JPH041226Y2 - - Google Patents

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JPH041226Y2
JPH041226Y2 JP1986087089U JP8708986U JPH041226Y2 JP H041226 Y2 JPH041226 Y2 JP H041226Y2 JP 1986087089 U JP1986087089 U JP 1986087089U JP 8708986 U JP8708986 U JP 8708986U JP H041226 Y2 JPH041226 Y2 JP H041226Y2
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handrail
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weir
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【考案の詳細な説明】 (考案の利用分野) 本考案は、建物の屋上、ベランダ、バルコニー
の周囲壁、あるいは塀を構成する立壁等の所謂堰
壁上に立設する手摺りの取付装置に関する。
(従来技術) 本件出願人は、過去に実開昭61−26833号ある
いは実開昭61−26834号として堰壁上に手摺りを
通しボルトを用いて立設する技術を提案したが、
この従来技術によれば部品点数が多く、またその
取付作業が煩雑であつたり、溶接作業を必要とす
る難点があつた。この難点を回避するために実開
昭61−26842号として通しボルトを用いないで比
較的簡単に手摺りを立設する技術も同時に提案し
たが、これでは立設強度が不充分であるという別
の難点があつた。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は、手摺りを堰壁に立設するに当たつ
て、通しボルトを用いることによつて立設強度を
保持することができると共に、その取付作業が容
易なこの種取付装置を提案することを目的とす
る。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するために本考案は、手摺り
笠木1と筒状支柱2とをT字型に連結して手摺り
を堰壁3上に立設する取付装置において、筒状支
柱2の上端部に手摺り笠木1を、また下端部に堰
壁笠木4をそれぞれ取付け、手摺り笠木1の内部
から堰壁笠木の裏側に突出する通しボルト5を筒
状支柱2の内部に挿通すると共に、その突出端に
係合鉤6を一体形成し、一方堰壁3の屋内外幅に
合わせてこれに固着したアンカー金具7の上面
に、上記通しボルト5を回転せしめることにより
上記係合鉤6が係合する係合溝14を形成してな
る構成を採用するものである。
そしてその実施態様としては、前記手摺り笠木
1は下部笠木部材1bとこれに離脱可能に係合す
る上部笠木1aとからなり、通しボルト5の上端
部は下部笠木部材1bにナツト9止めされてなる
構成からなに。
また他の実施態様として、前記堰壁笠木4はア
ンカー金具7の屋内外両側に突設した係合板部7
d,7eに係合されてなる構成からなる。
また他の実施態様として、前記堰壁笠木4の裏
面側に該笠木を補強する取付台21を介装してな
る構成からなる。
更に他の実施態様として、前記堰壁笠木4の裏
面に該笠木を補強する取付台21と、上記笠木天
板部4aの勾配角と同一勾配の上面部22a及び
筒状支柱に直交する水平な下面部22bを有する
座金22と、を介装してなる構成からなる。
(実施例) 第1図において、3は屋上やベランダ等の堰壁
であり、その頂部に冠着された堰壁笠木4上に円
筒状支柱2が所定間隔で立設され、これら支柱2
の各上端が水平にわたされた手摺り笠木1にT字
型に結合され、更に支柱2間に下部位置で橋架す
る横桟12、ならびに手摺り笠木1と横桟12と
に上下両端を支持固定した竪桟13……が配され
ている。
第2図において、アンカー金具7は、アルミニ
ウムまたはその合金の押出型材より製作されたも
ので、堰壁3の頂部に載設される天板部7aと、
堰壁3の屋内外面に沿つて取付けられる側板部7
b,7cと、下端部が外側に張り出すよう傾斜し
て鞍形に形成される屋内外両係合板部7d,7e
とから主に形成され、両係合板部7d,7eの上
端部に延長して屋外側が高く、屋内側がそれより
低く突出する略L字状の屋内外両笠木受け部7
f,7gが一体形成され、更には天板部7aの中
央部には一対の略T字状の係合突片7h,7iが
互いに対向して突設され、この両係合突片7h,
7i間に幅狭な挿入部14aと幅広な係合部14
bとからなる係合溝14が形成されており、更に
