JP2555409Y2 - 壁つなぎ用控金物 - Google Patents

壁つなぎ用控金物

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JP2555409Y2
JP2555409Y2 JP1988099500U JP9950088U JP2555409Y2 JP 2555409 Y2 JP2555409 Y2 JP 2555409Y2 JP 1988099500 U JP1988099500 U JP 1988099500U JP 9950088 U JP9950088 U JP 9950088U JP 2555409 Y2 JP2555409 Y2 JP 2555409Y2
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晋男 山田
敏和 染谷
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岡部株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、壁つなぎをリップ溝形鋼が使用される建
物の胴縁等に取付ける壁つなぎ用控金物に係り、詳しく
は、リップ溝形鋼に溶接や孔あけをすることなく壁つな
ぎを簡単に取付けできる壁つなぎ用控金物に関する。
[従来の技術] 例えば建物の胴縁として使用されるリップ溝形鋼に足
場の壁つなぎを取付ける場合がある。例えば、壁つなぎ
に雄ネジが形成されているものを使用する場合には、ナ
ットをリップ溝形鋼に溶接してこれに壁つなぎの雌ネジ
を螺着して固定したり、リップ溝形鋼に孔を開けてここ
に雄ネジを挿通させ、これを孔の両面からナットで締付
け固定する等のことが行なわれる。
[考案が解決しようとする課題] ところが、リップ溝形鋼にナットを溶接したり孔を開
けるためには、溶接機や孔あけ工具の他に電源が必要と
なり作業が面倒である。
また、胴縁にナットを溶接すると溶接の跡が残り、胴
縁に敢えて仕上材を行なわない場合には見苦しいものと
なり、孔あけの場合には胴縁の断面が欠損することとな
り好ましくない。
この考案はこのような実状に鑑みてなされたもので、
リップ溝形鋼に溶接や孔あけをすることなく壁つなぎを
簡単に、かつ確実に取付けことができる壁つなぎ用控金
物を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 前記課題を解決し、その目的を達成するために、請求
項1記載の考案は、リップ溝形鋼の内側に挿入されて双
方のリップ部内面に当接する内当接部を有する内金物
と、前記内当接部に対向して略同位置で双方のリップ部
外面に当接する外当接部とこれら外当接部間にあってリ
ップ部側面間の開放部に掛合する掛合部と壁つなぎ取付
部を有する外金物と、これら内金物と外金物とを挟圧し
て、前記内当接部と外当接部との間でリップ部を挟持す
る締付部材を備えることを特徴としている。リップ溝形
鋼のリップ部を内金物の内当接部と外金物の外当接部と
で挟み、これを締付部材で締付けて壁つなぎ用控金物を
リップ溝形鋼に固定したら、壁つなぎ取付部に壁つなぎ
を取付けるので、壁つなぎ取付けの際にリップ溝形鋼に
溶接や孔あけをすることが不要となる。ここで外金物
は、外当接部間に設けられている掛合部がリップ溝形鋼
の対向するリップ部側面間の開放部に掛合しているか
ら、壁からの作用である水平方向の押圧力及び引張力に
対して壁つなぎ用控金物は滑ることなく確実に固定され
る。また、内金物と外金物による締付けで、リップ部に
剪断力を与えると締付けを確実にすることができる。
請求項2記載の考案は、前記外金物に、前記リップ溝
形鋼のフランジ外面と掛合するフックを設けたことを特
徴としている。外金物にリップ溝形鋼のフランジ外面と
掛合するフックを設けており、特に壁つなぎの引張力に
対する抵抗力が増し、信頼性は一段と向上する。
請求項3記載の考案は、前記壁つなぎ取付部は、壁つ
なぎの雄ネジが螺着される雌ネジ部であることを特徴と
している。壁つなぎ取付部を雌ネジ部とすると壁つなぎ
に形成する雄ネジを容易に螺着することができる。
[実施例] 次に、添付図面と共にこの考案の実施例を詳細に説明
する。
第1図は壁つなぎ用控金物の側面図、第2図は同じく
正面図、第3図は同じく一部破断側面図である。
図中符号1は壁つなぎ用控金物であり、壁つなぎ用控
金物1は内金物2、外金物3、及び締付部材としてのボ
ルト4等で構成されている。
第2図に示すように、内金物2と外金物3はそれぞれ
断面U字状に形成され、内金物2のウェブ2aの内法A
は、外金物3のウェブ3aの外法Bよりも巾広に形成され
ている。
内金物2と外金物3とは、フランジ2b,3bの傾側を互
いに向合せた状態で双方のウェブ2a,3aを貫通する孔部2
c,3c(第3図)が形成され、この孔部2c,3cには内金物
2の側からボルト4が挿通され、ボルト4の頭部4aは内
金物2のウェブ2aに溶着され、ネジ部4bには外金物3の
側からスプリングワッシャ5を介して締付ナット6が取
付けられ、ネジ部4bの先端は偏平なつまみ部4cが形成さ
れている。
そして、内金物2の両フランジ2bの先端は、長手方向
の両端が切欠かれてここに内当接部2dが形成され、外金
物3にも同様に内当接部2dと対向する部位に外当接部3d
が形成されている。これら外当接部3d、3d間の間隔は、
リップ溝形鋼8の開放部8a(第4図)の幅、即ち対向す
るリップ部8b,8bの側面間の距離とほぼ等しく形成され
ている。そして、外当接部3d,3d間に存在する立ち上が
り部分は第6図に示すように装着完了時にはリップ溝形
鋼8の開放部8aに掛合する掛合部3gとなっている。な
お、実施例では内金物2の両内当接部2d,2d間もこれと
