JP2023099879A - 忍び返し付きフェンス - Google Patents

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康彦 香月
Yasuhiko Katsuki
雄一 長谷川
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Abstract

【課題】コーナー部に忍び返し用のパネル材を設置する場合に、コーナー部に設置する支柱に施工誤差等が生じていても、その誤差を吸収して忍び返し用のパネル材を取付けやすい忍び返し付きフェンスを提供する。【解決手段】上部が所定の方向に傾いたコーナー傾斜部12を有するコーナー支柱10と、上部が所定の方向に傾いた第1傾斜部22を有する第1支柱20と、上部が所定の方向に傾いた第2傾斜部32を有する第2支柱30と、コーナー傾斜部12と前記第1傾斜部22との間に取付けられるパネル材40と、コーナー傾斜部12と第2傾斜部32との間に取付けられる別のパネル材40と、を備え、各パネル材40は、コーナー傾斜部12に向けて突出して該コーナー傾斜部12と連結する連結部材50を有し、連結部材50は、コーナー傾斜部12と、該コーナー傾斜部12と相対向して配置された押さえ部材60との間に挟持されるように構成する。【選択図】 図1

Description

本発明は、住宅やマンション等の敷地境界部や隣地境界部に沿って設けられる忍び返し付きフェンスに関するものである。
一般に、住宅や工場等の敷地の境界部に沿って設けられるフェンスは、メッシュパネル、格子材、金属、木材、合成樹脂等からなるパネル材を支柱に固定し、これを幅方向(左右方向)に多数連結するものが多数提案されている。
この中で、外部からのフェンスの乗り越えを防止するために、パネル材を上下方向に複数段配置し、最上段の塀パネルを敷地外に傾けた、いわゆる、忍び返し型のフェンスが用いられている。
忍び返し型の塀の場合、最上段のパネル材を固定するために、上端部を敷地外に傾けた支柱を用いる必要があった。そのため、一部屈曲した支柱が必要となるため、支柱の輸送がしにくいものであった。
そこで本出願においては、特許文献1において、地表に適宜間隔で立設された第1支柱とこの第1支柱間に架設された第1フェンスパネル(パネル材)と、この第1支柱上端に着脱自在に設けられた第2支柱と、この第2支柱間に架設された第2フェンスパネル(パネル材)とからなる忍び返し付きフェンスを提案している。
特開2003-301629号公報
ここで、特許文献1において、第1支柱と第2支柱との接続形態として、第2支柱に係合部を設けて、この係合部を第1支柱に固着する形態と、第2支柱の上部が、第1支柱に対して回動できる回動部が設けられた形態が提案されている。
敷地のコーナー部にこのようなコーナー部に支柱を立設してパネル材を架設する場合、コーナー部に位置する支柱の第2支柱において、コーナー部の角度等に応じて、都度傾斜角度を算出する必要がある。
コーナー部に用いる支柱において、僅かな施工誤差や加工誤差、例えば、第1支柱の設置位置の誤差や僅かな傾き、係合部の僅かな加工誤差や、係合部を第1支柱に固着する際の僅かな施工誤差、第2支柱の向き等、これらの僅かな誤差が複合的に作用するため、誤差が縦・横・高さの3次元的に生じるおそれがある。
このため、設計上、コーナー部に用いる支柱において、第2支柱の傾きの算出は可能であるが、上述のように、縦・横・高さの3次元的な誤差が生じうるため、このような誤差が生じても設置しやすい忍び返し付きフェンスが求められていた。
本発明は、前記の如き問題点を解消し、コーナー部に忍び返し用のパネル材を設置する場合に、コーナー部に設置する支柱に施工誤差等が生じていても、その誤差を吸収して忍び返し用のパネル材を取付けやすい忍び返し付きフェンスを提供する。
上記目的を達成するために、本発明は次のような構成としている。すなわち本発明に係る忍び返し付きフェンスは、上部が所定の方向に傾いたコーナー傾斜部を有するコーナー支柱と、前記コーナー支柱から一の方向に間隔をあけて立設しており、上部が所定の方向に傾いた第1傾斜部を有する第1支柱と、前記コーナー支柱から他の方向に間隔をあけて立設しており、上部が所定の方向に傾いた第2傾斜部を有する第2支柱と、前記コーナー傾斜部と前記第1傾斜部との間に取付けられるパネル材と、前記コーナー傾斜部と第2傾斜部との間に取付けられる別のパネル材と、を備え、前記各パネル材は、前記コーナー傾斜部に向けて突出して該コーナー傾斜部と連結する連結部材を有し、前記連結部材は、コーナー傾斜部と、該コーナー傾斜部と相対向して配置された押さえ部材との間に挟持されていることを特徴とするものである。
