JP2001288915A - 立体駐車装置 - Google Patents

立体駐車装置

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JP2001288915A
JP2001288915A JP2001021638A JP2001021638A JP2001288915A JP 2001288915 A JP2001288915 A JP 2001288915A JP 2001021638 A JP2001021638 A JP 2001021638A JP 2001021638 A JP2001021638 A JP 2001021638A JP 2001288915 A JP2001288915 A JP 2001288915A
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Mitsuharu Miyahara
光治 宮原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、従来の約半分の動力で、短時間、
かつ、簡単に車の出し入れができる立体駐車装置を提供
することにある。 【解決手段】 地下駐車ピット10内に収納され、搭載
した前記自動車の前輪と後輪との間に位置する側端面に
配置した回動軸15bを中心として回動可能に支持され
た下段車搭載パレット13と、前記下段車搭載パレット
13の上方に略平行に配置され、前記下段車搭載パレッ
ト13の回動軸15bと略同一垂直面上に配置した回動
軸15aを中心として回動可能に支持され、前方先端部
を上下動可能に支持されるとともに、前記前方先端部と
前記回動軸15aとの間に配置した吊下体17a,17
bで前記下段車搭載パレット13を吊り下げた上段車搭
載パレット12と、で構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車を自由に出
し入れできる立体駐車装置に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来、こ
の種の装置としては、地下駐車ピットを併用した2段式
の立体駐車装置と、地上における2段式の立体駐車装置
とがある。前記地下駐車ピットを併用した2段式の立体
駐車装置は、地上の車搭載パレットと地下の車搭載パレ
ットとを上下に積層連結し、車の出し入れのときに、こ
れらを垂直方向に移動するものである。このため、地下
の車搭載パレットを収納するための深い地下駐車ピット
を必要とする。また、車の出し入れのときには、車搭載
パレットを最低、車の高さ以上に昇降することが必要で
あり、車の出し入れ作業に長い時間を必要とする等の問
題点がある。
【0003】他方、地上における2段式の立体駐車装置
は、地上において車搭載パレットを上下に連結すること
なく2段に積層したものである。そして、上段の車を出
し入れするときは、上段または下段の車搭載パレットの
いずれか一方を横移動した後、上段の車搭載パレットを
地上レベルまで下降する必要がある。このため、車の出
し入れ作業に長い時間を必要とし、水平、垂直方向の移
動装置が必要であり、構造も複雑となる。また、前述の
2段式の立体駐車装置は、自重及び積載荷重を油圧また
は電動機の動力で垂直方向に、直接、昇降するので、大
きな動力源を必要とする等の問題点がある。
【0004】本発明は、前記問題点に鑑み、従来の2段
式の立体駐車装置に比し、短時間、かつ、簡単に車の出
し入れが可能で、地下駐車ピットの深さも低減でき、ま
た、従来の地下駐車ピットを併用した2段式立体駐車装
置の約半分の動力で昇降可能であり、さらに、駐車終了
と同時に車輪を自動ロックする安全な立体駐車装置を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる立体駐車
場は、前記目的を達成すべく、自動車搭載可能な平面形
状を有し、地下駐車ピット内に収納され、搭載した前記
自動車の前輪と後輪との間に位置する側端面に配置した
回動支点を中心として回動可能に支持された下段車搭載
パレットと、自動車搭載可能な平面形状を有し、前記下
段車搭載パレットの上方に略平行に配置され、前記下段
車搭載パレットの回動支点と略同一垂直面上に配置した
回動支点を中心として回動可能に支持され、前方先端部
を上下動可能に支持されるとともに、前記前方先端部と
前記回動支点との間に配置した吊下体で前記下段車搭載
パレットを吊り下げた上段車搭載パレットと、からなる
構成としてある。
【0006】前記下段車搭載パレットは、その前方部を
別体とし、かつ、これを後方部に回動可能に連結すると
ともに、前記前方部の前方先端部および前記後方部の前
方先端部を上段車搭載パレットに吊下体でそれぞれ吊り
下げておいてもよい。
【0007】また、上段車搭載パレットの前方先端部に
回動可能に連結した昇降ブリッジと、前記上段車搭載パ
レットの所定位置に配置した第1滑車、常に前記上段車
搭載パレットの下方側に位置する所定位置に配置された
第2滑車、および、常に前記上段車搭載パレットの上方
側に位置する所定位置に配置された第3滑車に、一端部
を前記昇降ブリッジに連結し、かつ、他端部に重りを吊
り下げたワイヤを、順次架け渡した昇降ブリッジ昇降手
段と、を取り付けておいてもよい。
【0008】前述の車搭載パレットの所定位置に回動可
能に配置した第1車止板と、前記車搭載パレットにスラ
イド可能に配置され、かつ、スライド移動に伴って前記
第1車止板を回動するように連結された第2車止板と、
