JP7359688B2 - 部材位置決め取付具、及び、部材取付方法 - Google Patents
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Description
部材位置決め取付具92は、例えば、ねじ26等の固定手段によって取付場所90に固定される四角形状の固定板93と、固定板93の互いに平行に対向する一方の一対の辺縁93a,93a側の一方の板面93hよりそれぞれ当該板面93hと直交する方向に延長するように設けられた一対の立上り片94,94と、当該一対の立上り片94,94の延長端95,95側にそれぞれ設けられた一対の取付具側取付部96,96とを備える。
当該一対の取付具側取付部96,96は、例えば、固定板93の互いに平行に対向する他方の一対の辺縁93b,93b間に亘って一方の一対の辺縁93a,93aに沿って延在するように設けられた係合受部により構成される。
部材5は、例えば、長尺な平板により形成された基板51と、基板51の互いに平行に対向する長尺な辺縁52,52から同じ方向に延長して基板51の板面と直交するように設けられた各側板53,53とを備え、当該各側板53,53の延長端54,54側に、当該延長端54,54に沿って延長して設けられて一対の取付具側取付部96,96に取付けられる一対の部材側取付部7,7を備えた構成となっている。当該一対の部材側取付部7,7は、例えば、一対の取付具側取付部96,96を構成する係合受部に係合する係合部により構成される。
従って、取付場所90に固定された複数の部材位置決め取付具92,92…の各取付具側取付部96,96…に部材5の部材側取付部7,7を係合させて部材5を複数の部材位置決め取付具92,92…に取付けることにより、部材5が、取付場所90に固定された複数の部材位置決め取付具92,92…を介して取付場所90に取付けられることになる。
例えば、部材5としての笠木を複数の部材位置決め取付具を介して笠木取付場所に取付ける笠木取付方法が知られている(特許文献1参照)。
しかしながら、図8に示すように、部材位置決め取付具92が固定板93の中心93C(設置基準点を通る中心線)を回転中心として所定の取付位置よりも若干回転した状態で取付場所90に取付けられてしまった場合、複数の部材位置決め取付具92,92…の取付具側取付部96,96…が、同一の直線96X上、及び、同一の直線96Y上に位置されないようになってしまう。
即ち、部材位置決め取付具92が一つでも取付場所90の所定の取付位置に正確に取付けられなかった場合、複数の部材位置決め取付具92,92…の取付具側取付部96,96…が、同一の直線96X上、及び、同一の直線96Y上に位置されなくなるので、部材5の部材側取付部7,7を複数の部材位置決め取付具92,92…の取付具側取付部96,96…に係合できなくなり、部材5を複数の部材位置決め取付具92,92…に取付けることができなくなるという課題があった。
また、上述した部材位置決め取付具を用いた部材取付方法は、前記取付場所の取付面に設定された基準線上において所定の間隔を隔てた複数の各設置基準点に複数の部材位置決め取付具の各ねじ軸の中心線が位置されるように、当該複数の部材位置決め取付具を前記取付場所に取付ける取付具取付ステップと、部材に設けられた部材側取付部を、前記取付場所に取付けられた複数の部材位置決め取付具において同一の直線上に位置される複数の取付具側取付部に取付ける部材取付ステップとを備え、当該部材取付ステップにおいては、前記部材側取付部を前記複数の部材位置決め取付具の前記各取付具側取付部の前記ガイド面に押し付けることで、当該複数の部材位置決め取付具の前記各取付具側取付部が同一直線上に位置されるとともに、前記部材側取付部が前記ガイド面を乗り越えて前記受面に係合されることを特徴とする。
本発明によれば、部材位置決め取付具が取付場所の所定の取付位置に正確に取付けられなかった場合でも、複数の部材位置決め取付具の取付具側取付部を同一の直線上に位置させることができて、部材の部材側取付部を複数の部材位置決め取付具の取付具側取付部に確実に取付けることができるようになる。
