JPH08246604A - 鉄筋重ね継手補強方法及び補強部材 - Google Patents

鉄筋重ね継手補強方法及び補強部材

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JPH08246604A
JPH08246604A JP7847695A JP7847695A JPH08246604A JP H08246604 A JPH08246604 A JP H08246604A JP 7847695 A JP7847695 A JP 7847695A JP 7847695 A JP7847695 A JP 7847695A JP H08246604 A JPH08246604 A JP H08246604A
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reinforcing
pair
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Koujirou Watanabe
紘二郎 渡辺
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Fujita Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 震度の極めて大きい地震によって鉄筋コンク
リート構造物が大きな変形荷重を受けた場合でも、鉄筋
の重ね継手の存在する部分での破壊を有効に抑えること
のできる鉄筋継手技術を提供する。 【構成】 鉄筋端部61,71を互いに重ね合わせた重
ね継手Aにおいて、その重ね合わせ方向両側にクランプ
金具1,2を配置し、その拘束部11,21の溝11
a,21aを各鉄筋端部61,71に嵌合させ、両クラ
ンプ金具1,2の貫通孔13,23に連設するようにボ
ルト3を挿通し、ナット4で締め付けることによって、
その支点部12,22同士が互いに衝合された状態で拘
束部11,21が鉄筋端部61,71をその重ね合わせ
方向に締め付けて強固に圧接一体化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄筋コンクリート構造
物の鉄筋のうち、例えば柱の帯鉄筋(フープ)等のよう
に、圧接による接合や機械継手の適用が困難な細物鉄筋
において、鉄筋を取り巻くコンクリートと鉄筋との付着
が切れたり剥離や破壊を受けても鉄筋の連続性を保持さ
せるための鉄筋重ね継手技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、鉄筋コンクリート構造物にお
いて、鉄筋の重ね継手(ラップジョイント)部分は、鉄
筋端部同士を適当な長さだけ重ね合わせた構造とするこ
とによって、周辺のコンクリートと鉄筋が互いに接合さ
れた状態でこの鉄筋同士の連続性が成り立つものとされ
ており、場合によっては図8に示すように、互いに重ね
合わされる鉄筋101,102の端部(重ね継手)10
1a,102aに略J字形に屈曲したフック部101
b,102bを形成することによってその効果を確実に
する方法が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、震度の極め
て大きい大規模地震の発生においては、鉄筋コンクリー
ト構造物においては、鉄筋の重ね継手の存在する部分に
破壊が起きている例が多く見られた。また、このような
破壊箇所を検証した結果、もし鉄筋の連続性が保持され
ていれば、例え鉄筋とコンクリートの付着が切れても、
破壊の程度を軽微に抑えることができたものと考えられ
る事例も多いことが判明した。特に、図9に示すような
鉄筋コンクリート柱103等においては、主筋105を
外側から取り巻いて柱103の剪断応力に対抗する帯鉄
筋4の重ね継手104a,104bは、その施工上、略
J字形フック部や、十分なアンカー長の直角フックを形
成することが困難であるため、地震による過大な応力が
作用することによって重ね継手104a,104bから