前記第2車止板のスライド面の所定位置から上方に突出
するように付勢され、前記第2車止板の復帰を規制でき
る係止棒と、からなる車ロック装置を取り付けておいて
もよい。
【0009】また、他の実施形態としては、地下駐車ピ
ットと、この地下駐車ピットの後部所定位置の両側縁部
に第1支柱を併設し、この第1支柱の所定高さに回転可
能に取り付けた上段車搭載パレットと、この上段車搭載
パレットと所定の間隔で前記第1支柱の下方に、回転可
能に取り付けた前部が回転可能な下段車搭載パレット
と、前記上段車搭載パレットの両側縁部から前記下段車
搭載パレットを略平行状態に吊り下げた少なくとも二対
の連結具と、前記地下駐車ピットの前部両側縁部に所定
の間隔で並設した第2支柱と、この第2支柱の上部に電
動機と連結し、両端に巻胴を取り付け架け渡したシャフ
トと、一端を前記上段車搭載パレットに接続し、他端を
前記巻胴に接続した一対の駆動用ワイヤーロープと、か
らなる駆動手段と、前記上段車搭載パレットの先端に、
回転可能に取り付けた昇降ブリッジと、この昇降ブリッ
ジの所定位置の両側縁部から、前記上段車搭載パレット
の所定位置の両側縁部に配設した滑車と、前記上段車搭
載パレットの下部の適所に配設した滑車と、前記第2支
柱の適所に配設した滑車と、を介した一対のワイヤーロ
ープで吊り下げた第1重りと第2重りと、前記昇降ブリ
ッジの両側縁部の適所に取り付けたガイドローラーと、
前記第2支柱に沿って配設した第1ガイドレールと、ス
プリングを介装し前記第1重りの上端に突出可能な第1
電磁石と連結した第1係止棒と、前記第1電磁石に電源
を供給する第1リミットスイッチと、からなる前記昇降
ブリッジの昇降手段と、からなる構成としてもよい。
【0010】前記昇降ブリッジの前記昇降手段が、前記
昇降ブリッジの所定位置の両側縁部から、前記上段車搭
載パレットの所定位置の両側縁部に配設した滑車と、前
記第2支柱の下部の適所に配設した滑車と、前記第2支
柱の上部の適所に配設した滑車と、を介した一対のワイ
ヤーロープで吊り下げた第3重りと、一端を前記昇降ブ
リッジの両側縁部の適所に接続し、かつ、他端を第2支
柱の適所に固定したスプリングと、からなる構成であっ
てもよい。
【0011】スプリングを介装し、前記上段車搭載パレ
ットの所定位置の両側縁部から突出可能な第2電磁石と
連結した第2係止棒と、この第2係止棒が挿通可能な前
記第2支柱に配設した複数の挿通穴と、前記第2電磁石
に前記電動機と連動するリレーを介し、電源を供給する
前記駆動用ワイヤーロープに一端を接続して、他端を固
定したスプリングの変位に連動する一対のワイヤー切れ
検出スイッチと、を取り付けたものであってもよい。
【0012】車搭載パレットの所定位置に凹部を配設
し、この凹部の前部にスプリングを介装し回転可能に取
り付けた第1車止板と、この第1車止板と連結して第2
ガイドレールに沿ってスライド自在な第2車止板と、ス
プリングを介装し前記第2車止板のスライド面上に突出
可能な第3電磁石と連結した第3係止棒と、前記第3電
磁石に電源を供給する前記スライド面上に配設した第2
リミットスイッチと、からなる車ロック装置を取り付け
たものであってもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかる実施形態を
図1ないし図7の添付図面に従って説明する。本実施形
態にかかる立体駐車装置は、図1に示すように、自動車
後輪18aの前方付近に位置し、かつ、地下駐車ピット
10の両側縁部に第1支柱11を立設してある。この第
1支柱11の所定高さの位置に設けた回転軸15aおよ
びベアリング16aを介し、上段車搭載パレット12が
回動可能に取り付けてある。前記回転軸15aの下方に
は、前記地下駐車ピット10の側面に取り付けたベアリ
ング16bおよび回転軸15bを介し、下段車搭載パレ
ット13が回転可能に取り付けてある。この下段車搭載
パレット13の前方先端側には、回転軸15cを介し、
下段車搭載パレット前部14を回転可能に取り付けてあ
る。そして、前記下段車搭載パレット13の前方両側縁
部は、連結具であるワイヤーロープ17a(奥側は図示
せず。)を介し、さらに、前記下段車搭載パレット前部
14の前方両側縁部は、連結具であるワイヤーロープ1
7b(奥側は図示せず。)を介し、前記上段車搭載パレ
ット12と略平行に吊り下げられている。したがって、
前記下段車搭載パレット前部14は、前記回転軸15c
を回動支点として上下に回動可能である。
【0014】そして、前記地下駐車ピット10の前方先
端付近の両側縁部に第2支柱20a、20bを立設して
ある。この第2支柱20a、20bの上部を連結した梁
21の上面に、ベアリング16cを介し、シャフト22
を取り付けてある。このシャフト22の両側には、表面
にガイド用蝶旋溝(図示せず。)を形成した巻胴23を
取り付けてあるとともに、その片側端部に自動ロック機
構を備えた電動機24を連結してある。前記上段車搭載
パレット12の前方先端付近の両側縁部には、駆動用ワ
イヤーロープ25の一端を接続し、その他端を前記巻胴
23に接続してある。このため、前記電動機24の駆動
により、前記上段車搭載パレット12と、前記下段車搭
載パレット13および前記下段車搭載パレット前部14
と、を略平行状態で同時に回動できる。なお、前記駆動
手段は、前記電動機24と前記駆動用ワイヤーロープ2
5との組み合わせに限らず、油圧ポンプに連動した油圧
ジャッキ、または、電動機に直結したチエーンでもよ
い。
【0015】そして、図1ないし図4、図7に示すよう
に、前記上段車搭載パレット12の前方先端には、回転
