JPH08240026A - 立体駐車装置における落下防止装置 - Google Patents
立体駐車装置における落下防止装置Info
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- JPH08240026A JPH08240026A JP4323595A JP4323595A JPH08240026A JP H08240026 A JPH08240026 A JP H08240026A JP 4323595 A JP4323595 A JP 4323595A JP 4323595 A JP4323595 A JP 4323595A JP H08240026 A JPH08240026 A JP H08240026A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】昇降パレットの落下を防止する係合部材を出退
可能とし、出退時における係合部材回動規制のストッパ
との衝突音を低減するとともに、出退時の回動規制を1
個のストッパにて行えるようにして部品点数を少なく
し、製作工数を低減する。 【構成】縦フレーム2に固定する基板15に、回動可能
な係合部材18と係合部材18を相互に回動させうる弾
性部材22及び駆動装置23とを設け、前記係合部材1
8と駆動装置23との間には係合部材18の出退時の回
動端で衝突して係合部材18の回動を規制する弾性スト
ッパ27を設ける。
可能とし、出退時における係合部材回動規制のストッパ
との衝突音を低減するとともに、出退時の回動規制を1
個のストッパにて行えるようにして部品点数を少なく
し、製作工数を低減する。 【構成】縦フレーム2に固定する基板15に、回動可能
な係合部材18と係合部材18を相互に回動させうる弾
性部材22及び駆動装置23とを設け、前記係合部材1
8と駆動装置23との間には係合部材18の出退時の回
動端で衝突して係合部材18の回動を規制する弾性スト
ッパ27を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は立体駐車装置に使用され
る昇降パレットの落下防止装置に関するものである。
る昇降パレットの落下防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の立体駐車装置における落下防止装
置は、実開昭63−54740号公報(特に第5図)に
開示されている如く、立体駐車装置の枠体に昇降体の落
下を受け止める係止手段を回動可能に設け、前記係止手
段はスプリングとソレノイドにて相互に回動できるよう
になっている。また係止手段の上下回動端にて回動を規
制するストッパが上下別個に設けられ、前記ストッパは
衝突音を低減させるために弾性体が使用されている。
置は、実開昭63−54740号公報(特に第5図)に
開示されている如く、立体駐車装置の枠体に昇降体の落
下を受け止める係止手段を回動可能に設け、前記係止手
段はスプリングとソレノイドにて相互に回動できるよう
になっている。また係止手段の上下回動端にて回動を規
制するストッパが上下別個に設けられ、前記ストッパは
衝突音を低減させるために弾性体が使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記構造であ
れば係止手段の回動端での衝突音は弾性体にて低減でき
るが、そのための弾性体は上下2カ所に別個に設けられ
ているため、部品点数が多くなるとともに組み付け工数
が増加するという問題があった。そこで本発明は係合部
材の回動端での規制を1個の弾性ストッパにて行えるよ
うにして、部品点数を少なくし、組み付け工数を減少さ
せる立体駐車装置における落下防止装置を提供するもの
である。
れば係止手段の回動端での衝突音は弾性体にて低減でき
るが、そのための弾性体は上下2カ所に別個に設けられ
ているため、部品点数が多くなるとともに組み付け工数
が増加するという問題があった。そこで本発明は係合部
材の回動端での規制を1個の弾性ストッパにて行えるよ
うにして、部品点数を少なくし、組み付け工数を減少さ
せる立体駐車装置における落下防止装置を提供するもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は縦フレームと横