本発明において、前記連結部材は、コーナー傾斜部側に突出する凸部と、前記凸部の反対側に形成されており、コーナー傾斜部側に凹んだ凹部とを備え、前記凹部内に押さえ部材の一部が配置されたものとしてもよい。
更に、本発明において、前記連結部材は、前記パネル材のそれぞれの側部において、その上部と下部に取付けられているものとしてもよい。
本発明によれば、部材の僅かな加工誤差や、施工時の施工誤差があっても、パネル材の連結部材は、コーナー傾斜部と押さえ部材との間に挟持することによって、これらの誤差を吸収して、パネル材をコーナー傾斜部に取付けることができる。
本発明に係る忍び返し付きフェンスの実施の一形態を示す正面図である。 図1の左側面図である。 図1のA-A線断面図である。 図1のB矢視図である。 図4のコーナー傾斜部付近の拡大図である。 図5の連結部材と押さえ部材との関係を示す説明図である。 連結部材の説明図である。 押さえ部材の説明図である。 本発明に係る忍び返し付きフェンスにおいて他の実施形態を示す正面図である。 図9のC-C線断面図である。 図9のD矢視図である。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照し、具体的に説明する。図1は本発明に係る忍び返し付きフェンス100の実施の一形態を示す正面図、図2は図1の左側面図、図3は図1のA-A線断面図、図4は図1のB矢視図である。図面において、10、20、30は、コーナー支柱、第1支柱、第2支柱、40はコーナー支柱10と第1支柱20は、コーナー支柱10と第2支柱30との間に取付けられたパネル材であり、50はパネル材40をコーナー支柱10に連結する連結部材である。ここで、忍び返し付きフェンス100の左右方向、上下方向は、特に説明をしない限り、図1に示す左右方向、上下方向と同じ方向であり、図1の手前側が前側、奥側が後側であり、以下、これに基づき説明する。
本形態に係る忍び返し付きフェンス100は、一の方向に間隔をあけて第1支柱20が立設され、他の方向に間隔をあけて第2支柱30が立設されている。一の方向と他の方向とが交差するコーナー部にはコーナー支柱10が立設されている。
第1支柱20は、下部が設置面に埋設されて上下方向に配置された支柱本体21と、支柱本体21の上端から所定の方向に傾いた第1傾斜部22を有している。第1傾斜部22は、本形態では、支柱本体21に対して敷地の外側である前側に向けて30度傾いている。
第2支柱30は、第1支柱20と同様な形態であって、下部が設置面に埋設されて上下方向に配置された支柱本体31と、支柱本体31の上端から所定の方向に傾いた第2傾斜部32を有している。第2傾斜部32は、本形態では、敷地の外側に向けて30度傾いている。
コーナー支柱10は、下部が設置面に埋設されて上下方向に配置された支柱本体11と、支柱本体11の上端から所定の方向に傾いたコーナー傾斜部12を有している。なお、本形態では、一の方向と他の方向の交差角度は90度であり、コーナー傾斜部12は、敷地の外側に向けて約39度傾いている。この傾斜角度は、一の方向及び他の方向からコーナー傾斜部12を見た際に、その傾斜角度が第1傾斜部22及び第2傾斜部32の傾斜角度(本形態では30度)と同じになるようにしたものである。
本形態に係る忍び返し付きフェンス100は、いわゆる、外忍びタイプであって、図1は出隅部分である。なお、説明は省くが、内忍びタイプの入隅部分にも同様な構造を採用できる。
第1支柱20は、本形態では、支柱本体21、第1傾斜部22のいずれにも断面矩形状の鋼管を用いたものであって、支柱本体21の上端と第1傾斜部22の下端とを溶接により接合したものである。なお、接合手段としては、図示しないが、例えば、第1傾斜部の下端部に支柱本体の上端部と嵌合する嵌合部を設けて、嵌合部を支柱本体の上端に嵌合して、ボルト・ナットを用いて嵌合部を支柱本体に締結して、支柱本体と第1傾斜部とを接合するものでもよい。なお、第2支柱30、コーナー支柱10も同様な接合手段を利用できるので、説明は省略する。
コーナー支柱10の支柱本体11と、第1支柱20の支柱本体21との間にはパネル材70が取付けられている。パネル材70は、矩形状の板材71と、板材71の外周に取付けられた枠体72とを有している。かかるパネル材70は取付部材73により支柱本体11、21の間に取付けられている。パネル材70は、本形態では、上下2段配置されたものであるが、各支柱本体11、21の高さ寸法に応じてパネル材70の高さ寸法や枚数を適宜設定できる。