同様に形成され、開放部8aに掛合する掛合部2gとなって
いるが、強度的には、外金物3の外当接部3d、3d間に存
在する立ち上がり部分の掛合部3gのみでよい。
外金物3には、さらに、穴部3e(第3図)に壁つなぎ
取付部としての取付ナット7が溶着され、ここに壁つな
ぎの雄ネジが螺着され、また、ボルト4を挟んだ取付ナ
ット7の反対側にはフック3fが形成されている。
従って、建物の胴縁として使用されているリップ溝形
鋼に壁つなぎ用控金物1を固定する場合は、第4図及び
第5図に示すよう、壁つなぎ用控金物1は締付ナット6
を緩めて外金物3をつまみ部4cの側に移動させた状態
で、つまみ部4cを指等でつかみ、内金物2の長手方向を
リップ溝形鋼8の軸方向に向けて内金物2の部分をリッ
プ溝形鋼8の開放部8aから内側に挿入し(第4図)、ボ
ルト4を略90度回転させて内当接部2dを双方のリップ部
8bの内面8cに当接させる。この場合、内当接部2d,2d間
には外金物3の立ち上がり部分の掛合部3gと同様な立ち
上がり部分の掛合部2gがあって、リップ溝形鋼8の開放
部に嵌合して位置が固定されるので、その後の締付ナッ
ト6の締付操作が容易である(第5図)。
そして、外金物3を内金物2と平行になるまで回動さ
せて締付ナット6を締付ると、外金物3が内金物2のフ
ランジ2bの内側に移動して外当接部3dがリップ部8bの外
面8dに当接すると共に、掛合部3gがリップ溝形鋼の開放
部に掛合し、リップ部8bが内当接部2dと外当接部3dとの
間に挟まれたまま締付けが行なわれ、同時にフック3fが
リップ溝形鋼8のフランジ8fの外面に当接する(第6
図)。
壁つなぎの取付けは、第6図に示すように、壁つなぎ
用控金物1が固定されるリップ溝形鋼8の前方に足場の
建枠9を配置し、取付ナット7に壁つなぎ10の雄ネジ10
aを螺着する一方、建枠9に壁つなぎ10のクランプ10bを
取付ける。
なお、内当接部2dが形成される内金物2のフランジ2b
は、外当接部3dが形成される外金物3のフランジ3bより
も巾広に形成されているので、締付ナット6の締付によ
り、第7図に示すように、外金物3が内金物2のフラン
ジ2bの内側を移動しながら、内当接部2dと外当接部3dに
よりリップ部8bに剪断力が作用し、この剪断力を反力と
して壁つなぎ用控金物1がリップ部8bに強固に固定さ
れ、しかも外金物3の掛合部3gがリップ部8b,8b間の開
放部に掛合し、壁つなぎからの力の作用である水平方向
の押圧力及び引張力に対して剪断力が作用するので、壁
つなぎ10に作用する軸力がリップ溝形鋼8に確実に伝達
される。
このように、壁つなぎ用控金物1は締付ナット6を締
付けることでリップ溝形鋼8に容易にしかも確実に固定
され、取付ナット7に壁つなぎ10を取付けるので、壁つ
なぎ10の取付けの際にリップ溝形鋼8に溶接や孔あけを
することが不要となる。また、リップ部8bに作用する剪
断力を反力とするので壁つなぎ用控金物1の固定が確実
で、さらに、取付ナット7で壁つなぎ10を壁つなぎ用控
金物1に容易に取付けることが可能である。
なお、ボルト4には締付ナット6と外金物3との間に
スプリングワッシャ5が設けられているので、振動に対
しても締付ナット6の締付力が低下することがない。さ
らに、壁つなぎ用控金物1にはボルト4を挟んだ取付ナ
ット7の反対側に、リップ溝形鋼8のフランジ8fを押圧
するフック3fが形成されているので、壁つなぎ10の引張
力に対して特に有効である。
第8図は他の実施例の壁つなぎ用控金物を示す図であ
る。この実施例の壁つなぎ用控金物11では締付部材とし
て前記実施例におけるボルト4に代えて、同様な頭部12
aとつまみ部12bを有する丸棒12が使用され、この丸鋼の
側面に形成するスリット状の締付孔12cと舛金物3との
間にクサビ13を打込ん締付けるようにしており、このた
め壁つなぎ用控金物11の取付けが一層短時間でできるよ
うになる。
[考案の効果] 以上説明したように、請求項1記載の考案は、リップ
溝形鋼のリップ部を内金物の内当接部と外金物の外当接
部とで挟み、これを締付部材で締付けて壁つなぎ用控金
物をリップ溝形鋼に固定したら、壁つなぎ取付部に壁つ
なぎを取付けるので、壁つなぎ取付けの際にリップ溝形
鋼に溶接や孔あけをすることが不要となる。また、外金
物は、外当接部間に設けられている掛合部がリップ溝形
鋼の対向するリップ部側面間の開放部に掛合しているか
ら、壁からの作用である水平方向の押圧力及び引張力に
対して壁つなぎ用控金物は滑ることなく確実に固定され
る。また、内金物と外金物による締付けで、リップ部に
剪断力を与えると締付けを確実にすることができる。
請求項2記載の考案は、外金物にリップ溝形鋼のフラ
ンジ外面と掛合するフックを設けたから、特に壁つなぎ
の引張力に対する抵抗力が増し、信頼性は一段と向上す
る。
請求項3記載の考案は、壁つなぎ取付部は、壁つなぎ
の雄ネジが螺着される雄ネジ部であるから、壁つなぎ取
付部を雌ネジ部とすると壁つなぎに形成する雄ネジを容
易に螺着することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は壁つなぎ用控金物の側面図、第2図は同じく正
面図、第3図は同じく一部破断側面図、第4図及び第5
図は壁つなぎ用控金物の取付けを示す胴縁の断面図、第
6図は壁つなぎ用控金物を締付けこれに壁つなぎを取付
けた胴縁の断面図、第7図は第6図のVII-VII断面図、
第8図は他の実施例の壁つなぎ用控金物の側面図であ
る。 図中符号1,11は壁つなぎ用控金物、2は内金物、2dは内
当接部、2gは掛合部、3は外金物、3dは外当接部、3gは
掛合部、4はボルト、6は締付ナット、7は取付ナッ
ト、8はリップ溝形鋼、8bはリップ部、10は壁つなぎ、
12は丸棒、12cは綱付孔、13はクサビである。