破壊が生じ、主筋105に対する押さえが十分に機能し
ていない事例が見られた。
【0004】本発明は、上記のような事情のもとになさ
れたもので、その技術的課題とするところは、震度の極
めて大きい地震によって鉄筋コンクリート構造物が大き
な変形荷重を受けた場合でも、鉄筋の重ね継手の存在す
る部分での破壊を有効に抑制し得る鉄筋継手技術を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した技術的課題を有
効に解決するため、本発明は、鉄筋端部同士を互いにほ
ぼ平行に重ね合わせた重ね継手において、この重ね継手
における両鉄筋端部の重ね合わせ方向両側に一対のクラ
ンプ金具を配置し、前記両クランプ金具同士を螺子部材
を介して前記重ね合わせ方向に締め付けることによっ
て、前記鉄筋端部同士を互いに圧接させる鉄筋重ね継手
補強方法を提供すると共に、この方法を実現するため、
一対のクランプ金具と、この一対のクランプ金具を互い
に締め付ける螺子部材とを備える鉄筋重ね継手補強部材
を提供するもので、前記一対のクランプ部材は、重ね継
手における鉄筋端部の重ね合わせ方向に互いに離間対向
され前記鉄筋端部の外周面と嵌合可能な一端の拘束部
と、互いに衝合される他端の支点部と、前記拘束部と支
点部の間に開設されて前記螺子部材を遊挿可能な貫通孔
とを備えるものである。
【0006】また、本発明の方法において一層好ましく
は、重ね合わせた鉄筋端部同士を、屈曲した金属板から
なる挟持金具で前記鉄筋端部の重ね合わせ方向両側から
予め挟持し、この挟持金具の外側に配置した一対のクラ
ンプ金具を螺子部材で前記重ね合わせ方向に締め付ける
ことによって、前記鉄筋端部同士を前記挟持金具を介し
て締め付けて互いに圧接させるもので、この方法におい
て使用される挟持金具は、鉄筋を互いに重ね合わせた状
態で嵌め込み可能なほぼ樋形状に屈曲された金属板から
なるものであって、前記各鉄筋端部の外周面に弾性的に
スナップ嵌合される対向嵌合片と、前記一対のクランプ
金具の拘束部で前記鉄筋端部の重ね合わせ方向外側から
挟圧されて前記各鉄筋端部の外周面に圧接される対向圧
接片とを有するものである。
【0007】
【作用】本発明によれば、鉄筋端部同士を互いにほぼ平
行に重ねあわせた重ね継手の前記両鉄筋端部を、その重
ね合わせ方向両側から、螺子部材で互いに締め付けられ
る一対のクランプ金具によって互いに圧接させるため、
重ね継手における鉄筋端部の接合がコンクリートとの付
着力のみに依存されず、その接合強度が増強される。前
記一対のクランプ金具は、それぞれの拘束部に各鉄筋端
部を嵌め込んで、それぞれの支点部が互いに衝合した状
態で螺子部材で締め付けることによって、前記両鉄筋端
部同士をその重ね合わせ方向に圧接させるものであるた
め、前記支点部がコンクリートの表面となる側と反対の
方向を向くように装着すれば、クランプ金具の装着によ
るコンクリート表面間での「かぶり」の減少を来さな
い。
【0008】また、重ね合わせた鉄筋端部同士を、挟持
金具で前記鉄筋端部の重ね合わせ方向両側から予め挟持
することによって、鉄筋端部同士が仮止めされるので、
クランプ金具の装着作業を容易にすることができる。前
記挟持金具は、互いに重ね合わせた鉄筋端部に押し付け
るようにするだけで、その対向嵌合片が各鉄筋端部の重
ね合わせ方向両側の外周面に弾性的にスナップ嵌合され
るようになっているので、装着が極めて容易である。こ
の挟持金具は、クランプ金具の装着に際して取り外す必
要はなく、各クランプ金具は、その拘束部を前記挟持金
具の対向圧接片の外側面に嵌め込むように装着すること
により、鉄筋端部同士を、前記対向圧接片を介して重ね
合わせ方向に締め付けることができる。
【0009】
【実施例】図1乃至図3は本発明の第一実施例を示すも
ので、図1はこの実施例における鉄筋重ね継手補強部材
の分離斜視図、図2はこの補強部材の使用状態を示す斜
視図、図3は同じく使用状態の断面図である。すなわち
この補強部材は、重ね継手Aとなる鉄筋6,7の端部6
