JP3712611B2 - バルコニー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バルコニーに係り、特に、バルコニーの床を補強するために床組みの隅部に斜行するように架け渡される火打ちをバルコニーの出幅のサイズに依存せず汎用的に取り付けられるようにしたバルコニーに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の住宅では、躯体の壁から外に張り出すようにバルコニーを設けたもの多くなっている。この種のバルコニーには、柱でバルコニーを支持する柱建て式のバルコニー、屋根上にデッキを設置する屋根置き式のバルコニー、庭置き式のバルコニーなどがある。
【0003】
ニーの組み立ての順序を説明する図である。
図5、図6において、参照符号12は、バルコニーを左右両側で支持する主柱を示し、13は、主柱12、12の間に配置される中柱である。図6(a)に示すように、これらの主柱12、12と中柱13にはけた14が架け渡され、またそれぞれ主柱12、12には、このけた14と直角な方向に妻ばり15、15が連結されている。中柱13には、妻ばり15、15と平行に連結根太16が架設されている。根太掛け17は、妻ば15、15の端部にけた14と平行に架け渡されるようになっている。
【0004】
次いで、図6(b)に示されるように、けた14と根太掛け17を架け渡すようにして、複数本の根太18が所定の間隔で平行に取り付けられている。また、根太18を取り付けた後、根太掛け17には、根太掛けカバー19が取り付けられる。
【0005】
そして、図6(c)に示されるように、妻ばり15、15と連結根太16とに張り渡すようにして、所要枚数のデッキボード20が取り付けられる。このデッキボード20の表面には、水を排水するための溝21が長手方向に形成され、水が妻ばり15、15あるいは連結根太16に導かれるようになっている。
【0006】
こうして組み立てられたデッキには、図5に示されるように、バルコニーの正面には、前格子22、前笠木23からなる格子パネルが取り付けられ、バルコニー左右両側面には、それぞれ横格子パネル24、横笠木25からなる格子パネルが取り付けられる。
【0007】
ここで、図7は、バルコニーの床組みの隅部を下側から示す図である。
この図7において、参照符号26が火打ちと呼ばれる補強部材である。バルコニーは、水平に躯体から張り出す構造になっていることから、出幅が大きくなると人が床を歩くと床組が変形して揺れが大きくなるので、これを防止するために、火打ちを床組みの隅部に斜行させるように架け渡し、変形を防止する補強用の斜材としている。
【0008】
このような火打ち26は、図7に示すように、けた14と妻ばり15とがなす隅部や、けた14と連結根太16がなす隅部に配置され、両端をボルト、ナットで締結することにより固定されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
バルコニーは、間口と出幅でその大きさが決まり、一般に出幅が一間以上になると、床組みの変形の変形を防止するための火打ちの重要度が高くなる。そして、出幅が大きいものバルコニーほど、出幅の寸法に対応した適正な位置に火打ち26をしっかりと取り付ける必要がある。
【0010】
しかしながら、従来は、バルコニーの間口と出幅の寸法が異なると、火打ち26の取り付け位置や取り付け角度が異なってくるという問題がある。そしてバルコニーに用いられる妻ばりやけたなどの構造部材では、火打ちを取り付けるためねじ穴の周囲は、他の部分よりも肉厚に形成されるとともに、その他の部分は軽量化のために薄肉につくられるため、ねじ穴の位置に自由度がないことが取付角度の変化への対応を難しくする。このため、現場でのバルコニーの取り付け施工に際しては、バルコニーの出幅と間口に合わせて、火打ち26に用いる形材を適当な長さものに切断した上で、バルコニーの隅部のねじ穴を使って取り付けられるようにするために火打ちの長さ、取り付け角度を調整するなどして、その取り付け作業が煩雑なものとなっていた。その据え付け現場で個々に対応しているのが現状である。
【0011】
そこで、本発明の目的は、前記従来技術の有する問題点を解消し、間口と出幅に依存せず、寸法の異なったバルコニーに対しても汎用的に火打ちを取り付けられるようにしたバルコニーを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、本発明は、バルコニーの床組みの隅部に斜行して架け渡される火打ちを備えたバルコニーであって、前記火打ちの端部を長さ調整可能に連結する断面コ状状の形材からなる連結部と、当該火打ちの旋回を可能とする円板状の取付部とが一体構造の取付部材を有し、当該バルコニーの間口、出幅の違いに応じた、前記火打ちの取付角度の変化に伴うねじ穴の位置の位相変化に対応して当該火打ちの旋回を許容するように、前記取付部に複数の長穴形状のねじ穴を当該取付部の旋回中心のねじ孔について対称的に周方向に形成し、
バルコニーの床組を構成する妻ばりまたはけたに対して、前記取付部をねじで直接固定するようにしたことを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施形態】
以下、本発明によるバルコニーの一実施形態について、添付の図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明が適用される柱建て式のバルコニーの床組を示す。柱建て式のバルコニーの全体構造は、図5、図6の従来のバルコニーと同一であるので、同一の構成要素には、同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0014】
図1において、けた14は、その両端部をけた取付金具(取付金具)30、30を用いて主柱12と中柱13に水平に取り付けられており、妻ばり15の一端部は、妻ばり取付金具31を用いて主柱12に接合され、妻ばり15とけた14とは水平な姿勢で直交するように取り付けられている。この妻ばり15は、けた14側に向かって傾斜する勾配を付けるようにしてもよい。同様に、連結根太16の一端部は、連結根太取付金具32を用いて、中柱13に接合され、妻ばり15とは平行に取り付けられている。なお、図1において、参照33は、補強のために妻ばり15とけた14の隅部、およびけた14と連結根太16の隅部に斜めに架け渡される火打ちを示している。
