JPH0868227A - 立体駐車装置のパレット落下防止装置 - Google Patents

立体駐車装置のパレット落下防止装置

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JPH0868227A
JPH0868227A JP20208994A JP20208994A JPH0868227A JP H0868227 A JPH0868227 A JP H0868227A JP 20208994 A JP20208994 A JP 20208994A JP 20208994 A JP20208994 A JP 20208994A JP H0868227 A JPH0868227 A JP H0868227A
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JP
Japan
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locking member
stopper
pallet
column
prevention device
Prior art date
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Pending
Application number
JP20208994A
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English (en)
Inventor
Katsuyoshi Shimoda
勝義 下田
Hisashi Yamaguchi
尚志 山口
Yoshitaka Kizawa
嘉孝 木澤
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Nippon Sharyo Ltd
Original Assignee
Nippon Sharyo Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 支柱の幅内に収まるコンパクトなサイズで、
重荷重がかかっても反力が小さく、緩衝部材の損傷が少
ない立体駐車装置のパレット落下防止装置を提供する。 【構成】 支柱11に設けた支軸22にて回動可能に軸
支される係止部材23を縦長に形成すると共に、下部に
支軸挿通孔23bを設け、係止部材23の回動を規制す
るストッパ25に当接するストッパ当接部23cを上部
に設け、スプリング24のバネ力により支柱11側面か
ら突出してパレット16,17下面に当接する爪部23
aをストッパ当接部23c近傍の一側部に設け、係止部
材23を略鉛直状態に配設し、ストッパ25を支軸22
中心よりも爪部23a突出側の支柱11に固設し、係止
部材23を支柱11側面内側へ引込む引込み機構にソレ
ノイド26を用いた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、立体駐車装置において
車両を乗せて昇降するパレットの落下防止装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】立体駐車装置では、車両をパレットに乗
せてワイヤロープやチェン等で吊上げ、その下のスペー
スに別の車両を駐車させるようにしており、吊上げたパ
レットがワイヤロープやチェン等が破断しても落下しな
いように落下防止装置を設けている。
【0003】この落下防止装置は、例えば図3に示され
るように、支柱1に設けた支軸2にて中間部を回動可能
に軸支される略90度屈曲したレバー状の係止部材3
と、該係止部材3の一方の端部の爪部3aを支柱1側面
から突出させるスプリング4と、係止部材3の他方の端
部3bが当接するストッパ5と、係止部材3を支柱1側
面内側へ引込む引込み機構としてのシリンダ6とで構成
されている。
【0004】係止部材3は、パレット7の上昇時には、
支柱1側面から突出している爪部3aがパレット7によ
って支柱1側面内側へ押し込まれ、パレット7が通過す
ると、係止部材3の爪部3aはスプリング4のバネ力に
よって支柱1側面から突出し、下降したパレット7下面
に当接してパレット7の荷重をストッパ5で受け、パレ
ット7の落下を防止する。
【0005】また、パレット7を下降させる際には、パ
レット7を一旦上昇させ、シリンダ6で爪部3aを支柱
1側面内側へ引込み、パレット7を下降させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の立体
駐車装置は乗用車等の比較的軽荷重の車両を駐車させる
ものであったが、近年はバスやトラック等の大型車両用
の立体駐車装置が要望されている。
【0007】この場合に、落下防止装置は支柱の幅内に
取付けられるものであるから、従来の落下防止装置を重
荷重のものに適合させようとして大型化しても限界があ
る。また、係止部材の回動中心から爪部までの高さが低
いために、支柱側面から突出する爪部がパレットによっ
て支柱側面内側へ押し込まれる際の曲率が大きく、した
がって、パレットを高く上昇させて爪部が再び突出して
からパレットを降下させるので、駐車装置そのものの高
さが高くなると共に、制御が複雑となる。
【0008】さらに、荷重がかかった場合の係止部材に
発生する反力は、係止部材の回動中心と爪部との距離に
対して係止部材の回動中心とストッパ当接部との距離が
長いほど小さくなるが、従来構造では、係止部材の回動
中心とストッパ当接部との距離を長くできないので反力
が大きい。
【0009】このため、係止部材の回動中心とストッパ
当接部との距離を長くしようとしても、前述のように限
界があり、また、反力が大きいところから、ストッパに