軸15dを介し、回動可能な昇降ブリッジ30を取り付
けてある。この昇降ブリッジ30の所定位置の両側縁部
には、所定長さのアングル31aを取り付けてある。こ
のアングル31aの先端には所定の長さに調整した一対
のワイヤーロープ32aの一端を固定してあり、その他
端には適当な重量の第1重り34aと第2重り34bと
をそれぞれ吊り下げてある(図5)。前記ワイヤーロー
プ32a,32aは、図2に示すように、前記上段車搭
載パレット12の前方付近の両側縁部に取り付けた所定
長さのアングル31bの先端に配設した滑車33aと、
前記第2支柱20a、20bの下部に配設した滑車33
bと、前記第2支柱20a、20bの上部に配設した滑
車33cと、にそれぞれ順次架け渡したものである。
【0016】図5に示すように、この第1重り34a、
第2重り34bの両側には、スライド可能なようにガイ
ドレール35がそれぞれ取り付けられている。さらに、
前記第1係止棒42と前記第1重り34aの上端との間
に所定の間隔を確保して前記第1重り34aを支持でき
る位置と、前記第2重り34bを支持できる前記第2支
柱20bの適正な高さの位置とに、それぞれ重り支持板
36が取り付けられている。なお、図1、図2に示すよ
うに、前記昇降ブリッジ30を前記第2支柱20a、2
0bと略平行な位置まで巻き上げるため、前記アングル
31a、前記アングル31bの長さと、取り付け位置
と、前記ワイヤーロープ32aの長さと、が適正に調整
されている。
【0017】そして、図2ないし図5に示すように、前
記第2支柱20aには、前記第1重り34aの上端から
適正な距離を確保した位置に挿通穴40を配設してある
(図4)。この挿通穴40には前記第1係止棒42を挿
通し、かつ、スプリング41aを介して付勢してある。
さらに、前記第1係止棒42の前端は第1電磁石43に
連結され、前記挿通穴40から突出可能となっている。
そして、前記第1電磁石43には、第1リミットスイッ
チ48を介して電源が供給されている。また、図5に示
すように、前記第2支柱20bは、第2支柱20aと同
様、前記第2重り34bを吊り下げているが、前記第1
係止棒42は取り付けていない。そのため、前記第1重
り34aに比べ、前記第2重り34bを重くしてあり、
前記昇降ブリッジ30の巻き上げ時における左右両側の
平衡をとっている。
【0018】図2に示すように、前記昇降ブリッジ30
両側縁部の先端付近に、アングル44を介してガイドロ
ーラー45を取り付けてある。そして、駐車停止時の前
記ガイドローラー45は、前記第2支柱20a、20b
に沿って平行に設けた第1ガイドレール46に係止して
いる。すなわち、前記ガイドローラー45は所定距離以
上だけ上昇すると、前記第2支柱20a、20bにそれ
ぞれ設けた前記第1ガイドレール46に沿って上昇する
ためである。なお、図1では、複数の構成要素のうち、
奥側に位置する構成要素およびリミットスイッチを図示
していない。
【0019】図5に示すように、前記上段車搭載パレッ
ト12の前方両側縁部に、挿通穴50aを配設したコの
字枠51を取り付けてある。前記挿通穴50aに、スプ
リング52aを貫通し、かつ、付勢された第2係止棒5
3が挿通されている。この第2係止棒53の一端は、前
記第2支柱20a、20bの側面にそれぞれ配設した複
数の挿通穴50bに挿通可能である一方、その他端はワ
イヤーロープ54の一端に接続されている。そして、前
記ワイヤーロープ54の他端は、滑車55を介して第2
電磁石57に接続されている。なお、前記挿通穴50b
はこれに限らず、前記第2係止棒53が係止可能な前記
第2支柱20a、20bの側面に配設した複数の係止片
56であってもよい。また、前記上段車搭載パレット1
2との接続点近傍の前記駆動用ワイヤーロープ25の一
端にはスプリング52bで張力が加えてある。このた
め、スプリング52bのバネ変位に連動するアーム59
が、一対のワイヤーロープ切れ検出スイッチ58をオ
ン、オフする構造となっている。
【0020】図6は、車ロック装置61の構造で、説明
の便宜上、前記上段車搭載パレット12と、前記下段車
搭載パレット13と、前記下段車搭載パレット前部14
と、を総称して車搭載パレット19とする。前記車搭載
パレット19の前記回転軸15a、15bの後方に位置
する凹部60に車ロック装置61を配設している。前記
凹部60の前方縁部には、スプリング62aを介装した
回転軸63を介し、第1車止板64を回転可能に取り付
けてある。この第1車止板64に一端を連結したワイヤ
ーロープ65が、その他端を第2車止板66に固定され
ている。この第2車止板66は、その底部に複数のガイ
ドローラ67を取り付け、前記凹部60に取り付けた第
2ガイドレール68に沿って前後にスライド可能であ
る。さらに、前記凹部60の後方縁部69には、スプリ
ング62bを取り付けてある。
【0021】前記第2車止板66のスライド面上の所定
位置には、第3電磁石70に連結し、先端にローラー7
1を取り付け、スプリング62cを介装して上方に付勢
された突出可能な第3係止棒72が取り付けられてい
る。したがって、前記第3係止棒72が突出することに
より、前記第2車止板66がロックされる。そして、前
記第3電磁石70には、駐車中の自動車の運転席から操
作可能な適所に配設したスイッチ(図示せず。)と、前
記スライド面上に配設した第2リミットスイッチ73と
を介し、電源が供給されている。なお、図6(a)は動
作前であり、図6(b)は動作後の状態を示している。
【0022】次に、前述の構成を有する立体駐車装置の
