面板22 aに対して溶接により固着される。第2のナット24をボルト14に螺着させる 際には、支柱受部材22全体をその軸周りに回転させて螺着させる。このため、 第2のナット24の周囲を側面板で完全に囲んでも施工時にナットが締められな くなるといった不都合がなく、また、従来の構造に比べて支柱受部材22の強度 が強まる。 また、この実施例の底面板22aと3枚の側面板22b,22cおよび22d とは、所定の形状に打ち抜き加工された一枚の金属板から形成される。すなわち 、側面板22bは、底面板22aと連続しており、折曲部b1で略90°折り曲 げられて、底面板22aより起立させられる。側面板22cおよび22dは、側 面板22bと連続しており、折曲部b2およびb3でそれぞれ略90°折り曲げ られて断面コ字形に形成される。そして、側面板22bおよび22cと底面板2 2aとが接する部分が溶接されて固着される。支柱受部材22の外径は、取り付 けようとする手摺用支柱Cの中空になった内部の内径よりも若干小さく形成され 、それらが互いに嵌合可能な大きさに形成される。 なお、この実施例の支柱受部材22は、断面コの字形状に形成したが、これに 限らず、たとえば断面ロの字形の四角筒状に形成してもよい。
【0012】 図3は、図1に示す手摺用支柱の取付装置の使用状況を示す図解図である。 躯体P上には、笠木Hを取り付けるための略逆U字形状の笠木取付金具Tがア ンカーボルトで固着される。笠木取付金具Tは、躯体Pの長手方向に所定の間隔 をおきつつ複数個設けられる。 躯体P表面は、笠木Hで被覆される。笠木Hは、略逆U字形状で、その主面が 雨水を排水するために水平ではなく傾斜して形成される。笠木Hの略コの字形状 の開放端縁部は、内側に折り返されて形成される。笠木Hは、その折り返された 部分に笠木取付金具Tの先端部が引っかけられて取り付けられる。 笠木Hは、躯体P表面上を被覆するために、複数個準備され、それらの継ぎ目 間には、笠木ジョイントJが配置されて連結される。
【0013】 図1に示す手摺用支柱の取付装置10の基板12は、アンカーボルトAで躯体 P上に固着される。次に、笠木Hにボルト14を挿通するための貫通孔Hhが形 成される。次に、貫通孔Hhにボルト14を挿通させながら、笠木Hは躯体P上 に取り付けられる。すると、ボルト14は、笠木Hの貫通孔を通って表面上に突 出する。そして笠木H上に突出したボルト14に第1のナット16が螺着される 。次に、ボルト14にバネワッシャ18および平ワッシャ20が嵌合される。次 に、ボルト14には、支柱受部材22が螺着される。この螺着は、支柱受部材2 2全体をその軸周りに回転させるようにしてボルト14と第2のナット24とを 螺合させることにより行われる。したがって、支柱受部材22は、ボルト14の 延長方向へ延び出るようにして形成されることになる。次に、第1のナット16 を第2のナット24方向に締め込む。すると、平ワッシャ20が支柱受部材22 の底面板22aの下面に当接し、第1のナット16と第2のナット24間に底面 板22a,平ワッシャ20およびバネワッシャ18が挟持されて固定される。こ の場合、バネワッシャ18の付勢力が第1のナット16と第2のナット24との 間隔を押し開く方向へ常時働くので、第1のナット16が緩むことなくしっかり 留まる。また、このとき、第1のナット16は、支柱受部材22より先にボルト 14に螺着されており、その周囲を取り囲む障害物がないので、第1のナット1 6の螺着作業がし易い。 そして、支柱受部材22に中空の角筒状の手摺用支柱Cが嵌合される。支柱受 部材22によって手摺用支柱Cの根元近傍の内壁が支持される。さらに、手摺用 支柱Cの側面からたとえば2個のビスがねじ込まれ、手摺用支柱Cと支柱受部材 22とが固着される。こうして手摺用支柱の取付装置10によって、手摺用支柱 Cが躯体P上に取り付けられる。