実施形態1に係る部材位置決め取付具1は、例えば図1,図3に示すように、取付場所90に固定される固定板2と、取付軸3としてのねじ軸31を備えたボルト32と、調整部材4とが組み合わされて構成され、部材5を取付場所90に取付けるための取付具である。
換言すれば、部材5を取付場所90に取付けるために当該取付場所90の表面である取付面91に所定の間隔を隔てて配置されて当該取付場所90に取付けられる複数の部材位置決め取付具1,1…により部材取付装置が構成される。
また、板部21は、凹部22の開口側の板面に当該板面より突出して所定の間隔を隔てて互いに平行に配置された複数のリブ25,25…を備え、当該複数のリブ25,25…が取付場所90の取付面91に接触することで、当該固定板2は、間欠的に取付面91に接触した状態で、ねじ26等の固定手段により取付場所90に固定される。尚、27はねじ26を貫通させる取付孔である。
凹部22は、例えば、板部21の中央部をブレス加工等によって窪ませて形成された凹部、即ち、板部21の中心を通過して板部21の板面と直交する直線を中心線とする断面が四角形状や円形状等の凹部である。
また、基板41の中央には、ボルト32のねじ軸31を螺着させて貫通させるねじ孔48が形成されている。
取付具側取付部6は、例えば図1(b)に示すように、受板47における延長端49に近い位置において受板47の外面47aより張出板45から離れる方向に突出して延長する傾斜面に形成された受面61と、当該受面61の延長端62と受板47の延長端49とを繋ぐ傾斜面に形成されたガイド面63とを備えて構成される。
部材5は、例えば図5に示すように、長尺な平板により形成された基板51と、基板51の互いに平行に対向する長尺な辺縁52,52から同じ方向に延長して基板51の板面と直交するように設けられた各側板53,53とを備え、当該各側板53,53の延長端54,54側に、当該延長端54,54に沿って延長して取付具側取付部6,6に係合する部材側取付部7,7が形成された構成となっている。
当該部材取付方法は、図2に示すように、取付場所90の取付面91に設定された基準線91X上において所定の間隔を隔てた複数の各所定の取付位置に、複数の部材位置決め取付具1,1…の各ねじ軸31,31の中心線31a,31a…が位置されるように、当該複数の部材位置決め取付具1,1…を取付場所90に取付ける取付具取付ステップS1と、部材5に設けられた部材側取付部7,7を、取付場所90に取付けられた複数の部材位置決め取付具1,1…の同一の直線6X上、及び、同一の直線6Y上に位置される複数の取付具側取付部6,6…に取付ける部材取付ステップS2とを備える。
そして、各部材位置決め取付具1,1…の固定板2,2…のねじ通し孔24にボルト32のねじ軸31を通してボルト32の頭部33を凹部22に収容した状態でボルト32のねじ軸31にナット28を締結することにより、取付軸3としてのねじ軸31を備えたボルト32を固定板2に固定する。
当該ボルト32が固定された複数の固定板2,2…を、基準線91Xに沿って所定の間隔を隔てて配置し、各固定板2,2…のねじ軸31,31…の中心線31a,31a…が上述した各設置基準点の真上に位置されるように、各固定板2,2…をそれぞれねじ26等の固定手段により取付場所90に固定する。
即ち、部材5の一方の部材側取付部7の突出端側である接触面73側を各調整部材4,4…の一方の各取付具側取付部6,6…の各ガイド面63,63…に押し付けるとともに、部材5の他方の部材側取付部7の突出端側である接触面73側を各調整部材4,4…の他方の各取付具側取付部6,6…の各ガイド面63,63…に押し付ける。
この際、複数の取付具側取付部6,6…が、同一の直線6X上、及び、同一の直線6Y上に位置されていない場合には、各調整部材4,4…が各ねじ軸31,31…を回転中心として回転して、図2に示すように、複数の部材位置決め取付具1,1…の各調整部材4,4…の一方の取付具側取付部6,6…が同一直線6X上に位置されるとともに、複数の部材位置決め取付具1,1…の各調整部材4,4…の他方の取付具側取付部6,6…が同一直線6Y上に位置される。