停止時の状態について説明する。図1は、車搭載パレッ
ト19が自動車を収納して停止している状態である。そ
して、上段車搭載パレット12から下段車搭載パレット
13および下段車搭載パレット前部14が、ワイヤーロ
ープ17a、17bによって略水平な状態で吊り下げら
れている。下段車搭載パレット13と下段車搭載パレッ
ト前部14とは、地下駐車ピット10内に収納されてい
る。このとき、図5に示すように、上段車搭載パレット
12は、第2支柱20a、20bの挿通穴50bに挿通
した第2係止棒53と、電動機24のロック装置とで、
二重にロックされている。
【0023】そして、図2に示すように、昇降ブリッジ
30は、第1重り34a、第2重り34bに固定したワ
イヤーロープ32aにより、ガイドローラー45が第2
支柱20a、20bに当接する位置まで引き起こされて
いる。さらに、前記ガイドローラー45はガイドレール
46に係止し、前記昇降ブリッジ32aの誤動作を防止
している。このとき、第1重り34aは、スプリング4
1aの押圧力で押し出された第1係止棒42でロックさ
れている。図5に示すように、第2重り34bに対して
前記第1係止棒42は取り付けられておらず、第1重り
34a、第2重り34bはいずれも重り支持板36上に
ある。なお、第2重り34bはロックされていないが、
適正な重量に調整されている。このため、図3に示すよ
うに、昇降ブリッジ30の巻き上げスタート時に大きな
トルクを必要とするときでも、昇降ブリッジ30は、昇
降ブリッジ30の両側縁部に作用する第2重り34bの
自重と、ロックされた第1重り34aとのトルクの作用
により、円滑に巻き上げられる。
【0024】図6(b)に示すように、車ロック装置6
1の第1車止板64は、第2車止板66の最後部への移
動に連動して車搭載パレット19と略直角状態まで回転
し、引き起こされて停止している。第2車止板66は凹
部60の最後部である後方縁部69まで移動し、スプリ
ング62cの押圧力で付勢された第3係止棒72によっ
てロックされる。このため、駐車中の自動車後輪18は
第1車止板64と第2車止板66とに挟まれ、ロック状
態となっている。
【0025】次に、車搭載パレット19から出車するた
めの出車準備までの動作について説明する。上段車搭載
パレット12の自動車を出車するときは、電動機24を
下降方向にオンすると、電動機に連動するリレー(図示
せず。)とワイヤーロープ切れ検出スイッチ58とを介
し、第2電磁石57がオンする。そして、図5に示すよ
うに、第2係止棒53がワイヤーロープ54を介して第
2電磁石57に吸引され、上段車搭載パレット12のロ
ックが解除される。このため、電動機24が下降方向に
回転を始め、上段車搭載パレット12と下段車搭載パレ
ット13と下段車搭載パレット前部14とが同時に略平
行に下降する。そして、図3に示すように、上段車搭載
パレット12の下降に伴い、第1重り34aは、第1係
止棒42の突出によりロックされている。このため、ワ
イヤーロープ32aに余長を生じるので、昇降ブリッジ
30は自重により下方向へ回転を始める。
【0026】下段車搭載パレット前部14の先端が地下
駐車ピット10の底部に当接すると、ワイヤーロープ1
7bは緩み、下段車搭載パレット前部14は、回転軸1
5cを介して上方向に回転する。さらに、下降して昇降
ブリッジ30の先端が接地すると、下段車搭載パレット
13が最下位置に達する。このため、下段車搭載パレッ
ト前部14は、地下駐車ピット10の底面と略水平な状
態まで回転する。このとき、上段車搭載パレット12が
最下位置のリミットスイッチ(図示せず。)に当接して
電動機24がオフし、第2電磁石57もオフされる。こ
のため、第2係止棒53がスプリング52aのバネ力よ
って挿通穴50bに挿入され、上段車搭載パレット12
がロックされ、図3に示すように、出車準備が完了す
る。なお、前述の出車準備が完了した状態では、上段車
搭載パレット12と下段車搭載パレット前部分14との
間隔は他の部分に比べて低くなる。しかし、本実施形態
では、下段車搭載パレット14に駐車できる自動車を前
部ボンネットの低い乗用自動車に限定しているため、ボ
ンネットを破損することなく、地下駐車ピット10の深
さを軽減できる。
【0027】一方、下段車搭載パレット13の自動車を
出車するときは、電動機24を上昇方向にオンすると、
前述と同様、上段車搭載パレット12のロックが解除さ
れ、同時に電動機24も上昇方向に回転を始め、上段車
搭載パレット12と下段車搭載パレット13と下段車搭
載パレット前部14とが同時に略平行に回転し始める。
これと同時に、アーム47が第1リミットスイッチ48
に当接し、第1電磁石43がオンして第1係止棒42が
吸引され、第1重り34aのロックが解除される。この
ため、第1重り34a、第2重り34bは、第1ガイド
レール35に沿ってワイヤーロープ32aによって同時
に引き上げられる。また、昇降ブリッジ30も第1重り
34a、第2重り34bの自重により、ガイドローラー
45が第2支柱20a、20bに接した状態で上昇し、
その後、ガイドローラー45が第1ガイドレール46に
沿って上昇する。このため、仮にワイヤーロープ32a
が切断し、または、第1重り34a、第2重り34bが
軽量すぎても、昇降ブリッジが回動することがなく、安
全である。
【0028】そして、下段車載パレット前部14の前方
先端が地面と同レベルに達すると、上段車載パレット1
2が最上位置リミットスイッチ(図示せず。)に当接す
る。このため、前述と同様、電動機24が停止し、上段
車搭載パレット12が第2係止棒53によってロックさ