コーナー支柱10の支柱本体11と、第2支柱30の支柱本体31との間にはパネル材70が取付けられている。パネル材70の取付構造は上記と同様であるので、詳しい説明は省略する。
図1、図4に示すように、コーナー支柱10のコーナー傾斜部12と第1支柱20の第1傾斜部22との間にはパネル材40が取付けられている。パネル材40は、本形態では、四角形状の板材41と、板材41の左右に取付けられた一対の縦枠材42、43と、板材41の上下に取付けられた一対の横枠材44、44とを有しており、一対の縦枠材42、43と一対の横枠材44、44とにより枠体45が形成されている。つまり、パネル材40の側部に縦枠材42、43が配置されている。本形態では、縦枠材及び横枠材は、断面コ字状であって、大形の横枠材44、44の長さ方向の両端部の内側に小形の縦枠材42、43が挿入されて、矩形状の枠体45が形成されている。
図3、図4に示すように、第1傾斜部22には、パネル材40と連結するための連結金具23が固定されている。連結金具23は、第1の方向に沿って突出するパネル連結部24を有しており、パネル連結部24がパネル材40の後側に配置されている。本形態では、パネル連結部24とパネル材40とはボルトとナットにより締結されており、連結金具23は、第1傾斜部22の長さ方向に対して、上下に間隔をあけて2個固定されている。なお、第1傾斜部22の間にも連結金具23を介してパネル材40が取付けられているが、詳しい説明は省略する。
図5は図4のコーナー傾斜部12付近の拡大図、図6は図5の連結部材50と押さえ部材60との関係を示す説明図、図7は連結部材50の説明図であって、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図、図8は押さえ部材60の説明図であって、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図である。パネル材40のコーナー傾斜部12側の縦枠材43には、コーナー傾斜部12と連結するための連結部材50が固定されている。連結部材50は、図6に示すように、縦枠材43に固定されるパネル固定部51と、コーナー傾斜部12に取付けられる挟持部52とを有している。パネル固定部51は、縦板状に形成されており、厚さ方向である前後方向に貫通する貫通孔51aを有している。また、縦枠材43は、前後方向に貫通する貫通孔(図示せず)を有している。パネル固定部51の貫通孔51aから縦枠材43の貫通孔にボルト部材91を挿通し、ボルト部材91のねじ部にナット部材92を螺入することによって、パネル固定部51が縦枠材43に固定される。
挟持部52は、パネル固定部51からコーナー傾斜部12側に突出するものであって、本形態では、コーナー傾斜部12の後面側に配置される。挟持部52は、先端側がコーナー傾斜部12から離れる方向に折り曲げられてコーナー傾斜部12の後面に当接する凸部53が形成され、反対側に凹部54が形成された断面L字状となされている。なお、コーナー支柱10において、前面とはコーナー支柱10が傾斜している側であり、後面とはその反対側である。
ここで、パネル固定部51の左右方向の延長線上にコーナー傾斜部12の後面が位置するとは限らないので、本形態では、パネル固定部51は、コーナー傾斜部12側から後側に突出する突出部55を有し、この突出部55の突出先端側がコーナー傾斜部12の後面に向けて形成されて挟持部52が形成されている。
コーナー傾斜部12の後面には、連結部材50の挟持部52を間にして押さえ部材60が取付けられている。押さえ部材60は、図8に示すように、縦板状であってコーナー傾斜部12の後面の長さ方向に沿って配置されている。かかる押さえ部材60は、厚さ方向に貫通する貫通孔60aを有しており、コーナー傾斜部12の前面及び後面に形成された貫通孔12a、12aを貫通するボルト部材93と、ボルト部材93のねじ部に螺入するナット部材94とによって、コーナー傾斜部12に取付けられる。ナット部材94を増し締めすることによって、コーナー傾斜部12と押さえ部材60との間に挟持部52を挟持できる。
これにより、挟持部52をコーナー傾斜部12に固定することが可能となり、コーナー傾斜部12と第1傾斜部22との間にパネル材40を取付けることができる。