フレームとにて枠体を形成し、前記枠体内で昇降パレッ
トを昇降させることにより複数台の車両を上下方向に駐
車させうるようにした立体駐車装置において、前記縦フ
レームの一部に固定した基板には、昇降パレット落下時
の受け止め用支持部を有する係合部材を、縦フレームよ
り支持部が出退しうるよう回動可能に枢支し、前記係合
部材には、係合部材を相互に反対方向に回動させうる弾
性部材と駆動装置とを設け、前記係合部材と駆動装置と
の間には、係合部材の回動端にて係合部材の一部及び駆
動装置の一部が衝突しうる係合部材回動規制用の弾性ス
トッパを設けたことを特徴とする。
フレームとにて枠体を形成し、前記枠体内で昇降パレッ
トを昇降させることにより複数台の車両を上下方向に駐
車させうるようにした立体駐車装置において、前記縦フ
レームの一部に固定した基板には、昇降パレット落下時
の受け止め用支持部を有する係合部材を、縦フレームよ
り支持部が出退しうるよう回動可能に枢支し、前記係合
部材には、係合部材を相互に反対方向に回動させうる弾
性部材と駆動装置とを設け、前記係合部材と駆動装置と
の間には、係合部材の回動端にて係合部材の一部及び駆
動装置の一部が衝突しうる係合部材回動規制用の弾性ス
トッパを設けたことを特徴とする。
【0005】また請求項2の発明は、縦フレームと横フ
レームにて枠体を形成し、前記枠体内で、昇降パレット
を昇降させることにより複数台の車両を上下方向に駐車
させうるようにした立体駐車装置において、前記縦フレ
ームの一部にボルトにて基板を固定し、前記基板には、
昇降パレット落下時の受け止め用支持部を有する係合部
材を縦フレームより支持部が出退しうるよう回動可能に
枢支し、前記係合部材には、係合部材を相互に反対方向
に回動させうる弾性部材と駆動装置とを設け、前記係合
部材と駆動装置との間には、係合部材の回動端にて係合
部材の一部及び駆動装置の一部が衝突しうる係合部材回
動規制用の弾性ストッパを前記ボルトにて取り付けたこ
とを特徴とする。
レームにて枠体を形成し、前記枠体内で、昇降パレット
を昇降させることにより複数台の車両を上下方向に駐車
させうるようにした立体駐車装置において、前記縦フレ
ームの一部にボルトにて基板を固定し、前記基板には、
昇降パレット落下時の受け止め用支持部を有する係合部
材を縦フレームより支持部が出退しうるよう回動可能に
枢支し、前記係合部材には、係合部材を相互に反対方向
に回動させうる弾性部材と駆動装置とを設け、前記係合
部材と駆動装置との間には、係合部材の回動端にて係合
部材の一部及び駆動装置の一部が衝突しうる係合部材回
動規制用の弾性ストッパを前記ボルトにて取り付けたこ
とを特徴とする。
【0006】
【作用】まず係合部材の支持部を縦フレームより突出さ
せるときは、弾性部材若しくは駆動装置にて係合部材を
回動させて支持部を縦フレームより突出させる。前記支
持部が突出して係合部材が回動端に達すると、係合部材
若しくは駆動装置のいずれか一方が弾性ストッパに衝突
して回動規制される。その際の衝突音は弾性ストッパに
て低減される。
せるときは、弾性部材若しくは駆動装置にて係合部材を
回動させて支持部を縦フレームより突出させる。前記支
持部が突出して係合部材が回動端に達すると、係合部材
若しくは駆動装置のいずれか一方が弾性ストッパに衝突
して回動規制される。その際の衝突音は弾性ストッパに
て低減される。
【0007】前記支持部が突出した状態で昇降パレット
が何らかの原因にて落下しようとすると昇降パレットは
支持部にて受け止められて落下を防止する。一方昇降パ
レットを降下させるために係合部材の支持部を縦フレー
ムに退避させるときは、弾性部材若しくは駆動装置にて
係合部材を回動させて支持部を縦フレームに退避させ
る。前記支持部が退避して係合部材が回動端に達すると
係合部材若しくは駆動装置の他方が弾性ストッパに衝突
して回動規制される。その際の衝突音は弾性ストッパに
て低減される。
が何らかの原因にて落下しようとすると昇降パレットは
支持部にて受け止められて落下を防止する。一方昇降パ
レットを降下させるために係合部材の支持部を縦フレー
ムに退避させるときは、弾性部材若しくは駆動装置にて
係合部材を回動させて支持部を縦フレームに退避させ