れる。さらに、第1電磁石43のオフにより、第1係止
棒42はスプリング41aの押圧力によって第1重り3
4aの裏面に接した状態で停止し、次の動作に待機する
ので、図4に示すように、下段車載パレット13の出車
の準備が完了する。なお、図2に示す駐車状態では、タ
イムラグを確保すべく、第1係止棒42と第1重り34
aの上端との間に所定の間隔を確保できる位置に重り支
持板36を取付けてある。このため、第1重り34aの
上端が第1係止棒42に当接する前に、第1リミットス
イッチ48をオンできる。この結果、第1係止棒42を
は、第1重り34aの上端に係止する前に、円滑に出し
入れできる。
【0029】次に、入車または出車完了後、駐車状態に
復帰するまでの操作及び動作について説明する。上段車
搭載パレット12の入車または出車が完了したときは、
電動機24を上昇方向にオンすると、前述と同様、上段
車搭載パレット12のロックが解除される。そして、前
記上段車搭載パレット12の出車時とは逆順動作とな
る。すなわち、上段車搭載パレット12の上昇に伴い、
昇降ブリッジ30は、第2重り34bの自重と、第1係
止棒42に対する第1重り34aの係止作用とにより、
ワイヤーロープ32aによって引き起こされる。なお、
このとき、昇降ブリッジ30は、巻き上げられるに伴
い、巻き上げに要するトルクは次第に小さくなる。この
ため、例えば、昇降ブリッジ30が約70度程度まで引
き起こされると、第1重り34aおよび第2重り34b
の重量により、駐車状態まで一気に回転しようとする。
しかし、重り支持板36に第1重り34aおよび第2重
り34bが係止して支持される。このため、昇降ブリッ
ジ30の起き上がりはワイヤロープ25の巻き上げ力に
のみに基づく車搭載パレットの動作に連動して駐車状態
まで徐々に回動し、支柱20a,20bに衝突すること
がない。また、下段車搭載パレット13の上昇に伴っ
て、下段車搭載パレット前部14は、下段車搭載パレッ
ト13と面一となり、その後、上段車搭載パレット12
と、下段車搭載パレット13および下段車搭載パレット
前部14とは略平行状態で上昇する。そして、昇降ブリ
ッジ30のガイドローラー45が第2支柱20a、20
bに当接すると、中位置リミットスイッチ(図示をせ
ず。)に上段車搭載パレット12が当接し、電動機24
がオフとなり、図1および図2に示すように、駐車が完
了する。なお、昇降ブリッジ30のガイドローラー45
が第2支柱20a、20bに当接する位置まで引き起こ
されて停止するように、ワイヤーロープ32aの長さ
と、アングル31aおよびアングル31bの長さと、取
り付け位置とは適正に調整されている。
【0030】そして、下段車搭載パレット13の入車ま
たは出車が完了したときに、電動機24を下降方向にオ
ンすると、前述と同様、上段車搭載パレット12のロッ
クが解除される。そして、前記下段車搭載パレット13
の出車時とは逆順動作となり、上段車搭載パレット12
と、下段車搭載パレット13および下段車搭載パレット
前部14とは略平行状態で降下する。さらに、昇降ブリ
ッジ30のガイドローラー45が第1ガイドレール4
6,46に沿って降下し、第1重り34a,第2重り3
4bも降下する。そして、第1重り34aの上端が第1
係止棒42の地点を通過すると、第1係止棒42がスプ
リング41aの押圧力で突出し、第1重り34aをロッ
クする。その後、第1重り34a、第2重り34bが重
り支持板36上に接すると、上段車搭載パレット12が
中位置リミットスイッチ(図示せず)に当接して電動機
24がオフとなり、また、上段車搭載パレット12がロ
ックされ、図1および図2に示すように駐車が完了す
る。
【0031】次に、出車、入車するときの操作、およ
び、その時の車ロック装置61の動作について、図6に
基づいて説明する。図6(a)は動作前であり、図6
(b)は動作後を示す。駐車停止時の車ロック装置61
は、前述したように、第1車止板64と第2車止板66
とにより、自動車後輪18aをロックしている。運転人
が乗車して第3電磁石70をオンすると、第2リミット
スイッチ73を介して第3係止棒72が吸引され、第2
車止板66のロックが解除される。そして、自動車後輪
18aの前方への移動に伴い、スプリング62aの巻き
戻力とスプリング62bの押圧力とによって第2車止板
66は、第2ガイドレール68に添って前方にスライド
する。さらに、第2車止板66が第2リミットスイッチ
73に当接すると、第3電磁石70がオフして第3係止
棒72がスプリング62cの押圧力により突出し、ロー
ラー71が第2車止板66の床面に当接するする。この
ため、第1車止板64は車搭載パレット19の床面に接
する位置まで回転し、図5(a)のように、出車が可能
となる。そして、出車が完了して車搭載パレット19を
駐車状態に戻すため、電動機24をオンすると、前記駐
車状態に復帰して車ロック装置61は次の入車に待機す
る。
【0032】入車するときは、電動機24をオンして、
図3または図4に示すように、上段車搭載パレット12
の昇降ブリッジ30の先端、または、下段車搭載パレッ
ト前部14の先端が地面に達する状態にする。駐車前の
駐車ロック装置61は、図6(a)に示すように、第2
車止板66は第2ガイドレール68の最前部で停止し、
第1車止板64は車搭載パレット19の床面と水平をな
し、第3係止棒72のローラー71は第2車止板66の
底面に当接している。
【0033】駐車の際、自動車後輪18aが第1車止板
64を乗り超え、第2車止板66に達すると、自動車後