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】リップ溝形鋼の内側に挿入されて双方のリ
    ップ部内面に当接する内当接部を有する内金物と、前記
    内当接部に対向して略同位置で双方のリップ部外面に当
    接する外当接部とこれら外当接部間にあってリップ部側
    面間の開放部に掛合する掛合部と壁つなぎ取付部を有す
    る外金物と、これら内金物と外金物とを挟圧して、前記
    内当接部と外当接部との間でリップ部を挟持する締付部
    材を備えることを特徴とする壁つなぎ用控金物。
  2. 【請求項2】前記外金物に、前記リップ溝形鋼のフラン
    ジ外面と掛合するフックを設けたことを特徴とする請求
    項1記載の壁つなぎ用控金物。
  3. 【請求項3】前記壁つなぎ取付部は、壁つなぎの雄ネジ
    が螺着される雌ネジ部であることを特徴とする請求項1
    記載の壁つなぎ用控金物。
JP1988099500U 1988-07-27 1988-07-27 壁つなぎ用控金物 Expired - Lifetime JP2555409Y2 (ja)

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JPH0221210U JPH0221210U (ja) 1990-02-13
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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5327606U (ja) * 1976-08-16 1978-03-09
JPS59142339U (ja) * 1983-03-14 1984-09-22 清水建設株式会社 仮設枠杆係止取付具

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JPH0221210U (ja) 1990-02-13

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