る。前記支持部が退避して係合部材が回動端に達すると
係合部材若しくは駆動装置の他方が弾性ストッパに衝突
して回動規制される。その際の衝突音は弾性ストッパに
て低減される。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例を図面にて説明する。図
1、図2は立体駐車装置1の全体図で、該立体駐車装置
1は縦フレーム2と横フレーム3とから成る枠体4と、
枠体4内に縦フレーム2に沿って昇降可能に設けた昇降
パレット6とから成り、上下2段に車両7を駐車できる
ようになっている。
1、図2は立体駐車装置1の全体図で、該立体駐車装置
1は縦フレーム2と横フレーム3とから成る枠体4と、
枠体4内に縦フレーム2に沿って昇降可能に設けた昇降
パレット6とから成り、上下2段に車両7を駐車できる
ようになっている。
【0009】前記縦フレーム2は中間部材8と両端の端
部材9とにて断面H形をなし前後左右に立設されてい
る。横フレーム3は断面H形で前後縦フレーム2間に架
設してある。前記昇降パレット6にはワイヤ10を連結
し、前記横フレーム3に固定したウインチ11にて前記
ワイヤ10を巻き取ることにより昇降パレット6を昇降
させうるようになっている。
部材9とにて断面H形をなし前後左右に立設されてい
る。横フレーム3は断面H形で前後縦フレーム2間に架
設してある。前記昇降パレット6にはワイヤ10を連結
し、前記横フレーム3に固定したウインチ11にて前記
ワイヤ10を巻き取ることにより昇降パレット6を昇降
させうるようになっている。
【0010】また昇降パレット6を水平状態に保持する
ため、枠体4の側面及び後面に張設したワイヤ12、1
2をそれぞれ昇降パレット6側面及び後面に設けたプー
リ13、13に掛け回してある。次に本発明の落下防止
装置14について説明すると、落下防止装置14は昇降
パレット6の最上昇位置より幾分下方の位置で各縦フレ
ーム2に固定され、昇降パレット6がワイヤ10の破損
等にて落下しようとするのを受け止めるようになってい
る。
ため、枠体4の側面及び後面に張設したワイヤ12、1
2をそれぞれ昇降パレット6側面及び後面に設けたプー
リ13、13に掛け回してある。次に本発明の落下防止
装置14について説明すると、落下防止装置14は昇降
パレット6の最上昇位置より幾分下方の位置で各縦フレ
ーム2に固定され、昇降パレット6がワイヤ10の破損
等にて落下しようとするのを受け止めるようになってい
る。
【0011】すなわち、縦フレーム2の中間部材8に重
合させて基板15をボルト16aとナット16bにて止
めてある。前記基板15の上部にはシャフト17にて回
動可能に枢支された係合部材18が設けられ、前記係合
部材18の先部上面には昇降パレット6を支持する支持
部19を設け、前記支持部19は係合部材18の回動に
て縦フレーム端部材9に形成された開口部20より突出
又は退避しうるようになっている。また係合部材18の
先部下面にはテーパ部21が形成されている。
合させて基板15をボルト16aとナット16bにて止
めてある。前記基板15の上部にはシャフト17にて回
動可能に枢支された係合部材18が設けられ、前記係合
部材18の先部上面には昇降パレット6を支持する支持
部19を設け、前記支持部19は係合部材18の回動に
て縦フレーム端部材9に形成された開口部20より突出
又は退避しうるようになっている。また係合部材18の
先部下面にはテーパ部21が形成されている。
【0012】前記係合部材18の基部上方にはスプリン
グやゴム等の弾性部材22を設け、係合部材18を縦フ
レーム2より昇降パレット6側に常時突出方向に付勢し
ている。前記基板15の下部には係合部材18を回動さ
せるための駆動装置23の一部であるソレノイド24が
固定され、ソレノイド24への励磁によりプランジャ2
5が引き込まれて下方移動しうるようになっている。
グやゴム等の弾性部材22を設け、係合部材18を縦フ
レーム2より昇降パレット6側に常時突出方向に付勢し
ている。前記基板15の下部には係合部材18を回動さ
せるための駆動装置23の一部であるソレノイド24が
固定され、ソレノイド24への励磁によりプランジャ2
5が引き込まれて下方移動しうるようになっている。
【0013】前記プランジャ25の先端はリンク26を