コーナー支柱10は、忍び返し付きフェンス100のコーナー部に立設されるところ、施工誤差によってコーナー部の交差角度が変わると、設計上は、コーナー支柱10のコーナー傾斜部12を傾ける向きも変える必要があり、対応するコーナー傾斜部12の傾斜角度が変わってしまう。傾ける向きについても、施工誤差が生じると、第1傾斜部22及び第2傾斜部32の傾斜角度とずれが生じてしまう。つまり、第1支柱20を所定の間隔をあけて配置する際、第1支柱20に生じうる施工誤差に比べると、コーナー支柱10に生じる施工誤差の方が大きくなりやすい。これに、コーナー支柱10の加工誤差が加わると、コーナー支柱10に生じる施工誤差が相対的に大きくなりやすい。
そこで、連結部材50及び押さえ部材60は、前述の誤差を吸収しやすくするための構造を有している。まず、連結部材50において、パネル固定部51の貫通孔51aは、左右方向に長い横長となされている。これにより、横長の貫通孔51aから縦枠材43の貫通孔にボルト部材91が挿通可能な範囲で、縦枠材43に対するパネル固定部51の固定位置を調節することができる。本形態では、凸部53は、設計上は凸部53の形成方向に沿ってコーナー傾斜部12の後面に当接させることができる。前述の施工誤差が生じても、パネル固定部51の固定位置を調整することで、その誤差を少なくすることができる。
次に、押さえ部材60は、貫通孔60aが形成された基部61と、基部61の幅方向両端部から同方法に突出する一対の側部62とを有した断面コ字状に形成されており、一方の側部62が挟持部52の凹部54内に配置可能である。
次に、連結部材50の取付構造について図6を用いて、その取付作業の一例を説明する。縦枠材43にボルト部材91、ナット部材92を用いて連結部材50を仮止めして、パネル固定部51の固定位置を調整可能な状態とする。次に、ボルト部材93、ナット部材94を用いて、コーナー傾斜部12に押さえ部材60を仮止めし、側部62を挟持部52の凹部54内に配置する。ナット部材94を螺入すると、側部62が凹部54の奥に向かって移動して凹部54に当接する。更にナット部材94を螺入すると、側部62が凹部54を通じて挟持部52をコーナー傾斜部12の後面側に移動させる。ナット部材94を増し締めすると、凸部53がコーナー傾斜部12の後面を押圧した状態となってコーナー傾斜部12と押さえ部材60との間に挟持部52が固定されるので、取付作業が完了する。
押さえ部材60の側部62は、連結部材50の挟持部52が嵌合する嵌合部63を有している。本形態では、嵌合部63は、側部62の先端側から基部61に向けて形成された切り欠きであって、挟持部52が配置可能となされている。これにより、前述の取付作業時に挟持部52を嵌合部63に嵌合させておけば押さえ部材60から外れにくくなり、コーナー傾斜部12と押さえ部材60との間に挟持部52を挟持しやすくなる。
パネル材40の縦枠材43の前側には、縦枠材43とコーナー傾斜部12との間の隙間を隠すためのめかくし材80が取付けられている。本形態では、めかくし材80は、縦枠材43の長さ方向に長い板状であって、縦枠材43に連結部材50を固定するためのボルト部材91、ナット部材92を用いて縦枠材43に固定されている。
コーナー傾斜部12に対するパネル材40の取付構造は、コーナー傾斜部12に対する第1支柱20側のパネル材40の取付構造と同様であるので、同じ構成要素には同じ符号を付し、詳しい説明は省略する。
これらの構造により、連結部材50及び押さえ部材60を用いて、コーナー傾斜部12に第1支柱20側のパネル材40と第2支柱30側のパネル材40とをそれぞれ取付けることができる。
図9~図11は本発明に係る忍び返し付きフェンス100において他の実施形態を示す説明図であって、図9は正面図、図10は図9のC-C線断面図、図11は図9のD矢視図である。本発明に係る忍び返し付きフェンス200は、図1~図8に示された忍び返し付きフェンス100と比べて、主に忍び返しの傾斜の方向が異なるものである。そのため、図1~図7と異なる点を中心に説明し、それ以外で、既に説明した内容と同じ構成要素には同じ符号を付し、その説明は省略する。
図10に示すように、本形態に係る忍び返し付きフェンス200は、第1支柱20の第1傾斜部22が支柱本体21に対して敷地の内側である後側に向けて30度傾いている。つまり、本形態に係る忍び返し付きフェンス200は、いわゆる、内忍びタイプであって、図9は出隅部分である。なお、外忍びタイプの入隅部分にも同様な構造を採用できる。
また、縦枠材43とコーナー傾斜部12との間の隙間を隠すためのめかくし材80は連結部材50と同じ後側に取付けられている。つまり、縦枠材43、めかくし材80、連結部材50の順に配置されており、ボルト部材91及びナット部材92を介して固定されている。
これらの構造により、忍び返し付きフェンス200において、連結部材50及び押さえ部材60を用いて、コーナー傾斜部12に第1支柱20側のパネル材40と第2支柱30側のパネル材40とをそれぞれ取付けることができる。