1,71の重ね合わせ方向に互いに対向配置される一対
のクランプ金具1,2と、このクランプ金具1,2を互
いの対向方向へ締め付けるボルト3及びナット4と、一
対の座金5,5とを備える。
【0010】クランプ金具1,2は、それぞれ互いに離
間対向した状態に配置される拘束部11,21と、この
拘束部11,21と反対側かつ互いに近接する方向へ傾
斜して延在された支点部12,22を有し、これら拘束
部11,21と支点部12,22の間の互いに対応する
位置には、ボルト3の軸部31よりも大径であってこの
ボルト3の頭部32及びナット4よりも小径の貫通孔1
3,23が開設されている。拘束部11,21は、その
互いの対向面にそれぞれ鉄筋端部61,71の外周面と
嵌合可能な円弧面状の溝11a,21aが形成され、か
つ先端面11b,21bが前記溝11a,21aに嵌合
される鉄筋端部61,71の外周面よりも外側へは突出
しない形状に形成されている。また、一方のクランプ金
具1の支点部12の衝合面は溝11aと平行に延びる円
弧面状の突出形状を呈するのに対し、他方のクランプ金
具2の支点部22の衝合面は平坦な形状を呈する。
【0011】この補強部材を用いて重ね継手Aを補強す
る方法について説明すると、図2及び図3に示すよう
に、鉄筋6,7の端部61,71同士を所定の長さで重
ね合わせた重ね継手Aにおいて、まずこれら両鉄筋端部
61,71の重ね合わせ方向両側にクランプ金具1,2
を配置し、その拘束部11,21の溝11a,21aを
各鉄筋端部61,71に嵌合させる。このとき、両クラ
ンプ金具1,2は、その支点部12,22が、鉄筋組立
後に打設されるコンクリート(図示省略)の内側を向く
ように配置される。
【0012】次に、両クランプ金具1,2の貫通孔1
3,23に連設するようにボルト3を挿通し、クランプ
金具1又は2から突出したこのボルト3の軸部31にナ
ット4を螺合する。なお、ボルト3の頭部32の座面及
びナット4の座面には、それぞれ座金5を介在させる。
そして、ナット4をその締め付け方向に回転させると、
両クランプ金具1,2が互いに接近移動されることによ
って、その支点部12,22同士が互いに衝合されると
共に、拘束部11,21が前記支点部12,22の衝合
部を中心に梃運動されるので、前記拘束部11,21間
で鉄筋端部61,71がその重ね合わせ方向に締め付け
られて互いに強固に圧接される。また、このとき両鉄筋
端部61,71は、それぞれクランプ金具2の拘束部1
1,21の溝11a,21aに嵌合されることによって
拘束されているので、締め付けに伴って支点部12,2
2と反対方向へ逃げるように移動して重ね合わせ状態が
外れてしまうようなことはなく、確実に圧接一体化され
る。
【0013】したがってこの方法によれば、鉄筋6,7
の重ね継手Aにおける鉄筋端部61,71の接合が、こ
の鉄筋6,7を埋設するように打設されるコンクリート
(図示省略)との付着力にのみ依存されるものではな
く、鉄筋端部61,71同士が圧接されることによる強
固な接合強度が得られる。このため、例えば地震による
鉄筋コンクリート構造物の揺れによって過大な応力が作
用した場合にも、重ね継手Aにおける鉄筋端部61,7
1の連続性が十分に維持され、この重ね継手Aから発生
するコンクリート破壊を防止又は軽微に抑えることがで
きる。このため、例えば鉄筋コンクリート柱において主
筋を外側から取り巻くように設けられる帯鉄筋の重ね継
手の補強手段としても、極めて有用である。
【0014】また、鉄筋6,7とコンクリート表面との
間は「かぶり」と呼ばれる所定のコンクリート厚さ(図
9に参照符号Aで示す)が設定されるが、上述の実施例
による補強部材は、クランプ金具1,2をその支点部1
2,22がコンクリートの内側を向くように配置するこ
とができ、しかもこの状態では、コンクリートの表面側
を向いた拘束部11,21の先端面11b,21bは、
鉄筋端部61,71よりも外側へは突出しないので、補
強部材の装着による重ね継手Aでの「かぶり」の減少を