輪18aの移動に従って第2車止板66も後方にスライ
ドする。このため、ワイヤーロープ65で連結された第
1車止板64が、スプリング62aに蓄勢して引き起こ
されるとともに、スプリング62cで付勢されていた第
3係止棒72が突出し、第2車止板66がロックされ
る。そして、自動車後輪18aは、第1車止板64と第
2車止板66との間でロックされる。さらに、第2車止
板66はスプリング62bを押圧し、凹部60の後方縁
部69に接触して停止し、自動車後輪18aのロックを
完了する。その後、電動機24をオンすると、前述の駐
車状態に車載台パレット19を復帰させて駐車作業が完
了する。
【0034】図7は、第1実施形態とほぼ同じである
が、第2実施形態を示したものである。すなわち、前記
昇降ブリッジ30の所定位置の両側縁部には、所定長さ
の前記アングル31aが取り付けてある。このアングル
31aの先端には、所定長さに調整した一対の前記ワイ
ヤーロープ32aの一端を固定してあり、その他端には
適正な重量の第3重り34cをそれぞれ吊り下げてあ
る。前記ワイヤーロープ32a,32aは、図7(b)
に示すように、前記上段車搭載パレット12の前方付近
の両側縁部に取り付けた所定長さの前記アングル31b
の先端に配設した前記滑車33aと、前記第2支柱20
a,20bの下部に配設した前記滑車33bと、前記第
2支柱20a,20bの上部に配設した前記滑車33c
と、にそれぞれ順次架け渡したものである。そして、前
記アングル31aの先端にはスプリング41bの一端を
接続してあり、その他端はワイヤーロープ32bを介
し、前記第2支柱20a,20bの適所にそれぞれ固定
されている。前記スプリング41bは、前記昇降ブリッ
ジ30の先端が地面に接する前から伸張するように前記
ワイヤロープ32bの長さを調整してある。そして、前
記昇降ブリッジ30の先端が地面に接した状態では、前
記第3重り34cの下端は前記重り支持板36の上にあ
り、巻き上げトルクは発生していない。一方、前記スプ
リング41bは最大に伸張して最大の巻き上げトルクを
発生し、前記昇降ブリッジ30の巻き上げ初期に必要な
トルクの一部を補足している。このため、前記第1実施
形態にかかる前記第1係止棒42を取り付けなくても、
軽い第3重り34cで前記昇降ブリッジ30を引き起こ
すことができる。
【0035】動作、操作法は前述の説明と同じである。
すなわち、上段車搭載パレット12を駐車状態に戻すた
め、電動機24を上昇方向にオンすると、上段車搭載パ
レット12が上昇し、第3重り34cが重り支持板36
上から離れようとする。このため、第3重り34cの自
重による巻き上げトルクとスプリング41bの張力によ
るトルクとにより、昇降ブリッジ30が巻き上げられ
る。昇降ブリッジ30の上昇に伴い、スプリング41b
は元の形状に復帰する。しかし、昇降ブリッジ30の巻
き上げに必要なトルクも減少していくため、第3重り3
4cは、重り支持板36上にあって安定して巻き上げる
ことができる。第3重り34cの重量のみで巻き上げ可
能となる地点まで上昇すると、スプリング41bの伸び
が0となるように、第3重りの重量と、スプリング41
bの強さと、ワイヤーロープ32bの長さと、を調整し
てある。このため、その後は、第3重り34cの重量の
みによって巻き上げられ、ワイヤロープ32bは緩む。
そして、昇降ブリッジ30のガイドローラー45が第2
支柱20a、20bに当接すると、電動機24は停止し
て駐車作業が完了する。さらに、上段車搭載パレット1
2が駐車状態から上昇するときは、前記第1実施形態と
同様、第3重り34cは自重で昇降ブリッジ30を引き
上げた状態で、上段車搭載パレット12と連動して昇降
する。なお、第3重り34cの重量を増すことによって
も昇降ブリッジ30の巻き上げは可能であり、必ずしも
スプリング41bを取り付けなくなくてもよい。しか
し、この場合、駐車停止状態から上昇するときに、重い
第3重り34cを引き上げるため、多くの動力を必要と
する。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にかかる請求1に記載の立体駐車装置によれば、上段,
下段車搭載パレットの回動支点が自動車の前輪と後輪と
の間に位置している。このため、上段,下段車搭載パレ
ットが回動する場合には、その荷重の一部を回動支点が
受ける。このため、上段,下段車搭載パレットにそれぞ
れ自動車が搭載された場合であっても、自動車1台相当
の重量を搭載したときの電動機容量で足り、個人住宅で
も設置が可能となる。また、上段,下段車搭載パレット
を回動させて駐車および出車できる。このため、従来の
駐車装置の垂直な移動距離に比し、車搭載パレットの変
位量が少なくなり、駐車および出車に要する時間を短縮
できる。
【0037】請求項2によれば、下段車搭載パレットの
前方部が回動可能に連結されているので、車搭載パレッ
トを前方に傾けたときに前記前方部の先端部が駐車ピッ
トの底面に当接して折れ曲がる。このため、駐車ピット
が浅くても、前記車搭載パレットを大きく傾斜できるの
で、結果的に地下駐車ピットを浅くでき、施工が容易に
なる。
【0038】請求項3によれば、上段車搭載パレットが
前方に傾斜するように回動すれば、ワイヤーロープを緩
めることになり、昇降ブリッジが自動的に回動して前記
上段車搭載パレットを地面に橋渡しする。
【0039】請求項4によれば、駐車時に自動車の後輪
が第1車止板を乗り越えて第2車止板を押圧すると、第
2車止板がスライドして後退する。このため、上方に付
勢されている係止棒が突出し、第2車止板に係止可能と