介して係合部材18の基部に軸支され、ソレノイド24
が励磁されるとプランジャ25の下方移動により係合部
材18を弾性部材22の付勢力に抗して退避方向に回動
させうるようになっている。前記ソレノイド24と係合
部材18との間の基板15上にはゴム質で円筒形の弾性
ストッパ27が取付ネジ28にて固定されている。前記
弾性ストッパ27は係合部材18の退避時における回動
端で係合部材18の基部側の一部が衝突し、係合部材1
8の突出時における回動端でプランジャ25より突出さ
せたストッパ部29が衝突し、各衝突により係合部材1
8の回動が規制されるようになっている。
介して係合部材18の基部に軸支され、ソレノイド24
が励磁されるとプランジャ25の下方移動により係合部
材18を弾性部材22の付勢力に抗して退避方向に回動
させうるようになっている。前記ソレノイド24と係合
部材18との間の基板15上にはゴム質で円筒形の弾性
ストッパ27が取付ネジ28にて固定されている。前記
弾性ストッパ27は係合部材18の退避時における回動
端で係合部材18の基部側の一部が衝突し、係合部材1
8の突出時における回動端でプランジャ25より突出さ
せたストッパ部29が衝突し、各衝突により係合部材1
8の回動が規制されるようになっている。
【0014】また衝突の際弾性ストッパ27にて衝突に
よる騒音を低減させることができる。更に円筒形の弾性
ストッパ27の衝突面を回転にてずらすことにより弾性
ストッパ27の寿命を長くすることができる。30は係
合部材18基部の上方の基板15に固定したストッパ部
材で、該ストッパ部材30は係合部材18が昇降パレッ
ト6を受け止めた際プランジャ25のストッパ部29が
破損等を生じても係合部材18の回動を確実に規制しう
るようになっており、通常は騒音が生じないように幾分
隙間をもたせた状態になるようになっている。
よる騒音を低減させることができる。更に円筒形の弾性
ストッパ27の衝突面を回転にてずらすことにより弾性
ストッパ27の寿命を長くすることができる。30は係
合部材18基部の上方の基板15に固定したストッパ部
材で、該ストッパ部材30は係合部材18が昇降パレッ
ト6を受け止めた際プランジャ25のストッパ部29が
破損等を生じても係合部材18の回動を確実に規制しう
るようになっており、通常は騒音が生じないように幾分
隙間をもたせた状態になるようになっている。
【0015】図7及び図8は他の実施例で、前記と同様
に基板15上に係合部材18を回動可能に軸支し、前記
弾性部材22とソレノイド24にて係合部材18の支持
部19を突出又は退避させうるようになっている。前記
係合部材18とソレノイド24との間にはゴム質の弾性
ストッパ31が設けられ、この弾性ストッパ31により
係合部材18の回動端で回動規制を行うようになってい
る。
に基板15上に係合部材18を回動可能に軸支し、前記
弾性部材22とソレノイド24にて係合部材18の支持
部19を突出又は退避させうるようになっている。前記
係合部材18とソレノイド24との間にはゴム質の弾性
ストッパ31が設けられ、この弾性ストッパ31により
係合部材18の回動端で回動規制を行うようになってい
る。
【0016】前記弾性ストッパ31は横長の形状とし、
左右に孔32を貫通させて、その孔32に弾性ストッパ
31の厚みと同じ長さのパイプ33を嵌め込み、そのパ
イプ33には基板15を縦フレーム2に固定するための
ボルト16aを挿通させ、前記ボルト16aとナット1
6bにて基板15を縦フレーム2に固定するとともに弾
性ストッパ31を基板15に固定しうるようになってい
る。その際ボルト16aとナット16bの締め付けはパ
イプ33にて支持されるようになっているので、弾性ス
トッパ31が必要以上に圧縮されることが無いようにな
っている。尚、実施例では2段式の立体駐車装置になっ
ているが、多段多列の立体駐車装置でも、地下式の立体
駐車装置でも同様の作用効果を有する。
左右に孔32を貫通させて、その孔32に弾性ストッパ
31の厚みと同じ長さのパイプ33を嵌め込み、そのパ
イプ33には基板15を縦フレーム2に固定するための
ボルト16aを挿通させ、前記ボルト16aとナット1
6bにて基板15を縦フレーム2に固定するとともに弾
性ストッパ31を基板15に固定しうるようになってい