また一対の係合突片7h,7iの上面中央寄りは
凹状に窪んだ凹状面7jに形成されると共に、該
凹状面7jを挟んでその屋内外上面は屋内外笠木
受け部7f,7gの上端面間を結ぶ仮想線と一致
する傾斜状笠木受け面7k,7lに形成されてい
る。
そして本考案の一実施例によれば、アンカー金
具7の一対の側板部7b,7cのうち、一方の側
板部7cは天板部7aと別体に形成されて天板部
7aの裏面側に重合する延長片部7mを有し、該
延長片部7mと天板部7aに設けた長孔7nとに
わたつてビス15を挿通し、ナツト16で締めつ
けることによつて堰壁3の屋内外幅に合わせて該
側板部7cを移動調整できるようになつている。
一方、堰壁笠木4は、同じく第2図に示すよう
にアルミニウムまたはその合金の押出型材等で形
成した断面略下向きコ字状の長尺板材からなり、
外側垂壁部4cを内側垂壁部4bより高くして天
板部4aを屋内側が低くなるように緩傾斜させる
ことにより水切り性を付与している。しかしてこ
の天板部4aの傾斜度合はアンカー金具7の笠木
受け部7f,7g,7k,7l間を結ぶ直線のそ
れと合致している。
また円筒状支柱2は、同様にアルミニウムまた
はその合金の押出型材より形成されており、その
内面に長手方向に沿う複数のビスポケツト2a,
2a……が周方向に等配間隔に設けられている。
更に手摺り笠木1は、断面過半円弧状の上部笠
木部材1aと、これに対応する断面中空碗状の下
部笠木部材1bとからなり、両笠木部材1a,1
bには互に係脱可能に吻合するための係合部1c
と被係合部1dとが形成されると共に、下部笠木
部材1aに水平な支持壁1eが一体形成されてい
る。
更にまた通しボルト5は筒状支柱2より長く形
成され、その下端部に第3図に示すように駒状の
係合鉤6が一体形成されており、その狭い方の幅
l1はアンカー金具7の係合溝挿入部14aの幅la
より若干狭く、その広い方の幅l2は前記挿入部の
幅laより広く、なおかつ前記係合溝係合部14b
の幅lbよりも若干狭いか、あるいは同一、好まし
くは若干広く形成されている。
手摺りの組立順序は、堰壁3の頂部にアンカー
金具7を跨嵌し、堰壁3を屋内外に貫通して設け
たアンカーボルト17をアンカー金具7の両側板
部7b,7cの取付孔に挿通し、ナツト18を締
めつけることによつて固着する。
一方円筒状支柱2の上下端部にそれぞれ手摺り
笠木1の下部笠木部材1bと、堰壁笠木4とをそ
れぞれ取付けるが、これは支柱上端部を下部笠木
部材1aの外周壁1fに設けた貫通孔1gより若
干きつい目に嵌め込み、支持壁1eに当てつける
だけでもよいが、支持壁1eから支柱内部のビス
ポケツト2aにビス10をねじ込むことによつて
支柱2の上端部に下部笠木部材1bを取付けるこ
とが好ましい。また円筒状支柱2の下端部に堰壁
笠木4を当てつけ、ビス11を支柱2のビスポケ
ツト2aにねじ込むことによつて取付け、更に通
しボルト5を円筒状支柱2の内部に挿入し、その
上端部を下部笠木部材1bの支持壁1eを貫通し
て上方に突出せしめ、これにナツト9をねじ込
み、下端部を堰壁笠木4を貫通して係合鉤6を該
笠木4の裏面側に突出せしめ、これらをユニツト
として予め組立てておき、しかる後係合鉤6の長
手方向がアンカー金具7の係合溝14に沿うよう
にした状態で、このユニツトをアンカー金具7の
笠木受け部(面)7f,7g,7k,7l上に載
設し、ビス11の頭部を凹状面7j上に位置させ
ることによつて係合鉤6は係合溝14の挿入部1
4aから係合部14bに位置するから通しボルト
5を約90°回転せしめて係合鉤6を係合溝14に
係合せしめ、次にナツト9をねじ込むことによつ
て引寄せ力が働いて下部笠木部材1b、円筒状支
柱2、堰壁笠木4及びアンカー金具7は相互に強
固に引寄せ固定され、かつ通しボルト5によつて
補強される。また堰壁笠木4の屋内垂壁部4b,
4cはその下端部に突設した係合突起8a,8b
がアンカー金具7の係合板部7d,7eに係合さ
れ、かつ両係合突起8a,8bを利用してこれに
ねじ止めブラケツト24に取付けたシールパツキ
ン20,20によつて内部が水密に保持される。
第4図は本考案の他の実施例を示すもので、堰
壁笠木4の裏面側に、該笠木の天板部4aと同じ
勾配の上面部21aと、筒状支柱2に直交する水
平な下面部2bと、略下向きコ字状に形成された
補強脚部21c,21dとを有する取付台21を
当てつけ、取付台21の裏面側からビス11によ
り該取付台21と堰壁笠木4と筒状支柱2とを一
体的に取付けてなるもので、この実施例によれば
堰壁笠木4は取付台21によつて補強される共
に、ビス11を筒状支柱2に向かつて鉛直に取付
けることができる利点がある。なお取付台21