生じない。したがって、「かぶり」の減少によるコンク
リート内部での錆の発生や、これによる強度低下を来さ
ない。
【0015】なお、図示の例では、重ね合わせた鉄筋端
部61,71を1組のクランプ金具で締め付けている
が、実際には、重ね継手Aに求められる強度に応じて、
複数組のクランプ金具を鉄筋6,7の長手方向に適当な
間隔で装着する。
【0016】図4乃至図7は本発明の第二実施例を示す
もので、まず図4はこの実施例において使用される挟持
金具8の斜視図、図5は鉄筋端部61,71を互いにほ
ぼ平行に重ね合わせた重ね継手Aにこの挟持金具8を嵌
め込んだ状態を示す斜視図である。すなわちこの挟持金
具8は、樋形状に屈曲された金属板からなるものであっ
て、鉄筋端部61,71の重ね合わせ方向両側の外周面
に弾性的にスナップ嵌合される2組の対向嵌合片81,
82と、スリット8a,8bを介してこの対向嵌合片8
1,82間に形成された対向圧接片83とを有する。前
記対向嵌合片81,82は、鉄筋端部61,71の外周
面に沿うように内側へ湾曲した保持部81a,82a
と、この保持部81a,82aから外側へ開くように湾
曲した先端部81b,82bからなる略S字形の屈曲形
状に形成されており、対向圧接片83は、ほぼ平板状に
形成されている。
【0017】この挟持金具8は、まず鉄筋端部61,7
1同士を所定の長さで互いにほぼ平行に重ね合わせた
ら、この鉄筋端部61,71の重ね合わせ方向両側の外
周面に対向嵌合片81,82を押し込むようにするだけ
で、前記対向嵌合片81,82の先端部81b,82b
が摺動しながら一時的に外側へ弾性的に開かれ、保持部
81a,82aが鉄筋端部61,71の重ね合わせ方向
両側の外周面に瞬時にスナップ嵌合して、図2に示され
た装着状態となる。このため、重ね継手Aにおける鉄筋
端部61,71を、互いに重ね合わされた状態に挟持し
て仮止めすることができる。
【0018】鉄筋端部61,71は、先に述べたクラン
プ金具1,2によって締め付けて互いに圧接させるが、
このクランプ金具1,2は、挟持金具8の上からそのま
ま装着することができる。図6及び図7はその装着状態
を示すもので、すなわち、クランプ金具1,2は、まず
その拘束部11,21を、鉄筋端部61,71を挟持し
ている挟持金具8の対向圧接片83の外側面に嵌め込む
ように対向配置する。なお、この場合においても、両ク
ランプ金具1,2は、その支点部12,22が、鉄筋組
立後に打設されるコンクリートの内側を向くように配置
する。そして、このクランプ金具1,2を、ボルト3及
びナット4で締め付けることによって、支点部12,2
2同士が互いに衝合すると共に、拘束部11,21間で
鉄筋端部61,71が挟持金具8の対向圧接片83を介
して前記重ね合わせ方向に締め付けられ、互いに強固に
圧接される。またこのとき、初期において平板状であっ
た挟持金具8の対向圧接片83,83は、図7に示すよ
うに、クランプ金具2の拘束部11,21の溝11a,
21aと、鉄筋端部61,71の外周面との間で強制的
に変形されながら圧接状態に介在される。
【0019】したがって、この実施例によれば、鉄筋端
部61,71同士を、挟持金具8で予め重ね合わせ状態
に挟持して仮結合しておくことができ、しかもこの挟持
金具8の装着作業も極めて容易であり、後で取り外す必
要もないので、クランプ金具1,2の装着作業を容易に
することができる。
【0020】なお、本発明は図示の実施例に限定される
ものではない。例えば、クランプ金具1,2は、その溝
11a,21a内面に滑り止めのための無数の凹凸を形
成したり、支点部12,22同士が円弧面状の凸面と凹
面同士で嵌合する形状にする等も有効である。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が実現
される。 (1) 鉄筋の重ね継手の接合強度が補強部材によって増強
され、地震による大きな応力が作用しても鉄筋の連続性
が保持されるので、鉄筋とコンクリートの付着が剥離し