そして、部材5の各部材側取付部7,7の突出端側である接触面73,73側が各取付具側取付部6,6…の各ガイド面63,63…を乗り越えて、接触面73,73が受板47,47の外面47a,47aに接触して接触面73,73側が受面61,61に係止した状態となることにより、部材5の各部材側取付部7,7が複数の部材位置決め取付具1,1…の取付具側取付部6,6…に係合し、部材5が複数の部材位置決め取付具1,1…を介して取付場所90に取付られることになる。
即ち、部材位置決め取付具1を取付場所90の所定の取付位置に正確に取付けられなかった場合でも、複数の部材位置決め取付具1,1…の取付具側取付部6,6…を同一直線6X上、及び、同一直線6Y上に位置させることができて、部材5の部材側取付部7,7を複数の部材位置決め取付具1,1…の取付具側取付部6,6…に確実に取付けることができるようになる。
実施形態1では、取付軸3としてねじ軸31を備えた部材位置決め取付具1を例示したが、取付軸3として、外周面にねじ(雄ねじ)が形成されていない軸、即ち、全長にわたって同径の単なる軸を備えた部材位置決め取付具を用いても良い。
但し、この場合、調整部材4,4…が取付軸3に沿った方向に自由に移動できる構成となるので、複数の部材位置決め取付具1,1…の調整部材4,4…の取付具側取付部6,6…に部材5の部材側取付部7,7を取付けた後、調整部材4,4…が取付軸3に沿った方向に移動しないように、部材5を図外のブラケット等の取付部品によって取付場所90に固定すればよい。
6 取付具側取付部、6X,6Y 同一の直線、7 部材側取付部、
31 ねじ軸(取付軸)、31a ねじ軸の中心線、48 ねじ孔、90 取付場所、
91 取付面、91X 基準線。
Claims (2)
- 部材を取付場所に取付けるために当該取付場所の取付面に設定された基準線上において所定の間隔を隔てた複数の取付位置に取付けられる部材位置決め取付具であって、
前記取付位置に固定される固定板と、
前記固定板の板面と直交する方向に延長するように固定板に固定されるねじ軸と、
前記部材が取付けられる取付具側取付部を有するとともに、前記ねじ軸を回転中心として回転可能でかつ前記ねじ軸の中心線に沿って移動可能なように当該ねじ軸に取付けられる調整部材とを備え、
前記調整部材は、四角形状の平板により形成された基板と、当該基板の互いに平行に対向する辺縁から同じ方向に延長して基板の板面と直交するように設けられた各側板と、各側板の延長端から互いに離れる方向に延長して各側板の板面と直交するように設けられた各張出板と、各張出板の延長端から基板に近づく方向に延長して各張出板の板面と直交するように設けられた各受板とを備え、
前記各受板の延長端側には、当該延長端に沿って延長する一対の前記取付具側取付部を備え、
前記取付具側取付部は、前記受板における延長端に近い位置において当該受板の外面より前記張出板から離れる方向に突出して延長する傾斜面に形成された受面と、当該受面の延長端と受板の延長端とを繋ぐ傾斜面に形成されたガイド面とを備え、
前記基板の中央には、前記ねじ軸を螺着させて貫通させるねじ孔を備えたことを特徴とする部材位置決め取付具。 - 請求項1に記載の部材位置決め取付具を用いた部材取付方法であって、
前記取付場所の取付面に設定された基準線上において所定の間隔を隔てた複数の各設置基準点に複数の部材位置決め取付具の各ねじ軸の中心線が位置されるように、当該複数の部材位置決め取付具を前記取付場所に取付ける取付具取付ステップと、
部材に設けられた部材側取付部を、前記取付場所に取付けられた複数の部材位置決め取付具において同一の直線上に位置される複数の取付具側取付部に取付ける部材取付ステップとを備え、
当該部材取付ステップにおいては、前記部材側取付部を前記複数の部材位置決め取付具の前記各取付具側取付部の前記ガイド面に押し付けることで、当該複数の部材位置決め取付具の前記各取付具側取付部が同一直線上に位置されるとともに、前記部材側取付部が前記ガイド面を乗り越えて前記受面に係合されることを特徴とする部材取付方法。
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