JPH11293636A - 支柱とパネルとの接合構造 - Google Patents

支柱とパネルとの接合構造

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JPH11293636A
JPH11293636A JP9507198A JP9507198A JPH11293636A JP H11293636 A JPH11293636 A JP H11293636A JP 9507198 A JP9507198 A JP 9507198A JP 9507198 A JP9507198 A JP 9507198A JP H11293636 A JPH11293636 A JP H11293636A
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JP
Japan
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bracket
panel
curved surface
ball seat
support
Prior art date
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Pending
Application number
JP9507198A
Other languages
English (en)
Inventor
Tokihiro Sato
時博 佐藤
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Nippon Chuzo Co Ltd
Original Assignee
Nippon Chuzo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 支柱とパネルとの接合構造であって、傾斜地
にパネルを設置する場合でも、傾斜地とほぼ平行に任意
の角度でパネルを支柱に接合することができる。 【解決手段】 支柱1の外周面に対応する曲率の湾曲面
を有する球座4と、球座4の他方端に接合される、半円
弧状の樋状部8を有するブラケット5と、ブラケット5
を球座4を介して支柱1に取り付けるボルト6と、ブラ
ケット5の上部に取り付けられ、ブラケット5と共に円
筒が形成されるカバー11とからなり、球座4の、ブラ
ケット5が接合される側は凹曲面に形成され、ブラケッ
ト5の樋状部8の先端には、球座4の凹曲面に合致する
凸曲面部9が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、道路柵、公園の
進入防止柵、護岸の転落防止柵などに用いられる柵体
の、支柱とパネルとの接合構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】道路柵、公園の進入防止柵、護岸の転落
防止柵などとして、図9に概略正面図で示すような、一
定間隔をあけて立設された複数本の支柱1間に、パネル
2が取り付けられた柵体が設置されている。
【0003】このような柵体は、平地に設置されるとは
限らず、傾斜地に設置される場合もある。そこで、傾斜
地に設置する場合でも適合し得るように、支柱に対しパ
ネル2を上下、左右、斜め等、任意の方向に任意の角度
で設置する必要があり、このようなことが可能な、支柱
とパネルとの接合構造について、従来から各種の手段が
提案されている。
【0004】例えば、実開平7−6428号公報には、
図8に概略垂直断面図で示すような継手構造(以下、先
行技術という)が開示されている。この継手構造は、取
り付けボルト21と、支柱1に接する曲率状の口縁22
を有し、凸曲面23の頂部に開孔24を備えた半球状部
材25と、半球状部材25の凸曲面と合致する曲率の凹
曲面26を有し、凹曲面26の中央にボルト径よりも十
分に大きな径の孔を有する下継手部材27と、突き合わ
せ時に下継手部材27と共に円筒が構成される樋状断面
を有する上継手部材28とからなっている。
【0005】先行技術によれば、半球状部材25に対し
て、下継手部材27と上継手部材28とからなる筒体
を、上下、左右、斜めの任意の方向に変位させることが
できるので、パネル2の取り付け角度を調節することが
でき、パネル2を水平状のみでなく、傾斜させて取り付
けることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、先行技
術には、次のような問題がある。即ち、半球状部材25
の頂部は、凸曲面23になっており、一方、下継手部材
27は、先端に、半球状部材25の凹曲面26に対応す
る凸曲面を有する構造になっており、このような半球状
部材25と下継手部材27とは、ボルト21によって相
互に接合されている。
【0007】従って、下継手部材27の回転中心位置
は、支柱1に取り付けられた半球状部材25の凸曲面2
3の頂部になり、支柱1からは、半球状部材25の凸曲
面23の頂部まで離れた位置になっている。
【0008】その結果、柵体を傾斜地に設置する場合