【0015】
この火打ち33は、図2に示すような、火打ち取付金具36を用いて妻ばり15と、けた14にその両端部がそれぞれ取り付けられる。この図2では、火打ち33を火打ち取付金具36で妻ばり15に接合する仕方を表しているが、火打ち33のもう一方の端部も全く同一の火打ち取付金具36によって取り付けることができる。
【0016】
本実施形態による火打ち取付金具36は、火打ち33の端部が連結される連結部37と、この連結部37と一体的に形成され、火打ちの取付角度に可変とする円板状の取付部38から構成されている。連結部37は、断面コ字状の形材で、火打ち33と接合するためのねじ39を通すためのねじ穴40が底部に形成されている。なお、図示はしないが、火打ち33には、ねじ穴を複数間隔をおいて形成することにより、火打ち33を長さ調節可能に取り付けるようにしてもよい。
【0017】
連結部37は側壁部41を介して円板状の取付部38に連続し、この実施形態では、取付部38は、連結部37の底部と平行でかつ所定の段差が設定されており、取付角度を変えて取り付ける場合に、連結部37が妻ばり15などの構造材と干渉しないように構成されている。
【0018】
一方、円板状の取付部38には、その中心にねじ穴42が形成されており、このねじ穴42に関して対称な位置に4つの長穴形状のねじ穴43a乃至43dが形成されている。これらのねじ穴43a乃至43dは、周方向に湾曲して延びる長穴形状の穴で、火打ち33の取付角度の変化に伴う、妻ばり15側のねじ穴44との相対的な位相の変化に対応可能なように、所定の長さをもって周方向に形成されている。このようなねじ穴43a乃至43dの数は、図2の実施形態では、4つであるが、3つあるいは4つ以上でもよい。このような取付部38のねじ穴43a乃至43dと妻ばり15のねじ穴44には、ねじ46が螺入され、このねじ46を締め付けることにより、取付金具36を妻ばり15に固定することができる。
【0019】
本実施形態によるバルコニーにおける火打ち取付部材は、以上のように構成されるものであり、次に、その作用並びに効果について説明する。
図3は、バルコニーの床組みにおいて、けた14と妻ばり15がなす隅部に火打ち33を火打ち取付金具36を用いて取り付けた状態を示す側面図である。火打ち33の取り付け手順は、次の通りである。
【0020】
まず、あらかじめ、火打ち33の両端部には、火打ち取付部材36の連結部37を取付ておき、ねじ39を軽く締めて仮止めしておく。
【0021】
次に、火打ち33の一方の取付金具36の円板状の取付部38を、例えば、けた14に仮止めさせる。ここでは、取付部38の中心のねじ穴42をけた14のねじ穴に合わせ、ねじ46aを螺入して軽く締めることにより、火打ち33をねじ46aを中心に旋回可能なように仮り付けすることができる。
【0022】
次いで、図2において、妻ばり15に取り付ける方の火打ち取付金具36を妻ばり15に取り付けるために、まず、取付部38の中心のねじ穴42を妻ばり15の中心のねじ穴44aに合わせておき、ねじ46aをこれらのねじ穴に螺入し、仮付けしてから、他のねじ穴43a乃至43dから妻ばり15のねじ穴44にねじ44を締め込めばよい。
【0023】
このとき、妻ばり15に対する火打ち33の取付角度がどのような角度であったとして、図4(a)、図4(b)に示すように、妻ばり15側のねじ穴44は、取付部38との相対的な位相は変わっても4つある長穴状のねじ穴43a乃至43dのうち、二つのねじ穴と必ず重なるため、ねじ46を螺入して取り付けることができる。したがって、バルコニーの間口、出幅の寸法によって火打ち33の取付角度が変わっても柔軟にしかも汎用的に取付金具36を使用することができる。こうして仮止めした後は、最終的にねじを締め付けてしっかりと固定すればよい。
【0024】
以上、本発明について、妻ばりとけたとがなす隅部に火打ちを取り付ける実施形態を挙げて説明したが、図1において、けた14と連結根太16とがなす隅部の火打ちの取付にも本発明を同様に適用することができる。
【0025】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、バルコニーの間口と出幅の寸法に依存せず、寸法の異なったバルコニーに対しても汎用的に取り付けられるようにしたバルコニーにおける火打ち取付部材を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるバルコニーにおける火打ち取付部材が適用されるバルコニーの床組みを示す分解斜視図。
【図2】同火打ち取付部材の詳細な斜視図。
【図3】本発明による火打ち取付部材により取り付けた火打ちを示す側面図。
【図4】火打ちの取付角度の変化を示す説明図。
【図5】柱建て式のバルコニーの一例を示す斜視図。
【図6】柱建て式バルコニーの組み立て図。
【図7】バルコニーの従来の火打ちの取付構造を示す斜視図。
【符号の説明】
10 バルコニー
12 主柱
13 中柱
14 けた
15 妻ばり
16 連結根太
18 根太
20 デッキボード
33 火打ち
36 火打ち取付部材(火打ち取付金具)
37 連結部
38 取付部

Claims (1)

  1. バルコニーの床組みの隅部に斜行して架け渡される火打ちを備えたバルコニーであって、
    前記火打ちの端部を長さ調整可能に連結する断面コ状状の形材からなる連結部と、
    当該火打ちの旋回を可能とする円板状の取付部とが一体構造の取付部材を有し、当該バルコニーの間口、出幅の違いに応じた、前記火打ちの取付角度の変化に伴うねじ穴の位置の位相変化に対応して当該火打ちの旋回を許容するように、前記取付部に複数の長穴形状のねじ穴を当該取付部の旋回中心のねじ孔について対称的に周方向に形成し、
    バルコニーの床組を構成する妻ばりまたはけたに対して、前記取付部をねじで直接固定するようにしたことを特徴とするバルコニー。
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