設けられた緩衝部材が係止部材のストッパ当接部に押さ
れて損傷するおそれがあり、緩衝部材が損傷するとスト
ッパと係止部材の接触による騒音が発生する。
【0010】さらに、引込み機構としてシリンダを用い
ているので、この配管の引回しが煩わしく、動力源も必
要であるから費用がかさむ問題がある。
【0011】そこで本発明は、支柱の幅内に収まるコン
パクトなサイズで、重荷重がかかっても反力が小さく、
緩衝部材の損傷が少ない立体駐車装置のパレット落下防
止装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明は、支柱に設けた支軸にて回動可能に軸支
される係止部材と、パレット下面に当接する係止部材の
爪部を支柱側面から突出させるスプリングと、係止部材
の回動を規制するストッパと、係止部材の爪部を支柱側
面内側へ引込む引込み機構とを備えた立体駐車装置のパ
レット落下防止装置において、前記係止部材を縦長に形
成すると共に、下部に前記支軸挿通孔を、上部にストッ
パ当接部を、該ストッパ当接部近傍の一側部に前記爪部
をそれぞれ設け、該係止部材を略鉛直状態に配設し、前
記ストッパを前記支軸中心よりも爪部突出側の支柱に設
け、前記引込み機構にソレノイドを用いたことを特徴と
し、また、前記ストッパ近傍に、ストッパよりも先に係
止部材のストッパ当接部が当接する緩衝部材をストッパ
とは別個に配設したことを特徴としている。
【0013】
【作 用】上記構成によれば、スプリングのバネ力によ
って支柱側面から突出している係止部材の爪部は、パレ
ットの上昇時にパレットによって支柱側面内側へ押込ま
れ、パレットの通過後に再び突出し、降下したパレット
下面に当接し、パレットの荷重による係止部材の回動を
ストッパ当接部がストッパに当接することにより規制し
てパレットの落下を防止する。また、パレットの下降時
には、係止部材は、ソレノイドの作用により逆方向に回
動して爪部を支柱側面内側へ引込まれる。
【0014】
【実施例】以下、本発明を図1及び図2に示す実施例に
基づいて詳細に説明する。
【0015】立体駐車装置10は、複数本の支柱11を
上端の桁12等で連結した駐車塔13内に、1階駐車ス
ペース14のほか、車両15を搭載する2階用のパレッ
ト16及び3階用のパレット17を昇降可能に設けた3
層式で、駐車塔13の屋上にはパレット16,17を昇
降させる駆動機構18が配設されている。
【0016】3階用のパレット17は、駆動機構18か
ら繰り出されるワイヤロープ19にて吊持され、2階用
のパレット16は、3階用のパレット17にワイヤロー
プ20を介して吊持されている。
【0017】支柱11には、2階及び3階に上昇した2
階用のパレット16及び3階用のパレット17の落下を
防止する落下防止装置21が設けられている。
【0018】この落下防止装置21は、支柱11に支軸
22に軸支されて回動可能に設けられる係止部材23
と、該係止部材23の爪部23aを支柱11の側面11
aから突出させるスプリング24と、係止部材23の回
動を規制するストッパ25と、係止部材23の爪部23
aを支柱11の側面11a内側へ引込むソレノイド26
とで構成されている。
【0019】係止部材23は、縦長に形成され、下部に
前記支軸21の挿通孔23bを穿設し、上部の一側部
(図1において右側)をL字状に切り欠いて、図1にお
いて略垂直に立ち上がる端面をストッパ当接部23c
に、略水平に位置する端面をパレット16,17の下面
に当接する爪部23aにそれぞれしており、支軸22に
軸支されて支柱11の側面11a寄りに略鉛直状態に配
設されている。
【0020】ストッパ25は、支軸22の中心よりも爪
部23a突出側の支柱11の側面11a寄りに設けら
れ、該ストッパ25の下部には、ゴム等で形成された緩
衝部材27がストッパ25よりも先に係止部材23のス
トッパ当接部23cに当接するよう突出して別個に設け
られている。また、スプリング24とソレノイド26
は、係止部材23背面側の支柱11に設けられている。
【0021】このように構成された落下防止装置21で
は、係止部材23は、通常はスプリング24のバネ力に
より爪部23aを支柱11の側面11aから突出させ、
ストッパ当接部23cを緩衝部材27に当接させてお
り、パレット16,17の上昇時には、係止部材23の
爪部23aはパレット16,17によって支柱11の側
面11a内側へ押し込まれ、パレット16,17が通過
すると、係止部材23の爪部23aはスプリング24の
バネ力によって支柱11の側面11aから再び突出す
る。
【0022】係止部材23の爪部23aが支柱11の側
面11aから再び突出した後に、パレット16,17を
下降させると、爪部23aはパレット16,17の下面
に当接し、パレット16,17の荷重によってストッパ
当接部23cがストッパ25に当接して係止部材23の
回動が規制され、爪部23aにてパレット16,17の
落下を防止する。
【0023】この際に、係止部材23の爪部23aが回
動する軌跡は、爪部23aが回動中心である支軸22の
中心から高い位置にあるので曲率が小さい。したがっ
て、パレット16,17を高く上昇させなくても爪部2
3aが再び突出するから駐車塔13の高さを低くでき
る。
【0024】また、係止部材23を縦長に形成し、下部
に支軸21の挿通孔23bを、上部にストッパ当接部2
3cをそれぞれ設けたから、係止部材23の回動中心と
爪部23aとの距離に対して係止部材23の回動中心と
ストッパ当接部23cとの距離を長くとれるので、荷重
がかかった場合の係止部材23に発生する反力は従来構
造に比べて小さくなる。
【0025】これにより、支軸22を細くできると共
に、係止部材23も軽量化でき、バスやトラック等の重