る。その際ボルト16aとナット16bの締め付けはパ
イプ33にて支持されるようになっているので、弾性ス
トッパ31が必要以上に圧縮されることが無いようにな
っている。尚、実施例では2段式の立体駐車装置になっ
ているが、多段多列の立体駐車装置でも、地下式の立体
駐車装置でも同様の作用効果を有する。
【0017】また実施例では係合部材の上方にスプリン
グを、下方にソレノイドを設けるようにしているが、配
置を上下逆にしても同様の効果を有するものであり、そ
の際には弾性ストッパも係合部材の上方に設ける必要が
ある。本発明は前記の如き構成で次に作用について説明
すると、図1の如く上下に車両7を格納している場合に
は昇降パレット6が最上昇位置にあり、係合部材18は
図3の如く支持部19が縦フレーム2の開口部20より
突出した状態になっている。
グを、下方にソレノイドを設けるようにしているが、配
置を上下逆にしても同様の効果を有するものであり、そ
の際には弾性ストッパも係合部材の上方に設ける必要が
ある。本発明は前記の如き構成で次に作用について説明
すると、図1の如く上下に車両7を格納している場合に
は昇降パレット6が最上昇位置にあり、係合部材18は
図3の如く支持部19が縦フレーム2の開口部20より
突出した状態になっている。
【0018】この状態で下の車両7を出し、上の車両7
を降ろす場合には昇降パレット6下げ操作をすると駆動
装置23のソレノイド24が励磁されてプランジャ25
が下方移動し、係合部材18が反時計方向(図3)に回
動する。係合部材18の回動にて図6の如く支持部19
が縦フレーム2内に退避すると係合部材18の一部が弾
性ストッパ27に衝突して回動停止する。その際の衝突
音は弾性ストッパ27の性質より低減されている。
を降ろす場合には昇降パレット6下げ操作をすると駆動
装置23のソレノイド24が励磁されてプランジャ25
が下方移動し、係合部材18が反時計方向(図3)に回
動する。係合部材18の回動にて図6の如く支持部19
が縦フレーム2内に退避すると係合部材18の一部が弾
性ストッパ27に衝突して回動停止する。その際の衝突
音は弾性ストッパ27の性質より低減されている。
【0019】その後ウインチ11が作動してワイヤ10
が延び昇降パレット6は降下する。その際昇降パレット
6は側方及び後方のプーリ13及びワイヤ12にて常に
水平に保持されるようになっている。昇降パレット6が
最降下するとウインチ11が停止し、ソレノイド24が
非励磁となる。ソレノイド24の非励磁にて弾性部材2
2の付勢力により係合部材18が時計方向(図3)に回
動し、図3の如く支持部19が縦フレーム2の開口部2
0より突出すると、プランジャ25のストッパ部29が
弾性ストッパ27に衝突して回動停止する。その際の衝
突音は弾性ストッパ27の性質により低減される。
が延び昇降パレット6は降下する。その際昇降パレット
6は側方及び後方のプーリ13及びワイヤ12にて常に
水平に保持されるようになっている。昇降パレット6が
最降下するとウインチ11が停止し、ソレノイド24が
非励磁となる。ソレノイド24の非励磁にて弾性部材2
2の付勢力により係合部材18が時計方向(図3)に回
動し、図3の如く支持部19が縦フレーム2の開口部2
0より突出すると、プランジャ25のストッパ部29が
弾性ストッパ27に衝突して回動停止する。その際の衝
突音は弾性ストッパ27の性質により低減される。
【0020】また昇降パレット6の最降下により車両7
を昇降パレット6より出す。次に昇降パレットを上昇さ
せるために上げ操作をすると、ワイヤ10がウインチ1
1に巻き取られることにより昇降パレット6が上昇し、
昇降パレット6が係合部材18のテーパ部21に当接す
るとともに係合部材18を弾性部材22の付勢力を抗し
て反時計方向に回動させて通過し、最上昇位置に達する
とウインチ11が停止する。尚、昇降パレット6の通過
により係合部材18は弾性部材22の付勢力にて元の突
出状態に戻る。
を昇降パレット6より出す。次に昇降パレットを上昇さ
せるために上げ操作をすると、ワイヤ10がウインチ1
1に巻き取られることにより昇降パレット6が上昇し、
昇降パレット6が係合部材18のテーパ部21に当接す
るとともに係合部材18を弾性部材22の付勢力を抗し