なる。この結果、前記係止棒を元の位置に復帰させない
限り、自動車が出車しようとしても、前記第2車止板が
前記係止棒に係止するので、第2車止板が元の位置に復
帰できない。したがって、第2車止板に連結された第1
車止板が回動できず、後輪をロックするので、自動車が
誤って滑り出すことがなく、安全である。
【0040】請求項5の立体駐車装置によれば、ワイヤ
ーロープにより上下に連結された上段車搭載パレットと
下段車搭載パレットと、の回転軸の支持位置が自動車の
後輪より前方にあるため、上昇時の自動車の後輪の荷重
は、電動機の所要トルクを減ずるトルクとなる。そのた
め、車搭載パレットに2台の自動車が駐車している場合
でも、その2台の自動車の前輪相当荷重を上昇できる所
要トルクがあれば十分で、大略1台相当の自動車を上昇
駆動ができる電動機容量で足り、単相電源しか有しない
個人住宅でも設置が可能となる。また、駆動装置とし、
駆動用ワイヤーロープを巻胴に巻き取るため、油圧装置
やチーエンも不要となり、騒音も少なく構造も簡単にで
きる。また、自動車を駐車後、手動スイッチのオンによ
り車搭載パレットが、地面と略水平状態に復しているた
め、出車するときの車搭載パレットの移動距離は、従来
の駐車装置の垂直な移動距離に比べ約半分となり、出車
に要する時間が半滅できる。また、出車、入車時に車搭
載パレットを傾斜させ、さらに、下段車搭載パレット前
部を連結具で吊り下げ回転自在にすることにより、地下
駐車ピットの深さを低減できる。さらに、第1係止棒で
第1重りをロックして昇降ブリッジを昇降するため、軽
い第1重りと第2重りとで昇降可能で、駐車停止時から
上昇するときの電動機負荷が軽滅できる。
【0041】請求項6によれば、第3重りとスプリング
の張力により昇降ブリッジを昇降するため、第1係止棒
が不要となり構造が簡単で、少ない部品点数で可能とな
る。
【0042】請求項7によれば、車搭載パレットの停止
時と駆動用ワイヤーロープの切断時とに第2係止棒が第
2支柱の挿通穴を貫通し、車搭載パレットを第2支柱に
ロックするため、停止時の安全が確保でき、また、一対
の第2係止棒で、非常時の駆動用ワイヤーロープ切れに
も対処できる。
【0043】請求項8によれば、車搭載パレットへの駐
車完了と同時に自動車後輪がロックされ、出車するとき
は、その直前に自動車運転台から自動車後輪のロック解
除ができるため、出車等のために乗り降りする運転人の
安全が確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明の実施形態にかかる立体駐車装置の
一部分を切断した斜視図で、上段車搭載パレットは駐車
停止時を示し、下段車搭載パレットは非駐車停止時を示
している。
【図2】 図1に示した立体駐車装置の一部分を切断し
た駐車停止時の正面図である。
【図3】 図1に示した立体駐車装置の一部分を切断し
た上段車搭載パレットへ入車時または出車時の正面図で
ある。
【図4】 図1に示した立体駐車装置の一部分を切断し
た下段車搭載パレットへ入車時または出車時の正面図で
ある。
【図5】 図1に示した立体駐車装置の一部分を切断し
た部分斜視図である。
【図6】 図1に示した要部拡大斜視図を示し、図
(a)は動作前の斜視図であり、図(b)は動作後の斜
視図である。
【図7】 本願発明の第2実施形態にかかる立体駐車装
置で、図(a)は立体駐車装置の一部分を切断して、一
部分を示した上段車搭載パレットへ入車時または出車時
の正面図であり、図(b)は、図(a)の要部拡大斜視
図を示す。
【符号の説明】
10…地下駐車ピット、11…第1支柱、12…上段車
搭載パレット、13…下段車搭載パレット、14…下段
車搭載パレット前部、15a、15b、15c、15d
…回転軸、16a、16b、16c…ベアリング、17
a、17b…ワイヤーロープ、18a…自動車後輪、1
8b…自動車前輪、19…車搭載パレット、20a、2
0b…第2支柱、21…梁、22…シャフト、23…巻
胴、24…電動機、25…駆動用ワイヤーロープ、30
…昇降ブリッジ、31a、31b…アングル、32a、
32b…ワイヤーロープ、33a、33b、33c…滑
車、34a…第1重り、34b…第2重り、34c…第
3重り、35…ガイドレール、36…重り支持板、40
…挿通穴、41a、41b…スプリング、42…第1係
止棒、43…第1電磁石、44…アングル、45…ガイ
ドローラー、46…第1ガイドレール、47…アーム、
48…第1リミットスイッチ、50a、50b…挿通
穴、51…コの字枠、52a、52b…スプリング、5
3…第2係止棒54…ワイヤーロープ、55…滑車、5
6…係止片、57…第2電磁石、58…ワイヤーロープ
切れ検出スイッチ、59…アーム、60…凹部、61…
車ロック装置、62a、62b、62c…スプリング、
63…回転軸、64…第1車止板、65…ワイヤーロー
プ、66…第2車止板、67…ガイドローラー、68…
第2ガイドレール、69…凹部後端、70…第3電磁
石、71…ローラー、72…第3係止棒、73…第2リ
ミットスイッチ。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車搭載可能な平面形状を有し、地下
    駐車ピット内に収納され、搭載した前記自動車の前輪と
    後輪との間に位置する側端面に配置した回動支点を中心
    として回動可能に支持された下段車搭載パレットと、 自動車搭載可能な平面形状を有し、前記下段車搭載パレ
    ットの上方に略平行に配置され、前記下段車搭載パレッ
    トの回動支点と略同一垂直面上に配置した回動支点を中