荷重の駐車装置に適用してもコンパクトな落下防止装置
21とすることができる。
【0026】さらに、係止部材23の軽量化により、ソ
レノイド26で爪部23aを支柱11の側面内側へ引込
むことができるから、配線も容易で、空圧、油圧等の動
力源も不要でコスト的にも有利である。
【0027】しかも、荷重がかかった場合の係止部材2
3のストッパ当接部23cは、緩衝部材27を圧縮して
からストッパ25に当接するから、騒音の発生もなく、
緩衝部材27の耐久性も高い。
【0028】尚、パレット16,17を下降させる際に
は、パレット16,17を一旦上昇させ、ソレノイド2
6に通電して係止部材23の爪部23aを支柱11側面
内側へ引込み、パレット16,17を下降させる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の立体駐車
装置のパレット落下防止装置は、支柱に設けた支軸にて
回動可能に軸支される係止部材を縦長に形成すると共
に、下部に支軸挿通孔を設け、係止部材の回動を規制す
るストッパに当接するストッパ当接部を上部に設け、ス
プリングのバネ力により支柱側面から突出してパレット
下面に当接する爪部をストッパ当接部近傍の一側部に設
け、該係止部材を略鉛直状態に配設し、ストッパを前記
支軸中心よりも爪部突出側の支柱に固設し、係止部材を
支柱側面内側へ引込む引込み機構にソレノイドを用いた
から、係止部材の爪部は、パレットの上昇時にパレット
によって支柱側面内側へ押込まれ、パレットの通過後に
再び突出し、降下したパレット下面に当接し、パレット
の荷重による係止部材の回動をストッパ当接部がストッ
パに当接することにより規制してパレットの落下を防止
する。
【0030】この際に、爪部は回動中心より上方の高い
位置で回動するので、回動する際の曲率が小さいから、
爪部にパレット下面を当接させる時にパレットを大きく
上昇させなくて済み、駐車装置の高さを低くできる。
【0031】また、係止部材の回動中心と爪部との距離
に対して係止部材の回動中心とストッパ当接部との距離
を長くとれるので、荷重がかかった場合の係止部材に発
生する反力は小さいから、支軸を細くできると共に、係
止部材も軽量化でき、バスやトラック等の重荷重の駐車
装置に適用してもコンパクトな落下防止装置とすること
ができる。
【0032】さらに、係止部材の軽量化により、ソレノ
イドで爪部を支柱の側面内側へ引込むことができるか
ら、配線も容易で、空圧、油圧等の動力源も不要でコス
ト的にも有利である。
【0033】しかも、ストッパ近傍に、ストッパよりも
先に係止部材のストッパ当接部が当接する緩衝部材をス
トッパとは別個に配設することにより、荷重がかかった
場合の係止部材のストッパ当接部は、緩衝部材を圧縮し
てからストッパに当接するから、騒音の発生もなく、緩
衝部材の耐久性も高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の落下防止装置の一実施例を示す正面
図である。
【図2】 立体駐車装置の正面図である。
【図3】 従来の落下防止装置を示す正面図である。
【符号の説明】
10…立体駐車装置、11…支柱、15…車両、16,
17…パレット、21…落下防止装置、22…支軸、2
3…係止部材、23a…係止部材の爪部、23b…支軸
22の挿通孔、23c…ストッパ当接部、24…スプリ
ング、25…ストッパ、26…ソレノイド、27…緩衝
部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支柱に設けた支軸にて回動可能に軸支さ
    れる係止部材と、パレット下面に当接する係止部材の爪
    部を支柱側面から突出させるスプリングと、係止部材の
    回動を規制するストッパと、係止部材の爪部を支柱側面
    内側へ引込む引込み機構とを備えた立体駐車装置のパレ
    ット落下防止装置において、前記係止部材を縦長に形成
    すると共に、下部に前記支軸挿通孔を、上部にストッパ
    当接部を、該ストッパ当接部近傍の一側部に前記爪部を
    それぞれ設け、該係止部材を略鉛直状態に配設し、前記
    ストッパを前記支軸中心よりも爪部突出側の支柱に設
    け、前記引込み機構にソレノイドを用いたことを特徴と
    する立体駐車装置のパレット落下防止装置。
  2. 【請求項2】 前記ストッパ近傍に、ストッパよりも先
    に係止部材のストッパ当接部が当接する緩衝部材をスト
    ッパとは別個に配設したことを特徴とする請求項1記載
    の立体駐車装置のパレット落下防止装置。
JP20208994A 1994-08-26 1994-08-26 立体駐車装置のパレット落下防止装置 Pending JPH0868227A (ja)

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JP20208994A JPH0868227A (ja) 1994-08-26 1994-08-26 立体駐車装置のパレット落下防止装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103015770A (zh) * 2012-12-30 2013-04-03 杭州新峰恒富科技有限公司 一种防滑定位装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103015770A (zh) * 2012-12-30 2013-04-03 杭州新峰恒富科技有限公司 一种防滑定位装置
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