て反時計方向に回動させて通過し、最上昇位置に達する
とウインチ11が停止する。尚、昇降パレット6の通過
により係合部材18は弾性部材22の付勢力にて元の突
出状態に戻る。
【0021】昇降パレット6が最上昇位置で、何らかの
原因で昇降パレット6が落下しようとすると、係合部材
18の支持部19にて昇降パレット6が受け止められ、
昇降パレット6の落下を防止することができる。その
際、支持部19にて昇降パレット6を受け止めた時の衝
撃が小さい時はプランジャ25のストッパ部29と弾性
ストッパ27との当接にて衝撃を吸収することができ、
衝撃が大きいときは仮にストッパ部29が破損しても係
合部材18がストッパ部材30や開口部20縁に当接し
て係合部材18の回動を停止させ、昇降パレット6を確
実に受け止めることができる。
原因で昇降パレット6が落下しようとすると、係合部材
18の支持部19にて昇降パレット6が受け止められ、
昇降パレット6の落下を防止することができる。その
際、支持部19にて昇降パレット6を受け止めた時の衝
撃が小さい時はプランジャ25のストッパ部29と弾性
ストッパ27との当接にて衝撃を吸収することができ、
衝撃が大きいときは仮にストッパ部29が破損しても係
合部材18がストッパ部材30や開口部20縁に当接し
て係合部材18の回動を停止させ、昇降パレット6を確
実に受け止めることができる。
【0022】
【発明の効果】以上の如く本発明は基板上に設けた昇降
パレット受け止め用の係合部材を弾性部材と駆動装置と
にて回動可能とし、係合部材と駆動装置との間に弾性ス
トッパを設け、前記係合部材が出退の回動端に達する
と、いずれの場合にも弾性ストッパにて回動規制するよ
うにしたので、複数のストッパを設ける必要が無くな
り、部品点数が少なくなるとともに製作工数も低減する
ことができる。また係合部材の回動端での衝突音も弾性
ストッパにて吸収できるので著しく低減することができ
る。
パレット受け止め用の係合部材を弾性部材と駆動装置と
にて回動可能とし、係合部材と駆動装置との間に弾性ス
トッパを設け、前記係合部材が出退の回動端に達する
と、いずれの場合にも弾性ストッパにて回動規制するよ
うにしたので、複数のストッパを設ける必要が無くな
り、部品点数が少なくなるとともに製作工数も低減する
ことができる。また係合部材の回動端での衝突音も弾性
ストッパにて吸収できるので著しく低減することができ
る。
【0023】請求項2の発明においては、基板及び弾性
ストッパの固定を同じボルトにて行えるようにしたの
で、更に部品点数及び製作工数の低減を図ることができ
るものである。
ストッパの固定を同じボルトにて行えるようにしたの
で、更に部品点数及び製作工数の低減を図ることができ
るものである。
【図1】立体駐車装置の全体図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】本発明の落下防止装置の全体を示す図1のA−
A拡大図である。
A拡大図である。
【図4】図3のB−B断面図である。
【図5】図3のC−C図である。
【図6】落下防止装置の作動状態図である。
【図7】他の実施例の全体図である。
【図8】図7のD−D断面拡大図である。
1 立体駐車装置 2 縦フレーム 3 横フレーム 4 枠体 6 昇降パレット 14 落下防止装置 15 基板 16a ボルト 18 係合部材 22 弾性部材 23 駆動装置 27 弾性ストッパ
Claims (2)
- 【請求項1】 縦フレームと横フレームとにて枠体を形
成し、前記枠体内で昇降パレットを昇降させることによ
り複数台の車両を上下方向に駐車させうるようにした立
体駐車装置において、前記縦フレームの一部に固定した
基板には、昇降パレット落下時の受け止め用支持部を有
する係合部材を、縦フレームより支持部が出退しうるよ
う回動可能に枢支し、前記係合部材には、係合部材を相
互に反対方向に回動させうる弾性部材と駆動装置とを設
け、前記係合部材と駆動装置との間には、係合部材の回
動端にて係合部材の一部及び駆動装置の一部が衝突しう
る係合部材回動規制用の弾性ストッパを設けてなる立体
駐車装置における落下防止装置。 - 【請求項2】 縦フレームと横フレームにて枠体を形成
し、前記枠体内で、昇降パレットを昇降させることによ