に、図7に点線bで示すように、パネルの支柱1に対す
る取付け角度が大になる結果、地面に対し平行にパネル
を設置することができず、外観を損なう問題が生ずる。
【0009】従って、この発明の目的は、上述した問題
を解決し、特に傾斜地に柵体を設置する場合であって
も、傾斜地とほぼ平行に、上下、左右、斜めの全方向に
任意の角度でパネルを設置することができる、支柱とパ
ネルとの接合構造を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の接合構造は、
所定間隔をあけて立設された複数本の管状支柱に接合さ
れる、一方端に前記支柱の外周面に対応する曲率の湾曲
面を有する球座と、前記球座の他方端に接合される、パ
ネルのビーム端部が取り付けられる半円弧状の樋状部を
有するブラケットと、前記ブラケットを前記球座を介し
て前記支柱に取り付けるための、前記ブラケットおよび
前記球座を貫通して前記支柱に至る所定長さのボルト
と、前記ブラケットの上部に取り付けられ、前記ブラケ
ットと共に円筒が形成されるカバーとからなり、前記球
座の前記ブラケットが接合される他方端側は、凹曲面に
形成され、前記ブラケットの、前記半円弧状樋状部の先
端には、前記球座の凹曲面に合致する凸曲面部が形成さ
れていることに特徴を有するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、この発明の装置を図面を参
照しながら説明する。図1は、この発明の接合構造の正
面図、図2は図1のA−A線断面図、図3は分解斜視図
である。図面に示すように、この発明の接合構造は、所
定間隔をあけて立設された複数本の管状支柱1に接合さ
れる球座4と、球座4の他方端に接合されるブラケット
5と、ブラケット5を、球座4を介して支柱1に取り付
ける、ブラケット5と球座4と支柱1を貫通し、支柱1
の他側の球座4およびブラケット5に達する長さのボル
ト6と、ブラケット5の上端に取り付けられるカバー1
1とからなっており、ブラケット5に、パネルのビーム
3が取り付けられるようになっている。
【0012】図4(a) に正面図で、図4(b) に図4(a)
のA−A線断面図で、図4(c) に側面図で示すように、
球座4の一端側には、支柱1の外周面に対応する曲率の
湾曲面4aが形成され、その他端側には、ブラケット5
が取付けられる凹曲面4bが形成され、そして、凹曲面
4bの中心部には、ボルト6の挿通孔7が設けられてい
る。
【0013】図5(a) に正面図で、図5(b) に側面図
で、図5(c) に平面図で示すように、ブラケット5は、
半円弧状の樋状部8の先端に、球座4の凹曲面4bと合
致する曲率の凸曲面部9が一体的に形成されており、凸
曲面部9の中心にはボルト6の径よりも大径のボルト挿
通孔10が設けられている。
【0014】図6に示すように、カバー11の両端縁に
は、ブラケット5の樋状部8の両端縁に当接する張り出
し12,12が形成されている。ブラケット5の樋状部
8の所定位置には、雌ねじ付き突起13が取り付けられ
ており、カバー11には、ブラケット5の雌ねじ付き突
起13と同位置に、連結ねじ14が挿入されるねじ挿入
孔15が設けられている。
【0015】ブラケット5の、凸曲面部9の中心に形成
された大径のボルト挿通孔10と、球座4の凹曲面4b
の中心部に形成されたボルト挿通孔7にボルト6を挿通
する。そして、支柱1に設けられたボルト挿通孔16を
通り、ボルト挿通孔16から突出したボルト6を、支柱
1の他端側のボルト挿通孔16、球座4の凹曲面4bの
中心部に形成されたボルト挿通孔7およびブラケット5
の、凸曲面部9の中心に形成された大径のボルト挿通孔
10に挿通し、ナット17により固定する。
【0016】このようにして支柱1に球座4を介して取
り付けられたブラケット5の、張り出した樋状部8に、
パネルビーム3の端部を載せ、ビーム3の端部に形成さ
れた孔18を、ブラケット5の樋状部8に設けられた雌
ねじ付き突起13に嵌合させる。
【0017】この状態で、カバー11に設けられたねじ
挿入孔15から、ビーム3に形成された孔18を通し、
ブラケット5の樋状部8に設けられた雌ねじ付き突起1
3に連結ねじ14を挿入することにより、ビーム3は、
ブラケット5および球座4を介し、支柱1に取り付けら
れる。
【0018】上述したように、球座4の凹曲面4bに、
凹曲面4bと合致する曲率を有するブラケット5の凸曲
面部9が接し、凸曲面部9の中心に形成された、ボルト
径よりも大径のボルト挿通孔10を通してボルト6が挿
入され、ボルト6によって、支柱1に球座4およびブラ
ケット5が取り付けられる。従って、ブラケット5は、
球座4に対して、上下、左右、斜めの任意の方向に変位
することができ、ビーム3を任意の角度で支柱1に取付
けることができる。
【0019】上述したように、球座4のブラケット取付
け側の面は凹曲面4bになっており、そして、ブラケッ
ト5の、球座4と接合する面には、凹曲面4bと合致す
る曲率の凸曲面部9が一体的に形成されている。従っ
て、ブラケット5の回転中心位置は、支柱1に取付けら