    心として回動可能に支持され、前方先端部を上下動可能
    に支持されるとともに、前記前方先端部と前記回動支点
    との間に配置した吊下体で前記下段車搭載パレットを吊
    り下げた上段車搭載パレットと、 からなることを特徴とする立体駐車装置。
  2. 【請求項2】 下段車搭載パレットの前方部を別体と
    し、かつ、これを前記下段車搭載パレットの後方部に回
    動可能に連結するとともに、前記前方部の前方先端部お
    よび前記後方部の前方先端部を上段車搭載パレットに吊
    下体でそれぞれ吊り下げたことを特徴とする請求項1に
    記載の立体駐車装置。
  3. 【請求項3】 上段車搭載パレットの前方先端部に回動
    可能に連結した昇降ブリッジと、 前記上段車搭載パレットの所定位置に配置した第1滑
    車、常に前記上段車搭載パレットの下方側に位置する所
    定位置に配置された第2滑車、および、常に前記上段車
    搭載パレットの上方側に位置する所定位置に配置された
    第3滑車に、一端部を前記昇降ブリッジに連結し、か
    つ、他端部に重りを吊り下げたワイヤを、順次架け渡し
    た昇降ブリッジ昇降手段と、 を取り付けたことを特徴とする請求項1または2に記載
    の立体駐車装置。
  4. 【請求項4】 車搭載パレットの所定位置に回動可能に
    配置した第1車止板と、 前記車搭載パレットにスライド可能に配置され、かつ、
    スライド移動に伴って前記第1車止板を回動するように
    連結された第2車止板と、 前記第2車止板のスライド面の所定位置から上方に突出
    するように付勢され、 前記第2車止板の復帰を規制できる係止棒と、 からなる車ロック装置を取り付けたことを特徴とする請
    求項1ないし3のいずれか1項に記載の立体駐車装置。
  5. 【請求項5】 地下駐車ピットと、 この地下駐車ピットの後部所定位置の両側縁部に第1支
    柱を併設し、この第1支柱の所定高さに回転可能に取り
    付けた上段車搭載パレットと、 この上段車搭載パレットと所定の間隔で前記第1支柱の
    下方に、回転可能に取り付けけた前部が回転可能な下段
    車搭載パレットと、 前記上段車搭載パレットの両側縁部から前記下段車搭載
    パレットを略平行状態に吊り下げた少なくとも二対の連
    結具と、 前記地下駐車ピットの前部両側縁部に所定の間隔で並設
    した第2支柱と、この第2支柱の上部に電動機と連結
    し、両端に巻胴を取り付け架け渡したシャフトと、一端
    を前記上段車搭載パレットに接続し、他端を前記巻胴に
    接続した一対の駆動用ワイヤーロープと、からなる駆動
    手段と、 前記上段車搭載パレットの先端に、回転可能に取り付け
    た昇降ブリッジと、 この昇降ブリッジの所定位置の両側縁部から、前記上段
    車搭載パレットの所定位置の両側縁部に配設した滑車
    と、前記上段車搭載パレットの下部の適所に配設した滑
    車と、前記第2支柱の適所に配設した滑車と、を介した
    一対のワイヤーロープで吊り下げた第1重りと第2重り
    と、前記昇降ブリッジの両側縁部の適所に取り付けたガ
    イドローラーと、前記第2支柱に沿って配設した第1ガ
    イドレールと、スプリングを介装し前記第1重りの上端
    に突出可能な第1電磁石と連結した第1係止棒と、前記
    第1電磁石に電源を供給する第1リミットスイッチと、
    からなる前記昇降ブリッジの昇降手段と、 からなることを特徴とする立体駐車装置。
  6. 【請求項6】 前記昇降ブリッジの前記昇降手段が、前
    記昇降ブリッジの所定位置の両側縁部から、前記上段車
    搭載パレットの所定位置の両側縁部に配設した滑車と、
    前記第2支柱の下部の適所に配設した滑車と、前記第2
    支柱の上部の適所に配設した滑車と、を介した一対のワ
    イヤーロープで吊り下げた第3重りと、一端を前記昇降
    ブリッジの両側縁部の適所に接続し、かつ、他端を第2
    支柱の適所に固定したスプリングと、からなることを特
    徴とする第5項に記載の立体駐車装置。
  7. 【請求項7】 スプリングを介装し、前記上段車搭載パ
    レットの所定位置の両側縁部から突出可能な第2電磁石
    と連結した第2係止棒と、 この第2係止棒が挿通可能な前記第2支柱に配設した複
    数の挿通穴と、 前記第2電磁石に前記電動機と連動するリレーを介し、
    電源を供給する前記駆動用ワイヤーロープに一端を接続
    して、他端を固定したスプリングの変位に連動する一対
    のワイヤー切れ検出スイッチと、 を取り付けたことを特徴とする請求項5または請求項6
    に記載の立体駐車装置。
  8. 【請求項8】 車搭載パレットの所定位置に凹部を配設
    し、この凹部の前部にスプリングを介装し回転可能に取
    り付けた第1車止板と、 この第1車止板と連結して第2ガイドレールに沿ってス
    ライド自在な第2車止板と、 スプリングを介装し前記第2車止板のスライド面上に突
    出可能な第3電磁石と連結した第3係止棒と、 前記第3電磁石に電源を供給する前記スライド面上に配
    設した第2リミットスイッチと、 からなる車ロック装置を取り付けたことを特徴とする請
    求項5ないし7のいずれか1項に記載の立体駐車装置。
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