【0014】 上述のように、この実施例の手摺用支柱の取付装置10は、従来のものに比べ て部品点数が少なく、構造が簡単なため安価にできる。また、支柱受部材22の 内部に第2のナット24が隠れてしまわない構造なので施工がし易く、特殊な締 付用治具も必要でない。さらに、基板12に設けた第1および第2のボルト孔1 2aおよび12bにより、手摺用支柱Cと支柱受部材22との中心合わせが行い やすいので施工がし易い。また、支柱受部材22を笠木Hの形状と係わりなく形 成でき、どのような傾斜角度の笠木Hに対しても適用することができるので、こ の実施例の手摺用支柱の取付装置10は汎用性が高い。しかも、この実施例によ れば、支柱受部材22を長く形成することができるので、手摺用支柱Cを支持す る強度が上がる。そのため、従来の手摺用支柱の取付装置を用いた場合に比べて 、補助支柱の本数を少なくすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す分解斜視図である。
【図2】図1に示す手摺用支柱の取付装置の断面図解図
である。
【図3】図1に示す手摺用支柱の取付装置の使用状況を
示す図解図である。
【図4】この考案の背景となる従来の手摺用支柱の取付
装置の一例を示す左側面図である。
【図5】図4に示す手摺用支柱の取付装置の正面図であ
る。
【図6】図4および図5に示す従来の手摺用支柱の取付
装置の使用状態の一例を示す図解図である。
【符号の説明】
10 手摺用支柱の取付装置 12 基板 12a 第1のボルト孔 12b 第2のボルト孔 14 ボルト 16 第1のナット 18 バネワッシャ 20 平ワッシャ 22 支柱受部材 22a 底面板 22b,22c,22d 側面板 24 第2のナット

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物の躯体上に固着されるべき基板、 前記基板に一端部が固着され、他端側が周囲に障害物の
    無い空間に突出して自由端になるよう形成された支軸部
    材、および前記支軸部材からその延長方向へ延び出るよ
    う形成され、取り付けるべき手摺用支柱が固着される支
    柱受部材を含む、手摺用支柱の取付装置。
  2. 【請求項2】 建築物の躯体上に固着されるべき基板、 前記基板に一端部が固着され、他端側が前記躯体表面を
    被覆している笠木を貫通して周囲に障害物の無い空間に
    突出して自由端になるよう形成され、外周面に雄ねじの
    切られた支軸部材、 前記支軸部材の周囲に障害物の無い部分に螺着される第
    1のナット、 前記第1のナットが螺着されてから前記支軸部材に嵌合
    される座金、および前記支軸部材からその延長方向へ延
    び出るよう形成され、取り付けるべき手摺用支柱に固着
    される支柱受部材を含む、手摺用支柱の取付装置であっ
    て、 前記支柱受部材は、前記支軸部材を挿通させるための貫
    通孔を有し、その下面が前記座金に当接される底面板
    と、 前記貫通孔と連通しつつ前記底面板の上面に固着され、
    前記支軸部材に螺着される第2のナットと、 前記底面板から略垂直に起立するよう一体に形成され、
    取り付けるべき手摺用支柱の中空内部に嵌合され固着さ
    れる側面板とを含み、 周囲に障害物の無い前記第1のナットを前記第2のナッ
    ト方向へ締め込むことにより、前記支柱受部材が前記支
    軸部材に固定される、手摺用支柱の取付装置。
  3. 【請求項3】 前記基板には、それぞれ前記躯体の長手
    方向に長い複数の第1のボルト挿通孔と、 前記第1のボルト挿通孔と直交する方向に長い複数の第
    2のボルト挿通孔とが形成された、請求項1または請求
    項2に記載の手摺用支柱の取付装置。
  4. 【請求項4】 前記支柱受部材は、前記底面板の周囲の
    少なくとも3方を囲むよう前記底面板と一体に形成され
    た複数枚の側面板を含み、それら複数枚の側面板が互い
    の辺縁部にて一体に連結されてなる、請求項2または請
    求項3に記載の手摺用支柱の取付装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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