り複数台の車両を上下方向に駐車させうるようにした立
体駐車装置において、前記縦フレームの一部にボルトに
て基板を固定し、前記基板には、昇降パレット落下時の
受け止め用支持部を有する係合部材を縦フレームより支
持部が出退しうるよう回動可能に枢支し、前記係合部材
には、係合部材を相互に反対方向に回動させうる弾性部
材と駆動装置とを設け、前記係合部材と駆動装置との間
には、係合部材の回動端にて係合部材の一部及び駆動装
置の一部が衝突しうる係合部材回動規制用の弾性ストッ
パを前記ボルトにて取り付けてなる立体駐車装置におけ
る落下防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4323595A JP2952179B2 (ja) | 1995-03-02 | 1995-03-02 | 立体駐車装置における落下防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4323595A JP2952179B2 (ja) | 1995-03-02 | 1995-03-02 | 立体駐車装置における落下防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08240026A true JPH08240026A (ja) | 1996-09-17 |
JP2952179B2 JP2952179B2 (ja) | 1999-09-20 |
Family
ID=12658251
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4323595A Expired - Fee Related JP2952179B2 (ja) | 1995-03-02 | 1995-03-02 | 立体駐車装置における落下防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2952179B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103030080A (zh) * | 2012-12-04 | 2013-04-10 | 宁夏博金特立体泊车设备有限公司 | 防坠落升降装置 |
CN103114751A (zh) * | 2012-11-14 | 2013-05-22 | 无锡市洪成造纸机械有限公司 | 一种立体车库防坠结构 |
CN103573000A (zh) * | 2013-11-06 | 2014-02-12 | 广西大学 | 一种立体车库的防坠装置 |
CN112482850A (zh) * | 2020-12-01 | 2021-03-12 | 江苏金冠停车产业股份有限公司 | 一种梳齿交换式停车设备防坠落系统及其防坠落方法 |
-
1995
- 1995-03-02 JP JP4323595A patent/JP2952179B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN103030080A (zh) * | 2012-12-04 | 2013-04-10 | 宁夏博金特立体泊车设备有限公司 | 防坠落升降装置 |
CN103030080B (zh) * | 2012-12-04 | 2015-03-11 | 宁夏博金特立体泊车设备有限公司 | 防坠落升降装置 |
CN103573000A (zh) * | 2013-11-06 | 2014-02-12 | 广西大学 | 一种立体车库的防坠装置 |
CN103573000B (zh) * | 2013-11-06 | 2016-01-20 | 广西大学 | 一种立体车库的防坠装置 |
CN112482850A (zh) * | 2020-12-01 | 2021-03-12 | 江苏金冠停车产业股份有限公司 | 一种梳齿交换式停车设备防坠落系统及其防坠落方法 |
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---|---|
JP2952179B2 (ja) | 1999-09-20 |
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