は、第5図に示すように側面視略下向きコ字状に
形成して空所部23を形成し、該空所部23に前
述のビス16、ナツト17を納めるようにしてあ
る。
第6図は、更に本考案の他の実施例を示すもの
で、堰壁笠木4の裏側に、該笠木の天板部4aと
同じ勾配の上片部21aとその両側の断面略下向
きコ字状に形成された補強脚部21b,21cと
を有する取付台21と、上記上片部21aと同じ
勾配の上面部22aと筒状支柱2に直交する水平
な下面部22bとを有する座金22とを当てつ
け、座金22の裏面側からビス11による該座金
と取付台21と堰壁笠木4と筒状支柱2とを一体
的に取付け、一方アンカー金具7の一対の側板部
7b,7cを天板部7aと別体に形成して天板部
7aの裏面側に重合する延長片部7m,7pをそ
れぞれ有し、天板部7aに設けた長孔7n,7q
とこれら延長片部7m,7pとを、フイツシヤー
プラグ、ドライピツトなどの基礎植込み杆19,
19によつて堰壁3に打込んで固定してなるもの
で、この実施例によれば堰壁杆4は取付台21に
よつて補助されると共に、堰壁笠木4の天板部4
aの勾配角に合わせて設けた座金22によつてビ
ス11を筒状支柱22に向かつて鉛直に取付ける
ことができ、更にはアンカー金具7の一対の側板
部7b,7cを互いに中心方向に調整移動せしめ
ることによつて堰壁3の屋内外幅に影響されるこ
となく筒状支柱2、したがつて手摺り笠木1を常
に中心位置に立設することができる。なおこの実
施例においても図示しないが前記実施例と同じよ
うに取付台21を側面視下向きコ字状に形成して
基礎植込み杆19の納まる空所部が形成されてい
る。
(効果) 本考案によれば通しボルトによつて手摺り笠
木、円筒状支柱、堰壁笠木及びアンカー金具が一
体的に強固に固定することができると共に、これ
らの固定作業は手摺り笠木側で通しボルトの締付
け操作だけでよいからその作業が非常に容易で、
かつ迅速に行うことができる。
更に本考案によれば、アンカー金具の屋内外方
向の幅は調整自在に形成されているため、どのよ
うな屋内外幅の堰壁に対してアンカー金具、した
がつて手摺りを取付けることができる利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は手摺りの取付状態を示す外観斜視図、
第2図は手摺りの取付状態を示す縦断面図、第3
図は通しボルトの斜視図、第4図は他の実施例の
手摺りの取付状態を示す縦断面図、第5図は第4
図におけるV−V線断面図、第6図は更に他の実
施例の手摺りの取付状態を示す縦断断面図であ
る。 1……手摺り笠木、2……筒状支柱、3堰壁、
4……堰壁笠木、5……通しボルト、6……係合
鉤、7……アンカー金具、7b,7c……側板
部、7d,7e……係合板部、9……ナツト、1
4……係合溝、21……取付台、22……座金。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 手摺り笠木と筒状支柱とをT字型に連結して
    手摺りを堰壁上に立設する取付装置において、
    筒状支柱の上端部に手摺り笠木を、また下端部
    に堰壁笠木をそれぞれ取付け、手摺り笠木の内
    部から堰壁笠木の裏側に突出する通しボルトを
    筒状支柱の内部に挿通すると共に、その突出端
    に係合鉤を一体形成し、一方堰壁の屋内外幅に
    合わせてこれに固着したアンカー金具の上面
    に、上記通しボルトを回転せしめることにより
    上記係合鉤が係合する係合溝を形成してなる手
    摺りの取付装置。 2 前記手摺り笠木は下部笠木部材とこれに離脱
    可能に係合する上部笠木部材とからなり、通し
    ボルトの上端部は下部笠木部材にナツト止めさ
    れてなる実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    手摺りの取付装置。 3 前記堰壁笠木はアンカー金具の屋内外両側に
    突設した係合板部に係合されてなる実用新案登
    録請求の範囲第1項または第2項記載の手摺り
    の取付装置。 4 前記堰壁笠木の裏面側に該笠木を補強する取
    付台を介装してなる実用新案登録請求の範囲第
    1項、第2項または第3項記載の手摺りの取付
    装置。 5 前記堰壁笠木の裏面側に該笠木を補強する取
    付台と、上記笠木天板部の勾配角と同一勾配の
    上面部及び筒状支柱に直交する水平な下面部を
    有する座金と、を介装してなる実用新案登録請
    求の範囲第1項〜第4項のいずれかに記載の手
    摺りの取付装置。
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