本発明に係る忍び返し付きフェンス100は、上部が所定の方向に傾いたコーナー傾斜部12を有するコーナー支柱10と、コーナー支柱10から一の方向に間隔をあけて立設しており、上部が所定の方向に傾いた第1傾斜部22を有する第1支柱20と、コーナー支柱10から他の方向に間隔をあけて立設しており、上部が所定の方向に傾いた第2傾斜部32を有する第2支柱30と、コーナー傾斜部12と第1傾斜部22との間に取付けられるパネル材40と、コーナー傾斜部12と第2傾斜部32との間に取付けられる別のパネル材40と、を備え、各パネル材40は、コーナー傾斜部12に向けて突出して該コーナー傾斜部12と連結する連結部材50を有し、連結部材50は、コーナー傾斜部12と、該コーナー傾斜部12と相対向して配置された押さえ部材60との間に挟持されていることを特徴とするものである。
これにより、部材の僅かな加工誤差や施工時の僅かな施工誤差によって、連結部材50は、コーナー傾斜部12に当接する部分が設計より少なくなったり、当接せずに僅かに隙間があいた状態となったりするおそれがあるが、押さえ部材60によってコーナー傾斜部12との間に連結部材50を挟持することによって、前記誤差を吸収して、パネル材40及びパネル材40をコーナー傾斜部12に取付けることができる。
本発明において、連結部材50は、コーナー傾斜部12側に突出する凸部53と、凸部53の反対側に形成されており、コーナー傾斜部12側に凹んだ凹部54とを備え、前記凹部54内に押さえ部材60の一部が配置されているものとしてもよい。
これにより、連結部材50が引き抜かれる方向に外力が作用しても、凹部54に配置された押さえ部材60によって、連結部材50がコーナー傾斜部12と押さえ部材60との間から引き抜かれることが阻止されるため、パネル材40及びパネル材40がコーナー傾斜部12に取付けられた状態を維持することができる。
また、本発明において、連結部材50は、前記パネル材40のそれぞれの側部において、その上部と下部に取付けられているものとしてもよい。
これにより、高さ位置によって前述の誤差の程度は異なることがあるが、それぞれの高さ位置で誤差が少なくなるように調整することができるので、パネル材40及びパネル材40をコーナー傾斜部12に強固に取付けることができる。
10 コーナー支柱
11 支柱本体
12 コーナー傾斜部
12a 貫通孔
20 第1支柱
21 支柱本体
22 第1傾斜部
23 連結金具
24 パネル連結部
30 第2支柱
31 支柱本体
32 第2傾斜部
40 パネル材
41 板材
42 縦枠材
43 縦枠材
44 横枠材
45 枠体
50 連結部材
51 パネル固定部
51a 貫通孔
52 挟持部
53 凸部
54 凹部
55 突出部
60 押さえ部材
60a 貫通孔
61 基部
62 側部
63 嵌合部
70 パネル材
71 板材
72 枠体
73 取付部材
80 めかくし材
91、93 ボルト部材
92、94 ナット部材
100、200 忍び返し付きフェンス

Claims (3)

  1. 上部が所定の方向に傾いたコーナー傾斜部を有するコーナー支柱と、
    前記コーナー支柱から一の方向に間隔をあけて立設しており、上部が所定の方向に傾いた第1傾斜部を有する第1支柱と、
    前記コーナー支柱から他の方向に間隔をあけて立設しており、上部が所定の方向に傾いた第2傾斜部を有する第2支柱と、
    前記コーナー傾斜部と前記第1傾斜部との間に取付けられるパネル材と、
    前記コーナー傾斜部と第2傾斜部との間に取付けられる別のパネル材と、を備え、
    前記各パネル材は、前記コーナー傾斜部に向けて突出して該コーナー傾斜部と連結する連結部材を有し、
    前記連結部材は、コーナー傾斜部と、該コーナー傾斜部と相対向して配置された押さえ部材との間に挟持されている
    ことを特徴とする忍び返し付きフェンス。
  2. 前記連結部材は、コーナー傾斜部側に突出する凸部と、前記凸部の反対側に形成されており、コーナー傾斜部側に凹んだ凹部とを備え、前記凹部内に押さえ部材の一部が配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の忍び返し付きフェンス。
  3. 前記連結部材は、前記パネル材及びパネル材のそれぞれの側部において、その上部と下部に取付けられている
    ことを特徴とする請求項3に記載の忍び返し付きフェンス。

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