たような場合でも、破壊を有効に抑えることができる。 (2) 帯鉄筋の重ね継手のように、略J字形フックや、十
分なアンカー長の直角フックを形成することが困難な重
ね継手にも容易に適用してその接合強度を増強すること
ができる。 (3) 補強部材の取り付けが簡単であり、しかもこの補強
部材は、腐食の原因となる鉄筋からコンクリート表面ま
での「かぶり」の減少を生じさせないようにすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例における鉄筋重ね継手補強
部材の分離斜視図である。
【図2】上記補強部材を、互いに重ね合わせた鉄筋端部
に嵌め込んだ状態を示す斜視図である。
【図3】上記補強部材を、互いに重ね合わせた鉄筋端部
に嵌め込んだ状態を示す断面図である。
【図4】本発明の第二実施例において使用される挟持金
具の斜視図である。
【図5】上記挟持金具を、互いに重ね合わせた鉄筋端部
に嵌め込んだ状態を示す斜視図である。
【図6】互いに重ね合わせた鉄筋端部に嵌め込んだ上記
挟持金具に上記補強部材を装着した状態を示す斜視図で
ある。
【図7】互いに重ね合わせた鉄筋端部に嵌め込んだ上記
挟持金具に上記補強部材を装着した状態を示す断面図で
ある。
【図8】従来の鉄筋重ね継手の一例を示す説明図であ
る。
【図9】従来の帯鉄筋の重ね継手の一例を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1,2 クランプ金具 11,21 拘束部 12,22 支点部 13,23 貫通孔 3 ボルト(螺子部材) 4 ナット(螺子部材) 6,7 鉄筋 61,71 鉄筋端部 8 挟持金具 81,82 対向嵌合片 83 対向圧接片 A 重ね継手

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄筋端部同士を互いにほぼ平行に重ね合
    わせた重ね継手において、 この重ね継手における両鉄筋端部の重ね合わせ方向両側
    に一対のクランプ金具を配置し、 前記両クランプ金具同士を螺子部材を介して前記重ね合
    わせ方向に締め付けることを特徴とする鉄筋重ね継手補
    強方法。
  2. 【請求項2】 鉄筋端部同士を互いにほぼ平行に重ね合
    わせた重ね継手において、 屈曲した金属板からなる挟持金具で前記両鉄筋端部同士
    をその重ね合わせ方向両側から挟持し、 前記重ね合わせ方向両側であって前記挟持金具の外側に
    一対のクランプ金具を配置し、 前記両クランプ金具同士を螺子部材を介して前記重ね合
    わせ方向に締め付けることを特徴とする鉄筋重ね継手補
    強方法。
  3. 【請求項3】 一対のクランプ金具と、 この一対のクランプ金具を互いに締め付ける螺子部材
    と、を備え、前記一対のクランプ部材は、 重ね継手における鉄筋端部の重ね合わせ方向に互いに離
    間対向され前記鉄筋端部の外周面と嵌合可能な一端の拘
    束部と、 互いに衝合される他端の支点部と、 前記拘束部と支点部の間に開設されて前記螺子部材を遊
    挿可能な貫通孔と、を備えることを特徴とする鉄筋重ね
    継手補強部材。
  4. 【請求項4】 一対の鉄筋端部を互いにほぼ平行に重ね
    合わせた重ね継手をその重ね合わせ方向に挟持可能なほ
    ぼ樋形状に屈曲された金属板からなる挟持金具を備え、 この挟持金具は、 前記各鉄筋端部の外周面に弾性的にスナップ嵌合される
    対向嵌合片と、 請求項3に記載された一対のクランプ金具の拘束部で前
    記鉄筋端部の重ね合わせ方向外側から挟圧されて前記各
    鉄筋端部の外周面に圧接される対向圧接片とを有するこ
    とを特徴とする鉄筋重ね継手補強部材。
JP7847695A 1995-03-10 1995-03-10 鉄筋重ね継手補強方法及び補強部材 Withdrawn JPH08246604A (ja)

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