れた球座4の凹曲面4bの底部であり、先行技術のよう
な、ブラケット5の回転中心位置が支柱に取付けられた
半球状部材の凸曲面の頂部である場合に比べて、支柱1
に近接した位置になる。
【0020】その結果、パネルを傾斜地に設置する場合
に、図7に実線aで示すように、パネルの支柱1に対す
る取付け角度が小になって、地面に対しほぼ平行にパネ
ルを設置することが可能になる。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
傾斜地に柵体を設置する場合であっても、傾斜地とほぼ
平行に、上下、左右、斜めの全方向に任意の角度でパネ
ルを設置することができる、工業上有用な効果がもたら
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の接合構造を示す正面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】この発明の接合構造の分解斜視図である。
【図4】この発明に使用される球座を示す図で、図4
(a) は正面図、図4(b) は図4(a) のA−A線断面図、
図4(c) は側面図である。
【図5】この発明に使用されるブラケットを示す図で、
図5(a) は正面図で、図5(b)は側面図、図5(c) は平
面図である。
【図6】この発明に使用されるカバーを示す図で、図6
(a) は正面図、図6(b) は側面図、図6(c) は平面図で
ある。
【図7】この発明によって、支柱にパネルを設置した状
態を、従来と比較して示す概略正面図である。
【図8】従来の接合構造を示す断面図である。
【図9】複数本の支柱間に、パネルが取り付けられた柵
体全体を示す正面図である。
【符号の説明】
1 支柱 2 パネル 3 ビーム 4 球座 5 ブラケット 6 ボルト 7 ボルト挿通孔 8 樋状部 9 凸曲面部 10 ボルト挿通孔 11 カバー 12 張り出し 13 雌ねじ付き突起 14 連結ねじ 15 ねじ挿入孔 16 支柱のボルト挿通孔 17 ナット 18 孔 19 ナット 20 ビームの孔 21 取付けボルト 22 口縁 23 凸曲面 24 開孔 25 半球状部材 26 凹曲面 27 下継手部材 28 上継手部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定間隔をあけて立設された複数本の管
    状支柱に接合される、一方端に前記支柱の外周面に対応
    する曲率の湾曲面を有する球座と、前記球座の他方端に
    接合される、パネルのビーム端部が取り付けられる半円
    弧状の樋状部を有するブラケットと、前記ブラケットを
    前記球座を介して前記支柱に取り付けるための、前記ブ
    ラケットおよび前記球座を貫通して前記支柱に至る所定
    長さのボルトと、前記ブラケットの上部に取り付けら
    れ、前記ブラケットと共に円筒が形成されるカバーとか
    らなり、前記球座の前記ブラケットが接合される他方端
    側は、凹曲面に形成され、前記ブラケットの、前記半円
    弧状樋状部の先端には、前記球座の凹曲面に合致する凸
    曲面部が形成されていることを特徴とする、支柱とパネ
    ルとの接合構造。
JP9507198A 1998-04-07 1998-04-07 支柱とパネルとの接合構造 Pending JPH11293636A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011196142A (ja) * 2010-03-23 2011-10-06 Sekisui Jushi Co Ltd 防護柵のビーム取付構造
KR101141833B1 (ko) 2012-01-10 2012-05-07 주식회사 호영하이텍 난간용 로프의 텐션 유지 장치 및 이를 구비하는 난간
WO2013105713A1 (ko) * 2012-01-10 2013-07-18 주식회사 호영하이텍 난간용 로프의 텐션 유지 장치 및 이를 구비하는 난간
KR101322671B1 (ko) * 2012-06-19 2013-10-30 주식회사 호영하이텍 난간용 로프의 텐션 유지 장치 및 이를 구비하는 난간

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KR101141833B1 (ko) 2012-01-10 2012-05-07 주식회사 호영하이텍 난간용 로프의 텐션 유지 장치 및 이를 구비하는 난간
WO2013105713A1 (ko) * 2012-01-10 2013-07-18 주식회사 호영하이텍 난간용 로프의 텐션 유지 장치 및 이를 구비하는 난간
KR101322671B1 (ko) * 2012-06-19 2013-10-30 주식회사 호영하이텍 난간용 로프의 텐션 유지 장치 및 이를 구비하는 난간

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